2020年2月前半の出来事


*2月15日

@「2019新型肺炎」の日本での感染確定者は37人
 昨日、「2019新型肺炎」の感染が確認されたのは東京、北海道、神奈川、愛知、和歌山、沖縄の6都道県の30代から70代の男女7人と、第3便チャーター便で武漢から帰国し、宿泊施設に滞在していた60代の女性の、合わせて8人となっています。
 厚生労働省によりますと、日本での感染確定例は昨日で、37例となっています。
【コメント】不思議に思うのですが、「何故、成田空港周辺で感染者が出ていないのか」と言う事です。
 もちろん、出て欲しくはありませんが、このまま、過ぎるとも思えません。空港内で働く方々や、周辺地域に住んでいる方々も用心して下さい。

@クルーズ船感染確認者の内、11人が重症
 厚生労働省によりますと、クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」で、「2019新型肺炎」感染が確認された218人の内、11人が重症、とのことです。
 中には集中治療室で治療を受けている人もいる、とのことです。

@和歌山県湯浅町の病院で新たに同僚医師と患者が感染確認
 和歌山県は昨日、13日に感染が確認された湯浅町の病院医師(29例目)の勤務している病院で、感染の有無を確認したところ、同僚の50代男性医師と患者1人が感染していた、と発表しました。これで、この病院での感染は医師2人、患者1人の計3人となりました。県は感染経路の解明と院内感染の可能性も含めて調査を進めています。

@タクシー運転手の参加した新年会参加者の10人が発熱、屋形船の従業員は中国人旅行者と接触
 昨日のNHKニュースによりますと、東京都は昨日、感染が確認されたタクシー運転手が参加した新年会に使われた屋形船の従業員と、タクシーの組合支部の従業員の感染が確認された、と発表しました。
 新年会の参加者は約80人で、この内の10人に発熱などの症状が見られ検査している、とのことです。
 また、屋形船の従業員はこの船を使った湖北省の旅行者と接触していたことが確認されている、とのことです。

@中国の死者が1523人、感染確認者は6万6492人
 今日のNHKニュースによりますと、中国国家保健衛生委員会は現地時間15日午前0時現在の中国全土における「2019新型肺炎」の感染者が2641人増え6万6492人、死者が143人増え1523人になった、と発表しました。

@「M100型機には数百機のコミットメントがある」と三菱航空機会社ベラミー氏
 現地時間13日の「ジャパンタイムズ(英語版)」によりますと、三菱航空機会社のチーフデベロップメントオフィサーであるアレック・スベラミー氏はシンガポールエアショーの会場で、「三菱航空機会社には三菱スペースジェットM100型機に数100機のコミットメントがある。しかし、今はそれらを公表する時期ではない。今はM90型機に集中しなければならない」と述べた、とのことです。
 また、新しい試験機は数週間以内に飛行する見込みであること、この試験機は約960個の修正を行ったが、この中にはB737MAX型機事故後に「昨年、フライトデッキのヒューマンファクターの哲学を完全に再設計しました」とも述べました。
 さらに、将来的にはM90型機の客室もM100型機と同じ仕様にする、とも述べています。
 三菱航空機会社は、始まっているシンガポールエアショーにM100型機の客室モックアップを展示しています。
 下の写真は名古屋で行われた「2012年国際宇宙航空ショー」で撮ったM90型機の客室モックアップです。荷物入れや座席が古いままです。

 

@スカイマークの1月運航実績は欠航率と定時出発遅延率がわずかに悪化
 スカイマークが発表した「1月運航実績」によりますと、欠航率は0.2ポイント悪化の0.3%、定時出発遅延率は0.6ポイント悪化の3.5%となっています。

@フィルムメーカーが米国への生フィルム持ち込みに注意喚起
 カメラ用のフィルムメーカーである富士フィルムとコダックは13日、「米国の航空安全審査に使用されるCTスキャン方式の検査機に生のフィルムを通した場合、感光してしまう場合がある」との告知を行っています。
 そこで、フィルムは機内持ち込み手荷物として目視の保安検査を受けるように、とのことです。透明なビニール袋に入れて、別に提出し専門官に検査してもらうように、とのことです。
 なお、「写るんです」や「チェキフィルム」も同様な措置が必要、とのことです。

@ユナイテッド航空がB737MAX型機の運航停止を9月4日まで延長
 現地時間15日の「Flight Global(英文)」によりますと、ユナイテッド航空は14日、B737MAX型機の運航停止を9月4日まで延期する、と発表しました。
 夏の繁忙期に、乗客の皆さんに無用な混乱をもたらさないため、としています。


*2月14日

@2019年の成田空港覚せい剤摘発が過去最高に
 今日の毎日新聞によりますと、成田空港で昨年摘発された覚せい剤が件数と押収量とも過去最高になりました。
 一昨年に比べて件数は3.2倍の144件、摘発量は6.5倍の393Kgとなっています。

@京成電鉄成田空港第2ビル駅本線出口の二重改札を16日に解消
 京成電鉄は昨日、成田空港第2ビル駅の京成本線の二重出口改札を16日から解消する、と発表しました。
 写真の右側が昨年9月時点の改札口改良工事現場です。

 

@「Spring Japan」が航空科学博物館の体育館に訓練施設を2月下旬から開設
 昨日の「Traicy」によりますと、「Spring Japan」は2月下旬から、成田空港A滑走路の南端付近にある航空科学博物館の体育館に、モックアップの訓練施設を開設します。
 使用しているB737型機と同じ、退役した胴体を沖縄で加工したものです。訓練が行われていない時には来館者が見学することも可能、とのことです。

@ジェットスター・J が成田=香港線を23日から3月28日まで運休に
 ジェットスター・Jは、1日1往復している成田=香港線を23日から3月28日まで運休する、と発表しました。

@「2019新型肺炎」感染者が日本で初めて死亡
 厚生労働省は昨日、神奈川県在住の80才代の女性が「2019新型肺炎」のために死亡した、と発表しました。
 女性には中国などへの渡航歴はありません。先月22日に倦怠感あり、医療機関を受診しましたが、その後、病状が悪化して、今月1日に別の医療機関に入院しました。しかし、容体は改善せず、昨日死亡したものです。
 死亡後、新型肺炎コロナウイルスに感染していたことが分かりました。国内での「2019新型肺炎」による死亡者は初めてとなります。
 この女性は昨日、感染が確認されたタクシー運転手(下の記事)の義母です。

@東京のタクシー運転手が「2019新型肺炎」に感染、感染経路は不明
 昨日、東京在住の70才代の男性タクシー運転手が「2019新型肺炎」に感染していることが分かりました。この運転手によると、発祥の前14日間には羽田空港にも行っておらず、外国人のお客を乗せたことはない、とのことです。この運転手の義母(上の記事)が死亡した80才代女性になります。
【コメント】いよいよ、出てきましたね。この運転手も義母も感染するはずがないと言う事になります。「どこで感染したかが分からない」と言う事は、無差別の感染を意味します。気をつけようがありません。

@千葉県の20才代の男性も感染、日本での感染者は251人に
 厚生労働省は昨日夜、千葉県内在住の20才代男性が「2019新型肺炎」に感染していた、と発表しました。2日から発熱があり、県内の医療機関に入院しましたが、症状が改善せず。検査の結果、感染が判明したものです。感染経路は分かっていません。千葉県内では7人目となります。
 この他に、和歌山県の50才代男性医師の感染も確認され、国内での感染確認者はクルーズ船内の218人、検疫官1人、チャーター便帰国者の12人、それ以外の20人となり、合計で251人となりました。

@第2次チャーター便の199人が全員陰性で帰宅
 第2次帰国チャーター便で帰国し、埼玉県の国の施設で経過観察されていた199人が全員検査で陰性だったことから、今日午前帰宅しました。

@中国での感染者は6万人を越え、死者は1685人
 中国国家保健衛生委員会が現地時間14日午前0時に発表した所によりますと、中国全土で感染者数は6万2851人、重症者は1685人、死者は1380人となりました。
 中国政府は最も深刻な湖北省に2万人以上の医療スタッフを派遣する措置をとっています。

@米国の4大航空会社が中国路線を4月下旬まで運休へ
 昨日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、ユナイテッド航空は現地時間12日、現在実施している米国からの中国路線運休を4月下旬まで延長する、と発表しました。
 これで、米国の大手航空会社4社がそろって、4月下旬までの運休を発表したことになります。

@中労委がエミレーツ航空に社員3人の解雇取り消しと裁判期間の給与支払いを命令
 昨日の共同通信によりますと、中央労働委員会は13日までに、エミレーツ航空に対し国内社員3人の解雇を取り消し、復職させるようにとの、救済命令を出しました。
 3人は2013年1月に労働組合を結成し、解雇され大阪労働委員会に救済を申し立て、同労働委員会は解雇を取り消し、復職までの賃金相当額を支払うよう命令しました。
 しかし、エミレーツ側はこれを不服として再審査を申し立てていたものです。


*2月13日

@「2020年4000万人の達成は難しい、観光立国の軌道修正の潮時」
 今日の日本経済新聞(電子版)の「『観光立国』の潮時 軌道修正迫る新型肺炎」によりますと、
 「2019新型肺炎」騒ぎが起こっている前から、観光業界では、ここに来て観光立国の政府方針が破綻を見せ始めて、「2020年に訪日観光客4000万人」達成は難しい、と言われている、とのことです。
 その原因は近隣国からの観光客に頼り切っていることにある、としています。これにより、今回のようなイベントリスクが起こると壊滅的な打撃を受けることになります。
 もっと、欧米や太平洋地域の観光客を重視して、体験型で長期滞在を重視する観光政策に転換する必要がある、としています。
【コメント】このページでも、過度に大きな観光客誘致には限界があり、政府の政策に過大な“希望的予測”に基づいた思い込みがある、と何回も指摘してきました。
 「訪日観光客を6000万人に」するために、周辺住民の生活を犠牲にした「首都圏空港機能強化計画」もこの一つではないでしょうか。
 ここで、立ち止まって、この計画も考え直す事が必要と思います。

@「2019新型肺炎」による影響はSARSと同レベルになる
 11日のYAHOO!ニュースによりますと、航空関係者は今回の「2019新型肺炎」による欠航などで、世界の航空会社が受ける打撃は2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)による打撃と同じレベルに達する、と予測しています。
 SARSはアジア太平洋地域の航空会社の年間売上げを8%減とし、約60億ドルの損失をもたらした、とのことです。
 しかし、一部には「2019新型肺炎」の感染が終息すれば、SARSの時と同じように、航空需要は急回復する、と予測している、とのことです。

@クルーズ船内の感染確認者が44人増えて218人に
 クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」の船員と乗客の新型肺炎コロナウイルス検査を実施した221人の内、新たに44人が感染していることが判明しました。これで、船内の感染者は合計218人となりました。

@勝浦のホテルに滞在していた第1次帰国者が全員帰宅の途に
 厚生労働省は昨日、第1チャーター便で帰国し、ホテル滞在していた197人の「2019新型肺炎」検査で、全員が陰性であった、と発表しました。
 この内、約30人は昨夜帰宅しました。勝浦のホテルに滞在していた残りの176人が今日午前中にホテルを離れ帰宅の途につきました。

@湖北省の死者数が1355人、患者数は4万8206人に、基準を変える
 今日のNHKニュースによりますと、中国湖北省保健当局は今日から、画像診断で肺炎の特徴が見られた人(臨床診断)も全て、「2019新型肺炎」の患者として発表することになりました。
 これにより、今日の死者の数は242人増の1355人となりました。増加分の242人の内、135人は「臨床診断」に基づく患者とのことです。また、新たな感染確認者は1508人、「臨床診断」に基づく新たな患者は1万3332人増え、総合計は4万8206人となった、とのことです。
 なお、湖北省の最高責任者が更迭され、代わりに上海市長が最高責任者となった、とのことです。

@「ZIPAIR Tokyo」社長「毎年2機ずつ増やして2024年に10機体制とする」
 現地時間11日の「Flight Global(英文)」によりますと、「ZIPAIR Tokyo」の西田社長はシンガポール航空ショーの会場で、「私達はLCCとフルサービスの中間を目指しているが、乗客に疲れを感じて欲しくない。客室の仕様は親会社の日本航空のそれよりも座席数を増やしているが、モニターを廃止し、座席に合成皮革を採用するなどで、機体重量を500Kg減少させた。今後、毎年2機ずつ機体を増やし、2024年に10機とする計画に変更はない。現在、3機目以降のパイロットを募集している」と述べました。
 写真は成田空港を走行する「ZIPAIR Tokyo」1号機です。

 


*2月12日

@羽田空港新飛行ルートは「ジェットコースターで谷底に落ちるよう」と杉江氏
 10日の毎日新聞(有料記事のため、全文は読めませんが)によりますと、元日本航空の機長で航空評論家の杉江弘氏よりますと、3月末から実施するとされている羽田空港新都心飛行ルートは「世界一難しい空港となる」とのことです。
 杉江さんは「私は住民支援のため説明しているだけではない。きちんとした議論もない現状では東京の空、いわば日本の空の安全が脅かされてしまう。
 世界の大都市空港では安全・騒音対策上、主に長距離国際線を郊外の新空港で運用している。私は市街地に戻した事例をほかに知らない。
 これで羽田は世界一着陸が難しい空港になるでしょう。航空機の安全問題を専門とする私にとっても重大な事態なのです」としています。
 杉江氏が特に問題としているのは着陸角度を「3.0度」から「3.45度」にすることです。「わずか0.45度の違いと思うかもしれないが、コックピットの実感としては、降下時はジェットコースターで谷底に落ちてゆくような感覚で、恐怖しかない。降下角が大きいほど操作が難しくなり、尻もち事故や機体に損傷を与えるハードランディングにつながる恐れがある。」とのことです。

@夏季ダイヤでほとんどなくなる成田空港欧州線
 3月末からの夏季ダイヤでは国際線のかなりが、羽田空港に移転しますが、特に目立つのが欧州線です。欧州直行便は数便しか残らないようです。
 
 アエロフロート・ロシア航空は10日、3月29日から羽田=モスクワ線を開設する、と発表しました。これに伴い、現在1日1往復運航している成田=モスクワ線は運休とします。
  ブリティッシュ・エアウェイズは、現在1日1往復している成田=ロンドン線を3月29日から廃止します。代わりに、現在1日1往復している羽田=ロンドン線を1日2往復に増便します。
【コメント】 NAA が成田空港の強みとしていた「バランスの良いハブ機能」も欧州線や北米線に限っては、文言通りには行きませね。
 「首都圏空港機能計画」の立案者の中心にいた元航空局長の田村社長、さあ、どうする?

@スカイマークの佐山会長が「(成田=パラオ線を)夏には定期便にしたい」
 スカイマークは11日、成田=パラオのチャーター便を11日から3月までに6往復運行する、と発表しました。
 佐山会長は11日の出発式典で「夏をメドに定期便化を目指す」と述べました。
 下記の写真は第1ターミナルのスカイマーク国際線カウンターがある「Bカウンター」です。

 

@成田の中国ツアー向けバス会社が「2月は全く仕事がない」と悲鳴
 今日の赤旗によりますと、中国人ツアー客を引き受けていた成田市内のバス会社が「2019新型肺炎」の影響で、バスの予約が全てキャンセルになり、運転手も自宅待機になっている、とのことです。
 また、中国人が社長のバス会社は日本人運転手を1月末までに全員解雇した、とのことです。
 Aさんは「“爆買い”が起こっていた時期より、バス会社やバスも増え、バス代は高額にならないのが現状。中国から日本に旅行に来たい人は山ほどいる。ダムが決壊するように、中国人客が押し寄せるまで耐えるしかない」と話している、とのことです。

@スカイマークの1月実績は旅客数が9.2%増、搭乗率は2.3%ポイント増
 スカイマークが発表した「1月の搭乗実績」によりますと、全路線の搭乗者数は前年同月比(以下同じ)9.2%増の62万7141人、搭乗率は2.3ポイント増の77.9%となりました。全体に比して微々たるものですが、成田空港路線や、国際線の実績は分かりません。

@中国での死者が1100人を越える
 中国国家保健衛生委員会の発表によりますと、現地時間12日午前0時時点で感染者は前日よりも2015人増えて4万4653人、ただし、治癒や死者などを除くと3万8800人となり、死者は同97人増えて1113人となりました。重症者は8204人となっています。

@クルーズ船での感染者が新たに39人の感染確認、重症者が4名、検疫官も1人感染
 厚生労働省はクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号で新たに39人の「2019新型肺炎」感染者が確認された、と発表しました。これにより、同船内での感染者は174人となり、この内、4人が重症(日本人3人、外国人1人)になっている、とのことです。
 また、同省の検疫官1人も感染していた、とのことです。

@帰国チャーター便の2人が感染確認、帰国当初は陰性
 厚生労働省は第2次帰国チャーター便に乗っていた50代男性と、第1帰国チャーター便に乗っていた50代の男性が「2019新型肺炎」に感染していたと発表しました。
 第2便の男性は帰国時の検査では陰性でしたが、8日に発熱し、再検査の結果、感染が確認されました。
 第1便で帰国した男性はやはり、帰国時の検査では陰性でしたが、7日に発熱し、再検査で感染が確認されました。
 なお、世界保健機関(WHO)が新型肺炎コロナウイルスの名称を「COVID-19」と名付けましたが、本サイトは分かりにくいので「2019新型肺炎」を使う事にします。

@国内の13空港で中国線が全て運休
 10日の共同通信(愛媛新聞)によりますと、10日現在で、中国線が運航されていた全国の空港の内、13空港で航空会社が運休するなどして、中国線が当面ゼロになった、とのことです。

@中国路線が60%減、クルーズ船が13隻ツアー中止に
 赤羽国土交通大臣は10日、新型肺炎の影響で、日本と中国を結ぶ航空便が、1月20日時点比で約60%減となっている事を明らかにしました。
 また、日本に寄港する予定のクルーズ船ツアーが14隻の内13隻がツアーを中止したことも明らかにしました。


*2月9日

都合により、明日と明後日の更新が出来ません。

@盛況な「成田空港温泉 空の湯」
 成田空港のすぐそばで昨年12月18日に開業した「成田空港温泉 空の湯」ですが、少し前の日曜日に成田空港に行ったとき、外から見てきました。
 中々、立派な建物でした。驚いたことに、日曜日の夕方だったことも影響しているのでしょうが、駐車場もほぼ満杯のようで、車がひっきりなしに出入りしていました。見ていると、特に、軽自動車で来る女性が多かったようです。
 後で、地元の人に聞いたところ、はっきりはしませんが、周辺市町の住民には優待制度(期限付きかも知れません)もあるようで、「人気は高い」とのことでした。
 写真は裏側から撮った施設と、空港内を走っていた「空の湯」シャトルバスです。

 
 

@第4次チャーター便で帰国した20代の男性の感染が確認される、日本での感染確認は93人
 昨日の時事通信(YAHOO!ニュース)によりますと、厚生労働省は昨日、7日に第4次チャーター便で帰国した20才代の日本人男性が新型肺炎コロナウイルスに感染していることが分かった、とのことです。
 チャーター便の帰国前や機内検疫では症状がありませんでしたが、帰国後発熱し、検査で陽性となりました。病状は軽い、とのことです。
 これで、日本での感染確認者はチャーター便帰国の10人、クルーズ船の64人を含めて合計93人となりました。

@クルーズ船内の約100人が体調不良を訴える、国は検査する方針
 昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、厚生労働省はクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」の乗客・乗員で体調不良を訴えている人が多数出ていることから、追加の新型肺炎コロナウイルス感染の有無について、検査を行う方針を固めた、とのことです。

@中国での死者が、世界全体の SARS 死者数を越える
 中国国家保健衛生委員会は、現地時間9日午前0時時点の中国における新型肺炎の感染者が3万7198人、死者が811人、重症者が6188人となった、と発表しました。
 これで、2003年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の世界全体の死者数を上回りました。
 しかし、感染者は前日まで、5日連続で3000人以上増えていましたが、8日はこれを下回りました。


*2月8日

@成田空港一部制限区域のマスターキーが行方不明に
 今日の朝日新聞によりますと、昨年12月に成田空港の一般客が入り込めない制限区域の一つで使われていた、この区域の全ての扉が開けられるマスターキーが紛失するトラブルがありました。現在も見つかっていない、とのことです。
 キーを保管する警備会社の事務所で昨年12月13日の昼に確認されてから、15日午前1時頃に確認するまでの約1日半の間になくなっていた、とのことです。
 成田国際空港株式会社(NAA)では紛失が発覚してから、この区域内の全ての鍵を交換しましたが、紛失されたキーが悪用された痕跡はない、とのことです。
【コメント】ミステリーですね。一体誰が、どこに隠したのでしょうか。それにしても、お粗末でした。

@クルーズ船内で新たな感染者3人が確認、合計64人に
 厚生労働省によりますと、クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」での検疫で、発熱などの症状が出ていた6人を検査したところ、3人から新型肺炎コロナウイルス陽性の反応が出ました。これで、同船の感染確認者は64人となりました。

@武漢で入院していた日本人男性が死亡、肺炎だが新コロナウイルスかどうかは不明
 中国の武漢で入院していた60才代の日本人男性が現地時間8日、死亡しました。
 この男性は先月16日頃から発熱などの症状が出て肺炎と診断されました。28日に新型肺炎コロナウイルス感染が疑われましたが、検査結果が出ないまま死亡したものです。
【コメント】武漢の医療チームは奮闘しているようですが、患者数に見合うだけの施設が不足しているようです。
 「今でも、入院できずに自宅で苦しんででいる人が多数いる」との記事を読んだことがあります。経済発展に見合うだけの医療投資がされていないように見えます。
 もっとも、東京で同じ事が起こったら、対応できるかどうかは疑問ですが。

@中国全土の死者が700人を越える
 中国国家保健衛生委員会は現地時間8日午前0時現在の新型肺炎感染確認者が3万4546人、死者が722人になった、と発表しました。

@全日空の昨年12月輸送実績は国際・国内線共に旅客数増えるも利用率は微減
 全日空が6日に発表した「ANAグループ12月輸送実績」によりますと、
 国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)4.9%増の87万2675人、利用率が0.4ポイント減の76.9%となっています。
 一方、国内線では旅客数が1.6%増の324万8458人、利用率が0.2ポイント減の67.1%となりました。この内、成田空港路線の利用率は成田=札幌線が0.6ポイント増の76.3%、成田=大阪線が0.8ポイント減の75.2%、成田=福岡線が0.3ポイント減の60.3%、成田=那覇線が0.8ポイント増の62.8%、成田=仙台線が7.4ポイント減の64.7%、成田=新潟線が0.3ポイント減の56.7%、成田=中部線が4.3ポイント減の67.9%となっています。
 運航実績は国際線が欠航率が0.1ポイント悪化の0.1%、定時出発遅延率が5.6ポイント悪化の20.3%、定時到着遅延率が1.9ポイント悪化の16.7%となり、一方、国内線では欠航率が0.7ポイント改善の0.6%、定時出発遅延率は0.4ポイント悪化の11.7%、定時到着遅延率は0.4ポイント改善の14.3%となっています。


*2月7日

@成田空港春節期間の中国人旅客数は22%減
 今日の北海道新聞によりますと、東京出入国在留管理局成田空港支局のまとめでは、今年の春節(1月24日〜30日)に成田空港を利用した中国人旅行者の数は約3万3900人で、前年同期比22%減となった、とのことです。

@「ダイヤモンドプリンセス号」の新型肺炎感染確認検査で、新たに41人が陽性
 厚生労働省は今日、横浜に寄港したクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」で新型肺炎コロナウイルスの検査をしていた残りの171人の内、41人が新型肺炎コロナウイルス陽性となった、と発表しました。
 これにより、当初の検査をした273人中合計で61人が新型肺炎コロナウイルス陽性となりました。この内の一人は重症、とのことです。新たに感染が判明した人は医療機関に搬送することになります。

@政府が感染の恐れがある乗客がいるクルーズ船の寄港を拒否、今日午前0時から
 政府は昨日夜、香港発で日本への寄港予定があるクルーズ船「ウエステルダム号」について、「船内で新型コロナウイルスの感染症を発症した恐れのある人が確認された」として、乗客の上陸を今日午前0時以降認めない方針を発表しました。

@第4次帰国チャーター便が午前に羽田空港に到着、4人が病院に搬送
 今日午前、武漢からの帰国希望者を乗せた第4次帰国チャーター便が羽田空港に到着しました。
 この機には198人が乗っていましたが、この内、4人が体調不良を訴えて、病院に搬送されました。

@中国の感染確認者が3万人を突破、死者は636人
 中国国家保健衛生委員会によりますと、現地時間7日午前0時時点の中国での新型肺炎感染確定は3万1161人、死者は636人、重症は4821人、疑い例は2万6359人となった、とのことです。

@新型肺炎による減便などで、航空会社社員に影響拡がる
 新型肺炎コロナウイルスの感染拡大で、アジアの航空各社は運休や減便に追い込まれていますが、この影響が航空会社社員にまで影響を与え始めています。
 台湾の中華航空は今月と来月入社予定だった新入社員約100人について、入社時期の延長を行うと発表しました。
 また、香港のキャセイ航空は現地時間5日、全従業員約2万7000人に対して、3月1日から6月30日の間に3週間の無給休暇を取得するよう要請しました。
 また、大韓航空は昨年11月から、3〜6ヶ月の希望休職制度を実施しています。
 更に、韓国のLCCティーウエイ航空は現地時間5日、全社員を対象とした3月からの希望休職を受け付ける、と発表しています。
 逆に、客室乗務員などでつくる労働組合は感染地への就航を止めるように要求するなどの動きも出ています。

@新型肺炎の影響で世界の航空貨物輸送が激減、中国からの部品供給が止まる
 昨日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、世界の航空貨物輸送が新型肺炎の流行で、大混乱に陥っている、とのことです。
 国際航空運送協会(IATA)は「われわれは新型コロナウイルスが世界経済に及ぼす最終的な影響に関して暗中模索の局面にあり、移動などのさまざまな制限が実施されていることから、経済成長の足を引っ張るのは間違いないだろう」と述べた、とのことです。
 中国からの部品提供が新型肺炎のために止まっており、「運ぶものがない」とのことです。
【コメント】このページの最初に載せている「昨日午後11時00分以降の離着陸」でも、この所、何時もは6〜8便ある離発着が、毎晩4〜5便程度しか飛びません。やはり、貨物便の欠航が多いようです。


*2月6日

@成田空港から香港クエクスプレス機で香港に帰った男性が新型肺炎に感染
 今日の「Traicy」によりますと、香港政府は1日の成田発香港行きの香港エクスプレス651便で帰国した、56歳の男性が新型肺炎コロナウイルスに感染していた、と発表しました。
 この男性は先月28日に来日し、東京を訪れていた、とのことです。香港での感染者は21人目となるそうです。

@全日空が成田空港中国路線のさらなる縮小を発表
 全日空は今日、新型肺炎の流行などで需要が低迷している成田空港発着の中国路線の内、先に発表した(5日の出来事参照)路線に加え、成田=広州線、成田=成都線、成田=杭州線、成田=瀋陽線を10日から3月28日まで運休する、と発表しました。
 また、1日3往復している成田=上海線も1往復を減便し、成田=厦門線も週3往復減便します。

@ピーチも成田=上海線の運休を発表
 ピーチ・アビエーションは昨日、新型肺炎の流行などで需要が低迷している成田=上海線を11日から3月28日まで運休する、と発表しました。

@クルーズ船の検査で、更に10人の感染が確認、感染者20人に
 厚生労働省は今日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内感染確認の第2報を発表しました。
 それによりますと、検査中の273人中102人の検査が終わり、この内の20人から新型肺炎コロナウイルスが確認された、とのことです。

@国内感染者の20・21例目を発表
 厚生労働省は昨日、新型肺炎感染者の20・21例目について発表しました。
・20例目 17例目の女性の夫である40代中国人男性が4日の検査で新型肺炎コロナウイルスの感染が確認されました。
・21例目 20代の京都在住の日本人男性が、4日の検査で新型肺炎コロナウイルスの感染が確認されました。この男性は14日以内の中国渡航歴はありませんが、勤務先で中国からの観光客(1日300人程度)に接客していた、とのことです。

@中国での感染確認者は2万8018人、死者は563人に
 中国国家保健衛生委員会は現地時間6日、6日午前0時時点で新型肺炎コロナウイルスの感染確定者が2万8018人、死者は563人、疑い例は2万4702人、濃厚接触の追跡者は28万2813人、医学的観察例は18万6354人となった、と発表しました。

@デルタ航空が羽田空港新都心ルートでの実証実験飛行を「準備不足」とキャンセル
 今日の共同通信(沖縄タイムス)によりますと、デルタ航空は羽田空港新都心ルートの乗客を乗せた実機による実証実験について、「着陸の際の降下角度が3.5度に引き上げられた事への、安全性が社内で確認できていない」として、運用を見合わせている、とのことです。
 同航空では「正式運用までには社内の事前準備を終えたい」としている、とのことです。

@国土交通省が北風時の新都心ルートの騒音値を公表
 国土交通省は今日、「羽田空港新都心ルートの実機飛行(北風運用時)が終了した」と発表しました。各測定局の最大騒音値は(dBA)このページで確認できます。

@三菱重工が MSJ90 型機の初号機納入を2021年度以降への延期発表
 三菱重工と三菱航空機会社は今日、三菱スペースジェットM90型機の初号機納入を「今年半ばから、2021年度以降に延期する」と正式に発表しました。
 国の安全審査である型式証明(TC)取得に、設計変更後の試験機の完成が大幅に遅れるなどして、時間がかかることを理由としています。
 また、4月1日付で現・取締役社長の水谷久和氏が取締役会長に就任するとともに、後任社長に現・三菱重工業 常務執行役員/米国三菱重工業 社長の丹羽高興氏が就任することを発表しました。臨時株主総会での決議を経て決定する、とのことです。

@「ZIPAIR Tokyo」が昨日からソウルへの訓練飛行を始める
 「ZIPAIR Tokyo」は昨日からソウルへの訓練飛行を始めました。昨日は成田からソウルに飛び、今日はソウルから成田に戻っています。
 この訓練飛行には2号機となる「JA825J」機が使われています。2号機による訓練飛行は昨日が初めてのようです。
 下に、「Flightradar24」による昨日の訓練飛行の航跡と、2日に撮った成田空港に駐機する2号機の写真を載せます。この日は訓練飛行から戻った1号機も撮りましたので、この写真が2号機で間違いないと思います。

 

 

@トルコ・イスタンブールの空港でペガサス航空機がオーバーラン、3人死亡
 トルコのイスタンブールにあるサビハ・ギョクチェン国際空港で現地時間5日、国内線のLCC ・ペガサス航空・B737型機が着陸に失敗し滑走路をオーバーランしました。
 AFP通信日本語版によりますと、この事故により乗客・乗員183人の内、3人が死亡し、159人がケガをしました。
 着陸当時、空港周辺には大雨と強風の注意報が出ていた、とのことです。着陸の時には炎を上げながら滑走路を飛び出し、機体は3つに割れた、とのことです。


*2月5日

@全日空と日本航空が成田空港発着中国便の運休や減便を発表
 全日空と日本航空は昨日、需要が落ち込んでいる成田空港と中国を結んでいる路線の運休や減便をする、と発表しています。
 全日空は2月10日から3月28日まで、成田=北京線を運休とします。また、現在運休中の成田=武漢線の運休期間を、従来の2月29日から3月28日までに延長します。
 日本航空は成田=北京線を2月17日から3月28日まで(以下同じ)運休し、1日3往復している成田=上海線を3往復全て運休とします。更に、現在1日1往復している成田=大連線は週4往復に減便します。

@厚生労働省が新型肺炎感染確認者の17〜19例目を発表
 厚生労働省は昨日、新型肺炎感染者の17・18・19例目が発生した、と発表しました。
 ・17例目 武漢在住の30才代中国人女性で、先月21日に来日し、31日に発熱があり千葉県内の医療機関を受診し、肺炎と確認されましたが、検査では新型肺炎陰性となりました。4日に再検査したところ新型肺炎コロナウイルスが見つかったものです。
 ・18例目 先月30日の第2次チャーター便で帰国した千葉県在住の50才代日本人女性で、当初の検査では陰性でしたが、4日の再検査で新型肺炎コロナウイルスが確認されたものです。
 ・19例目 先月22日に来日した湖北省在住の50才代中国人男性で、同26日に発熱し、同27日の検査では陰性でしたが、28日に採取した喀痰などを検査したところ、新型肺炎コロナウイルスが見つかったものです。本人は同30日に中国に帰国しています。
 これで、日本での新型肺炎コロナウイルス感染確認者は、無症状も含めて23例になります。

@大型クルーズ船内の感染確認検査で10人が陽性、検査は今も続く
 横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号には、香港から新型肺炎に感染した香港在住の男性が上船しました。
 このため、厚生労働省は乗客・乗員3711人の検疫を行っています。
 この内、発熱やせきなどの症状があった120人と、症状がある人や香港の男性と濃厚接触した153人の、合わせて273人から検体を採取して順次、ウイルス検査を実施しています。
 これまでに検査結果が判明した31人中10人の感染が確認されました。重症者はいないとのことです。この内、日本人は3人となっています。検査は続いています。
 政府は乗客・乗員全員を14日間船内にとどめ、経過観察を行う事にしています。

@中国での感染確認者は2万4324人、死者は490人に増える
 中国国家保健衛生委員会の発表によりますと、現地時間5日午前0時時点の、中国における新型肺炎コロナウイルス感染者は2万4324人、重症者は3219人、死亡者は490人、濃厚接触追跡者は25万2154人となった、とのことです。

@ミクロネシア政府が日本を新型肺炎感染国に指定
 今日の「トラベルウオッチ」によりますと、ミクロネシア政府は現地時間3日、日本を新型肺炎の汚染国に指定しました。これにより、入国を拒否されることもあり、入国にはグアムやホノルルなどの非汚染地域や国で最低14日間の滞在が求められることになります。

@米国ではインフルエンザで約8200人が死亡
 新型肺炎も怖いですが、昨日のMAG2ニュースによりますと、米国ではインフルエンザが流行しており、今シーズンの患者は約1500万人、入院した人は約14万人、死亡者は8200人以上とのことです。
【コメント】これは怖い。新型肺炎どころではないですね。成田空港の米国線の検疫はどうなっているのでしょうか。


*2月4日

@今年の騒音対策委員会は3月23日に
 今日、成田国際空港株式会社(NAA)の係からメールで「第46回騒音対策委員会を3月23日(月)に開催します。」との連絡がありました。

@千葉県の「都市計画審議会」が移転補償対象区域などを審議し、答申へ
 千葉県の「都市計画審議会」は2日、成田空港の機能強化計画が国土交通省から承認されたことを受けて審議会を開き、住宅移転の補償の対象になる地区などを新たに853ヘクタールとする議案を賛成多数で可決しました。
 これにより、新たに1078戸が移転補償対象となります。
【コメント】「多数決で」と言う事は件の案に対して反対した委員がいた、と言うことになるのでしょうか。このような官製審議会は「全会一致」が普通と思うのですが。成田市の一戸だけ区域外に取り残された問題はどうなっているのでしょうか。
 本会は「本気で機能強化計画をやるのならば、騒防法第1種区域全体を移転対象区域にすべきだ」と主張しています。

@1日から、成田空港=東京駅間の直行高速バスが統一運行
 1日から成田空港と東京駅を直行高速バスで運行していたバス会社が、車体は元のままで停留所や料金を統一して運行することになった「AIRPORT BUS『TYO-NRT』」の運行が開始されましたが、2日に成田空港に行った際、写真を撮ってきましたので下記に載せておきます。リニューアルされた第1ターミナルのバス搭乗券販売所も乗せておきます。
 車体を見ると、あまり変化はないのですが、上段下にあるように、行き先の所に「TYO-NRT」と入ります。バス券売所では自動販売機もあります。

 

 

@ジェットスター・J が明日から成田=上海線を3月28日まで運休
 ジェットスター・Jは昨日、中国の新型肺炎による渡航制限などによる旅客需要の減少を受けて、1月に増便した成田=上海線を明日から3月28日まで運休とする、と発表しました。

@中国での新型肺炎の感染者が2万人越える、死者は400人を突破
 厚生労働省は昨日、新型肺炎の国内と外国での(先月31日正午現在)感染確認者数や死者数の詳細を発表しています。
 国内では感染確認者は16人、無症状病原体保有者4人、死者は0人となっています。
 また、中国国家保健衛生委員会によると、2月4日午前0時時点での新型コロナウイルス による肺炎の感染確定者は、2万438人で2万人を突破しました。死亡者は425人と400人を突破しました。感染疑い者は2万3214人となりました。また、濃厚接触者の追跡は22万1015人、経過観察は17万1329人となっている、とのことです。


*2月3日

@新第5貨物ビルを10日に供用開始へ
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、日本航空が使っている第5貨物ビルが、10日に新第5貨物ビルに移転する、と発表しました。
 下の写真は工事中の新第5貨物ビルです。

 

@エア・カナダ機が羽田空港新都心ルートでの着陸を拒否
 今日の東京新聞によりますと、昨日午後に行われた第1回目の羽田空港新都心ルート実証実験の内、新ルートで着陸予定だったトロント発のエア・カナダ1便・B777-300ER型機が「進入のやり方に問題がある」として、成田空港に目的地を変更しました。国交省が原因を調べている、とのことです。
 下の写真は「Flightradar24」によるエアカナダ機の航跡です。同便はこのあと、成田を離陸して通常の着陸コースで羽田空港に着陸しています。
【コメント】元パイロットの方が、新ルートの問題点としてあげていた、着陸角度「3.5度」の問題があるのではないでしょうか。
 世界ではほとんどの空港が着陸角度「3.0度」で運用しています。「3.5度」を使っている空港は5指にも満たないようです。
 と言う事は、この新都心新ルートが、いかに難しく、安全運航上の不安を抱えているか分かると思います。
 国土交通省は「少しでも騒音を減らすため」としていますが、「安全」を無視して、事故でも起こったらどうするのでしょうか。この、新飛行ルートは撤回すべきです。

 

@昨日午後、初めての新都心ルート事実証実験、「威圧感がものすごく、怖かった」と住民
 昨日から、実際に乗客を乗せた旅客機による、羽田空港の都心新ルートを使っての実証実験が始まりました。
 今日の東京新聞によりますと、上空約300mを通過する大井町付近で実際に音を聞き、機影を見た住民は「威圧感がものすごく、怖かった」とか、「部品の落下がとにかく心配。昼間の離着陸は子どもや学校に影響があるのでやめてほしい」とか、「(機体が)ちょっと近すぎるなと思い、怖かった」と話していた、とのことです。
 「羽田新飛行ルートの賛否を問う品川区民投票を成功させる会」事務局長の井上八重子さんは「威圧感は想像以上だった。今後も区民投票の実施を求めていきたい」と話した、とのことです。
 また、毎日新聞(YAHOO!ニュース)では、天王洲地区で着陸する旅客機を見た近くに住む30代女性は「想像より機体と音が大きくて驚いた。小さな子どもがいるので落下物が不安」と話し、別の男性は「毎日の生活の中で我慢できるレベルではない。ルートの見直しを」と訴えた、とのことです。

@拡大続く中国の感染、感染確認者1万7205人、死者361
 中国国家保健衛生委員会によりますと、中国の現地時間2月3日午前0時時点の新型コロナウイルスによる肺炎の確定感染者は、1万7205例、死亡者は57人(湖北省56人、重慶市1人)増えて361人に達した、とのことです。
 感染疑い症例は2万1558件となり、濃厚接触による追跡者は18万9583件、医学的観察者は15万2700人に達している、とのことです。


*2月2日

@1月の午後11時以降の運航便数は1日平均で5.4便
 冒頭に書いている「Flightradar24」の記録による1月の午後11時以降の運航便数は、8日の「緊急事態(従来取り決め)カーフュー内運航」で飛んだ約30便を除いて、合計161便となり、1日平均では5.4便となっています。

@成田空港での水際対策がより厳重に
 成田空港では昨日から、新型肺炎の感染を防止するために、中国やマカオから到着した旅客を、他の到着旅客とレーンで分離しています。このレーンではサーモグラフィーによる発熱などを一人一人丁寧に確認しています。
 また、武漢からの到着旅客には健康調査用紙を「赤色」に、武漢以外の中国からの旅客は「青色」に区別しています。

@中国での感染確認者が1万4380人に、死者は304人に
 中国の保健機関によりますと、中国全土での新型肺炎感染確認者が更に増え、1万4380人となりました。また、死者は湖北省で増え304人となった、とのことです。

@日本での感染確認者が20人に増える
 厚生労働省は昨日、チャーター機で帰国した人たちの中で、3人の新型肺炎感染者が新たに確認された、と発表しました。
 第1チャーター機で帰国した40代の男性と30代の男性、また、第3チャーター機で帰国した30代の男性です。
 この内、第1チャーター機で帰国した男性は、当初はコロナウイルスが検出されませんでしたが、その後の追加検査で感染が判明したものです。
 また、第3チャーター機で帰国した1人は症状が出ていない「無症状病原体保有者」でした。
 これにより、チャーター機を使って帰国した人の感染確認者は8人となり、国内での感染確認者は20人となりました。

@全日空の第3四半期決算は売上高増えるも利益は減少
 全日空が30日発表した、2020年第3四半期決算によりますと、
 売上高は前年同期比(以下同じ)0.9%増、営業費用が3.5%増、営業損益が23.6%減、経常損益が20.5%減、純利益が19.1%減となっています。
 また、2020年3月通期連結の見通しは、売上高が316億円増、営業利益が250億円減、経常利益が196億円減、純利益が167億円減の940億円となっています。

@日本航空の第3四半期決算は売上高は横ばい、利益は減少
 日本航空が31日発表した、2020年第3四半期決算によりますと、
 売上高は前年同期比(以下同じ)プラスマイナスゼロとなりました。国際旅客は2.8%減、国内旅客は2.7%増、となっています。営業費用は2.6%増となりました。営業利益は17.4%減、経常利益は12.1%減となり、純利益は28.4%減となっています。
 この結果、2020年3月通期連結の予想では、売上高が300億円減、営業利益が300億円減、経常利益が260億円減、純利益が210億円減の930億円となっています。


*2月1日

@「AIRPORT BUS『TYO-NRT』」が今日から運行開始
 今日から成田空港と東京駅を結ぶ高速直行バスが1本化され、「AIRPORT BUS『TYO-NRT』」として運行を開始しました。
 これに伴い、成田空港のバス乗車券販売所も変更となっています。

@「Spring Japan」が中国線の運休や減便を発表
 「Spring Japan」は昨日、新型肺炎の感染対策と、需要縮小のため、成田空港と中国を結ぶ路線の縮小を発表しました。
 成田=武漢線は3月28日まで運休、成田=寧波線は17日〜3月28日まで週7往復から週2往復(月・木曜日)に減便、成田=重慶線は17日〜3月28日まで週4往復から週2往復(火・金曜日)に減便となっています。

@政府が湖北省に14日以内の滞在歴ある全ての外国人の入国を禁止
 政府は新型肺炎に対する対策として明日から、武漢のある中国・湖北省に、入国申請日の14日以内に滞在していた全ての外国人の入国を拒否する、と発表しました。

@外務省が湖北省を除く中国全土の危険情報を「レベル2」に
 外務省は昨日、中国の感染症危険情報を更新し、湖北省以外の中国全土の危険度を「レベル1」から「レベル2」に引き上げました。湖北省は「レベル3」になっています。

@千葉県の女性が国内第3次感染か、奈良の運転手と一緒に団体を案内
 厚生労働省は昨日、千葉県内に住む20才代女性(13例目)が新型肺炎に感染したと発表しました。
 この女性は中国人の団体観光のガイドをしていました。最近、武漢を含む湖北省の団体のガイドはしていませんでしたが、17日〜22日まで感染が確認された奈良県の観光バス運転手と一緒のバスで移動しており、この運転手から感染したとみられる、と発表しました。
 いわゆる「国内での3次感染の可能性がある」とのことです。

@昨日午前、第3次チャーター便が到着、25人が入院、2人の感染が確認
 昨日帰国した第3次チャーター便で帰国した人たちの中で、25人が入院しまし、この内、30代と50代の男性の感染が確認されました。
 また、残りの人たちは千葉県柏市にある財務省税関研修所別館で経過観察をする事になり、昨日夕方同施設にバスで移動しました。ここで、2週間の経過観察に入ります。
 これで、第1次から第3次までのチャーター便帰国者の感染確認は5人となりました。

@第2次チャーター便帰国者で無症状病原体保有者が2人
 厚生労働省は昨日、第2次チャーター便で帰国した人の中で、無症状病原体保有者が2人見つかった、と発表しました。
 これで、無症状病原体保有者は4名となりました。

@中国での感染確認者が1万人越える、死者は259人に
 今日のNHKニュースによりますと、現地時間31日の中国当局発表で、中国での感染確認者は約1万1000人、死者は259人となりました。

@世界の航空会社が中国路線の運休へ
 世界の航空会社で中国便の運航停止が拡がっています。
 ロシアの運輸省作業部会は現地時間1日午前0時からロシア発の中国便を、そして2日午前0時からは中国発の便を全て運航停止としました。
 米国の中国便を運行する大手3社は、ほぼ6日から3月末、もしくは4月末まで、中国路線の運航を停止する、と発表しています。
 ベトナム航空も今月上旬から、中国本土とマカオを結ぶ路線の運航を停止します。
 シンガポール航空グループの3社も今月上旬から概ね2月末まで中国路線を運航停止とします。
  LCCスクートは今月上旬から3月28日までの中国路線全便の運航停止を行います。
 欧州のブリティッシュ・エアウェイズを擁するIAGグループも当面2月末まで、北京と上海便を運休とし、ルフトハンザ航空・エールフランスKLM・スカンジナビア航空も今月9日までの中国便の運休を決めています。
【コメント】日本の航空会社はどうするのでしょうか。

@米国の地域航空会社「スカイウエスト」がE175型機20機を確定発注
 エンブラエルは現地時間30日、米国のスカイウエストからE175型機20機を確定受注した、と発表しました。今回の受注は2020年第2四半期から引き渡すことになる、とのことです。
【コメント】E175型機は新機種ではなく、米国のスコープクローズ規制には抵触しません。
 三菱スペースジェットM100型機の遅延などで、燃費の良い新型機を待っていられなくなっているのでしょうか。
 エンブラエルの新型機E175-2型機は米国の規制をクリアー出来ていません。
 しかし、これらの動きが三菱スペースジェットM100型機の販売に影響を与えなければ良いのですが。


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