2021年9月前半の出来事


*9月15日

@フィンランド航空が冬期ダイヤで成田=ヘルシンキ線を1日1往復に増便
 フィンランド航空は10月31日からの冬期ダイヤで、成田=ヘルシンキ線を週7往復(毎日運航)に増便する、との事です。
 なお、同航空は冬期ダイヤ前の10月1日から週3往復から週4往復に増便する予定です。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は13日に3名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は13日3名でした。3名とも無症状でした。

@ジェットスター・ジャパン の給与は日本航空や全日空よりも高い
 14日の「トラベルビジョン」によりますと、ジェットスター・ジャパン の給与は日本航空や全日空よりも高い、との事です。
 これは、ジェットスター・ジャパンがオーストラリアに本社を置く「ジェットスター」の給与基準による、との事です。
 最低賃金もオーストラリアでは20.33豪ドルで日本円にして1648円となっており、日本の低い県の最低賃金820円の約2倍となっている事が影響している、との事です。
 リンク記事の中には比較表があります。

@北海道エアシステムの機長が児童買春などで逮捕
 今日の「Aviation Wire」によりますと、鹿児島県警は13日、北海道エアシステムの32才機長を児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕しました。
 この機長は2019年10月に仕事で鹿児島を訪れた際、SNSで知り合った女子高校生と、18歳未満と知りながらみだらな行為をし、裸の写真を撮影しました。
 機長は容疑を認めている、との事です。
 この件について北海道エアシステムは「詳細に関しては事実確認中で、事実であれば厳正に対処したい」とコメントしています。

@「科博廣澤航空博物館」の公開は来年の1月に予定
 今日の毎日新聞によりますと、茨城県筑西市のザ・ヒロサワ・シティー内に造られる「科博廣澤航空博物館」が来年1月に開館する予定となった、との事です。
 ここには国立科学博物館に展示されていた零戦や、初の国際旅客機「YS11」の量産初号機などの貴重な航空機が展示される予定です。

 

@ワクチン接種率81%のシンガポールで再び感染拡大、国境再開策を一時停止
 昨日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、ワクチン接種が国民の81%まで進んでいるシンガポールでは、新規感染者が1ヶ月前の約10倍に急増している、との事です。酸素を必要とする患者は54人と2日前から2倍に増えています。
 このため、政府は段階的に進めようとしていた国境再開を一旦停止する、と発表しています。


*9月14日

@全日空が来年1月11日までの国際線計画を発表
 全日空が今日発表した国際線の冬期ダイヤの内、10月31日から来年1月11日までの運航計画を発表しました。
 だいぶ苦労してダイヤを編成しているようですが、目につくのは成田=ホノルル線が再開されず、羽田=ホノルル線が週2往復となっている事です。
 A380型機による運航は計画されていません。
 また、以前にも書きましたが、羽田=ワシントン線と、羽田=ヒューストン線を成田発着に変更していることです。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は3日、6日、9日、10日、12日でそれぞれ1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は3日、6日、9日、10日、12日でそれぞれ1名でした。
 3日と10日の人に咳嗽の症状があり、他の人は無症状でした。

@日本航空とカンタス航空は共同運航などは継続
 昨日書いた日本航空とカンタス航空の共同事業をオーストラリア当局が認めなかった件ですが、共同運航などは今まで通り行う、との事です。
【コメント】このところ、成田空港ではカンタス航空の姿を見ることもまれになりました。需要が回復しても羽田空港優先となるのでしょうね。
 下の写真も2018年に撮ったものです。

 

@米国の「ブリーズ・エアウェイズ」が A220-300 型機を20機追加発注
 今日の「Traicy」によりますと、米国ユタ州を本拠地とする新興航空会社「ブリーズ・エアウェイズ」はエアバスに対して、A220-300型機20機を追加発注しました。
 同航空はすでに60機のA220-300型機を発注していました。
 同航空は5月下旬に運航を開始していますが、現在はエンブラエル機を使っています。


*9月13日

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は8日で2名、11日で3名、12日で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は8日が2名、11日が3名、12日が1名でした。全員が無症状でした。

@オーストラリアの競争・消費者委員会がオーストラリア航空と日本航空の競合を認めない決定
 オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は現地時間13日、日本航空とカンタス航空が合弁事業契約の下でオーストラリアと日本を結ぶフライトを調整する計画について、認めない決定をしたと発表しました。
 理由として「国際線の競争が損なわれ、日豪間の旅行者の損害になりかねない」としています。

@昨日、ロシア機が2度に渡り日本領空に侵入
 今日の「NHKニュース」によりますと、防衛省は、昨日午前、北海道の知床岬周辺の上空で、ロシアの航空機1機が日本の領空を2回にわたって侵犯した、と発表しました。
 この航空機はAN-26 型機と見られ、機体番号などから民間機と思われる、との事です。
 航空自衛隊の戦闘機が緊急発進し、無線で警告したところ、領空外に出ました。外務省はロシア側に抗議をしました。


*9月12日

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は7日で1名、10日で7名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は7日で1名,10日で7名でした。
 10日の1名に咽頭痛の症状がありました。他の人は無症状でした。

@「トキエア」が佐渡で出資者説明会、「ATR-600S型機の遅れに代替案ある」
 今日の新潟日報によりますと、「トキエア」は昨日、佐渡で出資者向けの説明会を開きました。
 その中で、長谷川社長は導入を予定しているATR社の短距離離着陸機 ATR-600S型機の開発が遅れ就航が2025年になることを明らかにしました。
 その上で、代替案にいて詳細は明らかにしなかったものの「アイデアは一つ見えているので工夫して対応したい」と述べました。
 出資者からは「佐渡金銀山の世界文化遺産登録が見込まれる2023年に間に合わせてほしい」との要望がありました。

@オーストラリア政府の国境開放案に、空港側が難色示す「外国航空会社が撤退する」
 今日のブルームバーグジャパンによりますと、オーストラリアの一部空港では、政府が検討している国境閉鎖の早期解除について、一部空港が準備期間がないこと、基準が明確になっていないことを理由に反対している、との事です。
 政府は一定の条件で11月中にも国境を開放し、出入国を自由とする案を打ち出しています。
 空港側はこのまま国境閉鎖が解除されれば、一部の外国航空会社が撤退する恐れがある、としています。すでに一部の外国航空会社では減便している、との事です。
【コメント】ヴァージン・オーストラリアのCEOが言っていた「死者が出ても、国境を開放すべきだ」との主張を実践するつもりでしょうか。
 医療崩壊の心配がなければ、それも一つの方法かもしれませんが、スウェーデンのようにならなければ良いのですが。


*9月11日

@全日空機2機が九十九里海岸手前で西に旋回、開港時の約束に違反
 「昨日午後11時00分以降の離着陸」を調べていたところ、全日空の8427便と8535便の2機が九十九里浜まで直進せずに、途中から西側に旋回する約束違反の飛行をしていました。
 アメダスデータを見ると、特に、旋回を必要とする気象条件はなかったようです。この2機の前後に離陸した便は約束通り飛行しています。
 何回も指摘していますが、約束違反をする航空会社は全日空が多いのです。騒音下住民の毎日の苦痛を考えて、何とかなりませんか。
 このような飛行は機長の判断なのでしょうか。それとも、管制官の指示なのでしょうか。
 下にこの2機の「Flightradar24」による航跡図を載せておきます。

 

 

@ジップエアのソウル→成田臨時便が今日から運航開始
 「ZIP AIR Tokyo」は今日からソウル→成田線の臨時便の運航(6日の出来事参照)を始めました。
 貨物便として運航してた42便に旅客を乗せることにした、との事です。成田→ソウル行きは韓国政府の規制により、貨物便のまま運航されます。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は9日で4名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は9日で4名でした。全員無症状でした。

@8月20日〜30日に成田空港で見つかった変異種患者は36名、すべてデルタ株
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの(変異株)患者」は8月20日〜30日で36名でした。全員無症状でした。
 全国では65名でした。

@スカイマークの8月搭乗実績は搭乗者数が45.4%増、搭乗率が9.4ポイント増
 スカイマークエアラインが発表した「8月搭乗実績」によりますと、搭乗者数は前年同月比(以下同じ)45.4%増の36万6341人、搭乗率は9.4ポイント増の48.9%となっています。
【コメント】緊急事態宣言が続いていることからこの回復が今月も続くのでしょうか。


*9月10日

@ベトナム航空が21日から成田→ホーチミン線、22日から成田→ハノイ線を運航、ただし、外国籍のみ
 昨日の「Traicy」によりますと、ベトナム航空は9月21日から成田→ホーチミン線を週1便(火曜日)で運航し、また、成田→ハノイ線を22日から週1便(水曜日)で運航すると発表しました。
 ただし、この便は原則外国籍の旅客しか搭乗できません。ベトナム人は搭乗できません。また、1便当たり10人以上が予約し、入国審査書類がそろった段階でベトナム民間航空局(CAAV)に着陸許可を申請し、許可が出た場合のみ運航される、との事です。
 さらに、冬期ダイヤでは成田→ホーチミン線を週3便(水・土・日曜日)に増便し、成田→ハノイ線を週5便(火・水・木・金・土曜日)に増便する、との事です。
【コメント】ベトナム政府の規制の中、昨日の「バンブーエアウェイズ」のように、各航空会社も相当工夫して、必死で旅客を確保しようとしているようですね。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は2日で1名、5日で4名、8日で3名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は2日で1名、5日で4名、8日で3名でした。
 この内、5日の1名に頭痛・咳嗽・咽頭痛、他の1名に発熱・咳嗽・咽頭痛、もう1名に咳嗽の症状がありました。他は無症状でした。

@「航空ジャンク市」は来年1月29日と30日に延期
 先月26日の出来事で書いた、航空科学博物館恒例の「秋の航空ジャンク市」ですが、来年1月29日と30日に行うと発表しました。
 写真は航空科学博物館の裏側です。春は野花が咲き乱れています。

 

@日本航空が増資を正式発表、需要回復遅れを視野に入れて決断か
 日本航空は今日、劣後ローンと劣後債合わせて約3000億円の資金調達を発表しました。
 今回の資金調達で、国際線用のA350-1000型機の導入を予定通り進めコストの削減を行う、との事です。
 劣後ローンについては今日、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、日本政策投資銀行(DBJ)、三井住友銀行の4行と契約を結びました。返済期限は35年後の2056年9月29日となります。ただし、期限前の返済は5年後の2026年9月30日から可能となります。
 劣後債は10月中旬頃の発行が予定されています。
 今回の増資は未使用のコミットメントライン(融資枠)の3000億円とは別のものになります。記者会見した木藤部長はコミットメントライン3000億円につて「最後のセイフティーネットで、使わない状態が一番良い。状況が悪化しても運転資金は切らさない」と述べた、との事です。
【コメント】自己資本比率が世界の航空会社の中ではトップクラスの日本航空ですが、需要の回復が予想よりも遅れる、と見ているのでしょうね。
 前から言われている「国際線の需要回復は2024年頃」がもっと後になることを想定しているのではないでしょうか。


*9月9日

@「バンブーエアウェイズ」が11月2日からハノイ→成田線を開設
 昨日の「アジアトラベルノート」によりますと、ベトナムの新興航空会社「バンブーエアウェイズ」は11月2日からハノイ→成田線に、新規就航します。
 ベトナム政府の新型コロナウイルス感染症による入国制限で、とりあえず、週1便(成田着水曜日?)で12月19日までの予定です。
 運賃は約4万円となります。すでに、4月段階で国土交通省の乗り入れ許可が出ています。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は1日で2名、4日で1名、7日で3名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は1日で2名、4日で1名、7日で3名でした。全員無症状でした。

@2020年度の「ランプ・インスペクション」は大幅減
 今日の「日刊航空」によりますと国土交通省がこの程発表(9ページ)した外国籍の航空会社機が日本に到着した際に、抜き打ち的に実施する検査(ランプ・インスペクション)結果につての報告書では、2020年度の検査数は前年度比729回減の110件となっています。
 新型コロナウイルス感染症の影響による国際線の減便で大きく減りました。

@日本航空が劣後ローンなどで3000億円の資金調達へ
 今日の「NHKニュース」などによりますと、日本航空は財務基礎の強化と新型コロナウイルス感染症収束後の成長投資のため、3000億円の資金調達を行うことで調整している、との事です。
 メガバンク3行と日本政策投資銀行から2000億円の劣後ローンを受けることと、約1000億円の社債を発行する、との事です。
 明日にも発表する、との事です。


*9月8日

@フィンエアが成田=ヘルシンキ線を10月2日から増便
 今日の「Traicy」によりますと、フィンランド航空は来月2日から成田=ヘルシンキ線を、現在の週3往復から週4往復(成田発 月・金・土・日曜日)に増便する、と発表しました。

@「ZIP AIR 」が10月にも開設する予定の成田=台北線を冬期ダイヤに後ろ倒し
 「ZIP AIR Tokyo」の西田社長は、10月上旬にも開設を予定していた成田=台北線を、10月末から始まる冬期ダイヤ中に後ろ倒しすることを明らかにしました。
 台湾側の行政手続きの遅れにより、今のところ許可が出ていない、との事です。

@日本郵船が売却も視野に入れていた日本貨物航空を存続させる意向
 今日の日本経済新聞(電子版)によりますと、成田空港を拠点とする日本貨物航空の親会社である日本郵船の長沢社長は、売却も視野に入れていた子会社・日本貨物航空について「どこまで自立できるか再検討する必要がある」と語った、との事です。
 航空貨物需要が好調なことから、日本貨物航空の2022年3月の経常利益が前期比約23%増の410億円となる見通しとなっていることから、今後の方針を見直す事になったようです。
 写真は成田空港A滑走路南端の整備地区に駐機する日本貨物航空機です。左手前の機体も日本貨物航空機です。

 

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は3日で3名、6日で4名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は3日で3名、6日で4名でした。
 この内、3日の1名に頭痛、他の1名に発熱・頭痛・倦怠感、もう1名に発熱・頭痛・咳嗽の症状がありました。他の人は無症状でした。

@国際航空貨物の好調はコンテナ船の大型化による海運輸送の混乱から
 5日の「YAHOO!ニュース」に掲載された鳥海高太朗氏の「好調な国際航空貨物、ANAはシカゴへ1日最大5便。背景にコンテナ船の大幅遅延、ロサンゼルスを現地取材」によりますと、国際航空貨物の好調は海上輸送の大型コンテナ船が増えた事による混乱がある、との事です。
 コンテナ船が大型化したことにより、港での積み卸しに時間がかかるようになり、接岸待ちのコンテナ船が多い時には数十隻もあり、接岸できるまでに約1週間から10日も待たなければならない状況になっています。
 このため、荷主は品物がいつ手に入るか分からず、最悪、サンクスギビングデーやクリスマス商戦に間に合わないかもしれません。
 そこで、運賃が高騰していても航空貨物便に需要が殺到しているのが好調の原因とのことです。
 航空貨物の1トンあたりの収入は2018年4〜6月で約13万円だったものが、今年の4〜6月では同約28万円と倍以上に高騰している、との事です。
 この状況は今年いっぱいは続くと見られており、全日空などは赤字減らしに国際貨物事業に力を入れています。

@EUが日本を入域安全国から除外する予定
 今日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、EUは現地時間6日、日本を含む6カ国を不要不急の入国を認める国から除外する方針を固めた、との事です。


*9月7日

@「ZIP AIR Tokyo」の成田=シンガポール線が今日から運航開始
 「ZIP AIR Tokyo」は今日から成田=シンガポール線を開設しました。週1往復(成田発火曜日)になります。日本の航空会社としては3社目となります。
 今日の初便は午後2時前にシンガポールに向かいました。なお、昨日時点で予約した乗客は一人だった、との事です。

@エア・カナダが今日から成田=バンクーバー線を増便
 今日の「Fly Team」によりますと、エア・カナダは今日から成田=バンクーバー線を週3往復から週5往復(火・水・金・土・日曜日)に増便しました。
 この増便はカナダ政府が現地時間7日から、カナダ入国14日前までにワクチン2回接種を条件に、入国を認める措置を実施する事に合わせたもの、との事です。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は3日で5名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」5日で5名でした。
 この内、1名に咽頭痛の症状がありました。他の人は無症状でした。

@成田空港第4貨物地区の制限区域に侵入した男を逮捕
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、千葉県警成田空港署によりますと、5日夜、成田空港第4貨物ターミナル付近の制限区域に許可なく侵入した男を現行犯逮捕しました。
 男は調べに対して何も答えておらず、侵入した経緯や仲間がいたかどうかも分かっていません。警察によりますと、外国籍と見られる、との事です。

@新田原基地地元の新富町長が F35B 戦闘機配備で含みのある答弁
 今日の朝日新聞によりますと、防衛省がステルス戦闘機F35B型機を配備する方針を示しています。
 これについて、航空自衛隊新田原基地のある宮崎県新富町の小嶋崇嗣町長は昨日の町議会の一般質問に答え、「国防上の必要性は理解するが、新田原への配備では騒音などの諸課題がある」と答えました。
 また、国側がF35Bの配備に伴う騒音対策として、基地周辺の「うるささ指数(W値)」が80以上の区域内に、1993年7月から2003年8月に建てられた住宅を、特例的に国による防音工事助成の対象に加えることを検討していると伝えてきた事も明らかにしました。
 町によりますと、これにより約1000戸の住宅が対象となる見込み、との事です。
【コメント】民間機の発着する空港周辺と軍用機の発着する基地周辺では航空機騒音の算定の仕方が違いますので、国側の示す拡大が妥当なものかどうか分かりません。
 この戦闘機の騒音はかなり大きいとは聞いていますが。
 写真は新田原基地です。

 


*9月6日

@「ZIP AIR Tokyo」が11日から成田→仁川線旅客便を期間増便
 「ZIP AIR Tokyo」は今日、11日から25日まで、土曜日の貨物便で仁川発成田行きを旅客便としても臨時増便する、と発表しました。
 なお、土曜日の成田発仁川行きは韓国側のコロナ防疫措置による制限で、今まで通り貨物便として運航します。
 なお、現在は成田=仁川線は旅客便が週3往復、貨物便も週3往復運航しています。もちろん、旅客便にも貨物は積みますが。

@成田空港はパラリンピック選手団の帰国ピーク
 昨日閉会したパラリンピックから帰国する選手団の帰国ラッシュがピークを迎えています。成田空港からは今日だけで約2000人が帰国する見込み、との事です。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は1日で8名、2日で3名、4日で1名、5日で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」1日で8名、2日で3名、4日で1名、5日で1名でした。
 この内、1日の1名に咳嗽・咽頭痛、5日の1名に発熱の症状がありました。他の人は無症状でした。

@B737MAX型機の納入停止が10月下旬まで続く、 FAA が調査中
 5日の「ブルームバーグジャパン」によりますと、関係筋の伝えたところでは、B787型機の納入停止が少なくても10月下旬まで続く見通し、との事です。
 問題はボーイング社従業員がB787型機製造過程において、会社側から圧力を受けた、とされる問題について、米国連邦航空局(FAA)が納得していなし事が原因としています。FAA は「ボーイングとのやりとりを続ける」とした上で、「われわれの安全性の専門家が満足するまで検査は承認しない」と説明した、との事です。


*9月5日

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は3日で5名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は3日で5名でした。全員無症状でした。

@台湾のエバー航空が乗務した3人のパイロットがコロナに感染し、台北=シカゴ線を一時運休
 昨日の「フォーカス台湾(日本語版)」によりますと、台湾のエバー航空(長栄航空)は昨日、台北=シカゴ線に乗務していたパイロット3人が新型コロナウイルス感染症に感染していたため、同路線を一時的に運休する、と発表しました。パイロットのやりくりがつかないようです。
 また、3人の内の一人については、検査規定に違反したとして解雇する予定、との事です。このパイロットは先月26日にシカゴから台北に到着後の7日間の自主健康管理中に友人らと会食し、また、同30日に台北=ブリスベン線に乗務する前の健康声明書に嘘の記載をした、との事です。
 写真は少し古いのですが、成田空港でのハローキティー塗装を施したエバー航空機です。

 


*9月4日

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は8月31日で1名、2日で4名、3日で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は8月31日1名、2日で4名、3日で1名でした。全員無症状でした。

@ソラシドエアが客室乗務員のアルコール検査で先任客室乗務員が身代わり検査を指示、国土が厳重注意
 国土交通省は昨日、ソラシドエアが客室乗務員のアルコール検査でアルコールが出た客室乗務員の身代わり検査をしていたとして、同航空を厳重注意処分とし、再発防止策を17日までに提出するように指示しました。
 事案1は昨年10月26日の那覇発名古屋行きの乗務前のアルコール検査で、先任客室乗務員が自身の身代わり検査を指示していた、との事です。
 事案2は同じ先任客室乗務員が今年3月25日の那覇発鹿児島行きでも身代わりを指示していた、との事です。なお、この便に乗務した客室乗務員3人は乗務7時間前まで飲酒していた、との事です。
【コメント】これは悪質ですね。会社幹部はこの事実を知らなかったのでしょうか?
 写真は宮崎空港のソラシドエア機です。

 

@ベンチャー2社が2030年のサブオービタル飛行事業開始を計画
 1日、内閣府と国土交通省は第3回「サブオービタル飛行に関する官民協議会」を開催しました。
 この席で、サブオービタル飛行を計画中のベンチャー企業2社は2030年までの開業を目指すことを説明しました。

@ FAA が宇宙船「スペースシップ2」の飛行を禁止
 昨日の「ロイター通信(YAHOO!ニュース)」は、米国連邦航空局(FAA)が現地時間1日、7月11日に行われたヴァージン・ギャラクティック社の有人試験飛行について、降下時に所定の飛行コースから外れた問題で、最終調査報告書の承認あるいは関連する問題が公共の安全に影響しないとの判断が下されるまで、宇宙船「スペースシップ2」の飛行を禁止する事を通知した、との事です。

@フィリピン航空が米破産法11条を申請、事実上の経営破綻に
 今日の「ブルームバーグジャパン(YAHOO!ニュース)」によりますと、フィリピン航空は現地時間3日、ニューヨークの連邦破産裁判所に、米国連邦破産法11条による会社更生手続きを申請しました。
 事実上の経営破綻になります。これにより、金融機関の支援に基づく再建計画の20億ドル(約2200億円)の債務削減を目指す、との事です。


*9月3日

@厚生労働省空港検疫での「新型コロナウイルス患者」発表はナシ
 今朝の段階で厚生労働省のホームページには空港検疫の発表はありませんでした。
【コメント】マスコミでは書いてあるところもありますので、資料はあると思うのですが。

@NAAの「空の日」「空の旬間」イベントは「You Tube 」で
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、今年度の「空の日」「空の旬間」記念イベントを、9月20日からオンラインで開催する、と発表しました。
 コンテンツは成田空港公式You Tube で公開する、との事です。

@成田空港第2ターミナル駐車場の誘導灯などを壊した男を逮捕
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、千葉県警成田空港署は昨日までに、沖縄県の24歳の男を器物損壊などの容疑で逮捕しました。
 この男は1月29日午後10時半頃、成田空港第2ターミナル第2駐車場ビル南棟で、避難誘導路灯2台を壊した疑いで送検されました。

@全日空の7月輸送実績は国際線旅客数が93.7%増、国内線旅客数が31.1%増
 全日空が今日発表した「 ANA グループ7月輸送実績」によりますと、
 国際線では旅客数が前年同月比、また[ ]内は2019年7月比(以下同じ)93.7%増[92.9%減]の6万5071人、利用率は2.3ポイント増の27.6%[49.9ポイント減]となっています。
 一方、国内線では旅客数が31.1%増[68.0%減]の109万6311人、利用率は12.8ポイント増[14.0ポイント減]の53.7%でした。
 なお、国内線の成田空港路線は全便運休となっています。
【コメント】オリンピックで旅客数は大幅増になっていますが、2019年と比べますと、回復はまだまだですね。

@中国の国際線運航制限は2022年上期も続く見込み
 昨日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、中国の航空当局は先月、空港での新型コロナウイルス感染症が相次いでいることから、国際線に関する現在の制限措置を2022年上半期も維持する見込み、との事です。
 中国の国際線フライトは現在も2019年水準の2%にとどまっている、との事です。

@米国の8月31日の保安検査数は5月31日段階なみに下がる、デルタ株の影響
 昨日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、米運輸保安庁は、国内の空港で8月31日にセキュリティーチェック(保安検査)を受けた乗客は約134万5000人と、国内で新型コロナウイルス感染が拡大していた5月11日以来最低となったと発表しました。
 これは新型コロナウイルス感染症のデルタ株流行が拡大しているため、と見られています。

@スカンジナビア航空がA350型機の受領を1年延期へ
 昨日の 「sky-budget」によりますと、スカンジナビア航空は2023年に導入する、としていたA350-900型機2機の受領を、1年延期する、と発表しました。
 同航空は5〜7月の決算では18ヶ月ぶりの黒字になりましたが、1年延期でさらなる経費削減を目指す、との事です。
 写真は2011年に成田空港で撮影したスカンジナビア航空のA340型機です。ここしばらく、スカンジナビア航空機を見ていないような気がします。

 

@米国のリース会社がB737MAX型機5機を発注
 今日の「Aviation Wire」によりますと、航空機リース会社「グリフィン・グローバル・アセット・マネジメント」がボーイング社にB737MAX型機5機を発注した、との事です。


*9月2日

@全日空が10月から成田=ムンバイ線再開し、成田=ワシントン線と成田=ヒューストン線を増便へ
 全日空は今日、羽田発ワシントン線とヒューストン線を、成田発に変更していますが、両路線とも現在週3往復(火・木・土曜日)していますが、これに加えて10月は、月曜日に成田発の片道のみ増便すること、
 また、成田=ムンバイ線を10月6日から週1往復(水曜日)で再開することを発表しました。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は8月31日で3名、1日で2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は8月31日3名、1日で2名でした。全員無症状でした。

@新しい「ミュー型変異株」が6月26日に成田空港から侵入
 厚生労働省は昨日、世界保健機関(WHO)が先月30日に「注目すべき変異株」に指定した「新型コロナウイルス感染症」の「ミュー型変異株」が、6月26日にアラブ首長国連邦から成田空港に入国した女性から検出された、と発表しました。
 この変異株はワクチンの有効性を損なう可能性がある、とされています。

@芝山町町長選挙は11月21日に
 芝山町選挙管理委員会は昨日、次期町長選挙を11月21日投開票で行う、と発表しました。今回は少し早まったようです。

@アイベックスエアラインズが CRJ700 型機のパイロットを募集
 アイベックスエアラインズは先月31日、運用中のCRJ700型機のパイロットの募集を始めました。
 契約社員と嘱託がそれぞれ若干名となります。同型機の操縦経験を持っていることが条件になります。
 応募締め切りは11月5日で、入社時期は来年の2月1日となり、勤務地は仙台空港となりますが、首都圏からの通勤も可能、との事です。

@日本の「サブオービタル飛行」は2030年頃を目指す
 昨日、内閣府と国土交通省は第3回「サブオービタル飛行に関する官民協議会」を開催しました。
 この席で、サブオービタル飛行を計画中のベンチャー企業2社は2030年までの開業を目指すことを説明しました。
 この飛行は空港から離陸し、高度100Kmほどの亜宇宙空間を飛行したのち、空港に着陸するものです。

@欧州とアジアの大企業が今後の旅客機による出張を減らす、航空会社には逆風
 昨日のブルームバーグジャパンによりますと、世界の大企業の多くが新型コロナウイルス感染症前の航空機を使った出張の形態を、インターネットを使ったものに置き換えていく方針、との事です。
 ブルームバーグの調査によりますと、欧州とアジアの大企業45社を対象とした調査では、従来の対面出張を減らす、と答えた企業が84%にのぼり、出張費を20〜40%削減するとの回答が大多数を占めた、との事です。
 このことが世界の航空会社にとっては業績回復の逆風となる、としています。ビジネス客は高額運賃で、儲けも大きいものです。


*9月1日

@8月のアクセス数は22,591回でした。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は28日で1名、30日で2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は28日1名、30日で2名でした。3名とも無症状でした。

@デルタ航空が客室乗務員1500人を新規採用へ
 昨日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、デルタ航空は現地時間先月31日、需要回復を見込んで客室乗務員1500人を新規採用する、と発表しました。
 これは、来年夏の繁忙期の需要に向けての措置、との事です。

@英国の「Jet 2.com」がA321neo型機36機を確定発注
 英国を拠点とするレジャー航空会社「Jet 2.com」は現地時間8月31日、エアバスにA321neo型機36機を発注しました。オプションも24機としています。
 同航空は現在はB737-800型機75機などボーイング機を使っていますが、これをA321neo型機で置き換えていく、とのことです。


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