2020年11月後半の出来事


*11月30日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が28日入国者で6名、29日入国者で3名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、28日入国者で6名、29日入国者で3名だった、と発表しました。
 この内、28日入国者の1名に発熱があり、その他は無症状でした。

@ NAA が機能強化計画区域の民家や土地の調査を始める
 今日の「千葉日報(有料版)」によりますと、成田国際空港株式会社は成田空港機能拡張計画で,新たに取得する住民の土地や家屋などの補償額を確定するための調査に入ったとの事です。
 今のところ、成田市、多古町、芝山町などで行う、とのことです。これにより,買い取り価格の額などを決めることになります。
 NAA では「今のところ計画の進捗状況に遅れはない」とのことです。
【コメント】国と成田国際空港株式会社は「2019新型肺炎」の影響で国民が苦しんでいても、「約30年先に発着回数を50万回にする」という、機能強化計画を見直しもせずに、強行するつもりのようです。
 30年先に空港や航空機が技術革新でどのように変化するか、じっくりと見極めながら進めるというゆとりもないのでしょうか。
 「2019新型肺炎」により国民の大多数が苦しんでいるのに、建設業界や航空業界だけを肥え太らせる事を目的に強行するのでしょうか。

@「スターラックス航空」が12月16日に成田=台北線を開設
 成田国際空港株式会社は今日、台湾の新興航空会社「スターラックス航空」が12月16日から成田=台北線を開設する、と発表しました。
 運航は週2往復(水・土曜日)で、機材はA321neo型機を使います。
【コメント】新興航空会社ですし、「2019新型肺炎」の影響もありますので、予定通りに就航するかどうか心配していましたが、確定したようですね。
 明日、ホーチミン⇒成田線に就航予定の、ベトナムの「バンブー航空」は就航出来るのでしょうか。


*11月29日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が27日入国者で4名、28日入国者で1名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、27日入国者で4名、28日入国者で1名だった、と発表しました。
 全員が無症状でした。

@ピーチが来年2月10日に成田=女満別線を開設へ
 今日の「HBC北海道放送」によりますと、ピーチ・アビエーションは来年2月10日から成田=女満別線を開設する,とのことです。
 1日1往復で運賃は5000円程度になる、とのことです。
【コメント】ピーチは「2019新型肺炎」の中、唯一の積極的路線拡大を続けていますね。
 国際線が運休していることにより、機材が余っていることや、 LCC 他社が路線を縮小している今、シェア-を伸ばしたい、との意向もあるのではないでしょうか。
 しかし、真冬の北海道便開設で需要が見込めるのでしょうか?

@成田空港南東部の山武市が修学旅行中止の6年生全員を“修学飛行”へ
 昨日の「千葉日報(有料版)」によりますと、成田空港の南東部に位置する山武市は小学6年生の修学旅行が「2019新型肺炎」のためにできなくなったことから、思いで作りに来年2月に成田空港から飛行ツアーを行うことになりました。
 全市の小学校6年生全員約330名を2日間に分けて,日本航空機をチャーターして行います。
 日程などは検討中とのことですが、搭乗前には芝山町の「航空科学博物館」に立ち寄り、上空ではアナウンスや機内食などを体験する予定です。費用は1000円を自己負担とし、残りを市が負担します。
【コメント】各航空会社が遊覧飛行を企画していますね。余った機材を少しでも有効活用し、収入を増やしたいようです。

@全日空が客室乗務員に地方居住や副業認める代わりに給与を5〜7割削減を提案
 昨日の読売新聞によりますと、全日空は約8000人の客室乗務員に対して、時限的に地方居住や副業を認めたり、勤務日数を半分以下に減らすことを条件に、給与を現在の50〜75%とする方針を労働組合に提示している、とのことです。
 この背景には航空需要が戻るのは2024年と見込んでいますが「その後は需要が回復する」と見て、これに備え、大幅な人員削減はしない方針、とのことです。
【コメント】客室乗務員の収入は基本給が少なく、乗務日数に応じた特別手当が多くなりますので、ここで言う“給与”が基本給ですと、これの削減は乗務がほとんどないなか、生活できない水準に落ち込むことになりかねませんね。


*11月28日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が26日入国者で12名、27日入国者で1名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、26日入国者で12名、27日入国者で1名だった、と発表しました。
 全員が無症状でした。

@昨年6月1日のに起こった全日空機の重大インシデントは運航乗務員への不徹底が原因
 運輸安全委員会は昨日、2019年6月1日に起こった,サンノゼ発成田行きの全日空17便・B787-8型機(JA828A)で起こった,機内空調不具合による重大インシデンの調査報告書を公表しました。
 報告書によりますと、トラブルは三陸海岸沖の太平洋上で高高度飛行中に、左のキャビン・エア・コンプレッサーがサージングを起こし,再起動を試みましたが、再起動しませんでした。
 その過程で、右のキャビン・エア・コンプレッサーもサージングを起こし、空調が全面ダウンしてしまいました。
 このため、同機は約3000mまで急降下して飛行を続け,成田空港に緊急着陸したものです。
 原因はボーイング社が同年4月5日付で、「高高度でキャビン・エア・コンプレッサーにサージングが起こった場合、高度を下げて再起動するように」との技術資料を発出していましたが,全日空は重大インシデンの起こった6月1日時点では,運航乗務員にこの技術情報を周知徹底していませんでした。運輸安全委員会は全日空に対して運航の安全に重大な影響のある事項の変更は、受領後速やかに行うように勧告しています。
 また、ボーイング社に対しても、片方のコンプレッサーにサージングが発生した場合、正常に作動しているコンプレッサーへの影響軽減を目的に、バルブを制御するソフトウェア変更の技術通報を発行するように求めました。
 写真は2015年に撮った「JA828A」機です。

 

@日本航空の10月旅客数は国際線が96.5%減、国内線が47.0%減
 日本航空が昨日発表した「JALグループ10月マンスリーレポート」によりますと、
 国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)95.6%減の3万4608人、利用率が64.6ポイント減の17.9%となりました。
 一方、国内線では旅客数が47.0%減の170万634人、利用率が9.8ポイント減の66.8%となっています。
 運航状況では国際線欠航率が4.4ポイント改善の0.4%、定時出発遅延率が8.5ポイント改善の5.5%となっています。一方、国内線では欠航率が3.0ポイント改善の1.4%、定時出発遅延率が8.9ポイント改善の3.3%となっています。
 ちなみに、貨物の輸送実績は国際線貨物量が9.7%減の3万1038トンとなり、国内線では23.8%減の2万2704トンとなりました。

@全日空も公募増資発表、約3300億円を調達へ
 日本航空に続き、ANAホールディングスも昨日の取締役会で、公募増資で最大約3321億円を調達することを決議しました。
 この内、約2000億円はB787型機などの機材購入に充て、残りを長期債務の返済に充てます。
 発行する株式は約1億2631万株となり、単価は12月7日に決定する見通し、とのことです。この増資により、株価は約3割希薄化されることになります。


*11月27日

@ NAA の中間期決算は424億円の赤字に、民営化以来の初めての赤字
 成田国際空港株式会社が昨日発表した「2021年3月期中間決算」によりますと、損益は424億円の赤字となりました。赤字は2004年の民営化後で初めてとなります。
 また、「2021年3月通期決算見通し」では783億円の赤字になる、との予測です。
 通期の発着回数は前期比(以下同じ)63.3%減の9.5万回、総旅客数は90.9%減の377万人、航空貨物量は13.7%減の177万トンとなる見込みとしています。
 中間期の財務状況では2020年3月期の実績比(以下同じ)で、資産が11.3%増の9287億円に対し、負債は23.5%増の5616億円となっており、自己資本比率が44.5%から38.7%に低下しています。
 田村社長は昨日の記者会見で「更なる機能強化についても、空港の競争力強化のみならず、我が国の競争力強化、観光先進国の実現、地域の発展のためにも一日も早く実現できるよう努力していきたい」と語りました。
 さらに、今回の「2019新型肺炎」感染急増を受けての「Go To トラベル」の一部制限について、「せっかく回復傾向にある国内需要にマイナス影響を与えないといいなと思う。『Go To』は国内需要の喚起に大きな効果があった」と述べました。
 また、成田空港から公共交通機関を使って移動する人がいることについて、「感染拡大防止策をしっかりと取りながら、利用しやすい運賃の交通手段を考えたい」と述べ、京成電鉄と相談しながら、入国者が利用できる車両を手配できるかどうか検討していることを明らかにしました。
【コメント】成田国際空港株式会社(NAA)の財務状況もかなり悪くなっていますね。大丈夫でしょうか。
 「機能強化計画」推進よりも、感染拡大防止が最優先事項ではないのでしょうか。
 田村社長は米国やブラジルの大統領のように、「新型コロナはインフルエンザと同じだ。心配するな」と言いたいわけではないと思いますが。

@「今後は、いざという時に対応できるよう、空港機能の整備に取り組みたい」と田村社長
 昨日のNHKニュースによりますと、成田国際空港株式会社の田村社長は昨日の記者会見で「世界の航空産業は、これだけ長くて深い谷を経験したことがなかった。今後は、いざという時に柔軟に対応できるよう、財務体質の強化や、空港機能の整備に取り組みたい」と述べた、とのことです。
【コメント】成田空港機能強化計画の見直しをするべきではないでしょうか。この計画は「イベントリスクは考慮しない」として建てられたものです。
 個々のイベントの予測は不可能ですが、統計学的に見てイベントリスクの影響は予測できるのではないでしょうか。見直しは当然のことと思います。
 下の写真は成田空港の全景です。2010年頃に成田空港を北に離陸し、旋回して成田空港上空に戻る際に撮ったものですので、現在とはかなり違っています。

 

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が25日入国者で2名、26日入国者で1名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、25日入国者で2名、26日入国者で1名だった、と発表しました。
 全員が無症状でした。


*11月26日

@発着回数が少し増えるも、旅客数は微増・10月空港運用状況
 成田国際空港株式会社が今日発表した「成田空港10月運用状況」によりますと、
 総発着回数は前年同月比(以下同じ)57%減の9109回となりました。この内、国際線発着回数は57%減で内訳は旅客便が79%減、貨物便が83%増となっています。
 また、国内線発着回数は55%減で内訳は旅客便が54%減、貨物便はゼロでした。
 総旅客数は90%減の35万643人で,この内、国際線は96%減で、内訳は日本人が98%減、外国人が96%減となっています。
 国内線旅客数は61%減でした。
 総国際貨物量は5%増の18万2376トンとなりました。積込量は2%増で輸出量は16%増、取卸量は8%増で輸入量は11%増となっています。
 給油量は55%減となりました。
【コメント】国際線発着回数は徐々に回復していますが、旅客数は殆ど変化がありません。国内線の発着回数は9月と比べてもほんの少しの改善です。旅客数は回復傾向が顕著になっています。貨物需要は相変わらず好調で、これが発着回数を押し上げています。

@全日空が12月2日から成田=プノンペン線と成田⇒ヤンゴン線を再開
 全日空は成田=プノンペン線を12月2日から週2往復(水・土曜日)で再開します。しかし年末年始は運休となり。1月は9日と23日の運航のみとなります。
 また、成田⇒ヤンゴン線を12月2日から週2便(水・金・日曜日)で再開します。しかし、こちらも年末年始は金曜日のみの運航になります。
【コメント】苦労しているのでしょうが、全日空のページを見てもよくわかりません。良く確認してください。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が24日入国者で3名、25日入国者で3名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、24日入国者で3名、25日入国者で3名だった、と発表しました。
 全員が無症状でした。

@フィリピン航空が法的整理を申請し経営破綻
 経営が悪化しているフィリピン航空は法的整理(日本の会社更生法に当たる?)を裁判所に申請する方針を固めた、との事です。
 政府に支援を求めて、業務を継続しながら、裁判所に債権の保護を申請する計画、との事です。
 同航空は9月時点で債務が1980億ペソ(41億200万ドル)あり、約100機の旅客機の内、20機のリース機を前倒しして返却し、従業員を3割強の約2700人削減することにしています。
 同航空には全日空が9.5%を出資しています。
【コメント】法的整理は日本の会社更生法に当たるようで、事実上の経営破綻になるのでしょうか。


*11月25日

@全日空が12月14日から成田=深セン線を開設
 全日空は12月14日から、成田=深セン線を週1往復で開設します。月曜日の運航で、機材はB787-9型機を使います。

@ジェットスター・J が12月1日〜25日までの追加減便発表、成田空港路線で170便
 今日の「 FlyTeam 」 によりますと、ジェットスター・J は12月1日〜25日までの追加減便を発表しました
 成田空港関係は8路線で170便の減便となります。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が23日入国者で5名、24日入国者で3名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、23日入国者で5名、24日入国者で3名だった、と発表しました。
 全員が無症状でした。

@仙台空港が「2019新型肺炎」による需要低減で改装工事中断
 仙台国際空港は昨日、「2019新型肺炎」の感染拡大で旅客数が急減していることを理由に、3月に始めた総額約50億円のターミナルビルの改修工事を中断すると発表しました。再開時期は未定としています。
【コメント】国土交通省とNAA は「2019新型肺炎」の影響で需要が激減している中で、事実上、多額の税金投入する「成田空港の機能強化計画」について、見直しをする考えはないのでしょうか。

@2021年の航空需要は2019年の半分にと IATA が予測
 国際航空運送協会(IATA)は現地時間24日、2021年の世界航空需要が2019年の約半分になる見通し、と発表しました。
 2020年の世界航空会社の損失額は1185億ドルと、6月水準の見通しに比べ大幅に増加しています。
 また、2021年の損失額は387億ドルになる、としています。


*11月24日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が22日入国者で4名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、22日入国者で4名だった、と発表しました。全員が無症状でした。

@20日に中部空港でアントノフ124型機が前脚不具合警告で引き返す
 今日の「日刊航空」によりますと、20日午前8時23分頃、中部空港をアンカレッジに向け離陸したアントノフ・エアラインズ3608便・An124型機で、離陸後、前脚が格納されていない、との警告が出ました。
 このため、同機は中部空港に引き返し、同9時15分に無事緊急着陸するトラブルがありました。乗員16人にケガはありませんでした。
【コメント】同機は中部空港で整備後、21日にアンカレッジに向かったようです。
 下図は「Flightradar24」から撮った21日の同便の軌跡です。離陸後、旋回して中部空港の上空を通過したのは、前脚の具合を見たのでしょうか。
 同機は世界で2番目に大きな貨物機ですので、修理後に離陸して、整備の具合を確認するのは、積荷や燃料の関係で大変なのでしょうか。
 確か、同型機がつい最近、ロシアでトラブルを起こし、空港が閉鎖された記事がありました。

 

@「ANA が人材を派遣してくれるなら嬉しい」とピーチの森CEO
 今日の「日刊航空」によりますと、全日空の子会社 LCC 「ピーチ・アビエーション」の森CEOは20日の記者会見で、ANAグループで余剰となっている社員を受け入れる意向を表明しました。
 まだ、具体的にはなっていないようで「ANA側からの判断になる」とした上で、「ピーチは路線を拡大しており、人材を送っていただけるのであれば、積極的に活用したい」と述べました。
【コメント】全日空の建て直し戦略としては、国内線を全面的ではないようですが、ピーチ・アビエーションに移管することになるようです。

@「春秋航空・日本」が今日から開始予定の「ブラックフライデー・セール」を中止に
 「春秋航空・日本」は今日、今日から販売を予定していた「国内線片道1,680円〜!SPRING JAPANブラックフライデーセール」を、「2019新型肺炎」の流行拡大のために、見合わせる、と発表しました。

@カンタス航空CEOが、「国際線再開時にコロナウイルス・ワクチン接種を義務付ける」と発言
 オーストラリアのカンタス航空CEOは現地時間23日、「2019新型肺炎」のワクチンが利用可能になった段階で、国際線の利用者に対して、ワクチンの接種を義務付ける方針を明らかにしました。
【コメント】ワクチンが接種可能になるまでは、国際線の再開はしない、と言うことなのでしょうか?
 ワクチンが世界中で接種可能になるまでは相当の日時が必要と、思われるのですが。


*11月23日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が21日入国者で4名、22日で2名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、21日入国者で4名、22日入国者で2名だった、と発表しました。
 全員が無症状でした。

@21日にフジドリーム機が警告灯不具合で名古屋空港に引き返す
 昨日の読売新聞によりますと、21日午前8時頃、名古屋発高知行きのフジドリームエアラインズ341便・E170型機が,和歌山県上空を飛行中に機体のトラブルを示す警告灯が点灯しました。
 このため、同機は名古屋空港に引き返し、無事緊急着陸しました。点検したところ、警告ランプの異常でした。
 乗客は別の機体に乗り換え、約2時間遅れで高知に向かいました。

@「 MRJ 」に“残されたチャンス”とは
 12日の毎日新聞に載った「三菱スペースジェット『残されたチャンス』とはMRJが世界を飛ぶ日」は有料会員限定で全文が読めませんでしたが、昨日の「YAHOO!ニュース」に掲載されました。
 これによりますと、第1に、三菱スペースジェット(MSJ)のようなリージョナル旅客機の需要は、「2019新型肺炎」の影響下でも大型機に比べてそれほど落ちていないこと、第2に、「2019新型肺炎」の流行が落ち着けば、老朽化した機体の更新需要は必ずあること、第3に、現在世界でリージョナル旅客機を製造できるのはエンブラエル社しかないこと、第4に、米国のクローズスコープの緩和があるかも知れないこと、などから,三菱スペースジェット(MSJ)にもチャンスはある、としています。
 だからこそ、早く型式証明(TC)を取得することが肝要だ、との内容でした。
【コメント】クローズスコープが緩和されたとすると、エンブラエル社の175-E2型機がすでに型式証明を取得していますから、こちらが先行することになりますね。
 ただ、「エンブラエル社がどのくらい生産能力を確保できるか。それによって、世界の機体更新需要をまかなえるのか」によって三菱スペースジェット(MSJ)の割り込みができる可能性は、少ないながらあるのではないでしょうか。利益を出すほどの受注があるかどうか、また、生産体制が構築できるかが問題ですが。
 いずれにしても、型式証明(TC)だけは取得しないと、今までの努力が全て無駄になる事になりますね。

 


*11月22日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が20日入国者で5名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、20日入国者で5名だった、と発表しました。全員が無症状でした。

@最近、午後11時直前の出発便が多い
 上段でお知らせしているように、毎日、午後11時00分以降の離着陸を調べて記録しているのですが、ここには出てきませんが、この所、目立つのは午後11時直前の出発便の多さです。
 日によって違うのですが、午後10時50分から同59分の間に10機から5機が次から次に離陸していきます。
 飛行コース直下の住民にとっては、午後11時以降の便が減るのは、“ほんのちょっと”嬉しいのですが、出発機の間隔が1分程度しかありません。
 安全上は後方乱気流や先発機のトラブル発生などへの影響を考えると、「これで良いのだろうか」と心配になります。


*11月21日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が19日入国者で6名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、19日入国者で6名だった、と発表しました。
 この内、米国からの30歳代女性に、味覚・嗅覚低下の症状がありました。残りの5人は無症状でした。

@韓国のチェジュ航空が今日から成田=仁川線を再開
 韓国 LCC 「チェジュ航空」は今日から、成田=仁川線を週1往復(土曜日)で再開しました。

@「JTB」の上半期純損失が782億円の赤字、6500人の削減と約30%の賃金カット
 日本最大の旅行業者である「JTB」が昨日発表した「4〜9月期中間決算」によりますと、売上高が前年同期比80.1%減、当期純損失が過去最大の782億円の赤字となりました。
 この結果を受けて、国内店舗を統廃合も含めて115店舗とし、グループ全体で6500人(国内2800人、海外3700人)を削減し、一般社員の給与は年収で30%のカットを行う方向で労働組合と交渉中、とのことです。
 2021年3月期通期見通では経常損益は1000億円の赤字を見込みます。

@昨日のスターフライヤーのエンジントラブルは強烈な追い風でセンサーが作動
 昨日の「日テレNEWS24」によりますと、昨日のスターフライヤー機のエンジントラブルですが、エンジンに異常はなく、原因は飛行中に強い追い風を受けて,エンジンに後方から逆向きに風が流入し,センサーが一時的に出力が落ちたと判断したことによると推測される、とのことです。
 下は昨日のスターフライヤー42便の航跡です。

 

@エアアジア・ジャパンの返金問題で消費者センターに1000件以上の相談
 昨日の共同通信によりますと、エアアジア・ジャパンの破綻前から、同社便を予約し代金を支払った人たちから、「返金されない」との相談が全国の消費者センターに1000件以上寄せられている,とのことです。
 国土交通省にも1000件近くの問い合わせが来ている、とのことです。
 同社は破綻の前から多くの欠航を出していたことや,予約が1年以上前から可能なことなどにより、「2019新型肺炎」の前に予約した人が多くいたようです。


*11月20日

@「ZIP AIR 」が12月19日より成田=ホノルル線に就航
 「ZIPAIR Tokyo」は今日、12月19日より成田=ホノルル線に就航する、と発表しました。
 当面、年末年始の需要を中心とした不定期便となるようで、12月が7往復、来年1月が9往復となります。2月以降については追って発表する、としています。
  LCC として注目の運賃は「ZIP Full-Flat Value」で片道5万9800円〜53万5000円、「Standard Value」で同1万9800円〜39万2000円となっています。
 西田社長はホノルル線就航について「新型コロナウイルス禍での就航。非常に難しい環境だが、挑戦の機会として前向きに捉えたい。3拠点目の乗り入れができることに大変大きな意味がある。今はまだ見通せないが、将来必ずどこかで需要が回復する。そのときにどれだけスタートダッシュできるかだ。日本航空のホノルル線利用者とは客層が異なる。年末年始の価格は日本航空と較べ5分の1ぐらいだ。採算は貨物との合わせ技で考えている」と述べました。
【コメント】機体が2機しかありませんので、定期便としては無理だったのでしょうね。客室乗務員もぎりぎりだったのではないでしょうか。
 なお、西田社長は今日の記者会見で、日本航空グループから募集している約100名の客室乗務員について「応募者は採用予定の数倍になっている」とあかしました。
 写真は2号機です。

 

@「ZIP AIR 」が12月1日からバンコク⇒成田線を増便し毎日運航へ
 「ZIPAIR Tokyo」は今日、現在週5便で運航しているバンコク⇒成田線の旅客便を,12月1日から1日1便に増便する、と発表しました。
 なお、成田⇒バンコク線は貨物便となります。貨物の需要が相変わらず好調、との事です。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が18日入国者で4名、19日入国者で2名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、18日入国者で4名,19日入国者で2名だった、と発表しました。
 全員が無症状でした。

@成田空港からの入国者で公共交通手段を使う人がかなりいる・検疫所の調査で
 今日のNHKニュースによりますと、政府は入国した人が検査で陰性だった場合でも、帰宅時に鉄道やバスやタクシーや国内線などの公共交通機関を利用しないように呼び掛けています。
 しかし、成田空港検疫所が今月調査した結果では、複数の人が公共交通機関を利用している実態があきらかになりました。
 これについて、感染症学が専門の国際医療福祉大学成田病院の松本哲哉教授は、「国内で感染者が増加するなか、海外から新たに感染が持ち込まれるリスクを減らすため公共交通機関を利用しないことは効果がある。一方で、自分で車を手配するには高額な料金を支払う必要があり、多くの人が利用するのは難しい。今後、入国者の増加が想定されることから新たな移動手段について今から議論するべきだ」と話しています。
【コメント】その通りですね。政府は口先で言うだけでなく、「Go To トラベル」に大金を使うのも良いですが、この様な場合、高額になる帰宅費用などに補助を考えるべきではないでしょうか。

@10月の「訪日外客数」は98.9%減、「出国日本人数」は98.1%減
 観光局は18日、「10月訪日外客数・出国日本人数」を発表しました。これによりますと、訪日外客数は前年同月比(以下同じ)98.9%減と前年同月比13ヶ月連続マイナスの2万7400人となっています。
 一方、出国日本人数は98.1%減の3万1000人となっています。

@スターフライヤー機がエンジントラブル警告で北九州空港に緊急着陸
 今日の「RKBニュース」によりますと、今日午前10時頃、福岡発羽田行きのスターフライヤー42便・A320型機が、瀬戸内海上空を飛行中にエンジントラブルの警告が出ました。このため、同機は北九州空港に向かい、同11時頃、無事緊急着陸しました。乗客、乗員に怪我はありませんでした。


*11月19日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が17日入国者で6名、18日入国者で2名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、17日入国者で6名,18日入国者で2名だった、と発表しました。
 全員が無症状でした。
【コメント】昨日の報道によりますと、11日にインドネシアのジャカルタから関西空港に到着した技能実習生の内、10〜20才代の女性17人が関西空港での検査で「2019新型肺炎」に感染していたことが分かりました。この17人はジャカルタ出国前の検査による「陰性証明書」を所持していました。全員が7〜8時間の機内で集団感染したと、とは思えません。
 あえて言えば、この「陰性証明書」が偽造されていた可能性が大きいですね。政府はこの国などからの技能実習生入国を認めることにしましたが、この様な事例がある国については見直すべきではないでしょうか。

@シンガポール航空が成田=シンガポール線を30日から増便
 シンガポール航空は30日から成田=シンガポール線を現在の週5往復から1日1往復に増便します。

@スクートが12月14日から成田=台北=シンガポール線を増便
 今日の「アジアトラベルノート」によりますと、シンガポール航空の子会社 LCC 「スクート」は12月14日から,現在週1往復運航している成田=台北=シンガポール線を。週4往復(月・火・木・土曜日)に増便します。
 写真は離陸のため、A滑走路に向かうスクートのB787型機です。

 

@日本航空の公募増資の1株は1916円に決定
 今日の日刊航空によりますと,日本航空は昨日、公募増資で売り出す1億株の売り出し価格を1916円にする、と発表しました。
 これにより、最大1826億円を調達することになります。
 この増資のうち150億円はジェットスター・J と春秋航空日本の出資拡大に使われる、とのことで、「出資比率を高めることになるかどうかは両社と話をして決めたい」とのことです。

@スカイマークは昨日、90億円の資本金を1億円に減資決定
 昨日の日本経済新聞によりますと、スカイマークは昨日の株主総会で、資本金を90億円から1億円に減資することを決めました。
 業績悪化による赤字で、配当原資である利益余剰金が減る可能性に備える、とのことです。
【コメント】経済に疎い私には何故こんな事をするのか、よく分かりません。

@ノルウエーの LCC 大手「ノルウエージャン」が経営破綻、運航は続け再建図る
 今日の「sky-budget」によりますと、欧州 LCC の大手「ノルウェー・エアシャトル(ノルウェージャン)」は、アイルランドの裁判所に破産保護を申請し、事実上の経営破綻となっていることがわかった、とのことです。
 アイルランドの裁判所に申請したのは、同航空の所有機の多くがアイルランド籍であることによるもののようです。
 今回の申請は日本の民事再生法に当たり、運航を続けながら再建を模索するものとみられています。

@FAA がB737MAX型機の運航再開認める決定
 米連邦航空局(FAA)は現地時間18日、1年8ヶ月に及ぶB737-MAX型機の安全審査を終え、運航再開を許可しました。
 これにより、B737MAX型機を所有する航空各社は機体への新プログラムのインストール、パイロットの訓練計画作成等の条件をクリアーし、運航再開を目指すことになります。


*11月18

@成田空港10月貿易額は輸出が4.9%増、輸入が1.7%減に
 東京税関が今日発表した「成田空港10月貿易概況(速報)」によりますと、
 輸出額は前年同月比(以下同じ)4.9%増(2ヶ月連続プラス)の9439億1200万円、
 輸入額は1.7%減(6ヶ月連続マイナス)の1兆1713億1000万円となっています。

@成田空港10月貨物総取扱量は5.0%増、積込量は2.0%増、取卸量は7.7%増
 東京税関が今日発表した「成田空港10月貨物取扱量」によりますと、
 総取扱量は前年同月比(以下同じ)5.0%増と7ヶ月ぶりプラスの18万2376トンとなりました。
 積込量は8ヶ月ぶりプラスで2.0%増、取卸量は7ヶ月ぶりプラスの7.7%増となっています。
【コメント】貨物量は相変わらず好調ですね。どこまで続くのでしょうか。

@日本航空が今日から成田=大連線を増便
 日本航空は今日から、成田=大連線を週3往復から週4往復(火・水・木・金曜日)に増便しました。

@日本航空が12月1日からハノイ⇒成田線を毎日運航に増便
 日本航空は昨日、12月1日からハノイ⇒成田線を増便し、1日1便とする、と発表しました。

@セブ航空が来年1月2日から成田=セブ線を再開の予定
 昨日の「excit ニュース」によりますと、セブ航空は成田=セブ線を来年1月2日から週5往復(月、火、木、土、日曜日)で再開する、とのことです。

@ピーチが12月1日〜25日に成田空港路線を減便へ
 ピーチ・アビエーションは昨日、12月1日から25日までの国内線運航計画を明らかにしました。
 これによりますと、成田空港路線は軒並み減便となっています。特に、1日7往復している成田=新千歳線は1日3〜5往復となっています。
 なお、年末の26日〜31日は計画通りで減便はありません。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が16日入国者で6名、3名が症状訴える
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、16日入国者で6名だった、と発表しました。
 この内,埼玉県居住の10歳代男性に発熱、咽頭痛、全身倦怠感の症状があり、別の、埼玉県居住の10歳代男性に発熱、咳、頭痛、鼻汁の症状があり、さらに、神奈川県居住の50歳代男性に発熱の症状がありました。
 他の3人は無症状でした。

@エアアジア・ジャパンが昨日、破産申し立て、負債217億円
 エアアジア・ジャパンは昨日、東京地裁に破産手続きを申し立てました。負債総額は約217億円となります。
 「2019新型肺炎」の影響と親会社のエアアジアからの支援を打ち切られたことが資金繰り悪化に拍車をかけました。
 これにより、欠航などの返金を受けられない顧客が約2万3000人にのぼり、金額は約5億円になる、とのことです。管財人によりますと、現金による払い戻しは来年4月以降になる見込み、とのことですが、「払戻し未了のチケットに対する返金を行える見通しは立っておりません」とのことです。
 約300人の従業員は残務整理の約50人を除き、11月4日に解雇しており、残務整理の50人の給与支払いの見通しも立っていない、とのことです。

@韓国・釜山に建設予定の「金海空港」強化は白紙撤回か
 昨日の「WoW!Korea(@niftyニュース)」によりますと、韓国国務総理室傘下の「金海新空港検証委員会」委員長は現地時間17日に開いたブリーフィングで、「金海新空港基本計画は安全、施設運営、需要、環境、騒音分野で相当な補完が必要だ」と見直すべきとの意向を表明しました。
 これについて,釜山経済正義実践市民連合のト・ハンヨン事務処長は「今回の発表を通して、金海空港拡張案が持つ騒音、安全などの問題点がついに明らかになった」と評価しまた。
【コメント】これで、金海空港強化案は振り出しに戻る事になるようですね。

@韓国政府主導の大韓航空とアシアナ航空統合は前途多難
 昨日の「 朝鮮日報(日本語版)」によりますと、大韓航空とアシアナ航空の大規模合併ですが、前途は多難のようです。
 両社はこれまでにも政府系金融機関などから合わせて4兆7400億ウオンという大量の資金提供を受けており、韓国産業銀行は今回の合併に対して8000億ウオンの資金提供を準備している,とのことです。これらの支援を行わない場合は両社が共倒れになる可能性があるから、とのことです。
 しかし、今後1年以内に返さなければならない債務だけで、約10兆ウオン(9400億円)にも及ぶとのことです。


*11月17日

@横芝光町の住民団体が国土交通省に「機能強化の経費を真の国益に」と要望
 今日の「千葉日報(有料版)」によりますと、空港南側で新設される予定の新滑走路による騒音激化にさらされる、横芝光町の住民団体「航空機騒音から生活を守る会」は昨日、国土交通省の担当者を招き、成田空港機能強化計画の凍結を求める要望を行いました。
 要望では、「大幅な減便が続いている今、第3滑走路建設の見直しや、機能強化に充てる経費を真の国益に直結する道路、治水、下水など社会資本整備に生かす」ことなどを要望しています。
 要望後、同会の鈴木会長は「テレワークなどが盛んになった今、ビジネス需要が伸びることはほぼない。この機会に立ち止まって考え直してほしい」と話した、とのことです。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が15日入国者で3名、16日入国者で1名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、15日入国者で3名,16日入国者で1名だった、と発表しました。
 全員無症状でした。

@今日、成田市と LCC 3社が「成田空港ネットワーク応援会議2020」を開催
 今日の日刊航空によりますと、成田空港の LCC 3社と成田市で構成する「成田会議 2020 実行委員会」は今日、「成田空港ネットワーク応援会議2020」を成田市内で開催する、とのことです。
【コメント】どんなことを話し合うのでしょうか?

@ハワイアン航空が今日から成田=ホノルル線を週2往復に増便
 今日の「sky-budget」によりますと、ハワイアン航空は明日から成田=ホノルル線を増便して週2往復とします。
 成田空港着が火・木曜日で、成田空港発が木・土曜日となります。
【コメント】今日の到着便は欠航となっています。火曜日の増便は来週からと言うことのようです。

@タイ航空が現在週2便の成田=バンコク線を1月1日から週3便に増便
 昨日の「 FlyTeam 」 によりますとタイ航空は現在特別便として,ほぼ週2往復運航している成田=バンコク線を来年1月1日から週3往復(火・木・日曜日)に増便する、とのことです。

@全日空グループが再来年度の採用を約200名に縮小
 ANAホールディングスは今日、「2019新型肺炎」の影響による経営悪化の建て直しのため、グループ全体で、来年度採用を例年の3000人程度から約700人に縮小します。
 さらに、再来年度の採用も縮小し、200人程度にする,と発表しました。
 ただし、パイロットの採用はこの対象とはしない、とのことです。
 写真は6月23日に撮影した、成田空港第2ターミナル東の駐機場で、羽を休める全日空機の列です。

 


*11月16日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が14日入国者で9名、15日入国者で1名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、14日入国者で9名,15日入国者で1名だった、と発表しました。
 この内、15日に入国した静岡県居住の50歳代男性に倦怠感がありました。他の9名は無症状でした。

@JALカーゴが「ZIP AIR 」の成田=インチョン線貨物スペースを11日から販売始める
 今日の「 FlyTeam 」 によりますと、JALカーゴは11日運航分から、「ZIP AIR Tokyo」の成田=仁川線貨物スペースの販売を開始した、とのことです。
【コメント】貨物の輸送は成田=仁川線就航当初から始まっていると思っていましたが?

@政府主導で大韓航空がアシアナ航空を買収へ
 韓国の政府系金融機関「産業銀行」は今日、アシアナ航空の再建策として、同行が大韓航空の持ち株会社「韓進KAL」の第三者割当増資、1兆8000億ウオン(約1700億円)を引き受け、大韓航空はこの資金でアシアナ航空の第三者割当増資を引き受けて、アシアナ航空を子会社化する、と言うアシアナ航空再建策を発表しました。
 事実上の政府主導の救済になり、独立系の LCCは「何で大手だけ救済するのか」との不満 や、「韓進KAL」の大株主からは「大韓航空の株式が希薄化してしまう」との反発の声が上がっています。
 順調にいけば来年の6月頃に正式統合となります。
【コメント】2社の輸送量は合わせると世界7位になることになります。しかし、このような統合の場合、数字通りには行かないのが通例ですね。
 特に、今の状況下では両社共に、機材や路線を絞り込んでいますので、どうなるのでしょうか。
 写真は2018年のもので、成田空港第1ターミナルの前ですれ違うアシアナ航空のA380型機と大韓航空機です。

 


2020年11月前半の出来事