2021年2月後半の出来事
*2月28日
@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は26日入国者で3名、1人に症状あり
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は26日入国者3名でした。
この内の50才代男性には咽頭痛ありました。他の2名は無症状でした。
@ピーチが3月に旧バニラエア機をバニラ塗装で運用
ピーチ・アビエーションは26日、旧バニラエアで使われていた「JA06VA」機を、3月一杯、アレンジした旧バニラエア塗装で運航する、と発表しました。
ピーチ・アビエーションの運航する全路線に使われますが、何時何処で、使われるかは公表しない、とのことです。
この企画はSNS 上で「バニラエアの黄色いデザインのまま運航して欲しい」という多くの反響をきっかけにしたもの、とのことです。
下の写真は成田空港で離陸に向かう旧塗装の「JA06VA」機です。
@「Flight Global」が久し振りに「三菱スペースジェット」に言及
現地時間24日の「Flight Global(英文)」によりますと、三菱スペースジェット(MSJ)が開発を一時中断している間に、リージョナルジェット市場は大きな供給スペースが出来た、としています。
これは、 MSJが復活しないとしても、エンブラエルにとっては好機となっていますが、現在はエンブラエルのE175-E2型機は「スコープ条項」で販売を大幅に増すことができないでいます。
しかし、「最新のCirium Fleet Forecastは、今後20年間で、世界の中間リージョナルジェットカテゴリで、570億ドルを超える約2,200機の引渡を予測しています。
この予測では、米国の『スコープ条項』に対応し、引渡の62%が北米の事業者に向けられると想定しています」と述べています。
さらに、「米国の『スコープ条項』の変更は、M90型機やE175-E2型機などの、より大きな中間リージョナルジェットの主要な米国市場での需要をまかなうために重要です。これらは事実上、緩和を待っています。E175-E2型機は少なくとも2023年に遅れています」「ただし、現在の危機は、『スコープ条項』に関する再交渉を促し、市場をE175-E2型機に開放し、M90型機の再起動を可能にする可能性があります」と述べています。
【コメント】最近のGoogle翻訳の出来は、過去に較べて格段に良くなっています。それでも、筆者の言おうとしているところを正確にはつかめないところもあるのは仕方ありませんね。
この記事の言わんとしていることは、北米でのリージョナルジェット機の需要をまかなうためには『スコープ条項』の改正が必要である事。また、E175-E2型機を増産したとしても、時間的に航空会社の要求を十分に満たすことは難しく、ここに、M90型機が割り込める可能性がある、と言うことではないでしょうか。
ある意味、「2019新型肺炎」の影響による需要の低迷が、M90型機にチャンスを与えているのかも知れません。三菱重工の業績が回復するかどうかが鍵となりますね。
写真は名古屋空港から試験飛行に離陸した試験1号機です。少しピントがずれています。
*2月27日
@田村社長が空港内企業への支援延長を表明、総額で765億円に
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)の田村社長は昨日の記者会見で、「2019新型肺炎」により経営難に陥っている空港内の企業に対する、「5月請求分まで」としていた支援を「10月請求分まで」に延長する事を明らかにしました。
これにより、追加の支援金額は約250億円となり、支援総額約765億円になる、との事です。
田村社長は「今回の措置により引き続き関係各社と痛みを分かち合い、航空ネットワークや店舗運営の維持に背水の陣で臨み、この難局を何としても乗り越えたい」と話しました。
【コメント】騒音被害に40年以上も苦しむ周辺住民と「痛みを分かち合う」気持ちにはなれないのでしょうか。
@ ZIP エアが3月の成田=バンコク線を一部減便へ
「ZIP AIR Tokyo」は3月の成田=バンコク線の一部を減便する、と発表しました。成田⇒バンコク線は3月8日・9日・14日・15日・19日の5便、バンコク⇒成田線は3月3日・10日の2便となります。
写真は ZIP の1号機(JA822J)です。
@エティハド航空が今日から成田=アブダビ線を増便、ただし、増便分は貨物便
今日の 「sky-budget」によりますと、エティハド航空は今日から成田=アブダビ線を週1往復増便し週4往復とします。
しかし、今回増便する土曜日の便は貨物便として運航します。従って、旅客便は現在と同じ週3往復(水 ・金 ・日曜日)となります。
@KLMオランダ航空が夏期ダイヤで成田=アムステルダム線を週1往復増便
昨日の 「sky-budget」によりますと、KLMオランダ航空は3月28日の夏期ダイヤから、現在週5往復で運航している成田=アムステルダム線を週1往復増便し、週6往復(月 ・水 ・木 ・金 ・土 ・日曜日)にする、とのことです。当面、5月23日まではこの体制を維持する、とのことです。
@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は25日入国者で7名、3人に症状あり
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は25日入国者で7名でした。
この内の40才代男性には咳嗽と咽頭の違和感があり、50才代男性には咳嗽、60才代の男性には発熱の症状がありました。他の4名は無症状でした。
@日本航空の1月実績は国際線旅客数が94.6%減、国内線旅客数が77.1%減
日本航空が昨日発表した「JALグループ1月マンスリーレポート」によりますと、
国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)94.6%減の4万3866人、利用率が60.5ポイント減の18.4%となっています。
一方、国内線では旅客数が77.1%減の68万4690人、利用率は36.0ポイント減の31.1%となりました。成田空港路線では成田=中部線のみの運航で、利用率が57.2ポイント減の14.6%でした。
*2月26日
@「1月成田空港運用状況」昨年12月よりも発着回数と旅客数が減少、国際線旅客数は96%減
成田国際空港株式会社が今日発表した「成田空港1月運用状況」によりますと、
総発着回数は前年同月比(以下同じ)58%減の9518回となりました。この内、国際線発着回数は56%減で、旅客便は77%減、貨物便は138%増となっています。
一方、国内線発着回数は67%減の1580回となっています。
総旅客数は93%減の27万1286人で、この内、国際線旅客数が96%減で、日本人が97%減、外国人が96%減となっています。
一方、国内線旅客数は78%減の13万7779人となりました。
国際航空総貨物量は32%増の19万2277トンとなり、積込量は39%増で、輸出量は69%増となっており、取卸量は26%増で、輸入量は29%増となりました。
給油量は51%減となっています。
【コメント】相変わらず、惨憺たる状況です。発着回数と旅客数は12月よりも減少しています。国際線は水際対策の強化、国内線は緊急事態宣言が大きく響いています。
@チャイナ・エアラインが成田=台北線を4月は週3往復に増便
今日の「 FlyTeam 」 によりますと、チャイナ ・エアラインは現在週1往復で運航している成田=台北線を、4月は週3往復(火 ・金 ・日曜日)に増便します。
@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は24日入国者で1名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は24日入国者で1名でした。無症状との事です。
@国土交通省が PW4000 型エンジンの点検で「TCD」を発行
今日の日刊航空によりますと、国土交通省は24日、米国でエンジン破損事故を起こしたPW4000系エンジンを搭載した、国内のB777-200型機とB777-300型機に対して耐空性改善通報(TCD)を出しました。
これによりますと、エンジンブレード内部の傷などを調べる熱音響画像(TAI)検査等の実施を求めています。
【コメント】米国では、この検査でもブレード内部の傷は発見できない可能性がある、との懸念が出ており、FAA とボーイング社が2年程前から対策を検討していた、との報道があります。
@カンタス航空のCEOが「本格的な国際線運航再開は10月末、完全回復は2024年」
カンタス航空は現地時間25日、7〜12月期(上期)の連結決算を発表しましたが、売上高が前年同期比(以下同じ)75%減となり、税引前の基礎的損益が10億3000万豪ドルの赤字に転落した事を明らかにしました。
記者会見したアラン ・ジョイス最高経営責任者(CEO)は国際線再開の見通しについて、「ワクチンの接種が始まっている事から、今のところ10月末には多くの路線再開を見込んでいる」としました。 これは、以前の予測を4ヶ月後ろ倒ししたものになります。また、「国際線の完全な回復は2024年になるだろう」とも述べました。
@タイ航空の2020年赤字が1411億バーツに拡大、経営再建に暗雲
今日の日本経済新聞によりますと、経営再建中のタイ航空が現地時間25日に発表した2020年12月期の連結決算によりますと、最終損益が1411億パーツ(約5000億円)に膨らみました。「2019新型肺炎」による需要の低迷と機材の売却による減損損失の計上などによるものです。
債務超過は1286億バーツ(約4500億円)に増加しました。
タイ証券取引所は同日から、同航空を上場廃止にするかどうかを検討するため、同航空の取引を同日から停止し、3月8日までに判断することになっています。
一方、同航空は3月2日までにタイ中央破産裁判所に再建計画を提出することになっていますが、この計画に債権者の同意を取れるかどうか不透明のようです。
*2月25日
@全日空が4月19日から成田⇒マニラ線を増便し、成田=マニラ線を毎日運航へ
全日空が昨日発表した国際線の6月末までの運航計画によりますと、4月19日から成田⇒マニラ行きを現在の週3便から週7便に増便します。
マニラ⇒成田行きは現在週7便ですので、これにより、成田=マニラ線は週7往復の毎日運航となります。
また、A380型機を使う成田=ホノルル線は6月末まで運休となります。
@LOTポーランド航空は3月7日から成田=ワルシャワ線を再開
今日の 「sky-budget」によりますと、LOTポーランド航空は成田発の成田=ワルシャワ線を3月7日から週1往復で再開させる、と発表しました。
機材はB787-8型機を使います。
写真は成田空港第1ターミナルから離陸に向かうLOTポーランド航空のB787型機です。
@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者はゼロ
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者はゼロでした。
@ IATA が2021年世界航空会社のキャッシュ・バーン予測を修正
今日の「WING」によりますと、国際航空運送協会(IATA)は現地時間24日、2021年の世界航空会社のキャッシュ ・バーン(資金燃焼)が、750〜950億ドルにまで膨らむ、との予測を発表しました。
従来の昨年11月予測では450億ドルとしていました。増えた理由について、変異コロナウイルスの出現などで、予想以上に「2019新型肺炎」の影響が長引いていることを挙げています。
@東京地裁がエアアジア・ジャパンの破産手続を開始、チケット代金の返却メド立たず
今日の「Traicy」によりますと、エアアジアグループは昨日、東京地裁に申し立てていたエアアジア ・ジャパンの破産手続きが開始されたことを明らかにしました。
負債総額は約217億円でこの内、航空券の購入者は直接購入した人が約2万3400人で負債額は約3億7100万円、旅行会社経由での購入負債額は約1億4900万円、合計で約5億2100万円になります。これについては払い戻しのメドは立っていない、とのことです。
@日本航空が2022年新卒採用中止を改めて発表
日本航空は今日、2022年度新卒採用を原則的に行わないと発表しました。「現状の航空業界の状況から、現在の体制で事業を継続していくことが適切、と判断した」とのことです。
グループ各社についても同様に採用実施を見送る、とのことです。
*2月24日
@ NAA がオリンピック・パラリンピックに向けて1日4万人の入国体制準備か、本当に出来る?
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)はオリンピック・パラリンピック時に、1日当たり4万人の入国に対応できる施設の運用計画を検討している、との事です。
「2019新型肺炎」の影響で現在は閉鎖している施設を順次再開していく、との事です。
【コメント】正気の沙汰とは思えません。現在の1日数千人規模の検査でも、待ち時間は平均約2時間になっています。
計画では各ターミナルに検疫所を増設し、検査を早くできる機器を導入する、との事です。空港内の道路にも検査の待機所を作る計画とのことですが、1日4万人のPCR検査など出来るわけがありません。
本当にやれば、成田空港内に大混乱を起こし、国内に今までにないような「2019新型肺炎」の大流行を起こす引き金になりかねません。
犠牲になる人も桁違いに多くなってしまうのではないでしょうか。
@成田空港内従業員の感染が100人を越える
今日の東京新聞によりますと、成田空港で働く人たちの「2019新型肺炎」感染者が22日に100人を越えました。
成田空港で働く人は約4万人になります。クラスターは発生していません。
なお、周辺市町の感染者は昨日段階で成田市が631人、富里市が330人、芝山町が29人、多古町が23人となっています。
【コメント】今、空港内で勤務している人は半分程ではないでしょうか。
@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は23日入国者で1名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は23日入国者で1名でした、無症状とのことです。
@デンバー近郊でのエンジントラブル機で胴体にも損傷、窓などに当たれば大惨事
昨日の 「sky-budget」 によりますと、米国デンバー近郊で起こったユナイテッド航空機のエンジントラブルですが、当初は胴体部分への損傷はなかった、と言われていました。
しかし、米国国家運輸安全委員会の調査が進む中で、エンジン近くの胴体下部に軽微な損傷が見つかりました。これが、窓などの部分だったときには大きな惨事になっていた可能性もある、との事です。
@羽田都心飛行ルートに反対する住民団体が「PW4000型エンジン」使用機の国内飛行禁止を求める
今日の「しんぶん赤旗」によりますと、都心上空を低空飛行する羽田新ルート撤回を求める「羽田問題解決プロジェクト」(大村究代表)は22日、国土交通省に米国でエンジントラブルを起こした同系エンジンで運航するB777-200型機が、国内空港に乗り入れることを禁止するように要望しました。
@旅行会社大手の「JTB 」が資本金を1億円に減資、税金対策と手元資金確保で
昨日の日本経済新聞によりますと、旅行業大手の「JTB」は3月31日付で、資本金を現在の23億400万円から1億円に減資します。
これは、資本金が1億円以下の企業は中小企業と見なされ、税負担が軽くなる事と、今期発生する巨額損失の補填原資を確保する事を狙ったもの、とのことです。
「JTB」は4〜9月期決算で781億円の赤字に転落しています。
先日、スカイマークも同じように資本金を1億円に減額しています。
*2月23日
@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は21日入国者で1名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は21日入国者で1名でした、無症状とのことです。
@睡眠時間が6時間未満の人は病気にかかるリスクが3〜6倍に
今日の「東洋経済ONLINE」に載った、精神科医であり作家の樺沢紫苑 氏の「日本人がやりがちな『寿命を縮める』3大悪習慣」の中で、
樺沢氏は「個別の研究でみると、睡眠時間が6時間未満の人は、正常な人と比べて、がんが6倍、脳卒中が4倍、心筋梗塞が3倍、糖尿病が3倍、認知症が5倍、鬱病が5.8倍、自殺率が4.3倍も、リスクが高いという結果が見られます。
これらの疾病リスクは、喫煙に匹敵、病気によっては喫煙のリスクを凌駕しています。ということで睡眠不足が、精神科医の筆者が考える最も健康に悪い生活習慣です。」と述べています。
【コメント】成田空港で現在行われている「A滑走路運用時間の延長」が如何に周辺住民の寿命を短くしているかわかります。
政府や経済界はこの様なリスクについては口をつぐみ「個人の責任」としています。
@B777型機の運航停止で、日本航空は昨日1便が欠航し2便が大幅な遅延
日本航空は昨日、国土交通省のB777-200型機飛行停止措置で、機材繰りがつかず1便が欠航し、2便が大幅な遅延となった、と発表しました。
今日以降も、多くの便で機材変更が発生し、搭乗クラスや座席の変更が出る、とのことです。
@B747-400型機の「 PW4000 型」エンジンでも爆発トラブル、地上の1人が軽症
昨日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、現地時間20日、オランダのマーストリヒト空港発ニューヨーク行きのB747-400型貨物機が、離陸間もない同国南部のメールッセン上空で、エンジントラブルが発生し、小型の金属部品などが住宅地に落下しました。
現地の報道によりますと女性1人がけがをしたほか、車が損傷した、とのことです。
地上では2回の爆発音が聞こえ、エンジンから炎が出ていたとのことで、同機はベルギーの空港に緊急着陸しました。
所が、運航乗務員は管制官からエンジントラブルを知らされるまで、気がつかなかった、との事です。
このエンジンは、米国でトラブルを起こして運航停止となっているB777型機に使われていた「PW4000型」と同じエンジンを使っていた、とのことです。
@マレーシアの高裁が、エアアジアXに債権者との会合を開くように命令
昨日の「BLOGOS」によりますと、アレーシアの高等裁判所は、経営危機に直面している長距離 LCC 「エアアジアX」に対して、180日以内に複数の債権者グループと個別の会合を開くように命じました。
これは、エアアジアX 側が明らかにした裁判文書で分かったものですが、この文書の日付は明らかになっていません。
再建のための負債整理について債権者の同意を得る必要があるようです。
写真は成田空港第2ターミナル南の駐機場に駐機する「エアアジアX マレーシア」機です。尾翼とエンジンに白い「X」マークが入っています。
同じグループである、近・中距離の「エア・アジア」との区別がつきにくいデザインとなっています。
*2月22日
@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は20日入国者で1名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は20日入国者で1名でした、無症状とのことです。
@エアタヒチヌイが成田=パペーテ線を6月28日まで運休継続へ
今日の 「sky-budget」によりますと、エアタヒチヌイは現在運休中の成田=パペーテ線の運休を6月28日まで継続する、とのことです。
写真はかなり古いものですが、第2ターミナルに駐機するエアタヒチヌイ機です。多分、A340型機だと思います。後のエアインディア機もB747-400型機ですね。この2機種とも、今後、成田空港で見る機会は非常に少ないと思います。
@米国でB777-200型機のエンジンの破損を受けて、国土交通省が同型機の運航停止を指示
国土交通省は昨日、米国デンバー近郊でのユナイテッド航空のB777-200型機のエンジントラブル事故を受けて、同型機で、トラブルを起こしたPW4000型エンジンを使っている国内のB777-200型機の運航を停止するよう指示しました。
対象となるのは全日空の19機と日本航空の13機となります。この系列のエンジンは昨年12月に沖縄で同様のトラブルを起こしています。
なお、今日の 「sky-budget」によりますと、米国国家運輸安全委員会(NTSB)は調査を始めましたが、ファンブレードに金属疲労とみられるものが確認された、とのことです。
米連邦航空局(FAA)は同日、同型エンジンを搭載したB777-200型機の運航停止と緊急点検を指示しました。
また、今日の「ブルームバーグ ・ジャパン」によりますと、PW4000系列型エンジンのファンブレードはチタン製で、内部に空洞があり、こうしたタイプのブレードが使われているエンジンは一部のB777-200型機に搭載されたものにとどまる、とのことです。
*2月21日
@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は19日入国者で2名、20日入国者で1名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は19日入国者で2名、20日入国者で1名でした。
この内、19日入国者の1名に発熱、もう1名には倦怠感の症状がありました。また、20日入国者の1名は無症状でした。
@コロナワクチンの第2便が今日午前成田空港に到着
今日午前、製薬大手ファイザーのワクチンの第2便、約45万回分が全日空機で成田空港に到着しました。
なお、今日のNHKの討論会で河野規制改革担当大臣はワクチンの供給が当初の見込みよりも遅れる見通しを明らかにしました。
@米国のデンバー空港近郊でエンジンが爆発し、住宅地に部品が降り注ぐ
今日のNHKニュースによりますと、現地時間20日、米国西部のコロラド州デンバーの近郊で、デンバー発ホノルル行きのユナイテッド航空328便 ・B777-200型機の右エンジンが爆発し、エンジン部品が住宅地に落下する事故がありました。幸い、地上の住民に怪我はありませんでした。
同機はデンバー空港に引き返し、午後1時30分頃、無事緊急着陸しました。乗客、乗員にも怪我はありませんでした。
なお、エンジンは爆発後も燃え続け、エンジン消火装置が作動しなかった模様で、エンジントラブルでも稀な例のようです。
@三菱航空機会社の水谷会長が退任し、丹羽氏が取締役社長に就任へ
「三菱航空機会社」は19日、3月31日付で取締役会長(代表取締役)水谷久和氏が退任し、4月1日付で丹羽氏が取締役社長(代表取締役)として就任する、と発表しました。
また、桝谷啓介氏が取締役・執行役員 コーポレート室長に、川口泰彦氏が執行役員・チーフエンジニアとして就任します。
@ロシアで鳥インフルエンザ「H5N8型」がトリからヒトに感染確認
今日のNHKニュースによりますと、ロシア福祉監督庁のポポワ長官は現地時間20日、致死率が高い高病原性の鳥インフルエンザウイルス「H5N8型」の、トリからヒトへの感染がロシア国内で確認され、WHO=世界保健機関に報告したと発表しました。
養鶏場の従業員7人から「H5N8型」のウイルスが検出された、とのことです。
ただし、人から人への感染が確認されたわけではない、とのことです。トリからヒトへの感染確認は世界で始めて、との事です。
【コメント】またまた、やっかいなウイルスですね。この所、関東地方でも鳥インフルエンザの感染が拡がっており、養鶏場で何十万羽、何百万羽と処分されています。
@「2019新型肺炎」の影響で、旅客機の価格が下落、A380型機は50%以上下落に
今日の 「sky-budget」によりますと、「2019新型肺炎」の影響で旅客機の価格が下落している、とのことです。
特に、A380型機については50%以上の下落となっているが、買い手が見つからない状況、とのことです。
ワイドボディ機はB787型機の内、8型は13%の下落、9と10型は5〜8%の下落となり、ナローボディ機ではA320neo型機ファミリーが3〜8%の下落に対し、B737-MAX型機は11〜12%の下落となっています。
@睡眠時間の不足が思春期の子どもの認知機能を低下させる、米国での研究
19日の「@ DIME」によりますと、最近の米国での研究では、睡眠時間が短くなると、思春期の子供の認知機能の低下や、反社会的行動への関与が高くなる、とのことです。
また、就床時間を10時間から7時間に減らした場合、睡眠時間の減少は23%だったが、記憶の統合や認知機能に重要なシグマ波と呼ばれる脳波の活動は、40%低下していた、とのことです。
これについて研究を行ったCampbell氏は「それほど極端とは言えない就床時間の制限によって、睡眠中の脳波に大きな変化が認められた。この結果は睡眠不足が、いかに10代の若者の認知機能を損なうリスクが高いかを示唆している。その影響の大きさに驚いている」と述べている、とのことです。
*2月20日
@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は18日入国者で2名、19日入国者で1名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は18日入国者で2名、19日入国者で1名でした。
この内、18日入国者の1名に喀痰、頭痛、発熱の症状がありました。また、19日入国者に倦怠感の症状がありました。他の2名は無症状でした。
@エールフランス カーゴが今日から成田=パリ線貨物便を増便
今日の 「sky-budget」 によりますと、エールフランスカーゴは今日から成田=パリ線貨物便を土曜日に週1往復増便し週2往復とします。
増便分は成田空港を午後9時50分に出発する予定、との事です。
@成田市の来年度予算案で成田空港関係法人市民税が58.4%減
今日の「千葉日報(有料版)」によりますと、成田市が昨日の市議会に提出した来年度予算案によりますと、「2019新型肺炎」の影響が大きく影を落とし、成田空港関係の法人市民税が前年度比(以下同じ)58.4%減の13億582万円と大きく落ち込みました。
一方、固定資産税は4.2%増の213億9828億円になり、この内 、成田空港関係は126億1000万円となっています。
【コメント】「減った」とはいうものの、周辺の他市町に比べるとたいしたことはありませんね。
写真は3日に撮った成田新市場の建設工事現場です。防音林の向こうに。B滑走路があります。この建設費だけで、確か約120億円をつぎ込んでいますね。
「2019新型肺炎」の影響で、「新市場への移転も出来ない」と、嘆く業者もいるようです。
*2月19日
@ピーチ・アビエーションの成田=大分線が今日から就航
ピーチ・アビエーションは今日から、成田=大分線の運航を開始しました。1日1往復の運航となります。
@日本航空が4月から成田=シドニー線の運航を開始し、成田=マニラ線を増便
日本航空が昨日発表した5月末までの国際線運航計画によりますと、4月から成田=シドニー線を週1往復で開設する、とのことです。
また、成田=マニラ線は4月7日から週3往復から週4往復(月 ・火 ・木 ・土曜日)に増便する、との事です。
@昨日の「空港検疫」の発表はありませんでした
厚生労働省が毎日発表しテいる「空港検疫」につての発表が昨日はありませんでした。
@ジェットスター ・J が路線と機材を縮小する計画
今日の日刊航空によりますと、成田空港を拠点とするジェットスター ・J はこのほど、「2019新型肺炎」の影響による、需要の減少に対処するための計画を策定した、とのことです。
3月末の夏期ダイヤから、現在の国内線24路線を17路線に削減します。成田空港路線では成田=庄内線を廃止します。
ただし、3月末までに現在休止している成田空港8路線を順次再開し、3月28日からは成田=下地島線も再開します。
国際線については今のところ再開のめどは立っていない、とのことです。
機材も現在の25機体制から19機体制に縮小する、としています。また、導入する予定だったA321LR型機を含む3機の導入も先送りします。今のところこれらの受領時期は未定としています。
これらの縮小に合わせて、約1000人の従業員については、希望退職の募集や一時帰休の延長や長期無給休暇の取得などの取り組みを行っている 、とのことです。
@1月の訪日客数は98.3%減、出国日本人数は96.5%減
観光局が17日に発表した「1月訪日外客数・出国日本人数(推計値)」によりますと、訪日外客数は前年同月比(以下同じ)98.3%減の4万6500人、出国日本人数は96.5%減の4万8700人となりました。
@スカイマークの3月減便率が2.6%と急減
スカイマークが昨日発表した「3月の国内線運航計画」によりますと、減便率は2.6%となっています。2月の減便率は70.5%でしたので、運航を急拡大することになります。
【コメント】3月7日に「2019新型肺炎」による緊急事態宣言が解除されることを想定しているのでしょうね。どうなるのでしょうか。
@エアバスの2020年通期赤字は11億3300万ユーロに
エアバスが現地時間18日に発表した2020年通期決算によりますと、最終損益が11億3300万ユーロ(約1450億円)の赤字となりました。
航空機需要の減少から、引き渡しが前年期比約30%減となったことが響いています。
これを受けて、現在、約1万5000人のリストラを進めており、2020年度は配当金を無配としています。
*2月18日
@オーストリア航空が3月29日から成田=ウィーン線を再開へ
今日の 「sky-budget」によりますと、オーストリア航空は3月29日から成田=ウィーン線の運航を、週2往復で再開します。
成田空港発は水 ・土曜日になります。
@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は16日入国者で2名、17日入国者で1名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は16日入国者で2名、17日入国者で1名でした。3名とも無症状でした。
@日本の水際対策は全くのザル、これでは「変異コロナウイルス」の侵入は防げない
今日の「ニコニコニュース」に載った「低精度の抗原検査、入国者の体調確認は自動発信のLINEだけ? 水際防疫のザルさが恐ろしい」によりますと、日本の空港で行われている水際対策は、当初は「PCR検査」が行われていたのですが、途中で時間的な効率性が重視されて、精度では「PCR検査」に劣る「抗原定量検査」を行うようになって 、現在に至っている、とのことです。
また、「14日間の自主隔離」はほとんど本人任せで、毎日の報告や連絡も行われていない、とのことです。
さらに、南アフリカ政府は南アフリカ型変異コロナウイルスに対して、「アストラゼネカ」のワクチンが効かないとして 、使用を見送ることを明らかにしました。
日本でも 、このワクチンが使われることになっている、とのことです。
@2018年3月に福岡空港で起こったピーチ機のステアリングトラブルは腐食によるナットの脱落が原因
運輸安全委員会は今日、2018年3月24日に福岡空港でピーチ・アビエーション機(JA805P)が着陸後、前輪が横を向いて移動できなくなった重大インシデントについての報告書を公表しました。
これによりますと、同機が着陸滑走中に前輪の上下のトルクリンクを接続するナットが脱落し、自走できなくなったもの、とのことです。
脱落の原因はピンのねじ部に腐食が発生し、くり返しの荷重にねじ部が堪えられなくなりナットが抜けたものと考えられる、としています。
ピンの腐食は機体製造以後、繰り返しピンとナットの取付け・取外しが行われたこと、及びトルクリンクが誤って組み立てられたことにより、カドミウムメッキが損傷し、耐腐食性が低下したためと考えられる、とのことです。
下の写真は大分前のものですが、成田空港で撮った「JA805P」機です。
@フランス民間航空局が「5G携帯の電波が、高度計に干渉する可能性あり」と警告
今日の時事通信が伝えたところでは、フランス民間航空総局(DGAC)は現地時間16日、最新の第5世代(5G)携帯端末が航空機の高度計に干渉する恐れがあると警告し、飛行中は電源を切るよう推奨しました。
DGACの報道官は「5Gの電波が航空機の高度計の電波に干渉し、誤った高度を表示する恐れがある」としています。
DGACではこの問題について、すでに航空各社には告知し、フランスの空港近くでは5G基地局の電波の強度が制限されている、とのことです。
*2月17日
@成田空港1月の貨物量が32.2%増と好調
東京税関が今日発表した「成田空港2021年1月貨物取扱量」によりますと、総取扱量は前年同月比(以下同じ)32.2%増の19万2277トンとなりました。
この内、積込量は39.2%増、取卸量は26.4%増となり、それぞれが4ヶ月連続プラスとなっています。
【コメント】相変わらず好調を維持しています。航空会社の赤字減らしに貢献しているようです。
@成田空港の1月貿易額も輸出で10.3%増、輸入で16.2%増
東京税関が今日発表した「成田空港2021年1月貿易概況」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)で2ヶ月連続プラスの10.3%増の8801億3500万円、輸入量は3ヶ月連続プラスの16.2%増の1兆2364億1700万円となりました。
【コメント】貿易収支では赤字が続いていますが・・・。
@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は15日入国者で1名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、15日入国者で1名でした。咳の症状がありました。
@仕事でベトナムに行った人が現地で亡くなる、死後に「2019新型肺炎」感染が判明
今日の「NAA ASIA」によりますと、1月17日にベトナムに入国した、日系大手商社に勤務している50歳代の日本人男性が、現地で13日に死亡したことがわかりました。
男性はホーチミン市で14日間の隔離措置を終え、勤務先のハノイに移動し、勤務についていましたが、現地時間2月3日に体調不良を訴え現地の医療機関を受診しました。
この男性は隔離期間中、2回のPCR検査では「2019新型肺炎」陰性でした。受診時はインフルエンザの検査で陰性でした。
しかし、死亡後の検査では「2019新型肺炎」陽性でした。病院では死亡が「2019新型肺炎」によるものかどうか調べている、との事です。
その後、この会社で働いている20代のベトナム人女性と40代の日本人男性が新型コロナ検査で陽性となっています。
@日本航空の労組が春闘で業績に左右されない最低限の支給部分を設けるように提案か
昨日の日本経済新聞によりますと、日本航空の労組は今年の春闘で、年間の業績に左右されない最低限の支給部分を設けるように会社に要求することになりました。
現在は賞与がその年度の営業損益で黒字が見込める場合には、夏と冬に基本給の2ヶ月分が支給され、期末に営業利益幅に応じて支払われることになっています。
所が今回の「2019新型肺炎」のように、業績が悪化した場合には極端な減額に見舞われることになります。
このため、最低限支給される額をあらかじめ決めることで、組合員の生活設計をしやすくする必要があると判断した、とのことです。
*2月16日
@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者はありませんでした
厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、ありませんでした。
@アリタリア航空が3月1日から貨物便を増便
アリタリア ・イタリア航空は3月1日から、現在週1往復で運航している成田空港への貨物便を週2往復に増便し、機材も大型化します。
行きがローマ発の場合、帰り便はミラノ行きと言うように、出発空港と帰国空港が異なります。
@マレーシア航空が夏季ダイヤで成田=クアラルンプール線を減便へ
昨日の「 FlyTeam 」 によりますと、マレーシア航空が発表した3月28日からの夏期ダイヤでは、成田=クアラルンプール線を4月末までは週(以下同じ)3往復、5月は4往復、6月は5往復、7月末から10月末は1日1往復としています。
1月に発表していた計画からは減便となります。
@昨日の成田空港では強い横風で着陸やり直しが多発
昨日のNHKニュースによりますと、成田空港では昨日午後を中心に強風が吹きました。このため、着陸をやり直した便が複数見られました。最大瞬間風速は午後2時32分の、南南西の風23.1mでした。
【コメント】明日も春先の横風に悩まされそうですね。この春先の南西の強風は年に何回もありませんが、やっかいです。
成田空港の当初計画では、「横風用C滑走路」が考えられていました。
安全上は「成田空港機能強化計画」で建設を予定している「C滑走路」よりも、当初計画の「横風用滑走路」の方が良いのかも知れませんね。
リンクの左側が当初計画です。