2021年8月後半の出来事


*8月31日

@日本航空が冬期ダイヤで成田=伊丹線を減便
 日本航空は昨日、国内線冬期ダイヤ(10月31日〜来年3月26日)を発表しましたが、成田空港路線では成田=伊丹線を1日2往復から1往復に減便する、としています。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は27日で1名、29日で7名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は27日1名、29日で7名でした。
 29日の1名に発熱と頭痛の症状があり、もう1名に発熱の症状がありました。他の人は無症状でした。

@2020年度の航空機事故は運航時間半減の中で1件増の4件
 国土交通省が27日に発表した「2020 年度航空輸送の安全にかかわる情報」によりますと、
 新型コロナウイルス感染症の影響で、運航時間が前年度比47.7%減と半減している中で、航空機事故は前年度比(以下同じ)1件増の4件、重大インシデントは9件減の1件となっています。
 また、「アルコールに係る不適切事案」は運航乗務員で20件減の4件と大幅に減少し、客室乗務員関係では19件減の28件となっています。
 さらに、「安全上のトラブル報告」は54.2%減の878件となっています。この中で、「ヒューマンファクター関係報告」は545件減の314件と大幅に減りました。この内、運航乗務員からの報告は279件減の82件(77.3%減)と大幅な減少になっています。
 ところが、整備従事者からは17件増の141件と増えています。運航時間は減っていますが、整備は航空機保管時も含めて行われていることによる影響、との事です。

@ EU が米国からの入国制限を再開、米国の感染状況悪化により
 今日のブルームバーグジャパン(YAHOO!ニュース)によりますと、欧州連合(EU)は現地時間30日、米国からの不要不急の渡航に対する制限措置を再導入することについて、加盟各国による投票を行い、制限措置導入が多数を占め再開する事になりました。
 しかし、どのような措置を採るかは加盟各国が決めることになります。
 米国ではこの2週間の新規感染者数が10万人当たり588人となっており、EUのガイドラインである同75人を大幅に超えていました。


*8月30日

@成田空港の「さらなる機能強化計画」は1兆円を超える、負担は結局税金増で国民に
 今日の「日刊航空」によりますと、成田空港「さらなる機能強化計画」の費用は、空港用地の取得、B滑走路の延伸、C滑走路の新設などで、5125億円を見込んでいます。
 内訳は成田国際空港株式会社(NAA)の事業費が4896億円、国の事業費が229億円となっています。
 この内、NAAの分については長期・低利の財政融資資金で4000 億円をまかない、残りの約900億円については国が毎年度、政府無利子資金を拠出していくとの事です。
【コメント】国分とNAA分とを分けていますが、結局は“国民の税金”と言う事になりますね。
 この他にも新ターミナルの建設、貨物地区の整備、新整備地区整備などで、さらに5000億円近い費用がかかることになります。
 「将来の成長のために」とは言いますが、2019年までの“倍々ゲーム”のように行くでしょうか。今回の新型コロナウイルス感染症の影響のように、新たなイベントリスクがあるかもしれず、先行きは不透明です。
 新型コロナウイルス感染症の対策とオリンピック・パラリンピック強行に湯水のように税金を使っている今、不要不急の計画はより慎重に再検討するのが常識ではないでしょうか。
 そのようにしなければ、「日本国の財政破綻」を招きかねませんね。
 一部大会社の大儲けのために、猪突猛進すべきではありません。

@ユナイテッド航空が10月5日から成田=ニューアーク線を毎日運航に増便
 ユナイテッド航空は今日、10月の運航計画を発表しました。
 成田空港路線については10月5日から成田=ニューアーク線を現行の週5往復から週7往復の毎日運航に増便します。他の路線では現状維持となります。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は23日で1名、25日で1名、28日で2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は23日で1名、25日で1名、28日で2名でした。
 28日の1名に頭痛の症状がありました。他の人は無症状でした。

@日本航空の7月は国際線旅客数が大幅増
 日本航空が今日発表した「JALグループ7月マンスリーレポート」によりますと、
 国際線ではオリンピックの影響もあり、旅客数が前年同月比(以下同じ)167.8%増の5万8784人、利用率が0.7ポイント減の23.4%となりました。
 一方、国内線では旅客数が13.8%増の129万6440人、利用率が2.1ポイント増の48.5%となっています。成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が26.3%、成田=中部線が27.8%でした。


*8月29日

@「成田空港サーバー」を立ち上げてから、今日で満24年となりました。

@12月の芝山町長選立候補予定者は「機能強化計画賛成」と表明、深夜の運用時間は?
 成田空港の南に隣接し、町の約7割が騒音地域となる芝山町の町長選挙が12月6日投開票で行われます。現町長の相川氏は立候補をしないと公表しています。
 この選挙には今のところ3氏が立候補することを表明しています。
 3氏の成田空港についての重点政策を見ますと、石井新二氏は「『共生協力金制度』の実現」を掲げ、麻生孝之氏は「移転代替地の整備と騒音対策」を掲げ、堀越保夫氏は「成田空港の機能強化については地域のために必要不可欠で、スムーズに進めたい」(8月11日付け毎日新聞)としています。
 また、「機能強化計画」については、石井氏も「機能強化計画には大賛成」(7月9日付け朝日新聞)と述べ、麻生氏も「成田空港の機能強化が予定通り進むよう、まずは移転代替地や騒音対策をしっかりやっていく」(7月25日付け朝日新聞)と、3氏とも「機能強化計画賛成」を表明しています。
 と言う事は、機能強化計画に盛り込まれている、運用時間の「スライド制」も容認することになります。「スライド制」では、飛行機の全く飛ばない時間が「午前0時半から午前5時迄」の、たった「4時間半」しかありません。
 しかも、午前0時半から午前1時迄の30分間は「カーフュー弾力的運用」として、飛ぶ場合もある、と言う無茶な運用になります。
 国土交通省とNAAは「スライド制でA滑走路と、B・C滑走路は風向きにより、離着陸を分けて行うので、飛ばない時間を両グループで、7時間確保できる」と言っています。
 しかし、 挟まれた「谷間地区」は航空機の音が1日の内、19時間半聞こえることになります。
 しかも、風向が途中で変われば、静かなはずの時間帯でも、予定外の轟音が響くことになります。
 また、現在実施されているA滑走路の「午前6時から翌朝午前0時迄」の運用時間をも容認することになります。
 立候補予定の3氏はこの点をどのように考えているのでしょうか。
 昨日書いた、茨城県側の飛行コース変更も、深夜騒音に耐えかねた人たちの悲鳴から出た話のように思われます。
 千葉県側でも、「運用時間を元に戻してほしい」と言う不満が、A滑走路の北側の成田市や、南側の芝山町でも渦巻いているのです。

@今日の昼頃、貨物機がA滑走路で尻餅、「飛行に支障がない」とそのまま飛び去る
 今日午前11時半頃、成田発バンクーバー行きのカーゴジェットエアウエイズ1328便・B767-300型機貨物機が、A滑走路を離陸したときに、胴体尾部を滑走路に接触させたことを管制官が確認しました。
 管制官から連絡を受けた同機は「飛行に支障がない」として、そのままバンクーバーに向かいました。
 国土交通省とNAAがA滑走路を点検したところ、長さ31m、幅15cm、深さ1〜2cmの擦過痕が見つかりました。
 このトラブルでA滑走路は約1時間半閉鎖され、出発6便と到着1便に最大35分の遅れが出ました。
 下の画像はカーゴジェットエアウエイズ1328便に続いてA滑走路に着陸しようとしたキャセイ航空6便・B747-400型機の航跡です。着陸復航を指示され、滑走路の中程で、西側に向きを変えて、その後、大きく東に旋回し、約15分後にB滑走路に着陸しました。

 

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は25日で4名、27日で2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は25日で4名、27日で2名でした。全員無症状でした。

@26歳の男が第3ターミナルの充電スタンドを蹴って現行犯逮捕
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日午後4時半頃、成田空港第3ターミナルのフードコートで、設置されている充電スタンドを、足で蹴って壊した大阪府の26歳の男が逮捕されました。
 警戒中の千葉県警の警察官が目撃し、現行犯逮捕したものです。


*8月28日

@飛行コース変更で、茨城県の深夜騒音は軽減している?
 去る7月16日の出来事で取り上げた、国土交通省が7月1日から実施した「茨城県上空の午後11時以降の飛行コース変更」ですが、順調に実施されているようです。
 これから冬に向かって、北側への離陸が多くなると思いますので、茨城県の方々への騒音被害がいくらか軽減されるのではないでしょうか。
 以前は利根川を過ぎるとすぐに東旋回を始めていましたが、今回は北向きに離陸しても直進的に上昇してから東側に旋回し、霞ヶ浦湖畔に達してから、霞ヶ浦上空を飛行しているようです。
 25日の午後11時以降に北側離陸した4機の航跡図を下に載せておきます。上段左がNH8489便、右がKZ160便、下段左がNH8427便、右がKZ8便となります。

  

  

@国土交通省の概算要求で成田空港には176億円
 今日の 「sky-budget」によりますと、国土交通省が昨日発表した、来年度予算の概算要求によりますと、成田空港関係では、・B滑走路の延伸・C滑走路の新設等の機能強化支援・第3ターミナルの増築に伴うCIQの施設整備・庁舎耐震対策・航空保安施設の更新実施などに対して176億円を要求しています。
 この内、154億円が空港整備勘定からの無利子貸付となっています。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は26日で3名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は26日で3名でした。全員無症状でした。

@成田空港での変異種感染確認者は32名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者等の発生について」によりますと、6日〜17日の感染確認者は67名、でした。
 この内、成田空港での確認者は32名となっています。67名中ガンマ株が1名で、他はすべてデルタ株でした。


*8月27日

@昨日深夜、中国の四川航空機が約束違反
 昨日深夜、成田空港を午後11時45分に離陸した「四川航空」3938便が、下図にあるように、九十九里浜の手前で西に旋回する開港時の約束違反飛行を行いました。

 

@LOTポーランド航空の成田=ワルシャワ線は9月に5往復の予定
 昨日の 「sky-budget」によりますと、LOTポーランド航空は9月の成田=ワルシャワ線の運航を週1往復とする、と発表しました。
 ただ、新型コロナウイルス感染症影響により、変更もあり得る、との事です。8月は9往復運航しています。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は25日で4名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は25日で4名でした。全員無症状でした。

@25日から成田=広州の郵便貨物便が再開
 今日のAFP通信日本語版によりますと、新型コロナウイルス感染症発生の影響で、長らく途絶えていた、中国の広州と成田空港を結ぶ「中国郵政航空」の臨時便が、25日から再開されました。
 当面、週4往復としていますが、需要によって変わる、との事です。これにより、広州と成田を結ぶ郵便の直行便が再開されたことになります。

@スターフライヤー機が油圧トラブルで関西空港に引き返す
 今日の「NHKニュース」によりますと、今日午前6時35分頃に関西空港から羽田空港に向かったスターフライヤー機が、油圧系統のトラブルのために引き返しました。
 同機は同7時半頃に、無事緊急着陸しました。

@デルタ航空がワクチン接種しない従業員から医療保険料200ドルを11月から徴収
 デルタ航空は新型コロナウイルス感染症のワクチンを接種していない従業員から医療保険料を徴収する、と発表しました。
 デルタ航空は、従業員が新型コロナウイルス感染症への感染で入院すると治療費が約550万円かかる、としています。今年11月からの徴収を始める、との事です。
 米国では会社が健康保険を行っています。


8月26日

@成田空港7月運用状況、オリンピック効果で一定の増加あるも本格的回復は遠く
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「成田空港7月空港運用状況」によりますと、
 総発着回数は前年同月比[前々年同月比](以下同じ)で35%増[52%減]の1万1175回となっています。
 国際線発着回数は35%増[54%減]で、この内、旅客便は74%増[73%減]、貨物便は20%増[86%増]となっています。
 一方、国内線旅客便発着回数は41%増[42%減]となっています。
 総旅客数は73%増[87%減]の50万5190人となり、この内、国際線旅客数は89%増[94%減]で、日本人旅客数は62%増[97%減」となり、外国人旅客数は130%増[95%減]となりました。
 一方、国内線旅客数は65%増[54%減]となっています。
 貨物量は45%増[28%増]となり、積込量は59%増、取卸量は34%増となっています。
 給油量は44%増となりました。
【コメント】国際線はオリンピック効果が大きいようですね。しかし、オリンピックによる新型コロナウイルス感染症の第5波爆発的拡大もあり、本格的な回復にはほど遠い状況が続いています。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は22日で2名、24日で3名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は22日で2名、24日で3名でした。
 24日の1名に発熱、頭痛、咽頭痛の症状がありました。他の人は無症状でした。

@ジェットスター・J の成田空港累計搭乗者数が13日に2500万人突破
 ジェットスター・J は今日、今月13日に成田空港発着国内線の累計搭乗者数が2500万人を突破した、と発表しました。
 これを記念してスーパーセールを開始するとのことです。
 写真は第3ターミナルのサテライト前に並ぶ、ジェットスター・J 機です。

 

@9月11・12日の「航空ジャンク市」を延期、航空科学博物館
 昨日の「Fly Team」によりますと、成田空港のA滑走路南端付近にある航空科学博物館は、毎年秋恒例の「航空ジャンク市」を来月11日と12日に開催予定していましたが、延期する、と発表しました。延期後の期日は未定としています。
【コメント】航空科学博物館のホームページは改善の必要がありますね。表ページには必要な事項が書いてありません。ツイッターやフェイスブックにはあるのかな?

@スカイマークが増資と劣後ローンで40億円を調達、同時に減資も
 スカイマークは今日、9月28日付けで、20億25万円の割当増資と、日本政策投資銀行から劣後ローンとして20億円を借り入れること、さらに、同日に資本金と資本準備金20億25万円を減資する、と発表しました。

@カンタス航空が12月中にも、日本などへの国際線を再開すると表明、ただし、ワクチン摂取率8割が条件
 今日の産経新聞によりますと、カンタス航空は現地時間26日、日本や米国などへの国際線再開を12月中旬にも再開する予定、と発表しました。
 ただし、条件としてオーストラリア国民のワクチン接種率が8割に達することをあげています。


*8月25日

@NAAが10月1日から健康影響調査
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、四者協議会の合意に基づく「航空機騒音に係る健康影響を含む生活環境への影響調査」を実施すると発表しました。
 期間は10月1日〜11月19日までで、郵送による調査になります。対象者は前回調査の対象となった、約3300名に加え、機能強化で新たに騒音区域や隣接区域となる約1700名の合計5000名となります。
 実際の調査対象者は騒音レベルごとに無作為に抽出した人となります。調査内容は「身体的状態、感覚的影響、夜間の睡眠影響」とのことです。
【コメント】新型コロナウイルス感染症の影響で、運航便数が大幅に減少し、旅客数も少なく、機体の軽いこの時期にあえて実施する意図は何でしょうか。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は21日で2名、23日で2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は21日で2名、23日で2名でした。
 23日の1名に発熱、咳嗽等の症状がありました。他の人は無症状でした。

@「トキエア」がATR72-600型機2機をリースで導入へ
 今日の日本経済新聞(電子版)によりますと、地域リージョナル航空会社として来年の就航を目指す「トキエア」は、機材として欧州の「 ATR社」が製造する70人乗りの双発プロペラ機「ATR72-600」型機2機をリースで調達する、との事です。
 2機ともリース期間は10年で、機体はすでにATR 社のフランス工場にある、との事で整備後、来年春頃に納入される見通しです。
 この2機を使い当面、新潟空港を拠点として仙台・関西圏・愛知・札幌などへの路線を計画しています。
 その後、ATRが開発中の短い滑走路でも離着陸可能な「ATR42-600S」型機を調達し、佐渡空港から新潟や首都圏を結ぶ路線の開設をも目指します。
【コメント】準備は進んでいるようです。すでに、パイロットや客室乗務員の募集も始めており、成田空港と新潟空港を結ぶ試験飛行も実施(2021年5月26日の出来事参照)していますね。

@三菱重工がカナダの CRJ 整備基地を拡張、CRJ 製造再開も検討か
 昨日の日刊工業新聞によりますと、三菱重工は買収したカナダにある子会社の「MHI RJアビエーショングループ」による、リージョナルジェット機「CRJ」の整備拠点拡充を行っている、との事です。
 2つの新たな格納庫を整備し、1年半後には20機の整備が行えるようになる、との事です。
 記事では「同シリーズの機体生産再開も視野に入れる可能性がある」とのことです。

@ハワイ州知事がデルタ株の流行で「今はハワイに旅行すべきではない」と発言
 AFP通信によりますと、米国ハワイ州の知事は、デルタ株の流行を押さえるために、住民と旅行者に対して不要不急の旅行の自粛を求めました。
 知事は「ハワイへ旅行しようとするのは危険な時だ。今、ハワイに来るのは良い時ではない。思っているような旅行は今は難しい」と述べた、との事です。
 すでに、屋内での集会を10人、屋外での集会を25人に制限し、屋内での感染リスクの高いレストラン、バー、ジム、などの施設では収容人数の50%までに制限し、飲食時のマスク着用などを義務付けています。
 写真は上空から見たダイヤモンドヘッドです。

 

@デルタ航空がA321neo型機30機を追加発注
 エアバスは現地時間24日、デルタ航空から A321neo 型機30機の追加発注を受けた、と発表しました。これで同航空の合計発注数は155機となりました。


*8月24日

@日本航空が冬期ダイヤで成田=大阪線を減便
 日本航空は今日、10月末から始まる冬期ダイヤ(2022年3月26日まで)の国内線運航計画を発表しました。
 これによりますと、成田空港路線では成田=大阪(伊丹)線を1日2往復から1往復に減便します

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は17日で1名、19日で2名、20日で3名、22日で2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は17日で1名、19日で2名、20日で3名、22日で2名でした。
 20日の1名に咳嗽、咽頭痛、22日の1名に発熱の症状があり、他の人は無症状でした。

@全日空が冬期ダイヤで国内線10便をピーチに移管、余った機材は貨物輸送に
 今日の「SankeiBiz」によりますと、全日空は10月末からの冬期ダイヤで、中部発沖縄・北海道方面行き、及び、福岡発沖縄方面行きの国内線の内、10便をLCC のピーチ・アビエーションにに移管する方針、との事です。
 国際線ビジネス需要の回復よりも観光需要の回復が早いと見ての措置、との事です。
 この移管により浮いた機材は需要が旺盛な貨物便として活用する、との事です。
 なお、今日発表されたピーチ・アビエーションの冬期ダイヤ運航計画にはこれらの変更が反映されているようです。

@ IATA 発表の2020年貨物輸送ランキングで全日空は23位
 今日の「日刊航空」によりますと、国際航空運送協会(IATA)がこの程まとめた2020年の世界航空会社の貨物輸送ランキングによりますと、日本の航空会社では国際線貨物量で全日空が24位(前年は17位)となっています。
 また、国内線貨物量では日本航空が23位(同21位)に入っています。
 総貨物量では全日空が23位(同17位)となっています。日本貨物航空は国際線貨物量で26位以下になります。


*8月23日

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は11日で1名、15日で1名、18日で2名、21日で7名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は11日で1名、15日で1名、18日で2名、21日で7名でした。全員無症状でした。

@ JAXA が旅客機騒音低減技術でボーイング社と共同研究、中型旅客機で実証実験へ
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日、機体騒音低減技術(FQUROH)の中型旅客機による実証実験に向けてボーイング社と共同研究を行うことになった、と発表しました。
 このために、国内の航空会社が使っている200〜400人乗りの中型旅客機に、長年の研究で獲得してきた得意技術を結集し、実用化の加速をはかります。
 実証実験にはおおよそ5年を見込んでいる、との事です。
 写真は古いのですが、2012年9月13日に行われたJAXA航空機部門の研究発表会からのものです。JAXAでは、この後もビジネスジェットを使った実証実験を行ってきています。

 


*8月22

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は14日で5名、17日で1名、20日で10名、21日で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は14日で5名、17日で1名、20日で10名、21日で1名でした。
 17日の人に発熱、21日の人に咽頭痛の症状があり、他は無症状でした。

@YTO カーゴエアラインズが不思議な航跡・・・?
 今日の「昨日午後11時00分以降の離着陸」を調べていたところ、午後10時54分に離陸した中国の「YTO カーゴエアラインズ」機がおかしな航跡を残していました。
 下図がその航跡ですが、成田空港から離陸したとは、とても思えません。到着時の航跡はそれこそジグザグな航跡でこれでは羽田空域に入っているのではないか、と思われるものでした。
 機体もB737-300型機と相当に古いものですから通信機器が旧式なのか、故障していたのか、とも思われます。
 なお、
YTO カーゴエアラインズ」は時々、成田空港に来ているようです。2019年2月27日の出来事を見てください。

 

@「雇用調整助成金」受け取りトップはANAホールディングス
 昨日の「THE OWNER(livedoor news)」によりますと、今年4月末までに雇用調整助成金を受け取った企業のトップはANAホールディングスで437億円、2位がオリエンタルランドが223億800万円、3位が近鉄グループホールディングスが124億4,000万円、4位が HISで100億1,300万円となっている、との事です。


*8月21日

@成田空港「新型コロナウイルス患者」は16日で1名、19日で5名、20日で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は16日で1名、19日で5名、20日で1名でした。全員無症状でした。

@7月13日〜8月10日の空港で発見された変異株感染者は91名でデルタ株が85名
 厚生労働省が昨日発表した空港検疫での「新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者」(7月13日〜8月10日)によりますと、全部で91名となっており、この内の51名が成田空港での感染確認となっています。
 また、91名の内、85名がデルタ株でした。

@旧管制塔の解体工事はほぼ終わっていました
 19日に、旧管制塔の解体工事現場を覗いてみましたが、解体工事はほぼ終わり、整地作業に入っていました。
 下の写真がその様子です。左が現在の管制塔で、右下が解体現場となります。

 

@ロシアの LCC 「ポベーダ航空」がB737MAX型機20機をキャンセル
 今日の 「sky-budget」 によりますと、ロシアのアエロフロート傘下にあるLCC「ポベーダ航空」は、リースで導入するはずだった、B737MAX型機20機をキャンセルしたことを明らかにしました。
 理由はロシアの航空当局が現在もB737MAX型機の運航許可を出していないため、との事です。
 通常キャンセルには違約金がかかりますが、リース会社2社との交渉で違約金なしの解除で合意した、との事です。


*8月20日

@エチオピア航空が成田=仁川=アディスアベバ線を今日から増便
 エチオピア航空は今日から成田=仁川=アディスアベバ線を週2往復から週3往復に増便しました。

@ベトナム航空が 9・10月にハノイ→成田線とホーチミン→成田線を週1便運航
 今日の「Traicy」によりますと、ベトナム航空は 9・10月の日本路線運航計画を発表しました。
 それによりますと、ハノイ→成田線を木曜日に、ホーチミン→成田線を火曜日に運航します。
 ただし、折り返し便はベトナム政府の入国規制により、旅客を乗せずに運航します。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」はゼロ
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」はありませんでした。

@第3ターミナル増設工事進む、突き出ていた部分は連結通路か?
 昨日、久しぶりに成田空港に行きました。感染の恐れから、ターミナルの中には入りたくなかったのですが、急いで第1ターミナルと第2ターミナルを見ました。
 下の写真は第2ターミナルの北端から第3ターミナルの増築工事を撮ったものですが、7月19日の出来事に載せた写真の突き出した部分が、NAA本社ビルの正面出入り口付近まで伸びていました。
 この部分は第2ターミナルと第3ターミナルを結ぶ連絡通路となるように見えます。これなら、現在の連絡通路と違い、暑さ寒さや雨風には関係なく行き来できるようです。
 ただし、これは私の想像です。もしかしたら、搭乗手続き後の制限区域となるのかもしれません。

 

@2020年度の航空機からの部品脱落は1005件、便数激減も27件増
 昨日の「日刊航空」によりますと、国土交通省がこの程発表した「2020年度主要7空港における部品脱落報告」によりますと、2020年度(2020年4月1日〜2021年3月31日)の落下物件数は、前年度よりも運航便数が激減しているにもかかわらず、27件多い1005件となっています。
 この内、ネジなどの重さ1〜10g未満が77.5%、同10〜50g未満が14.6%、同50〜100g未満が2.6%となっています。
 また、1Kg以上は8個で0.8%だった、との事です。
 また、到着後の機体チェック機数は888機で、61個の脱落と、脱落の恐れがある部品が32個あった、との事です。

@「トキエア」が客室乗務員の募集を始める
 新潟空港を拠点とし、リージョナル航空会社として就航を目指している「トキエア」は一般客室乗務員、先任客室乗務員の募集を始めました。
 募集人員は経験者・未経験者ともに若干名、との事です。経験者は他の航空会社で乗務経験のある人ですが、一般の客室乗務員は未経験者も可、とのことです。
 締め切りは9月29日午後6時迄、となっています。

@大韓航空が5年以内にA380型機全機を退役させる
 今日の 「sky-budget」 によりますと、大韓航空のCEOは「Flight Global(英文)」とのインタビューで、所有している10機のA380型機と、経営統合するアシアナ航空のA380型機6機の全機を、5年以内に退役させることを明らかにしました。
 また、所有しているB747-8I 型機は10年以内に退役させることも明らかにしました。

@「 ITA航空」が航空運送事業許可(AOC)を取得、10月15日から運航開始か
 昨日の 「sky-budget」によりますと、経営破綻したアリタリア航空の事業を引き継ぐ「 ITA航空」は、イタリア航空当局から航空運送事業許可(AOC)を取得しました。
 これにより、予定されている10月15日からの運航開始が出来るものと見られています。


*8月19日

@成田空港7月の貨物取扱量は10ヶ月連続増と好調続く
 東京税関が昨日発表した「成田空港7月貨物取扱量」によりますと、
 総取扱量が前年同月比(以下同じ)44.5%増の22万2135トンと10ヶ月連続の増加となりました。
 積込量は59.2%増、取扱量は33.7%増でどちらも10ヶ月連続の増加になっています。

@成田空港7月の貿易額は輸出額が34.8%増、輸入額は20.5%増
 東京税関が昨日発表した「成田空港7月貿易概況」によりますと、
 輸出額は前年同月比(以下同じ)34.8%増の1兆1358億1700万円と、5ヶ月連続の増加となっています。
 一方、輸入額は29.5%増の1兆3153億4800万円と、11ヶ月連続の増加となりました。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」14日が3名、17日で2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は14日で3名、17日で2名でした。
 14日の1名に咽頭痛の症状がありました。
 写真は第1ターミナル4階にあるワクチン接種場です。

 

@厚生労働省「ラムダ株の発表は業務多忙で連絡を忘れた」
 厚生労働省は昨日、先月20日に羽田空港に到着したオリンピック関係者がラムダ株に感染していることを確認した際に、機内での濃厚接触者等について、オリンピック組織委員会や関係自治体関係者への連絡が漏れてしまっていたことを明らかにしました。
 理由は「業務多忙でダブルチェックが出来なかった」としています。
【コメント】本当のことを発表しているかどうか分かりませんが、このような事があるから、現在の感染爆発が起こる一因となっているのですね。
 やっぱり、国や東京都がリーダーシップをとって、オリンピックは取りやめるべきでしたね。


*8月18日

@全日空のA380型機を使った成田=ホノルル線は2往復合計で黒字
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、お盆期間中に2往復運航されたA380型機による成田=ホノルル線は搭乗率が25.6%、旅客数が534人だった、との事です。
 全日空によりますと、これでも利益は黒字になった、との事で、高額運賃のファーストクラスやビジネスクラスが好調だったことや、貨物が約23.5トンと好調だったことが寄与している、との事です。
【コメント】運賃が相当高額だったのでしょうね。一般の人には高嶺の花ですね。

@「2024年3月までに中国の1000万人以上の都市に路線を開設」と「春秋航空・日本」社長
 昨日の 「sky-budget」 によりますと、シンガポールで唯一の金融新聞「The Business Times」が掲載したところでは、「春秋航空・日本」の米澤社長は同紙とのインタビューで「2024年3月までに、人口1000万人以上の中国沿岸都市へ複数の新規路線開設を目指す」との事です。
 中国側は2019年夏ダイヤまでは成田空港路線について週99往復しか認めていませんでしたが、今は週410往復の運航を認めているとの事です。
 すでに、「春秋航空・日本」は成田=北京線の運航許可を受けています。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」16日が2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は16日で2名でした。
 1名に発熱、咳嗽、倦怠感の症状がありました。

@カンタス航空が従業員のワクチン接種を義務化、ジェットスターも
 今日の 「sky-budget」によりますと、カンタス航空と傘下のジェットスターは、全従業員に新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種を義務づけることを発表しました。
 客室乗務員、パイロット、空港労働者を含む最前線の従業員は、今年11月15日までに完全なワクチン接種を受ける必要があり、残りの従業員は2022年3月31日までに完全なワクチン接種する必要があります。ただし、健康上の理由による回避が可能との事です。
 受けない場合のペナルティーについては触れていません。
 なお、カンタスのCEOは当初、10月末からの冬季ダイヤでの国際線再開を目指していましたが、現在は「再開は2022年半ばを予定している」としています。
 また、再開後は需要が回復するまで、成田空港路線から一時撤退し、羽田空港路線に集約する方針も表明しています。

@新国土交通省事務次官「空港の機能強化は必要。今後も推進していく」
 今日の「WING DAILY」によりますと、国土交通省事務次官に就任した山田邦博氏は業界紙との就任インタビューで「空港は空のインフラといわれ特に重要」と述べ、コロナ下で国際線需要が激減している中でも将来的な航空需要の拡大を見据えて、機能強化は着実に行っていく必要がある」と述べて、力を入れていく考えを示しました。


*8月17日

@成田空港でパラリンピックの入国ラッシュ始まる
 成田空港ではパラリンピックに出場する選手団の入国ラッシュが始まりました。入国ラッシュは今週一杯続く見込みです。

@成田空港「新型コロナウイルス患者」12日が5名、13日で1名、15日で3名、16日で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」12日で5名、13日で1名、15日で3名、16日で1名でした。
 16日の1名に発熱の症状がありました。他の人は無症状でした。

@フィリピン航空が「福徳岡ノ場噴火」を理由に日本路線をすべて欠航に
 昨日の「Traicy」によりますと、フィリピン航空は昨日、成田空港路線を含む日本発着4路線をすべて欠航としました。
 理由は「海底火山の福徳岡ノ場が噴火した事による安全上の問題」としています。
【コメント】この噴火が航空機の運航に支障があるほどの噴煙を出した、と言う報道はありませんね。他の航空会社でもこれによる欠航があったのでしょうか?

@お盆期間の航空機利用は旅客数・利用率ともに増加も、国際線は前々年同期比では旅客数が約91%減
 昨日、国内航空10社が発表した「お盆期間(6日から15日)の利用実績」によりますと、
 国際線旅客数はオリンピックの帰国需要もあって、前年同期比(以下同じ)156.3%増の5万3579人、利用率は6.4ポイント増の32.4%となりました。しかし、前々年同期比では国際線旅客数が約91%減となっています。
 一方、国内線旅客数は前年同期比(以下同じ)43.9%増の172万3924人、利用率が18.7ポイント増の53.7%となっています。
 この内、全日空は旅客数が40.7%増、利用率が18.0ポイント増となり、日本航空は旅客数が28.6%増、利用率が15.4ポイント増となりました。
 LCC 3社の利用率はピーチが33.3ポイント増の71.9%、ジェットスター・Jが21.0ポイント増の78.6%、「春秋航空・日本」が11.0ポイント増の38.9%となっています。

@欧米各国の航空会社がアフガニスタン上空の飛行ルートを迂回へ
 各国の航空会社は、タリバンが政権を掌握したアフガニスタン上空を迂回する飛行ルートを採り始めている、との事です。エミレーツ航空は首都のカブール発着便の運航を停止しました。
 米国連邦航空局(FAA)はカブールのカルザイ国際空港を発着する民間機を除いた民間機が、アフガン上空を26000フィート(約7900m)以下で飛行する事を禁止しました。
 下図は午後4時40分頃の、「Flightradar24」によるアフガニスタン周辺を飛行中の航空機です。

 

@アラスカ航空がボーイング社にB787-9型機オプションの12機を正式発注へ
 アラスカ航空は現地時間16日、ボーイング社に対しB737-9MAX型機のオプション分の内、12機を正式発注に切り替えた、と発表しました。
 2023年から2024年にかけて受領する予定、との事です。


*8月16日

@成田空港「新型コロナウイルス患者」14日が2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「新型コロナウイルスの患者」は14日で2名でした。2名とも無症状でした。

@羽田発石垣行きの全日空機がブレーキシステム不具合で那覇に緊急着陸
 昨日の産経新聞によりますと、昨日午後1時10分頃、羽田発石垣行きの全日空91便・B787-8型機が、奄美空港の北東約265Kmを飛行中に、ブレーキ系統の不具合を示す警告が出ました。
 このため、同機は目的地を那覇空港に変更し、同2時20分頃、緊急着陸しました。乗客・乗員212人にケガなどはありませんでした。
 乗客は他の便に乗り換え、石垣空港に向かいました。
 このトラブルで那覇空港の滑走路1本が閉鎖されましたが、他の便への影響はありませんでした。
 写真は同便の航跡です。旋回は燃料投棄のためでしょうか。

 

@中国の「友和道通航空」が破産精算へ
 今日の 「sky-budget」によりますと、中国の貨物航空会社である「友和道通航空」が経営破綻しました。
 同航空は武漢を拠点としており、新型コロナウイルス感染症の影響で経営危機に陥っていました。
 資金調達の道を探っていましたが、債権者が破産精算の申し立てを行い、裁判所が受理をしました。


2021年8月前半の出来事に戻る