2022年5月後半の出来事


*5月31日

@成田空港入国者139名から「BA.1株」感染者2名「BA.4株」感染者2名、「BA.5株」感染者4名
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では286名、成田空港入国者では139名でした。
 286名の内、全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.1」が3名(成田2、関西1)で、「BA.4株」が2名(成田2)、「BA.5株」が11名(成田4、羽田4、関西3)でした。残りの270名が「BA.2株」でした。
【コメント】「BA.5株」が11名と増加していますね。今は「BA.2」が圧倒的ですが、「BA.2」に入れ替わるのでしょうか。

成田空港入国の「病原体保有者」は68名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は141名で、成田空港入国者では68名でした。
 141名の内、症状が出ている人は40名でした。

@エアカランの増便は?
 エアカランの成田=ヌメア線は昨日から1日1往復に増便することになっていましたが、成田空港の公式サイトによりますと昨日は「欠航」となっていました。
 「Flightradar24」によりますと、下表のように、6月2日の木曜日と6日の月曜日の運航便予定がありません。
 スケジュールは1日1往復に増便していますが、当面は従来通りに週5往復での運航にしている可能性があります。
 予約が入っていないと飛ばしても意味がありませんね。

 

@実証事業ツアーの一人が感染、このツアーは打ち切りに
 昨日の読売新聞(gooニュース)によりますと、観光庁は昨日、外国人観光客の受け入れ再開に向けた実証事業で、タイから27日に入国した参加者の1人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。
 この男性は入国時の検査では陰性でしたが、昨日朝、喉の痛みを訴えたため、医療機関で検査を実施したところ、感染が確認されました。
 このツアーはこの時点で打ち切りとなりました。

@日本航空の4月旅客数は国際線326.2%増、国内線72.6%増
 日本航空が今日発表した「JALグループ4月マンスリーレポート」によりますと。
 国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)326.2%増の19万2839人、利用率が39.8ポイント増の56.6%となっています。
 一方、国内線では旅客数が72.6%増、利用率が9.5ポイント増の54.9%となりました。この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が3.9ポイント増の26.4%、成田=中部線が22.7ポイント増の37.7%となっています。

@エア・ドゥとソラシドエアが10月に持ち株会社を設立し統合
 エアドゥとソラシドエアは昨日、合同記者会見を開き、両社が10月3日に、共同持ち株会社「リージョナルプラスウイングス」を設立し、統合する契約を結んだと発表しました。正式には両社の株主総会での承認が必要となります。本社は羽田空港付近にし、資本金は1億円とします。
 持ち株会社設立により、お互いのシステムや部品調達を一本化し、コストを削減する、との事です。
 しかし、運航やブランドなどの独立性は現状通りとする、との事です。


*5月30日

成田空港入国の「病原体保有者」は66名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は130名で、成田空港入国者では66名でした。
 130名の内、症状が出ている人は31名でした。

@ネパールで22人が乗った小型機が墜落
 昨日のAFP通信日本語版によりますと、現地時間29日午前9時55分にネパールのポカラから観光地ジョムソンに向け離陸した、タラ・エアの双発プロペラ機(ツインオッター)が離陸直後に消息を絶ちました。
 乗客・乗員は22人でインド人4人とドイツ人2人とネパール人16人が乗っていたとの事です。現地は天候が悪く、捜索は難航している、との事です。
 しかし、今日の共同通信(YAHOO!ニュース)によりますと同30日に、機体の残骸が発見された、との事です。なお、飛行時間は約20分の予定でした。

@中国が、ロシアが窃盗したリース機の領空飛行を禁止に
 今日の 「sky-budget」によりますと、中国は、ロシアがリース機を違法にロシア国籍に変更して返還していない飛行機の、中国領空への飛行を禁止しました。
 これにより、ロシアのリースされたエアバス機とボーイング機の、中国への飛行が事実上出来ないことになり、国際線運航への大きな痛手となります。
【コメント】中国の空港で乗り継いで他の国に行くことが出来なくなるのでしょうね。中国系の航空機リース会社がロシアにリースしている機体もあるのではないでしょうか。


*5月29日

@「第3滑走路が完成すると、厳しい騒音が再び生じるが機能強化はチャンス」と佐藤横芝光町町長
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日、3年ぶりとなる「横芝光町航空機騒音等対策協議会」の定期総会が町民会館で開かれました。
 会議には各地区代表のほか、佐藤町長や国交省や千葉県や成田国際空港会社などの関係者も招待されました。
 佐久間会長は「航空機の騒音下で生活する住民への騒音対策施策をさらに推進するよう関係者に要望する」と挨拶しました。
 佐藤町長は「第3滑走路が完成した際は、非常に厳しい騒音の問題が再び生じることを常に忘れてはいけない。機能強化は町発展の千載一遇の機会になると思っている」と挨拶しました。

成田空港入国の「病原体保有者」は49名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は102名で、成田空港入国者では49名でした。
 102名の内、症状が出ている人は25名でした。

@英国裁判所がカタール航空が受領を拒否するA350型機の納入を認める、カタール航空が窮地に
 昨日の 「sky-budget」によりますと、エアバスとカタール航空のA350型機を巡る訴訟合戦ですが、英国の裁判所はカタール航空がA350型機の受領を拒否することは違法、との判断を示しました。
 カタール航空側は、今後もA350型機を運用する予定で、納入予定のA350型機を他の航空会社に売却しないように、と求めていました。
 これについて裁判所は、契約に基づきエアバスがカタール航空に納入することに問題はない、としたものです。
 これにより、カタール航空側が受領を拒否した場合は、エアバスが他の航空会社に受領拒否された機体を売却できることになります。
 これにより、カタール航空がA350-1000型機の契約を失った場合、これに変わる機体を確保する事になりますが、現段階ではボーイング社の機体しか選択出来ないことになり、B777X型機の開発が遅延している今、このクラスの機体がなくなることになります。
 下の写真は成田空港に到着したカタール航空機です。

 


*5月28日

@「機能強化事業などは成長投資として不可欠」「中期計画の27万回は高い目標」と田村社長
 今日の日本経済新聞(電子版)によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)の田村社長は、昨日発表した2022年3月決算について「大変残念だが、空港の安全と安定運用を大前提にコスト削減にも努めており、損益は着実に改善している」とし、2023年3月期の予測でも330億円の赤字になることについては「22年度は我慢の状況」と述べました。
 この中で、営業費用が18%増となる事については「機能強化事業や中長期的な成長投資は不可欠」として、「第3滑走路の新設や既存滑走路の延長といった増強計画は引き続き推進していく」と述べました。
 さらに、中期計画の最終目標である、年間発着回数27万回と総旅客数3900万人については「高い目標を掲げた」と述べました。
【コメント】高い目標ですね。またまた、希望的目標で「絵に描いた餅」にならないとよいのですが。

成田空港入国の「病原体保有者」は50名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は88名で、成田空港入国者では50名でした。
 88名の内、症状が出ている人は13名でした。

@ハワイアン航空が8月1日から成田=ホノルル線を増便
 今日の「Traicy」によりますと、ハワイアン航空は8月1日から成田=ホノルル線を、1日1往復に増便します。

@伊藤忠商事が成田空港で6月からエティハド航空に「SAF」を給油
 昨日の「Fly Team」によりますと、伊藤忠商事は昨日、6月からフィンランドに本社があるネステ(NESTE OYJ)が生産する「持続可能な航空燃料(SAF)」を、成田国際空港でエティハド航空の機体の燃料タンクに給油する、と発表しました。
 国内の空港で海外の航空会社へのSAF供給では、日本初となります。
 写真は成田空港第2ターミナル前を移動するエティハド航空機です。デザインは古いものです。

 

@世界経済フォーラムの「観光魅力度ランキング」で日本が初の首位に
 今日の「FNNプライムオンライン(YAHOO!ニュース)」によりますと、24日に発表された世界経済フォーラムの「観光魅力度ランキング」で、日本は初めて1位を獲得しました。
 高評価の理由は「交通インフラ」「レジャー以外の旅行の機会」「サステイナブル(持続可能な)旅行」が出来る事にある、とのことです。

@エチオピア航空がボーイング社にB777F型機5機を発注
 昨日の「Traicy」によりますと、エチオピア航空はB777F型機5機を発注しました。この発注は3月の覚書に基づいたもの、との事です。


*5月27日

成田空港入国の「病原体保有者」は33名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は78名で、成田空港入国者では33名でした。
 78名の内、症状が出ている人は17名でした。

@成田空港入国者133名から「BA.1株」感染者2名「BA.4株」感染者2名、「BA.5株」感染者3名
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では284名、成田空港入国者では133名でした。
 全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.1」は3名(成田2、羽田1)で、「BA.4株」が6名(成田2、羽田3、関空1)、「BA.5株」が7名(成田3、羽田4)でした。残りの268名が「BA.2株」でした。

@6月10日から観光客ツアーの入国を制限なしで認める
 岸田首相は昨日の講演で、来月10日から世界98の国と地域からの観光客を受け入れる、と表明しました。
 当面は添乗員のついているツアー客を認める、としています。
【コメント】実証実験で少人数のグループを受け入れる、との方針を出して、そのグループの来日が数日前から始まったばかりですね。
 何が“実証実験”なのでしょうか。“国民だまし”の見せかけだったことが明らかですね。
 一方で、感染防止の水際対策について具体的なものは何も聞こえてきません。
 夏休み前にも再びパンデミックが起こるのではないでしょうか。マスクの着用で少しでも自衛するしかありませんね。

@NAAが2期連続の赤字決算、赤字524億円、今期も330億円の赤字見込む
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、2022年3月決算を発表しました。
 これによりますと、営業収益が前期比(以下同じ)15.5%増の829億円と、3年ぶりの増収となりました。営業費用は2.4%増の1324億円で当期純利益が524億円の赤字(前期比189億円の圧縮)となっています。
 また、2022年3月期の予想では営業収益が前期比(以下同じ)55.0%増の1285億円、営業費用が17.6%増の1557億円となり、当期純利益は330億円の赤字としています。
 財務状況では資産合計が前期比(以下同じ)125億円増の1兆2251億円で、負債が668億円増の9396億円、純資産が542億減の2855億円となっています。
 また、フリー・キャッシュ・フローは、334億円のキャッシュアウト( 3,324億円減)となりました。
【コメント】滑走路などは国が税金で建設しますが、ターミナルなどの空港内施設はNAAが財源確保をしなければなりません。
 これが、下に書いた中期計画で具体的にならない原因なのでしょうか?

@NAAが「中期計画」で第3滑走路などを2028年度末に完成、ターミナルなどの施設は「検討中」
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、2022年度から2024年度までの「NAA グループ中期経営計画『Restart NRT』」を発表しました。
 かなり詳細なものですが、全体的には従来の中期計画と違い、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮したものです。しかし、まだまだ具体性に乏しいもののような気がします。
 この中で、C滑走路の新設とB滑走路の北伸については「年間発着回数50万回化を実現すべく、2028年度末迄の供用に向けて着実に実施する」としている一方、老朽化したターミナルなどの空港内施設については「中長期的な課題・環境変化に対応可能な『新しい成田空港』構想を検討中」として、具体的な目標などは明らかにしていません。
 また、「経営目標」の中で目標を、「2024年度に総発着回数を27万回」とし。「総旅客数を3900万人」、「総航空貨物取扱量を240万トン」としています。
【コメント】はたして、50万回の発着回数が必要になることがあるのでしょうか?

@ニュージーランド航空が7月1日に成田=オークランド線を再開し、順次増便
 今日の「Traicy」によりますと、ニュージーランド航空は7月1日から成田=オークランド線を週1往復でを再開します。
 続いて7月11日から週2往復に増便し、8月1日から週3往復となります。

@ピーチ・アビエーションが6月7日夜から国内線運賃を値上げ
 ピーチ・アビエーションは今日、6月7日午後10時以降の発券分から国内線の運賃を値上げする、と発表しました。
 値上げ幅は最大で3500円となります。このほか、国内線の受託手荷物料金や座席指定料金、国内・国際線の支払手数料なども値上げし。値上げ幅は10円から690円で、平均8.7%の値上げ率となります。
 ピーチは理由として「安定的な航空輸送事業を継続するため」と説明しています。
 写真は第1ターミナル南側駐機場に並ぶ、ピーチ機です。

 


*5月26日

@成田空港の3月運用状況で国際線発着回数が19%増、総旅客数は160%増もコロナ前の78.1%減
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「3月空港運用状況」によりますと、
 総発着回数は前年同月比(以下同じ、【 】はコロナ前の2019年3月比)19%増【42.8%減】の1万2835回でした。この内、国際線発着回数は2%増【48.2%減】で、旅客便が23%増、貨物便が10%減となっています。
 一方、国内線発着回数は111%増【22.1%減】でした。
 総旅客数は160%増【78.1%減】の86万238人で、国際線旅客数は216%増【89.6%減】。この内、日本人は153%増【94.6%減】、外国人は108%増【93.7%減】、通過客が459%増【34.0%減】となっています。
 一方、国内線旅客数は133%増【25.0%減】でした。
 国際航空貨物量は3%減の22万7150トンで、積込量が9%減、取卸量が3%増となっています(詳しくは2月16日の出来事参照)。
 給油量は7%増でした。
【コメント】何時も発表される「運用状況解説」が出ていませんでした。

成田空港入国の「病原体保有者」は34名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は74名で、成田空港入国者では34名でした。
 74名の内、症状が出ている人は19名でした。

@日本航空が成田=コナ線を2年3ヶ月ぶりに再開
 日本航空は今日、7月1日から9月30日の国際線運航計画の変更を発表しました。
 これによりますと、成田空港路線では、成田=メルボルン線を8月は週2往復、9月は週3往復に増便します。
 また、成田=コナ(ハワイ島)線を2年3ヶ月ぶりに週3往復で、また、成田=グアム線を8・9月に原則週2往復で再開します。

@ユナイテッド航空が成田=グアム線を段階的に増便
 今日の「Fly Team」によりますと、ユナイテッド航空は6月4日から成田=グアム線を週9往復から11往復に増便し、さらに、7月1日から1日2往復に増便します。

@バンブー航空が成田=ハノイ線を、6月1日から1日1往復に増便
 今日の「Traicy」によりますと、ベトナムのバンブー航空は成田=ハノイ線の増便を前倒し、6月1日から1日1往復に増便します。

@スターラックス航空が6月3日から成田=台北線を週2往復に増便
 今日の「Traicy」によりますと、台湾のスターラックス航空は6月3日から成田=台北線を週2往復に増便します。
 7月にはさらに増便し、1日1往復を予定する、との事です。

『訂正』
 昨日就航したエアプサンの成田=仁川線ですが、「再開」ではなく「新規就航」でした。訂正いたします。

@今年の夏休みの海外旅行は近場か?
 韓国のメディアによりますと、韓国ではこの夏休みに日本を旅行先にする人が激増している、との事です。
 背景には欧米の夏休みシーズンでは、航空会社の便や空港のスタッフが十分回復しておらず、航空ケットが高騰し、大混雑が予想されている、との事です。また、ウクライナ情勢などを受けて、韓国でもウオン安が進み、ホテル代金なども高額になる恐れがある、としています。
 そこで、航空運賃の安い LCC が多数就航している事もあり、また、円安の「日本なら、何とか行けそう」と言うことになります。
 確かに、このところ、韓国航空会社の日本路線の再開や増便の勢いは目を見張るものがありますね。
 しかし、成田空港など日本の空港側の受け入れ体制が整うのでしょうか。成田空港が“大混雑”にならないと良いのですが。
 この夏の海外旅行状況は日本人にとっても、全く同じ事になりますね。


*5月25日

成田空港入国の「病原体保有者」は40名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は88名で、成田空港入国者では40名でした。
 88名の内、症状が出ている人は19名でした。

@成田空港で今日「事故消火救難訓練」行われる
 今日の「NHKニュース」によりますと、成田空港では今日、航空機事故を想定した「2022年度航空機事故消火救難合同訓練」が行われました。訓練には7機関から約130人が参加しました。
 着陸した旅客機が滑走路に接触し、火災が発生した、との想定でA滑走路西側の草地で行われました。
 写真は17日に撮影した、A滑走路西側にある消防署に並ぶ特殊化学消防車です。

 

@エアプサンが今日から成田=仁川線を再開
 エアプサンは今日から成田=仁川線を再開しました。1日1往復になります。

@キャセイ航空が成田=香港線を順次増便へ
 今日の「Traicy」によりますと、キャセイ航空は成田=香港線の運航を、5月は成田発を3便、香港発を6便としています。
 これを、6月は成田発を8便、香港発を10便に拡大し、7月からは基本的に週3往復(成田発着 火・木・金曜日)に増便します。

@ライアンエアーの客室乗務員が乗務中に客の前で飲酒し逮捕
 今日の 「sky-budget」 によりますと、欧州最大の LCC「ライアンエアー」の客室乗務員が、乗務中に酒を注文した乗客の前で「俺も飲むよ、黙っていてね」とワインやウイスキーを飲みました。
 この客室乗務員は到着後の飲酒検査でアルコールが検出され、逮捕されました。
 この客室乗務員はすでに解雇され、現地時間6月8日に裁判が行われる、との事です。


*5月24日

@夏休み需要と制限緩和を視野に再開と増便相次ぐ
 政府が入国制限緩和に動く中、夏休みの需要を当て込んだ成田空港路線の再開や増便の発表が相次いでいます。
○ オーストラリアのジェットスターは7月21日から成田=ケアンズ線を、週5往復で再開し、
 8月2日からは成田=ゴールドコースト線を週3往復(成田発着 火・木・日曜日)で再開します。
○ 「ZIP AIR Tokyo」は今日、6月1日から成田=ソウル線を週6往復(成田発着で月曜日を除く日)に増便する、と発表しました。
 今日の「Aviation Wire」によりますと、ロイヤルブルネイ航空は8月3日から成田=バンダルスリブガワン線を週2往復(成田発着 火・日曜日)で再開します。
 さらに、9月2日からは週4往復(成田発着 月・火・金・日曜日)に増便します。
 下の写真は成田空港内を移動するロイヤルブルネイ機です。

 

成田空港入国の「病原体保有者」は43名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は114名で、成田空港入国者では43名でした。
 114名の内、症状が出ている人は25名でした。

@成田空港入国者から「BA.4株」感染者3名、「BA.5株」感染者1名、「XE株」が羽田空港入国者から1名確認
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では134名、成田空港入国者では88名でした。
 134名の内、デルタ株が1名で、残りはオミクロン株で、この内訳は、「BA.1」は1名(成田)で、「BA.4株」が3名(成田)、「BA.5株」が1名(成田),「XE株」が1名(羽田)でした。残りの127名が「BA.2株」でした。

@「成田空港活用協議会」が活動の10年延長を決議
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、千葉県の商工業団体や千葉県などで造っている「成田空港活用協議会」の総会が昨日開かれました。
 この中で、今年度で終わる第2期の活動に引き続き、第3期として10年間活動を継続することを決定しました。
 第3期の、最初の3年は「新型コロナ禍からの回復、ウィズコロナへの対応」を目指し、次の3年は「ポストコロナへの対応と、発着回数50万回化を見据えた取り組み」と位置付け、最後の4年は、第3滑走路供用という“起爆剤”を活用して「新たなステージに立つ成田空港の活用」を見据え、県内経済のさらなる活性化を目指す、としています。
【コメント】本当に発着回数「年間50万回」が必要となるのでしょうか。第3滑走路が完成すれば使うでしょうが、需要が伸びなければ、第3滑走路も「無用の長物」になりかねません。
 コロナで需要の回復が遅れ、国際線の羽田空港移転が進むなか、また、温室ガス排出削減が叫ばれるなか、計画を見直すべきと思うのですが。


*5月23日

成田空港入国の「病原体保有者」は58名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は116名で、成田空港入国者では58名でした。
 116名の内、症状が出ている人は22名でした。

@エアタヒチヌイが成田=パペーテ線を11月3日から再開へ
 今日の航空新聞社によりますと、エアタヒチヌイは成田=パペーテ線を11月3日から週1往復で再開する、との事です。
 写真は古いのですが、第2ターミナルに駐機するエアタヒチヌイのA340型機です。

 

【訂正】滑走路上の車両に気づいたのは管制官でした
 昨日書いた「フジドリーム機の重大インシデント」の中で、「滑走路上に車両があるのを最初に気づいたのは同機のパイロットだった」との趣旨を書きましたが、「車両に最初に気づいたのは管制官で、すぐに着陸復航の指示を出した」との事です。お詫びして、訂正いたします。


*5月22日

成田空港入国の「病原体保有者」は26名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は63名で、成田空港入国者では26名でした。
 63名の内、症状が出ている人は12名でした。

@タイ・エアアジアXが成田=バンコク線の開始を7月2日に延期
 今日の 「sky-budget」によりますと、タイ・エアアジアXは6月5日から成田=バンコク(スワンナプーム)線を開設する予定、としていましたが、これを延期し、7月2日に開設する見込み、との事です。破産申請の影響と思われる、との事です。

@茨城空港で着陸のフジドリーム機が、自衛隊車両を約1.6Km手前で見つけ着陸復航
 昨日の「NHKニュース」によりますと、20日午後3時頃、茨城空港に着陸しようとしていた広島発茨城行きのフジドリーム7994便・E175型機(JA10FJ)が、滑走路にあと約1.6Kmの地点で、滑走路上に自衛隊の車両がいることに気づき、着陸をやり直すトラブルがありました。
 このトラブルによるケガ人はありませんでした。
 車両は自衛隊機のオーバーランを防ぐ装置の点検をしていた、との事です。
 国土交通省はこのトラブルを重大インシデントに認定し、調査官を派遣しました。
【コメント】このフジドリーム機は広島から飛来しましたが、今のところ茨城空港を使うフジドリームの定期路線はありませんので、臨時便として運航されたようです。
 このため、自衛隊内部の連絡不十分で着陸機があるとは思わず、作業をしていた可能性があります。
 この機体は昨日(21日)の午前6時45分頃に茨城空港を離陸し、北に向かったものの、秋田県上空でUターンして茨城空港に同11時30分頃、着陸しました。遊覧飛行でも行ったのでしょうか。その後、壱岐に向かいました。
 下図は着陸復航したときの「Flightradar24」による航跡です。なお、茨城空港は軍民共用空港で、「小美玉空港(基地?)」とも呼ばれているようです。

 


*5月21日

成田空港入国の「病原体保有者」は55名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は89名で、成田空港入国者では55名でした。
 89名の内、症状が出ている人は18名でした。

@29日に航空科学博物館で「集まれ!NARITA空港車輌」が開催されます
 今日の「Fly Team」によりますと、航空科学博物館は29日(日曜日)に、年1回行われる「集まれ!NARITA空港車輌」を開催します。
 参加する車両は空港用化学消防車、フードローダー、タンクローリー、滑走路摩擦係数計測車、航空灯火保守作業車、夜行高速バス、デアイシングカー、トーイングトラクターと、8車種9台です。
 11時と14時に実際の動作実演が行われます。

@ボーイング社が「 IAG 」とB737MAX型機150機発注で合意
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、ボーイング社は現地時間19日、ブリティッシュ・エアウェイズなどを傘下に持つ「 IAG 」と、B737MAX型機150機を発注することで合意した、と発表しました。
 50機が確定発注で100機がオプションとなります。正式発注には「IAG 」の株主総会での承認が必要となります。
【コメント】ボーイング社にとっては久しぶりの明るいニュースですね。
 ボーイング社は本社をワシントン郊外に移転する、と発表していますが、米国のあるメディアは「ボーイング社はうまくいかない民間機部門からしっぽを巻いて退散し、軍需部門に力を入れることにした。この原因は優れた民間機部門の技術が、採算性重視で衰退した結果だ」との評論がありました。
 経営者が、大株主の顔色ばかりをうかがい、金儲けを過度に追求すると、このような事になりますね。
 日本の経営者や政治家を始めとする社会全体も、そして、子供たちまでもが「金儲け至上主義」に染められているように思えてなりません。
 「人びとの心身をむしばむ『騒音の被害』よりも、金儲けの方が大事」と言うことになっているように思えます。


*5月20日

@成田空港開港から44年
 成田空港は今日、1978年5月20日の開港から満44年になりました。
 全ての騒音がここから始まりました。下に1978年5月22日の新聞記事を載せておきます。
 1978年5月20日の開港当日は式典だけで、1機の離着陸もありませんでした。

 

@「成田空港対策協議会」が総会、小泉市長「空港が元気でないと市も元気が出ない」
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日、成田市内の経済団体などでつくる「成田空港対策協議会」の定時総会が市内のホテルで開かれました。
 この中で挨拶した小泉成田市長は入国審査の緩和を歓迎し「先進国で最も厳しい水際対策の緩和を訴えてきた。空港が元気でないと成田市も元気が出ない」と述べました。
 また来賓として出席した熊谷千葉県知事は「都内アクセスの課題となる『半島性』があるため、できる限り東京に依存しない経済産業構造をつくるのが重要。その中でも成田空港が最大のポテンシャルになる」と述べました。
【コメント】「半島性」を言うなら、思い切って東京都と合併し、「東京都千葉区」となったらどうですかね。

@成田空港検疫で変異株「BA.4」が3名、「BA.5」が2名見つかる
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では501名、成田空港入国者では267名でした。
 501名の全員が「オミクロン株」で、この内、「BA.1」は1名(羽田)で、「BA.4株」が5名(3名成田、2名羽田)、「BA.5株」が2名(成田)でした。
 残りの493名が「BA.2株」でした。
【コメント】これだけ人数が増えてくると、何をどう数えるか、検討しないとなりません。来月から1日の入国者が2万人に緩和されたらお手上げです。
 事実上の「無制限開放」となりますね。伝染力が強い変異株が出現すると、全国に、瞬く間に拡散していきますね。

成田空港入国の「病原体保有者」は22名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は57名で、成田空港入国者では22名でした。
 57名の内、症状が出ている人は15名でした。

@「4月訪日外客数・出国日本人数」はわずかに増加も、19年比では約95%減
 観光局が18日に発表した「4月訪日外客数・出国日本人数」によりますと、
 訪日外客数は2019年同月比(以下同じ)95.2%減の13万9500人となりました。
 出国日本人数は92.2%減の12万9200人となっています。

@タイ・エアアジアXが破産、運航計画は変更なし
 今日の「Traicy」によりますと、タイ・エアアジアXは現地時間17日にタイ中央破産裁判所に再生計画を申請し、18日に受理されたと発表しました。
 事実上の破産になりますが、この手続きは債務整理の一貫とのことで、運航計画には影響ない、との事です。


*5月19日

成田空港入国の「病原体保有者」は29名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は82名で、成田空港入国者では29名でした。
 82名の内、症状が出ている人は26名でした。

@成田空港の4月貨物取扱量が2ヶ月連続のマイナスに
 東京税関成田航空貨物出張所が今日発表した「成田空港4月貨物取扱量」によりますと、
 総取扱量は前年同月比(以下同じ)5.8%減の20万4731トンと2カ月連続のマイナスとなりました。
 この内、積込量は9.9%減の9万4921トンと、こちらも2ヶ月連続のマイナスとなっています。一方、取卸量は1.9%減とマイナスに転じています。
 また、成田空港に輸入された生鮮貨物は8.7%減と3ヶ月連続のマイナスとなり、ドライ貨物は2.2%増と19ヶ月連続のプラスとなっています。
【コメント】やはり、取扱量は減少していますね。ウクライナ情勢と、円安の影響でしょうか。世界全体の景気の停滞も影を落としているようです。

@4月の成田空港貿易概況も輸入額の伸びが鈍化
 東京税関が今日発表した「成田空港4月貿易概況」によりますと、
 輸出額は前年同月比(以下同じ)24.5%増の1兆3696億4800万円と14ヶ月連続のプラスになりました。
 一方、輸入額は13.0%増の1兆5075億600万円と18カ月連続プラスになっています。この結果1378億5800万円の輸入超過となっています。

@北海道エアシステムの ATR42 型機が主脚部品の傷で修理のため、欠航多数
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、北海道エアシステムのATR42型3号機の左主脚の取り付け部分に傷が見つかった、との事です。
 この整備作業に時間がかかるため、JALグループのジェイエアの同型機を借りて代替運航を行いますが、今日から21日までの16便が欠航となります。


*5月18日

@日本航空が国際線の運航計画変更を発表
 日本航空が今日発表した「国際線運航計画変更」によりますと、
 7月1日から成田=フランクフルト線を週3往復(成田発着 水・金・日曜日)とし、8月1日から成田=サンディエゴ線を週4往復(成田発着 火・水・金・日曜日)に、成田=バンクーバー線を週5往復(月・水・木・土・日曜日)とします。

成田空港入国の「病原体保有者」は56名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は102名で、成田空港入国者では56名でした。
 102名の内、症状が出ている人は26名でした。

@成田市が、退役した「空港用化学消防車」を航空科学博物館に譲渡
 昨日の「乗りものニュース」(YAHOO!ニュース)によりますと、退役となった、成田空港内の成田市消防本部三里塚消防署で使用されていた「空港用化学消防車」が、13日に航空科学博物館に譲渡されることになり、譲渡式が行われました。
 すでに、航空科学博物館の野外展示広場に置かれ、見られるようになっています。
 この消防車は約18年にわたり成田空港内のみならず、成田市内の一般火災にも13回出動した、との事です。
 成田空港内には万一に備える「警戒出動」で262回出動しており、この中には2009年3月23日に起こり乗務員2名が亡くなったフェデラルエクスプレスMD11F型転覆炎上事故(2009年3月23日〜25日の出来事参照)も含まれるとのことです。
 A滑走路南端近くの「三里塚さくらの丘」には、この事故で亡くなった2名の忠霊碑が下の写真のように、ひっそりと置かれています。

 

@3月の中国東方航空機墜落事故の調査で操縦室内の誰かが故意の操作をした可能性
 今年3月に墜落した中国東方航空の昆明発広州行5735便・B737型機のブラックボックスの解析から、同機が墜落時に、操縦室にいた何者かが意図的に機器を墜落に向け操作した可能性が浮上しました。
 これは、調査に関わった米国事故調査官の話として伝えられたものです。
 しかし、調査の全ての資料が調査に用いられたものではなく、中国当局が公開していないものもある、とされています。
 この事故を巡っては事故機がほぼ垂直に地上に激突しており、「不自然」との指摘がありました。

@ IATA 事務局長が日本と中国の水際対策を名指しで非難
 今日の「WING DAILY」によりますと、国際航空運送協会(IATA)のウィリー・ウォルシュ事務局長はシンガポール現地時間5月17日、日本と中国の新型コロナウイルス感染症に対する水際対策を批判しました。
 同氏は「(日本は)渡航許可措置を採ってはいるものの、あらゆるインバウンドや観光再開のための明確な計画が示されていない。渡航制限をさらに緩和するために、ワクチン接種を受けたすべての渡航者の検疫を解除し、到着時空港検査および1日あたりの到着上限を撤廃することから始める必要がある」と述べました。
【コメント】IATAは航空輸送協会ですから、業界の利益を追求するために、このように言うのは当然でしょう。
 しかし、各国が流行により被る、経済的、人的被害に IATAとしてどう向き合うのでしょうか。
 一方で、航空会社に対する公的支援については厳しい要求を唱えてきましたね。


*5月17日

@全日空が7月1日からの国際線拡充を発表、成田空港路線も大幅増に
 全日空が今日発表した、7月1日からの「国際線路線・便数計画の一部変更」によりますと、成田空港路線も大幅な再開増便となっています。
 具体的には、アジア方面は、成田=青島線を週1往復(成田発着 水曜日)、成田=上海線を週1往復(成田発着 日曜日)、成田=杭州線を週1往復(成田発着  木曜日)、成田=杭州線を週1往復(成田発着 水曜日)、成田=深セン線を週1往復(成田発着 月曜日)、成田=ムンバイ線を週3往復(成田発着  火・金・土曜日)、成田=バンコク線を1日1往復、成田=ハノイ線を1日1往復、成田=ホーチミン線を1日1往復、成田=クアラルンプール線を1日1往復、成田=シンガポール線を1日1往復、成田=ジャカルタ線を1日1往復、成田=マニラ線を1日1往復となっています。
 また、中・北米路線では、成田=ロサンゼルス線を1日1往復、成田=サンフランシスコ線を1日1往復、成田=シアトル線を週4往復(成田発着 火・木・土・日曜日)、成田=ワシントン線を週4〜3往復、成田=ヒューストン線を週4〜3往復、成田=シカゴ線を1日1往復、成田=バンクーバー線を週3往復(成田発着  月・水・土曜日)、成田=メキシコシティ線を1日1往復、成田=ホノルル線を週2往復(成田発着 金・土曜日)とします。
 欧州線については「調整中」とのことです。

@成田空港入国者から「BA.4株」感染者1名、「BA.5株」感染者1名確認
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では213名、成田空港入国者では127名でした。
 213名の全員が「オミクロン株」で、この内、「BA.1」は4名で1.9%、他に、「BA.4株」が1名、「BA.5株」が1名で「BA.2株」が204名でした。

成田空港入国の「病原体保有者」は50名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は108名で、成田空港入国者では50名でした。
 108名の内、症状が出ている人は29名でした。

@今日から韓国からの入国者に3日間の待機を免除へ
 政府は昨日、今日の午前0時から、韓国から日本に入国する人に対して行っている入国後3日間の待機を、ワクチン接種3回目がすんでおり、なおかつ、入国時の検査で陰性の場合は免除する事にしました。

@夏休みの海外旅行は大混乱もありうる、レンタカーがない、空港での長時間待機など
 昨日の「J-WAVE NEWS」が、この夏に海外旅行を考えている人たちに対する注意すべき海外事情について解説しています。
 一つは航空会社が機材や人員を削減していたため、需要増に対応する態勢が整わないことで、空港での待ち時間がとてつもなく長くなる可能性がある、との事です。英国の空港では、すでに、ライアンエアの機内荷物預け時間が24時間前になっている例もある、との事です。
 もう一つはレンタカーが圧倒的に足りず、予約が出来なかったり、ハワイで1週間借りた代金が日本円で35万円になった例もあるとのことです。
【コメント】日本でも、先日のゴールデンウイーク期間中に、レンタカーが足りず予約が取れなかった、との話がありましたね。沖縄ではレンタカーがないと、ホテルにたどり着けないこともあるようです。

@中国南方航空が発注したB737MAX型機100機以上をキャンセルか
 今日のブルームバーグジャパンによりますと、中国南方航空は先週の投資家向け説明会で、2024年までに導入予定の100機を超えるB737MAX型機を、購入計画から削除した、との事です。
 同航空は理由として「引き渡しを巡る不確実性」をあげています。


*5月16日

@全日空機がとんでもないコース違反
 昨日午後11時13分に成田空港を南側に離陸した、全日空8549便が下図の「Flightradar24」による航跡のように、とんでもない約束違反の飛行コースを採って、内陸部を飛行しました。
 同じような飛行コース違反は4月21日の深夜(4月22日の出来事参照)にもありました。
 同機よりも前の離陸機は通常通りに九十九里尾浜まで直進していますので、天候が原因とは思えません。
 パイロットからのリクエストなのか、管制官の指示なのか不明ですが、どちらにしても、開港当時の国と千葉県や周辺市町村との約束に違反しています。
 このような場合、国から周辺地域の住民に原因説明があるのが世間の常識ではないでしょうか。

 

成田空港入国の「病原体保有者」は50名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は113名で、成田空港入国者では50名でした。
 113名の内、症状が出ている人は31名でした。

@沖縄基地周辺訴訟団原告の一部が、「国には飛行差し止めを米国に求める地位がある」との確認行政訴訟を提訴
 今日の琉球新報によりますと、米軍基地の騒音などに苦しんで、夜間などの米軍機飛行禁止を求めている「第4次嘉手納爆音訴訟」と「第3次普天間爆音訴訟」の原告の一部30人は、今日、飛行差し止めを米国に求める地位にあることの確認などを国に求める行政訴訟(4月29日の出来事参照)を那覇地裁に起こしました。


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