*10月31日
@成田空港9月運用状況が36%増に
空港公団は今日、成田空港の9月運用状況を発表しました。それによりますと、国際線で前年同月比34%増、国内線で同93%増、合わせて同36%増になりました。大幅な増加に見えますが、昨年の9月11日に米同時多発テロが発生していますし、昨年9月には暫定平行滑走路はまだ出来ていませんでした。
@全日空が環太平洋割引運賃発表
全日空は昨日、加盟しているスターアライアンスのネットワークを使った「スターアライアンスサークルパシフィック運賃」を発表しました。これは、加盟の7社の25カ国・323路線を乗り継ぐ場合、最大許容距離数の22000マイルではエコノミークラスで約42%の割引運賃となるそうです。
@航空交渉でマニラー那覇ー福岡線の新設で合意
国土交通省は昨日、フィリピンとの航空交渉でフィリピンと日本の路線で日本国内で1カ所の経由地を認めることで合意したと発表しました。具体的にはフィリピンの航空会社が現在1日1便運航しているマニラー福岡線で那覇を経由する路線が新設されることになるようです。
@ボーイング社がさらに1500人を削減へ
ボーイング社は現在進めている3万人の削減に加えて、さらに、1500人の削減を発表しました。先頃発表された航空会社の決算で大手5社が赤字だったことから、旅客機の需要の回復が遅れるとして追加のリストラを発表したものです。
*10月30日
@厚木基地爆音第3次訴訟で国が控訴
16日に第1審判決が出された厚木基地爆音第3次書証で国側は昨日、賠償区域が拡大されたことなどを不服として控訴しました。また、原告側も被害を認定されなかった16人のうち11人が控訴することを決めています。
@ボイスレコーダーの記録を2時間に・国土交通省
国土交通省は現在最後の30分しか記録が取れない操縦室内の音声を記録するボイスレコーダー(CVR)を2時間の記録が取れるようにする省令の改正を行う方針を固めました。これまでは、墜落に至らなかった事故の場合、ボイスレコーダーには上書きされて最後の30分しか記録が残らないために原因の究明に支障が出る場合がありました。2時間になりますと国内線の場合、ほとんどの記録が消されずに残り原因の究明に役立つとしています。
@スカイマークが増資を中止に
スカイマークは予定していた30億円の増資を急遽中止すると発表しました。これは、増資を引き受けるはずのコメルツバンクが払込期日までに払い込みをせず、これによってもう一つの引き受けてであるエイチ・アイ・エスも辞退したためです。これにより、スカイマークは新たな引き受け手を捜すことになりますが、資金繰りが厳しくなることはさけられません。(9月27日の出来事を参照)
*10月29日
@米軍普天間基地騒音で司令官を提訴
今日、米軍普天間基地周辺住民200人が午後7時〜午前7時までの飛行とエンジンテストの差し止めと過去と将来1年分の騒音に対する損害補償として3億1400万円の支払いを求める訴訟を那覇地裁沖縄支部に起こしました。この訴訟では初めて基地司令官を被告としています。これは、最高裁が「外国の条約に基づく行為は民事裁判権が免除される。」とした判断を示したため、アメリカ政府を相手とした訴訟は門前払いされる可能性が高いため司令官個人を相手としたものです。
*10月28日
@スカイネットアジアが空港使用料など7000万円を滞納
8月から宮崎ー羽田線に新規参入したスカイネットアジア航空は宮崎空港と羽田空港の8月分使用料など約7000万円を滞納し、国土交通省から督促を受けていることが明らかになりました。スカイネットアジア航空側は、「航空券の売り上げが今月末から入り始めるので、支払いは出来る。」としています。国土交通省としては経営破綻したエアドゥに滞納を黙認して滞納額16億円の1割しか回収できなかった失敗があるので督促をしているようです。また、スカイネットアジア航空は機内食会社など民間にも約5000万円の未払い金があります。航空券代金が入り始めれば大丈夫なのでしょうが、「事業計画が甘い。」と批判する向きもあります。
@A380の日本各社受注額が2180億円に
来日しているエアバス社の幹部は超大型機A380型機製造の日本各社の受注額が2180億円に膨らんでいることを明らかにしました。これは、超大型機の機体重量を軽くするために炭素繊維などの受注が膨らんでいるためとのことです。会社別に見ますと、東レが炭素繊維、住友金属がチタン素材、三菱重工が貨物室ドア、富士重工が垂直尾翼、横浜ゴムが炭素繊維製の貯水タンクとなっています。エアバス社はA380の日本での受注獲得に力を入れ、日本航空システムに期待しているとのことです。また、エアバス社の副社長は、「20世紀はボーイング社の時代だったが、21世紀の初めはエアバス社の時代になる。今年と来年のエアバス社の納入シェアーは50%超になる見込みだ。」と述べています。
*10月27日
@芝山鉄道が今日から運行を開始
芝山鉄道が今日から開通し運行を始めました。芝山鉄道の「芝山千代田駅」の時刻表はここに載っています。芝山鉄道は開業しましたが、採算ラインは1日の乗客が5400人と言うことですが、これの達成は難しいと見られています。
@「空港シャトルバス」の時刻表と停留所が変更
芝山鉄道の開業に伴い、成田空港ターミナルと九十九里浜を結ぶ「空港シャトルバス」の時刻表と一部停留所が変わりましたので、注意してください。なお、新時刻表は上記の芝山鉄道時刻表と同じところに載っています。
*10月26日
@国内線の身障者割引を来年から統一・国土交通省
国土交通省は現在等級や航空会社によってまちまちな国内線の身障者割引について来年1月1日から1〜6等級について適用を拡大し統一することになりました。これによって、鉄道やバスと同じになります。対象者は現在の82万5000人から約320万人に拡大することになります。
@大阪空港「2種空港」格下げを正式提案・国土交通省
国土交通省は昨日、交通政策審議会空港整備部会に大阪空港(伊丹空港)の機能を縮小する「2種空港」への格下げとそれに伴う環境対策の縮小について正式に提案しました。これから、関係業界や自治体の意見を聞き今年中に結論を出す、としています。
*10月25日
@今日の昼でアクセス数が30万回を越えました。ご愛読感謝いたします。これからもよろしくお願いいたします。
@スカイマーク社長「羽田ー青森線は新幹線より安くしたい」
今日記者会見したスカイマークの社長は羽田ー青森線と羽田ー徳島線を来年4月25日から運航することを正式に発表し、羽田ー青森線の運賃について、「ドラスチックなものにしたい。新幹線よりも安い料金を考えている。」と述べました。
*10月24日
@米が成田空港着陸料の引き下げを要求
アメリカ通商代表部は23日、メキシコのロスカボスで日本政府に提出した規制改革協議のアメリカ側要望事項を公表しました。その中に、新たに成田空港の着陸料の引き下げが盛り込まれました。
@国土交通省が関空の支援に4000億円の国費投入の方針
国土交通省は財政再建に苦しむ関西国際空港を支援するために1兆円を超える巨額債務のうち4000億円程度を国の負担で処理する方針を固めました。この国費の投入をする条件として、関西国際空港会社の自助努力と共に、第2滑走路建設の延期も検討するとしています。
@全日空が羽田ー徳島線からも撤退・スカイマークが運航へ
全日空は昨日の羽田ー青森線からの撤退に続き、羽田ー徳島線からも来年4月末で撤退することを明らかにしました。ここも、日本エアシステムと競合し採算が厳しかったとのことです。その後をスカイマークが引き継ぐことになります。スカイマークは来年春に導入する4号機でこの2路線を運航することになります。スカイマークは日本エアシステムよりも安い運賃を設定する予定です。
@UALが米政府に債務保証を再申請
23日、ユナイテッド航空の持株会社であるUALがアメリカ政府に対して18億ドルの債務保証を申請しました。提出された事業計画によりますと、人件費を5年半で58億ドル、経費も毎年14億ドル削減するとしています。また、旅客輸送能力も12%削減し、そのために来年1月よりリュッセルドルフ・ミラノ・カラカス・サンティアゴの4路線を廃止します。日本関係では成田ーシカゴ線と関西国際空港ーサンフランシスコ線の機材を座席数の少ないものに変えるとしています。
*10月23日
@成田空港に世界一長い旅客機が乗り入れ
昨日、成田空港に世界一胴体の長いエアバスA-340-600型機が初めて飛んできました。ヴァージンアトランティック航空のロンドンー成田線に導入されたものです。これまでの世界一はボーイング社のB-777-300型機でこれよりも1.4m長くなります。
@全日空社長が伊丹空港縮小を批判
全日空の社長は昨日、国土交通省が明らかにした伊丹空港の縮小計画について、「旅客の利便性を犠牲にするものだ。新幹線との競合があるのに関西国際空港に移して利用者が増えるとは思えない。従って、関西国際空港の支援にはならない。」と批判しました。また、環境対策費を新設しようとしていることについても、「旅客は空港使用料と言う形で、すでに環境対策費を払っている。従って、二重払いになる。」と批判しました。
@全日空の9月実績は国際線で17%増に
全日空は昨日、グループの9月分輸送実績を発表しました。これによりますと、国際線旅客は前年同月比で17%増、国内線は同5.4%増になったそうです。
@全日空が羽田ー青森線から撤退へ・代わりにスカイマークが運航
全日空は昨日、来年4月を目途に羽田ー青森線から撤退することを明らかにしました。同線は日本エアシステムが1日6便運航しており、全日空は1日2便でした。このため、日本エアシステムが優位に立ち、全日空の搭乗率は60%台で低迷していました。全日空の撤退に伴い代わりにスカイマークが引き継ぐことになりました。
*10月22日
@暫定平行滑走路直下の農家の屋根瓦が落下
昨日の朝、暫定平行滑走路南端から400mの直下にある島村さんの2階建て出荷作業場の屋根瓦が数枚落下して割れてしまいました。南側からの着陸が増えた先月末から数回屋根瓦がずれてしまいましたが、その都度、島村さんが直してきました。南側からの着陸の場合、敷地の木立も航空機が通過した後に揺れるようになったそうです。このため、空港公団でも原因が航空機による気流の乱れかどうか調査することになりました。航空機は着陸の際、島村さん宅の高度40mを通過します。離陸の時にはもっと高度が高くなるため、影響が少ないと考えられます。
@「芝山鉄道開業に伴う空港周辺バス路線等の変更について」が載りました
空港公団のホームページに27日の芝山鉄道開業に伴うバス路線の出入り口の変更が載っていました。今回、京成の東成田駅にあった出入り口が閉鎖になります。もともと、このゲートはバス専用の入り口とバスと自家用車の出口として使われていました。なお、芝山鉄道の利用者を増やすためとして一時話の出た、「シャトルバスの路線の終点を芝山鉄道『芝山千代田駅』にしたらどうか。」と言う案は立ち消えになったようで、空港公団に確認したところ、シャトルバスは従来通りターミナル発着とのことでした。
*10月21日
@日航機が乱気流に巻き込まれる・19人負傷
今日午前11時頃、福岡発羽田行きの日本航空356便・B-747型機が愛知県知多半島上空を飛行中、突然、乱気流に巻き込まれ、乗客12人と乗員7人が負傷しました。何の前触れもなくドンと降下したそうです。同機はそのまま飛行を続け、11時半頃羽田空港に着陸しました。負傷者はすぐに病院で手当を受けましたが、骨折などの重傷者もいる可能性があるそうです。事故当時、シートベルト着用のサインは出ていなかったようです。
*10月20日
@昨日は一般の人の試乗会・芝山鉄道
芝山鉄道では昨日は多古町と芝山町の一般住民を対象とした試乗会を実施しました。約1000人が試乗しました。
@アメリカの大手5社がすべて赤字に
アメリカの航空会社大手5社の7月〜9月第4四半期の決算が発表されましたが、大手5社はすべて赤字になりました。デルタ航空は赤字幅が縮小しましたが、他の4社は拡大しています。一方、格安航空会社のサウスウエスト航空は黒字を確保しています。大手はコストの削減が思うようにいっていないようです。
@海外航空会社も正規割引運賃を拡大
日本の航空会社が先行していた国際線の正規割引運賃(PEX)を海外の航空会社も採用を拡大してきています。これは、旅客が低価格指向を強める中で、旅客を早めに取り込むための戦略とのことです。
*10月19日
@昨日、芝山鉄道の小学生試乗会
27日に開業する芝山鉄道で昨日、周辺の小学生を対象とする試乗会が行われました。たった、2.2Kmの芝山鉄道ですが、整備場の近くを通るため、洗浄中の航空機が間近で見られたりして、招待された小学生は喜んでいたそうです。
@JR西日本社長が「伊丹の縮小は遅すぎる。」と批判
JR西日本社長は昨日、都内で記者会見し、国土交通省が伊丹空港(大阪空港)の縮小を打ち出したことについて、「伊丹空港の縮小による関西国際空港支援は遅きに失した。」と批判しました。また、関西国際空港の今後について、「成田のような欠陥空港にしないためにも、早く2本目の滑走路を造ることが必要。国は滑走路の建設にもっと関与を。」と述べました。関西では伊丹空港の縮小について地元では反発が強くなっていますが、関西経済界の主力メンバーの一人が国土交通省の案を事実上支持したことにより、波紋が広がりそうです。
@操縦席に知人を入れた機長を日航が処分
日本航空は子会社・日本トランスオーシャンから運航を受託している宮古ー沖縄線の機長が8月27日と28日に知人の女性を操縦室に入れたとして、この機長を停職60日間・機長資格停止6ヶ月にしたと発表しました。社内規定ではハイジャックやテロの防止のため、操縦室に乗務員以外を入れるときには許可が必要となっています。
@東京都が「アジア旅客機フォーラム」を開催
東京都は17日、都庁で「アジア旅客機フォーラム」を開きました。これにはインド・インドネシア・マレーシア・台湾・ベトナムの関係者が出席しました。都知事は「アジアでこそ必要な中型旅客機は我々の技術を持ってすれば、各国の協力で必ず出来る。プロジェクト推進に協力を。」と訴えました。討議の結果、100席前後のジェット機を中心に具体案を早急に検討し、幅広い市場調査を行うことで一致しました。
*10月18日
@成田空港で消化救難訓練を実施・昨日
昨日、成田空港で着陸した旅客機のエンジンが爆発して機体に延焼し多数の負傷者が出た、との想定の元に消化救難総合訓練が行われました。訓練には関係する62機関から1080人が参加しました。今年は実際の状況に合わせて空港内の消防隊と空港外の消防隊に到着時間の格差を設けたり夜間を想定して初めて電源照明車を出動させました。
@羽田空港再拡張は工法も含めて一括入札へ
国土交通省は羽田空港再拡張工事の入札を工法も含めて設計から施工まで一括して入札を行う方針を固めました。これは、埋め立て桟橋方式でも浮体構造方式でも問題はないという工法評価選定会議での結論を受けて、コスト削減を目指したものとしています。23日の工法選定評価会議を受けて正式に決定することにしています。
@北海道が新千歳空港の第2ターミナル建設候補地を苫小牧側に決定
北海道は新千歳空港の第2ターミナルビルの建設予定地を苫小牧市側に決定しました。国は千歳市側を主張しています。これは、昨年11月に滑走路を苫小牧市側に500m延長することで住民と合意した際、第2ターミナルを苫小牧市側にすることが条件だったためです。北海道は近く、国に対して苫小牧市側にするよう要望するとしています。
@日本航空のバリ島便が20%キャンセルへ
今日、日本航空が明らかにしたところによりますと、テロがあったバリ島への便が今月31日までの分で約20%のキャンセルが出ているそうです。
*10月17日
@普天間米軍基地から爆音を無くす訴訟団が29日に提訴
沖縄の普天間基地周辺の住民は今月29日に過去の損害賠償と将来の1年ごとの補償を求めて提訴することにしています。訴訟団では、「移転の約束はあるが、予定通りには行っていない。昨日の厚木基地訴訟では5年で判決が出ている。我々の訴訟も希望がもてる。」と話しています。
*10月16日
@成田空港の南側ゲートが今日開通
成田空港の南側整備地区の入場ゲートが今日開通しました。このゲートは「第6ゲート」と呼ばれています。今日の午後、芝山に用事があったので、北側のゲートから入り、「第6ゲート」から出てみました。北側ゲートから入って、第1ターミナル方面に進むと第1ターミナル方面に右折するところを直進して、空港を縦断する場外の道路とほぼ平行しています。利用する車はまだ多くはありませんでしたが、便利になると思います。
@成田発のカンタス航空機が乱気流にあう・12人負傷
昨日の夜、成田空港を出発してシドニーに向かったカンタス航空22便・B-747型機が離陸してまもなく強い乱気流に巻き込まれました。乗客・乗員12人がけがを負いましたが、同機は同乗していた医師の手当でそのままシドニーに向かい、日本時間今日午前6時にシドニーに到着しました。12人はいずれも軽傷とのことです。
@第3次厚木基地騒音訴訟判決で27億円の賠償命令
今日、横浜地裁で開かれた第3次厚木基地騒音訴訟の判決で裁判長は過去の騒音被害に対する賠償として27億4600万円の支払いを国に命じました。厚木基地の騒音訴訟では初めて75WECPNLまでを「受忍限度を超えている」と認定しました。たの基地騒音訴訟では75WECPNLまではすでに認められています。また、国が「原告らは、騒音を承知でこの地区に移転したのだから、補償は減額すべき。」と主張したのに対しては、「原告がこのような騒音被害があると予測するのは難しかった。」として国の主張を退けました。しかし、原告が求めた「将来、騒音が75WECPNL以下になるまでの補償」については認めませんでした。
*10月15日
@関空で日本航空機が緊急着陸
今日午前10時40分頃、羽田発関西国際空港行きの日本航空345便・DC-10型機が着陸態勢に入ったところ、計器が前輪が出ていないとの警告を発しました。このため、同機は低空で空港上空を通過し、地上の目視で前輪が出ていることを確認した後、消防車など18台が待機する中、緊急着陸を行い美辞着陸しました。しかし、同機は滑走路上でエンジンをカットしたため、滑走路は20分間閉鎖されました。
@バリ島ツアーを中止するところも出る
インドネシアのバリ島のディスコで起こったテロと思われる爆発で、外務省が危険情報をワンランク上げたことに伴い、バリ島ツアーを中止する旅行者が出ています。JTBでは今日出発のツアーを中止し、日本旅行では今日から22日までのツアーを中止しました。しかし、日本航空では、「今のところキャンセルは出ていない。」と述べています。
*10月14日
@北原派全国集会に700人
昨日、成田市東峰で反対同盟北原派の全国総決起集会が開かれました。参加者は警察発表で660人でした。北原事務局長は「我々の抵抗で暫定平行滑走路はぶざまなものしかできなかったが、さらに北に延伸して2500m滑走路を造ろうとしている。これを実力で阻止しよう。また、県議会に提出されている『事業認定審議会』は収用委員会の再建につながるもので断固阻止する。」と述べたそうです。
*10月13日
@3連休のためか、今日はニュースがありませんでした。
*10月12日
@「共生費が200億円あり、増収は期待できない。」と総裁
昨日の空港整備部会で成田空港の単独民営化を主張した黒野空港公団総裁は、「暫定平行滑走路に増収を期待したが、便数は35%増えたものの、収入は10%しか増えていない。今後も増収は期待できない。共生費は200億円になり、これを抱えて増収を見込めない成田空港が民営化して投資家から魅力あるだろうか。」と述べたそうです。また、民営化の時期と2500m平行滑走路完成との時期について問われ、「2500m平行滑走路が完成してからの民営化の方が良いが、平行滑走路の完成はいつになるかわからない。したがって、早い民営化をお願いしたい。」と述べたそうです。
【コメント】この発言が本当とすれば、空港公団総裁として無責任と言わざるを得ません。正直なのは認めますが、第3者のようです。増収を図るにはどうするのかを考えるのが総裁の役目で、その面でリーダーシップを発揮しなければならないのではないでしょうか。また、「経営が思わしくないとすれば、それは、周辺対策費の多さだ。」と自分に責任が及ばぬよう、予防線を張っているように見えます。そして、周辺対策費を削る伏線をアピールしているのではないでしょうか。
*19月11日
@上下分離案を破棄して成田単独民営化の方針・国土交通省
国土交通省は昨日までに、3空港の上下分離民営化案を撤回し成田空港単独の民営化を進める方針を固めました。これによりますと、2004年に国が全株式を持つ特殊会社に移行し、その後、5年かかけて全株式を民間に売却し民間会社にする、というものです。売却代金は2000億円程度になると見られています。また、今日開かれた国土交通省の交通政策審議会空港整備分科会では関係8団体からの最終的な意見聴取が行われ、空港公団総裁は「単独民営化を図らせていただきたい。」と述べました。また、千葉県は「周辺対策が行われるのならば、上下分離に必ずしもこだわらない。」と述べ単独一体民営化の方向を示唆しました。結局、部会としては「年内に意見をまとめるためには上下分離民営化にはこだわらずに話し合いを進めていく。」と言うことで一致し、事実上、上下分離民営化案を棚上げにすることになりました。
【コメント】今日の部会を11月12日と書きましたが、私の調べたニュースソースで出ていたのです。前から、「10月12日」と出ていたのですが、土曜日なのでおかしいとは思っていたのです。「11月」と出ていたので、「なるほど。」と変に納得してしまいました。すみませんでした。
@印旛商工会が完全空港化を国土交通省に要望
印旛地区商工会長連絡協議会はこのほど、国土交通省などに成田空港の完全空港化などを要望しました。この要望の中で、「成田新高速鉄道の開通まで(2010年予定)に平行滑走路を完成させる。それが困難なら北側への再延長も検討するよう求める。」としています。
@ホンダの小型ジェット機が来年に試験飛行
ホンダは昨日、独自開発していた6〜7人乗りの小型ジェット機の試験飛行を来年にもアメリカで開始すると発表しました。この結果、優れた技術が開発できれば事業化も検討するとしています。(2000年10月11日の出来事を参照)
@関西国際空港島が縮小していることが判明
関西国際空港島の護岸が内側に7年間で平均40cm移動していることが明らかになりました。最大では65cmも移動しているとのことです。すなわち、空港島が縮小していることになります。これは、地盤沈下の影響ではないかと考えられています。
*10月10日
@日本貨物航空が12日にシカゴに臨時便運航へ
アメリカの西海岸の港湾施設の封鎖は大統領の介入で一応解除されたようですが、各港の沖合には荷揚げを待つ貨物船が待機をしている状態のようです。このために部品が足りなく操業中止に追い込まれている日系企業も多く、日本貨物航空(NCA)では12日にジャンボ機を使った臨時の貨物便をシカゴまで運航することになりました。積み荷は100トンですが、すでに予約で満杯だそうです。
@羽田空港再拡張は設計・施工を一括発注へ
昨日開かれた国土交通省の羽田再拡張事業工法評価選定会議は設計と施工を一括して発注する入札契約方式を採用する方針を決めました。これは、施工後に事業費が増大したり工期が延びるのを防ぐねらいがあります。
@兵庫県が大阪空港格下げ反対の意見書を提出
扇国土交通大臣の発言に端を発した大阪空港(伊丹空港)の格下げ問題で兵庫県は7日、国土交通省に反対の意見書を提出しました。意見書では「国管理の空港として国の責任で環境対策を継続すべき」としています。一方、神戸市は「これからの推移を見守りたい。」と静観の態度を明らかにしています。
@日航とJASの組合が来月12日に合同集会
日本航空機長組合の委員長は昨日、訪問先の香港で日本エアシステムの組合との合同集会を11月12日に羽田空港で開催することを明らかにしました。この集会は両者の労働組合が労働条件などを巡り、共同して取り組む方針を確認する重要な集会とのことです。
@「沈まぬ太陽」のモデル・小倉寛太郎氏が死去
元日本航空労組の委員長で長期にわたる海外勤務で会社から迫害されても信念を曲げずに復職を勝ち取った小倉寛太郎氏が昨日死去しました。同氏は山崎豊子さんの長編小説「沈まぬ太陽」の主人公のモデルと言われています。
*10月9日
@「11月の最終ヒアリングで単独民営化をお願いする。」と総裁
空港公団の黒野総裁は昨日の記者会見で空港の民営化について、「11月11日に行われる国の最終ヒアリングでは成田空港だけの単独民営化をお願いする。」と述べました。しかし、単独民営化の中で完全上下一体なのか上下分離なのかについては、「そこは決めていない。」と述べるにとどまりました。
@窃盗事件は内部点検で発覚
昨日書いた空港公団職員による忘れ物窃盗事件は先の業者との汚職事件後の内部調査で発覚したものです。容疑者の課長代理は落し物・忘れ物のうち取りに来ることが少ない煙草や偽ブランド物の時計などを警察に届けず、生ものと同じように廃棄処分のリストに加えていたものです。廃棄のリストに移すには上司の許可がいるのですが、この課長代理は勝手に移していました。管理の甘さと言われても仕方がありません。ただ、内部調査で発覚したのが救いになるように思います。なお、空港公団ではこの課長代理をはっきりした段階で懲戒免職にする予定とのことです。
@国際空港評議会で騒音軽減の目標基準設定へ
浦安のホテルで開かれている国際空港評議会(ACI)の理事会は8日までに、各空港での共通の騒音軽減目標基準を策定しました。このように、空港自身が騒音の規制に乗り出すのは今回が初めてになります。
@青森県が三沢基地での夜間離発着訓練中止を申し入れ
青森県は7日、三沢基地が米軍の夜間離発着訓練(NLP)の予備基地になっていることにつて、三沢基地で夜間離発着訓練(NLP)を行わないよう国とアメリカ大使館に申し入れました。米軍は18日〜22日に夜間離発着訓練(NLP)を硫黄島などで行うことにしており、天候が不順な場合は三沢基地などに移して行うとしています。なお、三沢市も在日米軍司令官らに同様の申し入れを行いました。
@伊丹の環境対策費利用者負担は500円を提案・国土交通省
国土交通省は伊丹空港周辺の環境対策費の一部を空港利用者に負担してもらう方法を検討していますが、1人あたり500円で航空会社と交渉に入ることになりました。この額を昨年度の利用者に当てはめますと約85億円となり、今年度の環境対策費86億円とほぼ同額になります。これで浮いた分を関西国際空港の運営費にまわす意向です。
@自民党の行革委員長が関空2期工事の見直しを首相に伝える
自民党の太田行革推進本部長は昨日小泉首相と会い、「『関西国際空港2期工事は完成には至らない。』と言うのが暗黙の合意になりつつある。発注者から独立した民間コンサルタントに需要予測などの調査を任せたほうが良い。」と計画の見直しに着手する考えを伝えたそうです。
@日本エアコミューター機が引き返す
昨日の午後2時50分頃、鹿児島発沖永良部行き日本エアコミューター095便・YS11型機が離陸後、トランスポンダーが正常に機能しないトラブルが発生し、同機は鹿児島に引き返しました。
*10月8日
@空港公団職員が落し物の窃盗容疑で逮捕
千葉県警新東京空港署では8日までに、3月〜7月にかけて落し物として届けられた財布や時計など10万円相当を着服した窃盗容疑で空港公団職員を逮捕しました。空港公団はこの職員を8月15日付けで3ヶ月の停職処分(甘い、辛い?)にしたことを明らかにした。
@水没したメガフロートの引き上げ作業開始
台風21号の大波を受けて2日に一部が水没したメガフロートの引き上げ作業が始まりました。これは、滑走路としての使用の基礎データーを取るために建造された1000mにも及ぶ鋼鉄製の巨大浮体構造物の一部です。今回の一部水没は側面に開けられていた点検用のすき間から大波によって内部に水が入ったものですが、本来のメガフロートにはこのようなすき間はないそうで水没することはないそうです。羽田空港の再拡張の工事方法の一つとしてあげられているだけに、今回の事態を「イメージダウン」として憂慮する関係者もあります。
@全日空がプロペラ機4機をボンバルディアに発注
全日空は今日、伊丹路線用にカナダのボンバルディア社にプロペラ機・DHC-400型機を4機発注したことを明らかにしました。これは、いま、ジェット機でエアニッポンが運航している伊丹ー高知線を2003年秋にエアニッポンネットワークに移管してDHC-400で運航するためです。費用は予備エンジンも含めて約100億円になります。座席数は74席と減りますが、2005年には1日15往復運航し、利便性を高めると同時に収益性も高めるとしています。
@石原都知事の横田基地共用要請に「門前払い」
横田基地の軍民共用化を要請するために渡米中の石原都知事は7日、アメリカのアーミテージ国務副長官と会談しました。この席で、副長官は「それは日米両国政府で協議する問題だ。」と軽くいなして、いわば門前払いの態度を取りました。
@米西海岸港湾封鎖で航空貨物料金が値上がり
アメリカ西海岸の29港で行われている港湾施設封鎖の影響でアメリカ向けの航空貨物の需要が増え、輸送料金が高騰しています。シンガポールではすでに10%〜20%値上がりしており、クリスマス需要が本格化する今後はさらに値上がりするのは避けられない、との見方が広がっています。
*10月7日
@13日に成田空港では入場制限が実施されます。詳しくはここで確認を。
*10月6日
@成田空港に顔認識技術導入の監視カメラが5月に設置済み
だいぶ前のことになりますが、ワールドカップ前の今年5月、財務省が成田空港に顔認識技術を導入した監視カメラを設置したそうです。設置場所や台数や顔認識の基になるデータベースが何であるかなどは、「目的がテロや密輸の防止であるため一切明らかにできない。」としているそうです。何となく、気味が悪いと感じるのは私だけでしょうか。
@共生委員会のホームページが公開されていました。
*10月5日
@成田空港行きの高速バスを酒酔い運転
今日午前10時頃、東関東自動車道の成田料金所から警察に、「料金所で大型バスが立ち往生して、乗客が降り始めている。」と通報がありました。警察で調べたところ、運転手が酒気を帯びており現行犯逮捕しました。この運転手は午前2時まで居酒屋で酒をのみ、4時にバスを運転して都内に向かい5つのホテルを回って客20人を乗せて成田空港に向かっていました。ところが、東関東自動車道で蛇行運転をしたため、乗客と口論になり成田料金所で乗客が降り始めたものです。事故にならなくて良かったですね。
@日本航空システムが旅行販売部門を統合へ
日本航空システムは昨日、グループの旅行販売部門を統合すると発表しました。航空券などの販売会社「ジャルセールス」を設立し、そのもとに海外旅行企画会社「ジャルパック」、国内旅行企画会社「ジャルツアーズ」を設立します。
*10月4日
@「北側延伸の検討をやめよ」と久住地区住民が総裁に申し入れ
成田空港の暫定平行滑走路北側にある成田市久住地区の区長会と空港対策委員会は昨日、空港公団におもむき黒野総裁に暫定平行滑走路のさらなる北側延伸の検討を直ちに中止するよう申し入れました。同時に署名2395人分を手渡しました。申し入れ書では「北側騒音直下住民の将来設計を無にし、当地区の存亡にかかわる事態で、到底認められない。」と述べています。これに対して、黒野総裁は本来の2500m平行滑走路の建設が目標としながらも、「当初計画通りにできないときの問題として、北側に延ばさないとも断言できない。仮に、『北側』という話になったときには事前に十分な話し合いをさせてもらいたい。」と述べました。
【コメント】「北側住民との十分な話し合い」よりも東峰地区の人たちとの地を這うような話し合いと、それに行き着くプロセスが必要なのではないでしょうか。単に、「行ってきました。だめでした。だから、北側延伸です。」では話になりません。国土交通大臣と総裁は地元に日参するくらいの覚悟が必要ではないでしょうか。
@デルタと大韓の共同運航便が爆破予告で4時間遅れる
昨日の午後0時25分頃、デルタ航空成田支店から「アメリカで『デルタ航空関連施設を2時に爆破する。』と言う電話があり、1時55分に成田空港を出発する予定のロサンゼルス行きを点検したい。」と連絡がありました。この便は大韓航空の便で共同運航のためデルタ航空の便名もついていました。同機は乗客を降ろして機内と荷物を点検しましたが、爆発物はみつからず、4時間遅れで出発しました。
@伊丹空港のジャンボ便を削減へ・国土交通省
「伊丹空港を2種空港にする。」と言う扇国土交通大臣の発言を受けて国土交通省の航空局は当面、騒音の大きいB-747型機を減便する意向を固めました。表向きは環境対策費を減らすと言うことですが、本音は関西国際空港への移行がねらいと思われます。
@神戸空港需要予測で市の担当者がデータを廃棄
昨日行われた神戸空港反対訴訟の審議の中で、需要予測の担当だった神戸市の参与の証言で、業者が行った計算結果を市が計算し直す点検もせず、「必要がない。」として基になる計算データを全て破棄していたことが明らかになりました。
@日本航空システムの9月国際線輸送実績が大幅増に
詳しい数字は出ていませんが、日本航空システムの関係者が明らかにしたところによりますと、グループの9月国際線輸送実績が前年同月比で20%〜30%増になっているとのことです。もっとも。昨年の9月は米同時多発テロで需要はどんと落ち込みました。
@スカイマークが来年度中に3機を新たに導入へ
スカイマークの社長が昨日明らかにしたところでは、2003年度中に製造から5年以内のB-767型機(300人乗り)3機をリースで調達し、全て羽田関係路線に投入するとのことです。これで、6機体制になります。また、2004年度中にもさらに2機を調達し導入する計画とのことです。
*10月3日
@1日深夜・運用時間を午前1時まで2時間延長
台風21号が通過した1日から2日にかけて成田空港では到着・出発合わせて26便が欠航、2日に延びた便が96便、到着便で目的地を変更した便が41便に達しました。このため、空港公団では運用時間を2時間延長し午前1時まで離発着を認めました。この2時間の間に離発着した便は30便になりました。また、便が2日に延びたために成田空港内では2000人が待合室などで夜を明かしました。
@全日空が競合路線で再値下げを発表・日本航空システムに同調
全日空では公正取引委員会の指摘を受けていったん値上げを発表した新規航空会社との競合路線の羽田ー鹿児島線・羽田ー福岡線の早朝深夜便に限り値下げを発表しました。これは、日本航空システムがこの時間帯の便に限り値下げの撤回をしなかったために、これに同調するものとしています。この時間帯にはスカイマークも競合する便を運航しています。これに対する公正取引委員会の対応が注目されています。
@ノースウエスト航空が太平洋路線でデルタ・コンチネンタルと共同運航
来日したノースウエスト航空のCEOは朝日新聞とのインタビューで来年4月を目処に太平洋路線でもデルタ航空とコンチネンタル航空と共同運航を目指していることを明らかにしました。「最終的にはマイレージ・共同運航・空港ラウンジ・販売面の4分野で全面統合するのが目的だ。」と語ったそうですから、これは3社の経営統合と考えていいようです。
*10月2日
@空港公団のページに「9月30日 空港運用状況(8月分)」「9月27日 暫定平行滑走路供用後の運用」「9月27日 成田空港南ゲートの供用開始について」「8月27日 佐原の大祭り秋祭りミニチュア「山車」展示のお知らせ」が載っていました。
@成田市久住地区が暫定平行滑走路北延ばし反対署名
朝日新聞によると、暫定平行滑走路北側の成田市久住地区空港対策委員会と区長会は暫定平行滑走路北延ばしに反対する署名を9月初めから集めているそうです。理由として、「北に延ばされれば、さらに騒音の影響がふえる。」としています。集まった署名は近く空港公団に提出する予定です。
@「北延ばしは時期尚早」と国土交通大臣
扇国土交通大臣は昨日、共同通信のインタビューに答え、成田空港の暫定平行滑走路を北延ばしで2500mにする案について、「まだそこまでは行っていない。公団と反対の人の話し合いを見守っていきたい。」と述べたそうです。
【コメント】国土交通大臣も空港公団の黒野新総裁の就任に当たって「早く『暫定』と言う言葉を取って欲しい。」と檄を飛ばしたはずです。これを受けて新総裁も「北延ばしも選択肢の一つ。」と初めて北延ばしに言及しました。ところが、このところ北延ばしについてはトーンダウンしています。本会も北延ばし反対を空港公団に申し入れました。あまりにも地元住民の反対が強いためと考えられますが、時機を見て持ち出してくるものと思われます。
@扇大臣のハッスル発言に関西がてんやわんや
国土交通大臣の扇氏は大臣に再任されたことに自信を持ったのか、このところ、関西の3空港問題で過激な発言を繰り返しています。30日には「神戸空港は国際空港にする。伊丹空港は第1種空港から外す。」と発言し、伊丹空港の地元から猛反発が出ています。これに、驚いて昨日は「伊丹空港の廃港を考えているわけではない。」と釈明しました。これらの発言が航空当局とのすり合わせで出てきているのではなく、全くの大臣の頭の中から出ているので、国土交通省の航空局もてんやわんやの騒ぎになっています。どうも、自分の出身地である神戸への利益誘導の目的もあるのではないかとの見方も出ています。
@国土交通省が伊丹空港の環境対策費の一部を乗客負担へ検討
国土交通省は伊丹空港の環境対策費約86億円の一部を乗客からの直接徴収を検討していることが明らかになりました。このような、乗客からの直接徴収は成田空港と関西国際空港の国際線ターミナル施設使用料がありますが、国内線では例がありません。
【コメント】これはおかしいと思います。航空会社は環境対策費として燃料贈与税を払い、これを運賃に上乗せしているはずです。乗客はすでに環境対策費の一部を負担しているのです。二重取りになるのではないのでしょうか。ましてや、伊丹空港だけで実施するのは他空港を利用する乗客との不公平も問題になるはずです。
@全日空機が操縦室の煙で緊急着陸・けが人なし
今日午前10時30分過ぎ、羽田発札幌行き全日空59便・B-747型機が離陸直後に操縦室に煙が発生しました。同機は直ちに羽田空港に引き返し、緊急着陸を行い無事に着陸しました。天井付近の計器の配線がショートして発火したようです。けが人はありませんでした。
@「日本航空システム」が誕生・世界第6位の航空会社に
今日、日本航空と日本エアシステムが経営統合し、持ち株会社「日本航空システム」が誕生しました。これで、世界第6位の航空会社が誕生したことになります。
@公正取引委員会委員長が「対抗値下げあれば注意する」
公正取引委員会の委員長は今日の記者会見で新規参入会社への対抗値下げを撤回した日本航空と全日空の社長が「需要動向によっては再度の値下げを検討する。」と言っていることに対して、「コストは全社的に考えるべきではなく、路線別に考えるべきである。その路線にコスト削減の具体策がない値下げについては再び注意することになる。」と述べました。
*10月1日
@9月のアクセス数が11877回でした。ご愛読感謝いたします。
@元熱田派事務局長石毛氏が移転へ
読売新聞によりますと、反対同盟熱田派の元事務局長でシンポジュウムや円卓会議の立役者だった石毛博道氏が移転することになったとのことです。石毛氏の自宅は暫定平行滑走路の南端から3Kmの芝山町菱田にあり、移転補償の対象地域です。現在地から東に1Km離れた場所に移転するとのことです。12月にも空港公団と移転の契約を結ぶことになります。石毛氏は「騒音が気になり始めた。地元に残り、空港を生かした地域の発展の方策を提案したい。」と語っているそうです。
@京成電鉄の中間利益が予想の2倍以上に
京成電鉄は昨日、今年度9月期の中間利益が当初予測の2倍以上になる見込みであると発表しました。暫定平行滑走路の開業と米同時多発テロの影響が薄まったことにより、成田空港の海外旅行客が増え京成線を利用する乗客が増えたためとのことです。
@台風21号で欠航が相次ぐ
台風21号の関東地方接近で成田空港でも欠航便などが相次いでいます。3時30分現在で到着6便・出発4便が欠航し、3便が目的地を関西国際空港や新千歳空港に替えています。また、9便が2日に変更しています。
@日本航空・日本エアシステムも対抗値下げを撤回
日本航空と日本エアシステムは昨日、新規参入との競合路線で実施した対抗値下げを12月から撤回し、全日空と同額の運賃とすることを明らかにしました。これに対し公正取引委員会は声明で「今後も新規参入者の事業展開が不当に排除されることがないよう注視していく。」としています。
@沖縄の国際線で運休など相次ぐ
沖縄の国際線でこのところ運休や減便が相次いでいます。今年4月には日本アジア航空の那覇ー台北線が運休し、今月27日からはアシアナ航空の那覇ーソウル線が週4便から3便に減便されます。また、日本航空は来年4月から那覇ー福岡ー香港線を運休すると沖縄県に通告しています。那覇ー香港線は搭乗率はそこそこなのですが、福岡を経由することから空港使用料などで利益が出にくい事が原因のようです。
@川崎重工が9月中間期65億円の赤字に・航空機部門が低迷
川崎重工は今年度9月期中間決算で連続最終損益が65億円の赤字になる見込みと発表しました。海外向けの航空機部品が米同時多発テロの影響で低迷していることと円高が影響しているとのことです。しかし、今期の最終見通は変わらないとのことです。