*1月31日
@成田空港の12月運用実績は17%減に・回復基調
空港公団は今日、昨年12月と2001年通期の運用実績を発表しました。それによりますと、12月の旅客は前の年の12月に比べて17%減となりました。10月と11月が約30%の大幅な減少でしたから、回復基調に乗ったことは確かなようです。国際線は4ヶ月連続の16%減で、国内線が9ヶ月連続の21%減でした。発着回数も国際線で4%減、国内線で14%減でした。また、2001年1年間の運用実績では旅客が7%減の2538万5648人で、発着回数も2%減の13万670回でした。
@大阪(伊丹)空港への小型ジェット乗り入れを容認
大阪空港への新たな小型ジェット機乗り入れ問題(昨年12月14日と16日の出来事を参照)について、昨日、「大阪空港騒音対策協議会」が開かれました。この席で、機種と便数を1日30便に限る条件で新たな乗り入れを容認することが決まりました。これにより、4月から乗り入れが実施されることになります。
@関西国際空港の昨年沈下量が19cmに
関西国際空港会社が発表したところでは、昨年12月に空港島の17カ所で測定した結果、1年間の地盤沈下の平均が19cmだったそうです。会社側は、「毎年、3〜4cmの割合で沈下量が減っているので、2008年頃には沈下が落ち着く。」と説明しています。
【コメント】関西国際空港の地盤沈下については、沈静化に向かっているとは言うものの、地下水位の上昇による建物のゆがみや、浸水など影響は大きいようです。(2000年11月11日・2001年2月14日の出来事を参照)今回の発表が正しいとしても、後、約40cmの沈下が予想されます。対策が追いつくのでしょうか。心配です。
@サンフランシスコ空港で靴から爆発物を検出
現地時間30日午前7時頃、サンフランシスコ空港のユナイテッド航空国内線カウンターの安全審査で通過しようとした男性の靴から爆薬の残留物が検出されました。係官が事情を聞こうとしたところ、男は逃走しました。この騒ぎで空港は2時間閉鎖されました。男性は40歳前後の白人と見られています。この検査は、靴の付着物をガーゼで拭き取り、検知機にかけるものです。
@香港からの日本旅行客が50%増・旧正月期
香港の旧正月期に日本を訪れる旅行客が急増する模様です。これは、円安と米同時多発テロによる運賃の下落が追い風になっています。これにより、昨年の同期よりツアー料金が20%も安くなっています。この結果、昨年同期比で50%増になるとのことです。人気は東京と北海道で、飛行機を予約できない人がたくさんいるとのことです。
@「国際線の回復は7月〜9月になるだろう。」日航専務
日本航空の専務はマスコミの取材に対して、「国内線はすでに前年並に回復したが、国際線の回復は7月〜9月になるだろう。アフガニスタンなどの火種が残っていると、不安はおおきい。」と述べました。
*1月30日
@空港公団が成田新高速鉄道に330億円を分担へ
成田空港と都心を30分台で結ぶ成田新高速鉄道建設について、空港公団は出資金と負担金の名目で330億円を分担する方針を固めました。これは、総事業費の25%に当たります。しかし、空港公団は民間からの出費比率を出来るだけ高めたい意向で、今後の協議によっては空港公団の出資額が減ることもあり得るとしています。これは、第3セクターの設立が分担金をめぐって進まない現状を打開する意味もあるのではないかと思われます。
@関西国際空港の13年旅客が5%減に
関西国際空港会社は今日、13年の運営概況を発表しました。それによりますと、8月までは過去最高を記録した12年の実績を上回っていましたが、米同時多発テロで落ち込み、結局通年では約5%減になりました。しかし、旅客は11月で底打ちし、急速に回復してきているそうです。一方、貨物は前年比13%減になり、こちらは回復の目処は立っていないそうです。
@フェデェクスが敗訴・組合活動理由の解雇で
組合活動を社内規則に違反したとしてフェデラル・エクスプレスを解雇された男性が地位保全と解雇中の給与などの支払いを求めた裁判で、大阪地裁堺支部は今日、「解雇は懲戒権の乱用で無効である。」として、会社側に1177万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
@ソニッククルザー開発に日本の3重工が協力へ
ボーイング社は今日、次世代超高速旅客機「ソニッククルザー」などの開発に三菱重工業・石川島播磨重工・富士重工業の3社が研究開発で協力することに合意した、と発表しました。
@ジェイエアが広島西飛行場発着路線を強化
日本航空のコミューター子会社であるジェイエアは4月から広島西ー出雲線を1年ぶりに復活するほか、広島西ー宮崎線・広島西ー新千歳線を新設し、さらに、広島西ー高知線・広島西ー鹿児島線を1便増便することを明らかにしました。
@アンセット航空がついに売却へ
破産したオーストラリアのアンセット航空が債権者会議でテスナに売却されることが決まりました。売却額は5置く1400万豪ドルです。新生アンセット航空の運航開始は1ヶ月以内になるみこみですが、アナリストは1年以内にバージン航空と合併すると予測しています。
*1月29日
@中国4社とエアニッポンが新規乗り入れへ
暫定平行滑走路の供用開始で新たに成田空港に乗り入れる航空会社が明らかになっています。26日の出来事で書いたもの以外に、中国の4社は中国南方航空、中国西北航空、中国西南航空、中国北方航空です。4社はそれぞれ、週7便の乗り入れを予定していますが、今のところ路線ははっきりしていません。また、エアニッポンが羽田から移転し、成田ー台北線を週6便運航することになります。また、羽田空港から移転する台湾の中華航空とエバグリーンは両社で成田空港から台湾各地に1日6便の運航を行います。26日のも書いたモンゴル航空は成田ーウランバートル線を週1便、ニューギニア航空は成田ーポートモレスビー線を週1便、ベトナム航空はホーチミンとハノイを合わせて週11便運航する予定です。
@日本航空と日本エアシステムが3000人削減へ
日本航空と日本エアシステムの社長が記者会見で明らかにした所では、両社は10月2日に持株会社「日本航空システム」を設立し。統合するそうです。そして、2005年度までに3000人を削減し、そのコスト削減効果は2005年単年度で730億円になるとのことです。
@エクアドルで92人乗り旅客機が墜落
エクアドルからの報道によりますと現地時間の28日、首都のキトから北部ドゥルカンを経てコロンビアに向かったエクアドル航空機・B−727型機(乗客・乗員92人)がコロンビアとの国境近くのアンデス山中に墜落した模様です。
@「静岡空港・建設中止の会」が発足
静岡空港の建設に反対する「静岡空港・建設中止の会」が27日発足しました。この会は「静岡空港・住民投票の会」を改組したものです。この夏にも住民投票を想定した模擬投票を実施する方針を決めました。
*1月28日
@今日は載せるべきニュースはありませんでした。めずらしい!!
*1月27日
@成田空港の国内線が1日18便でほぼ固まる
暫定平行滑走路供用開始後の成田空港と日本各地を結ぶ国内線が現在の1日平均5.5便から18便になるようです。新規路線は成田ー仙台線のみになるようです。予定される路線と運航会社は次の通りです。成田ー新千歳線がフェアリンク2便・日本航空1便・JALエクスプレス1便、成田ー仙台線がフェアリンク2便、成田ー名古屋線が日本航空1便・ジェイエア1便・エアニッポンと中日本エアラインサービスが共同で3便、成田ー大阪(伊丹)線が日本航空1便・全日空2便、成田ー福岡線は日本航空1便・JALエクスプレス1便・エアニッポン2便となっています。なお、国内線を年2万回の発着回数とすると1日当たり27便になります。各航空会社とも供用開始後の運航状況を見て増やすかどうか検討したいとしています。
@空港公団総裁が供用開始前のテスト飛行実施を表明
一昨日開かれた「四者協議」で空港公団の中村総裁は周辺の自治体や住民から要求が出ていた実際に飛ぶ飛行機での騒音測定飛行の実施について、「供用開始前に行う。時期はこれから検討する。」と表明しました。本会も昨年12月10日に国土交通省へ要望しました。
@成田空港到着の全日空機の部品が欠落
昨日の午後4時20分頃、全日空から空港公団に「午後2時48分にサンフランシスコから到着した全日空7便・B−777のエンジンカバーの一部が脱落していた。」と連絡がありました。空港公団では直ちに滑走路などを点検しましたが、見つかりませんでした。脱落したのは第1エンジンの下部のアルミ製のカバーで、大きさは20cm四方とのことです。飛行中に脱落したものと思われます。
@成田新高速鉄道「土屋駅」設置求める決起集会
昨日、成田新高速鉄道に仮称「土屋駅」の設置を求める住民の総決起集会が成田市で開かれました。集会には200人が参加しました。この土屋地区は成田空港建設時は資材置き場としてつかわれ、航空燃料のパイプラインが完成するまでは航空燃料の輸送中継基地として使われました。また、開港時の成田市からの45項目の要望の中にも入れられ、当時の運輸大臣の回答でも「周辺の都市基盤が整備されたら、誠意を持って対処する。」としていました。しかし、駅が増えれば都心へのアクセス時間が多くなることから、駅を設けるのは難しい状況になっています。」
@日本エアシステムが関西国際空港国際線から全面撤退
日本エアシステムは日本航空との経営統合を控えて、成田空港の暫定平行滑走路が供用開始される4月に関西国際空港の国際線から全面撤退することを明らかにしました。また、国内線も7月の羽田空港の発着枠拡大にあわせほとんどを運休にする予定です。地上業務も日本航空に委託することにし、関西支店を閉鎖することになります。
@岩国市が米軍大型ヘリ配備を容認する意向
米軍が米軍岩国基地への大型ヘリコプターの配備を要求している問題で岩国市議会は昨日、全員協議会を開き議論しました。井原市長の「受け入れはやむを得ない。」との態度表明を受けて賛否両論がたたかわされましたが、容認する意見が大勢を占めました。反対する意見としては、「市議会で決議した、『基地機能の今以上の増強は容認できない。』に反するのではないか。」などが出ました。山口県は明日にも態度を明らかにすることにしています。
*1月26日
@ベトナム・パプアニューギニア・モンゴルが新規乗り入れ
昨日、千葉県庁で国土交通省・千葉県・空港公団・周辺自治体のトップが成田空港について協議する「四者協議会」が開かれました。この席で国土交通省から暫定平行滑走路供用開始で新規に乗り入れる国は当面、ベトナム、パプアニューギニア、モンゴルの3カ国になる事が明らかになりました。また、台湾の中華航空とエバグリーン航空が羽田空港から成田空港に移転することになったことが明らかになりました。さらに、中国の4社が新規乗り入れを検討中であることも分かりました。この「四者協議会」で成田市の小川市長は「2500mの平行滑走路の建設を促進するために、暫定平行滑走路供用開始前に首相や国土交通大臣が反対派農家との話し合いの場を設けてもらいたい。」と要望しました。これに対して、議長の堂本千葉県知事は「この協議会では用地問題は取り上げないことになっている。それぞれが、それぞれの立場で精一杯努力することにしたい。」とまとめました。周辺自治体の首長からは暫定平行滑走路供用開始で騒音被害が激しくなることについて、対策の充実を要望する声が出されました。
@アメリカ運輸省がAAとBAの提携を仮承認・両社は拒否
アメリカ運輸省はアメリカン航空とブリティシュ・エアウエイズから出されていた提携の請求を仮承認しましたが、ロンドンのヒースロー空港で両社が持っている発着枠の他社へのかなりの譲渡を条件として提示しました。これに対してアメリカン航空とブリティシュ・エアウエイズはこの条件が厳しすぎるとして拒否する意向を明らかにしました。
@ILOが米同時多発テロで40万人が失業と推定
国際労働機関(ILO)は25日までに、米同時多発テロで世界の航空業界で約40万人が失業したとする推定を明らかにしました。さらに、今後、機内食業界などの関連業界に波及する恐れがあるとしています。
*1月25日
@ワールドカップに向け成田ーソウル線を50便増便
国土交通省は今日、6月から日韓で開催されるワールドカップに向けて、現在、週84便の成田ーソウル間の定期便を暫定平行滑走路の運用が開始される4月18日から週135便に増便することを明らかにしました。なお、この増便はワールドカップが終わるまでの措置のようです。また、ワールドカップの期間中、羽田ーソウル間の昼間チャーター便を1日当たり10便認めると発表しました。このチャーター便は団体客でなくても、ワールドカップのチッケットを持っていれば誰でも利用できるようにするそうです。また、4月から羽田空港の深夜・早朝チャーター便を週2便から35便に増やすことも明らかにしました。
@成田空港の貨物地区が3年後に1.7倍に
昨年の5月25日の出来事でも書きましたが、手狭になっている貨物地区の拡大を検討していた空港公団は空港南側に約20haの新貨物地区の建設工事を4月から始めることになりました。この地域の9haは日本航空が所有していたもので、グランドなどになっていました。空港公団はこれを40億円で買収したものです。この南側地区を3期に分けて工事を行い、2005年度に全体を完成させる予定です。なお、成田空港の貨物取扱量は香港に次いで世界第2位で、日本の輸出入の約20%を取り扱っています。
@全日空がエンジントラブルで出発できず・熊本空港
今日午前8時頃、熊本空港から大阪行きの全日空522便がエンジンを始動したところ、回転数が規定まで上がらず離陸を断念しました。乗客163人は他の便に振り替えて大阪に向かいました。同機は点検修理を終え、3時間遅れで離陸しました。
@自衛隊機がエンジントラブルで緊急着陸・那覇空港
昨日の午後0時7分、航空自衛隊那覇基地所属のF−4EJ戦闘機がエンジンの油圧系統の故障で那覇空港に緊急着陸しました。このため、那覇空港は4分間閉鎖され、民間機8機に遅れが出ました。
@昨年の国内航空機事故は最小に
国土交通省の航空機・鉄道事故調査委員会の発表によりますと、昨年1年間の日本国内の航空機事故は21件で最小を記録しました。一昨年に比べ7件少なくなりました。死者は12人でした。
@ナイフを持ち込んだと生放送・到着空港で逮捕される
23日、アメリカのペンシルベニア州ピッツバーグの空港でナイフを隠し持って安全検査を通過した男性が搭乗前に生放送中の番組に電話をかけ、「ナイフを持っていたが、安全検査で発見されなかった。」と語りました。この男性は到着したオハイオ州コロンバスの空港で逮捕されました。
@イギリスの格安航空・ライアンエアがB−737を100機発注
「片道・1ポンド」などの格安航空運賃で売上げを伸ばしているライアンエアがボーイング社にB−737を100機発注したことを明らかにしました。ライアンエアは今年度の売上げを4倍にする予定です。
*1月24日
@成田新高速鉄道の土屋新駅設置を要望
成田市の地元区長等で作る「成田新高速鉄道土屋駅設置促進協議会」は昨日、空港公団を訪れ空港公団総裁に「成田新高速鉄道案では成田ニュータウン北駅しか計画されていないが、土屋地区では駅前整備も完成している。」として、土屋駅の設置を5000名の署名を添えて要望しました。
@全日空がB−747−400のビジネス席を総取り替え
全日空の社長は今日の記者会見で、B−747−400型機10機のビジネスクラスの座席を総取り替えすることを明らかにしました。これは、サービスの向上でビジネス客を呼び込むためのものです。この費用は100億円になるとのことです。具体的には座席間隔を現行の127cmから165cmにし、全席にパソコン用電源と9インチの大型モニターを設置します。2002年末にはEメールも使えるようになります。また、バーも設置しくつろげる空間にするそうです。4月2日の成田ーロンドン線から順次導入するそうです。
@全日空の国際線12月輸送実績は27%減に
今日発表された全日空の昨年12月旅客輸送実績によりますと、国際線は前年同月比27.4%減、国内線は同8.1%減となりました。全日空では「国内線は4月にも回復する。しかし、国際線の回復は今年一杯かかるだろう。」としています。
@ボーイング社の10月〜12月決算で純利益が80%減
ボーイング社が発表した昨年10月〜12月の決算によりますと、リストラによる引当金などの損失で純利益が前期比で79%減になったそうです。しかし、軍事部門などが好調で、2001年の通年決算では純利益が前年比32.8%増を確保したそうです。
*1月23日
@航空と旅行業が5ヶ月ぶりに上昇に・産業活動指数
経済産業省が今日発表した第3次産業活動指数速報値によりますと、航空旅客運送業と旅行業の指数が5ヶ月ぶりに上昇に転じました。航空旅客輸送業は前月比1.7%増になりました。国内線は4.9%増で、海外は4.0%減ですが、前の月が17.2%減だったのに比べ、大幅に改善しています。また、旅行業も国内が前月比5.55%増となり、海外は8.0%減ですが、前の月の27.2%減に比べて減少幅が縮小しています。
@エアドゥの契約客室乗務員試験に600人が応募
エアドゥは退職する契約客室乗務員を補充するため、十数人の募集を行いましたが、この試験に600人が応募しました。競争率は40〜50倍になります。契約客室乗務員の年収は手取りで300万円程度で、大手3社の契約客室乗務員と変わりませんが、大手3社と比べて、短期間で正規職員への道が開かれていることが人気の秘密ではないかと考えられています。
*1月22日
@目的地変更は35便に・昨日の成田空港
昨日、成田空港の北側で発生した乱気流のために成田空港に着陸できず、他空港に着陸地を変更した便は結局35便になりました。乱気流でこれほど多くの便が着陸地を変更したのは開港以来初めてのことす。成田空港には乱気流を観測するドップラーレーダーが設置されているので、この乱気流の発生が分かったものと思われます。
@全日空機が尻餅事故・函館空港
昨日午後1時頃、函館空港に着陸しようとした名古屋発函館行きの全日空391便・A321型機が着陸をやり直す際に機体尾部を滑走路に接触させました。同機は再度の着陸で無事着陸しました。着陸後、機体の点検を行ったところ、尾部に擦り傷があり、機体のフレームにもひびが入っていました。これにより、国土交通省では事故と判定し調査に入りました。
@全日空機が乗っ取り信号を誤発信・長崎空港
今日午前8時過ぎ、長崎発伊丹行きの全日空162便・B767型機が離陸直後に誤って乗っ取り信号を発信してしまいました。162便は長崎空港を離陸した数分後に落雷にあい、管制官との交信が途絶えました。パイロットは別の無線装置で管制官と交信しようとしましたが、この際、間違えてしまったそうです。
*1月21日
@空港公団のページに「平成13年度年末年始サービス向上期間の結果について」が載りました。
@暫定平行滑走路飛行コース直下に新中学建設予定・横芝町
成田空港の南側7Km〜20Kmに位置する山武郡横芝町で中学校の移転について異論が出ています。これは、町が予定している新中学建設予定地が暫定平行滑走路の飛行コース直下になるためです。町民の中には航空機事故に巻き込まれないかどうかと言う安全性に疑問をもつったり、直下になるための騒音を心配する人もいます。同町は暫定平行滑走路が出来ると、現滑走路と暫定平行滑走路の2本の飛行コースが全町を縦断することになります。そのため、「どこに移転しても、騒音は避けられない。2本の滑走路に挟まれた地域より、暫定平行滑走路の直下の方が良いのではないか。」との意見もあります。町は予定地の24人の地権者の内、22人からの同意を得ており、来年度から買収を始め、2006年度の開校を予定しています。
@乱気流で24便が目的地を変更・成田空港
今日の午後、関東地方をおそった大雨と強風のため、成田空港では着陸進入コースに乱気流が発生し、一時、着陸が困難になりました。このため、午後5時20分現在で、24便が羽田空港・関西国際空港・新千歳空港に目的地を変更しました。出発便は誘導路上で待機する便もありましたが、欠航便は出ていません。
*1月20日
@成田新高速鉄道第3セクターの設立が難航
来年度予算原案で調査費が認められた成田新高速鉄道建設の第3セクター設立が難航しています。千葉県では3月末までに設立したい考えですが、周辺市町村や民間企業は出資に消極的です。これは財政難や不況の影響で少しでも出資額を少なくしたい、と言う思惑があるものと考えられます。計画では建設費は1286億円で国が230億円、千葉県と周辺市町村が230億円、第3セクターが205億円、受益者団体が26億円、借入金が359億円となっています。千葉県では、最悪の場合、メンバーの出資額が決まらなくても設立したいとしています。
@バージン機が爆破の可能性で緊急着陸
現地時間の19日、ロンドン発アメリカ・フロリダ州オーランド行きのヴアージン・アトランティック航空機が爆破の可能性があるとしてアイスランドのケフラビー空港に緊急着陸しました。同機のトイレの鏡に「爆薬がある。ビンラーディンは英雄だ。」と書かれていたそうです。結局、爆発物は発見されず、警察は乗客から事情聴取しています。
*1月19日
@日本エアシステムが供用開始後も国内線は運航せず
日本エアシステムは成田空港の暫定平行滑走路が供用開始後も国内線を運航しない方針を明らかにしました。この理由として、「国際線が少ない日本エアシステムでは国内線を運航しても乗り継ぎ客を確保することが難しい。」としています。また、成田発の国際線は成田ー中国・広州線を週2便から7便に増便するほか、成田ー上海線を就航させる計画です。
@中国・江主席の専用機で盗聴器20個が見つかる
イギリスのフィナンシャルタイムスの報道によりますと、中国の江沢民国家主席の専用機・B−767型機から人工衛星を利用する精密な盗聴器20個が発見されたそうです。江主席は激怒し、この専用機の購入に当たった担当者の取り調べと処分を始めたそうです。
*1月18日
@空港公団のページに「暫定平行滑走路の供用開始期日の届け出について」が載りました。
@暫定平行滑走路の発着枠申し込みは30%オーバー
国土交通省が明らかにしたところによりますと、暫定平行滑走路の国際線発着枠年間45000回に対して航空会社からの申し込みは約58000回と30%のオーバーとなりました。現在、国際航空運送協会(IATA)で調整中で、各社毎の発着枠は調整がついたようですが、時間帯の調整が終わっておらず、各航空会社毎の発着枠発表は1月の末になる見込みです。
@ノースウエスト航空が路線新設
ノースウエスト航空は暫定平行滑走路が供用開始される4月18日から、成田ー高雄線と成田ー釜山線を新設すると発表しました。
@中国国際航空と中国東方航空が成田ー北京線を増便へ
中国国際航空は日本航空などが中国路線を拡充するのに対抗して、北京ー成田線を現在の週44便から65便に増便する計画です。また、中国東方航空も北京ー成田線を週16便から28便に増便する計画を検討しています。これらは、米同時多発テロの影響で需要が落ち込んでいる太平洋路線から需要が好調なアジア路線に振り替える動きの現れです。しかし、一部では座席数が供給過剰になる事を心配する向きもあります。
@エアドゥが北海道に10億円の融資を要請へ
エアドゥは北海道に対して、運転資金10億円の融資を要請することになりました。まだ、正式な要請は行われていませんが、この話を伝え聞いた道庁幹部と道議会の中には困惑と反発が広がっています。エアドゥの支援要請はこの1年で3回目になり、前回の支援を行うときには知事が「今回が最後。」と表明しています。(昨年7月3日の出来事を参照)議会の中には、「存続も含めて検討すべきだ。」と言う声も出ています。
*1月17日
@暫定平行滑走路の供用開始が4月18日に決定
扇国土交通大臣は今日、空港公団の中村総裁に暫定平行滑走路の完成検査合格証書を手渡しました。これを受けて中村総裁は直ちに、暫定平行滑走路の供用開始を4月18日にする事を国土交通省に届け出ました。この後の記者会見で総裁は暫定平行滑走路の発着枠の拡大について、「今、国際航空運送協会(IATA)で調整中であり、3月頃にならないと決まらない。しかし、発着枠に対する希望は相当多いと聞いている。」と述べました。また、着陸料の引き上げについては、「国際航空運送協会(IATA)との協議は2月か3月になるだろう。」とだけ述べました。
@日本航空が成田ーアモイ線と成田ーハノイ線を新設
昨日の日本航空2002年度運航計画の詳報ですが、新設は成田ーアモイ線を6月から週3便、成田ーハノイ線を7月から週2便となります。また、増便は成田ー上海線、成田ー青島線、成田ーソウル線になります。
@日本航空機同士のニアミスで意見聴取会
国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は今日、報告書をまとめるに当たっての意見聴取会を開きました。聴取会では各方面の専門家9人が意見を陳述しました。
@インドネシアでガルーダ機が不時着・1人死亡
詳しいことは分からないのですが、インドネシアのメディアの報道によると、ジャワ島中部のソロ川にガルーダ・インドネシア航空のB−737−400型機・乗客・乗員60人が不時着したそうです。1人が死亡、23人が負傷したとのことです。当時、ソロ川付近は悪天候だったとのことです。
@石川島播磨重工がロールス・ロイス社のエンジン部品を受注
石川島播磨重工はイギリスのロールス・ロイス社からエアバスの次世代超大型機・A380用のエンジン「トレント900」の低圧ダービンプレートを受注したと発表しました。
*1月16日
@成田空港の年末年始出入国者が14%減に・回復基調
東京入国管理局は昨日、この年末年始(12月22日〜1月6日)に成田空港を利用して出国・入国した人が昨年より145958人少ない889653人になったと発表しました。これは前年同期比で約14%の減になりますが、米同時多発テロ直後の30%を越える減少に比べて、回復基調にあることを示しています。米同時多発テロから時間が経ち、安心感が広がっているためと見られています。
@日本航空グループが成田空港で20%の増便へ
日本航空グループは今日、2002年度の運航計画を発表しましたが、成田空港では暫定平行滑走路の供用開始もあり、好調な中国・アジア地域に新設路線も含めて約20%の増便をすることになりました。不振が続く北米路線では成田ーロスアンゼルス線を7月14日まで、週1便を減便するとしています。
@青森空港のVORが故障し3便が欠航・昨日
昨日の午前9時15分頃、青森空港の方向を航空機に知らせるVOR(超短波全方向式無線標識)が故障して電波が止まってしまいました。1時間後に復旧しましたが、この影響で3便が欠航になり、4便に遅れが出ました。
*1月15日
@反対同盟熱田派が旗開き
昨日、反対同盟熱田派が芝山町で旗開きを行いました。参加者は約60人でした。柳川代表は「今年は試練の年。飛行機が飛ぶことを黙って見ているわけにはいかない。実質的に効果のある行動をとりたい。」と述べ、世話人の一人、石井武氏も「飛行機を絶対に止める。個人的に決めていることがある。覚悟してほしい。」と述べました。
@「無塗装機はコストと環境面で優れる」と日本航空
日本航空は約10年前からシンボルマーク以外は純アルミニューム製の機体表面を塗装しない貨物専用のジャンボ機1機を運用してきました。(右の写真が成田空港で私が撮った機体です。)このほど、この間の運航整備記録を分析し、報告書をまとめました。これによりますと、無塗装機は定期的に機体表面を磨かなくてはいけませんが、この間隔は始めは4ヶ月だったのが、12ヶ月毎でも機体の腐食などには影響ないことが分かりました。また、無塗装だと塗装した機に比べて、200Kgも軽くなり、燃料費が年間200万円前後節約できるそうです。さらに、塗装機だと6年ごとに行う塗り直しで使用する塗料や薬剤も大幅に節約でき、環境面でも優れているとのことです。副次的な長所として、機体表面の傷も見つけやすくなるそうです。
*1月14日
@ゲートなどの増設施設の一部がワールドカップに間に合わず
空港公団では暫定平行滑走路の供用開始で第2ターミナルを利用する航空機と乗客が増えるために、搭乗ゲートや搭乗手続カウンターなどの増設を急ピッチで進めています。しかし、ワールドカップまでには増設予定の搭乗手続きカウンター71ブースの内、31ブースしか完成しません。また、航空機への搭乗ゲートはターミナルの北端に1基、南端に2基が増設される予定ですが、この内間に合うのは北端の1基のみになります。また、国内線が増えることによって、既存の南側のゲート2基は国際線と国内線の共用になり、国内線で使うときは通路を扉で締めて、国際線の乗客が紛れ込まないようにします。これらの事から、ワールドカップには相当の混雑が予想され、航空会社の中には不安を表明する向きもあります。
@反対同盟北原派が旗開き
反対同盟北原派は昨日、芝山町で新年旗開きを行いました。150人が参加、北原事務局長は挨拶の中で、「今年こそ決戦の年。再び血を流す、多くの逮捕者を出すなど、犠牲のない中に民主主義はない。」と述べたそうです。
@三菱重工業がボーイング社とエアバス社に貨物室ドアを納入へ
三菱重工業はボーイング社のB−757の貨物改造機用の貨物室ドアをこの3月から納入を始めることになっています。また、エアバス社のA330・340用のアフターカーゴドアを5月から納入することになっています。
*1月13日
@YS11型機が片肺飛行で引き返す
今日午前10時40分頃、福岡空港から高松に向かって山口市付近を飛んでいた日本コミューター81便・YS11型機の左側エンジンの警報装置が作動しました。同機は左側エンジンを止めて、右側エンジンだけで福岡空港に引き返し、11時過ぎに緊急着陸を行いました。乗客・乗員にけがなどはありませんでした。この影響で、福岡空港では15便に最大20分の遅れが出ました。
*1月12日
@県職員宅への放火テロは中核派の仕業
9日の早朝に起こった、県職員宅への放火テロは中核派革命軍を名乗る者の仕業でした。今日、報道機関に犯行声明が届きました。
@成田市観光協会などが暫定平行滑走路の完成祝い鹿児島へ初フライト
成田市観光協会と成田空港平行滑走路早期完成促進協議会は暫定平行滑走路の完成を祝い、供用開始の前日に暫定平行滑走路を使い鹿児島へのチャーター便を飛ばす準備を進めています。正午頃、供用開始を祝うセレモニーの後に飛び立つ予定です。到着した鹿児島でも現地の関係者を招いたパーティーを開き、成田空港への乗り入れと千葉県の観光についてもPRする予定です。供用開始の前日ですが、国土交通省の合格通知後の暫定平行滑走路使用には問題はないとのことです。
@日本航空が7月1日に羽田から宇部と岡山へ運航開始
日本航空の専務は岡山県庁と山口県庁を訪れ、7月1日から羽田ー岡山線と羽田ー宇部線を運航するとそれぞれ通知しました。羽田ー岡山線は1日3往復、羽田ー宇部線は1日2往復するとのことです。
@米連邦航空局が操縦室の安全基準を強化
米連邦航空局(FAA)は来年4月までに国内の全航空機・約6000機の操縦室ドアを基準以上の力が働いても開かないようにしたり、内側からしか開かない鍵をつけるなどの、新しい安全基準を発表しました。また、操縦席への立ち入り資格を厳しくし、パイロット以外が操縦室の鍵を持つことを禁止します。この改造費用は1機あたり12000ドルから17000ドルになるものと見られます。また、新しく導入される航空機にも適用されます。
*1月11日
@空港公団と日本航空が顔による認識実験を開始
空港公団と日本航空は来年度に成田空港で航空機搭乗の際に、本人かどうかを写真とカメラで瞬時に判断するシステムの実験を行うことになりました。これは、搭乗の際にチケットとパスポートを認識機に入れてもらい、搭乗者を映す10台ほどのテレビカメラでパスポートの写真と本人が一致するかどうか判断し、半券を発行するものです。そして、航空機のドアの所にもテレビカメラを置き、搭乗したかどうか確認するものです。実験は日本航空の顧客や社員で行い、2005年の実用化を目指します。目的は搭乗業務の迅速化とテロに対する対策になります。
@旅行会社と豪政府が共同でキャンペーン
国内の旅行会社大手4者とオーストラリア政府は今月15日から4月25日まで関東・東北でオーストラリア旅行の合同キャンペーンを行うことになりました。この促進キャンペーンは成田空港発のツアーが対象になります。専用パンフの配布や旅行者へのお土産の無料配布などを行います。日本からオーストラリアへの旅行者は昨年の10月には前年同月比で25%の減少になりました。この回復を目指すキャンペーンになります。
@全日空がタイ航空との共同運航を拡大
全日空は今日、タイ航空との共同運航を15日から大幅拡大することを発表しました。現在の共同運航は成田ーバンコク線のみで週28便ですが、これを、バンコクークアラルンプール線・成田ーニューヨーク線など9路線、週116便に拡大します。
@三菱重工業がボンバルディア社への部品供給拡大検討
三菱重工業は現在、カナダのボンバルディア社へ小型旅客機の胴体などを供給していますが、ボンバルディア社から新たなプロジェクトへの参加要請が来ています。三菱重工業では現在採算性などを検討していますが、ボーイング社への部品供給が減少している時期でもあり、この要請を受け入れて部品供給を増やすことになるようです。小型旅客機は米同時多発テロの影響もほとんど受けておらず、安定した生産が見込まれています。
*1月10日
@フェアリンクと中日本エアが成田発着の国内線新設
仙台に本拠を置くフェアリンクと名古屋に本拠を置く中日本エアラインサービスは成田空港の暫定平行滑走路供用開始を受けて、フェアリンクは成田ー仙台線、成田ー札幌線を、中日本エアラインサービスは成田ー名古屋線を新設することになりました。それぞれ、1日2〜3往復を運航する予定です。なお、全日空は今日、フェアリンクと中日本エアラインサービスと業務提携する事を発表し、これらの便に全日空の便名をつけて共同運航すると発表しました。
@空港公団がテナント料を20%減免・3ヶ月間
空港公団は今日、米同時多発テロの影響で経営が悪化している、報道関係と公的機関を除く約300の事業所の建物賃貸料と構内営業料を今月から3ヶ月間一律20%減免を実施すると発表しました。経営が悪化し、撤退するテナントが出てくると国際空港としての体面にも関わると判断したものです。これによる、損失は10億円程度になると見込まれています。
@成田空港に人口肛門者用トイレが一つもない・総務省調査
総務省は今日、成田空港と羽田空港に人工肛門や人工腎臓をつけている人が使う専用トイレが一つもないと言う調査結果を公表しました。総務省は空港公団に対して早期に整備するよう改善を求めるとしています。
@ボーイング社の民間機受注が45%減・昨年
ボーイング社が9日に発表したところでは、昨年1年間の民間機の受注は335機と前年度に比べて45%減となりました。米同時多発テロで発注を取りやめた会社が相次いだことが原因とのことです。今年の受注見通しも350機〜400機にとどまるとしています。
*1月9日
@千葉県職員宅に放火テロ
今日午前4時頃、千葉県神崎町に住む千葉県海匝支庁の県民環境課長宅で車庫が爆発音とともに燃え上がりました。車庫と中に停めてあったワゴン車が全焼しました。焼け跡から乾電池やリード線が見つかったことから、成田空港に反対する過激派暴力集団のテロと見られます。この課長は以前、成田空港共生財団の事務局長をしていました。
【コメント】またしても、警備がうすい千葉県職員が狙われました。テロをやる方は徹底的に取り締まらなければなりませんが、何回も同じ事を繰り返される警察の捜査はどうなっているのでしょうか。本気でやっていないのか、こう言っては失礼ですが、無能なのかどちらなのでしょうか。
@国際線発着調整を日本航空から第三者機関へ
国土交通省は昨日、現在、事実上日本航空が行っている成田空港と関西国際空港に乗り入れている各社の国際線発着時間調整・「スロット・コーディネート」を第三者機関に移す検討を始めました。これは、全日空が「競争相手に事前に計画を提出しなければならないのはおかしい。」と改善を要望していたものです。日本の国際線を日本航空が独占していた名残で、国際航空運送協会(IATA)の日本事務局が日本航空内に置かれ、ここが、調整を行っています。事務局員は全員日本航空社員です。外国では、ほとんど、第三者機関か公的機関が行っているそうです。
@大阪空港で小型ジェット旅客機のデモ飛行実施
国土交通省は今日、大阪空港の小型ジェット機発着問題(昨年12月14日と16日の出来事を参照)に関して、小型旅客機のデモ飛行を実施しました。旅客機には11市協や騒音公害伊丹調査団などの関係者約50人が乗り込み大阪湾を旋回するコースで行われ、地上では騒音測定も行われました。11市協では「プロペラ機と比較した上で行われる、騒音調査の結果をもとに、今月中には態度を決めたい。」としています。
*1月8日
@国内線誘致を目指す「魅力ある成田空港推進協議会」が発足
成田空港への国内線誘致を目指す「魅力ある成田空港推進協議会」が昨日発足しました。設立総会が千葉市内で開かれ、県内の自治体・経済界、旅行会社など63団体が参加しました。会長には堂本千葉県知事が、また、副会長には中村空港公団総裁が選出されました。今後の活動としては暫定平行滑走路や国内線の利用促進のキャンペーンを行うことなどを決めました。総会後に会長など5名が国土交通省の深谷航空局長を訪れ、国内線の拡充を要望しました。5人はその後、日本航空と全日空を訪れ、国内線の増便を要望しました。
@JTBが海外旅行客の増加を予測
JTBは今年の海外旅行客が昨年よりも2.7%多い1664万人になるとする予測を発表しました。昨年は米同時多発テロの影響で、一昨年に比べ9.1%減の1620万人にとどまりましたが、アフガン情勢も落ち着きつつあり、予約も回復してきている、としています。成田空港の暫定平行滑走路の供用開始や羽田空港国際チャーター便の増加もプラス材料としています。また、日本を訪れる外国人もワールドカップなどで8.7%増となり初めて500万人を突破する、としています。
@エアニッポンネットワーク(A−net)が7月から運航開始
エアニッポンの子会社であるエアニッポンネットワークが7月1日から運航を開始することになりました。YS−11型機に代えてプロペラ機のDHC−300型機(56人乗り)を使い、札幌・丘珠空港と函館、釧路、紋別を結ぶ3路線と羽田ー大島線をエアニッポンから引き継ぐことになります。機種を1機種に抑えたり、乗務員がカウンター手続きを行うなどでコストの削減を図ります。
@強風で5便が欠航・羽田空港
今日の午前11時頃から東京地方で強風が吹き荒れ、羽田空港では午後2時台に風速20mを記録しました。この強風のため、5便が欠航し、32便が平均40分の遅れを出しました。
*1月7日
@「くうこうだより」新春号が送られてきました
今日、空港公団から「くうこうだより」新春号が送られてきました。第1面は暫定平行滑走路上に駐機する検査機の写真と総裁挨拶、2面は第3サテライトが12月にオープンすること、第3面は今年10月に日本で開催されるACI(国際空港評議会)のことと乗り合いタクシーのことと県道小見川線の暫定平行滑走路の下を通るトンネルが完成したことなどでした。
@航空会社が年末年始の輸送実績を発表
航空各社は一斉に、年末年始(12月22日〜1月6日)の輸送実績を今日発表しました。それによりますと、前年同期比で日本航空が国内線2.9%増・国際線15.2%減、全日空が国内線1.2%減・国際線23.1%減、日本エアシステムが国内線1.3%減・国際線35.2%増、スカイマークが国内線6.5%減でした。
@ビルに激突した少年がビンラーディン氏に共感するメモ
アメリカのフロリダ州で起こった、小型機が高層ビルに激突した事件で操縦していて死亡した少年がオサマ・ビンラディン氏に共感するメモを身につけていたことが明らかになりました。これで、この事故が操縦未熟で起こったものではなく、意図的なものだったことが明らかになりました。警察当局は組織的なテロではなく、少年の単独行動でメモは自殺志願の遺書だった、とする見解を発表しています。
@住友商事がデンマークの航空会社から買い取り、リースに
住友商事はデンマークのコペンハーゲンに本拠を置くマークス・エアからB−737−500型機3機を91億円で購入し、これを、同社に2006年までリース・バックする契約を結んだと発表しました。これで、同社が所有する旅客機は15機になります。同社は条件の良い近距離用の旅客機を今後も買い取り、リースする計画です。
*1月6日
@「軍事利用関係資料」を「資料室」に移しました。
@アメリカで小型機が高層ビルに激突・テロとは無関係
現地時間の5日午後5時(日本時間6日午前7時)ごろ、アメリカのフロリダ州タンパ市の市街地にある、バンク・オブ・アメリカのビルに小型飛行機が激突しました。操縦していたのは15才の少年でこの少年は死亡しました。アメリカ政府はテロとは無関係と発表しています。この少年は小型機操縦の免許を取得するために講習に通っていました。この日も講習を受けに出かけ、無断で小型機に乗り込み、一人で許可も受けずに離陸しました。追尾したヘリコプターからの着陸命令も無視して飛行を続け、ビルを避けきれずに20階部分に激突したものです。幸いに火災は発生しませんでした。アメリカでは、16才未満の単独操縦は禁止されています。
*1月5日
@暫定平行滑走路関係の資料を「資料室」に移しました。
@「暫定平行滑走路を無事供用開始し、2500mへ取り組む」と総裁
仕事始めの昨日、空港公団の中村総裁は職員への年頭挨拶の中で、「暫定平行滑走路を確実に供用開始し、2500m平行滑走路の完成に向けて本格的に取り組まなければならない。地権者の方々の意見を良く聞き、そのための努力を何でもする覚悟だ。」と述べました。
@インドネシア航空機が燃料を漏らす
昨日の午後0時半頃、離陸のために滑走路に向かっていた、成田発デンパサール行きのガルーダ・インドネシア航空881便・B−747型機の主翼から液体が漏れているのを管制官が発見しました。管制官から連絡を受けた同機は直ちに離陸を中止して駐機場に向かいました。漏れていたのは航空燃料で、誘導路上の3カ所で見つかりました。空港公団では吸い取り紙などを使って清掃し、滑走路の閉鎖や他の便への影響はありませんでした。
@4人乗りの小型機が熊本県に墜落・2人死亡
昨日の夜、鹿児島空港から熊本空港に向かった、福岡の建設会社社長所有のセスナ172P型機が消息を絶ちました。捜索をしていたところ、今日午前8時20分頃熊本県秋払山近くの民家に同乗していた社長の長男の高校2年生が救助を求めてきました。同機は秋払山の東1Kmの杉林の中に墜落して、操縦していた社長と別の1人が死亡しました。長男と他の1人は重傷ですが、命に別状はありません。
*1月4日
@「成田空港サーバー資料室」のURLを変更しました
「成田空港サーバー資料室」のURLを変更しました。今まで、「啄木の息」と同居していましたが、独立させることにしました。今後、こちらも、充実させていくつもりです。
@空港公団が年末の出国者の速報を発表・回復の兆し
空港公団は今日、昨年末の12月21日から27日までに成田空港を利用して出国した人の速報値を発表しました。それによりますと、この間の出国者は188000人と前年同期比で86%となり、14%減にとどまりました。米同時多発テロ直後の30%減に比べて大幅に改善しています。個人旅行者は回復の兆しが見られるのですが、企業関係の出張や団体旅行がまだ冷え込んだままになっています。なお、成田空港は帰国ラッシュを迎え、今日1日で35000人が帰国する予定です。これは、昨年の4日に比べて5800人の減になっています。ラッシュのピークは明日で、38000人が帰国する予定です。
*1月3日
@昨年の航空機事故の死者が最低水準
アメリカ航空安全ネットワークのまとめによると、昨年1年間の航空機事故による乗客・乗員の死者は米同時多発テロがあったにもかかわらず、過去10年間の平均を下回ることが明らかになりました。昨年の死者の出た航空機事故は34件と1946年以来の最低となり、乗客・乗員の死者は1118人になりました。死亡率はこの10年間の平均72%を上回る86%でしたが、死者の数は10年間の平均1298人より少なく、過去最低水準になったそうです。
*1月2日
@空港公団のページに総裁の新年の挨拶が載っていました。
*1月1日
@2001年のアクセス数は83559,12月のアクセス数は8308でした。ご愛読ありがとうございました。
@アメリカがテロ対策費2.5ドルを2月1日から徴収
アメリカ運輸省は31日、アメリカ国内を出発するすべての航空機を対象として、2月1日より「9・11安全対策料」を徴収すると発表しました。乗客1人当たり2.5ドル(約300円)で、2002年会計年度(2001年10月〜2002年9月)では約9億ドルになると見込まれています。このお金は手荷物検査機や爆発物検知機などの機材の購入や保安要員の増員に当てられます。