*2月28日
@成田空港1月の旅客が11%減と回復基調に
空港公団が今日発表した1月の旅客数は前年同月比で11%減の195万5461人となりました。昨年10月・11月は同約30%減、12月は同約20%減でしたので、11%減とは言え急速な回復を示しています。また、発着回数は同5%減、貨物量も同5%減でした。
@エボラ出血熱を想定した訓練行われる
昨日、成田空港で帰国した人がエボラ出血熱に感染した疑いがある、との想定のもとに訓練が行われました。実施したのは厚生労働省成田検疫所で約10人の職員が参加し、患者を成田市内の病院に搬送する訓練を行いました。
@日航のHPで成田エクスプレスの予約が可能に
日本航空は同社のホームページで新幹線や成田エクスプレスなどの予約が出来るようにしました。これは、同ホームページにJR東日本の「えきねっとTravel」を移し予約可能にしたものです。ただし、予約するには「えきねっと」の会員であることが必要で、決済もクレジットカードになります。
@関西国際空港が着陸料の大幅引き下げを発表
関西国際空港会社は今日、3月31日から国際線の新規乗り入れと増便に対して着陸料を1年間半額にすると発表しました。これにより、ジャンボ機1機の着陸料が83万円から41万円になります。また、国内線着陸料も4月1日より最大80%割り引くとしています。これにより、ジャンボ機1機の着陸料は52万円から10万円になります。
*2月27日
@芝山町の床屋さんにこのページのペーパー版が置かれる
芝山町の会員からの報告によると、同町の「ひまわり床屋」さんがお店に来るお客さんが読めるように、とこのホームページのペーパー版『調査資料』を綴じ込みにしておいてくれているそうです。『調査資料』はインターネットが見られない人のために、このホームページの内容を印刷して半月毎に配っているものです。郵送分は今のところ年間2500円、会員からの手渡しの場合は年間1000円となっています。もし、希望する方がありましたら、下記のメールで申し込んでください。
@ビジネスジェットの受け入れを倍に拡大へ
国土交通省は今日、成田空港の暫定平行滑走路が供用開始される4月18日から、現在、1日3機に限っているビジネスジェット機の受け入れを1日5〜6機以上へと拡大することを明らかにしました。
@スカイマークが国際チャーター便を8月にも運航へ
スカイマークの社長は今日の記者会見で、羽田ーソウル間の国際チャーター便の運航を8月にも始める意向を表明しました。スカイマークは羽田空港の発着枠の拡大に合わせて、羽田ー鹿児島線を1日3便運航することになりますが、8月にはこの内2便をスカイネットアジア航空に譲渡することになっています。しかし、羽田ー鹿児島線の1日3便体制は維持する方針で、羽田ー福岡線を減らしてまわすことにしています。こうなると、機材に余裕が出来るため、羽田ーソウル間の国際チャーター便を運航する検討に入ったものです。機材の運航距離が短いので、グアムなどは無理のようです。また、成田空港からの国際チャーター便も考えており、早ければ2年後にも実現したいとしています。
@米軍が厚木のNLPを3月中旬に実施
アメリカ軍は来月の上〜中旬に硫黄島と厚木基地で夜間離発着訓練(NLP)を実施することになりました。厚木では3月12日〜15日の午後6時から10時までの予定です。また、うるさい夜になります。
*2月26日
@成田空港の発着回数が4月末で23%増に・国土交通省
国土交通省は今日、暫定平行滑走路供用開始後の成田空港発着回数について、4月第4週で週2994回と昨年夏期に比べて22.7%増になる見通しと発表しました。この内訳は現滑走路が週2439回、暫定平行滑走路が555回です。これは、年間20万回の限度回数で見ると週3379回となり、これの88.6%になります。また、10月末段階では週3194回(現滑走路;2458回、暫定平行滑走路;736回)となり、限度の94.5%になる見込みとのことです。この内、国内線は現在の週104回から、4月末で208回、10月末で236回となる見込みとのことで、4月末では限度の約60%になるそうです。
@「不可侵区域監視装置」の検査が行われる・成田空港
成田空港の2本の滑走路に同時着陸が行われた場合、飛行コースが横にずれると2機が接近し危険になります。この危険を避けるための警報装置、「不可侵区域(NTZ)監視装置」の検査が昨日行われました。この装置は2本の滑走路に挟まれた空域に“壁”を設け、航空機がこの壁に触れた場合、管制レーダー室で警報が表示されるシステムです。現在、羽田空港でも使われています。昨日は航空機がこの“壁”の近くを飛行し、実際に警報が作動するかどうか、慎重に確認しました。
@全日空の1月の国際線は24%減に
全日空は今日、グループ全体の1月旅客輸送実績を発表しました。それによりますと、国際線は前年同月比24.2%減で、前の月よりは3.2%改善しましたが、依然として需要の低迷が続いているそうです。国内線は同2.2%減でした。貨物も国際線が同15.8%減、国内線が同10.4%減とこちらも改善の兆しは現れていません。
*2月25日
@日本航空が5月の成田ーホノルル線を週21便に
日本航空は今日、5月の成田ーホノルル線を1月に計画した週14便から週21便に増やすと発表しました。これは、ホノルル線の需要が急速に回復しているため、としています。ホノルル線はハワイ当局や旅行会社のキャンペーンで2月は前年同月比10%減にまで回復してきているそうです。
@日本航空が羽田ー鹿児島線を5月18日から18500円に
日本航空は今日、5月18日から31日までの羽田ー鹿児島線の割引運賃を5500円〜6500円引き下げて18500円から19500円にすると発表しました。これは、スカイマークがこの路線に新規参入するのに対抗したものです。なお、日本航空はこの路線で5月11日から20日まで、バーゲンフェア料金として、全便・片道9000円の料金を設定しています。
@デトロイト空港の新ターミナルがオープン・日本語表示導入
ノースウエスト航空がハブ空港として使っているデトロイト空港の新ターミナルが24日開業しました。この新ターミナルでは案内板に日本語が併記されています。さすが、ノースウエスト航空の拠点空港ですね。なお、この新ターミナルは国際線と国内線の搭乗口が同じビルに設置されており、乗り継ぎの時間が大幅に短縮されています。
@旧アンセットとヴァージンブルーの合併交渉が暗礁に
倒産し、売却されたオーストラリアの旧アンセット航空とヴァージンブルー航空の合併交渉がお互いの経営方法をめぐって対立し決裂した模様です。旧アンセットの方は従来からの経営を主張し、ヴァージンブルーの方は食事などを省いて格安の運賃で運航することを主張していました。これにより、オーストラリアはカンタス航空・旧アンセット航空・ヴァージンブルーの3社体制になりますが、過当競争でつぶれるところも出ると予想されています。
*2月24日
@鹿児島ー上海線が5月から就航へ
中国を訪問して帰国した鹿児島県知事は22日、中国民間航空総局から「5月から中国東方航空が鹿児島ー上海線を運航することに決定した。」と告げられたことを明らかにしました。予定では週2便が運航されるとのことです。また、知事は日本航空が10月から鹿児島ー香港線を廃止する予定であることについて、「今後も継続するように日本航空に要請していく。」と述べました。
*2月23日
@石原行革大臣が関西国際空港2期工事に疑問提示
今日の午後、石原行革担当大臣は福島市で講演し、関西国際空港2期工事と神戸空港について、「関西国際空港に2本の滑走路を造っても、飛行機が飛んでこなければどうなるのか。また、神戸空港は工事が始まっているが、『本当に作る必要があるのか。』と言う声が関西にもある。」と述べました。
@滋賀県知事が「びわこ空港建設よりも鉄道を優先」と述べる
滋賀県知事は昨日開かれた県議会の質問に答え、「新幹線の新駅設置など、鉄道プロジェクトを空港よりも優先して進める。」と答弁し、計画が凍結されているびわこ空港建設を先送りすることを表明しました。空港建設については、「空港建設は経済状況が好転することが大きな要素になる。」とも述べました。
*2月22日
@国土交通省が機内の迷惑行為に刑事告発も辞さず
国土交通省は今日、このところ多発している航空機内での暴言・暴行・トイレ内での喫煙などの迷惑行為に対して、損害賠償の民事訴訟や刑事告発なども含めた強い態度で望むことを明らかにしました。
@エアドゥの再建が困難に・道議会が支援に反対
経営難に陥っているエアドゥが北海道に10億円の追加支援を求めている問題で、知事から意向を確認された道議会の各会派のうち8割以上を占める自民党など与党が支援反対の意向を伝えました。これにより、エアドゥの再建は暗礁に乗り上げることになります。エアドゥは空港着陸料などの滞納が3月末で9億円にのぼることが明らかになっており、資金繰りが難しくなります。大手航空会社の吸収による支援も全く具体化していません。
@イオン飲料がエコノミークラス症候群の予防に有効
大手製薬会社が昨年5月、航空機のエコノミークラス40人分を借り切って実験しました。搭乗2日前から成田空港周辺のホテルに宿泊し、同じ食事と水分を摂取し、成田空港からアメリカのワシントン州まで9時間の飛行をし、採尿の他は座席に座って同じ食事をとって、20人にはイオン飲料を別の20人には普通の水を同量摂取してもらいました。その結果、イオン飲料を摂取した人の血液の方が粘度が低い結果が出たそうです。これは、イオン飲料の方が成分が体液に近く吸収して体内にとどまるためと考えられています。
@コンチネンタル航空が2年連続の赤字に
アメリカのコンチネンタル航空が2001年12月期(通期)の決算が赤字になることを発表しました。同社は2000年通期も赤字でしたが、アメリカ大手の中では赤字が一番少なく安定した経営でした。しかし、米同時多発テロ以後の需要の回復が遅れており、同社の所有機の内、ジェット機56機・プロペラ機19機が地上に停泊したままで、毎日200万ドルの損失が出ているとのことです。
*2月21日
@第29回騒音対策委員会が来月27日開催
今日、空港公団から第29回の騒音対策委員会を来月27日午後2時から成田市内のホテルで開催する旨の通知が届きました。本会からは事務局長の岩田が委員として出席し、会員数名が傍聴者として出席します。
@4月18日の供用開始を世界に通知
国土交通省は今日、成田空港の暫定平行滑走路を4月18日に供用開始する旨の通知を世界の航空関係者に対して出しました。これにより、正式に4月18日の供用開始が決まったわけですが、空港公団や警察関係者は「ワールドカップともからんで、テロの標的にされる恐れもある。」と警戒をいっそう強めることにしています。反対派の一部は来月下旬から成田空港周辺への動員を呼びかけ、4月14日には大集会を予定しています。
@空港公団がカンボジアの国内空港の運営を支援へ
空港公団はアジア開発銀行が呼びかけたカンボジアの国内空港運営への支援機関を募集したのに対しこれに応募、審査の結果支援機関に決定しました。具体的にはアンコールワットの近くにあるカンボジア第2のシエムレアブ空港を運営管理する事業の立ち上げ、関連法や制度の枠組み作り、事業主体の財源確保などになります。すでに、今月中旬に専門職員がカンボジアに派遣されています。
@第3次産業活動指数が2ヶ月連続で上昇
経済産業省が今日発表した第3次産業活動指数によりますと、航空運送業が8.2%と大幅な伸びになり、全体としても0.7%増と2ヶ月連続の増加になりました。
@コロンビアでハイジャック・高速道路に着陸
20日、コロンビアのウイラ州ネイバヌ発ボゴタ行きの双発のプロペラ民間機・乗客30人がコロンビア革命軍の男女4人によってハイジャックされました。犯人は高速道路への着陸を要求し、着陸後同国の上院議員らを人質に自動車で逃走しました。
*2月20日
@「『平成12年度新東京国際空港周辺航空機騒音実態調査結果報告書』を読む」を資料に載せました。
*2月19日
@堂本知事「用地交渉は空港公団が行うもの。」
堂本千葉県知事は昨日の定例記者会見で、暫定平行滑走路供用開始が近づいたことに対する記者の質問に答え、「40m上空を飛行する農家への騒音が大変心配だ。用地交渉は国と空港公団が行うもの。」と語り、用地取得に対しては“静観”する姿勢を明かにしました。
@エアニッポンが成田ー台北線をエバー航空と共同運航へ
全日空の子会社であるエアニッポンは暫定平行滑走路供用開始の4月18日より、台湾のエバー航空と成田ー台北線で全面的な共同運航を行う方針を明らかにしました。台湾のエバー航空は4月18日から羽田空港から成田空港に移転しますが、週14便の成田ー台北線を運航する予定です。また、エアニッポンも週7便の成田ー台北線を運航することにしており、合計週21便で共同運航を行うことになります。
@ダイビング後の航空機使用は最低4時間以上空けないと危険
海洋科学技術センターの動物実験によりますと、海でダイビングをしたすぐ後に航空機に搭乗すると減圧症で命を落とす危険があるそうです。これは、潜水中に血液に溶け込んだ窒素が航空機の減圧で気泡となり、血流を妨げてしまうためだそうです。動物実験によると、ダイビングの後、最低4時間以上の時間を空けて航空機に搭乗しないと減圧症の危険があるとのことで、「出来れば、24時間以上空けて欲しい。余裕のある日程を組んで欲しい。」としています。
@アシアナ航空が福島空港に夜間駐機へ
福島県に入った連絡によると、韓国のアシアナ航空は夏季ダイヤ(3月16日から)で週2日福島空港に夜間駐機を行うことになったそうです。これにより、福島ーソウル線で毎週火曜日と金曜日に午前9時半発の便が実現することになります。夏季ダイヤから福島ーソウル線は週5便から4便に減便されますが、機材は座席数の多い機材が使われることになります。
*2月18日
@暫定平行滑走路の国際線枠は当初からほぼ満杯
昨日の読売新聞の報道によりますと、成田空港暫定平行滑走路の発着枠のうち、国際線の週882便が当初からほぼ満杯の週860便程度になることが確実とのことです。乗り入れは、37カ国・2地域の62社になるとのことです。このあおりを受けて、関西国際空港から撤退し成田空港に拠点を移す航空会社も少なくなく、関西国際空港の“地盤沈下”が心配されています。この理由として、収益率の高いビジネスクラス以上の乗客が関西国際空港に比べて成田空港の方が高いことがあげられるそうです。
@厚木爆音訴訟団が10万人署名を計画
第3次厚木爆音訴訟団は昨日、大和市内で代議員総会を開きました。総会には原告団など約150人が出席しました。この中で、1月23日の結審の報告と9月の判決に向けた取り組みが提案され、5月中旬から全国の基地反対組織とともに10万人署名活動に取り組む方針が決められました。
@スカイマークが4月18日から羽田ー鹿児島線を運航へ
スカイマークは4月18日から羽田ー鹿児島線に参入する事を発表しました。5月31日までは1日3往復を運航し、運賃は片道16500円〜24000円として、他社の50%〜25%引きの運賃設定にするそうです。5月31日以降は羽田空港の発着枠の関係で羽田ー福岡線を減便して対応するとのことです。
*2月17日
@UAがパンナムに航空機を売却
ユナイテッド航空は所有しているB−727−200型機24機をパンアメリカン航空に売却すると発表しました。訓練用のB−727型機のフライトシュミレーターも同時に売却するそうです。現在のパンアメリカン航空は国内線のみを運航する航空会社です。しかし、B−727型機とは古いですね。
*2月16日
@IATAが成田空港着陸料の550円引き下げ提案
国際航空運送協会(IATA)は昨日、13日と14日に行われた成田空港着陸料問題についての協議で、空港公団側に現行のトン当たり2400円から1850円にするように提案したと発表しました。空港公団は逆にトン当たり200円値上げして2600円にするように提案しています。(昨年の10月18日の出来事を参照)3月に行われる交渉では空港公団側が意見を述べることになっています。
【コメント】着陸料が円建てになっているとすれば、円安で実質的な値下げになっているはずです。1ドル=100円の時に2400円の着陸料は約24ドル、1ドル=130円の現在では18.5ドルで約23%の値下げになっていることになります。これを、1850円にすると41%の値下げになりますね。
@新千歳空港に爆発予告電話
今日午前10時過ぎ、新千歳空港に男性の声で、「仙台行きのJALエックスプレス842便が爆発する。」と言う電話がありました。出発準備中だった同機の手荷物などを点検しましたが、爆発物は発見されませんでした。同機は50分遅れで、出発しました。警察では悪質ないたずら電話と見て、捜査を始めました。
@ICAOが途上国の安全対策強化を支援へ
国際民間航空機関(ICAO)は19日からカナダで開く閣僚会合で、発展途上国の空港の安全対策を強化するための支援を行うことを決定することになりました。これは、途上国を出発した航空機が他国でテロに使われることを防ぐねらいがあります。
@オリエンタルエアが4月から長崎ー福江線・福江ー伊丹線を運航
九州を中心としてコミューター便を運航しているオリエンタルエアブリッジは4月から長崎ー福江線を1日3往復、福江ー伊丹線を1日1往復運航すると発表しました。機材は39人乗りの小型ジェット機・DHC−8−200型機で片道1万円になります。
*2月15日
@アクセス回数が20万回を突破しました。ご愛読感謝いたします。これからもよろしくお願いいたします。
@羽田空港深夜・早朝国際チャーター便の「時間帯拡大に努力」と扇大臣
扇国土交通大臣は今日の予算委員会で「羽田空港の深夜・早朝国際チャーター便の時間帯を午後8時半から朝8時半までに拡大できないか。」とした質問に答え、「ご要望に添えるように努力する。」と答弁しました。
@神戸市長が「神戸空港建設は予定通り進める。」と述べる
矢田神戸市長は昨日の記者会見で、関西の3空港の役割について太田大阪府知事や扇国土交通大臣などが言及していることに関し、「神戸空港の役割については国から決められており、それに基づいて工事も50%まで進捗している。今後も、計画通り進めていく。」と述べました。府知事や大臣の『役割見直し論』が神戸空港の建設中止を意図している事に反発したものと思われます。
@AAとBAが共同運航を断念
大西洋路線を中心とする共同運航を中心とする業務提携を目指していたアメリカン航空とブリティシュ・エアウエイズは(1月26日の出来事を参照)業務提携を断念することを明らかにしました。これは、アメリカ運輸省が出したロンドンのヒースロー空港における発着枠を他社に譲渡する条件が厳しく、これを承認して業務提携した場合に損失の方が大きくなると判断したものです。
*2月14日
@千葉県環境生活部より「平成12年度新東京国際空港周辺航空機騒音実態調査結果報告書」が送られてきました
千葉県が毎年実施している、成田空港周辺の騒音調査の報告書が今日、送られてきました。この報告者は平成12年7月25日〜7月31日と平成13年1月23日〜1月30日に空港周辺の夏季68地点、冬季67地点の固定局と短期調査地点の騒音測定の結果をまとめたものです。結果については後でまとめますが、平成11年に比べて騒音値(WECPNL)は横這い、もしくは、やや上昇となっています。
@全日空の4月18日からの国際線が固まる
全日空は13日、4月18日に成田空港暫定平行滑走路供用開始後の国際路線を発表しました。それによりますと、全体として現在の89便を144便と約1.6倍にします。主なところでは、新設が成田ー青島便が週2便、成田ーアモイ線が週2便、成田ー台北線が週7便、成田ーグアム線が週7便となります。また、増便は成田ー北京線が週14便、成田ー大連線が週3便、成田ー上海線が週14便、成田ー香港線が週14便、成田ーシンガポール線が週7便、成田ーサンフランシスコ便が週7便、成田ーホノルル線が週7便、成田ーフランクフルト線が週7便となります。さらに、国内線では成田ー札幌はフェアリンクとの共同運航になり、フェアリンクの機材を使います。成田ー福岡線を1日2便運航するそうです。
@エアドゥが4〜5月に片道9000円の運賃を設定
エアドゥは大手が4月・5月に片道10000万円のバーゲン運賃を設定したのに対抗して、羽田ー札幌線を4月15日〜24日・5月1日〜2日・5月17日〜26日の22日間、片道9000円にするバーゲン運賃を発表しました。
*2月13日
@平行滑走路未完成部分を芝生に偽装
空港公団は今日、暫定平行滑走路南側の反対派農家を挟んだ南側にすでに一部の滑走路が完成している平行滑走路部分に緑のペンキをペイントし、緑色のネットをかぶせることにしました。これは、一部の滑走路を残しておくと、悪天候の再、パイロットが見間違って着陸してしまう可能性があるためです。そこで、この部分を回りの緑の芝生と同じ緑色にすることにより、誤認を防ぐためとのことです。
@日本航空が自動チェックイン機を導入・成田空港に
日本航空は昨日、成田空港の国際線カウンターに10台の自動チェックイン機を今年中に配置すると発表しました。これが導入されますと、機内預けの荷物がない乗客はこれを使って、自分で座席が選べるようになります。また、今は、7日前までになっているインターネットによる予約が搭乗日当日でも出来るようになりそうです。
@日本航空1月分旅客輸送実績は国内6%増、国際7%減に
日本航空が今日発表した1月分旅客輸送実績によると、国際線は前年同月比16.9%減、国内線は同6.1%増となりなした。社長は「2,3月には国際線でも10%減以下になると期待している。」と述べています。直、貨物輸送量は同1.9%減でこちらはまだ、回復の見込みは見られないそうです。
@イランで国内線が墜落・全員絶望
イランからの報道によりますと12日、イラン西部のホラマバード近郊にテヘラン発ホラマバード行きのイラン航空のツボレフ154型機が墜落しました。助17人は全員死亡した模様、とのことです。
@全日空が羽田ーソウル便を週末定期便化へ
全日空は4月から拡大される羽田空港国際チャーター便を使って、週末毎に羽田ーソウル線を運航することを国土交通省に届け出ました。昨年運航した約30往復の羽田空港チャーター便はほぼ満席だったことから、「需要は高い」、として考えたそうです。
*2月12日
@出張の前から風邪を引いていまして、今日は38.5度まで熱が上がりました。そこで、今日の更新は休ませていただきます。
*2月11日
@成田新高速鉄道準備委員会開かれる
成田新高速鉄道の建設主体となる第3セクター設立の第1回準備委員会が8日に千葉市のホテルで開かれました。準備会では会長に千葉県企画部長の田辺氏を選出、今後の予定として、3月末の第2回委員会までに千葉県と地方自治体と周辺開発業者などの負担金の割合を決定し、4月末に設立総会を開催、5月に鉄道事業の認可申請を行い、6月には認可を取得し設計や環境調査などにはいるとしています。しかし、各自治体とも財政事業が厳しいことから、負担割合がすんなり決まるかどうかは予断を許しません。
@エアバス機の尾翼を激しく操作すると破壊する可能性
アメリカ国家運輸安全委員会は8日、昨年11月にニューヨーク市街地に墜落したアメリカン航空機事故に関して、「エアバス機の操縦で、状況によっては急激な尾翼操作が尾翼の破壊につながる恐れがあることを、操縦士訓練で徹底すべきだ。」と米連邦航空局(FAA)に勧告しました。これは、事故機が乱気流に遭遇したときに、尾翼が大きく逆向きに切られていた事が原因の可能性があるとしたものです。
@中核派拠点110カ所を捜索
8日、昨年10月に千葉県睦沢村の県職員宅へのテロ事件で県警公安3課・警視庁などは31都道府県の中核派活動拠点110カ所に対し一斉家宅捜索を行いました。
【コメント】これが本当に県職員宅への捜査なら良いのですが、これはあくまでも“口実”にすぎないのでしょう。本当はアメリカ大統領の訪日に備えた、過激派への牽制にすぎません。沖縄サミットの時もそうでした。何かあると、“口実”に使うだけで、本気で取り締まる気があるのかどうか疑わざるを得ません。
@扇大臣が「関西に3つの空港が必要とは思えない。」と発言
先日、大阪府の太田知事が「(関西国際空港・伊丹空港・神戸空港)今ある計画通りに漫然と進めるべきではない。」と発言したことについて、8日の閣議後の記者会見で、「私も同じ地域にどうして、3つの空港がいるのか、理解できません。関西の空港の役割分担について、無駄のないように改めて詳しく調査検討する必要があると思います。」と語りました。
@税関成田航空貨物出張所のビルが増築5年で手狭に・新ビル建設へ
日本一の貿易貨物を扱う東京税関の成田航空貨物出張所が増築から5年で早くも手狭になり、4月から、敷地内に新たなビルを新設する設計にはいることになりました。1996年までは成田空港で通関手続きを行えるのは医療品や生鮮食品に限られており、その他は市川市原木にある東京エアーカーゴターミナルで行うことになっていました。しかし、諸外国や業者からの要望で、それ以外のものも成田空港で出来るようになり、成田空港での通関手続きを行う貨物が急増したために1997年に増築した庁舎が、増築5年で早くも手狭になってしまったものです。
@中国の民航総局が3大グループへの統合と民営化を指示
中国民航総局は6日、中国の民生航空会社を(1)中国国際航空・中国航空総公司・西南航空を中心とする中国航空グループ、(2)東方航空・西北航空・雲南航空を中心とする中国東方航空グループ、(3)南方航空・北方航空・新彊航空を中心とする中国南方グループの3大グループに再編し、民営化するよう指示を出しました。他の航空会社も別のグループを結成するか、この3大グループに参加するよう呼びかけています。また、全国に129ある民間用の空港は北京の首都空港と西蔵(チベット)自治区にある空港を除いて、所属する省や区や市の管理に移行するとしています。
@世界の航空会社の昨年の損失は100億ドル・IATA
国際航空運送協会(IATA)は5日、2001年の世界の航空会社の利用客は米同時多発テロの影響で約4%減少し、世界中の航空会社の損失は過去最高の100億ドルにのぼると発表しました。航空貨物も約8%減少しました。
@福島県が福島空港の滑走路延長を事実上中止に
福島県の「兼業財政改革推進本部」の財政構造改革部会は5日、福島空港の滑走路を3000mに延長する事業を事実上中止する事を決めました。理由は3000mへの延長が欧米路線への乗り入れにあるのですが、現在の経済状況では欧米路線を運航する航空会社が出てくることはない、としています。
@NW機が「荷物多い」と成田空港に引き返す
5日の午後3時頃、成田空港からアメリカのデトロイトに向かっていたノースウエスト航空12便から、「機内預かり手荷物が乗客より1個多いので、安全確認のため引き返す。」と連絡がありました。同機は午後4時10分に無事着陸しました。原因は登場する予定の乗客1人を置き去りにして出発してしまったことによるものだそうです。テロの危険があるため、乗客が搭乗を取りやめた場合はその乗客の荷物を探し出して、降ろしてから出発することになります。
*2月10日
@いなかった期間のニュースは明日にでもまとめて載せます。
@「平行滑走路供用開始後の標準飛行コース」図が手に入りました
暫定平行滑走路供用開始後の飛行コースを示す図面が手に入りました。迷惑がかかると困るので入手経路は明らかに出来ませんし、どこから出た文書かも分かりません。しかし、国土交通省で作製したものには間違いないと思われます。この図によりますと、北風の時に北に離陸して国内の関西・九州・東北・北海道や中国・韓国・ヨーロッパに向かう便の飛行コースが従来は空港の上空に戻って、高度を稼ぎ、横田や羽田の空域を飛び越えていくことになっていましたが、今回、成田空港の上空が混雑してしまうと言うことで、空港の南側の横芝NDBの近くまで来て、テトラポイントから各方面に分かれる新しい飛行コースになっていることです。また、着陸機を「面的運用」として広範囲から最終着陸コースに進入させるために、着陸機の騒音が広範囲にばらまかれることです。
*2月5日
@都合により、明日から4日間更新できません。次の更新は10日の予定です。
@空港公団が築10年以上の防音家屋の調査を開始へ
昨日開かれた共生委員会(資料室の共生関係資料を参照)の席上で空港公団は今月下旬から築10年以上経過した民家防音家屋の調査を始めることを明かにしました。これによりますと、対象戸数は300戸で、遮音効果が減衰していないか、建築士による目視調査、住民の意向調査などを行うとのことです。この他、委員会では暫定平行滑走路の供用開始で反対派農家の頭上40mを通過する航空機騒音への対策や、合意事項の点検を強化すること、ホームページを開設することなどが話し合われたそうです。また、国や空港公団をパートナーとして、お互いに協力していくことも確認されました。
【コメント】反対派農家の頭上40mを通過する問題で、空港公団は「供用開始までに出来るだけの努力をする。」と答えたそうですが、これらの農家が民家防音工事を承諾するわけはなく、解決は難しいでしょう。もとはと言えば、共生委員会を作った円卓会議がこれらの農家を抜きに進められていたのですから、これらの農家が「我々は預かり知らぬ事。」と言うのも当たり前のことなのです。反対同盟熱田派だけを対象にした円卓会議の矛盾がここに来て吹き出しています。反対同盟熱田派の中にも合意事項を無視するグループもいるのですから、「なにをかいわんや。」です。
@全日空が成田空港発着の国際線を原則デイリー化
全日空は国際線を成田空港中心に再編成する方針ですが、成田空港発着の国際線を原則としてデイリー化(毎日運航)する方針を打ち出しました。特に、好調な中国線の北京・上海・香港には毎日2往復を運航することにしています。全日空のこの方針は赤字の国際線を好調な幹線に集約して、赤字からの脱却をはかるものです。
*2月4日
@空港公団のページに次の3項目が載せられました
「米国同時多発テロ以降の成田空港の運用」、「爆発物探知機器の配備について」、「成田空港運用状況(平成13暦年)」です。
@中国東方航空がA320型機を30機発注
中国第3位の航空会社、東方航空は昨日、エアバス社に対してA320型機30機を発注したことを明らかにしました。同社は現在68機を所有しており、これを100機に増やす予定です。金額ははっきりしませんが、明らかになっている価格では30機で2200億円になるものと見られますが、担当者は、「米同時多発テロの影響で需要が落ち込み、航空機の価格が下がっている現在が好機と考えて決断した。」と語っています。
*2月3日
@新型爆発物検地装置を導入・成田空港
空港公団は18日から、新型の爆発物検地装置「EGIS2」2基を導入することになりました。現在は第2ターミナルだけに爆発物検地装置が置かれていましたが、今回は両ターミナルに1基づつ導入されます。この装置は爆発物と疑われる荷物の回りの粉末を吸い取り、分析して爆発物かどうか判定します。
@EUの高騒音機の乗り入れ禁止にロシアが猛反発
EUは4月から高騒音機の乗り入れを全面的に禁止する決定をしましたが、これに、ロシアが猛反発しています。これは、ロシア国産の旅客機の大半がこの騒音基準をクリアーできないため、EUから閉め出される事になるからです。ロシアの航空当局は「対抗措置も辞さない。」として、EUの航空機の乗り入れ拒否も考えているようです。
*2月2日
@スカイネットアジア航空が事業許可を申請
宮崎空港を拠点として、新規参入を目指しているスカイネットアジア航空は昨日、国土交通省に事業許可を申請しました。これによりますと、宮崎ー東京線を8月1日より、1日10便・5往復を運航する計画です。運賃は片道15500円を予定し、機材はB−767−400型機(150人乗り)を使う予定で、3月頃から訓練に入る予定です。
@近ツリと日本旅行が合併を白紙撤回へ
昨日書きました、近畿日本ツーリストと日本旅行の合併は白紙撤回されるようです。正式には4日に発表されるとのことです。経営の合理化についての意見が対立し、折り合えなかったようです。
*2月1日
@1月のアクセス数は9459回でした。今後もよろしくお願いいたします。
@暫定平行滑走路開始後に37カ国と2地域に
成田空港の暫定平行滑走路供用開始後の新規乗り入れが10社に固まったようです。これで、成田空港に乗り入れる国は37カ国と2地域になるとのことですが、名前ははっきりしません。
@合成麻薬MDMAの押収量が過去最高に・成田空港
東京税関成田支署が発表した昨年1年間の成田空港における麻薬類などの押収量によりますと、覚醒剤は約36Kgで前年比61.9%減、大麻も104Kgで同61.1%減となりました。これに対して、合成麻薬MDMAは約86000錠で同23.8%増となり過去最高を記録しました。
@米軍大型ヘリ配備問題で山口県・岩国市・由宇町が受け入れ回答
米軍岩国基地への大型ヘリ配備問題で山口県と岩国市と由宇町は30日、防衛施設庁に対して、配備計画の受け入れを回答しました。同時に、騒音・安全対策の徹底や隊員の綱紀保持などについての要望書を提出しました。
@近ツリと日本旅行が合併を延期へ
来年1月に合併をすることになっていた近畿日本ツーリストと日本旅行は合併を延期する方針を固めた模様です。理由としては、米同時多発テロで両社とも経営が悪化し、赤字になることは避けられず、「赤字のままでの合併は避けたい。」と言うことのようです。しかし、近畿日本ツーリストは「正式には何も決まっていない。」と言うコメントを出しています。他の多くの合併が経営を合理化するための手段となっていることと比べ、今回の延期は反対のように思えます。
@エアドゥが運賃を値下げへ
エアドゥは4月1日〜6月30日(4月26日〜5月6日は除く)の事前購入割引を最大3000円値下げすることを発表しました。インターネットで2週間前までに購入すると平日で片道14000円になります。また、2月に廃止する4回回数券を4月に復活させます。エアドゥは値上げしたばかりですが、他社が値上げをしなかったためにとられる処置です。