*5月31日
@4月の減収が19億円に・空港公団発表
空港公団は29日、重症急性呼吸器症候群(SARS) の影響で4月の収入が予定よりも19億2千万円(当初見込みの15%)少なくなったことを明らかにしました。発着回数は10%減、旅客が支払う空港施設使用料は35%減となりました。また、5月はさらに減り当初見込みの20%にあたる28億円の減収になる見込みとのことです。5月1日から24日までの1日の平均出国者数は44%減になっているそうです。これについて黒野総裁は「先が見えず、深刻な状況だ。年末まで影響が続けば、民営化初年度から赤字になることもあり得る。有利子負債は増やしたくないので、経費の削減や工事の先送りなどで対応したい。」と述べました。
@全日空が来月16日から成田ー香港線を増便
全日空は昨日、重症急性呼吸器症候群(SARS) の影響で4月8日から1日1便に減便していた成田ー香港線を6月16日から1日2便にすると発表しました。
@「静岡空港・建設中止の会」重要予測を70万人と推定
「静岡空港・建設中止の会」は29日、独自に試算した需要予測を公表しました。これによりますと、年間の利用者は約70万人で、県が4月に発表した107万人を大幅に下回るものとなっています。会はこの結果を、県の事業評価監視委員会にも提出しました。会では「これによって、静岡空港の公共性がないことが明らかになった。建設は中止すべきだ。」としています。
@新石垣空港建設で知事が知事に意見提出・来月からアセスに着手
沖縄県の稲嶺知事は29日、新石垣空港建設に対する知事の意見を公表しました。意見では(1)赤土流出についての調査・予測を詳細に行うこと、(2)サンゴ類の現状を把握すること、(3)稀少動物の小型コウモリの洞窟などの調査を行うこと、(4)カンムリワシの繁殖場所の明確な位置づけを行うこと、などを盛り込んでいます。この意見に基づいて県は6月から環境影響調査に着手すると発表しました。調査には約1年かかる予定です。しかし、新石垣空港は事業者が県なので、「知事が知事に対して意見をする。」と言うおかしな形になりました。
@日本航空システムの5月国際線が半分に
日本航空システムは29日、5月の国際線乗客が前年同月比で約50%減になる見込みであると発表しました。減少が激しいのは中国線が70%減、東南アジア方面も50%減となっているそうで、重症急性呼吸器症候群(SARS)
の影響が色濃く出ています。
@日本航空システムが無給一時休職を全社に拡大
日本航空システムは今まで客室乗務員を対象に実施してきた無給一時休職募集を全社員対象に拡大すると発表しました。無給で1ヶ月間休暇を取ることになります。7月から2004年3月まで実施する予定です。7月分については6月10日までに申し込みを受け付けているそうです。
@日本航空システムが客室乗務員210名募集
日本航空システムは客室乗務員の採用計画を決定しました。それによりますと、日本航空が130名で2004年3月入社、日本エアシステムは80名で今年の10月入社となっています。3年間は契約社員でその後、希望と適性をふまえて正社員に採用するとのことです。
@国産小型旅客機の事業者を選定
経済産業省の外郭団体である「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」は29日、官民共同で開発する50人乗り程度の小型ジェット旅客機の機体開発プロジェクトに三菱重工など3社・団体の共同企業体を、また、エンジン開発プロジェクトに石川島播磨重工など6社・団体の共同企業体を選定しました。
@エール・フランスのコンコルドが最後の飛行
エール・フランスのコンコルドがパリとニューヨーク間の最後の定期運航を昨日と今日にかけて行いました。これで、27年間にわたる運航に終止符を打ちました。なお、ブリティシュ・エアウエイズ(BA)のコンコルドは10月まで飛行を続ける予定です。
@カナダと欧州の4社が旅客機の共同購入を検討へ
航空会社連合のスターアライアンに所属するエア・カナダ、ルフトハンザ航空、スカンジナビア航空、オーストリア航空の4社は協同で旅客機を購入する検討に入りました。これは、旅客機を融通することによってコストの低減につなげるものです。まず、小型機から共同購入する意向ですが、開始時期は明らかになっていません。
*5月28日
@都合により、明日と明後日の更新が出来ません。悪しからず。
@成田空港検疫官今月末までに12人増員は困難
厚生労働省が重症急性呼吸器症候群(SARS) 対策として検疫官の増員を打ち出しましたが、今日の朝日新聞によると成田空港の増員分12人を今月中に採用するのは困難なようです。23日にハローワークに募集を依頼しましたが、昨日現在で問い合わせがあったのは5件にとどまっているようです。採用には面接などの試験を行わなければなりませんので、今月末までに12人の増員をすることは無理のようです。
【コメント】この失業率の高い中、国家公務員に応募者が少ないのはSARSの危険性がある、ということなのでしょうか?
@千葉県弁護士会が合成麻薬密輸容疑の資料を要請
千葉県弁護士会は合成麻薬を密輸した容疑で千葉地裁で公判中の英国人男性についての関係資料をベルギーの司法当局から提供してもらうための要請を行いました。この事件は昨年4月に成田空港で合成麻薬の入った荷物を税関で摘発された英国人男性が、「荷物は同行した友人から預かっただけで、中身は知らなかった。」と無罪を主張しているものです。イギリス政府も冤罪の可能性を指摘しており、政府間の問題にもなりかねないものです。この男性の知人は通関するときに、「トイレに行く。」と言って荷物をこの男性に預け「先に行ってくれ。」と言ったたそうです。ところが、荷物を預けた友人は同じ年の5月にベルギーで密輸容疑で手配されており、このときも、同伴の知人を運び屋に仕立てているとのことで、この資料を取り寄せて弁護に役立てようとするものです。
【コメント】司法関係には全くの素人なので、よく分からないのですが、知らずに預かった場合は罪にはならないのでしょうか。人の荷物を持って、通関することは問題ないのでしょうか。「人から荷物を預かると、運び屋にされる危険があるから、絶対にしないように。」と注意されることが海外旅行では良くあるのですが。
@台湾の貨物機が操縦室に煙で羽田空港に緊急着陸
今日午前4時8分頃、千葉県銚子市の北東100Kmの太平洋上を飛行中の台北発アンカレッジ行きのエバー航空6606便・MD11型機から、「操縦室に煙が発生したので緊急着陸したい。」と羽田空港に連絡がありました。同機は4時39分に無事着陸しました。操縦席の天井にある操作パネル付近から煙が出、計器のいくつかが消えたとのことです。煙は数分で出なくなくなったそうです。
@横田基地騒音訴訟で原告の一部も控訴
第4次横田基地騒音訴訟第一審判決で賠償請求が認められなかった原告15人が判決を不服として東京高裁に昨日、控訴しました。
@松本空港運用時間問題で田中知事が「ハードルは高い。」
長野県の田中知事は昨日、松本空港の運用時間問題で「管制官の配置など5つの基準をクリアしなければならず、ハードルは大変高い。」と述べ、さらに、「利用率の向上などの努力をした上で、航空会社と増便の交渉をし、その中で考えなければならない。」と語りました。
@SARS感染者を移送できるカプセルを開発
国際救急医療・危機管理サービス最大手のインターナショナルSOSは重症急性呼吸器症候群(SARS) 感染者を安全に移送できる密封型のカプセルを開発し、移送サービスを始めると発表しました。このカプセルはウイルスを完全に除去できる特殊フィルターを備え、カプセルの中の温度や湿度をコントロール出来るそうです。このカプセルを使い中型機をチャーターして北京から日本に移送するサービスは1900万円から3200万円かかるそうです。
*5月27日
@東北地震で滑走路を数分間閉鎖・成田空港
昨日の夕方、東北地方を襲った地震による揺れで成田空港では滑走路とターミナルの安全点検のため、滑走路を数分間閉鎖しました。
@台湾・エバー航空がSARSで大幅減便
台湾のエバー航空は昨日、重症急性呼吸器症候群(SARS) の影響のために台北ー新千歳・関西国際空港・福岡線を当面運休すると発表しました。また、台北ー成田線も今までの1日2便から1便に減便します。
@カナダ・トロントをSARS流行地に再指定・WHO
世界保健機関(WHO)は26日、重症急性呼吸器症候群(SARS) の病院外への二次感染が確認されたため、14日に解除したカナダのトロントを重症急性呼吸器症候群(SARS)
の中度流行地に再度指定しました。これにより、空港での搭乗者に対する体温測定などの出国時の検査を実施するように勧告しました。日本でも、今日からカナダからの航空便に対して質問書を配布するなどの対策を始めました。
*5月26日
@第4次横田基地騒音訴訟で国が控訴
13日に判決があった第4次横田基地騒音訴訟で国は今日、判決が損害補償を認めたことなどを不服として東京高裁に控訴しました。
@福島の農道空港でラジコン機の協議会開催
農産物空輸のために建設された福島の農道空港「ふくしまスカイパーク」で昨日、ラジコン飛行機の競技会が開催されました。山裾を縫うようにして32機が飛行を競いました。この農道空港が実際に農産物空輸のため使用されるのは2003年度で6回の予定です。
@トルコ北東部でウクライナの旅客機が墜落・74人死亡か
現地時間の今日、トルコ北東部のトラブゾン空港の南約50Kmにウクライナの旅客機YAK42型機が墜落しました。この航空機にはアフガニスタンで国際治安支援部隊の任務に就いていたスペイン軍の兵士62人と乗員12人が乗っていました。この72人は絶望と見られています。この旅客機はスペインに向かう途中でしたが、給油のためトラブゾン空港に着陸する予定でした。当時、空港付近は濃霧で2回の着陸を試みた後、機長は管制塔に「滑走路が見えない。」と連絡していました。
*5月25日
@共生委員会で夜10時以降の10便の約束違反が指摘される
23日開かれた共生委員会で共生大綱で「夜10時以降の発着を1日10回以下に抑える。」との約束が守られていず、1日、13〜14便になっていることが明らかになりました。国土交通省では先月23日に各航空会社に対して定時出発を守るように通知を出しているそうです。また、委員会の席上、山本代表は「民営化後の共生のあり方を検討する話し合いを今秋以降始めたい。」と語りました。
@成田空港周辺の消防士・救命士がSARS学習会
23日、成田空港周辺の消防士と救命士が成田日赤病院で重症急性呼吸器症候群(SARS) についての学習会を開きました。講師として招かれた感染症専門医は搬送に当たって「SARS専用マスク・ゴーグル・キャップ・手袋の『4点セット』を必ずつけるように。」と指導し、患者にも必ずマスクをさせるようにと指導していました。
@日本航空機が計器不具合で関空に引き返す
今日午前10時40分頃、鹿児島空港付近を飛行中だった関西国際空港発香港行き日本航空701便・DC10型機の第3エンジンの排ガス温度を表示する計器が作動しなくなりました。このため、同機は関西国際空港に引き返し11時44分に関西国際空港に着陸しました。
@JAS機の操縦席窓から空気が漏れる
昨日の午後、羽田発宮崎行きの日本エアシステム285便で操縦室の機長席横の窓から雑音が聞こえるのに機長が気づきました。しかし、飛行には支障がないため、飛行を続けて午後1時55分に宮崎空港に着陸しました。点検したところ、窓から空気が漏れていました。同機は修理のため、約1時間遅れで羽田空港に向かいました。
@JTBが香港と広東省へのツアーを再開
香港と広東省への渡航延期勧告の解除を受けて、JTBでは4月30日から中止していた香港と広東省へのツアーの取り扱いを昨日から再開しました。衛生管理や感染予防に配慮しながら、夏に向けての商品開発や販促活動を強化するとしています。
*5月24日
@成田空港で消火救援訓練行われる
22日午後、成田空港で消火救援訓練が行われました。今回は4000m滑走路に北側から着陸した中型機が途中から滑走路を外れ、西側の芝生に突っ込み炎上したとの想定で行われました。公団・消防・警察・医療・航空会社から約300人、車両約60台が参加しました。
@WHOがSARSの機内感染の指針を発表
世界保健機関(WHO)は昨日、重症急性呼吸器症候群(SARS) の疑いがある患者が飛行中に出た場合の指針を発表しました。それによりますと、患者を他の乗客から出来るだけ遠ざける、トイレは患者専用と他の乗客用を区別する、介護に当たる乗務員は高性能マスクやゴーグルをつける、となっています。さらに、この航空機が目的地に到着したら、医療関係者がこの患者を診察し終わるまでは乗員・乗客を機内にとどめる、診察で患者がSARSの疑いが濃いとなった場合は乗員・乗客に2週間の行動予定を保健衛生関係者に申告させる、となっています。
@WHOが香港と広東省の渡航延期勧告を解除
世界保健機関(WHO)は昨日、重症急性呼吸器症候群(SARS) の流行が下火になったとして香港と広東省の渡航延期勧告を解除しました。しかし、「重度」感染地指定は解除しませんでした。両地域からの渡航者に対する空港などでの検温や出発地での検査の継続を求めています。両地域への渡航延期勧告の解除は51日ぶりです。
@WHOがハクビシンやタヌキからのSARSの可能性を指摘
世界保健機関(WHO)は昨日、中国の市場で生きたまま売買されていたハクビシンやタヌキからSARSのウイルスの遺伝子配列とほぼ同じ遺伝子配列を持つウイルスを検出したことを明らかにしました。これにより、今回の重症急性呼吸器症候群(SARS)
の原因がこれらの動物が持つウイルスである可能性が否定できないとのことです。
@米大統領が横田基地の軍民供用の検討を約束
昨日、アメリカ・テキサス州で行われた日米首脳会談で小泉首相が横田基地の軍民供用の実現に向けての努力をブッシュ大統領に要請したのに対し、ブッシュ大統領は「了解した。実現の可能性について検討する。」と答えました。
@小松空港の滑走路改良工事を6月に開始
小松空港の滑走路の改良工事が6月に着工されることになりました。現在の滑走路の西側100mに同じ2700mの仮滑走路を建設し、完成し次第、現滑走路の10cm嵩上げに入ります。この嵩上げにより滑走路の強度が増し、より重い航空機の発着が可能になります。従って、航空機の搭載燃料が増え、飛行距離が伸びることになります。完成は2005年度になります。
【コメント】航空会社にとっては使い勝手の良い空港になるのですが、周辺住民にとっては機体重量が増えるだけ高度が上がらず、騒音が大きくなることになります。
*5月23日
@全日空が夏の成田ーホノルル線を増便へ
全日空は昨日、8月1日〜10月25日まで成田ーホノルル線を現在の週7便から週14便に増便すると発表しました。全日空の国際線旅客は前年同月比で4月は約30%減、5月も約40%減のペースですが、ホノルル線は搭乗率80%と好調を維持しています。SARSによるアジアでの減便の一部をホノルル線に向けて収益の確保をねらいます。
@国土交通省が管制システムダウンでNECを2ヶ月指名停止
国土交通省は今日、3月1日に起こった東京航空交通管制部のシステムダウンの原因を作ったNECに対して2ヶ月間の指名停止処分を行いました。
@日本航空機長組合がSARS危険地域への運航停止を要請
日本航空機長組合は昨日、重症急性呼吸器症候群(SARS) の危険地帯に指定されている中国・香港・台湾への運航を直ちに中止するよう会社側に申し入れました。SARSが日本に持ち込まれる危険が大きいとしています。また、機長組合は国土交通省・厚生労働省に対しても運航の中止を指導するよう要請しました。
@WHOが機内感染を27人に修正
世界保健機関(WHO)は重症急性呼吸器症候群(SARS) の機内感染について従来の4便・16名を4便・27名と訂正しました。この内、22名は3月15日に香港から北京に行った中国国際航空機で感染したものだそうです。中には患者から7列も離れていたのに感染した例もあるそうです。
@米軍機がまたも強行着陸・下地島空港に
今日の午後、フィリピンからの合同訓練に参加したアメリカ軍のヘリコプターCH46型機6機とと空中給油機KC130型機1機が沖縄県伊良部町の下地島空港に強行着陸し、給油作業を行いました。訓練に行く際は宮古島空港に強行着陸しました。伊良部町と沖縄県は抗議することにしています。
@日本航空システムが250人の削減を明らかに
日本航空システムは昨日、イラク戦争と重症急性呼吸器症候群(SARS) によって業績が悪化していることから、従来の人員削減に加えてさらに250人を削減する方針を明らかにしました。採用の抑制などの自然減で対応するとのことです。
*5月22日
@民営化法が衆議院の国土交通部会で可決
空港公団を国が全額出資する特殊会社にする「成田国際空港会社法」が昨日の衆議院国土交通部会で与党3党と民主党の賛成で可決されました。今日の衆議院本会議で可決される見通しです。
@東京税関成田支署員が密輸容疑者から告発され送検
今年3月12日に成田空港に香港から到着した20歳代の男性のスーツケースから二重底に隠した大麻樹脂6Kgが発見された事件で、取り調べに当たった東京税関成田支署の職員が取調中にこの男性の足を蹴って1週間のケガを負わせたとして送検されていたことが昨日分かりました。この容疑者が新東京国際空港署に被害届を出して受理、送検されたものです。東京税関成田支署では「取調中に足が当たったことはあったが、暴行などでは決してない。」とコメントしています。
@SARS対策で、11空港に31名の検疫官を増員へ
厚生労働省では重症急性呼吸器症候群(SARS) 対策のため、中国などからの定期便が運航されている国内の11空港に31名の検疫官を増員することになりました。成田空港には12名が増員されます。
@日本航空と全日空が日本政策投資銀行から緊急融資
日本航空システムと全日空は昨日、イラク戦争と重症急性呼吸器症候群(SARS) による業績悪化のため、日本政策投資銀行から緊急融資を受けることを明らかにしました。具体的な金額などについてはこれから詰めていくそうです。2社は米同時多発テロの時も約2000億円の緊急融資を受けています。
@エアバス社が次世代超大型機の生産に着手
エアバス社は次世代超大型機A380型機の主要胴体部分の生産をドイツのハンブルグの工場で昨日から始めました。記念式典に参加したエアバス社のCEOは「イラク戦争やSARSはあるが計画の変更はない。」と2006年の引き渡しに自信を示し、現在、103機を受注していることを明らかにしました。
*5月21日
@海自機が訓練中に横転・4名死亡
今日午前11時25分頃、海上自衛隊岩国基地所属の訓練支援機U36A型機がタッチアンドゴーの訓練で滑走路にタッチして離陸しようとしたときに横転し炎上しました。この事故で乗っていた4名の自衛隊員が死亡しました。同機は午前9時に訓練に飛び立ち、日本海での訓練を終え基地に帰り、タッチアンドゴーの訓練に入った直後に横転した模様です。当時、基地周辺は風も弱く原因については分かっていません。
@沖縄県環境審査会が生態系調査の具体的方法を求める
沖縄県の環境審査会は今日、県から諮問されていた新石垣空港建設の環境影響評価方法について、「建設予定地が『自然環境の保全に関する指針』で高ランクに位置づけられており、県の方法書には生態系調査の具体的手法が明らかにされていない。」と指摘し、具体的手法を明らかにするよう求める答申書を提出しました。また、空港本体工事だけではなく、関連事業に関する影響調査も行うよう求めています。
@満足度世界一はドバイ空港・成田空港は対象外
国際航空運送協会(IATA)が20日発表した「世界空港モニター」報告書によりますと、搭乗客の満足度が一番高かったのはドバイ空港だったそうです。次はシンガポール空港・香港空港・コペンハーゲン空港の順になっていました。成田空港については「データが得られなかった。」として、対象外になっています。
@SARSの事後確認にはマニュアルなし・航空会社
毎日新聞によりますと、重症急性呼吸器症候群(SARS) に関して航空会社では飛行中に患者が確認された場合のマニュアルはあるものの、飛行後に患者の発生が確認されたときにどこに報告し、どのような措置を取るかというマニュアルはほとんどないそうです。今回の台湾の医師の場合も日本アジア航空には比較的早く情報が入ったようですが、日本アジア航空側は当然国同士の間で連絡はあるものと考えていたようです。
@大韓・アシアナが日本線を増便へ
この所、韓国の航空会社の日本路線増便が目立っています。大韓航空はイラク戦争のために運休していたソウルー長崎線を6月7日から再開すると発表しました。さらに、夏休みに入る7月24日からは同路線を週3便に増便することも明らかにしました。また、アシアナ航空はソウルー熊本線を7月に開設する方向で準備を進めています。週3便で機材はB737-400型機を使う予定です。ただし、重症急性呼吸器症候群(SARS)
の影響を見極めて最終判断するとのことです。
*5月20日
@成田空港が開港25周年を迎える
成田空港が今日で開港から25周年を迎えました。今日午前、空港近くのホテルで記念式典が行われましたが、重症急性呼吸器症候群(SARS)
などの影響で厳しい情勢の中、式典も質素に行われたようです。
@「くうこうだより」新緑号が送られてきました
今日、空港公団より「くうこうだより」新緑号が送られてきました。1面は25周年を迎えての空港公団総裁の挨拶、2面は民営化の筋道、3面は旅客サービス、4面・5面は輸送実績や従業員実態調査結果や改修工事などの記事でした。取り立てて、目新しい記事はありませんでした。
@SARSの機内感染は4便・16名とWHO
世界保健機関(WHO)の事務局長は19日、今月12日までの統計で重症急性呼吸器症候群(SARS) に感染した患者が搭乗した航空機が35便あり、その内、4便で乗員・乗客16名が機内感染していたことを明らかにしました。
@WHOがSARSをコレラ・ペストと同じ「重度感染症」に指定へ
世界保健機関(WHO)は19日、重症急性呼吸器症候群(SARS) を「21世紀初の重度感染症」として指定する方針を明らかにしました。指定されれば、コレラやペストと同じように発生した場合24時間以内の世界保健機関(WHO)への届け出や調査団の無条件受け入れなどが義務づけられ、、迅速な対応が可能になります。
@ビザで入国する外国人に指紋押捺や写真撮影へ・アメリカ
アメリカの国土安全保障省の次官は19日、アメリカ政府がテロ対策として来年1月からビザ(査証)で入国する外国人に対して空港や港で指紋の採取や写真撮影を実施する方針を明らかにしました。ただし、観光などで短期滞在のためビザを要しない外国人は対象から外されます。この措置により、空港などでの入国審査に遅延などの影響が出ることが予想されます。
@BAが通期決算で黒字計上
ブリティシュ・エアウエイズ(BA)が19日発表した2003年3月期の通期決算によりますと、7200万ポンドの黒字になりました。売り上げは伸び悩んでいるものの人員削減などコストの圧縮が効果を上げたそうです。欧州の大手が軒並み赤字決算の中際だった業績です。しかし、同時に発表された1〜3月期決算はイラク戦争やSARSの影響で1億6400万ポンドの赤字になっています。
*5月19日
@厚生労働省が入国者の問診票にSARS治療の有無など追加
厚生労働省は中国・香港・台湾からの入国者に書いてもらっている問診票に(1)SARSの治療を行っている医療機関での勤務の有無、(2)同居家族にSARSの疑いで入院した人の有無、(3)SARSの疑いで入院した人を見舞ったかどうか、を問う質問項目を追加することにしました。また、これらの項目に該当する人に対しては宿泊先を届けてもらい、朝夕の2回検温し報告してもらうことにしています。
@台湾医師との接触者11人が発熱・感染の可能性は低い
SARSに感染した台湾の医師とホテルやレストランで接触した人の追跡調査は昨日の午後7時現在で2421人中1720人が終わりましたが、その内、11人が発熱していました。しかし、いずれも症状は軽く、感染の可能性は低いとのことです。なお、ツアー客を乗せたバスの運転手は検査の結果SARSウイルスは検出されなかったそうですが、検査の精度が低いことから今後も経過を見るとのことです。
@アメリカン航空が破産法申請の可能性
4月に労働組合とリストラ策で合意し当面の危機を乗り切ったアメリカ最大の航空会社・アメリカン航空が米証券取引委員会(SEC)に提出した報告書の中で、「連邦破産法11条の適用申請が必要かも知れない。」と書いていることが明らかになりました。新たな資金調達が難しくなっているようです。
@ボーイング社が新型機の生産をシアトル以外で行う検討へ
ボーイング社は新たに開発するB−7E7型機の生産を今までのシアトルから他の地に変える検討を行い、候補地を探しているようです。これは、シアトル周辺の工場が老朽化してきており、製造コストがかかるなどの問題があるためだそうです。
*5月18日
@関空検疫所が今日からSARS接触の有無を確認へ
厚生労働省関西国際空港検疫所は今日から、中国・台湾・香港からの入国者全員を対象に10日以内に重症急性呼吸器症候群(SARS)
の患者と接触したかどうかの口頭による確認を始めました。
@台湾の医師が宿泊したホテルを公表・確認ははかどらず
重症急性呼吸器症候群(SARS) に感染した台湾の医師が8・9日に宿泊した大阪の「都ホテル大阪」に両日に宿泊した客429人との連絡作業が行われていますが、今日の午前9時現在で確認が取れたのは124人にとどまっています。この内、茨城県の男性が一時発熱していましたが現在は症状が改善しているそうです。また、京都府はこの医師が10日に宿泊したのが「宮津ロイヤルホテル」であることを公表しました。当日の宿泊客は340人でこの内連絡が取れたのは224人で全員異常がないそうです。
@オオタカが昨年と同じ木に営巣・静岡空港建設予定地
静岡空港建設予定地で昨年オオタカの営巣が確認されましたが(3月6日の出来事を参照)、今年も同じ木に巣を作っていることが16日分かりました。静岡県は保護対策として建設予定地外に誘導して営巣させることにしていましたが、この誘導が失敗したことになります。県は「すでに、工事延期の措置を取っている。来年以降も誘導に向けて努力していく。」と話しています。
*5月17日
@民営化法案が審議入り・総裁が07年以前の上場を示唆
昨日、衆議院で成田国際空港株式会社法案の審議が始まりました。2500mの平行滑走路建設について扇国土交通大臣は「1日も早い完成が本音。しかし、現在は当初計画通りの建設を目指す。」とのべ、黒野空港公団総裁も「総合的に判断しなければいけないと思うが、もう少し、時間をいただきたい。」と述べ、北延ばしの選択の可能性があることを示唆しました。さらに、株式上場で完全民営化の時期について質問されたのに対し、総裁は「公団の意見だけでは決められないが、遅くとも2007年には上場できると思う。」として上場の時期が早まることを示唆しました。
@公団が暫定滑走路北側の11万平方mを確保・北延ばし可能に
今日の朝日新聞夕刊によると、空港公団は暫定平行滑走路延長線北側の東関東自動車道までの11万平方mの用地のほとんどをすでに買収しているとのことです。これにより、暫定平行滑走路を北側に延ばして2500mとする滑走路の建設には支障がないとのことです。実際に北側に延長するためには、騒音区域の見直しや公聴会の開催などの手続きが必要ですが、物理的な障害はなくなったと言うことです。
【コメント】「北側に延長して2500mにする事について、障害は少ない。」と従来から言われてきました。しかし、現状のまま北側に延ばしても暫定平行滑走路の欠陥が消えるわけではありません。くの字の誘導路や接触事故を起こした出入り口の狭さはそのまま残ってしまいます。2500mになったとしても“欠陥滑走路”の汚名は消えるわけではありません。空港公団民営化もそうですが、この問題でも騒音の被害を被る地元の住民を差し置いて「空港の都合」だけで話を進めることは許されません。これでは、空港建設を住民無視で強行した30数年前と変わらないではありませんか。
@空港公団が丸居幹一氏に感謝状
空港公団は成田空港開港25周年を迎える20日に「成田空港の生みの親」と言われる元運輸省飛行場課長の丸居幹一氏に感謝状を贈ることになりました。丸居氏は飛行場課長だった時に首都圏の新空港の必要性を説き、俗に「青表紙」と言われる国際線2本・国内線2本・横風用1本の5本の滑走路を持つ新空港の計画を立案しました。
@台湾の医師が日本からの帰国直後にSARSを発症
台湾の衛生署は昨日、13日に日本アジア航空217便で日本から帰国した台北市の医師が重症急性呼吸器症候群(SARS)
に感染している疑いが強いと発表しました。今日になり、PCR検査でこの医師が陽性反応を示し、SARSの感染者と認定しました。この医師は台北のSARSの治療をしている病院に勤務しているそうです。医師は台湾のツアーの一員として8日に関西国際空港から入国、大阪・京都・徳島・香川・兵庫の5府県を観光して、関西国際空港から台北に帰りました。厚生労働省はこのツアーが利用したホテルの消毒や接触した人たちの追跡調査を始めました。ツアーが利用した観光バスの運転手が入院しているそうですが、元々、呼吸器疾患の持病があり容態も落ち着いていることからSARSの可能性は低いとのことです。
@日本航空と全日空が羽田発着枠で増便へ
日本航空システムと全日空は昨日、拡大された羽田空港発着枠を使って7月18日から国内線を増便すると発表しました。日本航空システムは羽田ー那覇・女満別・奄美大島線をそれぞれ1便増便し、全日空は羽田ー鳥取・米子・庄内線をそれぞれ1便増便します。
@日米旅行業界が共同企画商品で提携
日本旅行業協会とアメリカ旅行産業協会が共同企画商品を作り米同時多発テロ以降低迷しているアメリカ向けツアーをてこ入れし、訪日旅行者の増加でも協力することになりました。「大自然バスの旅」(約1週間・40万円)や「大陸横断バスクルーズ」(28日間・150万円)などを企画します。リスクを分担できることからこのような大型商品が企画できるとのことです。
@大韓航空がソウルー大分線を増便へ
大韓航空は6月11日からソウルー大分線を週1便増やして週3便にすると発表しました。これは、重症急性呼吸器症候群(SARS)
の影響で中国や香港などのツアーが減り、安全な日本へのツアーが増えていることに対応したものです。他の日本路線の増便も検討中とのことです。
@富士重工が小型旅客機の独自開発を検討へ
昨日、決算発表の席上で富士重工の社長は10人〜20人乗りの小型ジェット旅客機の機体を独自開発する検討に入っていることを明らかにしました。エンジンは外部から調達するとのことです。
@エア・ドゥが旭川ー羽田線の片道運賃を28000円に
エア・ドゥは昨日、7月18日に就航する旭川ー羽田線の片道運賃を通常期で日本エアシステムよりも5500円安い28000円にすると発表しました。だたし、7月18日〜8月31日は繁忙期で30000円にします。この期間でも、7月18日・22日〜31日には就航記念として15000円の座席を用意するそうです。
*5月16日
@空港公団のページに「あやめ展示のお知らせ 」と「14平成15年度ゴールデンウィークサービス向上期間の結果について(旅客数実績等) 」が載っていました。
@「成田国際空港株式会社法案」が衆議院のページに載っています。
@96年から旅行関係企業の倒産が446件に
帝国データバンクが昨日発表したリポートによりますと、1996年から今年4月末までに倒産した旅行関連企業は446社に及び、負債総額は975億6200万円になるとのことです。この間、旅行業界は2001年9月の米同時多発テロ、2002年10月のバリ島爆破テロ、今年の3月のイラク戦争、そして、現在も続いている重症急性呼吸器症候群(SARS)
と厳しい状況が続いています。
@ユナイテッド航空が国内と大西洋路線で運休便を復活へ、太平洋路線はさらに減便
ユナイテッド航空は15日、イラク戦争で4・5月に運休していたアメリカ国内と大西洋路線の大部分を6月から復活すると発表しました。ただし、重症急性呼吸器症候群(SARS)
の影響が続く一部太平洋路線は夏にかけてさらに減便する事にしています。
*5月15日
@宜野湾市長が基地周辺に監視カメラ設置を表明
4月の市長選で当選した伊波宜野湾市長は昨日、米軍普天間基地周辺に24時間飛行を監視できるカメラを複数設置する方針を表明しました。これは、周辺に設置されている騒音測定装置の結果と照合し、機種や飛行コースによって騒音がどう変わるかを把握するためだそうです。
@日本航空システムがSARSによる減収対策を実施
日本航空システムは昨日、重症急性呼吸器症候群(SARS) で業績が悪化する今期に300〜400億円の緊急収支改善策を実施すると発表しました。国際線の減便で100億円、国内線の高収益路線の増便、役員報酬のカット率の上乗せなどとのことです。
@SARSでアジア中心に500万人以上が失業とILO
世界労働機関(ILO)は14日、重症急性呼吸器症候群(SARS) の影響で今年中にアジアを中心として旅行・観光業で500万人以上の失業者が出る、と言う予測を発表しました。広東省・香港・シンガポール・台湾・ベトナムで旅行・観光業従事者の30%が失業し、他の東南アジアとオーストラリア・ニュージーランドなどのオセアニア地域で同15%としています。ちなみに、日本では同5%と予測しています。
@スカイネット・アジアの説明会に1000人集まる
13日に行われたスカイネット・アジア航空の会社説明会に九州地方を中心に希望者1000人が集まりました。スカイネット・アジアでは8月1日から熊本ー羽田線に就航予定で110人の新規採用者を募っています。採用試験の結果は5月末に出るとのことです。
@2002年度の旅行取扱高で海外は2年ぶりの増加
国土交通省が昨日発表した2002年度の国内旅行業者50社の旅行取り扱い状況によりますと、金額ベースで海外は前年度比で8.9%増と2年ぶりに前年度実績を上回りました。国内は航空会社の直販が増えたため、同4.5%減になりました。
【コメント】イラク戦争とSARSで今年度の大幅落ち込みは確実ですが、「2年ぶりに上回った。」と言うのも、何か、遠い昔のような気がしますね。
@欧州航空大手が軒並みの赤字に・1〜3月期
昨日発表された、ヨーロッパ各国の大手航空会社の1〜3月期決算によりますと、イラク戦争とSARSの影響で軒並みの赤字になったそうです。ルフトハンザ航空の最終赤字は前年同期比で1.9倍の3億5600万ユーロ、エール・フランスは3700万ユーロの赤字だそうです。
*5月14日
@日本航空システムがSARSの影響でさらに減便
日本航空システムは昨日、5月下旬から国際線をさらに減便すると発表しました。重症急性呼吸器症候群(SARS)
の影響で需要が減少しているためです。成田空港関係では成田ー北京線を週14便から7便に、成田ー台北線を週24便から14便にするそうです。これらの減便の結果、6月の国際線座席提供数は当初計画の26%減となります。
@JAS機が宮崎空港の悪天候で引き返す
昨日午後6時30分頃、福岡発宮崎行きの日本エアシステム839便が悪天候で宮崎空港に着陸できず、福岡空港に引き返しました。このため、折り返しの宮崎発福岡行きも欠航となりました。また、羽田発宮崎行きも着陸できず、到着地を福岡空港に変更しました。
@FAAが乗客の体重見積もりを改訂へ
1月30日の出来事でも書いた、旅客機乗客の1人当たりの見積もりを従来よりも重くする問題でアメリカ連邦航空局(FAA)は12日、1人当たりの重量を従来よりも10ポンド(約4.5Kg)増やすことを決定しました。夏期の服装と手荷物も含めた重量を現行の180ポンドから190ポンドに、また、預かり手荷物の見積もりも25ポンドから30ポンドにするそうです。これにより、小型旅客機では乗客の定員を減らす必要が生じるかも知れない、とのことです。この背景にはアメリカ国民の肥満度の進行があります。実施は3ヶ月後になります。
@米航空大手が国内線運賃を一斉に値上げ
アメリカの航空会社大手が相次いで国内線運賃を値上げしました。値上げ幅は各社とも片道5ドル(約600円)になっています。中小の格安航空会社もこれに追随するものが出始めています。この背景にはイラク戦争も終わり、国内線の需要が回復してきており、値上げしても影響は小さいと考えられるためのようです。しかし、この所、値上げしてもどこかが同調せず、結局元に戻っていたのですが、今回は足並みがそろったようです。
*5月13日
@今日からボーディングブリッジで検査始まる
厚生省の成田空港検疫支所では今日からボーディングブリッジでの検査を始めました。多分、重症急性呼吸器症候群(SARS)
流行地からの到着便に限ってと思いますが。機内で書いたもらった質問書を確認しながら発熱の有無などを聞いていました。
@成田空港での大麻も押収量も激増
10日の出来事で合成麻薬MDMAの押収量が昨年1年間の押収量を突破と書きましたが、東京税関成田支署によりますと大麻の押収量も激増しているそうです。昨年の1〜3月の押収量は20件・22Kgでしたが、今年の1〜3月分は約40件・145Kgに上がっているそうです。今年の特徴は、すぐに見破られる形で持ち込まれるそうですが、これは、送り出す側が数をこなして見つかるリスクを計算した上でやっているためと考えられるそうです。と言うことは見つかる量が多いと言うことは見つからずに持ち込まれている量も多いと考えられます。特に、数十万円の報酬で運び屋を仕立てて、摘発されると連絡を絶って組織の摘発にならないようにしているとのことです。
@蓮沼村が空港圏合併をあきらめ、山武合併協に参加
11市町村による空港圏合併を目指していた山武郡蓮沼村は空港圏合併が白紙に戻ったことを受けて昨日、村長と議長が山武合併協議会事務局を訪れ、会長宛に「山武地域合併協議会への加盟申請書」を提出しました。山武地域合併協議会では「門戸は開いておく。」との方針を確認していますので認められるものと思われます。なお、芝山町民による「4町村の合併を考える会」は昨日、1861名の署名を提出しましたが、蓮沼村が抜けても「3町合併」を求めることで一致したそうです。
@第4次横田基地騒音訴訟で従来の判決を踏襲
今日、東京地裁八王子支部で第4次横田基地騒音訴訟の判決が出ました。それによりますと、原告が求めていた深夜・早朝の飛行差し止めについては棄却、将来の騒音被害に対する損害補償は認めず、過去の被害については75WECPNL以上の原告約240人に総額1億6000万円の支払いを国に命じました。全体として、第3次までの訴訟の判決を踏襲したものとなっています。
@滋賀県議会が「びわこ空港特別委」を廃止へ
滋賀県議会は今日開いた臨時県議会で「びわこ空港・交通特別委員会」を廃止することを決定しました。
@USエアウエイズが小型旅客機170機を発注
アメリカの連邦破産法11条の適用下で再建を終了したばかりのUSエアウエイズがカナダ・ボンバルディア社とブラジル・エンブラエル社に合計170機分の小型旅客機を発注したことが明らかになりました。同社は成長が見込まれる国内の中距離路線を拡充するため、最終的には50〜75席の旅客機を465機所有する計画です。同社の現在の所有機数は84機です。
*5月12日
@サンフランシスコ空港で手荷物が爆発
現地時間11日午前9時15分頃、サンフランシスコ国際空港で荷物の爆発がありました。爆発したのはハワイ行きのユナイテッド航空33便の荷物で係員が機内に運び込もうとしたところ爆発しました。規模は小さく係員1人が軽傷を負いましたが、機体に損傷はありませんでした。機内で爆発しても機体が壊れることはなかっただろうとのことです。荷物は検査用の電子機器で警察では何らかの理由で加熱したものと見ています。
*5月11日
@4町村合併署名が1773人分集まる・明日選管に提出
4月16日の出来事で書いた、芝山町・横芝町・多古町・蓮沼村の4町村による合併を推進するため合併協議会の設置を求める直接請求署名が直接請求に必要な有権者の50分の1(139人)を越えました。署名運動を進めていた「4町村の合併を考える会」は10日、署名が1773名集まったことを明らかにし、12日に芝山町選挙管理委員会に提出することを発表しました。
@SARSの機内感染の一例が明らかに
重症急性呼吸器症候群(SARS) が航空機内での感染からどのように拡がっていったかの一例が明らかにまりました。北京在住で3月20日に死亡した男性は3月初旬に香港を訪れ、院内感染が拡がっていた「プリンス・オブ・ウエールズ病院」に勤務する親類から感染しました。男性は3月15日に香港から中国国際航空112便で北京に戻りましたが、この機内で乗客15人と乗員2人に感染させました。また、この男性は北京の3カ所の病院で治療を受け、ここにも院内感染を拡げました。112便で感染した乗員の1人は自宅のある内モンゴル自治区に帰り、ここに感染を拡げました。さらに、112便で感染した公務員2人はその後、タイのバンコクに出張し3月23日に北京に戻る機内で外国人として中国国内で初めて死亡した国際労働機関のベック・アロー氏に感染させた可能性が非常に高いと思われるそうです。北京の男性のように極端に感染力が強い患者を「スーパー・スプレッダー」と呼ぶそうですが、何故そのような人が出るのかは分かっていないそうです。
*5月10日
@合成麻薬の押収量が早くも昨年を越える・成田空港
成田空港で摘発された合成麻薬・MDMAが過去最高を記録した昨年1年間の押収量を超える15万9800錠に達していることが分かりました。今年初めからの集計ですから半年もたっていないのに過去最高を更新したことになります。
@感染者の乗った航空機に日本人22人が同乗
昨日、外務省が発表したところによりますと、今月2日にソウルからパリに向かった大韓航空とエールフランスの共同運航便に重症急性呼吸器症候群(SARS)
に感染したフランス人2名が乗っていましたが、この便には日本人も22人同乗していたとのことです。この内、6人は帰国して保健所の診察を受けており、経過観察をしているとのことです。また、残りの16人には事情を説明し健康チェックを受けるよう助言したそうです。
@ICAOがSARSの機内感染は5件以下と発表
国際民間航空機関(ICAO)は昨日、航空機内での重症急性呼吸器症候群(SARS) の感染は5件以下で、いずれも検査体制が確立する前のものだったと発表しました。また、国際航空運送協会(IATA)は「航空機内の空気は3分間で全て入れ替わり、細菌やウイルスを取り除くフィルターを通している。」と安全性を強調しています。
@コンゴでチャーター機の扉が開き120人以上が機外に
現地時間の8日夜、コンゴのキンシャサ空港を離陸したチャーター機(イリューシン76型機)が離陸して45分後、高度2200mを飛行中に突然後部扉が開き乗っていた約200人の乗客の内少なくても120人以上が機外に放り出されました。同機はキンシャサ空港に戻りましたが、160人が死亡したという報道もあります。扉の油圧系統が故障したとの話もありますがはっきりしていません。
@キャセイ航空が月1週間の無給休暇を義務づけ
キャセイ航空は9日、14000人の役職員に対して6〜9月の4ヶ月間、1ヶ月に1週間の無給休暇を義務づけると発表しました。これは重症急性呼吸器症候群(SARS)
による深刻な打撃に対処するためです。これにより、実質的に2割り以上の賃金カットになります。
*5月9日
@成田空港のGWの出入国者数が昨年比38%減に
東京入管成田空港支局は昨日、ゴールデンウイーク中に成田空港を使って出入国した人が昨年比で38%減になったと発表しました。特に、日本人の出入国者の減少が大きく、出国が同47%減、帰国が同44%減になったそうです。
@静岡県が土地収用申請の航空測量を中旬から実施
静岡県は静岡空港の建設予定地内の建設反対派の所有地を強制収用するための申請に必要な測量を中旬から実施することを明らかにしました。測量は航空機からレーザーを使って行われるため、反対派の所有地に実際にはいることはないそうです。3回の飛行で誤差は水平で数cm、高さで15cm以内に収まるそうです。
@静岡空港事業評価監視委員会の初会合開かれる
7日、静岡空港の事業再評価を行う県の事業評価監視委員会の初会合が県庁で開かれました。しかし、事業評価のポイントとなる需要予測など空港の必要性に関する議論は次回にまわされました。委員長は「身勝手な評価で事業が行われないかを監視することが役割だ。今後、3〜4回の会合で公正かつ客観的な評価をしたい。」」と述べました。
@自民党が航空会社支援を検討する小委員会設置へ
自由民主党の国土交通部会と航空対策特別委員会は今日、合同会議を開きイラク戦争と重症急性呼吸器症候群(SARS)
で打撃を受けている国内航空会社への支援策を検討する小委員会を設置することになりました。具体的には緊急融資や着陸料の引き下げなどが考えられるそうです。
@全日空が関空支店のスペースを3分の2に
全日空は経費削減の一環として需要の落ち込んでいる関西国際空港支店のスペースを3分の2に縮小することを関西国際空港会社に申し入れました。これによる経費削減は年間約4億円になります。スペースは関西国際空港会社から賃借していますから関西国際空港会社にとっては4億円の減収と言うことになります。
*5月8日
@手荷物検査場についたてを設置・見えにくく
東京税関成田支署は先月末から成田空港の手荷物検査場に大きな半透明のアクリル板を設置しました。これは、手荷物を開けて検査するときに、待っている次の客から中身が見えないように配慮したものです。特に、女性からは安心できると好評のようです。
@空港公団とインテルが無線LANで協力
空港公団と半導体メーカーのインテルは成田空港における無線LAN拡充で協力すると昨日発表しました。インテルは自社のノートパソコン用CPUの宣伝のため公衆無線LANスポットの展開を世界で進めています。2003年度までに世界の1万カ所で接続性検証試験を行うことにしています。成田空港では接続性検証試験は終わっていますが、インテルは自社のCPUを搭載したノートパソコン約40台を来年の4月末まで成田空港ターミナルの各所に設置し旅客が自由にインターネットにアクセスできるようにしました。また、自分のノートパソコンを持参している人には電源装置付きのパソコン用テーブルを設置して自由に利用できるようにしました。
@機長の書類送検に航空関係者が反発
日航機同士のニアミス事故で907便の機長が書類送検されたことに対し、航空関係者の間から反発の声が上がっています。これは、「機長が刑事責任を問われることになると自分の不利になる証言を拒否することになり、十分な原因究明が難しくなる。」と言うものです。これに対して警察側は「多くの被害者がいる以上、責任の所在を明らかにすることが使命だ。」としています。
【コメント】この議論は航空機事故の起こるたびに議論されていますが、難しい問題ですね。今回の場合は管制官が書類送検されたことについては航空関係者はどう考えているのでしょうか。また、他の交通事故の原因究明の場合はどう考えれば良いのでしょうか。
@県民の会が評価基準公表で知事に質問状・静岡空港
「空港はいらない静岡県民の会」は6日、7日に県事業評価監視委員会が開かれるのに先立ち、委員の公共事業評価に関する実績や同委員会の評価基準などを公表するように求める質問状を石川知事宛に提出しました。
@旅行会社大手が台湾ツアーを当面中止に
昨日の夜外務省が重症急性呼吸器症候群(SARS) 関係で台湾の危険情報を引き上げたのに伴い、JTBや近畿日本ツーリストなどの旅行会社大手は今日、台湾方面のパックツアーを当面中止すると発表しました。
@関空のGW期間中の出入国者が昨年比33%減に
大阪入国管理局は昨日、ゴールデンウイーク中の関西国際空港の出入国者数が昨年比で33.1%減になったと発表しました。方面別では香港が同84.3%減、中国が同62.6%減、東南アジアが同58.7%減、北米が同46.3%減となっています。また、5月の国際線は当初計画比で8%減、昨年比で14%減の見込みとのことです。
@T4練習機でエンジン不調が相次ぐ
航空自衛隊のT4ジェット中等練習機で飛行中エンジンの推力が突然上がらなくなる故障が相次ぎました。原因を調べたところ、エンジン内部にあるアメリカ製のネジに付着していた金属粉が制御装置に入り込んだためと判明しました。自衛隊では208機全てで部品を交換しているとのことです。
*5月7日
@台湾からの帰国者にも10日間の外出自粛要請へ
厚生労働省は今日、台湾からの帰国者に対しても10日間の外出自粛を要請することになりました。これは、重症急性呼吸器症候群(SARS)
の潜伏期間が10日と言われていることから、感染を防ぐための措置です。中国本土と香港からの帰国者に対しては1日から要請が出されています。なお、ゴールデンウイーク中に成田空港に着いた中国本土と香港からの旅客は1日当たり3000〜4000人だったそうです。
@日航機同士のニアミス事故で管制官と機長を送検
警視庁と千葉県警の合同捜査本部は今日、2001年1月に焼津市上空で起こった日本航空機同士のニアミス事故で当時管制をして便名を言い間違えた管制官2人と、航空機衝突防止装置(TCAS)の指示と逆に回避操作をした907便の機長を書類送検しました。管制官は当時、研修中で他機の管制に気を取られ両機の接近に気づくのが遅れ、あわてて指示したものの便名を間違えてしまいました。このため、機長の方は航空機衝突防止装置(TCAS)の指示よりも管制官の指示を優先しました。当時、日本航空のマニュアルでは「必ず航空機衝突防止装置(TCAS)の指示に従う。」とはなっていませんでした。
@GWの国際線は前年比で40%以上の減に
日本航空システムと全日空は昨日、ゴールデンウイーク中の利用状況を発表しました。それによりますと、国際線は日本航空システムが前年比で48%減となり、全日空でも44%減になりました。一方、国内線は全日空が8.4%減になったのに対し、日本航空システムは0.6%増となりました。日本航空システムはこれについて、「割引運賃のバーゲンフェアーで需要を掘り起こした結果。」と言っています。
@全日空が日産の要請で上海航空と乗り継ぎ提携
全日空は上海航空と乗り継ぎ便の提携を行うと発表しました。日本ー上海線と上海ー襄樊線で9日から乗り継ぎのためのダイヤの調整を行い、乗り継ぎ手続きの案内を始めるとのことです。襄樊は中国内部の都市ですが、ここに、日産自動車と中国・東風汽車との合弁会社の工場があり日本からの出張が多いことから、日産が全日空に要望したものです。
*5月6日
@GWの成田空港利用客は昨年の70%
空港公団が発表したところによるとゴールデンウイーク期間(4月26日〜5月5日)中に成田空港を発着で利用した人は昨年の約70%、53万5000人にとどまりました。昨年より約23万人減りました。
@「SARSの疑いが出たら乗客全員を診察」扇大臣
扇国土交通大臣は今日の閣議後の記者会見で、「重症急性呼吸器症候群(SARS) の疑いがある乗客が出た場合、ぞの乗客は最後部に移し、トイレも区別する。また、その飛行機を検疫態勢の整っている空港に着陸させ、全乗客に診察を受けてもらう。」事を明らかにしました。また、打撃を受けている中小旅行業社に対する対策として、「先月17日から、信用保証協会の保証枠を2倍にしているのでこれを大いに活用して欲しい。」と述べ、事態がさらに深刻化した場合は別の対策を講じる可能性を示唆しました。
@IATA事務局長が日本の空港の着陸料引き下げを要求
国際航空運送協会(IATA)の事務局長は5日、日本の通信社とのインタビューに応じ、重症急性呼吸器症候群(SARS)
による世界の航空会社の損失が1兆2千億円に達す見込みと述べ、これに関して、「世界の空港当局もこれに対しての対策を講じようとしているが、日本だけは応じようとしない。着陸料の引き下げについて国土交通大臣宛に要請書を送ったが、返事もよこさない。」と不満をぶちまけました。
【コメント】国際航空運送協会(IATA)は航空会社の団体ですからこのような立場をとるのは分かりますが、苦しいのは航空会社だけでしょうか。空港の運営も打撃を受けますし、旅行業界の打撃も深刻です。この際、言うことを聞かない日本をSARSを出汁にして着陸料の引き下げをやらせようと言うのでしょうか。
@ボーイング社がスパイ行為で司法省の調査を受ける
ボーイング社は偵察・通信衛星打ち上げ用のロケット受注で、ライバル会社であるロッキード・マーチン社の文書を不正に入手し利用した疑いで司法省と空軍の調査を受けていると発表しました。1997年にロッキード・マーチン社の著名なエンジニアを採用し、エンジニアが持っていた仕様やコストなどの文書を利用して受注を受けた疑いです。このエンジニアと上司はすでに解雇されています(トカゲのしっぽ切り?)。ボーイング社の売り上げの半分は軍事部門で上がっており、事の展開によっては大きな打撃になる可能性があります。
*5月5日
@SARSウイルスは体外でも1日は生き延びる
世界保健機関(WHO)は重症急性呼吸器症候群(SARS) についての研究成果を発表し、原因と見られる新型コロナウイルスは従来のコロナウイルスよりも強く、体外に出ても乾燥した状態で1日たっても5%程度は生き残り、尿や便の中では1〜2日、特に、下利便の中では4日間生存するとしています。これが、伝染力の強い原因としています。しかし、殺菌剤や消毒剤に合うと5分程度で死滅してしまうことから、消毒と手荒いの励行が有効としています。
*5月4日
@初めての深夜羽田空港到着便
国土交通省が出発遅れで成田空港の運用時間に到着が間に合わなかった場合に羽田空港への着陸を許可する措置を取ってから初めての羽田空港深夜到着が今日の未明にありました。対象となったのはワシントン発の全日空1便でエンジンカバーの故障で出発が9時間遅れました。同機は今日午前1時頃羽田空港に着陸し、79人の乗客は全日空の用意したハイヤーやバスで自宅やホテルに向かいました。都内に自宅のある会社員は「自宅が近くなって得した気分。」と語りましたが、成田空港乗り継ぎで東南アジアなどに向かう外国人乗客はワシントンで9時間待たされ、疲れ切った顔でホテルへのバスに乗り込みました。
@ICAOがSARSで世界各国に通達
ICAOは2日、重症急性呼吸器症候群(SARS) について機内感染防止の指針を通達として世界各国の加盟航空会社に送りました。この通達では(1)感染地域に滞在、または、経由してきた乗客への検査、(2)チェックイン時に搭乗客に行う検査、(3)SARSについてのパンフレットの配布、(4)感染の疑いのある乗客が機内にいることが飛行中に判明した場合はパイロットによる機内放送での通知や乗員による介護の実施、(5)運航後の機内消毒の実施、などを行うよう求めています。
@爆発物はアメリカのロケット砲の小爆弾か?
アンマンで爆発事故を起こした毎日新聞記者の持っていた爆発物はアメリカやイギリス軍が使っていた対戦車・対人多連装ロケット弾のクラスター型弾頭に詰められている「M77小弾」と呼ばれる小爆弾ではないかと言う見方が出ています。このロケット弾には640個の小爆弾が詰められており、着弾するとこれが飛び散って爆発するものとなっています。しかし、不発の可能性が2〜5%あると言われ、イラク国内にはこの不発弾がごろごろしているそうです。大きさは直径3.8cm・高さ8.1cmと言う小型ですが、爆発すると4cmの装甲板を貫通する能力があるそうです。形は釣り鐘型をしており、姿勢を制御するためのリボンがついているとのことです。
【コメント】これこそ、人道にもとる大量破壊兵器ではないのでしょうか。
*5月3日
@「平行滑走路の北延ばしは使用者側の倫理。」と新市長
先の市長選挙で当選した成田市の小林市長は昨日初登庁し、記者会見で成田空港についての考え方を明らかにしました。それによりますと、暫定平行滑走路の用地問題については、「空港づくりは成田市にとって最重要課題。先頭に立って必ず解決したい。」と述べ、暫定平行滑走路の北延ばしについては「使用者側の倫理。住民の側から見ると難しい。」と否定的な見解を示しました。また、合併問題については「北総地域の中心都市として20万人規模が適当ではないか。しかし、先に合併ありきではなく、市民の意向を十分に聞いていきたい。」と述べるにとどまりました。
@成田空港に「体温測定コーナー」を設置
厚生労働省成田空港検疫所は昨日から入国の際の検疫所横に体温計を多数そろえた「体温測定コーナー」を設けて、自由に体温を測れるようにしました。北京から帰国した人などが心配そうに検温していました。なお、関西国際空港では北京便の乗客全員に体温測定を始め、福岡空港でも中国からの便の乗客全員に検温を実施しています。
@アンマン空港で毎日新聞記者の手荷物が爆発・1人死亡
現地時間1日午後7時(日本時間2日未明)、ヨルダンのアンマン空港で毎日新聞写真記者の手荷物にあった金属製装置が爆発しヨルダン人の検査係員が死亡、3人が負傷しました。この記者はイラクで取材中、バクダットの道ばたにあったこの物体を拾い、おみやげにと手荷物に入れていたものです。金属探知器で反応があったため、係りが検査してこの物体を調べていたところ爆発したものです。情報が錯綜していてはっきりしないのですが、この記者は物体が爆発物であると認識していたようですが、中に火薬は入っていない使用済みのものと判断していたようです。なお、アンマン空港では西欧からのジャーナリストが帰国の際に武器や文化財を持ち出す例が増えていて、検査を厳重にしていたようです。記者は現地の警察に拘束され調べを受けています。
【コメント】亡くなった現地の人には申し訳ありませんが、飛行機の中で爆発しないで良かったと思います。爆発していたら大惨事になるところでした。しかし、この記者の行動は軽率では済まされないと思います。
@EUが旅客機のシェアで首相に不満表明
2日、訪欧中の小泉首相とEUの首脳との定期協議がアテネで開かれました。この席でEU側はEU製の旅客機の日本におけるシェアが小さいことに対して不満を表明しました。名指しはなかったものの全日空が今後の機体をボーイング社のB-737型機に統一すると決定した事への抗議と見られます。これに対して、首相は「民間企業の調達について政府は関与できない。」と答えたようです。
@政策投資銀行が航空2社に緊急融資
政府系金融機関である日本政策投資銀行は2日、イラク戦争と重症急性呼吸器症候群(SARS) で2社合計で1000億円の減収が見込まれる日本航空システムと全日空に対して緊急融資をするための検討に入りました。
@スカイネットアジア航空が7月から値上げへ
宮崎ー羽田線を運行するスカイネットアジア航空は1日、7月1日から運賃を片道2000円値上げすることを国土交通省に届け出ました。これで、片道運賃は23000円になります。国内空港の着陸料の減免率が下がることを理由に挙げています。
@JASが仙台ー女満別・仙台ー釧路線を7・8月に運航
日本エアシステムは7月と8月の2ヶ月間、仙台ー女満別線と仙台ー釧路線を1日沖に往復すると発表しました。機材はMD81型機を使います。
@関空会社が会長も民間から起用へ
関西国際空港会社は次期社長に松下電器産業の村山副社長を起用することで内定していますが、会長も民間から起用する方向で調整しています。候補には元関西電力副社長の宮本一氏が上がっています。会長・社長とも民間から起用するのは初めてになります。
*5月1日
@都合により明日の更新が出来ません。悪しからず。
@4月のアクセス数は12017回でした。これからもよろしくお願いいたします。
@全日空も7月1日から国内線普通運賃を値上げへ
全日空は昨日、7月1日から国内線普通運賃を約11%値上げすると発表しました。これは日本航空システムに追随したもので、値上げ幅も同じになっています。また、6月から2%の値上げを予定している往復割引や回数券などの運賃を7月からさらに3%値上げすることも明かにしました。これらの値上げによる収入増は来年3月末までで約120億円になる見込みとのことです。
@中国からの帰国者に10日間の自粛を呼びかける
厚生労働省は北京や香港からの帰国者に対して帰国してから10日間の外出など他人との接触を出来るだけ避けるように呼びかける文書を作成し、今日から全国の空港で配布を始めました。文書では重症急性呼吸器症候群(SARS)
の潜伏期間が10日間であることから(1)10日間、周囲の人との接触は出来るだけ避ける、(2)外出時にはマスクを着用する、(3)発熱・咳・呼吸困難などの症状の一つでも出たときは保健所などで診断を受ける、(4)帰国後接触した人に症状が出たときは出来るだけ早く連絡する、事などを呼びかけています。
@ユナイテッド航空の整備士組合がリストラ案に同意
経営再建中のユナイテッド航空の整備士組合は会社側が示した13%の賃金カットなどを含む合理化案に対する投票を行いこの案を承認しました。これで、主要3労組の承認が得られたことになります。