2003年パリエアショー


 26日までパリエアショーが開かれていましたが、私も2003年にパリに行ったときに、6月21日だけエアショーに行きました。もう、8年も前の事になりますので、「いまさらなんだ!」と言われてしまいそうですが、写真で雰囲気が分かると思います。

 エアショーが開かれるのはパリ郊外にある「ル・ブルジェ空港」です。この空港はリンドバークが「スピリッツ・オブ・セントルイス号」を使い、1927年に世界で初めて大西洋を横断したときに到着した空港ですね。映画「翼よ! あれが巴里の灯だ」で有名です。1937年には日本の神風号も立ち寄っています。
 ドゴール空港が出来るまではここがパリの主要空港の一つでした。現在は旅客定期便の運航はなく、プライベート機などが使っています。

 エアショーにはパリの中心部から電車で向かいました。1999年にブルジェ空港の博物館を訪れたときも、電車で行きました。この時は、パリ中心部から郊外に行くにつれて、車内の乗客に白人が少なくなり、貧富の格差を感じました。

 電車はブルジェまでは直行するはずでしたが、途中で、車内アナウンスが入り、多くの人が電車を乗り換えましたが、なにしろ、フランス語ですから何だか分かりません。しかし、「これだけの人が乗り換えるのだから、エアショーに行くのだろう」と思い、私も乗り換えました。
 これで、無事、ブルジェ駅に到着し、約3Kmある会場まで歩こうとしたのですが、この日は快晴で、しかも、気温は30度近くまで上がっているため、とても歩けず、タクシーもありません。近くを見回すと、大勢の人が列をつくっているところに次々とバスが到着します。これがシャトルバスでした。このバスに乗り、無事会場に到着しました。

 このブルジェ空港は普段はフランスの宇宙航空博物館になっていますが、エアショーの期間は所狭しと、航空機が展示されています。

 右の写真はA340型機のデモ飛行の様子です。何しろ8年も前ですから、この時には、A340型機が花形だったのです。A380型機やB787型機は形を表していませんでした。

ブルジェ空港のシンボルはこの2つのロケットです
このロケットは普段も展示されています
運航停止が決定したコンコルド
この年の10月24日をもって運航が終わりました
非常に暑い日で、展示されている航空機主翼の日影で休む人たち
各国の旅客機や戦闘機が次々にデモ飛行を行います
着陸態勢に入るA340型機
展示館の中の日本企業の各ブース、手前は川崎重工

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