2004年7月の出来事
*7月31日
@横芝町で本会からの「騒音評価方式変更に関する要望書」が採択
旧聞になりますが、周辺自治体の6月定例議会宛に提出した「騒音評価方式変更に関する要望書」に対して,横芝町議会が6月24日付けで、陳情として採択してくれました。
@今日が成田空港の出国ピーク・48600人
成田空港では今日,夏休みの出国ピークを迎えました。今日だけで48600人が出国する見込みです。最近は旅行の分散化が進み,旅行代金が安くなる8月下旬にも混雑する日があるそうです。
@海自機の急降下で漁師1人が気絶する
27日午前7時50分頃,青森県三沢市天ガ森沖約18Kmの太平洋上で,海上自衛隊八戸基地所属の対潜哨戒機P3Cがイカ釣りをしていた約40隻の漁船団の上に高度330mから80mまで急降下をしました。このため,乗組員の一人が気絶して意識を失いました。また、他の漁船1隻は危険を感じてイカ釣りロープを切断して現場から逃げ出しました。漁協は自衛隊に抗議し,自衛隊では漁船団の中に不審船がいないかどうか識別するためにやった,と釈明したそうです。
【コメント】対潜哨戒機は文字通り潜水艦を見つけるための航空機です。しかも、目視ではなくソナー(音)によって見つけます。その航空機が不審船を目視で見つける任務に就いているのでしょうか。また、乗組員が気絶したというのはあり得る事です。私も以前、成田空港の近くに住んでいた頃、飛行コースからずれているので滅多に飛んでこない飛行機が真上に飛んでくると、いきなり「ゴッー」とものすごい轟音で、びっくりして心臓の鼓動が跳ね上がり、5分以上も収まりませんでした。心臓病の兆候がある人は発作を起こすのではないかと思いました。今回も無事で良かったですね。
@全日空が黒字に転換・日航は赤字が半減
各航空会社が明らかにした4〜6月期決算によりますと、連結経常損益は全日空が58億円の黒字に転換し、日本航空システムは357億円の赤字になりましたが、昨年同期に比べると赤字が半減しました。国際線の回復が業績に反映していますが、航空燃料の高騰が本格回復の足かせになっているとの事です。
*7月30日
@国内線の新規就航や増便の着陸料割引率を拡大
成田国際空港株式会社は今日、国内線の新規乗り入れや増便分の着陸料割引率を8月から、現在の3分の1から2分の1に引き上げることを明らかにしました。新規就航から1年間限りで元に戻します。黒野社長は「引き下げ分が空港の利用客に還元されることを期待する。」と述べました。
@昨年10月の尻餅事故はデータの入力ミス
航空・鉄道事故調査委員会は今日、昨年10月に成田空港で起きた日本貨物航空のジャンボ機が離陸の際、尾部を滑走路に接触させた事故について、日本貨物航空機の航空機関士がデータを入れ間違えて、通常よりも50Km/h遅い速度のまま操縦桿を引いたために、なかなか離陸できず尾部を滑走路に接触させた、とする報告書をまとめました。同機は離陸しても速度が十分ではなく、失速警報装置が鳴ったためにすぐに成田空港に引き返しました。
@誘導路のアスファルトがはがれる
今日午前6時頃、成田空港のD誘導路のアスファルトが長さ1.9m、幅0.5mにわたってはがれているのが発見されました。成田国際空港株式会社では1時間かけて補修をしましたが、航空機の発着は別の誘導路を使って行われ、影響はありませんでした。このところの暑さと、昨日降った雨でアスファルトが水を含みもろくなったものと見られています。
@MDMAの最大押収量を更新・3万錠
東京税関成田支署と県警成田空港署は昨日、ニュージーランド国籍の48才の男性を麻薬と大麻取締法違反容疑で逮捕したことを明らかにしました。この男性は今月7日にベルギーのブリュッセルからロンドン経由で成田空港に着きましたが、乗り継ぎのために3日遅れで成田空港に着いたスーツケースから大麻草1Kgと合成麻薬(MDMA)3万錠が発見されました。ホテルでスーツケースの到着を待っていた容疑者を逮捕しました。合成麻薬(MDMA)の押収量としては先月23日に過去最高となった1万8000錠を大きく上回りました。
@日航の乱高下事故で機長に無罪の判決
名古屋地裁は今日、平成9年に三重県上空で起こった香港発名古屋行きの日本航空706便・MD11型機が乱気流にあい自動操縦装置を入れたまま機長が操縦桿を強く引いたために乱高下し、1人死亡・13人が重軽傷を負った事故について、「原因は操縦桿を強く引いたことにあるが、機長がけが人が出るとは予見できず『犯罪の証明』があるとは言えない。」と無罪を言い渡しました。なお、焦点のひとつになっていた航空・鉄道事故調査委員会の報告書については「専門的知識を持ち、公正な判断が出来る委員が記載した。」として証拠能力があるとの判断を示しました。
@ユナイテッド航空の年金基金積み立て停止で労組が提訴
経営再建中のユナイテッド航空が融資獲得を確実にするため、今年度予定していた年金基金積み立て分・5億6800万ドルの支払いを停止するとした問題で航空機整備士や手荷物取り扱い職員を代表する労働組合「国際機械技術者協会(IAM)」は29日、ユナイテッド航空の経営陣をの責任を問う訴訟をイリノイ州地裁に起こしました。
*7月29日
@成田空港ターミナルに除細動器設置へ
成田国際空港株式会社はターミナルにも心筋梗塞などの治療に使う「自動体外式除細動器(AED)」を置く方針を明らかにしました。8月中に設置に向けた手続きに入り、両ターミナルに合わせて40台前後を導入します。空港職員や警備員などに使用方法の講習を受けさせることにしています。成田空港には現在、空港内の診療所や救急車には備えられています。
@厚労省が鳥インフルエンザワクチン開発へ
厚生労働省は鳥インフルエンザの再発を受けて「鳥インフルエンザが新型インフルエンザに変異し人に感染する危険が大きくなった。」として、5年後の実用化を目指して安全な鳥インフルエンザワクチンの開発を行うことになりました。開発費は10億円程度で、メーカーとの分担について調整を始めます。インフルエンザワクチンは鶏卵などで培養するのが一般的ですが、鳥インフルエンザウイルスは毒性が強く従来の方法では危険が伴います。このため、遺伝子組み換え技術によって弱毒化する必要があるとのことです。
@中国国際航空機が引き返す・名古屋空港
今日午後3時10分頃、名古屋空港を離陸直後の上海経由重慶行きの中国国際航空442便・B-737型機のフラップが異常を起こしたため、同機は名古屋空港に引き返し、無事着陸しました。
@ノースウエスト航空機が関空に引き返す
今日午前11時30分頃、関西国際空港を離陸した韓国・仙川行きのノースウエスト航空905便・B-747型貨物機の左翼外側エンジンから炎が出ているのを管制官が発見しました。管制官からの通報を受け、同機はすぐに関西国際空港に引き返し、44分に無事着陸しました。着陸の際に同エンジンからは炎や煙は出ていませんでした。
@大阪空港の発着制限案が明らかに
国土交通省が大阪空港の騒音軽減のためとしている発着制限の内容が明らかになりました。3点に分かれ、(1)大型機の制限、(2)プロペラ機枠のジェット機枠への転用の禁止、(3)長距離便の制限、となり、これを来春から2年間かけて順次実施していくようになっています。
*7月28日
@共生委員会が「空港からのマイナスの影響」の『マイナス』を削除
26日に空港公団が民営化してから2回目の成田空港地域共生委員会が開かれました。これまで、7項目・22事項だった点検内容について検討し、これを5項目・17事項に統廃合しました。また、騒音など成田空港が地域住民に与える影響について、『マイナス』という表現を削除することにし、「空港からマイナスの影響を受ける地域住民」と書いてあったものを、「空港から影響を受ける地域住民」という表現に改めました。これについて、山本代表は「(マイナスと表記することで)空港と地域住民との関係が悪い、と言う間違った印象を与えないため。」と説明しました。
【コメント】『マイナス』削除は間違っているのではないでしょうか。これでは公害問題において、加害者と被害者を同列にして、結果的に加害者の責任を曖昧にすることにつながると思います。「共生」と言う言葉の意味はこのようなものだったのでしょうか。
@メモを爆破予告と早とちりして引き返す
27日午後、シドニーからロサンゼルスに向かったユナイテッド航空840便で、離陸後1時間半飛んだところで、トイレに「BOB」と書かれたメモが見つかりました。これで、爆発物が持ち込まれたと判断した機長はシドニー空港に引き返し、午後6時前に無事着陸しました。後の調べで、このメモは爆発物を意味するものではなく、テロにぴりぴりしている乗務員の勘違いと判明しました。
@中国への観光旅行が一昨年水準越える
旅行各社の予約状況によりますと、中国への観光旅行が一昨年の水準を超えるようになってきました。近畿日本ツーリストでは7〜9月のパッケージ予約が2002年度同期の20%増になり、JTBの同期もほぼ2002年水準に回復してきました。このまま、重症急性呼吸器症候群(SARS) の再発がなければ今夏にも完全復活と見て良い状況のようです。
*7月27日
@千葉県と周辺9市町村が騒音評価方式見直しを申し入れ
千葉県と成田空港周辺9市町村は昨日、騒音測定値の逆転現象をなくす航空機騒音評価方式に改めるように環境省の小池百合子大臣宛に要望書を提出しました。同省は2003年度から5年間かけて航空機騒音評価方式を見直す検討委員会を設置しています。対応した小林局長は「データを元にして実際に検討したい。」として検討委員会と同時に改善に向けた調査に取り組む考えを示しました。
@成田空港の管制レーダーから便名と高度が一時消える
昨日午後0時10分頃、成田空港の出発と到着機の管制をするレーダー画面から便名と高度のデータが一時消えました。7分後にバクアップシステムに切り替えて復旧させましたが、この影響で出発・到着便12便に最大25分の遅れが出ました。当時、成田空港上空には雷雲が発生し激しい雷雨がありました。この雷の影響で地上設備の一部が故障したものと見られています。
@大阪空港11市協が減便問題での地元無視を批判
伊丹国際空港騒音対策協議会(11市協)は昨日、伊丹市内で今年度の総会を開きましたが、その席で会長の松下伊丹市長は「騒音軽減を検討するとき、『地元』とは関西3空港検討会ではなく11市協と11市の住民である。」と指摘して地元の意見を反映させずに騒音軽減を検討することに遺憾の意を表明しました。また、参加者からは「利便性を重視して、現在の機能を維持すべきだ。」、「騒音軽減を理由にするな。素直に、関西国際空港の赤字対策だと言ってもらった方がいい。」などの意見が出ました。
【コメント】成田空港の場合もそうなのですが、「騒音対策協議会」と言っても自治体の運営をする方々は便数が減ったり機材が小型化すると周辺対策費が減ってしまい、自治体の収入が減ることの方に頭が行ってしまう傾向があるようです。騒音の被害を被っている人たちは多くの場合住民の一部になり、「我慢してもらう。」と言う発想になるような気がしてなりません。
@キャセイ航空機が関西国際空港に引き返す
昨日午後10時30分に関西国際空港を離陸して香港に向かったキャセイ航空2053便・A330型機が四国上空を飛行中エンジン1基が停止しました。このため、同機は関西国際空港に引き返し11時35分に緊急着陸を行い、無事に着陸しました。
@羽田空港再拡張入札説明会を来月6日に開催
国土交通省は昨日、羽田空港再拡張の入札説明会を来月6日に実施することを明らかにしました。入札は来年3月22日に実施するとのことです。
@日本航空システムが全日空を訴える
日本航空システムは昨日、全日空を特許権の侵害で東京地裁に23日付で提訴したと発表しました。これは、契約した企業の社員が出張に際してパソコンを使って予約し、空港でクレジットカードを使って本人確認を行って搭乗券を発行し、料金は後日に企業が一括して支払うシステムで全日空がビジネスモデルの特許を侵害したとして、損害賠償100億円とシステムの使用停止を求めたものです。日本航空システムはこのサービスを1999年から初めて2001年4月に特許を取得しています。一方、全日空は同様のサービスを2000年10月から開始しました。日本航空システム側は「全日空に対して何回も注意した。」としていますが、全日空側は「システムが違うことについては日本航空システムと確認している。」としています。
@全日空がB-7E7型機50機の正式契約結ぶ
全日空は26日、シアトルでボーイング社とB-7E7型機を50機購入する契約に調印しました。2008年から毎年6機ずつ納入することになるそうです。大橋社長は「国際線・国内線の両方で使えることがメリットだ。」と述べました。
@ヴァージン航空がA380型機を事実上キャンセルか
ヴァージンアトランティック航空の広報は26日、次世代超大型機A380型機6機の確定発注をオプション契約に切り替え、A340-600型機を20機確定発注することとを明らかにしました。広報はオプションにすることについては何もわからないとしていますが、事実上のA380型機のキャンセルになるのではないかと見られています。
*7月26日
@大阪空港のYS代替枠をプロペラ専用に・国土交通省
国土交通省は現在中型ジェット機が使っているYS代替枠の1日50便について、これをプロペラ機専用にする検討を始めました。これはYS11型機が退役を迎えた当時これに変わる適当なプロペラ機がなかったために中型ジェット機に使っていたもので、現在は適当な機種も出てきたことから本来の枠に戻すというものとのことです。
@中国国内線でハイジャック
今日、中国の北京から湖南省長沙に向かった中国国際航空機・B-737型機(乗員・乗客116名)がハイジャックされましたが、同機は河南省鄭州の空港に緊急着陸し無事に解決したとのことです。詳しいことはまだ発表されていません。
@トルコ航空がエアバスとボーイングに51機発注
トルコ航空は21日、エアバス社に対してA330-200型機を5機、A321-200型機を12機、A320-200型機を19機合わせて約31億ドル、また、ボーイング社にB-737-800型機を15機、約9億ドルを発注したと発表しました。
*7月25日
@天神峰現地闘争本部の名義を北原事務局長に変更
反対同盟北原派は23日、成田国際空港株式会社が明け渡しを求めて提訴した暫定平行滑走路「くの字」誘導路の原因となっている「天神峰現地闘争本部」の名義を旧社会党代議士(故人)から反対同盟北原派の北原事務局長に移したことを明らかにしました。故人の親族を説得して今月1日に名義を変更したそうです。これは、裁判で争う姿勢を鮮明にするためとのことです。
@日本航空が今年度後半の運賃を据え置きに
日本航空は昨日、今年度後半の国内線の運賃を据え置くことを明らかにしました。航空燃料は30%ほど上昇していますが、この分は自助努力で吸収することにした、としています。
@需要の回復で今夏の格安航空券が値上がり
景気の回復に伴う需要の回復で夏休み中のハワイや北米向けの格安航空券が昨年の夏に比べて値上がりしています。成田ーニューヨークは往復で21%、成田ーロンドンは同じく38%、成田ーハワイは20%それぞれ高くなっています。
*7月24日
@日本航空がチケットレスサービスの割引率を改訂
日本航空は昨日、12月搭乗分から国内線のチケットレスサービスの割引率を改訂すると発表しました。現在は一律2%の割引ですが、携帯やインターネットからの予約は3%に引き上げ、電話による予約は1%に引き下げるそうです。
@米の航空会社決算が出そろう
アメリカの航空会社の4〜6月期決算が出そろいました。これによりますと、大手ではアメリカン航空が厳しいリストラ策が功を奏して黒字になりましたが、大手の他の3社は売上高は伸びたものの燃料の高騰が響いて赤字を計上しました。また、サウスウエストなどの格安航空会社も燃料の高騰で利益が大幅に減少しました。大手のユナイテッド航空は再度の破産法の申請が噂され、デルタ航空の破産法申請の可能性は五分五分との見方があります。
*7月23日
@小学生の絵を機体にペイント・日本アジア航空
日本アジア航空は昨日から、成田ー台北線に小学生から募集した絵を機体の両側にペイントしたジャンボ機を就航させました。絵は2枚で応募した740点の中からえらばれたものです。この入賞した絵は8月6日まで成田空港で展示されるそうです。
@中国人団体観光客へのビザ発給を3市5省に拡大
政府は今日、9月15日から中国人団体観光客への査証(ビザ)発給対象地域を現在の2市1省から3市5省に拡大することを明らかにしました。新たに発給対象となるのは天津市・浙江省・山東省・遼寧省・江蘇省になり対象人口は3億6000万人になります。
@海外からの郵便物を代わりに受け取り密輸容疑
このところ、麻薬や覚醒剤を海外から郵便物で他人に送り密輸しようとするケースが増えているそうです。金沢市と小松市に住む女性宛に送られた郵便物にコカインがそれぞれ200g・300g入っているのが発見されました。郵便物を受け取ったこれらの女性に事情を聞いたところ、金沢市内に住む知人のナイジェリア人の男性に「海外から郵便物が届くから代わりに受け取ってほしい。」と頼まれたことがわかりました。これらの女性は中身が麻薬だとは全く知らされていませんでした。警察から麻薬と知らされて青くなってしまいました。また、福岡のケースは日本人男性が中国から4回に分けて知人の男性宛に送り、「代わりに受け取っておいてほしい。」と頼みました。海外からの郵便物を知人の代わりに受け取るのはよほど用心しないといけないようです。
*7月22日
@抗菌剤検査で恒例のウナギつかみ取りが中止に
土用の丑の日を前にした成田空港恒例の客室乗務員による輸入ウナギのつかみ取りが今年は中止になりました。これは、昨年の輸入ウナギの抜き打ち検査で日本では禁止されている抗菌剤のスルファジミジンとエンロフロキサシンが中国と台湾のウナギから検出されていたため、厚生労働省が輸入業者にウナギをいったん引き取り、検査した上で通関手続きをするよう指導したためです。検査には2〜3日かかるために中止になりました。
@成田空港に帰国した男性がコレラに感染
厚生労働省の成田空港検疫所は昨日、18日にインドから帰国した静岡県内の男性がコレラに感染していたと発表しました。この男性は帰国前から下痢や腹痛・発熱の症状があり成田空港検疫所で検査したものです。
@国土交通省が大阪空港のジェット機枠の50便減便方針
国土交通省は昨日、大阪空港の騒音対策としてジェット機枠の約2割に当たる1日50便を今後2年間で減便する方針を固めました。航空会社や地元には反対する意見もありますが、関西国際空港の離発着回数を増やすためにもこの方針を取るものと見られます。
@全日空チャーター機で約30人が禁止されている操縦席見学
全日空は昨日、13日に関西国際空港からダブリンに向かったチャーター機内で乗客の立ち入りが禁止されている操縦室内を約30人が見学していたと発表しました。この機の機長など乗務員4人を当面乗務停止にしました。この機は大阪市内の企業がチャーターし顧客50人ら90人が乗っていました。全日空の課長級の営業担当者が機長に持ちかけ、副操縦士は制止しましたが、機長が許可し2・3人ずつ入りました。全日空ではこの営業担当者の処分も検討しています。
@関西国際空港が半年間で6cm沈下
関西国際空港会社は昨年末から6月末までの半年間に空港島が平均6cm沈下したことを明らかにしました。昨年は1年間で14cm沈下しました。これにより、開港以来ほぼ10年間で2.4m、造成開始からは12.24m沈下したことになります。沈下は徐々に収まっているとのことです。
*7月21日
@成田空港スタッフ向けの情報誌創刊
航空会社やテナント団体など22機関で構成するCS協議会が成田空港で働くスタッフ向けの情報誌「CSフレンズ」を創刊しました。年4回発行で空港内企業約250社に配布することになっています。成田空港で働く人たちのサービス向上が目的とのことです。
@大韓航空などに相次ぐ爆破予告電話
昨日午後1時50分頃、大韓航空札幌支店に30代ぐらいの女性の声で「日本行きの飛行機に乗る友人の荷物の中に爆発物がある。日本と韓国の軍隊がイラクにいるからだ。韓国から電話している。」とたどたどしい日本語の電話がありました。このため、大韓航空は日本行きの5便の荷物検査を行いましたが、爆発物は発見されませんでした。この検査のため、5便の出発が大幅に遅れました。19日にも大韓航空に「福岡行きの大韓航空機に爆発物を持った人物が搭乗する。」との電話があり、出発が大幅に遅れました。また、昨日には全日空ソウル支店に韓国の警察関係者から「爆弾予告があった。」との通告がありました。
@スカイネットアジア航空の2機にへこみと傷
19日朝、宮崎空港での出発前点検でスカイネットアジア航空が運航する4機の内2機に傷とへこみが見つかりました。このため、スカイネットアジア航空は修理のために19日に8便、昨日12便、今日4便を欠航としました。
@B-7E7の共同開発が8月からスタートへ
ボーイング社の新型機B-7E7型機の共同開発が8月からスタートする見込みとなりました。機体部分では日本の三菱重工・川崎重工・富士重工の3社が全体の35%を分担することになります。これは、ボーイング社の分担比率35%と同じになります。総開発費5000〜8000億円のうち、2000〜3000億円を日本側が分担することになります。現在、国際航空ショーが開かれているイギリスで月内の正式合意を目指して最後の調整が行われています。
@エアバス社がA380型機の重量増加を否定
7月8日の出来事で書いたエアバス社が開発中の次世代超大型機A380型機の総重量が14トン増加する見込みとの報道についてエアバス社の広報は「そういうことはない。」と否定のコメントを出しました。
*7月20日
@政府が外国人への生体認証を来年度に導入方針
政府は外国人に対する指紋照合などで本人を確認する「生体認証(バイオメトリクス)システム」を成田空港や関西国際空港などの空港で導入するための検討を進めてきましたが、早ければ、2005年度中の実施に向けて法整備などの準備をする方針を固めました。
@外務省の「海外安全虎の巻」が隠れたベストセラーに
海外でのテロや犯罪に巻き込まれる危険が増えていることもあり、海外に出かける人の個人的な危機管理意識が高くなっています。外務省が昨年春に作った「海外安全虎の巻」は昨年30万部印刷しましたが、今年度は3ヶ月で30万部がすべてなくなってしまい、急遽、4万部を増刷することになりました。
*7月19日
@成田空港の案内表示板を張り替え・4ヶ国語に
成田空港の第1ターミナル・第2ターミナルの乗り継ぎ案内やコンコースのゲート案内など96カ所の表示板が張り替えられています。明日までに張り替えを終わる予定です。今までの表示案内板は利用者から「分かりづらい」などの指摘が相次ぎました。今回は表現を変えたり、今までは日本語と英語の2ヶ国語表示でしたが、これに加えて中国語・韓国語の4ヶ国語表示になります。今回に続いて、来年2月までに出発や到着の動線の表示も張り替えるとのことです。
*7月18日
@黒野社長が「横風用滑走路の建設はしない」と断言
14日付の航空新聞社「WING」の鍛治壮一氏による「連載コラム・コクピット」によりますと、成田国際空港株式会社の黒野社長は鍛治氏の横風用滑走路建設についての質問に答え、「ノー。作りません。」と断言し、「民営化したんですから、ムダな投資はしません。」と答えたそうです。
@「くうこうだより・2004夏号」が送られてきました
「くうこうだより・2004夏号」が送られてきました。1・4・5面は「航空気象台予報官の仕事」の特集で、2・3面は「えあぽーと探訪・第2ターミナル飲食店マップ」、6面は「南部貨物地区第2期施設供用開始」、7面は「空港周辺イベントガイド」でした。
@全日空機で電線が焼ける
多分、昨日の事と思われるのですが、羽田発大阪行きの全日空31便・B747-400D型機が大阪空港に着陸し誘導路を走行中に電気系統の異常を示す警告灯が点灯しました。同機はそのまま駐機場に入り点検した所、機体後部の貨物区画付近の電線が燃えていました。航空・鉄道事故調査委員会が調査に入りました。
【コメント】飛行中でなくて良かったですね。飛行中の火災になったら、大事故につながりかねませんので徹底した調査をお願いします。
@米軍が厚木基地を廃止し、岩国基地に移転を提案
アメリカのワシントンで行われていた日米の審議官級協議でアメリカは厚木基地を廃止して艦載機の夜間離発着訓練(NLP)を含めて岩国基地に移転する構想を提示しました。これに対して、厚木基地周辺の住民は岩国基地の騒音増加を心配しながらも一応に歓迎の意向を表明しています。一方、岩国基地周辺の住民は「夜間離発着訓練(NLP)まで持ってこられたら住んでいられなくなる。」と不安を表明しています。
*7月17日
@「解説と資料のページ」に「第31回騒音対策委員会に於ける本会の発言と回答」を載せました
昨日成田国際空港株式会社に行き、去る3月25日に開かれた第31回騒音対策委員会の議事録を受け取ってきました。どうも私の発言はいつもながら、挿入が多くはっきりしないのですが、本会の発言とそれに対する回答を全文載せました。
@成田空港から逃走した中国人が長野で捕まる
去る6月1日に成田空港で指名手配されていた中国人と同一人物と見られる男性が税関で拘束され、警察に引き渡されるまでの間に逃走する事件がありましたが、この男性が今月9日に長野県飯田市で乗用車の中から現金を盗んだとして現行犯逮捕されていた事が分かりました。
@曽我さん家族帰国のチャーター機を日航が5万円で受注
明日ジェンキンスさんの治療のために帰国する曽我さん一家を乗せる政府チャーター機をめぐり日本航空と全日空が1円入札で争い、結局、くじ引きで日本航空が5万円で受注したそうです。正規の値段は1000万円以上になると見られています。
【コメント】曽我さん一家が帰国される事は結構な事なのですが、思い出すたびに不愉快になるのは、イラクの人質事件で帰国した3人の方々に対する政府与党の理不尽なバッシングです。自分たちのイラク派兵に批判的だという理由から「国費を使うのが違和感を感じる。」などの発言は常軌を逸しています。サマワの人々が「自衛隊は基地の中に入っていて、ほとんど出てこない。」と失望しているような、ほとんど活動出来ない自衛隊の派遣にいったいいくらの国費をつぎ込んでいるのでしょうか。交代要員を送るのではなく、人質を取られていない今のうちに撤退すべきではないでしょうか。派遣されている自衛隊の方々と家族のためにも。イラクに貢献する平和的な道は今後いくらでも出てくると思います。
@タイ各地で鳥インフルエンザが拡大
タイの農業・協同組合省は16日、全国76県の内12県で鳥インフルエンザの再発を確認し、15県で鶏の大量死など感染の疑いがあると発表しました。アヒルへの感染も確認したとの事です。
@ボーイング社が年末までに3000人を採用へ
ボーイング社は民間航空機の需要が回復してきたために、年末までに3000人を採用する計画であると発表しました。この内、1000人はレイオフ中の従業員が対象となるそうです。
@サウスウエストのCEOが突然辞任
アメリカの格安航空会社サウスウエスト航空のCEOが15日、突然辞任しました。理由は個人的な事情となっていますが、発表された決算が大幅な減益になった事の責任をとったものと言われています。減益の原因は航空燃料の高騰と労働組合との厳しい交渉が続いて賃金が上昇し始めたためとなっています。
*7月16日
@またも旅客機同士が鉢合わせ・A滑走路誘導路で
昨日午後6時頃、大阪空港に向かう全日空2179便・B-747-400型機とサイパンから到着したジャルウエイズ948便・B-747-200型機がA滑走路の誘導路上で鉢合わせして動けなくなりました。30分後に全日空機が牽引車で移動して両機は動けるようになり、全日空機は約1時間遅れで大阪空港に向け離陸しました。この間、A滑走路関係だったために、他の誘導路を使い他機の運航には支障がありませんでした。原因は全日空機が管制官が指示したのと違う誘導路に入ってしまったために起こったとの事です。
@制限エリア内で初めての書店が20日にオープン
成田空港第1ターミナル3階の制限エリア内に、制限エリアとしては初めての書店が20日にオープンする事になります。名前は「Fa-So-La BOOKS」で成田国際空港株式会社の子会社である「NAAリテイリング」が運営します。旅行ガイドブックや機内で気軽に読める雑誌などを置き、3割は外国語の本を置くとの事です。
@静岡県知事が「土地収用は今秋末までに判断。」
石川静岡県知事は14日の県議会の代表質問に答えて、「(静岡空港建設予定地の)用地取得の見込みがつかなければ、土地収用法適用申請は今秋の終わり頃には決断しなければならない。」と述べました。知事が土地収用の申請時期について言及したのは初めてになります。土地収用は申請してから実際に収用が行われるまでに最低1年かかるのが通例ですので、開港の時期が遅れる事になる模様です。
@全日空が第一四半期の輸送実績を発表
全日空は今年度第一四半期(4月〜6月)の輸送実績を発表しましたが、前年同期に比べ、国内線が102.2%、国際線が167.6%になりました。
*7月15日
@成田空港で両開きドアを引き戸ドアに改修
成田空港のターミナルなどの5カ所で両開きの自動ドアを引き戸の自動ドアに改修する工事が行われています。両開きドアは入り口と出口が区別されていてそれぞれ外側に開くようになっていますが、開いたドアにぶつかるなどのトラブルが発生しているそうです。現在工事中の5カ所以外にも残り3カ所ありこれらは2005年度中に改修する予定との事です。
@小田急線の騒音訴訟が和解へ
航空機騒音ではありませんが、東京の世田谷区に住む小田急線沿線の住民208人が起こしていた小田急線騒音訴訟が和解する事で合意しました。和解条件は(1)騒音を65Laeq以下に抑える、(2)和解金4200万円を支払う、(3)期限付きの防音車輪の導入など具体的な騒音対策を約束する、(4)将来、車両の改良なども検討する、(5)電車から沿線の家の中が見えないようにするための窓用シールを配布する、となっているようです。
@陸自のイラク派遣部隊が青森空港から出発か
交代でイラクに派遣される陸上自衛隊の交代要員・450〜480人が今度は青森空港から3波に分かれて出発するようです。青森空港事務所と協議を始めるとの事です。実施されますと本隊の派遣としては初めての民間空港使用になります。来月8日に第1分隊が出発し、1週間ごとに2分隊・3分隊と出発する予定との事です。
【コメント】この時期は成田空港が夏休みシーズンで大混雑になる事であきらめたのでしょうか。それとも、民間空港を使う事によって各地の空港を軍事利用に慣れさせる意図があるのでしょうか。派遣部隊が青森県内の部隊とはいえ、すでに実績のある千歳基地を使ってもいいはずです。
@米軍がグアムの司令部を横田に統合する提案
現在行われている日米協議で、アメリカ側はグアムの第13空軍司令部を廃止して横田の第5空軍司令部に統合する構想を非公式に提示したとの事です。これに対して、日本側も航空自衛隊航空総体司令部と航空支援集団司令部を横田に移設する案を提示した模様です。
【コメント】これにより日米の空軍をより一層一体化する事になります。どちらが主導権を握るかと言えば、戦闘能力の高い米軍になるでしょう。「何のために」と言えば、「朝鮮半島で事を起こすための準備」と考えるのは勘ぐり過ぎでしょうか。
@航空会社の予約が好調・夏休み国際線
日本航空システムや全日空などの航空14社は昨日、夏休み(7月16日〜8月15日)の予約状況を発表しました。国際線では前年同期比で22.7%増の約842000人になっているそうです。日本航空インターナショナルでは北米・ハワイ・オセアニア方面が90%以上の予約率で、全日空は国際線の便数拡大もあり過去最高になっているそうです。一昨年と比べますと日本航空インターナショナルでは約93%、全日空は約105%との事です。
@全日空が上海航空と共同運航を9月1日から開始
全日空は9月1日から中国の上海航空と両国の国内線と日中間の国際線で共同運航を開始すると発表しました。日中間での共同運航は初めてになります。
*7月14日
@合成麻薬密輸でオランダ人を逮捕
東京税関成田支署と成田空港署は昨日、オランダ国籍の33歳の男性を合成麻薬(MDMA)18000錠を密輸しようとした容疑で逮捕したと発表しました。この男性は先月23日午後5時15分着のアムステルダム発パリ経由の便で成田空港に到着しましたが、税関の検査でスパッツの中に作ったポケットにMDMAを隠し持っていたのを発見されました。アルジェリア人から3000ドルで頼まれたとの事です。身につけて密輸しようとしたものとしては過去最大量になるそうです。
@鳥インフルエンザで注意呼びかけ
インドネシアでも鳥インフルエンザが発生しましたが、厚生労働省は東南アジアで鳥インフルエンザが流行し始めた事について、この地域に渡航する人に鳥インフルエンザに感染しないようにとの注意を呼びかける事になりました。成田空港でも大きな掲示が張り出され、「生きた鶏などが取引される市場には近づかないように。」と呼びかけています。
@国土交通省が大阪空港の発着便数制限を強化へ
国土交通省は「関西3空港懇談会」で大阪空港の騒音を軽減するために便数を減らす方向で意見が一致した事を受けて、発着枠をさらに制限する方針を固めました。国内線のジャンボ機など大型機が対象になるようです。早ければ、年内にも内容が固まる見込みとの事です。
【コメント】本当に周辺住民の事を考えて騒音軽減のために実施されるのでしょうか。それよりも、国内線が大阪空港にシフトして関西国際空港の便数が減少し、空港の経営が苦しくなっているのを救済する意味が大きいように思います。
*7月13日
@「Yohoo!BB」が成田空港で無線LANサービス
ソフトバンクは成田空港で無線LANサービス「Yohoo!BBモバイル」の提供を開始しました。本館やサテライト・国内線3階などに設置されたラウンジ7カ所で利用できるとのことです。現在は試験運用のため登録すれば無料で利用可能とのことです。
@「新石垣空港地元地権者全員が同意」と発表
石垣市長と沖縄県八重山支庁長は昨日、石垣市で記者会見し「新石垣空港建設予定地の共有地主をのぞく地元地権者全員が同意した。」と発表しました。これにより、内閣府は来年度予算に基本設計費や調査費などを予算請求することになるようです。なお、共有地主は520人になります。
@経済産業省がEUと対話開始へ
経済産業省は昨日、航空機産業を巡る協力関係の構築に向けて欧州連合(EU)との対話を始めると発表しました。双方の業界や主要企業も参加して20日にイギリスで第1回会合を開くとのことです。
*7月12日
@韓国でテロリストが航空機で乗り込むとのメール
12日午前、韓国の航空交通関税所宛に「今日、韓国に行く航空機にテロリストが乗り込む。テロリストはキリスト教の行事の招待状を持っている。アルカイダに関係した人物。」との電子メールが送られてきました。当局は搭乗者名簿の照合を行うとともに身分確認や手荷物検査を強化しています。電子メールはフリーメールで送られてきたために発信先はわかりませんが、メールの経路を追っています。
@インドの格安航空会社がディリーとムンバイ間を500ルピー
インドの格安航空会社であるデカン航空は今月中旬に就航するディリーームンバイ(旧ボンベイ)線に片道500ルピー(約1200円)という超格安運賃を設定すると発表しました。全座席の25%をこの格安運賃にするそうです。他社のこの路線の運賃は約6500ルピー(約15000円)で10分の1以下になります。ディリーとムンバイ間の鉄道の2等運賃は421ルピーでこれに迫る運賃になります。
*7月11日
@関西3空港懇談会が大阪空港の騒音軽減を求める
関西の自治体や経済団体で構成する「関西3空港懇談会」は大阪空港の騒音をいっそう抑制すべきとの意見をまとめる方向で最終調整に入りました。これは、アクセスに便利な大阪空港に国内線がシフトし大型機の発着が増えていることと、この影響で関西国際空港利用の航空便が減っており、関西国際空港の2期工事などに影響が出ていることをふまえての意見になります。
@タイで鳥インフルエンザ取材の記者が感染か?
11日付のタイの各紙はパトゥンタニ県の鳥インフルエンザを取材していた記者が鳥インフルエンザに似た症状で入院したと伝えました。この記者が鳥インフルエンザの感染によるものかどうか、現在検査で確認中とのことです。
@全日空が中国線を普通運賃で5回利用で次はビジネスクラス
全日空は今月15日から12月31日までに中国線を普通運賃で5回利用した場合、次は普通運賃でビジネスクラスを利用できるサービスを始めると発表しました。このサービスの適用を受けるためには参加登録が必要です。ビジネス客をターゲットとしツアー利用には適用されないようです。
*7月10日
@日本の閣僚の科学素養は大丈夫?
昨日と今日にかけて、日経BPから出ている松浦晋也さんの「国産ロケットはなぜ墜ちるのか」を読みました。この本は日本のロケットや衛星の相次ぐ失敗の原因について考察をしていますが、松浦さんは原因の一つに政治家の科学についての素養に疑問を投げかけています。例えば、戦後の総理大臣20人の中で理系出身は農林水産省水産講習所(現東京水産大学)出身の鈴木善幸氏しかいません。科学技術庁長官についても歴代59人の内、理系出身は9人です。ところが、有人宇宙船を打ち上げた中国は胡国家主席が水利工学、温首相が地質学、呉政治局員が電子工学、賈政治局員が電気工学、曽政治局員が自動制御工学というように首脳がほとんど理系出身なのです。もちろん、松浦さんも書いていますが、「閣僚が理系出身でなければいけない」などと言うつもりは全くありません。文系であっても全くかまいませんが、問題は閣僚をやる方々が高校や大学の一般教養程度の科学知識はしっかりと身につけていなければ技術立国日本の将来が危ういと思うのです。松浦さんはこれを心配していますし、事実でもって書いています。航空とも多少関係がありますので、書いてみました。是非、原本を読んでみてください。
@女性が車で第1検問所を突破し空港内に数百m侵入
昨日午後5時半頃、東関東自動車道から成田空港に入るところにある第1検問所を乗用車に乗った女性が制止を振りきって遮断機のバーをへし折り成田空港敷地内に侵入しました。乗用車は空港内に数百m侵入したところで他の自動車と衝突して止まりました。運転していた30代の女性は現行犯逮捕されました。この女性は東関東自動車道を相当のスピードで走行し、覆面パトカーに停車を命じられましたが、制止を振り切って走行を続けパトカーに追跡されていました。調べに対して、「パトカーに追いかけられて、怖くなって逃げた。」と供述しているそうです。
@スカイマークがネット接続会社と11月に合併
スカイマークが11月にインターネット接続会社「ゼロ」と合併することが明らかになりました。スカイマークの社長は「ゼロ」の会長を兼務しており、「ゼロ」の資金を使ってスカイマークの累積赤字を解消して財務体質を強化することになります。「ゼロ」のインターネット接続事業は同業の「グローバルメディアオンライン」に売却することになり、売却額とあわせた資金は40億円以上になるものと見られます。
*7月9日
@成田空港を夏休みに利用する人が過去最高に
成田国際空港株式会社が昨日発表したところによりますと、夏休み中(7月16日〜8月31日)に成田空港を利用する人が約378万人と予想され、過去最高になる予測とのことです。これは、前年同期比で117.3%、一昨年同期比で102.2%になるそうです。出発のピークは今月31日で約48600人、帰国のピークは8月16日で約51000人に達するとのことです。しかし、ピークは分散される傾向にあり、夏休み期間中はいつでも混雑が激しいようです。
@「ワンデイ・サマー・スクール2004」来月9日・10日に開催
今年の「ワンデイ・サマー・スクール2004」が来月の9日と10日に開催されると発表されました。対象は小学校4年から6年生です。定員は各30名とのことで、申し込み締め切りは25日までになっています。申し込みはこちらからとのことです。
*7月8日
@覚醒剤密輸手荷物としては過去最大の26Kg摘発
東京税関成田支署と新東京国際空港署は昨日、手荷物としては過去最大の26Kgの覚醒剤を成田空港で摘発したと発表しました。先月17日の午後3時40分にカナダのトロントから成田空港についた航空機で、手荷物として持ち込もうとしたものです。犯人は2人のカナダ国籍の男性で「トロント市内でカナダ人の男性から5万カナダドル(約400万円)で都内のホテルまで運ぶように頼まれた。」と供述しているそうです。カナダルートからは昨年9月以来、今回で9件目の摘発になります。
@ティエフケイの拡張工事が完成し1日7万食に
2月25日の出来事でも書きましたが、機内食大手のティエフケイの成田工場の増改築が昨日までに完成しました。これにより、1日の供給量が5万食から7万食になりました。
@小松空港でジャンボ機が急停止し2人が痛み訴える
今日午前11時30分頃、小松空港に着陸した全日空753便・B-747型機が誘導路を走行中突然機首が右に傾いたため急停止しました。同機は自立走行が出来なくなり、牽引車にひかれてスポットまで移動しました。この急停止で乗客2人が足と首の痛みを訴えました。
@州知事の乗った小型機があわや撃墜・ワシントン
8日付のワシントンポスト紙は先月9日に、レーガン元大統領の葬儀に出席するためにワシントンに来たケンタッキー州知事の乗った小型機が飛行禁止空域に侵入したため北米航空宇宙防衛司令部の司令官が小型機を撃墜するようにF16戦闘機に命令を下す一歩手前まで行ったことを報じました。
@ボーイング社がB-7E7型機10機を受注
ボーイング社は7日、イギリスの旅行会社ファースト・チョイス・ホリデーズから6機、イタリアのチャーター航空会社ブルーパノラマ社から4機のB-7E7型機を受注したと発表しました。欧州地区からの受注は初めてとなります。
@A380型機が14トン増量か
5日付けのドイツの週刊誌・シュビーゲルによりますと、A380型機の総重量が設計値の276トンから14トン増えて290トンに達するとエアバスの技術者が見込んでいるそうです。エアバス社は燃費や航続距離は初期設計どうりとしているそうです。
@ICAOが副操縦士の資格軽減を検討
国際民間航空機関(ICAO)が2人乗りの航空機において副操縦士が自家用や業務用のライセンスを必要としている現行制度を変更する方向で検討していることが明らかになりました。これにより、副操縦士の養成期間が短縮されることになるそうです。
【コメント】素人考えですが、「大丈夫かな。」と言う感じです。この間あったように、機長が急病の場合などは副操縦士が操縦するわけですから、ある程度の技量は持っていないといけないと思うのですが、航空会社にとっては経費の節減になるのでしょうが。
*7月7日
@中国とタイで鳥インフルエンザが発生
中国国営の中国中央テレビは6日夜、安薇省の養鶏場で鳥インフルエンザ(H5N1型)が発生したと報じました。農業省は「発生した養鶏場から3Km以内の家きん類をすべて処分し、5Km以内の家きん類を消毒して感染拡大は抑制した。」と述べたそうです。また、タイの農業・協同組合省は6日、中部アユタヤ省の養鶏場で約7000羽の鶏が鳥インフルエンザと見られる病気で死亡した、と発表しました。これも、鳥インフルエンザのウイルスが確認されたとのことです。これで、ベトナムも含め、東南アジアで鳥インフルエンザが再発した国が3国になりました。
【コメント】感染経路は渡り鳥と見られていますが、ウイルスが変異をして人間に感染するようにならいことを祈りたいものです。まだ、ワクチンの開発と備蓄は進んでいないようですから。
@夏休みの海外旅行者が昨年の3割り増しに・JTB調査
旅行最大手のJTBが昨日まとめたところによりますと、夏休み(7月15日〜8月31日)の日本からの海外旅行者はアテネ五輪の効果もあり前年同期比で約30%増の約245万人になると見られ、3年ぶりの増加になるようです。なお、国内旅行者は同1.0%増の7421万人が見込まれています。
@3月の居眠り機長は睡眠時無呼吸症候群
全日空は昨日、3月に起きた機長の居眠りフライトについて同機長が中程度の睡眠時無呼吸症候群であったことと業務中の自己管理の不足が原因であったと発表しました。
@イベリア航空が保安検査が不評でマイアミ空港経由便を減便
スペインのイベリア航空はスペインから中米への乗り継ぎ拠点としていたマイアミ空港への運航を10月1日から大幅に減便することを明らかにしました。理由として、アメリカで強化された保安検査が乗り継ぎ客に不評なことをあげています。今後は順次直行便に変えていくとのことです。
*7月6日
@直営店で成田空港限定のTシャッツと帽子を販売
成田国際空港株式会社が第1ターミナルの4階で直営でしている「FaSoLaマーケット」で「成田空港限定」のオリジナルTシャッツと帽子の販売を始めました。デザインを西武百貨店に依頼して制作したものだそうです。売れるかな?
@厚労省がアメリカ西部の西ナイル熱に注意呼びかけ
厚生労働省は今日までに、アメリカ西部で西ナイル熱が流行しているとして、この方面に出かける人に注意を呼びかけています。「過剰におそれる必要はないが、ウイルスを媒介する蚊に刺されないように工夫してほしい。」としています。6月29日現在、アリゾナ州で38人、カリフォルニア州で10人、ニューメキシコ州で3人、ワイオミング州で1人の計52人が感染を確認されているそうです。今年はアメリカ東部よりも西部が要注意のようです。
*7月5日
@暑さで誘導路のアスファルトがはがれる
夕べのNHKニュースで聞いたので正確でないところもあるかもしれませんが、昨日の午後4時半頃、成田空港第一ターミナルと第2ターミナルを結ぶC誘導路で表面のアスファルトが剥がれているのが発見されました。成田国際空港株式会社では剥がれた破片をエンジンが吸い込むとエンジンが破損するおそれがあると20分間C誘導路を閉鎖して補修を行いました。直射日光で表面が高温となり剥がれたもののようで、毎年夏には数回あるそうです。
@新国土交通省事務次官が「関空2本目工事をやめるのか」
あたらしく国土交通省事務次官に就任した岩村敬氏は2日の就任記者会見で関西国際空港の二期工事について「財政難もあるが、何故、(2本目の滑走路が)いらないのかと言うことに対して『何故、そんなことを言うのか。そんな国がどこにあるのか。』と言うのが私の感想だ。」と述べ、2本目の滑走路を整備することが必要との考えを示しました。
@日本航空・全日空が夏期の国際チャーター便を増発へ
日本航空システムは7〜9月に、前年よりも12便多い43便の国際チャーター便を運航すると発表しました。直行便のないパラオには成田空港・関西国際空港・名古屋空港から25便を運航します。また、全日空は前年の3便から大幅に増やして29便をカナダ・カルガリーや中国・ウルムチなどに運航すると発表しました。
*7月4日
@またも、陸自交代要員が成田空港から出発・政府は約束を守れ!
昨日、イラクに派遣されている陸上自衛隊の交代要員80名が成田空港から民間機でクエートに向け出発しました。
【コメント】政府は「成田空港の軍事的利用は絶対にしない。」とする住民との約束を守ってください。約束を守るのは人間としての基本ではないでしょうか。「言葉の遊び」でごまかすのは子供の教育にもよくないですよ。小泉さん!
@成田空港でのワゴン販売に既存のテナントが反発
成田国際空港株式会社が直営で始めた出発ターミナルでのワゴン販売について、成田空港内に出店しているテナントで組織する「テナント連絡協議会」が反発しています。ワゴン販売開始についても事前の説明がなく、数年前に協議会側が「ワゴン販売」を提案したときには「チラシの配布や呼び込みは空港の雰囲気に合わない。」と拒否されました。ところが、今回始めたワゴン販売についてはこれらを認めているそうです。
@全日空Gもプロペラ機を増強へ
全日空グループはYS11型機の後継機として74席のカナダ・ボンバルディア社のプロペラ機・Q-400型機を2006年度までに8機を導入することになりました。費用は1機27億円程度と見られています。エアニッポンネットワークと関連社化する予定の中日本エアラインサービスで運航することにしています。
@空中衝突事故で衝突回避装置製造会社などを提訴
2002年7月にドイツ上空で発生したDHL機とバシキリアン航空機との空中衝突事故で犠牲になった遺族が1日、衝突回避装置を製造・販売したハネウエル・インターナショナル社など5社を相手取り、5社が適切な操作手順や訓練の提供を怠ったとしてアメリカ・マイアミ州の裁判所に6件の訴訟を起こしました。この事故ではバシキリアン航空機の衝突防止装置は上昇を指示しましたが、管制官は降下を指示し衝突してしまいました。
*7月3日
@成田空港会社が「くの字」誘導路脇の反対派小作権解除を申請へ
成田国際空港株式会社は暫定平行滑走路の「くの字」部分脇の反対同盟北原派の農家が耕作する畑約0.8ヘクタールについて、農地法に基づいて千葉県知事に小作権解除許可の申請をすることを明らかにしました。すでに、千葉県と成田市には伝えてあるとのことです。8月下旬に申請し、年内にも許可される見通しとのことです。この土地は現在耕作している農家の父の代から地主との間で賃貸借契約を結んで耕作してきましたが、成田国際空港株式会社がこの地主からこの畑を含む1.3ヘクタールを買収し、昨年12月に所有権移転登記も行いました。会社はその後、この農家に対して土地の明け渡しを求め、代替地の提供や金銭補償も申し出ましたが拒否され、進展の見込みがないと今回の申請に踏み切ったとしています。
@旅客情報の提供で欧州議会が合意無効を求め提訴
欧州議会は先月末、欧州委員会とアメリカ政府との間でアメリカへの航空機乗客の情報を提供する合意について、EUのプライバシー保護に反するとして、欧州司法裁判所に合意の無効を求める訴えを起こしました。
@米航空業界の今年度赤字が30億ドルにとアナリスト
JPモルガンのアナリストは先月30日、今年度のアメリカ航空業界の赤字が当初の見込みより増えて、30億ドルに達するとの見通しを明らかにしました。理由として燃料の高騰や供給過剰による単価の引き下げをあげています。なお、来年度は5億ドルの黒字としています。
*7月2日
@航空安全情報ネットワークが成田空港の誘導路で提言
財団法人・航空輸送技術研究センターが運営する「航空安全情報ネットワーク」が先月29日、成田空港暫定平行滑走路での鉢合わせ事故などを受けて、国土交通省の東京航空局成田空港事務所と成田国際空港株式会社に対して誘導路の形状・表示板の改善・スポット番号の変更などの対策をとるように提言しました。これは、鉢合わせ事故だけでなく成田空港ではパイロットが間違った誘導路に侵入してしまうケースが他にもあるとして行ったものです。航空安全情報ネットワークは航空会社や国土交通省などから体験も含めた安全情報を収集し、それを、発信しているシステムです。
*7月1日
@6月のアクセス数が過去最高の15762回になりました。読んでいただき、ありがとうございます。
@嘉手納爆音訴訟が結審・判決は来年2月17日
今日、5541人が原告となった嘉手納基地爆音訴訟が那覇地裁沖縄支部で結審しました。提訴から4年3ヶ月になります。原告は夜間飛行差し止めなどを求めています。判決は来年2月17日に言い渡される事になります。
@全日空機が乱気流に巻き込まれ、1人が肋骨にヒビ
29日午前6時50分頃、フランクフルト発成田行きの全日空210便・B-747-400型機がロシア上空で乱気流に巻き込まれました。この時、トイレに入っていた70歳代の女性が肋骨にヒビが入る怪我を負いました。当時、レーダーには乱気流が予測されるような雲はなく、ベルト着用のサインは点灯していませんでした。この女性はそのまま帰宅して、痛みのために昨日医者に行って骨折が分かったものです。
@全日空が来年度客室乗務員を250名程度採用へ
全日空は昨日、2005年度に新卒の学生約250人を客室乗務員として採用すると発表しました。初めは契約社員として採用し、4年目から正社員に切り替えるとの事です。社員の調整が終わったとの事で、定期採用を復活させたとの事です。なお、日本航空インターナショナルでも来年度、東京地区で約120人を採用する計画を明らかにしています。