2005年7月の出来事
*7月31日
@「暫定と言われたから我慢した。北延ばしとは何事!」
昨日、成田市久住地区の住民説明会が行われました。約80人の参加で、国土交通省の成田国際空港課の課長が「我々のできる騒音対策はきちんとやらせていただく。」と述べました。住民からは「800mも北に延びたが、『暫定で本来計画が出来るまで』と言われたから我慢した。それなのに、『更に320m北に延ばす』と言われても納得がいかない。」、「国のやり方は地元民の切り捨てだ。」などと言う厳しい意見が相次ぎました。説明会後に「久住地区空港対策協議会」の松島会長は「現段階で北伸反対の態度に変わりはなく、改めて、国と会社の説明を待ちたい。」と述べました。
【コメント】成田国際空港課の課長が「我々のできる騒音対策はきちんとやらせていただく。」と述べたそうですが、「我々の出来る」と言うのがくせ者ですね。これは言い換えれば、「法律に則った、事はやります。」と言う事に他なりません。ですから、「新しい対策を行う。」と言う事ではないようです。ここで、関係してくると思われるのが、2008年頃に予定されている航空機騒音に関する環境基準の改定です。この改訂で環境基準が緩和される事になれば、対象区域が狭くなって、滑走路が北に延びても「環境基準を達成しているので、新たな対策は必要ない。」と言う事になりかねません。北側大臣の「現時点での見通しでは、区域の見直しは必要ないと聞いている。」との発言もこの辺りをふまえての発言ではないかと思われます。
@ボンバルディア機にまた不具合
昨日午後7時頃、大阪発高知行きの全日空1624便・ボンバルディアDHC8-400型機で滑走路に向かおうとしたところ、エンジン故障を示しランプが点灯しました。電気系統の故障だったとの事ですが、修理のため、乗客は予備の同型機に乗り換え30分遅れで出発しました。
@釧路空港に犬が侵入・函館行きが30分遅れる
昨日午前10時頃、釧路空港に7匹の犬が侵入しこれを空港外に追い出すために離陸に向かっていた北海道エアシステム2780便函館行きが30分遅れました。
*7月30日
@成田空港会社のページに「成田空港運用状況(平成17年6月分)」、「第1旅客ターミナルビル第4サテライト43番ゲート供用について」が載っていました。
@「3日に出さないと時機を失する」と副知事
千葉県の白戸副知事は昨日、北伸についての地元の意見書提出について「国土交通大臣が3日にも正式決定すると聞いている。従って、3日に千葉県としての態度を表明しないと時機を失する事になる。」と述べました。
【コメント】「これは何なんだ?」と言うのが正直な気持ちです。「国が被害を被る住民の意見を十分聞いてくれる」のではなく、「国の定めた期日に間に合わせるために、千葉県が必死になって意見をまとめる」と言う構図になっています。国の高圧的な姿勢が目につきます。決定が半月遅れたからと言って特別な支障があるとは思えないのですが。
@夏休みの海外旅行出発がピーク・成田空港
夏休みに海外へ出発する人たちが成田空港では今日ピークを迎えました。今日1日で5万700人が成田空港から出発します。夏休みの分散化が進み、8月下旬にもピークがあるとの事です。
@燃料タンクの改修を開始
成田国際空港株式会社は今月下旬から、開港前の1972年に完成したA滑走路西側の燃料タンク群(写真;05年2月23日)の内の2基について底板の改修工事を始めました。タンクの鉄製底板は劣化が進み厚さが半分に減っているところもあるそうです。100トンのタンクを18基のジャッキで1.3m持ち上げ、底板の張り替えを行うとの事です。来年2月に完成の予定です。
@明暗を分けた4〜6月期決算
企業の4〜6月期決算の発表が相次いでいますが、国内航空会社では全日空と日本航空が明暗を分けています。日本航空では燃料の高騰と、トラブルによる客離れで営業損益が320億円の赤字となりました。一方、全日空は旅客の増加と経費の削減で燃料高騰を吸収し、前年同期比33%増の117億円の黒字となりました。特に燃料費は日本航空が前年同期と比べて33%の増加になったのに対して、全日空は規定使用量の大半について燃料価格上昇リスクの回避策を講じていた事により同14%の増加にとどまりました。
@全日空がB-767-300ER型機3機を発注へ
全日空は昨日開いた取締役会でボーイング社に対してB-767-300ER型機の貨物専用型1機と旅客型2機の発注を了承しました。
@日航と全日空が大阪ー松山線を増便へ
日本航空は11月から大阪ー松山線を2往復増便して1日9往復とします。また、全日空も同線を1往復増便して1日7往復とします。同線の6月搭乗率は日本航空が55.6%,全日空が66.5%でした。
*7月29日
@「くうこうだより」2005夏号が送られてきました
成田国際空港株式会社から「くうこうだより」夏号が送られてきました。2・3面は「第2ターミナルビル見てある記」、4・5面が「空港の仕事・空港駅で光る女性たち」、6面が「発着回数300万回を突破!」・「イメージキャラクター愛称決定!」、7面が「空港周辺イベントカレンダー」でした。8面に新しいシリーズとして「AirLineFile」が登場し、今回はアメリカンエアラインでした。
@正式決定は来週3日以降に
昨日、国土交通省の岩村事務次官は記者会見で「7月末に住民説明会を予定しているところもあり、月内のとりまとめは難しい。」と述べて、北伸の正式決定が来週にずれ込む事が明らかになりました。明日は成田市の久住地区で、また、31日は下総町で住民説明会があります。更に、来月1日に周辺市町村の意向を取りまとめる「成田空港圏自治体連絡協議会」が予定され、2日には千葉県議会の全員協議会が予定されています。堂本千葉県知事は昨日、県の意向を国土交通大臣に伝える時期を「来週前半」と答えています。従って、正式決定は早くても来月3日以降になるようです。
@43番ゲートが8月4日から供用開始
整備が進められていた第1ターミナルの第4サテライト43番ゲートが完成し、8月4日から供用を開始する事が明らかになりました。
@日本航空が10月から成田ーサイパン線を運休
日本航空は今日、燃料の高騰により採算性が低くなった成田ーサイパン線など6路線を10月から運休する事を明らかにしました。運休するのはこの他に福岡ーホノルル・ソウル・香港,関西国際ーサイパン,中部国際ーグアムの各線です。なお、1日2便運航している関西国際ーホノルル線も1日1便に減便します。
*7月28日
@北伸の正式決定8月にずれ込みか
成田国際空港株式会社の黒野社長は昨日、「住民の同意を得る事が大事。入り口でこじれてはいけない。」と語り、「何時になるかは分からないが、北伸の正式決定は来週にずれ込むのではないかと思う。」との見通しを明らかにしました。
@成田空港課長が増便への交渉早期開始を表明
国土交通省の成田国際空港課長は昨日、「成田空港対策協議会」に北伸について説明し、その中で、騒音対策について「騒音への必要な対策は講じる。」とのべ、また、発着回数を年間20万回から22万回にするための地元との話し合いを「早期に始めたい。」とする意向を表明しました。発着回数は現在は約18万5000回になっています。
@大阪空港11市協が名称から「騒音」を外す事で合意
「大阪国際空港騒音対策委員会(11市協)」は昨日、事務担当者会議を開き協議会の名称から「騒音」を削除する事で合意しました。理由として、「騒音対策以外に環境整備や安全対策にも取り組んでいるので活動と名称が一致しなくなった。」としています。規約の改正も同時に行い活動項目に環境整備なども盛り込む事にしています。9月2日に予定されている総会で正式決定するとの事です。
【コメント】時代が変わったのでしょうか。あの、歴史的な「大阪空港騒音訴訟」も遠くなったと言う事でしょうか。どこでも起こっている事なのですが、騒音は飛行コース直下に限られる事から、空港の周りを網羅する組織では騒音の苦しみよりも、周辺対策などの経済的見返りを追求する事が多くなり、騒音に苦しむ人たちの意見が隅に追いやられてしまう傾向があるようです。住民運動は本当に騒音に苦しむ人たちで組織するようにしないといけない時期に来ているのかもしれませんね。
@神戸空港建設費返還訴訟が敗訴
神戸空港建設に神戸市が2003年までの5年間に支出した約310億円などの返還を求めた訴訟の控訴審判決が大阪高裁で昨日ありました。判決では「空港建設により経済効果も期待でき、需要予測も国のガイドラインに沿ったもの。既に3社が乗り入れを表明している。市長の判断が社会通念上妥当性を欠き、裁量権を逸脱しているとは認められない。」として、住民側の請求を退けました。全体的に、1審判決よりも後退しています。しかし、その中でも「市財政に悪影響を与える可能性もある。」と認めています。住民側は上訴を検討するとの事です。
@移転区域分断の町内会が全世帯の移転を要望・三沢市
青森県の三沢基地周辺にある浜三沢町内会は26日、鈴木三沢市長を訪れて基地に近い北側の約30世帯が移転対象区域に入り、南側の約170世帯が移転対象区域外になっているために集落が分断されて伝統行事なども出来なくなってしまう、として町内全世帯を移転対象区域に指定するよう国などに働きかけて欲しいと要望しました。
*7月27日
@成田市長が北伸決定の延期を要望
昨日、成田市で「成田空港圏自治体連絡協議会」が開かれ、北伸について協議しました。北伸については「やむ終えない」との判断が大勢で、(1)未買収地権者との交渉を継続、(2)充分な騒音対策をはじめとする周辺対策、(3)地元住民などへの十分な説明、などが協議会の意見として集約されましたが、30日に下総町住民への説明会がある事から、「成田空港圏自治体連絡協議会」としての最終的な意見集約は持ち越す事になりました。会議後、協議会会長である小林成田市長は「国土交通大臣が29日にも正式決定すると言う話もあるが、住民への説明も終わっていない段階では延期して欲しい。もし、29日に正式決定された場合には各首長を緊急に招集して国への対応策を講じるつもり。」と述べました。
@芝山町商工会が「北伸で2500m早期完成」を要望
成田空港の南側に位置し、全町のほとんどが騒音下に入っている芝山町の商工会は昨日、成田国際空港株式会社を訪れ黒野社長に「暫定平行滑走路北伸による2500m化早期完成を求める要望書」を手渡しました。また、今日は成田市商工会と富里町商工会が同様の要望書を黒野社長に提出する予定との事です。
【コメント】多分、成田空港周辺商工業者で組織し、「3000m以上の平行滑走路を作り,24時間空港にしろ」と言っている「成田空港対策協議会」が音頭をとっていると思われます。一応、騒音対策の充実などはうたっていますが、具体性はありません。あくまでも、自分たちの商売が優先のようです。
@インドから帰国の男性がコレラに感染
成田空港検疫所が発表したところでは24日にインドから成田空港に帰国した日本人男性からコレラ菌を検出したとの事です。この男性はインドを旅行中の21日から下痢などの症状があり、成田空港到着の際に検査を受けたものです。成田空港での旅行者からのコレラ菌の検出は今年に入って初めてとの事です。
@着陸やり直しで日本航空を提訴
水戸市の弁護士ら3人は今日、2001年4月27日の成田発韓国・釜山行きの日本航空957便が釜山の金海国際空港に着陸する際、一度は車輪を着地させたが管制官の許可を取っていなかったために再び上昇し着陸をやり直した事によって精神的ショックを受けたとして、600万円の損害賠償を求める訴えを水戸地裁に起こしました。弁護士らは「不祥事やトラブルが続く日本航空に警鐘の意味で提訴した。」と述べています。
@日航機が逆噴射できない機体で運航
日本航空が昨日明らかにしたところによりますと、24日午前7時57分頃に羽田から新千歳に到着した日本航空1001便・B-777-300型機で、着陸の際に速度を落とすための逆噴射が出来ないまま着陸したとの事です。幸い路面が乾いていたため、車輪のブレーキと空気抵抗を増すための補助翼操作で正常範囲で止まれたとの事です。原因はこの機体の塗装を行った「JAL航空機整備東京」が塗装する際に逆噴射が出来ないようにする安全ピンをつけて、塗装が終わった際に安全ピンを抜くのを忘れ、日本航空側も機体の引き渡しの際に確認しなかった事にあるとの事です。記者から「安全上大丈夫だったのか。」と質問された担当幹部は「安全上問題はなかった。」と答えたとの事です。国土交通省は文書で再発防止策を講ずるよう厳重に注意したとの事です。
【コメント】どうも日本航空の安全に対する感覚がマヒしているように思います。着陸直前に気づいたとの事ですから、止まれなくても降りるしかありません。ここで、ブレーキが故障したらどうなったのでしょうか。逆噴射装置が故障したのなら、どうしようもないのですが、今回は人為的なミスです。「こういう事があっても、補助翼と車輪ブレーキで止まれるから、大丈夫。」とする考え方があるとすれば、大きな事故につながるような気がするのですが。
@日本エアコミューター機が鹿児島に引き返す
昨日午後0時10分頃、鹿児島発与論行きの日本エアコミューター3821便・YS11型機が離陸直後に管制レーダーに高度や便名を通知する装置に不具合が出ました。同機は飛行しながら装置の復旧を試み、装置は復旧しましたが折り返し便の運航に支障があるとして奄美大島上空から引き返し、2時間20分後に無事鹿児島空港に着陸しました。
【コメント】これも「運航優先、安全二の次」の現れではないでしょうか。トラブル直後に引き返すべきではなかったのでしょうか。
@全日空機も中部国際空港に引き返す
昨日午後2時30分頃、中部国際空港発福岡行きの全日空1663便・ボンバルディアDHC8-400型機が離陸直後に車輪全部が格納できなくなるトラブルがありました。このため、同機はすぐに中部国際空港に引き返し、15分後に無事着陸しました。
*7月26日
@地元での説明会相次ぐ
成田空港の平行滑走路北伸問題を廻る動きが急になっています。今日の周辺市町村の首長会議を前に相次いで説明会が行われています。昨日は千葉県議会の総合企画水道常任委員会で知事や地元選出県議も出席し、国土交通省の井手審議官が北伸について説明しました。この中で、成田市選出の成尾県議は国土交通省が昨年暮れに北伸決定期限を提示した事について、期間が短すぎて地権者との話し合いが十分出来なかったとして、「国には誠意がない。現時点では反対せざるを得ない。」と述べました。また、成田市議会は異例の日曜日(24日)に会議を招集し説明を聞きましたが、「北伸はやむ終えない」とする意見が大勢を占めたものの、北側大臣が「騒音区域の見直しは必要ない。」と発言した事について強い批判が相次ぎました。さらに、暫定平行滑走路の北側になる下総町でも昨日、空港対策特別委員会が開かれ、国土交通省の成田空港事務所の担当者が説明を行いましたが、「滑走路が近づいて、飛行回数が年間3万回も増え、大型機も飛ぶのに騒音区域がそのままとはどういう事か。」と強い怒りが出され、「まずは被害を被る地元民に説明しろ。」と迫りました。また、昨日は住民団体の「成田空港騒音対策地域連絡協議会」にも説明が行われました。さらに、共生委員会にも説明が行われましたが、共生委員会としての態度決定は行いませんでした。しかし、成田空港南側の芝山町では議会に対する説明も行われないまま、今日の首長会議に臨む事になりました。南側は北伸では滑走路が近づく事はありませんが、飛行回数が増える事や大型機が飛行する事で騒音が増える事にかわりはないはずですが。
@台風7号は今のところ影響は少ない
台風7号の成田空港への影響ですが、国際線には今のところ大きな影響はないようですが、国内線ではアイベックスエアラインが成田空港ー新千歳・仙台・小松・広島の各線の1往復、計8便の欠航を決めています。
@私鉄の羽田空港ー成田空港間に新割引運賃
成田空港に乗り入れている京成電鉄・京浜急行・都営地下鉄は8月24日から羽田空港ー成田空港間の運賃を90円安くする新割引運賃を導入すると発表しました。
@スカイマークが関空ー羽田線の運賃を20%引き下げへ
スカイマークは昨日、関西国際空港ー羽田空港線の運賃を10月1日から20%引き下げて現行の16500円から12800円にすると発表しました。これは、低迷する搭乗率を新幹線よりも安くして引き上げる狙いがあります。スカイマークの現行料金でも競合する日本航空や全日空よりも安いのですが、知名度が低く搭乗率が30%程度と低迷しているとの事です。年末年始や3月末の繁忙期料金も18500円から14800円に引き下げます。
@昨日からビザの発給を中国全土に拡大
国土交通省は昨日から、中国でのビザの発給を全土に広げました。これにより、中国からの観光客を大幅に増加させる狙いです。中国からの観光客は昨年は約62万人でしたが、今年の1〜5月期は昨年同期比で10%増になっています。日本から中国への観光客は反日デモの関係で減少していますが、中国から日本への観光客は逆に増えています。
*7月25日
@航空機騒音の環境基準改定は2008年度に
今日の「日刊航空」の電子板(見出しのみ)によりますと、環境省は自動車の騒音を除く騒音の環境基準見直しを進めていますが、これを2008年度に行うとの事です。環境省のページを調べたのですが、この件に関しての発表はなかったようです。「日刊航空」の独自取材によるものかもしれません。本文が読めないので、分からないのですが。
@ホンダジェットがアメリカで28日に公開
自動車メーカーのホンダがエンジンから機体まで独自に開発した小型ジェット機が28日、アメリカのウィスコンシン州で開かれる展示会で初めて一般公開される事になりました。このジェット機は6〜7人乗りで同規模の小型ジェット機よりも速度で10%、燃費で40%性能が向上しているとの事です。主翼の上に2基のエンジンを置く独自の形態をしています。既に150時間の試験飛行をしています。
*7月24日
@日航機が与圧装置故障で緊急降下
昨日午後8時15分頃,和歌山県上空を飛行中の羽田発徳島行き日本航空1439便・A300-600R型機で与圧装置が故障して機内の気圧が急激に下がりました。このため,同機は酸素マスクを降ろして、8200mから3000mに急降下して飛行を続け,8時30分頃,徳島空港に緊急着陸しました。乗客3人が耳の痛みを訴えましたが,そのまま帰宅したとの事です。この機体は羽田空港出発前に、2系統ある与圧装置の内,1系統が故障しているのが見つかりましたが,日本航空の社内規定では1系統が正常であれば運航して良い事になっているとの事で,そのまま離陸したとの事です。
【コメント】与圧装置ですから,今回のように緊急降下すれば何とかなると言う事で運航OKと言う事にしてあるのでしょうが、何となく怖いですね。乗客としては、故障が何時起こるか分からないにしても、離陸する前には全てが万全であって欲しいと思うのではないでしょうか。この社内規定は「運航優先」、「安全軽視」には当たらないのでしょうか。
*7月23日
@千葉県議会の委員会説明を25日に
21日の北側大臣の説明を受けて,千葉県では25日に総合企画・水道常任委員会の臨時協議会を開き,国土交通省の担当者から説明を受ける事になりました。
【コメント】しかし,千葉県も何でこんなに慌ただしく事を進めようとするのでしょうか。26日には周辺市町村の首長を集めて意見を取りまとめると言うのですが,これでは、周辺市町村にしても,大慌てで来週月曜日に会議を開き態度を決めなければなりません。これで、良いのでしょうか。住民に取って、今後何十年にも渡る、将来を決めかねないこんな大事な問題なのに・・・。地元の住民の意見を良く聞くには、最低,10日や半月は必要と思うのですが、どうでしょうか。
@強い地震で一時滑走路を閉鎖・成田空港
今日午後4時35分に関東地方を襲った強い地震で,成田空港では直ちに滑走路を閉鎖して点検を行いましたが,異常がなかった事から午後4時49分に閉鎖を解除しました。
@成田エクスプレスが年内に全面禁煙に
JR東日本は昨日,年内に成田エクスプレスを全車両禁煙にすると発表しました。
@羽田空港に若い女性がフェンス乗り越え侵入
昨夜,羽田空港の国際線ターミナル近くで20代ぐらいの女性がフェンス(約3m)を乗り越え敷地内に侵入しました。幸い、警備員が発見して取り押さえ,警察に引き渡しました。女性は下半身下着姿で,乗り越えた際,内側に転落し軽い怪我を負ったそうです。警察で事情を聞いています。
@全日空機がオイル漏れで欠航・高知空港
昨日午前10時45分頃,高知発羽田行きの全日空564便・A321型機が出発前の点検で左エンジン付近からオイルが漏れているのを発見されました。このため,同便は欠航となりました。
@日本貨物航空が燃油サーチャージャーの値上げを申請
日本貨物航空は昨日,燃油サーチャージャーを現行の1KGあたり36円から42円に引き上げる申請を国土交通省に出したと発表しました。認可されれば,9月1日から実施するとの事です。5月にも30円から36円に値上げしたばかりです。
*7月22日
@「基本的に理解してもらった」と北側大臣
北側国土交通大臣は昨日夕方、千葉県庁を訪れ堂本知事と周辺9市町村の首長と会談し、暫定平行滑走路北伸について説明し理解を求めました。会談を終えた北側大臣は「北伸について基本的に理解していただいたと思う。」と述べ、堂本知事は「北伸が苦渋の決断だったと言う事は理解したが、今回は説明を聞いただけ。今後、どのように対応するか周辺市町村と相談し、大臣に回答したい。」と述べました。千葉県は26日に周辺市町村との会合を開き、対応を協議して今月中にも回答する予定との事です。会談では首長たちから「騒音対策を拡充して欲しい。」、「南側地権者との交渉の道は閉ざさないで欲しい。」などの意見は出たそうですが、「北伸には賛成できない。」などの意見は全くなかったとの事です。また、会談後に記者から騒音区域の見直しについて質問された北側大臣は「現時点での見通しでは、区域の見直しは必要ないと聞いている。」と答えたとの事です。
@夏休みの国際線予約は5.4%減
国内航空会社のまとめによりますと、この夏休み(7月22日〜8月21日)に国際線を予約した人は82万6200人で割くネニョリ5.4%少なくなっているとの事です。特に、反日デモのあった中国が大幅に減っており,スマトラ沖地震からの復興途中である東南アジア方面が少ないとの事です。これに反して,ハワイが増えているとの事です。
@国内線運賃の値上げを検討へ
国内航空各社は原油高による燃料高騰によって収益が悪化しているとして,国内線の運賃を値上げする方向で検討に入っているとの事です。
*7月21日
@久住地区が成田空港会社に抗議
昨日成田市に北伸反対を申し入れた久住地区は今日の午後、成田国際空港株式会社を訪れて「暫定平行滑走路の北伸には納得できない。」と申し入れました。「久住地区空港対策委員会」の松島会長は千葉日報の取材に対して、「これは要望でなく抗議だ。北伸は認められない。本来計画を進めるべきだ。」と述べたとの事です。
@成田空港会社が成田市議会の特別委員会で経過説明
今日成田市議会は空港対策特別委員会を開き、成田国際空港株式会社から北伸に至る経過についての報告を受ける事になりました。なお、国土交通省の成田国際空港課長は昨日、成田市を訪れ関係当局に説明をしました。
@日航が安全諮問委員会の座長に柳田邦男氏
日本航空は昨日、国土交通省の指導で設置する事になった外部有識者による諮問委員会「安全アドバイザーグループ」の座長を評論家の柳田邦男氏に委嘱する事発表しました。
@大韓航空操縦士労組も明日からストの可能性
韓国のアシアナ航空のストライキはまだ続いていますが、大韓航空の操縦士労組も明日からストライキに入る可能性があるとの事で、実施されますと韓国便の運航がかなり乱れる事が予想されます。
@米のアメリカンとコンチネンタルが黒字に
それぞれの会社が発表した4〜6月期の決算によりますと、アメリカン航空とコンチネンタル航空は旅行客の増加で黒字を確保しました。アメリカン航空は昨年同期の10倍の利益を上げ、コンチネンタル航空は昨年同期の2800万ドルの赤字から1億ドルの黒字になりました。夏前の旅行客の増加と人件費の削減が原油高による燃料費の増加を吸収した形です。しかし、両社とも通期では赤字になるとしており、アメリカン航空は運賃の値上げを示唆しました。確かに、イギリスでの同時テロなどの影響も心配されます。
@まるで映画・空港内で13ヶ月暮らす
ケニア系イギリス人のシャーさんはケニアの空港で13ヶ月生活し、このほど、めでたくイギリスの市民権が与えられパスポートも発行されて空港から出る事が出来ました。事の起こりは、シャーさんがイギリスで生活しようとイギリスに着いたところ所持金不足で入国を拒否されて、強制送還された事でした。ところが、シャーさんはケニアを出国する際にケニアの国籍を返上していましたので、ケニア国内に入る事が出来ず、空港内で暮らす事になったとの事です。食事をどうしたのかは書いてありませんでしたが、空港のラウンジで寝て、トイレで体を洗い13ヶ月生活したとの事です。
*7月20日
@暫定平行滑走路北側住民が北伸案反対表明
暫定平行滑走路の北側に位置する成田市久住地区の住民代表は昨日、成田市役所を訪れ小林市長に対して「北伸の決定は住民不在で、一方的に決められた。」として反対の意向を伝えました。会談の中で、住民は「地元への説明もなく決めるやり方は暫定平行滑走路の場合と全く同じで許しがたい。」、「暫定平行滑走路南側の地権者を残すべきではない。」と述べました。小林市長は「皆さんの意向は国土交通省や成田国際空港株式会社に十分に伝える。」と述べました。
@成田空港会社が10市町村を訪問し協力を要請
成田国際空港株式会社は昨日、黒野社長らが成田空港周辺10市町村を訪れ、「平行滑走路北伸の数々の課題について相談に乗っていただきたい。」と協力を要請しました。また、黒野社長は昨日、成田国際空港株式会社の社員を集めて、「これ以上の遅延は許されない。しかし、用地交渉への道を閉ざすものではない。」と訓示しました。なお、国土交通省は明日、北側大臣らが千葉県の堂本知事と地元首長にあって協力を要請する方向で最終調整をしているとの事です。
@福島駅と成田空港を結ぶ高速バスを申請・福島交通
福島交通は昨日、JR福島駅と成田空港を結ぶ高速バス路線を国土交通省に申請した事を明らかにしました。千葉交通との共同運行とし、1日4往復運行する予定です。許可が降りれば、10月14日から運行を開始します。始発便はJR福島駅発午前1時50分、成田空港着午前7時10分となります。料金は片道7000円との事です。
@佐渡空港の滑走路延長計画が全面見直しに
新潟県は890mの滑走路を2000mの滑走路にすると言う佐渡空港の拡張計画を全面的に見直す事を昨日開かれた「佐渡新航空路開設促進協議会」で明らかにしました。11月までに結論を出したい、としています。99人の地権者のうち9人の同意が得られていないためとの事です。採算面や工事費の事もあるようです。
@タイ航空機が中部国際空港に引き返す
今日午前10時40分頃、中部国際空港発バンコク行きのタイ航空645便・A330-300型機が離陸直後に客室の与圧装置が故障して中部国際空港に引き返しました。同機は与圧装置を修理して午後0時45分にバンコクに向け出発しました。
@日航機が燃料漏れで2便欠航・福島空港
今日午前9時50分頃、福島空港で福島発関西国際空港行きの日本航空2632便の左エンジン付近から燃料が漏れているのが発見されました。このため、同便は欠航となり、乗客は大阪空港行きに乗り換えて出発しました。同じ機体を使う予定の関西国際空港発福島行きも欠航となりました。
@JRC200型機の主翼防氷装置パイプにひび
ジェイエアは運航しているボンバルディアJRC200型機で6機の内の2機に主翼の防氷装置パイプにひびが見つかった事を明らかにしました。これは、同型機で同じ故障が見られるとカナダ航空当局から連絡があった事を受けての点検で見つかったものです。この点検修理のため、12〜19日の間、新潟ー名古屋線の10便が欠航しました。なお、同型機を運航しているアイベックスエアラインの2機には異常はなかったとの事です。
*7月19日
@今日、午後10時からテレビ東京の「ガイアの夜明け」で「大空の覇権争い!王者ボーイングVSエアバス」が放映されます。
@覚醒剤密輸容疑のカナダ人女性に無罪判決
昨年6月にカナダ人男性(覚醒剤密輸で有罪)と共に成田空港から覚醒剤を持ち込もうとして覚醒剤等取締法違反の罪に問われたカナダ人女性に対して、千葉地裁は今日、無罪判決を言い渡しました。判決では、「女性はカナダ人男性からサフランをコーヒーとして持ち込むと言われ、前日にはサフランの実物を見せられてそれを信じて覚醒剤とはしらなかった。」としています。
@エールフランスがお盆時期に貨物便を運休に
エールフランスはお盆の時期の8月12日、13日、17日に成田ーパリ線の貨物便エールフランス6701便を運休すると発表しました。
@羽田空港第2ターミナルに「爆発物」と書かれた不審物放置
今日午前11時半頃、羽田空港第2ターミナル地下の京浜急行「羽田空港駅」の改札口脇トイレに、「爆発物」と印字した紙片を貼り付けた円筒形物体が放置されているのを清掃員が見つけました。通報を受けた警察が爆発物処理班を動員し調べたところ、中身はスプレー缶のようなもので爆発物ではありませんでした。このため、約1時間後に立ち入り制限を解除しました。悪質ないたずらと見られています。
@新種子島空港の開港が来年3月16日に
新種子島空港の開港が来年3月16日と決定しました。現在よりも500m長い2000m滑走路になり、小型ジェット機が就航できるようになります。
@ニューシーランド航空が48時間ストに突入
ニュージーランド航空の客室乗務員組合は待遇の改善を求めて、18日から48時間ストライキに突入しました。アジア路線を中心に85便が影響を受けるとのことで、日本発着便にも影響が出ているとのことです。なお、解決しない場合は21日と24日にも48時間ストライキを予定しているとのことです。
@ボーイング社がB-737-900ER開発を決定
ボーイング社は18日、インドネシアのライオンエアからの確定発注があったことからB-737-900ER型機の開発を正式に決定したと発表しました。この機体は従来の900型機と大きさは同じですが、圧力隔壁を平面化することにより、非常脱出口を2カ所増設し、座席数を最大で26席増やして215席にするが、航続距離は変わらないとのことです。
*7月18日
@ギニアで国内線が墜落・55人全員が死亡
16日、アフリカ中部の赤道ギニアの首都マラボ近くで国内線の旅客機が墜落し、乗員・乗客55人全員が死亡しました。墜落したのはマラボからバータに向かった地元航空機のアントノフ32型機で離陸直後に消息を絶ちました。原因は今のところ分かっていません。
@韓国のアシアナ航空が無期限ストに突入
韓国のアシアナ航空の運航乗務員組合は勤務条件などを廻って、17日の正午から無期限のストライキに突入しました。アシアナ航空によりますと、今日は国内線の37%が欠航する予定ですが、国際線は通常運航になるとの事です。しかし、ストライキが長引いた場合、国際線にも影響が出てくる事になるとの事です。
*7月17日
@成田空港の需要は本当に右肩上がりか?
暫定平行滑走路の北への再延長が確定しましたが、これに関してマスコミに「1日も早く2500m化して、アジアの空港間競争に勝たなければ・・・」と言うような論調が見かけられます。安全上からは2500m化は確かに必要と思います。しかし、アジアの入り口としての空港の機能はいずれ頭打ちになります。このところの成田空港の運用状況を見てもこの傾向が出てきたように思います。これは、航空機の航続距離が伸びてきますので、北米から中国やアジアに直行する航空機が増えると思われるからです。この点から、成田空港の航空需要はもう一度見直した方が良いのではないでしょうか。確かに,今は乗り入れを希望する国が37カ国あり、中国との航空交渉も成田空港への乗り入れで暗礁に乗り上げています。しかし、これが、成田空港の機能の充実と直接結びつくのでしょうか。滑走路が完成し、発着枠が拡大したとしても、37カ国が乗り入れを希望していると言って、37カ国全てがすぐに乗り入れるとは限りません。それぞれの国の事情もありますし、「とりあえず、手を挙げて、権利だけは確保しよう。」と言う国もあるはずです。「滑走路が出来れば、どんどん航空機は飛んでくる。」と言うのは幻想のような気がします。空港の需要はその国の経済活動(観光も含めて)が大きな要素になります。外国の人たちが「訪れてみたい。」と言う国に、または、「どうしても行かなければならない。」国になる事が空港需要の要素と思うのです。この点から、国土交通省が示しているような我が国の航空需要はもう一度検討し直す必要があるのではないでしょうか。
@スカイマークのシステム障害で数十人が羽田で夜明かし
15日の夕方、羽田空港のスカイマークの予約・搭乗手続きを行うコンピューターシステムに障害に発生し手続きが異常に遅くなりました。このため、午後5時55分羽田発鹿児島行きの便の搭乗手続きが遅くなり、鹿児島空港の運用時間の午後10時前の到着が不可能になり、この便は欠航となりました。約200人の乗客の多くは他社の便に振り替えて鹿児島に向かいましたが、数十人は乗り切れずに、羽田空港のロビーで夜を明かすはめになりました。
*7月16日
@北伸正式決定へ
昨日の夕方から行われた北側大臣と黒野社長との会談で暫定平行滑走路の北への再延伸が事実上決定しました。北側大臣は会談後に記者団に対して、「苦渋の決断だ。地権者との話し合いの道を閉ざすものではない。」と語り、黒野社長は「4戸との話し合いが出来るかどうか、もう一度、意向を聞いてみないと何とも言えない。」と早期の話し合い再開に慎重な見方を示し、自身の責任問題について「今、悩んでいる。」と述べました。また、東峰地区の住民は一様に反発し、「社長の謝罪は何だったのか。裏切りだ。」、「話し合う余地はなくなった。」と述べたとの事です。最大地権者の男性は「今さら驚きはしない。今後の空港会社の努力を見たい。」と話したとの事です。また、暫定平行滑走路北側で飛行コース直下になる下総町高倉地区のある住民は「ジャンボが飛び始めたら、もうここでは暮らしていけない。」と不安をあらわにしました。小林成田市長は「国としてはやむ終えない選択だったと思うが、地元としては今後も地権者との話し合いは努力する。」と述べました。
@南から東を迂回する誘導路を新設か
今日の東京新聞によりますと、国土交通省と成田国際空港株式会社は暫定平行滑走路を北に延ばした場合、現在の誘導路出入り口では狭くて大型機の通過が厳しいため、既に出来ている南側の平行滑走路部分から未買収地を迂回して東側に幅の広い誘導路を建設する案を考えているとの事です。しかし、この案では平行滑走路とターミナルの距離が長くなる事や、南に離陸するために平行滑走路の北端に行く時と、南から着陸した時には平行滑走路の南端部分を横断しなければならず安全上の懸念があるとの事です。また、どう見ても未買収地の一部にかかると思われますので、本当に出来るかどうか疑問です。
@住民側の請求を退ける判決
成田空港の2期工事区域(平行滑走路用地)内の住民や周辺住民が騒音被害や用地取得の違法性を理由に2期工事差し止めなどを求めていた訴訟の判決が昨日千葉地裁でありました。裁判長は国や当時の空港公団が夜間飛行の制限や防音堤などの対策を行っており、「成田空港の高い公共性を考慮すれば、原告等が受ける騒音被害は社会生活上の受忍限度を超えているとは言えない。」として、原告側の請求を棄却する判決を言い渡しました。
@指名手配の男性に逃げられる
10日夜、フィリピン航空機で成田空港に帰国した男性が窃盗容疑で指名手配中の犯人である事を突き止めた入国審査官がこの男性を任意で入国管理事務所の前まで同行し、警察に通報しましたが、警察官が到着するまでの間に逃げられてしまう事態になりました。男は制限区域内の貨物地区のフェンスを乗り越えて空港外に逃走した形跡が見つかりました。入国審査官が男の逃走に気づいてから成田国際空港株式会社の警備センターに通報するまでに25分もかかりました。なお、入国管理事務所では外国人は拘束できますが、日本人を拘束する権限はないとの事で、警官が常駐するシステムが必要としています。
@DHC8-400の煙事故はエンジン部品の欠損
先月17日に起こった全日空1609便の機内に煙状のエンジンオイルが噴き出した事故はエンジンの部品の一部が欠損していた事が原因と分かりました。このため、国土交通省が同型機の点検を指示したところ全日空グループで7機中3機、日本航空グループで4機中2機に同様の欠損が見つかりました。このため、今日、同型機で運航する予定だった便のうち、14便が欠航になりました。
@いよいよ人から人への感染か?鳥インフルエンザ
インドネシアの保健大臣は15日、ジャカルタで38歳の会計検査院の男性とその9歳と1歳の娘が鳥インフルエンザの疑いがきわめて濃い症状で死亡したと発表しました。「3人は家禽類と接触した形跡はなく、人から人への感染による可能性がある。」としています。ただし、検査中で鳥インフルエンザと確定はしていません。
@日航社長が不採算路線の大胆な見直しを強調
日本航空の新町社長は昨日、10月からの国際線路線計画について「低収益路線は聖域のない見直しを加速させる。」と述べ、グアムなどリゾート地への格安パックツアーなどを見直す考えを重ねて明らかにしました。リゾート路線の運休やチャーター便への振替などが見直しのテーブルにあがっているとの事です。これは、地方空港などから、リゾート路線の維持を求める要請が相次いでいる事に対して、改めて方針の維持を明らかにしたものと見られています。
@神戸空港の日航路線が固まる
日本航空は昨日、開港する神戸空港の国内定期便の概要を明らかにしました。それによりますと、羽田・新千歳・那覇・仙台・熊本・鹿児島の6路線に1日10往復を運行するとの事です。
*7月15日
@今日、北側大臣と黒野社長が会談・北伸決定へ
北側国土交通大臣と黒野成田国際空港株式会社社長が会談を行い、黒野社長は地権者との交渉に進展が見られない事から、「平行滑走路を本来計画とは逆の北に延ばして2500m化せざるを得ない。」と報告する模様です。国土交通省はこれを受けて、千葉県・成田市など地元自治体・周辺団体に説明して、理解が得られれば今月中にも正式決定し、成田国際空港株式会社に伝える予定との事です。
@苫小牧市のコース直下町内会が北海道との協議再開を拒否
新千歳空港の滑走路延長合意を白紙撤回して北海道との協議を拒否している滑走路延長線直下に当たる苫小牧市植草町内会連合会は昨日、エアカーゴ対策委員会を開き、道が打診していた地域協議会の再開を拒否する方針を決めました。第2ターミナルビルの苫小牧市地域内への建設を道が撤回して、地元へのメリットが見いだせない事から、騒音の増大を懸念して滑走路の延長そのものに反対する意見が大勢を占めました。これにより、道が目指していた7・8月の協議会再開が不可能になり、来年度予算要求に合わせた協議会開催は出来なくなりました。
@デルタ航空が最高運賃を100ドル値上げ
アメリカのデルタ航空は14日、燃料の高騰を受けて国内線のもっとも高い運賃の上限を499ドルから599ドルへ直ちに値上げすると発表しました。他社も追随する見込みです。デルタ航空はノースウエスト航空とともに連邦破産法11条の適用申請が懸念されています。デルタ航空の株は6月7日以来16%下落しており、ノースウエスト航空の株は同28%下落しています。航空会社全体ではこの間,平均8%の下落にとどまっています。
*7月14日
@自衛隊輸送機と小型機が30〜60mのニアミス
12日午後3時35分頃、東京都東久留米市の上空約900mを飛行中の航空自衛隊C1輸送機が民間小型機と高度差30〜60mのニアミスをしたと輸送機の機長が国土交通省に届け出ました。入間基地の管制官がニアミスの1分前にレーダーで小型機を確認し輸送機に通報しました。輸送機は左上方から接近する民間機を確認し下方に回避しましたが、小型機はほぼ真上の30〜60mを通過しました。当時は雲が多く視界は良くなかったそうです。国土交通省は重大インシデントとして調査官2人を派遣しました。
@日航機のゴミ箱から煙・消し止め無事
昨日午後7時頃、秋田発大阪行きの日本航空2178便・MD87型機が愛知県上空を飛行中、トイレのゴミ箱から煙が出ているのを客室乗務員が見つけました。直ちに、消火器で消し止め大事には至りませんでした。同機はそのまま飛行を続け7時40分頃無事に大阪空港に着陸しました。「人為的な原因の可能性が大きい。」との事です。
@三沢基地町内連合会が曲技飛行訓練中止など要請
三沢基地周辺町内会連合会は昨日、三沢市と同議会に対して戦闘機の騒音に伴う集団移転の早期完成など11項目の要望を盛り込んだ陳情書を提出しました。(1)米軍の曲技飛行チームの訓練の中止、(2)テレビやラジオへの電波障害対策、(3)三沢防衛事務所の施設局への昇格、などを重点項目にしています。
@日航が国際貨物のサーチャージャーを値上げへ
日本航空は国際線貨物の燃油サーチャージャーを現行の1Kg当たり36円から42円に値上げする検討に入りました。国土交通省の許可が得られれば9月中にも値上げしたい意向です。これで燃油サーチャージャーの値上げは2004年以降5回目になります。
*7月13日
@昨日はコンピューターのご機嫌が悪くなり、更新できませんでした。
@「北伸決定でも、話し合いは続ける」と黒野社長
成田国際空港株式会社の黒野社長は11日、毎日新聞の取材に対して、近く国土交通省の北側大臣に「平行滑走路の北への再延伸を具申する」との考えを明らかにしましたが、北への再延伸が決定しても東峰地区住民との話し合いを続ける考えを明らかにしたとのことです。また、「北伸が決まれば、交渉期限にとらわれずに話し合いができる。時間はかかるかもしれないが地権者の協力を得られる可能性もある。その場合、計画決定後でも、北伸の中止、白紙撤回は有力な選択肢となる。」と述べたとのことです。なお、黒野社長と北側国土交通大臣との会談は15日で調整しているようです。
@「もっと前から出てくればいいのに」と国土交通省
昨日の東京新聞によりますと、千葉県の堂本知事が地権者を訪問したことに対し国土交通省関係者が「今さら出てこられても。それならもっと前から出てくればいいのに」と言ったそうです。また、航空業界関係者からは「何もしないのに、羽田の国際化に横やりを入れてもらいたくない」と批判したとも出ていました。
【コメント】この考えはどうかと思います。前にも一度書きましたが、千葉県が用地交渉に乗り出したことがあり、これについて、当時の空港公団から「複雑になるので控えてほしい。」との要請があった為ですから、空港公団を管理・監督していた国土交通省が言うべき事ではありません。また、“航空関係者”と言うのが誰か分かりませんが、騒音被害を被る千葉県が騒音の激しくなる羽田空港再拡張や国際化に意見を言うのは当たり前のことです。成田空港周辺の問題で言えば、環境基準の達成率が40%前後で改善しない現状をこの“航空関係者”はどう見ているのでしょうか。成田空港の便数を半減させるなどの対策を取れば環境基準の達成率を100%に出来るはずです。しかし、日本の、そして、成田空港の置かれた現状を考えて周辺住民はこのような要求を控えて我慢しているのです。このところを考えてほしいのです。
@夏季シーズンの利用者は微増・成田空港
成田国際空港株式会社は11日、今年の夏の旅行シーズン(7月15日〜8月31日)に成田空港から出入国する旅客が前年同期比で0.5%増の391万5800人になると見込まれると発表しました。出発のピークは7月30日で5万700人、到着のピークは8月20日で5万1900人と見込まれています。お盆のシーズンに集中するのではなく分散化が進んでいるとのことです。
@静岡空港反対派地権者などが強制収用認定取り消し求め提訴
国土交通省が静岡空港の建設工事に対して強制収用の事業認定を行ったことに対して反対派地権者ら50人は昨日、国土交通省大臣を相手取って事業認定の取り消しを求める行政訴訟を静岡地裁に起こしました。訴状によると、(1)静岡県は財政力や民主的手法などで事業能力に欠ける、(2)需要予測は非現実的で採算確保は困難、(3)県民の合意がなく土地収用法の求める高度の公益性がない、としています。
@日本郵船が日本貨物航空を子会社に
日本郵船は昨日、全日空の持っている日本貨物航空の全株式を買い取り株の55%を確保して子会社にすると発表しました。陸上輸送とともに航空輸送を本格化し自社の航空輸送網を確保するねらいとのことです。
*7月11日
@成田国際空港会社のページに「 ワンデイ・サマースクール 」、「 シャトルシステムの運転方法を変更します」、「 第1旅客ターミナルビルから第2旅客ターミナルビルへの乗り継ぎがスムーズになります」が載っていました。
@千葉県知事や成田市長も最大地権者を訪問・不調に
今日午前中に堂本千葉県知事や小林成田市長などが東峰地区の最大地権者宅を訪問し用地交渉についての協力を要請しました。しかし、最大地権者は「期限の限られた話し合いには応じられない。」と要請を断りました。また、岩崎航空局長も昨日と今日に分けて地権者らを訪問しましたが、反応は厳しく交渉の糸口は見つけられませんでした。これにより、国はいよいよ再北伸を決断することになるようです。国土交通省は今週にも成田国際空港会社の黒野社長から報告を受けるとしています。
@操縦室窓にひびで目的地変更・日航機
昨日午後1時10分頃、関西国際空港発函館行き日本航空2541便・B-737-400型機が富山県の黒部峡谷上空を飛行中に操縦室の窓ガラスにひびが入りました。このため、同機は目的地を中部国際空港に変更して午後1時30分頃無事着陸しました。
*7月10日
@2500m滑走路の是非を話し合う場の設置提案
今日の読売新聞によりますと、成田国際空港会社の黒野社長は昨日、東峰地区住民に対して用地問題の前提となる2500m滑走路の是非について話し合う場を設置するように提案したそうです。その上で、この話し合いの場が今月中旬までにセットできない場合は本来計画を断念して「北側への再延伸」を決断せざるを得ず、国土交通大臣にその旨申し出る方針を明らかにしたとのことです。
【コメント】どうも、この動きはよくわかりません。周辺住民の中には「国土交通省は用地問題が長引き、北伸案を一度決断した後で、東峰地区の用地問題が解決することを願っているのではないか。狙いはA滑走路と同じように使える3500m級の平行滑走路にあるのではないのか。」と言っている人もいます。そのためには、今、成田国際空港会社が行っている話し合いが簡単に解決したのでは困ることになります。
*7月9日
@米のUPAが成田ー上海貨物便を週6便運航へ
アメリカの貨物専用航空会社ユナイテッド・パーセル・サービスは昨日、明日から成田空港と関西国際空港からそれぞれ週6便の上海行き貨物便を運航すると発表しました。米中航空交渉で得た12便の枠をすべて日本経由で運航することで対応したとのことです。使用機材はB-767型機になります。
@米の大手がロンドン行きの航空券に延期措置
ロンドンでの多発テロを受けてアメリカ航空会社の大手であるコンチネンタル・アメリカン・ユナイテッドなどはロンドン行きの航空券を手数料や追加料金なしで搭乗の延期を認める措置を発表しました。今月末までの延期を認めるとのことです。
@日航が高松ー仙台線を季節限定運航へ
日本航空は運休中だった高松ー仙台線を9月から11月末まで火・金・日曜の週3日で運航すると国土交通省に申請しました。
*7月8日
@「経営環境悪化なら利用者転嫁もやむ終えない」岩村次官
国土交通省の岩村次官は昨日の記者会見で、原油高が現状の水準で今後1年間続いた場合、日本航空と全日空で燃料コストが1300億円増加するとの見通しを示し、「経費削減など自助努力を行っても経営が成り立たなくなる場合には、利用者への転嫁もやむ終えない。」と語り、運賃の値上げを容認する姿勢を明らかにしました。
【コメント】確か、燃油サーチャージャーを数回行って、既に値上げは行われているはずですが。政府が値上げを公認しても良いのでしょうか。岩村次官は前回の記者会見で経団連の天下り自粛要請を批判していましたね。関係あるとは思いませんが。
@全日空の社長が警察優先の事故調査に疑問表明
全日空の山元社長は昨日、航空機事故やトラブルの調査に関して、現在の警察が真っ先に事情聴取に入る方式に疑問を表明しました。事故原因の究明を行うには国土交通省の事故調査委員会が優先的に調査を実施すべきというものです。
【コメント】確かに、警察の調査は原因がどこにあるかを追求し、責任を問うためのものですから、当事者が本当のことを言いたがらなくなるという側面があります。「原因究明のためには当事者に免責を与えよ。その方が以後の事故を防いで、結果的に犠牲者を少なくする。」との議論がありますが、他の交通関係事故の場合は警察優先になっています。このこととの不公平をどう解釈したら良いのでしょうか。色々の方が、この問題を取り上げていますが、この不公平について取り上げた論旨を見たことがないのです。それと、事故調中心とするのであれば、現在のような国土交通省の中の一機関としての事故調査委員会でなく、完全に独立した組織にして、人員的にも十分な調査ができるような機関にしなければならないと思います。
@今日のロンドン行きは平常運航
昨日イギリスのロンドンで起こった同時多発テロへの対応ですが、日本航空と全日空のロンドン行きはともに平常運航を行ったとのことです。今日、ロンドンから成田空港に着いた乗客たちは一応にショックを受けていたとのことです。
*7月7日
@NWの貨物機が乗員の腹痛で成田に臨時着陸
昨日午前9時50分頃、能登半島上空を飛行中のアンカレッジ発上海行きのノースウエスト航空913便・B-747貨物機で3人の乗員のうち航空機関士が腹痛を訴えたため、同機は成田空港に臨時着陸を要請し、10時50分に着陸しました。同機は航空機関士を交代して午後1時過ぎに上海に向け離陸しました。
@アイベックスの成田路線が好調
アイベックスが発表した6月の実績によりますと、成田関係路線が好調に推移し成田ー仙台線は搭乗率75%に達しています。他の成田関係路線もおおむね65%程度になっています。なお、成田関係路線は全日空との共同運航となっています。
@関空の閉鎖中誘導路への進入が相次ぐ
関西国際空港では23時から翌朝5時30分まで個別に誘導路を閉鎖して補修工事を行っていますが、この閉鎖中の誘導路に航空機が進入するケースが5月21日と5月30日におこりました。幸い、補修車両はなく接触はありませんでしたが、国土交通省の関西国際空港事務所は防止策を立てて、周知徹底をはかっているとのことです。外国ではこの閉鎖情報が入手できないとのことです。
@関空の3時間発着枠規制を撤廃へ
国土交通省は国際航空運送協会(IATA)の要請を受けて、関西国際空港の3時間当たりの発着枠を81回に制限している規制を10月末で撤廃する方針を固めました。1時間当たり30回の規制は残りますが、これにより1日60回の増加が可能になります。当面、午前9時から11時の時間帯の発着枠が増えるものとみられます。
@能登空港が2年目も搭乗率を達成
石川県は昨日、今日で開港2周年を迎える能登空港の全日空・能登ー羽田便の2年目搭乗率が64.5%になり、全日空との約束である63%を上回ったと発表しました。これにより、全日空から販売促進費として約1500万円が地元に還元されることになります。
@ルフトハンザが指紋情報入りの搭乗券を採用へ
ルフトハンザ航空は6日、乗客の指紋の電子情報を組み込んだ航空券を採用する方針を明らかにしました。今週から2週間行われる実用化実験の結果を見て、2006年にも採用する予定とのことです。
*7月6日
@アシアナ航空労組がスト・国際線は通常運航
韓国・アシアナ航空の操縦士組合は今日の午前0時から年間乗務時間を1000時間以内にすることなどを求めて24時間ストライキに入っています。今日は非組合員などの乗務で通常運航していますが、今日中にストが解決しない場合は明日の便の20%が欠航する見込みとのことです。しかし、国際線は通常運航させるとのことで日本関係は影響がないようです。
@EUとアメリカが航空スイスのルフトハンザ入りを承認
航空スイスは5日、ドイツ・ルフトハンザ航空の傘下に入ることに対して欧州委員会とアメリカ独禁当局から正式に承認を受けたと発表しました。チューリッヒ空港とフランクフルト空港における両社の便数枠を減らすことが条件になっています。これにより両社は統合作業を本格化させ、2006年中にも完全子会社化するとしています。
*7月5日
@国土の岩村次官「成果は上がらなかった」
国土交通省の岩村事務次官は昨日の記者会見で、東峰地区4戸と黒野社長の4回目の会談について、「成果は上がらなかった。」との認識を示し、5回目の会談を予定していることに対して、「うまく行くかどうかはともかく、7月半ばには成田国際空港会社から見通しを報告してもらい、その結果を見て最終判断をする必要がある。」と述べ、7月半ばの最終判断時期を再確認しました。
@管制塔占拠の過激派メンバーの給与を差押え
国と成田国際空港会社(前空港公団)は今日までに、1978年3月の成田空港開港直前におこった管制塔占拠事件で1995年7月に最高裁判決で5000万円の賠償判決を受けている過激派16人の給与を差し押さえる強制執行手続きを行いました。これは、7日で時効を迎えるために行ったもので、これにより時効は最高10年中断されます。16人は判決確定後現在まで賠償金の支払いは行っていないとのことです。賠償金は利息なども含めて1億円以上になるとのことです。
*7月4日
@静岡空港強制収用を国土交通省が認定へ
国土交通省は今日までに静岡県から出されていた静岡空港建設予定地の未買収地に対する強制収用の申請を事業認定する方針を固めたとのことです。これに対して反対派地権者は事業認定取り消しの行政訴訟を起こす構えを見せています。
@コンチネンタル機が中部国際空港に緊急着陸
昨日午後7時35分頃、グアム発中部国際空港行きのコンチネンタル・ミクロネシア航空975便・B-737-800型機が中部国際空港の北方20Kmを飛行中に突然油圧がゼロとなる警告が出ました。このため、同機は緊急着陸を要請し、無事着陸しました。着陸後の点検で右エンジンのオイル漏れが発見されました。この事故で、計8便に最大約40分の遅れが出ました。
@カリッタ・エアの貨物機が新千歳空港に緊急着陸
今日午前10時55分頃、新千歳空港発アンカレッジ行きのアメリカのカリッタ・エアの貨物機が離陸直後にエンジントラブルに見舞われ、同機は新千歳空港に引き返し、午後0時15分に無事着陸しました。
@関空で照明を使った案内情報実験
先月30日と今月1日に関西国際空港で案内情報を照明の光と携帯電話を使って伝達する実験が行われました。ターミナル2階の搭乗案内からチェックインまでの間で、案内情報をLED照明の光に乗せ、アダプターを装着した携帯電話を照明にかざすと携帯電話画面に搭乗便の案内や搭乗口までの経路などが表示され、音声でも案内が流れるものです。通路の各所にもうけられた照明をたどり、携帯電話で確認すれば迷わずに搭乗口まで行ける仕組みです。
*7月3日
@成田空港駅で米国籍女性が電車にひかれて重傷
1日午後9時20分頃、第1ターミナルの京成電鉄成田空港駅で米国籍女性がホームから転落し羽田空港発同駅行きの電車にはねられ、両足切断の重傷を負いました。運転手の話ではホームに飛び降り、うずくまった女性を発見し、急ブレーキをかけましたが、間にあわなかったとのことです。
*7月2日
@31年ぶりの深夜旅客定期便が昨日から運航開始
スカイマークは昨日から、31年ぶりとなる深夜旅客定期便・羽田ー那覇線の運航を開始しました。羽田発午後10時20分、那覇着午前0時50分で、折り返しは那覇発午前3時20分、羽田着午前5時40分となります。昨夜の第1便には215名の乗客があり、搭乗率は81%でした。9月13日までの火曜と木曜を除く毎日運航されます。運賃は他社より約40%安くなります。
@全日空が不明の制服4着の盗難届提出
全日空は昨日、自社のコマーシャル撮影で貸与した制服のうち12着が行方不明になった問題で、その後、匿名で8着は返還されましたが、まだ、行方不明となっている4着について羽田空港署に盗難届を提出しました。
@バングラディッシュでDC-10型機が胴体着陸
1日午前8時45分頃、バングラディッシュのチッタゴン空港でバングラディッシュ航空のDC-10型機の主脚が故障し胴体着陸しました。着陸の際、火災が発生しましたが、雨も幸いして乗員・乗客215人全員が脱出し死者はなかった模様です。
*7月1日
@6月のアクセス数は19614回でした。これからもよろしくお願いします。
@4回目の会談でも用地交渉への見通しはつかず
昨夜、成田市で成田国際空港株式会社の黒野社長と東峰地区の地権者等4戸との会談が行われましたが、住民側が3月から実施されている夜間・早朝の運用時間制限を拡大するよう求めました。これに対して黒野社長は「不可能だ。」と断りました。この結果,用地交渉の糸口はつかめず、会談後黒野社長は「(延長問題への)理解を得ると言う目標に近づいたとは言えない。」と語りました。5回目の会談がなければ、この報告を今月中旬に国土交通大臣に報告すると見られ、北への再延伸を決断する公算が大きくなりました。
【コメント】元々、この4戸は再三「用地交渉を前提にした話し合いではない。」と言明していましたので、この結果は予想されていたものと言えます。しかし、確か、この4戸は東峰地区に居住しているわけではなかったはずですが、運用時間制限の拡大は「周辺住民への配慮」と言う事なのでしょうか。それとも、引き延ばし?
@成田空港到着日航機が放電棒をなくす・滑走路7分閉鎖
昨日午後2時20分に成田空港に到着したバンクーバー発成田行きの日本航空17便・B-747-400型機で到着後の点検により左主翼の放電棒(プラスチック製長さ15cm・太さ5mm)が脱落している事が分かりました。このため成田国際空港株式会社はA滑走路を7分間閉鎖して点検しましたが、見つかりませんでした。
@IATAと給油施設使用料引き下げで合意
成田国際空港株式会社は昨日、国際航空運送協会(IATA)と成田空港の給油施設利用料を現行の1キロリットル当たり3660円から4.6%引き下げ、3490円とする事で合意したと発表しました。実施は10月1日からになります。また、着陸料の引き下げや搭乗橋使用料の新設などを話し合う第1回の話し合いが昨日、都内のホテルで開かれました。
@日航が熊本空港深夜貨物便の運航を延期
日本航空は昨日、7月7日から運航するとしていた熊本ー羽田線の深夜貨物便の運航を延期する事を明らかにしました。延期の期間ははっきりしません。国土交通省への申請もいったん取り下げます。見切り発車をさけたものと見られます。熊本県は9月をメドに周辺対策などを話し合う「熊本空港周辺環境整備協議会」(仮称)を立ち上げる事にしています。日本航空は午前0時5分に羽田発,1時45分熊本着、折り返し便を4時15分熊本発としていましたが、住民側は熊本着を午前0時前、熊本発を7時過ぎと要求していました。この運航スケジュールについても検討する事になるようです。
@中部国際空港周辺の騒音全て環境基準以下でも苦情が252件
中部国際空港会社は昨日、実施していた空港周辺での騒音調査の結果を発表しましたが、それによりますと、全測定地点で環境基準を下回ったとの事です。しかし、開港以来会社に寄せられた苦情は252件に達しています。「飛行機が通るたびにうるさい。」、「夜も飛んでいる。」、「飛行コースを変更して欲しい。」などが寄せられているそうです。
@成田空港会社のページに「愛称決定! 成田国際空港イメージキャラクター」、「直営店舗運営会社(2社)の設立」、「第1旅客ターミナルビル南ウイング・第5サテライト供用時期のお知らせ」、「成田空港運用状況(平成17年5月分)」、「航空アートポスター展のお知らせ」が載っていました。