2005年9月の出来事
*9月30日
@成田空港会社のページに「ペットホテルのオープン」、「NAAにおけるクールビズの効果」、「2004年国際線ランキング(ICAO統計)」、「The Port Authority of New York and New Jerseyとの覚書の調印」、「成田空港運用状況(平成17年8月分)」が載っていました
この内、8月の運用状況では発着回数が前年同月比101%となりましたが、旅客数は同96%と減少し、貨物量も同98%と減少しました。また、国際民間航空機関(ICAO)の2004年国際線ランキングでは前年に比べ発着回数は8.9%増加しましたが、順位では前年の16位から18位に後退しました。旅客数はは8位、貨物量は2位と前年と同じでした。更に12月1日開業予定のペットホテルは一番高い部屋が24時間で2万円と人間様よりも高い料金のようです。もっとも、標準の部屋は同4千円となるそうです。24時間受付で明日から予約を受け付けるとの事です。また、このペットホテルにはペットクリニックが併設されているとの事です。
@チャイナエアライン機が前輪からオイル漏れ
詳しい事が分からないのですが、多分昨日、台湾のチャイナエアライン機が成田空港に着陸した直後に前輪が故障し滑走路に立ち往生したとの事です。前輪からオイルが漏れて、滑走路洗浄のために約25分間閉鎖されました。
@全日空機が与圧装置不具合で8500m急降下
昨日午後6時50分頃、伊勢湾上空を飛行中の大分発羽田行きの全日空198便・A321型機で与圧装置の不具合を示す警告が出て、客室の気圧が下がりました。このため、機長は高度11000mから2500mまで急降下し、更に高度を下げて7時33分に羽田空港に緊急着陸しました。機内は酸素マスクが降りるほどの急減圧はなく、乗客は全員無事でした。
@日航機のフラッフ不調で着陸やり直す
今日午前11時頃、羽田発福岡行きの日本航空1771便・B-747型機が福岡空港に着陸しようとしたところフラップがうまく動かず着陸をやり直し、2回目に無事着陸しました。着陸後の点検では不具合は発見されず、同機は50分の遅れで羽田に向け離陸しました。
@昨年9月の乱気流事故レーダー監視不十分と指摘
国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は昨年9月23日に起こった日本航空機が乱気流に巻き込まれた事故についての報告書を公表しました。それによりますと、副操縦士が気象レーダーを十分監視せず、前方にあった発達中の積乱雲を見落とし、その中に突入したのが原因としています。同機の前後に同空域を飛行した20便はこの積乱雲に気づきこれをさけて飛行していたとの事です。また、揺れた際に熱いコーヒーポットのコーヒーを多量に浴びて全治1ヶ月の火傷を負った幼児に対し、客室乗務員が症状を軽く見て緊急着陸や到着空港での救急車の手配をしなかった、と厳しく指摘しています。
@新千歳空港に車で突入の男が逮捕される
今日午前7時過ぎ、新千歳空港の北側の鍵のかかっているゲートにライトバンで突入し、10m侵入したところで路肩に乗り上げて動けなくなった男が逮捕されました。このゲートは滑走路から300m離れており運航には支障ありませんでした。爆発物などは持っておらず、1時間前にはゲートから約1Km離れた交差点で信号待ちの車に当て逃げしていた事が分かっています。
@スカイマークが新北九州空港開港時の参入を断念へ
新北九州空港に開港当初から北九州ー羽田線を1日4便就航させるとしていたスカイマークは開港当初からの就航を断念した模様です。これは、空港ビルのカウンターが新規参入するスターフライヤーと日本航空の就航を想定して工事が進んでおり、スカイマークのカウンターを設置するスペースがない事が理由との事です。
*9月29日
@環境大臣が成田新高速鉄道建設への意見書提出
小池環境大臣は昨日、成田新高速鉄道の印旛日本医大駅と成田空港駅間19.1Kmの建設計画についての環境影響評価書に対する意見を北側国土交通大臣に提出しました。意見書では(1)サンカノゴイなどの湿地性希少鳥類の生息地に代償措置として施すヨシ原造成は工事より先に着手し、鳥類が生息できる環境を確保すべき、(2)オオタカやサシバの営巣地が多数確認されている計画路線周辺でのコンディショニング(工事の規模を徐々に大きくして、野生動物を騒音に慣れさせること)実施にあたって、事前繁殖状況調査の実施や営巣期の工事中断など適切な措置を講じていくべき、(3)鉄道工事と併せて実施される北千葉道路建設工事と連携して更なる騒音対策を講じていくべき、(4)事後調査は調査時点で継続している北千葉道路建設工事と連携して実施し、調査結果を踏まえた対応をとるべき、としています。
@北伸後の騒音コンターは9月中は困難
どこからの発言か(多分、国土交通省関係)はっきりしないのですが、今日の「日刊航空」新聞の電子板見出しによりますと、当初「8月中に公表する」とされていた平行滑走路北伸後の騒音予測コンターの発表は「今月中は困難」となったとの事です。
@日航機が飛行中に方向舵に異常
昨夜、羽田発高知行きの日本航空1491便・MD90型機が飛行中に垂直尾翼の方向舵の異常を示す警告灯が点灯しました。同機はそのまま飛行を続け、無事に高知空港に着陸しました。到着後の点検で、方向舵を速度に応じて制御する装置のバルブに不具合が見つかりました。この部品を大阪空港から取り寄せて修理したため、今日の高知発羽田行きの始発便が約2時間遅れました。
@明日から国内航空路の垂直間隔を半分に
国土交通省は国内航空路の航空機同士の垂直間隔を現行の半分にするRVSMを明日の午前4時から実施します。これに伴い、高度29000フィート以上の有視界飛行を禁止する航空法の改正を行います。
@EUが域内発着の航空機に温暖化ガス抑制を義務づけへ
EUの欧州委員会は27日、EU域内の全ての空港から離陸する航空機を対象に温暖化ガスの排出抑制を義務づける方針を明らかにしました。欧州路線を運航する全ての航空会社にEUが運営する温暖化ガスの排出権取引制度に参加させるとの事です。2008年に実施するとの事です。
*9月28日
@日航客室乗務員の労災認定認める判決
元日本航空の女性客室乗務員が成田労働基準監督署に労災認定を求めた訴訟の判決が昨日千葉地裁でありました。裁判長は「勤務条件や時差の影響など、1996年1月以降に過剰な精神的・身体的負担の蓄積が発症の原因」として、療養補償と休業補償の不支給処分の取り消しを命じました。この客室乗務員は1996年1月〜5月に国際線を中心に378時間の勤務をこなし、同年5月29日朝に滞在先の香港でくも膜下出血で倒れました。
@全日空機がエンジン故障で羽田に引き返す
今日午前10時30分頃、羽田空港を離陸して間もなくの羽田発福岡行きの全日空243便・B-777型機で左エンジンのエンジンオイルが無くなったとの警告灯が表示しました。このため、同機は左エンジンを止めて羽田空港に引き返し、同59分に無事着陸しました。点検したところ、エンジンオイルが漏れていました。
@松山空港でも着陸許可を伝えずに着陸させる
今月17日に松山空港で小型機が着陸滑走中に前輪を格納してしまい前のめりで滑走路上に停止する事故がありましたが、この小型機に対して管制官が着陸許可を伝えずに着陸させてていた事が昨日判明しました。小型機は離着陸訓練中で3回目までは着陸許可を出していましたが,事故の起こった4回目の着陸許可は出していなかったとの事です。現地の松山空港事務所は翌日に国土交通省にこの事実を伝えましたが、国土交通省は「事故には関係がなかった。」として公表しませんでした。宮崎空港での離陸未承認で謝罪した時に、記者から「このような事は他にもあるのではないか。」と質問され、幹部は「もう、これ以上ありません。」と答えていたそうです。
@全日空が顧客7千人の個人情報入りフロッピーを紛失
全日空は昨日、機内誌の送付先6984人分の氏名・住所・会社名・ログインパスワードなどの入ったフロッピーディスクを紛失した事を明らかにしました。紛失したのは搭乗50回以上などの条件を満たす「ANAスーパーフライヤーズカード」会員のものとの事です。
@フランスでコンコルドの開発責任者などの事情聴取始まる
フランスの司法当局は27日、2000年7月に起こったコンコルド機墜落事故に関して、コンコルドの開発責任者だった人物の事情聴取を始めたとの事です。この事故の直接の原因は事故機の直前に離陸したコンチネンタル航空機が落とした金属片でコンコルドのタイヤがパンクした事による、とされていますがこのタイヤの破片が燃料タンクを直撃して火災が発生し墜落したとされています。この燃料タンクについては事故以前から「構造が弱い」と指摘されていました。この点について訴追の可能性も含めた事情聴取と見られ、タンクの改造を指示しなかった当時の民間航空行政当局の幹部3人も事情聴取の対象となっているそうです。
*9月27日
@成田空港第2ターミナルで10分間停電
今日午前9時10分頃、成田空港の第2ターミナル北側の照明やフライト情報表示板などが停電のため消える事故がありました。10分後に復旧し大きな混乱はありませんでした。原因は変電室の高圧配電盤がショートしたためととの事で、変電室が白い煙に包まれましたが、火は出ませんでした。
@宮崎空港で飛行計画承認伝えずに離陸させる
国土交通省の幹部は昨日、23日に宮崎空港で管制官が宮崎発福岡行きの日本航空3636便・MD81型機に飛行計画の承認を伝えずに離陸を許可するミスがあった事を明らかにし謝罪しました。同機のパイロットも承認の確認を怠りました。今回と同じようなミスは8月に新潟空港であり、防止策としてチェックシートが導入されましたが活用していなかったとの事です。この件に関して北側国土交通大臣は今日の閣議後の記者会見で管制業務全体を監査し問題点を洗い出す考えを明らかにしました。
【コメント】航空会社だけでなく、航空行政全体にゆるみがあるようですが、この背景に働く人たちの限度を超えた作業があるような気がします。国土交通省は管制業務に頼って空港や空域の限界能力を無理矢理増やそうとし、航空会社はパイロットなどの世界にも例を見ない長時間乗務で利益を追求しようとしているように見えます。どちらも、航空の安全をないがしろにするものとなっていないでしょうか。
@全日空が予約金代金を3日以内支払いに変更へ
全日空は昨日、国土交通省に、3日前より以前に予約した航空券代金の支払いを予約日を含めて3日以内にする事を届け出ました。12月1日搭乗からの分が対象となり、10月1日からの予約分に適用されるとの事です。例えば、10月3日に12月1日搭乗便を予約すると、10月5日までに代金を支払わなければならない事になります。現行は搭乗便の定刻20分前までで良い事になっています。これは、現行では予約の約8人に1人の割合でキャンセルがあり、予約で満席の場合でも空席をキャンセル待ちに活用できないためとの事です。搭乗客の利便性が損なわれますが、全日空では「インターネットや携帯から支払う事が出来、空席状況がはっきりするので、予約が取りやすくなる。」としています。
*9月26日
@団結小屋などの使用禁止命令を1年延長
国土交通省は成田空港反対派の3拠点(天神峰現地闘争本部・岩山団結小屋・三里塚野戦病院)の「成田国際空港の安全に関する緊急措置法」(成田新法)に基づく使用禁止命令を1年間延長する事を官報に告示しました。
@台風17号で20便が一時目的地変更
昨日、千葉県沖を通過した台風17号の影響で旅客便18便と貨物便2便が一時他空港に着陸し、風が治まるのを待って成田空港に着陸しました。また、台風が通り過ぎるのを待つために、あらかじめ到着時間をずらした航空機もありました。このため、出発便にも遅れが出ました。
@「りんくうゲートタワービル」を建設費の約7%で売却へ
関西国際空港の対岸・泉佐野市に大阪府などの第3セクターが建設した56階建ての「りんくうゲートタワービル」が新生銀行などの企業連合に45億円で売却される事になりました。このビルは立地条件の悪さなどから、第3セクターが今年4月に経営破綻していました。建設費は650億円でしたから、売却額はこの約7%にしかなりません。このつけは最終的には出資した大阪府や地元自治体の住民負担になりますね。
@ボーイング社が機械工組合と暫定合意
アメリカのビジネスウイークは25日、今月2日からストライキを続けているボーイング社の機械工組合とボーイング社との交渉が暫定合意に達した、と伝えました。合意では勤務年数による年金月額の上乗せを年70ドルとする事で合意したとの事です。ストライキの前には会社側が66ドル、組合側が80ドルを要求し対立していました。
@イエメン航空がB-787型機を10機発注か
イエメン航空は24日、ボーイング社とB-787型機を10機発注する事で交渉している事を明らかにしました。
@ボーイング社がB-787型機の延長型開発を検討
エミレーツ航空の関係者はボーイング社が胴体長62mのB-787-9型機を更に6m延長するB-787-10型機を提案した事を明らかにしました。これは、エミレーツ航空側からの要求に応えて提案したものだそうです。これで、座席数はB-777-200型機とほぼ同じの290席前後になるとの事です。
*9月25日
@全日空機がエンジントラブルで4便欠航
昨日午後0時45分頃、高知空港で高知発大阪行き全日空1612便・DHC8-400型機がエンジンを始動したところ、プロペラの角度を変える装置に異常があるとの警告が出ました。このため、同機は欠航となり、この機体を使う予定の合わせて4便が欠航しました。このトラブルがエンジンそのものの故障か計器の誤表示か調べていますが、この機体は8月13日と9月12日にもエンジントラブルを起こしているそうです。
@誤ってハイジャック信号発信し大騒ぎに
22日朝、アメリカ・サウスカロライナ州のジョージタウン空港を離陸した旅客機がコロンビア空港に向け飛行していたところジョージタウン空港とコロンビア空港ともに交信ができなくなってしまいました。このため、同機はジョウージタウン空港に引き返しましたが、途中で副操縦士が「交信不能」を伝える7600番の信号を発信すべきところを間違って「ハイジャックされた」を伝える7500番の信号を発信してしましました。操縦室ではその事に気づかず着陸しましたが、空港にはFBI捜査官やSWATチームが駆けつけ同機を取り囲む騒ぎがありました。パイロットと副操縦士は事情聴取でたっぷりと油を絞られたそうです。
*9月24日
@日航機が主脚扉閉まらぬ表示で大阪空港に引き返す
今日午前9時5分頃、大阪発福岡行きの日本航空2051便・B-767型機が離陸したところ、右主脚扉が閉じていないと言う表示が出ました。このため、同機は大阪空港に引き返し20分後に無事着陸しました。
@A320型機の前輪横向き事故が過去に3〜6件報告
米国国家運輸安全委員会の調査官は22日、21日に起こったジェットブルー機の前輪横向き事故と同様のA320型機の事故を3〜6件把握している事を明らかにしました。また、「事故機が20日に行った直近の整備で前脚のセンサーを交換しているが、これが事故の致命的な原因かどうかは分からない。」と述べました。
@エアカナダと運航乗務員組合がB-787型機導入で合意
エアカナダは23日、ボーイング社のB-777型機とB-787型機の導入に関しての運航乗務員組合との乗務条件を巡る交渉が合意に達した事を明らかにしました。これにより、一旦破棄されていたボーイング社との両機種購入の交渉を再開する事を明らかにしました。
*9月23日
@ICAOが制限区域内で働く職員の犯罪歴調査を提言
国際民間航空機関(ICAO)が成田空港で実施した保安態勢に関する監査の結果として、「制限区域内」で働く職員の学歴・経済状態・職業歴など現行法上でできる調査を行うよう勧告するとともに、将来は国として犯罪歴についても調査できるようにすべきだ、と勧告した事が分かりました。また、警官・入管職員・税関職員の制限区域内への立ち入りは現在は制服着用で身分証に代えていますが、これを、例外なく身分証携帯にすべきだとしています。
【コメント】一つの経済団体が「個人のプライバシーのすべてを国が管理すべき」と言っている事に驚きました。「テロ対策」と言えば、どんな事でも許されると思っているのでしょうか。思い上がりも甚だしいと言わざるを得ません。このような対策強化の前に、「どうしたらテロが少なくなる世界を作るか」と考えて下さい。少なくても私はテロ対策のために私の全てのプライバシーを売り渡す気はありません。
@SSTの騒音軽減と燃費向上に複葉翼理論
東北大学流体研究所の楠瀬一洋COE招聘(しょうへい)教授らのグループは超音速旅客機(SST)に2枚の翼を上下に配置する事で、SSTのものすごい騒音を生む衝撃波を発生させる空気抵抗を85%減少させ、合わせて、SSTのもう一つの弱点である高燃費を低減させる理論を確立しました。今後は模型による風洞実験でマッハ1.7で飛行するのに適した翼の形状や2枚の翼の間隔を追求したいとの事です。
@新「隠岐空港」の開港を来年7月6日と発表
島根県は昨日、新「隠岐空港」の開港を来年7月6日にすると発表しました。関西との間で日本航空が定期便を運航し、7〜8月には期間限定でMD87型機などの小型ジェット機を就航させ、その他の時期はプロペラ機を運航する事になるそうです。関西地区の空港としては大阪空港が有力との事です。
@デルタとNWが大幅人員削減計画を発表
破産法11条の適用申請を行ったデルタ航空とノースウエスト航空は早速大規模な人員削減計画を打出しました。デルタ航空は全従業員の約17%に当たる9000人を2007年度末までに削減し、これにより、約30億ドルのコスト削減を目指すとしています。また、ノースウエスト航空も全従業員の約16%に当たる1400人を一時帰休などによって削減する計画を明らかにしました。どうも、破産法による再建と言うのは従業員を減らす事によって会社を救おうと言うもののようで、労働者を犠牲にする再建法と言えるようです。
*9月22日
@大栄町長らが北伸で国などに申入書
成田空港東側に位置する大栄町の町長と住民は昨日、国土交通省・千葉県・成田国際空港株式会社に防音対策の充実などを求める申入書を提出しました。申入書では(1)空港東側の防音堤・防音林の整備、(2)騒音区域の見直しと拡大、(3)県立の花植木センターの活用、(4)空港周辺の道路網整備と地域振興策への理解と協力、となっています。これに対して成田国際空港株式会社の黒野社長は「議論のベースとなるコンター(騒音区域の線引き)を作っているので、その結果を見て対応したい。」と答えました。
【コメント】国土交通省は北伸案の説明で「騒音予測コンターなどは8月中には出したい。」と言っていましたが、現在のところ「出した」と言う話はありません。どうなっているのでしょうか。北伸を決めたら、とたんに気が抜けたのでしょうか。
@全日空がB-777-300ER型機の就航を延期へ
全日空は昨日、10月8日に予定していたボーイング社の最新鋭機・B-777-300ER型機の成田ーロサンゼルス線への投入を無期限に延期すると発表しました。これは、「9月初めから続いているボーイング社のストライキで納入の見通しが立たないため。」との事です。
@NWの乗務員が成田エックスプレスで制服を盗まれる
ノースウエスト航空の客室乗務員が今月8日に、自宅に帰るために成田空港から東京駅まで成田エックスプレスに乗車したところ、東京駅到着までの間に制服を入れたスーツケースを盗まれた事が分かりました。この乗務員は4両目と5両目の間にある荷物置場に置いていたそうですが、降りる時に気づいたとの事です。
@普天間爆音訴訟の司令官訴訟の二審も敗訴
今日、米軍普天間飛行場周辺の住民が騒音被害を訴えて起こした「普天間爆音訴訟」の内の飛行場司令官を被告とした裁判の控訴審判決が福岡高裁那覇支部でありました。裁判長は第一審判決を支持し控訴を棄却しました。これで、二審も住民側の敗訴になりました。なお、国を相手取った飛行差し止め訴訟は審理が続いています。
@ジェットブルー機が前輪故障で緊急着陸・全員無事
21日午後3時17分にアメリカ・カリフォルニア州のバーバンク空港を離陸したニューヨーク・ケネディ空港行きのジェットブルー・エアウエイズ292便・A320-232型機が離陸直後に前輪が格納できず、しかも、前輪が進行方向に対して真横に固定されるトラブルが発生しました。このため、同機は燃料を減らすために海上を3時間に渡り飛行し、6時19分、滑走路の長いロサンゼルス空港に緊急着陸しました。前輪から白煙が立ち上り、タイヤから火が出て焼け落ちましたが、前脚が折れずに無事着陸しました。この間、同機の乗客は客席のモニターで同機の様子を中継するテレビ映像を見ていたとの事です。専門家は同機のパイロットの技量を賞賛しているとの事です。同型機で前輪が真横を向く事故は過去3件起こっているとの事です。
@サッカー観戦のため「燃料不足」と緊急着陸
20日か21日かはっきりしないのですが、289人のガンビア人サッカーファンを乗せたチャーター機がペルー北部のビウラの空港に「燃料不足」と偽って緊急着陸する出来事があったそうです。これはビウラでサッカーU-17・世界選手権予選のガンビア対カタール戦があったためとの事です。本来はペルーの首都・リマに着陸し、ビウラへ移動する事になっていましたが、出発が遅れ間に合わなくなったようです。そこで、「燃料が不足している。」と管制官に嘘をついてビウラに緊急着陸して試合を観戦したそうです。ペルーの航空当局は「詐欺行為としか言いようがない。」とカンカンですが、地元ビウラでは突然のサポーターに町を挙げて歓迎し、レッドカーペットを敷いて、歌手とダンサーが繰り出して歓迎のセレモニーを行ったそうです。
*9月21日
@出国審査後ドアを乗り越え空港外へ
成田空港で17日午前、出国審査を終えたベトナム国籍の男性が知人に「ちょっとトイレに行ってくる。」と言ってハイジャック検査場の奥にある航空会社職員専用の通路のドアをよじ上って制限区域外に出て空港から立ち去りました。出国審査を終えた後、何らかの理由で出国を取りやめる場合は航空会社職員とともに入管の事務所に出向いて確認をとる事になっています。入管ではこのドアを天井までとして、脱出できないようにするとの事です。
@淡路市の住民が飛行ルート変更を要望
来春開港する予定の神戸空港の飛行ルートに近い兵庫県淡路市の市民団体「淡路の空を守る会」は昨日、淡路市長と南あわじ市長と面会し、神戸空港の飛行ルートの見直しを求める要望書を提出しました。要望書では「明石海峡付近を通る出発ルートと南あわじ市の旧南淡路町上空をかすめるルートでは新たな騒音被害と電波障害が生じる」としています。また、開始前の実機飛行テストでは島内各地に測定ポイントを設けるように要望しています。
@中部国際空港の騒音は環境基準クリア・苦情は400件超
中部国際空港会社は昨日、開港から2回目になる愛知・三重・岐阜の3県での航空機騒音測定結果を発表しました。これによりますと、41カ所全てで環境基準をクリアしているそうです。第1回目に比べて空港北側で騒音が増大しましたが、これは、南風が多くなったためと説明しています。また、開港から8月末までに中部国際空港会社に寄せられた騒音に対する苦情は400件以上になっており、最近でも愛知県を中心に毎月60〜80件の苦情があるとの事です。なお、3県にわたる測定は今回で終わりとなります。
*9月20日
@東京税関OBが麻薬探知犬の本を出版
東京税関のOB有志が小中学生向けに麻薬探知犬を紹介した本「犬と麻薬のはなし」を出版しました。この本は非売品ですが、800冊を図書館に寄贈し、600冊は希望者に先着順に、送料着払いで分けるそうです。麻薬犬は成田空港近くの訓練所で育成されており、全国で100頭以上が活躍しています。OBの方々は「子供たちに麻薬犬の活躍を通して麻薬撲滅について知ってもらえれば」と話しています。
@神戸市長が空港島の分譲価格引き下げを示唆
神戸市長は今日の市議会で、現在まで全く売れていない神戸空港島の民間分譲地の分譲価格を引き下げる考えを示しました。現在は1平方メートル当たり27万円ですが、これを引き下げ、売却を促進するとの事です。引き下げれば、それだけ市への収入が減る事になります。市民への負担が増えなければ良いのですが。
@中国・海南航空がB-787型機を8機購入へ
中国の海南航空は19日、ボーイング社とB-787型機を8機購入する正式契約を結んだと発表しました。この購入は1月に明らかにされていた中国の航空会社全体でB-787型機を60機購入する件の最後の正式契約になり、これで、60機の購入が全て決まった事になります。
*9月19日
@旅客機との綱引き行われる
明日の「空の日」にちなんだイベントとして成田空港で今日、B-777型機と児童との綱引きが行われました。最初は児童だけで引きましたがB-777型機は動かず、保護者も入って引きますとB-777型機が動きだし歓声が上がりました。
@ニュージーランドで小型機乗っ取りスカイタワー突入と脅す
ニュージーランドのオークランドで17日、小型機が乗っ取られ犯人が自分で操縦してオークランドで一番高いスカイタワーに激突すると脅しましたが、結局、オークランド湾内に墜落し犯人は負傷し、病院に運ばれました。警察で動機などを調べていますが今のところはっきりしないようです。
*9月18日
@「くうこうだより」秋号が送られてきました
成田国際空港株式会社から「くうこうだより」秋号が送られてきました。2〜3面は「成田空港周辺児童書道・絵画展」の入賞作品、4〜5面は「空港の仕事シリーズ・空港の安全を守る警備の仕事」、6面は「空の日イベント」「ワンディ・サマースクール」「北伸案による2500m平行滑走路の整備」8面には「アシアナ航空」が載っていました。
@この夏成田空港で売れた本は「ジャンボ旅客機・99の謎」
今日、NHKBSで放映された「週間ブックレビュー」によりますと、この夏に成田空港内の書店で良く売れた本は「ジャンボ旅客機・99の謎」(二見文庫)だったとの事です。全ての書店の統計なのか、制限区域なのかなど詳しい事は分かりませんが。
@松山空港で自家用機が着陸に失敗し7便が欠航
昨日午後4時5分頃、松山空港でタッチ・アンド・ゴーの訓練をしていた小型自家用プロペラ機が着陸した際に、前輪が出ず前のめりのまま着陸して滑走路上で動けなくなりました。このために、滑走路が6時27分まで閉鎖され、定期便7便が欠航しました。
*9月17日
@成田空港の着陸料交渉決着・騒音により段階分け
成田空港の着陸料についての成田国際空港株式会社と国際航空運送協会(IATA)との交渉が昨日合意に至りました。これによりますと、騒音の大きさにより段階分けし、平均では約11%の引き下げになります。これによる成田国際空港株式会社の減収は年間約65億円程度になるとの事です。詳しくは成田国際空港株式会社のホームページに出ています。交渉決着により10月からの実施になりますが、航空各社は引き下げ分を運賃に反映させる事はしないようです。理由は「燃料高騰のため。」としていますが、燃料高騰は成田空港が原因ではありませんから、これはこじつけになります。なお、同時に搭乗橋使用料(1便当たり6400円)と到着手荷物取扱施設使用料(最大9400円)が新設されます。また、今回の着陸料は2008年度末まで適用され、その後については再度交渉になります。
@ユナイティド航空機が成田空港に引き返す
昨日午後5時頃、成田発ロサンゼルス行きのユナイティド航空890便で乗客から「足下から暖かい空気が出てくる。」との指摘があり、同機は成田空港に引き返し、午後6時15分に無事着陸しました。初めは「煙が出ている。」との情報もありましたが、ユナイティド航空側は否定しています。
@ガルーダ航空がB-787型機10機などを発注へ
インドネシアのガルーダ航空は15日、ボーイング社とB-787型機10機・B-737型機18機を購入する契約を結んだと発表しました。引き渡しは2006年から2013年かけてとの事です。ガルーダ航空は機材が老朽化してエンジン故障も相次ぎ機材の更新に迫られていましたが、経営状態が悪く思うように出来ませんでした。今回の契約には大統領も立ち会っており、政府が何らかの援助をするものと見られます。
@デルタ航空とノースウエスト航空が合併か
14日に破産法11条の適用申請を行ったデルタ航空とノースウエスト航空についてアメリカのアナリストの間では両社が合併するのではないかとの憶測が出ています。両社の営業分野が競合しない事から合併のメリットが大きいとの見方があるようです。
*9月16日
@国際線搭乗時の宇宙線被爆量を知るシステム公開
放射能医学総合研究所は今日から国際線に搭乗した場合の宇宙線被爆量を知ることの出来るプログラムをインターネット上で公開した。成田空港や関西国際空港から出発した場合、搭乗日や目的地を入力するとその日の太陽活動も考慮して被爆量が計算されるとの事です。航空機で高空を飛行すると地上とは違う宇宙線を大量に浴びる事になります。
@危ない「買い乗りツアー」・密輸の手助けで検挙も
東京税関成田支署は昨日、今年1〜8月に成田空港で摘発したブランド品密輸が昨年同期の6倍となる61件に達した事を明らかにしました。この内、40件は日本人によるもので、30代までの女性が圧倒的との事です。これは、昨年暮れからインターネット上に登場したブランド品購入手助けを条件に航空券や宿泊代をただにする「買い乗りツアー」で1人150〜200万円のブランド品を持ち込もうとして摘発されるものです。個人使用のブランド品は20万までは免税ですがそれ以上や業務用であれば関税がかかりますが、個人用として持ち込もうとして摘発されるものです。
@全日空が成田・中部からの中国線を増便へ
全日空は昨日、2005年度下期の国際線の事業計画を発表しましたが、成田空港と中部国際空港からの中国・台湾線を増便し、代わりに関西国際空港からの中国・台湾線を半減するとの事です。これは、日中航空交渉がまとまらない事から中国線全体の便数拡大が出来ず、より需要が見込まれる所を増便する事にしたためとの事です。
@全日空機が車輪格納扉閉まらない警告で引き返す
今日午前9時35分頃、大阪発高知行きの全日空1605便・DHC8-402型機が神戸市上空を飛行していたところ、左側後輪の格納扉が閉まっていないとの警告表示が出ました。このため、同機は大阪空港に引き返し10時頃無事着陸しました。
@ドゴール空港で乗客荷物窃盗で22人逮捕
フランスの警察当局は14日、パリのドゴール空港で乗客荷物から貴重品が盗まれる事件の犯人としてエールフランスの荷物運搬を委託している従業員22人を逮捕したと発表しました。このグループは乗継ぎの荷物を積み替える時にタグを破りコンピュータが読み取れないようにして、荷物の中から貴重品を盗んでいました。1年がかりの捜査で窃盗グループを突き止めたそうです。ドゴール空港では2003年にも同じような事件で31人が逮捕されています。
*9月15日
@西安行きの日航機が成田に引き返す
今日午前10時半頃、成田を離陸して飛行中の成田発西安行きの日本航空609便で方向舵の異常を示す警告が出ました。このため、同機は成田空港に引き返し11時頃無事着陸しました。点検で、方向舵に異常はなく計器の誤動作との事です。
@成田空港にキャプチャー3bが来年5月に導入へ
精密な計器着陸を可能にするキャプチャ−3bが来年5月から日本で初めて成田空港に導入される事になりました。これにより、濃霧で成田空港に着陸できず目的地を変更する便が半減するものと期待されます。むろん、航空機の方に対応した着陸計器が装備されていないと使えませんが。
@スカイマークが鹿児島ー羽田線から撤退へ
スカイマークは来年3月に現在運航している鹿児島ー羽田線から全面撤退する事を決めました。この便を、3月に開港する新北九州ー羽田線に振り向ける事になります。鹿児島ー羽田線は健闘していますが、将来的に見て新北九州ー羽田線の方が有望と判断した、との事です。
@スカイネットアジア航空の機体に不具合で6便欠航
スカイネットアジア航空の1機の機体に主翼部分の不具合が発生しました。この修理のために、昨日の熊本ー羽田線の6便が欠航しました。
@仁川空港でヒリッピン航空機からコレラ菌
韓国の疾病管理本部は11日午後8時にマニラから到着したフィリピン航空機の機内汚水からコレラ菌を検出したと発表しました。このため、この便に登場していた乗員・乗客の健康状態を追跡調査するよう各地の保健所に指示しました。
【コメント】成田空港ではこのような調査はしているのでしょうか。今まで、発見されたとの話は聞いていません。周辺住民としては心配です。
@ついにデルタとNWが破産法申請
14日、アメリカのデルタ航空とノースウエスト航空が相次いで連邦破産法11条の適用を申請しました。これにより、アメリカの大手航空会社7社の内4社が破産し経営再建中と言う異常事態になりました。破産裁判所はデルタ航空の通常運航を承認しました。
*9月14日
@成田着の日航機の部品脱落
昨日午後2時55分頃、フランクフルト発成田行きの日本航空408便・B-747-400型機が到着後の点検で右補助翼とフラップの隙間に取り付けられているゴム製の部品(63cm×2cm)が脱落している事が分かりました。このため、成田空港会社は3時51分からA滑走路を8分間閉鎖して点検しましたが、見つかりませんでした。飛行中に脱落したものとみられます。
@偽造パスポート使用で逮捕
昨日午前9時40分頃、成田空港第2ターミナルの出国審査場で写真を張り替えた偽造パスポートで出国しようとした松戸市に住む自称スペイン国籍の男性が入国管理法違反で逮捕されました。パスポートに疑問を持った審査官が声をかけたところ逃走しましたが、警察官に取り押さえられました。
@全日空機が前輪格納扉閉まらず引き返す
昨日午後2時頃、大阪発高知行きの全日空1615便・ボンバルディアDHC8-400型機が離陸後,前輪の格納扉が閉まらないトラブルが発生し、大阪空港に引き返しました。同機は30分後に無事着陸しました。同便は欠航になりました。
@ノースウエスト航空も破産法申請へ
アメリカ航空業界4位のノースウエスト航空が14日にも、連邦破産法条適用申請に踏み切るとの事です。同社は12日に支払うべき代金が滞ってしまった事を明らかにしました。同3位のデルタ航空と相次いで経営破綻に陥る事になります。
@ニュージーランドがスカイホークなどを売却
民間航空ではありませんが、こんな国もあると言う事で載せます。ニュージーランド国防相は12日、空軍のスカイホーク17機と練習機17機をアメリカの操縦士養成会社タクティカル・エア・サービスズに1億5500万ニュージーランドドル(約120億円)で売却したと発表しました。ニュージーランドは「本土が航空機によって攻撃される恐れはない」として、哨戒行動を除く空軍の戦力をなくす事を決定しています。この決定に沿った売却になります。
【コメント】右の写真はニュージーランドのクライストチャーチにある
Air Foce Museum の内部です。ここも、元は空軍基地でしたが、今は(昨年12月段階)民間に払い下げられて格納庫が展示場となる空軍博物館になっています。ここに行く時に乗ったタクシーの運転手の話では、「空軍の戦力を放棄する事については激論があったが、国の財政再建の問題が大きかった。外部からの攻撃に有効に対処するには莫大なお金がかかり、国の財政が破綻し、国民の生活が非常に苦しくなるからこういう判断になった。」との事でした。
*9月13日
@京成電鉄が来月2日にダイヤ改正
京成電鉄は来月2日からダイヤを改正します。今回の改正で上野ー成田空港間のスカイライナーを午前7時台の成田空港行きをを1本増発し2本とし、午後8時台の上野行きも1本増発します。更に、午後8時以降の上野行きを30分間隔とするそうです。
@中部国際空港周辺市町が騒音改善について要望
桑名市など中部国際空港周辺の市町の首長は昨日、中部国際空港会社に対して騒音の改善を申し入れました。申入書では(1)飛行コースについて自治体に分かりやすい説明がなされなかった事について説明する、(2)航空機の誘導に際し市街地を避ける経路を選択する、(3)市街地の高度を更に高くする、など5項目について要望しています。これに対して、中部国際空港会社は「騒音は騒防法の基準値内に治まっている。市街地を避ける経路については国土交通省に伝える。」と述べるにとどまりました。
@日航機が油圧系統不具合で欠航
昨日午前7時40分頃、徳島空港で徳島発羽田行きの日本航空機が出発前の点検により、横揺れを防止する油圧系統の不具合が見つかりました。このため、同便は欠航となり乗客は他の便に振替られました。
@来月から米国の審査が更に厳しく
アメリカは入国者に対しの入国審査を来月から更に厳しくし、アメリカでの滞在予定住所が不正確な場合、アメリカ行きの航空機への搭乗を拒否するか、到着しても入国を拒否する事になるそうです。気をつけましょう。
@デルタ航空が14日にも破産法11条適用申請か
アメリカの12日付ウオール・ストリート・ジャーナルはデルタ航空が今週中にも連邦破産法11条の適用を申請すると伝えました。運航を続けるために必要な7億ドルを調達する事で銀行団との合意ができている、との事です。このため、12日のデルタ航空株は下落し1ドルを割り込みました。申請は早ければ14日、遅くても15日になるとの観測が流れています。
@コロンビアで小型旅客機がハイジャック
コロンビアで12日、乗員・乗客25人が乗った南部フロレンシア発ボゴタ行きの小型旅客機が父と息子の2人組に乗っ取られました。同機は空軍基地に着陸した後、乗客を解放しましたが、乗務員5人を人質にして立てこもっています。父親は以前に警察から家宅捜索を受け、その際に銃撃されて下半身マヒになりました。政府に補償を要求したところ相手にされず今回のハイジャックを起こした模様です。政府の人権擁護官と検事総長との面会を求めているそうです。爆発物は父親の車いすに隠して持ち込んだようです。
*9月12日
@成田空港会社のページに「'05夏さわやかキャンペーンの結果について」が載っていました
@集中豪雨で15便が着陸できず他空港へ
昨日午後3時頃から成田空港周辺の気象条件が悪化して激しい雨と雷に見舞われました。このため、成田空港に到着予定の国際線14便と国内線1便が中部国際空港や羽田空港に目的地を変更し着陸しました。気象条件が良くなってから、成田空港に到着しました。
@羽田空港の全日空検査システムが故障し約80便が遅れる
今日午前7時頃、羽田空港全日空の機内預かり荷物を検査し航空機ごとに振り分けるコンピューターシステムがダウンしました。このため、検査と振り分けを手動で行いましたが、全日空の2便が欠航しエアドゥも含む約80便が最大1時間半の遅れを出しました。故障は約3時間で復旧しました。
@沖縄県が新石垣空港の設置許可申請を提出
沖縄県は今日、滑走路を2000mにし中型ジェット機の発着を可能とする新石垣空港の設置許可申請を国土交通省に提出しました。国土交通省は公聴会などを開き、3〜6ヶ月かけて審査し許可するかどうかを判断する、としています。
@外国人機長の飛行経験時間を緩和
総務省入国管理局は日本で働く外国人機長に求めている飛行時間の条件を現在の2500時間以上から1000時間以上に緩和する事を決め、来月1日から実施します。
【コメント】これから、数年に渡る団塊世代機長の退職に伴い、機長が不足する事態に対処する措置と見られますが、慣れない日本で操縦する外国人機長の経験年数をこんなに緩和して大丈夫なのでしょうか。
*9月11日
@カタール航空が60機のA350型機発注で覚書
カタール航空は9日、エアバス社との間で開発を予定しているA350型機を60機発注する覚書に調印しました。既に、6月のパリエアショーで購入を発表していましたが、ようやく基本合意に達しました。A350型機はエアバス社のボーイング社・B-787型機に対抗する機種で9月にも開発にゴーサインが出ると見られ、開発が正式に決定した段階で確定発注となるそうです。
*9月10日
@中国南方航空が成田ー桂林にチャーター便
中国南方航空は10月に成田ー桂林直行のチャーター便を5往復運航すると発表しました。座席は全てJTBが買い取り販売するそうです。
@成田空港で初のAED講習会
「救急の日」の昨日、成田空港第2ターミナルで成田空港では初めてとなる自動除細動器(AED)講習会が開かれました。成田空港内に事務所を置く会社の関係者ら約140人が参加し、患者のダミー人形の気道を確保したり人工呼吸を施し、自動除細動器(AED)の電極の設置方法などを確認しました。現在成田空港には42台の自動除細動器(AED)があり、過去に一度だけ使われたそうです。
@丸紅と東急建設がA380型機用格納庫を受注
丸紅と東急建設はマレーシア航空からエアバス社の超大型機A380型機用の格納庫を受注しました。クアラルンプール空港に2007年6月までに完成させるとの事で、受注額は約100億円との事です。A380型機が2機格納できる、開口部が230m・奥行き100m・高さ28mの大きさになります。
@NWが機械工労組との交渉を再開
ノースウエスト航空は8月20日からストライキに入っている機械工組合(AMFA)との交渉を再開しました。運航が代替整備士などにより確保されている事からこのストライキは失敗したようです。このため、ノースウエスト航空の機械工組合に対する合理化要求はストライキ以前よりも厳しいものとなっており、機械工組合への人員削減を2分の1から3分の2に引き上げ、他の労組も含めた全体の人件費削減の約11億ドルのうち機械工組合分を2700万ドル上乗せしました。しかし、代替整備士で運航は確保しているものの「安全性に問題がある」との指摘もあります。
*9月9日
@明日、NHKスペシャルで「巨大旅客機誕生」を放映
明日午後9時からNHK総合でNHKスペシャル「巨大旅客機誕生」〜大競争時代・そこに日本の技術あり〜が放映されます。
@全日空社長が国内線値上げに慎重姿勢
全日空社長は昨日の記者会見で国内線運賃の値上げについて「燃料高騰で2005年度は燃料費の増加が予想よりも100億円上回るが、2007年までに100億円を削減する全社的プロジェクトなどで、徹底した自助努力を続けたい。」と値上げに慎重な姿勢を表明しましたが、一方、自助努力にも限界があるとの見方も示しました。日本航空は来年1月からの値上げを表明しています。
@羽田空港に116mの新管制塔建設へ
国土交通省は昨日、羽田空港再拡張に伴い現在の管制塔ではD滑走路の視認が難しくなる事から、高さ116mの新管制塔を建設する事を明らかにしました。現在の管制塔は耐用年数38年の半分で役割を終える事になりますが、非常時などの予備として活用する構想もあるとの事です。成田空港の管制塔の87mを抜いて日本一の高さになります。世界でも3番目になるとの事です。
@コロンボ空港の爆破情報で乗客パニック・1人死亡
スリランカのコロンボ空港で8日、ダッカ行きのサウディアラビア航空機が離陸に向け誘導路を移動していたところ、管制塔から爆破情報があるとの警告を受けました。このため、機長は乗客に対しすぐに機外に脱出するように指示したところ、乗客がパニックを起こし非常口に殺到しました。このために、脱出シュートから誘導路に転落する乗客が相次ぎ、死者1人と少なくても62人が重軽傷を負いました。
@デルタ航空が1000人の解雇と11機の売却を発表
経営に厳しさが増しているデルタ航空は同社第2のハブ空港であるシンシナティーのノーザンケンッタキー国際空港のサービス削減策の一環として従業員1000人の解雇と広胴機11機の売却を発表しました。
@ブリティシュ・エアウエイズが値上げを発表
ブリティシュ・エアウエイズは8日、国際線の燃料費調整金の引き上げを12日から実施すると発表しました。アジア路線などの長距離路線では1往復で48ポンド(約9600円)から60ポンド(約12000円)に値上げになるとの事です。同社では2004年5月から燃料費調整金を実施し相次ぐ値上げで導入当初の12倍になりました。
*9月8日
@共生財団が16年度の航空機騒音測定結果を公表
成田空港周辺地域共生財団は昨日、平成16年度の成田空港周辺における航空機騒音測定の結果を発表しました。これによりますと、102カ所の測定局全てで騒防法の基準を達成したとの事です。
【コメント】毎年ですが、この「基準」と言う言葉は誤解を与えると思います。と言うのは国が定めている「航空機騒音にかかる環境基準」と混同するからです。「騒防法の基準を達成」と言うのは例えば、「第1種区域の線引き基準である75WECPNLが守られており、区域外で75WECPNL以上になるところはありません。」と言う事を意味しているものです。すなわち「達成していて当たり前、達成していなければ、直ちに区域の拡大が必要になる」と言う事なのです。決して、「航空機騒音が少ない、被害が軽い」と言う事を示しているのではありません。一方、環境基準の達成率から言うと成田空港周辺では達成率が毎年40〜50%にすぎないのです。このところを、混同しない言い方に変えた方が良いと思います。
@成田空港会社のページに「アスベスト(石綿)の調査結果について」、「「空の日」フェスティバル'05の開催について」が載っていました
これによりますと、アスベストは貨物上屋の一部で使用されていたものの、旅客関係の第1ターミナル・第2ターミナルでの使用はなかったとの事です。
@成田空港会社がいきなり県内1位に
帝国データバンク千葉支店のまとめによりますと、2004年度の千葉県内の法人申告所得ランキングで成田国際空港株式会社が民営化後の初登場でいきなり1位になりました。申告所得は272億8064万円との事です。第2位は東京ディズニーランドなどを運営するオリエンタルランドです。
@夏休みの成田空港利用者は3.3%減に
東京入国管理局成田支局のまとめによりますと、夏休み期間中(7月15日〜8月31日)に成田空港を利用した人は出発・到着合わせて約374万1000人となり前年同期比で3.3%減となりました。中部国際空港の開港や愛知万博の開催や中国での反日デモの影響などがあったためと考えられるとの事です。成田国際空港株式会社の予想よりも若干減っているようです。
@NWが成田ーニューヨーク線を10月から運休に
ノースウエスト航空は昨日、10月2日から成田とニューヨークを結ぶ直行便を運休にする事を明らかにしました。燃料の高騰が原因との事です。同社は機械工のストなどもあり、スタンダード・アンド・プアーズ(s&p)が格付けをCCCに下げています。
@JEX機が乱気流に遭遇・乗務員2人軽傷
昨日午後7時55分頃、仙台発大阪行きジャルエクスプレス2210便・DC-9-81型機が駿河湾上空を飛行中に乱気流に巻き込まれました。機体が激しく揺れ機内食サービス中だった客室乗務員2人が天井に頭をぶつけるなどして軽傷を負いました。同機はそのまま飛行を続け、8時31分に大阪空港に無事着陸しました。
@エンジン火災の誤表示で日航機が羽田に引き返す
昨日午前11時30分頃、羽田発青森行きの日本航空1203便・A300B4型機が山形県上空を飛行中に右エンジンで火災が発生したとする警告灯が点灯しました。このため、同機は右エンジンを止めて左エンジン1基で羽田空港に引き返し午後0時10分過ぎに無事着陸しました。点検したところ火災の痕跡はなく、警告灯の誤動作でした。
@スターフライヤーが事業免許を申請
来年の3月16日に開港する新北九州空港を拠点として北九州ー羽田線を1日12往復運航する予定の新規航空会社スターフライヤーが昨日、国土交通省に対して航空事業許可を申請しました。料金は片道普通運賃で2万円強を予定しているとの事です。
@ポーランド航空がB-787型機を発注
LOTポーランド航空は7日、ボーイング社に対して新型機B-787型機を確定7機、オプション2機、購入権5機を発注したと発表しました。
*9月7日
@成田騒対協が誠意ある説明を申し入れ
成田空港騒音対策地域連絡協議会は昨日、成田国際空港株式会社の黒野社長宛に暫定平行滑走路の北伸について「早期の誠意ある説明」を求める申入書を提出しました。申入書では「空港機能の拡充を最大目標としての2500m化はきわめて遺憾」として、(1)飛行回数,運用時間、飛行コースの計画、(2)法に基づく環境影響調査の実施、(3)北伸による整備とコンターの変更、(4)騒音対策の充実,の4項目について早急に説明するよう求めています。
@2500m化で1時間の発着回数を19回へ
成田国際空港株式会社は平行滑走路の2500m化によって、1本の誘導路を平行滑走路南側から東側に大きく迂回して新設する事により、誘導路を2本にし一方通行にして1時間当たりの発着回数を現在の12回から19回に増やす事を計画しているようです。
@IATAとの着陸料引き下げ交渉が難航
成田空港の着陸料引き下げをめぐる成田国際空港株式会社と国際航空運送協会(IATA)との交渉が難航しているようです。3回目の交渉も合意に至らず、15日に4回目の交渉が行われるとの事です。
@新明和がA380型機用搭乗橋24基を受注
新明和工業は昨日、シンガポールのチャンギ国際空港とタイのバンコク第2国際空港からエアバス社の超大型旅客機A380型機用の搭乗橋を24基受注したと発表しました。この搭乗橋は従来の搭乗橋よりも3m高くなり、A380型機の8.2mの高さにある2階部分の搭乗口からも旅客が出入りできるとの事です。もちろん、従来の高さの搭乗口にも対応しています。バンコク第2国際空港には今月中に5基を納入し、チャンギ国際空港には来年6月までに19基を納入するとの事です。
*9月6日
@成田空港で初めての「地震防災訓練」
昨日午前6時から成田空港で初めてとなる「地震防災訓練」が行われました。成田市で震度7の大きな地震が起こったと想定し、A滑走路にひびが入り、無線施設が停止し、ターミナルビルの一部が壊れ、エレベーターに旅客が閉じ込められたとの想定で点検や負傷者の救出などの訓練が行われました。約80人が参加しました。
@マンダラ航空機事故の死者が150人以上に
インドネシアのマンダラ航空機の墜落事故は情報が錯綜していますが、死者は地上の住民40人程度も含め150人に上るようです。乗員・乗客の生存者は13〜15人との事です。日本国籍の3歳の女児もインドネシア人の祖父母と搭乗していた模様で、この女児らしい遺体も見つかりましたが、両親はDNA鑑定を希望したとの事です。
@自衛隊のF15戦闘機同士が接触し緊急着陸
今日午前10時10分頃、航空自衛隊のF15戦闘機2機が日本海上空で戦闘訓練中に接触し、1機は右水平尾翼と燃料タンク、もう1機は操縦席の防風と左垂直尾翼を損傷しました。2機は直ちに新千歳基地に向かい、10時34分と44分に緊急着陸を行いました。幸いパイロットにけがはありませんでした。
*9月5日
@未買収地の現地調査始まる・静岡空港
静岡空港未買収地の強制収用に必要な土地物件調書を作るための現地立ち入り調査が今日から始まりました。調査は今日から10日まで1日500人態勢で行われます。今日は5ブロックで調査を行う予定ですが、午前中は3ブロックで反対派との睨み合いが続き調査に入れませんでした。
【コメント】成田空港建設当初の事を思い出します。当初は反対運動に過激派学生も参加せず、ヘルメットもない素手の農民などに対して機動隊3000人を動員して、農民をごぼう抜きにして杭打ちを始めたものでした。これが、成田空港問題のこじれるきっかけの一つでした。いわゆる、「ボタンの掛け違え」になります。
@インドネシアで旅客機が墜落・100人以上死亡か
5日午前9時45分頃、インドネシア・スマトラ島のメダン空港を離陸したメダン発ジャカルタ行きのマンダラ航空B-737-200型機が離陸直後に市街地に墜落・炎上しました。乗員・乗客は117人以上で100人以上が死亡したとの事です。空港付近は当時濃い霧が立ちこめていたとの事ですが、墜落直前に爆発音があり尾翼が吹き飛んだとの目撃情報があるそうです。
@ネパール航空機がオイル漏れで関空に引き返す
昨日午後0時55分頃、関西国際空港発上海行きのロイヤル・ネパール航空412便・B-757型機が離陸直後に油圧の異常を示す表示が出ました。このため、同機は関西国際空港に引き返し約20分後に無事着陸しました。点検したところ、前輪格納庫の扉を開閉する油圧シリンダーのパイプに亀裂が入り、オイルが漏れていました。
*9月4日
@成田空港の全搭乗橋に広告掲示へ
成田国際空港株式会社は来月からターミナルビルと航空機を結ぶ44基の搭乗橋の内壁176面とと外壁88面にイギリスに持株会社を置く金融機関の広告を掲示する事になりました。契約は2009年3月までで、1基当たり年間数百万円の収入になるとの事です。
@日本エアコミューター機が計器故障で鹿児島空港に引き返す
今日午前8時10分頃、鹿児島発西広島行きの日本エアコミューター3701便・サーブ340B型機で離陸直後に機体の姿勢を示す計器が故障し、鹿児島空港に引き返しました。点検したところ、この計器をコントロールするコンピュータに不具合があったとの事です。
*9月3日
@日航機が計器故障で成田に引き返す
今日午前10時半頃、成田発広州行きの日本航空603便・B-767型機が離陸して間もなく左エンジンの回転数を示す計器が故障しました。このため同機は成田空港に引き返し、緊急着陸を行いました。点検ではエンジンに異常はなく計器の誤動作と見られています。乗客は別の便に乗り換えました。
@11市協が正式に「騒音」を削除
伊丹国際空港騒音対策協議会(11市協)は昨日、伊丹市内で総会を開き、名称から「騒音」を削除する事を正式に決定しました。名称は「大阪国際空港周辺都市対策協議会」となります。しかし、豊中市長は「騒音被害を受ける住民の反発も強く、騒音対策を後退させて欲しくない。」と注文をつけました。
@自衛隊機と米軍機がニアミス
昨日午後2時15分頃、新千歳空港から徳島空港に向かっていた海上自衛隊のTC-90型機が青森湾上空で、米軍のものと思われるF16戦闘機2機とニアミスをしたと国土交通省に報告しました。同高度で接近し最接近時の距離は約450mだったとの事です。
@エアドゥ機の胴体にクラック
エアドゥは昨日、所有するB-737-400型機の胴体右主翼付け根付近に長さ約4.5cmの傷(クラック)が見つかった、と発表しました。修理のため、昨日4便、今日6便が欠航する事を明らかにしました。原因は不明との事です。
@全日空のボンバルディア機のタンクセンサーが故障
今日の朝、福岡発大阪行き全日空のボンバルディアDHC8-400型機で燃料タンクのセンサーが故障し燃料が満タンにできない故障が発生しました。このため、同便と折り返し便が欠航となりました。
@ボーイング社機械工組合がストに突入
ボーイング社の機械工で作る同社最大の労働組合(組合員約18000人)が2日、ストライキに突入しました。労組では「スト期間中の航空機の組み立てはしない。」としています。
@管制官の朝寝坊で旅客機の着陸が遅れる
先月31日の朝、オーストラリアのキャンベラ国際空港で管制官が朝寝坊をして20分遅刻したため、着陸予定のカンタス航空機が着陸できずに空港上空を旋回して待機する出来事がありました。同機は着陸が12分間遅れたとの事です。管制塔には別の管制官もいましたが「着陸指示を出せるほどのベテランではなかった。」との事です。お粗末!
*9月2日
@日航グループ労組が安全対策で緊急声明
日本航空グループの8労組で作る「日本航空内JJ労組連絡会議」は昨日,「日本航空は国土交通省から業務改善命令を受けているにも関わらず,3月に発表した中期経営計画を変えていない。抜本的な安全対策として中期経営計画に盛り込まれている人件費削減計画をやめ,自社整備体制を復活すべき。」とする緊急声明を発表しました。
@4〜6月の国内線航空旅客は1.8%増に
国土交通省が昨日発表した航空輸送サービスに関わる情報公開(4〜6月)によりますと、国内線旅客数は前年同期比で1.8%増となりました。前回の発表までは横ばい状態となっていましたが、国内景気の持ち直しを反映した形です。また、輸送人キロ当たりの旅客収入も0.9%増の16.0円とわずかに改善しています。
@文部科学省が航空機関係の概算要求に56億円
文部科学省は30日の航空科学委員会で来年度予算の概算要求を8億円増の約56億円とした事を報告し了承されました。具体的には(1)国産旅客機等に関する航空科学技術の研究開発に35.6億円、(2)国産旅客機・クリーンエンジン技術開発のための大型基盤施設の整備に9.8億円、(3)航空に関する先行的研究(静粛高速機技術の飛行実証研究)に1億円、(4)次世代航空技術の研究開発(未来型航空機技術(V/STOL等)の研究開発)に0.6億円、(5)共通基盤技術の高度化等/先端的・萌芽的研究に9億円となっています。
@関空で10月からロボットの実証実験
関西国際空港会社と松下電器産業・松下電工・富士通は10月から関西国際空港でロボットの実証実験を行う事になりました。4年間かけて、チケットを読み取ってカウンターまで案内したり、駐車場から搭乗客に付き添い荷物を搬送して案内するロボットの開発にまず取り組むとの事です。
@カタリナの被害でジェット燃料が値上がり
アメリカ南部を襲ったハリケーン・カタリナの被害は深刻で、製油所の操業停止などでアメリカのジェット燃料の生産が13%減少し、比較的安かったメキシコ湾岸の空港でのジェット燃料価格が他の地域の空港と同じ程度に値上がりしているようです。スタンダード・アンド・プアーズ(s&p)によると、この影響でデルタ航空の破産法11条の申請が早まる可能性が高いとのことです。
*9月1日
@8月のアクセス数は20094回でした。ご愛読感謝致します。
@平行滑走路新誘導路は東側を迂回して敷地はみ出す
暫定平行滑走路の北伸に伴い平行滑走路の南側に新設される誘導路の計画がまとまり、住民に提示されている事が昨日分かりました。それによりますと、反対派の所有地を東側に大きく迂回するため、空港の敷地をはみ出す誘導路になるとの事です。このため、誘導路の長さも約2Kmに達するようです。当初は反対派の所有地の間を通る案だったようですが、これだと、南側からの着陸を誘導する電波に障害を与える可能性があるとの事でこの案になったとの事です。この案では反対派農家が第2ターミナルのエプロンと平行滑走路と誘導路で周囲を全て囲まれる事になり、反発は必至とみられています。
@操縦士に英語力認定試験義務づけへ
国土交通省は昨日、管制官との英語でのやり取りを確実にするため、日本の航空会社に勤める国際線の操縦士を対象に英語力を認定する「航空英語能力証明試験」を実施し、資格取得を義務づける事を決めました。2006年秋から試験を実施し、2008年3月までの取得を義務づけるとの事です。
@関空の社長が大手の大阪空港臨時便を批判
関西国際空港の社長は昨日の記者会見で、この夏に日本航空と全日空が大阪空港発着の臨時便を大幅に増発した事について「こういう尻抜けは、(大阪空港発着規制の)趣旨に反する。」と両社を厳しく批判しました。