2006年9月の出来事


*9月30日

@成田空港の8月運用状況・外国人旅客は過去最高
 成田国際空港株式会社が発表した成田空港の8月の運用状況によりますと、発着回数は前年並でしたが、旅客は前年同月比で4%増になり過去2番目になりました。この内、外国人旅客は過去最高になりました。貨物量は同2%減となりました。詳しくは成田国際空港株式会社のページで見て下さい。

@ブラジルで旅客機と小型機が空中衝突・旅客機墜落
 29日午後、ブラジルのマナウスから首都ブラジリアに向かっていたブラジル・ゴル航空1907便・B-737-800型機がバラ州セラドカシンボ付近で小型ジェット機と空中衝突し、主翼を損傷して密林地帯に墜落しました。同機には乗員・乗客155人が乗っていた模様です。小型機は近くに不時着しているのが発見されましたが、乗員の安否は分かっていません。ゴル航空機は密林地帯の農場に墜落したとの情報もありますが、乗員・乗客の安否も含めて確認されていません。同機には現地のヤマハ発動機の関係者が乗っていたとの情報もありますが、ヤマハ発動機側は「関係者は別便に乗り全員無事」としています。


*9月29日

@来年4月に第2ターミナル「ナリタ5番街」がオープン
 成田国際空港株式会社は来年4月に第2ターミナル制限エリアに新しい免税店街「ナリタ5番街」をオープンさせる事を明らかにしました。売り場面積は2800平方メートルで、第1ターミナルの「成田ナカミセ」に次ぐ広さになります。「成田ナカミセ」が1本道なのに対し、「ナリタ5番街」は1カ所に集中し回遊して買い物を楽しむ事が出来るそうです。年間の売り上げ目標は120億円としています。

@「上場準備室」を設置へ
 成田国際空港株式会社は株式上場の準備を本格化させるために10月1日付けで「上場準備室」を設置します。職員を5〜6人を配置するとの事です。

@日本航空ジャパンのストは回避
 30日と10月1日に予定されていた日本航空ジャパンのストライキは回避される事になりました。対立している点については11月10日まで期限を延ばして交渉を続ける事になりました。


*9月28日

@フィンランド航空が成田ーヘルシンキ線を12月から増便
 フィンランド航空は昨日、12月4日から成田ーヘルシンキ線を現在の週2便から4便に増便する事を明らかにしました。これは、国内線枠を国際線に振り向けた分の一部です。

@ボンバルディア社が成田空港周辺に部品倉庫建設へ
 カナダのボンバルディア社は昨日、自社機の部品をストックする倉庫を2007年に成田空港周辺に完成させると発表しました。この倉庫には重要なスペアーパーツを全て保管するとの事です。

@米GEが国産旅客機のエンジン開発に名乗り
 三菱重工が中心で開発が検討されている国産ジェット旅客機のエンジンについてアメリカのゼネラレ・エレクトリック社が開発に名乗りを上げました。既に、イギリスのロールスロイス社は名乗りを上げています(8月30日の出来事を参照)ので、世界の2大ジェットエンジンメーカーが名乗りを上げた事により、事業化の可否にも影響を与える事になりそうです。

@日航ジャパン乗員組合が30日・1日のストを通告
 日本航空の国内線を運航する日本航空ジャパンの乗員組合は10月1日に国際線会社と国内線会社が統合される事により日本航空ジャパンの機長が管理職扱いになり、労組の組合員でなくなる事に反対して30日と10月1日にストライキをする事を会社側に通告しました。実施されますと国内線の約4割に影響が出るとの事です。

@EUが機内持ち込み荷物の規制強化を決定・11月から
 EUの航空専門家会議は27日、イギリスでのテロ未遂事件を受けた措置として機内持ち込み荷物に対する規制を強化する案を決定しました。具体的には(1)液体の持ち込みを100ミリリットル以下の容器に限定(2)容器は1リットル以下の容積の透明なビニールの入れ物1個に入れる(3)手荷物を長さ56センチ以下などに制限(4)手荷物検査では上着を脱ぎ、パソコンも点検−などで、空港内の特定の売店で購入した飲み物などは、持ち込み制限から除外するとしています。加盟25カ国で11月から実施される見込みとの事です。

@予約超過に怒り担当者の耳に噛み付く
 イタリアのトリノ空港で26日、予約超過で乗れなくなった41歳の音楽家が激怒して担当者の耳に噛み付き、耳がほぼちぎれる怪我を追わせ、逮捕されました。被害にあった担当者は「予約超過の問題で、命を脅かされたくない。」と転職を決意したとの事です。

@「鳥インフルエンザか?」、実はヘロインの密輸
 27日朝、ベトナムのホーチミンからシドニーに向かっていたベトナム航空機内で男性が意識不明になりました。この男性の妻が「養鶏場で鳥料理を食べた。」と言ったために、機内は一時パニック状態になりました。男性は着陸後、病院に運ばれましたが、乗客約200人は機内に缶詰になりました。ところが、病院からの連絡で、原因は胃の中に飲み込んだコンドームが破裂し、中にあった多量のヘロインが胃の中に出たためと分かり、1時間後に解放となりました。


*9月27日

@レイクスポイントの騒音測定結果を地元に説明
 昨日,成田国際空港株式会社に電話した所、レイクスポイントの高度2段階化前後に行われた1週間ずつの騒音測定の結果がまとまり、昨日、千葉県香取市と茨城県稲敷市に説明したとの事でした。県や市町村への説明が終わり次第、公表の予定との事でした。

@公述の意見に対する国の見解を成田空港事務所で閲覧
 昨日,国土交通省の成田国際空港課に電話して、公聴会における公述への国の見解・回答について聞いた所、「公述した人には通知したが、その他の人には成田空港にある国土交通省の成田空港事務所で閲覧できる。」との事でした。

@「東峰の森」の伐採禁止の仮処分を申請
 暫定平行滑走路の南側にある成田市東峰地区の7戸が昨日までに、平行滑走路2500m化で新設される東側誘導路が「東峰の森」を通り、半分の樹木が伐採される事について、「東峰の森は堆肥などを作るために入会地として使用してきた。伐採されると農業に支障が生じる。」として千葉地裁に伐採禁止の仮処分を申し立てました。

@タイの新空港で幽霊騒ぎ?
 28日に開港するタイのスワンナブーム空港で23日、空港当局が僧侶99人を招いて安全祈願を行っている最中に警備員の一人が突然苦しみだし、「祭壇を建ててくれなければ、災いが起こる。」などと大声で叫びだし、僧侶が祭壇の建設を約束すると警備員の苦しみは治まる出来事があったそうです。この空港の一部は墓地だった事から建設中から空港スタッフの間で幽霊騒ぎがたびたび起こっていたとの事です。


*9月26日

@A380型機用のアッパーデッキ工事を発注
 成田国際空港株式会社はエアバス社の次世代超大型機A380型機用のアッパーデッキ工事を発注しました。26番と48番スポットに増設する事になります。


*9月25日

@マレウ゛・ハンガリー航空が08年に成田線就航の意向
 来日しているマレウ゛・ハンガリー航空の旅客営業取締役は「2008年に成田ーブタペスト間に定期便を就航させたい。そのために、この秋と来年夏に日本へチャーター便を運航し、成功させたい。」と語りました。マレウ゛・ハンガリー航空が日本にチャーター便を運航するのは5年ぶりになります。

@タイの新空港周辺で騒音被害・訴訟を準備
 正式開港を28日に控えたタイのスワンナブーム空港周辺で住民が騒音被害を心配して訴訟の準備を始めたとの事です。同空港では開港前に一部の運航が行われています。空港から3.5Km離れたモンクット工科大学の学生は騒音について「まるで天をつんざく雷のよう。」と話し、空港側の騒音対策の不備に不満を表明しています。同空港ではピーク時に1時間当たり76機の離着陸を行う予定との事です。

@羽田空港国際線地区開発に3大金融グループが融資へ
 羽田空港の国際線地区を民間資金を活用した社会資本整備(PFI)で開発する構想について、みずほコーポレート銀行がまとめ役になり、三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行などが協調融資を行う方向が固まりました。


*9月24日

@国土が成田空港会社の外資による出資に規制を検討
 国土交通省は2008年にも上場が予定されている成田国際空港株式会社に外資が出資して、事実上の支配を行う事を防ぐために、何らかの出資の規制を検討し始めたとの事です。「成田空港は日本にとって国際的な旅客や物流の最重要拠点であり、公共性が高い。」としています。しかし、資本市場の自由化に逆行するため、批判が出るものと見られます。

@シンセン航空がブラジル人パイロット59人を採用
 日本でも団塊世代の大量退職によりパイロット不足が問題になっていますが、中国でも急激に増大する航空需要でパイロットが不足しています。そこで、シンセン航空では8月にブラジル人パイロットを59人採用し、急場を凌ぐ事になりました。給与は月に約8000米ドルと中国人パイロットの1.5〜2倍になります。


*9月23日

@成田空港で犬・猫の持ち込みが激減
 今日の毎日新聞によりますと、海外からの犬や猫の持ち込みが成田空港で激減しているとの事です。これは2004年11月に「犬等の輸出入検疫規則」が改正され、犬や猫などのペットへのマイクロチップの装着が義務化された事によるものとの事です。これは、主に狂犬病の侵入を阻止するためですが、事前に済ませておかなければならない準備が煩雑になったためとの事です。そのかわり、準備をしておけば入国後12時間以内の係留で引き取る事が出来るようになりました。2003年には8275匹だったものが2005年には3836匹と半分以下になったとの事です。

@日航と全日空が機内インターネットを12月29日で停止
 日本航空と全日空は現在行っている航空機内でのインターネット接続サービスを12月29日で停止する事を明らかにしました。これはボーイング社の子会社が接続サービスを今年末で打ち切る事に(8月19日の出来事を参照)対応したものです。

@インドネシアで鳥インフルエンザによる死者が50人に
 今日の日本経済新聞によりますと、インドネシアで18日に11歳の男子が鳥インフルエンザで死亡し、死者の合計数が50人に達しました。インドネシア政府は財政難を理由に十分な防止策を取っておらず、人から人への感染が疑われる事例も出ています。このため、日系の現地企業は人から人への感染が始まった場合に備えて対策に着手しているとの事です。

@発火したバッテリーはやはりソニー製
 21日の出来事で書いたロサンゼルス空港で起きたノートパソコンの発火したバッテリーはソニー製だったとの事です。発火したノートパソコンのメーカーであるLenovoはデルやアップルと同じソニー製のバッテリーを使っている事を認めていましたが、「充放電方式がデルやアップルとは違うので問題はない。」としていました。なお、ロサンゼルス空港での発火事故は16日の事だったそうです。


*9月22日

@アエロメヒコが成田ーメキシコに直行便
 メキシコのアエロメヒコ航空は11月18日から成田ーティファーナーメキシコシティー線を週2便で運航する事を明らかにしました。機材はB-777-200ER型機でビジネスクラス49席、エコノミークラス228席の計277席になります。「成田空港ハンドブック」によりますと、エアロメヒコは2001年12月までは成田空港に乗り入れていましたので、復活と言う事になります。

@アヘン15Kgを持ち込んだトルコ人を逮捕
 千葉県警成田空港署はアヘン15Kgを鞄に隠して持ち込もうとしたトルコ人男性を逮捕しました。この男性は19日午前にトルコのイスタンブールから成田空港に到着しましたが、旅券が偽造旅券だった事から、鞄を調べた所アヘン15Kgを隠し持っていました。15Kgはアヘンとしては過去最高になります。

@「未明離陸は乗員に取って最適な時間」と基地担当者
 米軍機の未明離陸の騒音が問題になっている米軍嘉手納基地の担当者は昨日、騒音問題についての報道関係者説明会を開き、その席で「パイロットが日中に目的地に着くためには、時差の関係から現在の離陸時間が最適。」と述べました。
【コメント】ひどい考え方ですね。たった、数人のパイロットのために何千人と言う周辺住民の睡眠を妨害しても良い、と言う事になります。日本人を「人間」とは思っていないのでしょうか。

@三菱重工のB-787用主翼工場が完成
 このほど、名古屋に三菱重工のB-787型機用の主翼を作る工場が完成しました。ここで作られた長さ約30mの主翼は船で中部国際空港に運ばれ、B-747型機を改造した専用機でアメリカのボーイング社組み立て工場に運ばれます。来年春に初出荷の予定との事です。

@A380型機の引き渡し延期を正式発表
 エアバス社の親会社であるEADS社は21日、A380型機の3度目の引き渡し延期を正式に発表しました。しかし、詳細は4週間以内に明らかにするとしています。試験飛行は順調に進んでおり、欧州航空安全局は年内に型式証明を出す見込みです。初号機は年末か来年初めにシンガポール航空に引き渡される予定ですが、その後の生産に遅延が生じる模様です。


*9月21日

@中国国際航空機がエンジントラブルで関空に引き返す
 昨日午後5時5分頃、関西国際空港を4時50分頃離陸した中国国際航空928便・B-767-200型機でエンジントラブルが発生し、同機は関西国際空港に引き返し5時15分頃無事着陸しました。このトラブルで滑走路が約10分間閉鎖されました。

@最寄り空港使わず空港対策特別委員長を辞任・益田市
 乗客の減少に悩む萩・石見空港近くの益田市議会の空港対策特別委員長が昨日辞任しました。委員長は会派の北海道視察旅行に行った際、萩・石見空港を使わずに広島空港を使いました。利用促進を考える立場の空港対策特別委員長としての道義的責任を感じた、との事です。広島空港を使った方が安く行けたとの事です。

@ロス空港でノートパソコンが発火
 先週末、ロサンゼルス空港でノートパソコンが燃えるトラブルがありました。発火したのはLenovoのThinkPad T43との事です。持ち主が航空機に搭乗しようとした際に鞄の中から煙が出ているのに気づき、慌てて待合室に戻った所発火したとの事です。ThinkPad T43はソニー製のバッテリーを使っていますが、この時に装着していたバッテリーがソニー製かどうかは損傷が激しくまだ特定できていないとの事です。

@アエロフロートが次世代機をボーイング社とエアバス社に
 アエロフロート・ロシア国際航空のCEOは20日、イルクーツクで記者会見し、次世代中型機としてボーイング社のB-787型機を22機とエアバス社のA350XWB型機を22機発注する意向を明らかにしました。B-787型機は2010〜2012年に引き渡しを受け、A350XWB型機は2012〜2016年にかけて引き渡しを受ける予定との事です。ボーイング社とは交渉を終えていますが、エアバス社とは交渉をやり直すとの事です。


*9月20日

@日本航空と全日空が冬季のスケジュール発表
 日本航空と全日空は10月下旬からの冬季スケジュールを発表しましたが、成田空港関係では全日空が成田ーシカゴ線を10月29日から1日1便で復便し、成田ーシンガポール線を1日2便に、成田ーアモイ・青島線を週3便から7便へ、成田ー台北線を1日2便とします。合計で週29往復の増便となります。また、日本航空は成田ー広州線を1日2便に、成田ーアモイ線を週3便から4便に、成田ーロサンゼルス線を週7便から8便にするとの事です。これらの増便は国内線枠を国際線に振り替えたものになります。

@タイのクーデターで一部ツアーが中止に
 タイで起こったクーデターについて外務省が危険情報を出しましたが、JTBでは今日のツアーは出発したものの、明日から26日までのツアーを中止する事になりました。成田空港ではタイ路線でキャンセルが相当数出ているとの事です。


*9月19日

@成田空港空の日イベント・ジェット機との綱引き
 昨日、成田空港で「空の日」イベントの一つで恒例の「ジェット機との綱引き」が行われました。ジェット機はB-767-300F型機で重さ約90トンでした。インターネットで募集した小学生約150人とその親が参加しました。はじめは子供たちだけで引きましたが、ジェット機はびくともせず、次に親も入って309人で引くと動き始めました。


*9月18日

@インド帰りの大学生が赤痢に感染
 13日にインドから成田空港に帰国した千葉県市川市の大学生が赤痢に感染していた事が分かりました。帰国する前の12日から下痢と発熱があったために、成田空港検疫所に申し出、検査した所感染が判明しました。赤痢の感染者は千葉県内で今年56人目になります。


*9月17日

@就航報奨金払ったのに1年で撤退・関空
 関西国際空港の地元自治体と経済団体で作る「関西国際空港全体構想促進協議会」は関西国際空港の2本目滑走路やターミナルなどの整備のために航空会社を呼ぼうと、新規路線を開設する航空会社に報奨金を支給しています。ところが、昨年11月にダラス線を開設したアメリカン航空が10月28日で撤退する事になり、昨年10月にサイパン線を開設したノースウエスト航空も10月28日に撤退する事になりました。アメリカン航空には開設時と今年3月25日までの報奨金として約1900万円が支払われ、ノースウエスト航空にも同約1100万円を支払っています。さらに、今年3月26日から10月28日までの分として両社に対して約2500万円も支払う事になります。同協議会の規定には就航期間の規定はなく、支払いを拒否できる規定もないとの事です。自治体の中には協議会費を公費で支出している事もあり、「税金の無駄遣い」と指摘する意見もあるとの事です。


*9月16日

@「現時点では2500m化を実現する」と北側大臣
 北側国土交通大臣は昨日の着工式典の後、記者の質問に答え「現時点では2500m化を実現する。」と述べて平行滑走路を3000m級にする事に含みを持たせる発言を行いました。

@A380型機が3度目の納入期限延期か
 エアバス社のA-380型機について、ILTC社のCEOは8日、「発注会社の仕様にあわせた機内配線が予想以上に問題で、更に遅れる。」と発言しているとの事です。エアバス社は来週に経営幹部の協議が予定されており、この席で何らかの決定があるものと見られている、との事です。


*9月15日

@「くうこうだより」秋号が送られて来ました
 「くうこうだより」秋号が送られて来ました。今号の2・3ページでは「成田空港周辺児童書道・絵画展」でした。4・5面の「空港の仕事」シリーズでは「航空照明の仕事」です。6面は「空の日イベント紹介」と「2500m化工事許可」。8面の「Air Line File」では「エア・インディア」が取り上げられていました。

@着工式典を挙行
 今日の午後、暫定平行滑走路再北伸による2500m化工事の着工式典が北側国土交通大臣や堂本千葉県知事などが出席して行われました。工事は暫定平行滑走路運用時間外の夜間に行われます。滑走路は2009年の秋に完成の予定で、その後の検査などを受けて2010年3月31日に供用開始が予定されています。ただ、工事の進み具合によっては前倒しもあり得るようです。

@国道51号線の入札・予定価格を47.3%下回る
 暫定平行滑走路2500m化のメイン工事になる国道51号線の付け替え工事の入札が昨日行われました。落札したのは間組と安藤建設の特定企業体(JV)で、落札額は36億6975万円で、予定価格を47.3%も下回りました。

@米国路線で今日から液体免税品の機内持ち込みが緩和
 イギリスでのテロ未遂事件を受けて成田空港で実施されていた米国路線での液体やゲル状物質の持ち込み禁止措置が、免税品に限って緩和されました。これは、酒類や化粧品などの免税品を買って、航空機への搭乗時に受け取る事により爆発物を持ち込まれる危険がなくなる、との判断からです。ただし、対応できる航空会社から実施するとの事で、今日はアメリカン航空のみとの事です。免税店からの強い要望があったものと見られます。

@関西国際空港の制限区域に軽トラが迷い込む・8月
 8月17日午前10時20分頃、関西国際空港で運送業者の軽トラックが国際貨物地区の集配先に向かう途中で道に迷い、制限区域に入り込むトラブルのあった事が分かりました。この軽トラックの運転手は集配先が分からず、全日空の輸出貨物倉庫の向こう側に集配先が見えたので、この倉庫の中を通り抜けて制限区域に入ってしまいました。倉庫の前には柵があったそうですが、軽トラックが通り抜けるスペースはあったとの事です。軽トラックは駐機場の40m手前で警備員に制止されました。


*9月14日

@「環境とりまとめ」意見に対する回答が出る
 昨日、成田国際空港株式会社の担当者から電話があり、「『環境とりまとめ』に対する意見への回答を社のホームページに載せました。」と連絡をもらいました。結局、意見を出したのは本会だけだったとの事で、事実上、本会の意見に対する回答になります。

@県農業会議が「くの字」部分の耕作契約解除を答申
 千葉県農業会議は今日、成田国際空港株式会社が求めている、暫定平行滑走路の誘導路が「くの字」になっている原因となる畑の耕作契約解除申請(7月8日の出来事を参照)について「耕作契約解除が相当」とする答申を堂本千葉県知事に提出しました。これに基づき堂本知事は近く契約解除を許可する見込みとの事です。これに対して、この畑を耕作している男性は「不当。最終的には法廷で争いたい。」と反発しています。

@東峰地区地権者らが2回目の公開質問状
 暫定平行滑走路南端にある東峰地区の地権者ら7戸が成田国際空港株式会社の黒野社長宛に、平行滑走路の北伸について2回目の公開質問状を提出した事が分かりました。質問状では「1回目の質問状に対する回答は質問に対してまともに答えようとしていない。」として、「新誘導路が作られる「東峰の森」が破壊される恐れがある。」として計画の変更を求めています。また、供用開始後の騒音などの生活環境破壊が進む事を懸念して、文書による回答を求めています。これに対して、成田国際空港株式会社は「内容を検討する。」としています。

@日本貨物航空が25日に本社を成田空港に移転
 日本貨物航空は今月25日から本社を成田空港内に移します。東京にはサテライトオフィスとして東京事務所を残します。

@全日空も国際貨物の燃油付加運賃値上げを申請
 全日空は昨日、国土交通省に国際貨物運賃の燃油付加運賃を1Kg当たり6円値上げして60円とする申請を行いました。日本航空が導入した路線による格差は導入しませんでした。


*9月13日

@交通政策審議会でも「2500m化後」について検討へ
 国土交通省は今月25日に交通政策審議会航空分科会の初会合を開きますが、ここでは平成20年度〜24年度までの空港整備のあり方について議論をする事になるそうです。その中で、成田空港平行滑走路2500m化後の対応についても検討する事になるとの事です。


*9月12日

@「平行滑走路2500mで良いのかじっくり且つ急いで考える」と黒野社長
 成田国際空港株式会社の黒野社長は昨日の許可証公布後の記者会見で「平行滑走路は2500mで良いのか」とと言う質問に答え、「じっくり、且つ、急いで考える。」と述べました。また、株式上場に時期について「2007年度の上場はない。」とし、「2008年度・2009年度については上場の有無について精査していく。」と答えました。
【コメント】私たちは暫定平行滑走路が供用開始される前から、当時の空港公団に「南側の用地問題が解決したら、平行滑走路を3000m級の滑走路にするつもりではないのか。そうなれば、騒音被害はさらに激しくなり、認める事は出来ない。そう言う考えはないのか。」と再三質してきました。これに対して、当時の空港公団側は「いやそう言う考えは全くありません。南側が解決しても平行滑走路はあくまでも2500mです。」と答えていました。私たちが「そのような時には、延ばす800m部分は取り壊すのか。」と質した所、「いや、それはしません。安全帯として活用します。」と答えていました。今回の黒野社長の発言はこの時の発言と矛盾する可能性もあります。またもや、約束反故を繰り返す気なのでしょうか。

@全日空が成田ーシカゴ線に就航確定
 全日空は成田空港の発着枠増加が確定した事を受けて成田ーシカゴ線への就航を決定しました。また、成田ーシンガポール線を1日2便に増便する事になりました。

@サハリン航空機が管制指示違反・新千歳空港
 9日午前10時40分頃、新千歳空港でサハリン・ユジノサハリンクス行きのサハリン航空機・DHC8-100型機が離陸に向かった際に、管制官が着陸機があるので滑走路手前の停止線で待機するよう指示をしましたが、同機は停止線から10数mオーバーした位置で停まりました。このため、管制官が滑走路を空けるために前進して別の滑走路に入るよう指示しましたが、サハリン航空機は指示に従いませんでした。このため、管制官は着陸態勢に入っていた羽田発のエアドゥ機に着陸をやり直すように指示して、サハリン航空機を先に離陸させました。このトラブルため、エアドゥ機に遅れが出ました。

@スカイマークがB-787型機を4機導入か
 スカイマークが国土交通省に2010年から2012年にかけてボーイング社の新鋭機・B-787型機4機を導入する意向を伝えていた事が明らかにされました。昨日出来事で書いた記事の中で、「B-737-800型機」と書きましたが、全部をB-737-800型機に交換するのか、これに加えB-787型機を導入するのかどうかはよく分かりません。なお、スカイマークの株は新株発行予約権による増資で株が希薄化する事や全日空が格安航空会社を設立するとの報道を受け下落しています。


*9月11日

@北側大臣が黒野社長に許可証を交付・15日着工
 今日午前、国土交通省の北側大臣は成田国際空港株式会社の黒野社長を国土交通省に呼び、暫定平行滑走路再北伸に関する施設整備変更許可証を交付しました。これを受けて黒野社長は15日に着工する事を表明しました。

@スカイマークが機材更新で増資へ
 スカイマークは8日、2011年までに保有機材を全てB-737-800型機に更新するための費用として新株発行予約権を三菱UFJ証券に付与する代わりに約37億円を調達する事を発表しました。ただし、調達額は株価によって55億2000万円〜18億4000万円の範囲で変動するとの事です。


*9月10日

@大阪空港の騒音で移転した住宅を民間に売却・立ち退き迫られる
 今日の朝日新聞によりますと、大阪空港周辺で騒音のために移転を希望した住民のために現独立行政法人「空港周辺整備機構」が建てた共同住宅を、赤字削減のために民間に売却し、買い取った民間不動産業者が住民に立ち退きを迫っているそうです。機構側は「住民に事前に説明すると反対される。」として、契約を昨年11月末に結び住民への説明会は12月に行ったとの事です。昨年11月段階では約200世帯が居住していました。住民は立ち退きを始めていますが、約30世帯は反発して結束して立ち退き反対を表明しているとの事です。住民側は「仕方なく移転してきたのに、立ち退けとは何だ。また、国の犠牲にするつもりか。」と言っています。


*9月9日

@国土交通省が11日に許可・15日に着工
 国土交通省は成田空港暫定平行滑走路を2500mにする施設整備変更許可申請を来週11日に許可する方針を固めました。これにより、成田国際空港株式会社は15日に着工する見込みとの事です。

@クルド人7人が難民認定巡り提訴
 昨日,7・8月に成田空港から入国し難民認定を申請したトルコ国籍のクルド人男性7人が入管難民法に基づく仮滞在許可を出さないのは違法であり、不法に軟禁されているとして東京地裁に仮滞在許可と損害賠償を求める訴訟を起こしました。現在、3人は東京入国管理局成田支局の収容施設に入れられており、4人は成田空港のホテルの1室に監視付きで入れられているとの事です。

@全日空が格安航空会社を来年にも設立へ
 全日空は来年上期にも格安航空会社を設立するとの事です。国内線と国際線をそれぞれ別会社とし、機内サービスなどを大幅に切り下げてコストの削減を図ります。エアーニッポンなどグループ5社のいずれかを組織改編するか、人件費の安い東南アジアに別会社を設立するなどの案が出ているそうです。

@大韓航空がデルとアップルのノートパソコンの機内使用禁止
 大韓航空は先月30日、バッテリーがリコール対象となっているデル社のノートパソコン全部とアップル社の一部ノートパソコンを機内では使わないようにとする告知を出しました。機内持ち込み手荷物とする場合はバッテリーを外すように求めています。なお、機内の外部電源から起動する事については触れていないとの事です。


*9月8日

@米の麻薬取締官が拳銃と実弾を持ち込む
 先月1日にアメリカのエアーマーシャルが銃弾を日本の警察に預けるのを忘れて入国した出来事がありましたが、(「2日の出来事」を参照)それより前の7月8日にノースウエスト航空機で成田空港に到着したアメリカの麻薬取締官が拳銃と実弾を日本の警察に預けずに入国し、成田市内のホテルに宿泊していた事が分かりました。この取締官は翌日、出国する際に保安検査で発見されたものです。この2件の反省から、東京税関成田支署はそれまで申告を受け付けるだけだったものを、口頭で所有の有無を確認する事にしました。

@夏休み中の成田空港利用旅客が過去最高
 成田国際空港株式会社は昨日、夏休み期間中(7月14日〜8月31日)の同空港旅客利用者が前年同期比で3.9%増の約396万6000人となり、過去最高を記録した事を明らかにしました。出国者が約201万1000人、入国者が約195万5000人となっています。

@成田増便枠配分が固まる
 日中航空交渉によって、成田空港の国内線枠を国際線に振り向けて国際線を70便(週、往復・以下同じ)増やす案の配分がほぼ固まりました。半分の35便は全日空に18便、日本航空に17便となります。ただし、これは中国路線の増便に限るのではなく、他国の増便にも使え、旅客便でも貨物便でもかまわないようです。残りの35便の内15便は中国の航空会社向けで、残りの20便はノースウエスト航空、カンタス航空、ルフトハンザ航空、スイス・インターナショナルに配分される事になっていますが、実際の増便は冬季ダイヤで各航空会社から申請された段階で確定となります。

@日本航空が国際線貨物の燃油付加運賃値上げを申請
 日本航空は昨日、国際線貨物の燃油付加運賃の値上げを申請しました。1Kg当たり欧米路線で66円、その他の路線で57円と国内航空会社としては初めて路線による格差をつけました。

@日航と全日空が中国路線の小型機にビジネスクラスを新設へ
 日本航空と全日空は来年春から中国路線の小型機にもビジネスクラスを導入する方針を固めました。出張者などの取り込みを狙い、利益率を上げる事を目指します。

@スカイネットアジアが8機体制で運休を減らす方針
 スカイネットアジア航空は昨日までにリース契約が切れる事になっていた2機について、新たな機体2機を導入した後もリース契約を継続して、現在の6機体制から8機体制の運航を行う事になりました。2機を予備機とし、機体整備期間の代替機や繁忙期の臨時便として使う事にしています。これにより、機体整備期間の運休や機体故障時の欠航を大幅に減らしたいとしています。

@欧州路線の全てで液体の持ち込み禁止か?
 7日付のドイツ紙、フランクフルター・アルゲマイネが伝えた所によりますと、イギリスでのテロ未遂事件を受けて、現在ブリュッセルで開かれている航空機の安全向上に関する会議で欧州内の航空路線全てで、液体の機内持ち込みが全面禁止になる可能性が高く、10月からの実施もあり得るとの事です。この規定は航空路線だけではなく、鉄道などにも適用される可能性があるとの事です。


*9月7日

@2009年から羽田空域と成田空域を一元管制
 国土交通省は今日、2009年をメドに羽田空港空域と成田空港空域を一元化して管制する方針を固めました。首都圏の空域は西に米軍の横田空域があり、成田空港の北には自衛隊の百里空域があるために、需要に比して狭い空域になっています。このため、羽田空港のラッシュ時には航空機が混み合い遅延の原因となっています。これを、成田空港空域も使って羽田空港発着航空機の管制に余裕を持たせて効率を良くし遅延を少しでもなくす事が狙いです。
【コメント】首都圏の空域の改善は横田空域の縮小が一番効果あると思います。これをまず第一に検討すべきではないでしょうか。また、素人考えですが、一元化により、管制官の取り扱う航空機数が増えて、安全性に懸念が生じる事はないのでしょうか。それと、もう一つは成田空港空域を飛行する航空機が増える事により、千葉県東部・南部の騒音が増える事になるのでは、と言う心配もあります。

@不審車両侵入防止に新たな装置を設置へ
 今朝7時前のNHKテレビのニュースで、成田空港の検問ゲートに新しい不審車侵入防止装置が設置されたとの事です。これは、遮断バーとともに地中に埋め込まれた金属製の円筒が立ち上がるもので、車が衝突しても止める事が出来るとの事です。テレビのニュースでしたので、全部の検問ゲートに設置されたのか、などの詳しい事が聞き取れませんでした。

@日本エアコミューター機が落雷で通信装置故障・2便欠航
 昨日午後、大阪発松山行きの日本エアコミューター2315便・DHC8-400型機が飛行中に落雷に遇い、管制塔との交信に使う通信機の1基が故障しました。飛行はもう1基で交信しましたので、支障はありませんでした。この修理のために、この機体を使う予定だった後続の2便が欠航しました。

@大館能代空港に熊が出没
 昨日の朝、秋田市にある大館能代空港で巡回中の警備員が空港南側の草むらを歩いている体長1mほどの熊を発見しました。熊は草むらを300mほど走り、その後、滑走路を100mほど横断して消えました。幸い、航空機の離発着はありませんでした。空港事務所では熊の侵入経路を調べ、至急対策をとるとの事です。


*9月6日

@四者協議会が再北伸と22万回で確認書
 昨日夜、成田市内のホテルで成田国際空港株式会社・国土交通省・千葉県・周辺市町村による「成田空港に関する四者協議会」が開かれ、暫定平行滑走路を2500mにする事と、2500m平行滑走路が供用開始される2010年度から年間発着回数を現在の20万回から22万回にする件が了承され、確認書が結ばれました。また、騒音対策として移転補償対象地域になる騒特法の防止特別地区を89戸(一部報道では86戸)に増やす事になりました。これにより、国土交通省は今月中にも施設変更を許可し、成田国際空港株式会社はすぐに着工するものと見られます。

@喫煙者専用機が成田空港路線に就航か?
 フランスのヘラルド・トリビューンが伝えた所によりますと、世界初の喫煙者専用旅客機の運航を目指しているドイツの実業家が資金集めにめどが立ち、今月下旬にもリュッセルドルフー成田路線への運航許可申請をドイツの航空当局に申請する見込みとの事です。(6月30日の出来事を参照)同路線はB-747型機で運航し、全席をファーストクラスまたはビジネスクラスとし、料金は同路線を運航するルフトハンザ航空と同程度になるとの事です。
【コメント】成田空港のドイツとの運航枠に余裕があるのでしょうか?

@経産省が国産ジェット旅客機商業生産の概要固める
 経済産業省は国産ジェット旅客機の商業生産計画の概要を固めました。民間出資による特別目的会社(SPC)を設立し、約1200億円の開発費を調達します。国はこの内最大30%を補助金として拠出する事にしています。実際の開発・販売は三菱重工が引き受けます。2012年の運航を目指し、72席と92席の2タイプとし、燃費を競合機よりも20%以上改善する事にしています。


*9月5日

@解説と資料のページに「芝山町・成田空港共栄推進委員会とは」を追加しました。

@日航が全空港に「サービス介助士」を配置へ
 日本航空は空港カウンターなどに障害者や高齢者に対して高度なサービスを行うための「サービス介助士」の有資格者を配置する事になりました。全国42空港に2人以上の配置を順次進めていくとの事です。

@エアバス社が当面、新規採用を凍結へ
 A380型機の引き渡し遅延などで経営への影響が懸念されているエアバス社は当面、全世界での新規採用を凍結する方針を固めたとの事です。10月中旬には正式決定します。また、新しいCEOはA380型機の開発責任者を更迭しました。


*9月3日

@A380型機が乗客乗せた試験飛行を4日から
 エアバス社の超大型旅客機A380型機が4日から乗客を乗せた試験飛行を始めます。8日まで4回飛行する予定で,474席にエアバス社社員などの乗客を乗せ、7時間〜15時間の飛行を行います。食事や映画鑑賞も提供される予定で,1回は夜間飛行になるとの事です。

@熟睡して出発地に戻る・ブルガリアの少女
 1日、マルタ島のバレッタからブルガリアのソフィアに戻る事になっていたブルガリアの少女が機内で熟睡して、ソフィア到着に気づかず,折り返し便で出発地のバレッタに戻ってしまう出来事がありました。マルタ航空側は「航空機は寝る場所ではない。」と少女が再びソフィアに戻る便の運賃200ユーロを請求しましたが,少女側は「航空機内で寝てはいけない,と言う規則はない。」と反発しています。
【コメント】これは,到着した際に機内で少女が寝ていた事に気づかなかったマルタ航空側にミスがあったのではないでしょうか。安全対策上も問題です。


*9月2日

@米エアーマーシャルが銃弾持ち込む
 昨日、テロ対策のために機内に拳銃を持ち込めるアメリカの警察官・エアーマーシャルが成田空港で予備の銃弾をバックの中に入れたまま入国していた事が分かりました。この警察官は8月1日にアメリカの航空機で成田空港に到着した際に、本来なら日本の警察に預けるはずの拳銃と銃弾のうち、予備の銃弾をバックの中に入れているのを忘れて入国しました。5日に出国する際の検査で発見されたものです。千葉県警成田空港署は事情を聞き、悪意はなかったとして厳重注意で済ませました。

@今年の世界航空会社の赤字が17億ドルに縮小
 来日していた国際航空運送協会(IATA)の事務総長は2006年の世界の航空会社の赤字が6月予想の30億ドルから17億ドルに縮小するとの見通しを明らかにしました。

@イランで旅客機が着陸に失敗・29人死亡
 1日、イラン北東部マシャドの空港でイランエアツアーのツポレフ154型機が着陸に失敗し炎上しました。この事故で、乗員・乗客148人の内、29人が死亡したとの事です。着陸した際に前輪のタイヤが破裂し機体が左に傾いて大破して火が出たとの事です。


*9月1日

@8月のアクセス数は21757回でした。ありがとうございました。

@雄飛航空の浦和西ー成田空港便が運航延期か?
 今日から運航を予定していた雄飛航空の浦和西ー成田空港線が浦和西ヘリポートの農地転用問題で延期になったようです。ヘリポートのある埼玉県志木市が荒川河川敷にあるヘリポートが「農地であり、農地法に基づく転用が必要。」と待ったをかけ,国土交通省が許可を保留しているためです。志木市側は騒音問題や近隣のパーゴルフ場への影響も問題としています。これに対して,雄飛航空は「あくまでも臨時へリポートであり,土地には一切手を加えていない。『転用が必要』となったら,全国のヘリポートなどの多くが使えなくなる。」と反発しています。

@「首都圏や大阪圏の空港の長期ビジョンが必要」・IATAのCEO
 来日中の国際航空運送協会(IATA)の事務総長兼CEOは日本外国特派員協会で講演し,羽田空港再拡張・成田空港暫定平行滑走路再北伸・関空2本目滑走路建設などが整備されているが、これらのインフラが過剰にならない事に警鐘を鳴らし、東京圏と大阪圏について「10年後から15年程度の需要に対応しているだけ。もっと長期的なビジョンを検討するべき。」と述べました。

@羽田空港再拡張に暗雲・漁業補償交渉難航
 今朝のNHKニュースによりますと、羽田空港再拡張工事の着工が漁業補償交渉の難航で予定よりも大幅に遅れているそうです。着工は来年以降にずれ込む見込みで、これにより、2009年の4本目滑走路供用開始の目標が不透明になっている、との事です。

@全日空も国際線運賃を値上げへ・日本航空に追随
 全日空は昨日、国際線の燃油特別不可運賃の値上げを国土交通省に申請しました。認められれば、10月15日発券分から適用されます。今年に入って2回目の値上げです。

@ギャラクシーエアラインズに事業許可
 国土交通省は今日、申請されていた貨物専用航空会社ギャラクシーエアラインズに事業許可を出しました。これを受けて同社は10月31日の就航を目指して準備を進めます。


戻る