2007年12月の出来事
*12月31日
@今年1年お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。
@輸出額が25ヶ月ぶりに減少・成田空港
東京税関がまとめた成田空港の貿易額によりますと、輸出が前年同月比0.3%減となり、25ヶ月ぶりの減少になりました。一方、輸入は同2.1%増となり、こちらは4ヶ月ぶりの増加となりました。円高の影響が大きいとのことです。
@冬型の気圧配置が強まり、国内線の欠航が相次ぐ
昨日から冬型の気圧配置が強まったことにより、日本海側を中心に強風と雪の影響で、国内線で欠航や遅れが相次いでいます。昨日、全日空では国内線で8便が欠航し、123便に30分以上の遅れが出ました。また、中部空港では強い横風の影響で日本航空の12便が羽田・成田・関空に目的地を変更しました。今日も、午前中に70便以上の欠航便が出ています。
*12月30日
@羽田空港に滑走路誤進入防止などで信号設置を検討
国土交通省は2010年10月に羽田空港再拡張が完成し4本目の滑走路が完成するのに合わせて、管制業務の補助として滑走路上の信号設置を検討しています。4本目の滑走路が完成すると、航空機が滑走路を横断せざるを得なくなり管制が難しくなります。滑走路の横断や進入などの際に航空機の識別電波を使ってお互いの位置を把握して、可否を自動的に判断し、滑走路上の灯火を使って「停止」などをパイロットに指示することになります。アメリカでは2つの空港で試験運用が行われていますが、航空機のスピードなどによって、0.7%程度の誤判断があるとのことで、国土交通省はアメリカ連邦航空局(FAA)の試験運用の結果を見て判断することになるとのことです。
*12月29日
@「まず、22万回をクリアして、その先の話」と森中社長
成田国際空港株式会社の森中社長は昨日の記者会見で年間発着回数30万回について「成田空港を良いものにして行こうという思考のプロセスの中で出て来た話。ポテンシャル(可能性)でどうか、と言われればこういう数字になる。まずは、22万回をきっちりとクリアして、その後、どう展開するか、と言う話だ。」と述べ、成田国際空港都市づくり推進会議については「大変心強い味方。早期に再開してほしい。」と述べました。
@今日出国がピーク・5万人が出発
成田空港から年末年始を海外で過ごす人たちの出国がピークを迎えました。今日だけで約5万人が海外に出発します。燃油サータージャーの高止まりで近場のアジアのリゾート地が人気とのことです。
@成田空港行きのバスがエンジンから出火・全員無事
今日午前10時15分頃、四街道付近の東関東自動車道を走行中の渋川発成田空港行きの関東交通バスが後部エンジンから出火し、車体の一部が焼けました。乗っていた乗客約35人と運転手は避難して無事でした。乗客は代替バスで約40分遅れて成田空港に到着しました。
*12月28日
@堂本知事「推進会議中止は残念だが、挫折ではない」
堂本千葉県知事は昨日の記者会見で、26日の成田国際空港都市づくり推進会議が流れたことについて、「ていねいな話合いで推進会議を作り上げてきただけに中止は残念だが、挫折とは考えていない。」とのべ、発着回数年間30万回について「可能性の話で、成田国際空港株式会社が方針を固めたとは聞いていない。地元の了承を得ながら増やして、その先に30万回があるかもしれない。」と述べました。
【コメント】やはり、この会議の設立が千葉県経済界と千葉県自体の強力な後押しの元に進められてきたことがうかがわれます。「ていねいな話合いで、」と言っていますが、この話合いの中でも騒音対策などを置き去りにして機能拡張を強引に進めるための推進会議を設立しようとする千葉県などの姿勢に反発し、相川芝山町長が退席したこともあったと聞いています。
@日本航空が年明けにも増資を要請へ
日本航空は年明け早々にも、主要取引銀行や大手商社に1000〜1500億円の増資引き受けを要請する方針を固めました。一般株主への影響が少ない優先株の発行を検討しているとのことです。また、貨物事業を分社化して一部の株を売却して、増資と合わせて2500〜3000億円の資金を調達する方針です。
@BAがB-787型機を24機発注
ボーイング社は27日、ブリティシュ・エアウエイズとB-787型機を確定24機、オプション18機の契約を結んだことを発表しました。
*12月27日
@30万回の意向を国土交通省にも伝える・成田空港会社
昨日の「発着回数30万回が可能」について、一部のマスコミは「成田国際空港株式会社がこの意向を国にも伝えた。」と報じています。昨日の「成田国際空港都市づくり推進会議」で発着回数の可能性についての説明が会社側からあることは協議会を構成する9市町に伝えてあったようですが、朝の報道で「年間30万回可能」、「平行滑走路の飛行コースを東に15度ずらす」などの新しい事実が出て、衝撃が広がったようです。協議会の本会議前の打ち合わせの段階で、芝山町長の相川氏が「こんな報道の後では、町民に『了解した』との誤解を招きかねない。」として、退席してしまい、流会になったとのことです。
【コメント】昨日の夕方、成田国際空港株式会社に行って担当者から雑談的に聞いたところでは「地元からの要請もあり、色々な条件があるが、最大限これぐらいは出来ます、と説明するつもりだった。」と言っていましたが、会社側は「出来るだけ多くしたい。」との意向があることは確かと思います。
@日本人は5%減、外国人は11%増・11月運用状況
成田国際空港株式会社が昨日発表した11月の成田空港運用状況によりますと、航空旅客は前年同月と同じとなりました。国際線では日本人が前年同月比5%減と2ヶ月連続で減りましたが、外国人は同11%増と10ヶ月連続の増加となりました。国内線は同12%増になりました。貨物量は同1%減で、輸出は同4%増、輸入は同8%減となりました。発着回数は前年同月並み、給油量は2%減となっています。
@東京都が国との政策協議で羽田空港国際化推進などを要望
今日、東京都の税収3000億円を地方に移譲する条件として設けられた国と都との政策協議の初会合が開かれました。この席で、東京都側は羽田空港国際化の推進・環状道路整備などを求めました。
【訂正】ボンバルディア社の機数は50機でした
昨日の記事の中で、日本で運航するボンバルディア社製の旅客機の数を「約20機」と書きましたが、読者の方から「正確には50機だ!」との指摘を受けました。謹んで訂正いたします。ご指摘ありがとうございました。
*12月26日
@成田空港会社が「年間30万回可能」を説明
成田国際空港株式会社は今日開かれる「成田国際空港都市づくり推進会議」の初会合で、「将来的には年間発着回数は30万回程度に増やせる。」との見解を説明することになるそうです。報道によると、「滑走路のコースを東に15度移動させることによって2本の滑走路への同時離発着が可能になり、発着回数を増やせる。」としているようです。朝日新聞に概念図が載っています。
【コメント】この詳しい内容は今日午後2時からの記者会見で発表されるとのことです。私も今日の夕方に成田国際空港株式会社に行って資料をもらって、説明を聞いてきます。
@成田国際空港都市づくり推進会議が急遽中止に・芝山町が反発
上に書いた今日開かれる予定だった成田国際空港都市づくり推進会議が急遽中止になりました。町の7割が騒音下になる芝山町が「こんな話が出るのでは、町民の理解が得られない。」と欠席を決めたことを受けて中止になったものです。
【コメント】昼に成田国際空港株式会社の担当者から連絡がありまして、「成田国際空港都市づくり推進会議が急遽中止になり、記者会見も中止になりましたので、説明できないことになりました。」とのことでした。
@第1ターミナル中央エリアが改装オープン
今日、第1ターミナル中央エリアと北ウイングが改装オープンしました。制限エリアの中ですので、外国に行く時でないと見られませんが、折り紙の博物館もあるそうです。
@4〜9月のトラブルは356件・ボンバルディア社機が48件
昨日国土交通省が明らかにした今年4月から9月までの国内航空会社による航空機トラブル統計によりますと、重大インシデントが1件、他が355件の合計356件あったとのことです。この内、製造会社別ではボーイング社が1番多く、次いでボンバルディア社が48件で2番目に多かったとのことです。国内航空会社が使っている機種からいうと1位ボーイング社はうなづけますが、2位のボンバルディア社はやはりダントツに多いと言えるようです。全国で約900機使用されている内のほとんどがボーイング社製でボンバルディア社製は約20機しかありません。(2007年1月1日現在、「数字で見る航空 2007」より)
@来年元旦から国際線発着調整を日本航空協会へ
国土交通省は来年1月1日から、国際線発着調整業務を財団法人・日本航空協会に委嘱します。現在は当初の国際線運航が日本航空だけだったことから日本航空に委嘱されていました。業務内容や構成員(日本航空3名・全日空2名・日本貨物航空1名・航空局OB1名)は変わりません。(7月18日の出来事を参照)
@スカイネットアジアが初めての黒字に
スカイネットアジアが昨日発表した9月期中間決算(単体)によりますと、営業利益が3600万円となり、創業以来初めての黒字を計上しました。8機体制となり、欠航や整備による運休が大幅に減ったことが寄与している、とのことです。
*12月25日
@提供された機内食の豚肉の唐揚げに他人の歯形
今月19日の成田発グアム行きのJALウエイズ941便で提供された機内食の豚肉の唐揚げに、歯形がついていたことが昨日分かりました。食事提供時に眠っていた男児に遅れて提供された食事に歯形がついていることに家族が気づきました。本来ならビニール袋に梱包されて提供されますが、この唐揚げは開封されていました。一度、提供されたものを間違って提供してしまったのではないかと見られています。
@来年度の空港周辺環境対策費は20億円減
政府が決めた来年度予算案によりますと、全国の空港周辺の防音工事や移転補償になどに充てる環境対策費は今年度に比べ20億円減の103億円になっています。裁判で国の対策は「抜本的な解決、真摯な対応が欠けている(横浜地裁)」「法治国家のありようから見て異常の事態(東京高裁)」とされている、住民が24時間被る航空機騒音に対する補償制度の創設などは全く出てきません。
@計器故障で日本航空機が引返す・大阪空港
昨日午後1時5分頃、大阪発旭川行きの日本航空2115便・DC9-81型機の計器が異常を示したため、同機は大阪空港に引返し、20分後に緊急着陸しました。同機は計器を交換して旭川空港に向かいました。
@日本航空がパイロット付きでエンブライエルから15機導入
日本航空は昨日、ブラジルのエンブライエル社から小型ジェット旅客機15機を発注することを明らかにしました。団塊世代の退職でパイロットが不足することから、購入の条件として購入機を操縦できるパイロットを求めたところ、外国人パイロット20人を3年間提供することで合意しました。納入は来年10月からになります。
@スカイマークが2010年をめどに所有機を20機に増やす見込み
今日の読売新聞によりますと、スカイマークの西久保社長は同社とのインタビューで羽田の再拡張が完成する2010年をめどに、所有機を現在の10機から倍の20機に増やし、路線も拡大する考えを明らかにしました。「いつまでも『新規』ではなく、国内3番目のエアラインとしての地位を築きたい。」と述べました。
*12月24日
@成田行きのユナイテッド航空機が油圧故障で緊急着陸
昨日午後5時5分頃、サンフランシスコ発成田行きのユナイテッド航空853便・B-777-200型機が成田空港への着陸態勢に入ったところ、油圧系統のトラブルを示す警告灯が点灯しました。このため同機は緊急着陸を要請し20分後に無事着陸しましたが、誘導路上で停止して牽引車でスポットまで移動しました。点検したところ、オイル漏れが見つかったとのことです。
@離陸上昇中に後部ドアが開く・中華航空機
今月8日午後11時52分頃、台湾の台北発ロサンゼルス行きの中華航空8便・B-747-400型機が離陸から5分後の高度約3000mを上昇中に突然左側後部の4番ドアが開きました。客室はパニック状態になりましたが、同機は燃料約6.3トンを投棄した後台北の桃園空港に緊急着陸しました。幸いけが人などはなかったとのことです。同機は点検して約3時間後にロサンゼルスに向けて再出発しました。
【コメント】高度が3000mぐらいで大事には至りませんでしたが、本当に危険でしたね。もし、高度が10000m近くでドアが開いたら、乗客や荷物が吸い出されて、最悪の場合、機体が破損して墜落の危険があったのではないでしょうか。原因が機体にあるのか、人的なミスか分かりませんが、10月6日の出来事にも書いたように中華航空には組織的な欠陥があるように思います。
*12月23日
@多古町空対委から芝山町空対委に出された「成田国際空港との共存、共生、共栄について」を資料と解説のページに載せました
昨日の出来事で書いた多古町空港対策特別委員会委員長から芝山町空港対策委員会委員長宛に出された文書を解説と資料のページに載せました。多古町の委員長;加瀬芳広(広は“まだれ”の中が“黄”になりますが漢字が出せません)は一昨日堂本知事に提言を出した「多古町航空機騒音等対策協議会」の会長でもあります。
「機能拡張」を主張する人たちはおしなべてそうなのですが、「機能拡張」の内容については「3500m滑走路」とか「年間発着回数27万回」とか非常に具体的な提案をしますが、騒音対策については「騒音対対策の充実」とはいうものの内容は全く曖昧模糊としています。「お題目」として言っているとしか思えません。
@「ヒューマンファクターWG」を設置へ
国土交通省は昨日までに、「航空安全情報分析委員会」の下部組織として「航空ヒューマンファクター事例研究ワーキンググループ」を新設する方針を固めました。研究成果は2008年度から始めるトラブルデータベースに反映させることになります。
@今年の旅客機受注数でエアバス社がボーイング社を上回る見込み
AP通信は20日、今年の旅客機受注数でエアバス社がボーイング社を上回る可能性が強いと報じました。ボーイング社は20日、今年の旅客機受注数が1213機と過去最高となったことを明らかにしましたが、エアバス社の12月の受注数を加えると、これを上回る見込みとのことです。
@ベトナム航空がA350XWB型機10機発注
エアバス社とベトナム航空は21日、A350XWB-900型機を10機とA321-200型機を20機を発注する契約を結びました。
@アリタリア航空がエールフランスKLMと単独交渉
アリタリア航空は21日、同社の買収を提案しているエールフランスKLMと交渉する方針を固めました。イタリア航空界第2位のエア・ワンも買収提案をしていますが、「早期の企業再生にはエールフランスKLMの案が好ましい。」としています。エールフランス案は社員1700人を削減し路線をローマ空港に集中して効率化させる、としています。これに対して、エア・ワン案はローマとミラノの両空港を軸としており、アリタリア航空労組はエア・ワン案を支持しています。
@遅延対策でラッシュ時の便数を制限へ・ケネディ空港
アメリカ運輸省は19日、ニューヨークのJ・F・ケネディ空港の慢性的な航空機の遅延を解消するために来年3月15日からラッシュ時の発着回数を制限することになりました。1時間当たりの発着回数を82〜83回とし、離着陸料を入札制とし入札額の高い方から順番に配分します。この制限は2010年に人工衛星を使った新しい航空管制システムを導入するまでの2年間としています。
@空港での待ち時間も楽しい?
アメリカの男性化粧品ブランド「AXE」の調査によりますと、アメリカでは空港での待ち時間に10人に1人が「新しい出会いや恋愛を経験したり、そのような体験談を聞くことがある。」と答えています。新しい出会いに一番良い空港は遅延率が32%のフィアデルフィア空港で、バーやレストランの数が多いのでそこで出会えるとのことです。
@4団体が成田空港機能拡充で千葉県知事に提言書
「成田空港対策協議会」「成田空港の機能拡充と地域経済の活性化を実現する会」「千葉力創造研究会」「多古町航空機騒音等対策協議会」の4団体は昨日、堂本千葉県知事に成田空港の機能拡充を求めるそれぞれの提言書を提出しました。この中では、空域の見直しによる発着回数のさらなる増加や平行滑走路の南側延伸による3500m化や羽田空港との一体化の為の交通網整備や完全民営化の際に株式売却利益の一部を空港周辺対策の基金にする事などが盛り込まれています。
【コメント】多古町は成田空港の東側に位置しています。成田空港に隣接した地域は航空機の騒音に悩まされています。その多古町の「多古町航空機騒音等対策協議会」が他の3団体と一緒になって提言する、と言うのは違和感がありますね。今年2月7日付けで多古町議会空港対策特別委員会が、町の7割が騒音下にある芝山町空港対策委員会宛に「発着回数27万回」「3000m級滑走路整備」を求める文書を出しましたが、多古町の一部の人は「騒音対策」を口では言うものの、騒音を激しくする「機能拡張」で見返りを期待しているとしか考えられません。
@EUが日本航空と全日空に価格カルテルについての異議告知書
EUの欧州委員会は21日、国際航空貨物事業で価格カルテルを結びEU競争法に違反した疑いを指摘した異議告知書を世界の航空会社に送った事を明らかにしました。これについて、日本航空と全日空は昨日、異議告知書が送られてきた事を明らかにしました。最終的に違反が認定されると世界での総売上の10%を上限とする多額の制裁金を課せられる可能性がある、との事です。
@大阪府と兵庫県が大阪空港整備費地元負担を受け入れ
大阪府と兵庫県は今日、国土交通省が示した大阪空港整備費の一部を地元負担にする案(11月25日の出来事を参照)を受け入れる方針を固めました。国土交通省は大阪空港を羽田空港と同じ「拠点空港」と位置づける、としていますが事実上の「格下げ」になります。
@引返し予定の那覇便が乗客抗議で3時間遅れて那覇へ
昨日午後7時35分頃、関西空港発那覇行きの日本航空2576便が、那覇空港の天候が悪化していると機長が判断し、引返す為に鹿児島空港に着陸した所、乗客が那覇に向かうように抗議して約3時間日本航空側ともめました。結局、日本航空が折れて午後11時頃那覇に向けて離陸しました。乗客が那覇空港で待つ知人から携帯電話で、「航空機の離発着が続いている」との情報を得た為に抗議したとのことです。
【コメント】難しい問題ですね。しかし、安全に運航するためには最終判断は機長にあると思うのです。機長判断が適切であったかどうか分かりませんが、万が一、事故が起こった場合は会社側が責任を問われるわけですから。「予定通り着きたい」と言う気持ちはよくわかりますが、抗議した乗客が責任を取れるわけはないのですから。私だったら「万が一」を心配しますね。
@年末年始の国際線予約は好調
国内の航空会社が昨日発表した年末年始(12月28日〜1月6日)の予約状況によりますと、国内線は前年比で0.1%減となっていますが、国際線は同2.9%増と好調との事です。長い休みが取れる事からヨーロッパ方面と北米方面が好調との事です。
@新潟県が全日空の案を受け入れ・新潟=福岡線廃止問題
新潟県は昨日、新潟=福岡線の廃止問題で全日空が示した提案(19日の出来事を参照)を受け入れる事を発表しました。「搭乗率70%を維持できるように、福岡県とも協力をしていきたい。」としています。
@全日空が胴体着陸機の元日復帰を延期
全日空は高知空港に胴体着陸したDHC8-400型機を「来年元旦から高知=大阪線に復帰させる」と高知県に申し入れていましたが、昨日、高知県知事が全日空の山元社長に会い撤回を申し入れました。これに対して、社長は「配慮が足りなかった。」と述べ、当分の間延期する事を表明しました。
@スカイネットアジアがリース機1機を返却
スカイネットアジアは昨日までに、8機リースしているうちの定員が170人のB-737-400型機1機のリース契約を解除し、南アフリカの航空会社に返却した事を発表しました。8機の内、この機体だけが定員170人で客室乗務員が4人必要でした。他の機体は定員150人で3人ですんでいました。この返却により、今期約1億5000万円のコスト削減になる見込みとの事です。
@1月に英国の主要空港が麻痺か・ストを予定
イギリスの空港運営会社BAAの労働組合は21日、来年1月に3回のストライキを実施する事を決めました。BAAはイギリスの主要7空港を運営しており、ストライキにはセキュリティ関係者や消防士も参加する事になっており、主要空港が閉鎖になる可能性があるとの事です。
@パキスタンで人から人への感染の可能性・WHO
世界保健機関(WHO)は今月に入ってパキスタンで8人が鳥インフルエンザに感染し2人が死亡した事、また、感染者の中には鳥と接触した形跡がなく人から人に感染した可能性がある事を明らかにしました。また、ミャンマーでは初めての鳥インフルエンザへの感染が確認されました。
*12月21日
@プロバイダーのトラブルでアップが遅れました。
@財務省原案で成田新高速鉄道やマルチラテレーションなど
昨日財務省が発表した来年度予算原案で成田空港関係では成田新高速鉄道建設で満額の21億800万円が盛り込まれ、また、平行滑走路北伸に伴う整備費では空港内の管制を高精度化するマルチラテレーション(9月6日の出来事を参照)が概算要求通り盛り込まれました。
@日本航空が退職金1割カットでJAL労組と合意
日本航空は今日までに、退職金の1割カットを柱とする退職金制度の見直しで最大労組のJAL労働組合と合意しました。これにより、500億円の人件費圧縮の達成が確実となったとの事です。
@出発前の機内で客室乗務員が骨折し欠航に
昨日午後3時20分頃、出発準備中の松本発大阪行きの日本エアコミューター2276便の機内で、乗客に新聞を配っていた客室乗務員が滑って転倒し左手首を骨折してしまいました。代わりの乗務員が確保できない為、この便は欠航となってしまいました。
@ジェイエアのCRJ200型機がフラップ故障で目的地変更
昨日午後2時25分頃、新千歳発山形行きのジェイエア2843便・CRJ200型機が山形空港への着陸態勢に入った所、フラップが故障して動かなくなりました。このため、同機は山形空港よりも滑走路が長い仙台空港に向かい無事着陸しました。同社の同型機では4日にも同じ異常が発生しています。
@国際運賃の下限制限を撤廃へ・国土交通省
国土交通省は航空会社が独自に設定できる国際線運賃について、IATA-PEX運賃額の7割引までしか認めていない下限制限を来年4月より撤廃する方針を固めました。これにより、運賃が多様化・低下する事が期待できるとしています。
@アリタリア航空売却先決定が1月中旬まで再延期
イタリアの首相府はアリタリア航空の政府株(49.9%)の売却先の決定を1月中旬まで延期するとする声明を発表しました。
*12月20日
@平行滑走路再北伸工事順調
成田国際空港株式会社は昨日、報道関係者に平行滑走路再北伸工事と新誘導路工事を公開し、工事が順調に進んでいる事をアピールしました。新誘導路は2009年春に供用が開始され、2500m平行滑走路は2010年3月末の供用開始が予定されています。
@日本貨物航空が25日に成田空港で子供機体見学会
詳細が分からないのですが、日本貨物航空は25日に、小学生を対象とした「子供機体見学会」を行うとの事です。
@「運輸安全委員会」と「観光庁」の新設が決まる
昨日の夕方、冬柴国土交通大臣は2008年度機構要求について事前大臣折衝を行い、この席で「運輸安全委員会」と「観光庁」の新設が決まりました。「運輸安全委員会」について冬柴大臣は「多様化・複雑化する事故原因究明機能の高度化を計る為にお願いした。」と述べました。運輸安全委員会には調査結果に基づき勧告する権限が与えられる見込みです。両者とも設置は来年10月の予定で、人員は運輸安全委員会が約180人、観光庁が100人超となるも込みとの事です。
@全日空が胴体着陸機の高知線復帰伝える・高知県は反発
全日空は昨日、高知県に対して3月に高知空港で胴体着陸事故を起こしたDHC8-400型機を来年1月1日から高知=大阪線に復帰させる事を伝えました。全日空は「9月に修理が終わり、検査にも合格して下地島で訓練機として使用して安全に問題がない事が確認できた。」と説明しましたが、高知県側は「安全が確認できた事は理解できるが、胴体着陸を固唾をのんで見守った県民感情を逆撫でするものだ。」として、再考を求めました。なお、全日空は4月から高知=大阪線にジェット便を2往復させる事も伝えました。
@全日空機に落雷・機体に穴があく
今日午前10時頃、新潟発大阪行きの全日空516便・B-737型機が新潟県上空を飛行中に落雷に遭いました。同機はそのまま飛行を続け、大阪到着後に点検した所、操縦席の窓の下に直径1cmの穴が開き、左の水平尾翼の先端も損傷していました。この機体を使う予定だった2便が修理の為に欠航となりました。
@全日空が来年4月から国内線運賃を値上げに
全日空は昨日、来年4月から国内線運賃を値上げする方針を固めました。ただし、新幹線と競合する羽田=大阪線など一部の運賃は据え置きます。国内線には燃油サータージャーを上乗せする制度はありません。日本航空も値上げを検討しているとの事です。
@2008年の日本人出国は微減に・日本交通公社
財団法人・日本交通公社は昨日、「第17回旅行動向シンポジウム」を開きましたが、その中で2007年の日本人出国者が前年比0.9%減の1739万人になり、2008年日本人出国者が同0.1%減の1737万人に留まる、との見通しを明らかにしました。
@アリタリア航空の売却先決定が21日に再延期
18日に予定されていたアリタリア航空の売却先決定が21日に延期されました。イタリアの政財界の中には外国資本への売却に反対する勢力も強いようです。また、アリタリア航空労組は株主の売却先の選択で事前協議を要求しており、「入れられない場合にはクリスマス休暇中にストライキを計画する。」としています。
*12月19日
@出雲空港事故機が700m斜行
昨日出雲空港で起きた日本エアコミューターの事故機は着陸後300m付近からタイヤから煙が出て、滑走路をはずれて芝生を走り、誘導路を横断して再び芝生に入って停まりましたが、斜行部分は約700mにも及びました。国土交通省は航空・鉄道事故調査委員3名を派遣し調査に入りました。パンクした前輪の2本のタイヤは5月に交換したばかりだったとの事です。
@全日空が新潟=福岡線の廃止を見送りへ・存続には搭乗率70%
全日空は昨日、新潟・福岡両県に対し来年3月で廃止を予定していた新潟=福岡線を機材を小型化するなどして(11月10日の出来事を参照)来年9月末まで存続させ、その後の存続については搭乗率が70%を超える事を条件にする案を伝えました。これに対して両県は今年中に態度を明らかにする事にしています。
@日本航空が人員削減を1年前倒しに・整備部門も統合
日本航空は昨日、経営再建の為の4300人の人員削減計画を1年前倒しして2008年度末までに達成する事を明らかにしました。また、整備業務は子会社の「JAL航空機整備成田」「JAL航空機整備東京」「JALエンジンテクノロジー」「JALアビテック」の4社を統合し、経費の削減と業務の効率化を図る、としています。
@全日空・日通・近鉄エクス 3社が国際貨物で提携へ
全日空と日本通運と近鉄エクスプレスの3社は昨日、国際貨物事業での提携を発表しました。来年4月に共同出資会社を設立し、全日空の航空輸送網と日本通運・近鉄エクスプレスの陸上輸送網を合わせて、アジアの貨物需要を取り込む事にしています。出資率はそれぞれ、34%・28%・28%とし、残った10%は他の物流企業に出資を呼びかけるとの事です。
@スターフライヤーが機内での携帯電話使用を計画
スターフライヤーは機内での携帯電話の使用を早ければ2009年春にも実現したい、との事です。現在は法律で禁止されている為、国に対して規制の緩和を働きかける事にしています。同社が使用しているA320型機は機内の配線にグラスファイバーが多く使用されているため、携帯の電波の影響を受けにくい、としています。インターネットも利用できるようになる、との事です。
【コメント】機内での携帯電話の使用には、特に、音声通話に対して結構反対の声もあるようです。「機内で大きな声で話をされては落ち着けない。」と言う声が多いとの事です。確かにその心配がありますね。スターフライヤーはその辺りをどう考えているのでしょうか。
*12月18日
@成田全日空ホテルが「ANAクラウンプラザホテル成田」に
昨日、「成田全日空ホテル」がブランドを変更し「ANAクラウンプラザホテル成田」としてリニューアルオープンしました。客室の改装や成田山新勝寺参道にある和食店22店舗と協力した商品販売を行うなど地元と密着した経営を行うとしています。
@出雲空港で日本エア機が前輪パンクし滑走路からはずれる
今日午前11時30分頃、出雲空港に着陸した大阪発の日本エアコミューター2345便・サーブ340B型機の前輪右タイヤがパンクし、左タイヤもパンクして脱落しました。同機は滑走路をはずれた草地に停止しましたが、乗客・乗員にけがはありませんでした。当時の天候は曇りで、風はやや強かったものの着陸には支障はなかったとの事です。
@国土交通省が「ヒヤリハット」をデータベース化して公開へ
国土交通省は今日までに、便名を呼び間違うなどの管制のヒューマンエラーによる事故を防ぐ為に、各空港の管制がまとめたヒヤリハット改善策をデータベース化し、どの空港でも参考に出来る安全管理システムを導入する方針を固めました。
@入国者の指紋採取を10本全部に・米国土安全保障省
アメリカの国土安全保障省はアメリカへの入国者に対して実施している指紋採取を、現在の左右の人差し指の2本から10本全部の指に拡大する事を決定しました。すでに、ダラス空港では実施されていますが、2008年末までに全空港で実施するとの事です。
*12月17日
@成田空港の固定資産税などの減免を延長へ
国土交通省はこのほど、来年度の税制改正要項の改正結果を公表しましたが、その中で、成田空港については成田国際空港株式会社の所有する事業用固定資産に係る固定資産税と都市計画税を2分の1〜3分の1に減免する措置を2年間延長する事になりました。また、成田国際空港株式会社の完全民営化に向けて法人税と所得税も同様の措置を取るとの事です。
@不法在留者が道間違えて成田空港ゲートから逃走
15日午前4時45分頃、成田空港第2ゲートで警備員が道を間違えてゲートに入ってきた乗用車を一般道に誘導しようとした所、乗っていた6人が車を捨てて逃走を始めました。空港警備隊が追跡し、4人を捕まえ逮捕しましたが、2人は逃げてしまいました。6人はインドネシア人で不法滞在者でした。6人は成田空港近くの友人宅に行く所で道を間違えてゲートに来てしまい、近くに停まっていたパトカーを見て逃走したとのことです。
@第四次厚木爆音訴訟を提訴
神奈川県厚木基地周辺の住民6130人は今日、横浜地裁に第四次厚木爆音訴訟を起こしました。今回の訴訟では飛行差し止めを前面に出して行政訴訟と民事訴訟の二本立てで同時提訴を行いました。(3月3日と9月1日の出来事も参照にしてください)
@国土交通省が「滑走路誤進入防止対策検討会議」を設置
国土交通省は重大事故につながりかねない、相次ぐ滑走路誤進入を受けて対策を協議する為に「滑走路誤進入防止対策検討会議」を設置する事にし、明日第1回会議を開く事になりました。誘導路や滑走路に信号を設置する対策などを検討するとの事です。
@高知空港胴体着陸事故のDHC8型機が下地島に向かい引返す
旧聞になりますが、先月13日、3月に高知空港で胴体着陸し大阪空港で修理していたDHC8-400型機が修理と点検を終えて訓練機として使う為に下地島空港に向けて離陸した直後に燃料系の温度表示にトラブルが発生し、大阪空港に引返したとの事です。
@ベトナム航空機内でサソリが見つかりパニックに・ダナン
11日、ベトナム中部のダナン空港でハノイ行きのベトナム航空316便が離陸に向け搭乗を開始した所、乗客が通路にサソリが2匹いるのを見つけました。この為、サソリの捕獲と機内と手荷物の検査の為に同機は約2時間遅れて離陸しました。ところが、ハノイに着いておりようとした所、上部の荷物入れからサソリが4匹出てきて、機内はパニックになる出来事があったそうです。
右の写真はダナン空港に残る米軍の掩体壕です。(2007年2月撮影)
*12月16日
@堂本知事が法人税一部地方移転見返りの「羽田国際化」を批判
千葉県の堂本知事は14日、県議会閉会後の記者会見で石原都知事が法人事業税地方移転受け入れの条件として「羽田空港国際化推進」を求めた事について「(地方移転は)条件を付けてやるべきではない。」と批判し、「羽田空港のさらなる国際化は空域や国内線需要などの問題があり、そんなに簡単ではない。いささか、首都圏の都合を優先しているのでは。」と述べました。
@成田空港の10月輸出額は24ヶ月連続の増加に
東京税関のまとめによりますと、10月の成田空港の貿易額は輸出が前年同月比6.7%増で、前年同月比で24ヶ月連続の増加になり、輸入は同1.7%減と3ヶ月連続の減少となりました。輸出入ともにヨーロッパ方面は好調でしたが、米国は両方ともに減少しました。アジアは概ね好調との事です。
*12月15日
@航空機騒音の環境基準値の改正を17日に告示
環境省は13日、「航空機騒音に係る環境基準について」の告示を17日に行う事を発表しました。これによりますと、施行日は約5年後の平成25年4月1日になります。
@国土交通省が関空連絡橋を700億円で買い取りへ
国土交通省は関西空港会社の経営改善策として、空港島と対岸を結ぶ連絡橋(3.75Km)を約700億円で国が買い取る方針を固め、来年度予算に計上する事になりました。買い取り後は西日本高速道路会社に管理を委託する案が有力との事です。これにより、会社は年間約8億円の固定資産税の支払いがなくなり、約1兆1000億円に及ぶ有利子負債の圧縮にまわす事が出来ます。また、来年度予算で2期島の貨物機駐機場の整備費45億円や補給金90億円も認められる見通しです。
@日本航空がモスクワの空港を移動
9月5日の出来事でも書きましたが、日本航空はモスクワ線の使用空港をシェレメチェボ空港から14日にドモジェドボ新国際空港に移しました。こちらの方が交通の便やショッピングモールなどが充実しているとの事です。
@アリタリア航空の買収が大詰めへ・エールフランスが時価の半値提案
アリタリア航空の買収交渉が大詰めを迎えています。18日にも買収先が決定される事になっていますが、エールフランスKLMは1株当たり0.35ユーロの買い取り価格を提案してるとの事です。一方、イタリアのエア・ワンは同0.01ユーロを提案しているそうです。この報道を受けて14日のイタリア株式市場ではアリタリア航空株は0.86ユーロ前後から一気に値を下げ、日本時間の昨日午後8時30分現在で21%安になっているそうです。エールフランスKLMの提案は時価の半値と言う事になります。
*12月14日
@日本航空が2次元バーコードでの搭乗手続きを導入へ
日本航空は昨日、来年2月19日から2次元バーコードをかざすだけで搭乗手続きが済むサービスを導入すると発表しました。これにより、ICチップの入った会員カードや携帯電話を使わなくても、パソコンなどで印刷した2次元バーコードで簡単にチェックインが出来る事になります。
@ウオッカの持ち込みできずに一気のみで病院へ
ドイツ・ニュールンベルグの空港で、64歳の男性が航空機に持ち込みを禁止された1リットルのウオッカをその場で一気飲みして、急性アルコール中毒で昏倒し、病院に搬送される騒ぎがあったそうです。幸いにこの男性は命をとりとめました。
*12月13日
@航空科学博物館のエコ・エアポートコーナーがリニュアル
成田空港近くにある航空科学博物館の成田空港の環境に対する取り組みを紹介する「エコ・エアポートコーナー」が18日にリニュアルオープンします。
@小松発成田行きのIBEX機が電気系統不具合で欠航に
今日午前、小松空港午前8時25分発の成田空港行きアイベックスエア(IBEX)機・CRJ200型機が出発前点検で電気系統の不具合が見つかり、修理の為に欠航となりました。
@横須賀市民が米原子力空母上空飛行禁止を求めて提訴へ
神奈川県の米海軍横須賀基地が原子力空母の母港となる事から横須賀市民5人が民間航空機が横須賀基地上空を飛行しないように国に求める訴訟を14日にも起こす事が分かりました。原子力空母の原子炉の出力は美浜原発1号機の出力に匹敵するとの事です。横須賀基地上空は羽田空港から関西方面に向かう飛行ルートに当たっており、1日約50便が飛行するとの事です。原告は基地に墜落などの事故が起こった場合に大惨事になる可能性があると訴えています。
@中国が自力開発しているARJ21型機が21日に組み立て完成へ
中国が自ら持つ技術で開発しているリージョナルジェット旅客機・ARJ21型機が21日に組み立てが出来上がるとの事です。来年3月から試験飛行に入る予定です。同機は座席数が70〜100座席程度で後部に2基のエンジンを装着したDC-9型機に似た機体のようです。三菱リージョナルジェット(MRJ)のライバルの一つになります。すでに70機の受注があるとの事です。主翼はロシアのアントノフが設計、エンジンはアメリカのGE製のエンジンを搭載します。
@08年の航空業界の純利益は7年ぶりに減少の見込み
国際航空運送協会(IATA)は12日、「2008年の世界の航空業界の純利益が当初の見込みよりも約28億ドル減少し、7年ぶりの減収となる見込みだ。」と発表しました。サブプライム問題による景気の後退と原油高が主な原因としています。
@中華航空がA350XWB型機を14機発注
エアバス社はこのほど、台湾の中華航空とA350XWB型機を14機確定、6機オプションの契約を交わしたと発表しました。
*12月12日
@【解説と資料のページ】に「芝山町空港整備(北延伸)にかかる説明会質疑応答要旨」を載せました
約2年前の資料になりますが、【解説と資料のページ】に「平行滑走路再北伸と発着回数を22万回に増やすために地元の了解を得るため」として、芝山町で開かれた区長と住民に対する説明会のまとめを「芝山町空港整備(北延伸)にかかる説明会質疑応答要旨」として載せました。
改めて読んでみると国や成田空港会社側の考え方や、住民の苦しみが良くわかります。国と成田空港会社は平行滑走路の3000m以上への延伸については「平行滑走路は今回の再北伸で2500mとなるので、本来計画は達成された為に3000m以上へ延ばす事は考えていません。」と回答していますが、「現時点では」とか「地元の要請がなければ」とかの伏線を張っています。発着回数を増やす事についても「コンターは23.5万回を想定して作成している。会社としては多いに越した事はない。」とし、「現時点ではなく、22万回に増えた時点で皆様と相談したい。」と述べています。
一方、騒音対策については現行の制度以上の事をやる意志はないようで、「道路一本で対策が違うのは何故か。」と言う質問に対しては、「説明しろと言われても難しい。どこかで線を引かなければならないので・・・。」と言うにとどまり、「現行の対策地域は広めに取ってあるから、発着回数が多くなっても対策地域は変わらない。」と言っています。そこには、「航空機1機1機の騒音が小さくなるのだから、発着回数が増えても文句はないだろう。」と言う態度で、“住民の為に発生源対策を行う”のではなく、“発着回数を増やす為の発生源対策”との考えが見え見えです。
かたや、住民からは「現状の騒音で限度だ。」と言った切実な声が出されています。ですから、説明会の様子を見る限り、「平行滑走路2500m化容認」や「発着回数22万回容認」と言う雰囲気は見られません。芝山町長が2年前にどうして「平行滑走路2500m化」と「発着回数22万回」を受け入れたのか分かりません。
@日本航空が成田=南京線で共同運航
日本航空は中国東方航空が20日から運航を始める成田=南京線で共同運航を始めると発表しました。これにより、運航便に日本航空の便名が付与される事になります。
@全日空が09年にも格安航空会社を合弁で設立方針
全日空の山元社長は11日、滞在先の上海で新聞社のインタビューに答え、格安航空会社(LCC)をアジアの航空会社と合弁で2009年度中にも設立する方針を明らかにしました。すでに。中国や韓国の航空会社などと打診を始めているとの事です。首都圏の発着枠が拡大する2010年に照準を合わせ、拠点を海外に置いてコストを削減する、としています。
@ベトナム航空機と牽引車が接触・福岡空港
昨日午前11時頃、福岡発ホーチミン行きのベトナム航空961便・A321型機が牽引車でプッシュバックを始めた所、牽引車の牽引棒が2カ所で折れ、牽引車と機体が接触しました。機体の前部に直径2cm・深さ1.5cmのへこみが出来ましたが、同機は応急措置を施して午後1時10分に出発しました。乗客・乗員にけがはありませんでした。
@ボーイング社がB-787型機の再度の遅れを否定
ボーイング社は11日、引渡の半年の遅れを明らかにしたB-787型機について、「2008年中に全日空に初号機を引渡し、2009年末までに109機を納入する。」と発表しました。「再度の引渡の遅延があるのでは」と言う信頼低下を防ぐ狙いがあるものと見られます。
@リビアの航空会社が合計10機のA350XWB型機発注
エアバス社はリビアのリビア航空からA350XWB-800型機を4機、また、アフリキア・エアウエイズから6機のA350XWB型機の発注を受けた事を明らかにしました。いずれも、6月の覚書に基づくもの、との事です。
*12月11日
@千葉県が収用委員の名前を公表へ
千葉県は昨日、平成16年の再開以来非公表としてきた土地収用委員会の委員の名前を公表する事を明らかにしました。14日の県議会に提案する収用委員全員の再任を求める人事案件提案の際に明らかにするとの事です。背景には成田空港に反対する過激派のテロ行為沈静化がある、との事です。
@空港周辺整備機構について大臣が説明
冬柴国土交通大臣は7日の記者会見で、政府の独立行政法人整理合理化計画の策定に向けた見直しについて、「全てを拒否しているわけではない。」とし、空港周辺整備機構については「伊丹空港と福岡空港は空港の敷地 のすぐ横から家屋が密集しており、伊丹空港等は訴訟などがあり、空港騒音対策のために必要な機関」と説明し、当初は地元に引き受けてもらう事を提案したが、地元から「国のやるべき事。」と拒否されたことを明らかにしました。その上で、「この機構を廃止すれば、国が直接行わなければならず、逆に組織拡大につながりかねない。」とし、「2008年に機構の業務見直しをはかることになっているので、この際に業務の効率化を図りたい。」としました。
@羽田と北京間に国際定期チャーター便就航で合意
国土交通省は今日、羽田空港と中国・北京近郊の南苑空港間に国際定期チャーター便を運航する事で中国側と合意した事を明らかにしました。来年8月の北京五輪開幕前の就航を目指すとの事です。両空港が都心に近い事から現在の成田=北京線よりも都心到着が約2時間短縮されます。
@厚生労働省が中国からの鳥インフルエンザ検疫を強化
厚生労働省は昨日、中国・南京市で人から人に感染した疑いのある鳥インフルエンザが発生したとの世界保健機関(WHO)からの通報を受けて、空港などでの検疫を強化した事を明らかにしました。なお、中国衛生当局は「人から人への感染ではない。」としています。
@全日空機が油圧系統警告灯表示で欠航に
今日午前7時頃、長崎発中部行きの全日空372便・B-737型機が出発前の点検を行った所、油圧系統の不具合を示す警告灯が点灯したままになりました。このため、同便は修理のために欠航となりました。乗客は福岡空港から中部空港に向かいました。
*12月10日
@内際乗り継ぎで成田か羽田か分からない場合は旅行会社持ちに
日本旅行業協会はこのほど、国際線と国内線を乗り継ぐ場合に、例えば、成田空港で乗り継ぐのか羽田空港から乗り継ぐのか分からない場合には、成田空港と羽田空港の間の交通費は旅行会社が負担するようにし、その旨、パンフレットに明記するように求める通知を加盟会員に出しました。理由としては、どちらの乗り継ぎになるか旅行者に選択の余地がない事と、旅行者は自分に取って有利な乗り継ぎを念頭に置く事が考えられる、としています。
@ジェットブルーが機内でのメールとIMが可能な機体を就航へ
アメリカの低料金航空会社ジェットブルーはヤフーとスマートホン・ブラックベリーと共同で、機内での電子メールとインスタントメッセンジャー(IM)を可能とするA320型機1機を11日の大西洋線から就航させる事になりました。機内にWi-Fi対応のノートパソコンかブラックベリーを持ち込めばこの二つのサービスを利用できるとの事です。しかし、インターネットや通話は出来ません。また、セルラー接続しか出来ないブラックベリーは利用出来ません。機内から通信衛星を中継して地上の基地局と結ぶようです。利用料金の追加はありませんが、この機体がどの路線を飛ぶかの案内もしないとの事です。今回の試みはあくまでも実験的なもので、これを拡げていくかどうかは未定との事です。
*12月9日
@成田新高速鉄道の橋りょう工事差し止め求め提訴
印旛沼を通る成田新高速鉄道と国道の橋りょう工事をめぐって、同沼で漁業を営む印旛沼漁協の幹部が漁業補償交渉の妥結の白紙撤回と橋りょう工事の差し止めを求める訴えを明日、千葉地裁に起こす事が分かりました。この幹部は「漁業交渉の妥結には総会の議決が必要なのにそれをしていない。」としています。これに対して、訴えられた漁業組合と千葉県は「手続き上の問題はない。」としています。
@成田空港リムジンバスが14日から「深谷駅北口」を新設
東京空港交通は成田空港リムジンバスの埼玉県熊谷地区線に14日から「深谷駅北口」停留所を設けます。
@神戸空港のビジネスジェットが低迷
神戸空港のビジネスジェット利用が月平均で2機弱と低迷しています。神戸市の予測では月に5〜6機の利用を想定していました。関西空港では月に15〜20機の利用があるとの事です。低迷の理由として神戸空港には国際線の定期便がない事から入国審査が平日の昼間しか出来ない事と、利用には2週間前までに届け出る必要がある事のようです。
*12月8日
@芝山町・成田空港共栄推進委員会が最終取りまとめ
昨日、芝山町・成田空港共栄推進委員会が開かれ町と成田空港との共栄のための最終報告が取りまとめられました。それによりますと、「地域と共栄する成田空港の将来展望」では、「地域と空港の共栄に向けて前進するには、双方が協力し、わが国最大の国際拠点空港としての存在感を確たるものにすることが不可欠」とし、具体的には「便数が増えた場合のメリットを検討し具体的に示す」、「芝山鉄道延伸の具体化」、「騒特法特別防止地区の取り扱い」、「周辺道路の整備」、「谷間対策地域の民家防音工事の見直し」などとなっているようです。そして、これらを具体化するために仮称「実現検討会議」を設置し、来年早々にも初会合を開くとしています。
【コメント】便数が増えた場合の航空機騒音の影響などは検討しないようですね。町の7割が騒音下におかれる芝山町が“発展”する事は非常に厳しい状況ですが、昨日合意された事項の実現で町の衰退を防ぐ事が出来るのでしょうか。騒音をいかに増やさず、軽減するかが一番の問題ではないでしょうか。これでは、孫子の代まで激しい騒音の元で暮らす事を強いる事になりはしませんか?
@全日空が人口雪使い除雪訓練・成田空港
全日空は昨日の夕方、成田空港で人口雪8トンを使った除雪訓練を実施しました。B-777-300ER型機の主翼に人口雪をつもらせ、除雪車のゴンドラから温水を噴射して雪を溶かしました。8トンの雪は約20分で溶けたとの事です。
@明日、反対派の集会・入場制限はなしか
明日、成田空港近くで反対派の集会とデモ行進があるようですが、成田空港の公式ホームページでは入場制限のお知らせはありません。
@日本トランスオーシャンのストは今朝中止に
続いていた日本トランスオーシャン乗務員組合のストライキは今日も実施される予定でしたが、会社側との合意が成立し、今朝中止されました。しかし、那覇=石垣線などの3便が欠航となり、1便に遅れが出ました。
*12月7日
@成田空港の年末年始旅客が過去最高の見通し
成田国際空港株式会社が昨日発表した年末年始(21日〜1月7日)の成田空港利用旅客予測では前年同期比で1%増の139万7600人と過去最高になる見通しです。出国者は同1.7%減、入国者は同3.3%増になるとの事です。出国者数が減ったのは、昨年の1月8日が成人の日となり年末年始の最後が3連休になったため、1月に入ってからの出国者が多かったためとの事です。出国ピークは29日で、入国のピークは1月5日になるそうです。
@中国東方航空が20日から成田=南京線を就航
中国東方航空は20日から成田=南京線を週2便(木曜・日曜)で運航を開始します。機材はA320型機を使います。
@米子発の全日空機で機内に異臭・引返す
今日午前9時半頃、米子発羽田行きの全日空814便・A320型機が離陸直後に機内に霧状の物質が吹き出し、異臭がただよいました。このため、同機は米子空港に引返し、約10分後に無事緊急着陸しました。異臭はオイルの臭いに似ていたとの事です。
@全日空機が片側エンジントラブルで引返す・新千歳空港
昨日午後6時25分頃、新千歳発中部行きの全日空714便・B-737型機が離陸して10分ほどたった函館市上空で右エンジンのオイルの温度が異常に上昇するトラブルが発生し、同機はこのエンジンを止めて、左エンジン1基で新千歳に引返しました。同機は午後7時頃、無事に緊急着陸しました。
@年末年始旅行動向は微増・JTB調査
JTBが昨日発表した年末年始(21日〜1月3日出発)の旅行動向調査によりますと、前年同期比で0.2%増と微増ながらも4年連続で増加する見込みとの事です。欧州方面が好調で、一方、北米・中国・オーストラリアが大きく落ち込んでいるとの事です。費用は同2.0%増となっているとの事です。
@日本トランスオーシャンのストで6便が欠航に
4日から続いている日本トランスオーシャンの部分ストライキで今日は6便が欠航になりました。
*12月6日
@先月、JALウエイズの機内でAEDで一命とりとめる
先月30日にホノルルから成田に向かっていたJALウエイズの機内で68歳の男性が胸の痛みを訴え心肺停止状態になりました。乗客の看護士や客室乗務員が協力して、機内に備え付けのAEDを2回使って男性を蘇生させ、成田空港到着後に病院に搬送し、この男性は命をとりとめました。日本航空では「フライト中のAEDによる蘇生は初めて」としています。
@公取委が独禁法の例外規定解除を国土に要望へ・国際線運賃
公正取引委員会は昨日、航空会社の国際線運賃を協議して決めるカルテル行為について、現在の「独占禁止法の例外規定」を廃止するべきとの報告書をまとめました。国土交通省には制度の改正を要請しました。国際航空運送協会(IATA)で話し合って決める現在の方式についてはEUなども廃止の動きが広まっています。これに対して国土交通省は「例外規定は安定した航空運賃に役立っている。」として否定的見解を明らかにしています。
@A350XWB型機への日本企業の参加を交渉中・エアバス
エアバス社は5日、A350XWB型機の製造について日本企業数社と交渉を進めている事を明らかにしました。年内か来年初頭にも正式に発表したいとしています。なお、A380型機の製造には日本企業21社が参加しています。
*12月5日
@成田空港会社が「接客マナーブック」を配布
成田国際空港株式会社は10日から、第1ターミナルと第2ターミナルの各店舗に「成田空港接客マナーブック」を配布するとの事です。CS運動の趣旨や正しい敬語の使い方や身だしなみなどの基本マナーなど、お客様優先の心構えなどが書かれているとの事です。
【コメント】ちょっと疑問ですね。各店舗の方が成田国際空港株式会社よりも接客に関しては専門家ではないのでしょうか。それほど、マナーが悪いのかな?
@長野県内の成田空港行き乗り合いタクシーが運休や値上げ
長野県内から成田空港に直行する乗り合いタクシーが原油高の影響で運行停止や運賃値上げに追い込まれているとの事です。アルピコタクシー長野では11月末で運行を停止しました。また、中央タクシーは500〜1000円の値上げに踏み切りました。ただし、小学生運賃を設定したとのことで家族向けは安くなる事もあるとの事です。中央タクシーは毎月約6000人の利用があるそうです。今回の値上げで新幹線を使う場合よりも高くなりますが、同社は「タクシーは自宅までの送迎が売り。利用者は減らないと思う。」としています。
@原油高とサブプライムローンで来年の業績などに陰り・米航空会社
原油高と個人向け住宅融資(サブプライムローン)による景気の後退でアメリカの航空会社の来年の運航計画や業績にジワリと影響が出ているとの事です。サウスウエスト航空では来年に購入する航空機の数を当初の35機から5〜10機へと大幅に減らす事にしています。また、デルタ航空では10〜12月期の営業利益率を3〜5%と見ていましたが、0〜ー2%へと大きく下方修正しました。
@TAPポルトガル航空がA350XWB型機を12機発注
エアバス社はこのほど、TAPポルトガル航空とA350XWB型機を確定12機・オプション3機の契約を結んだと発表しました。旧A350型機の振替10機に2機を追加したものとの事です。
@ハワイアン航空がA350XWB型機を6機発注
エアバス社はこのほど、アメリカのハワイアン航空とA350XWB型機を6機発注する契約を結んだ事を明らかにしました。ハワイアン航空がエアバス社の航空機を発注するのは初めてになります。
*12月4日
@大阪=成田・名古屋=成田を無料サービス・スリランカ航空
日本で成田空港にしか乗り入れをしていないスリランカ航空では関西方面の旅客を開拓するために、大阪=成田間と名古屋=成田間の国内線のチケットを無料サービスしています。また、名古屋=成田間の国内線チケットの代わりに新幹線を利用する場合は新幹線チケットに加えて荷物1個の無料宅配サービスもつけているそうです。関西空港や中部空港に乗り入れても採算性に疑問がある場合はこのようなサービスもあるのでしょう。
@日本トランスオーシャンのストで5便が欠航に
今日、日本トランスオーシャンの航空乗員組合が1部でストライキを行いました。この影響で神戸=那覇線や神戸=石垣線などで5便が欠航となりました。ストライキは明日も行われるようです。
@鈴与がエンブライエル170型機2機を発注
ブラジルの航空会社・エンブライエルは先月30日、鈴与とE170型機2機の発注契約を結んだと発表しました。この契約にはオプション1機も含まれているそうです。納入は2009年第1四半期の予定です。鈴与は開港予定の静岡空港を拠点とし、静岡=新千歳線と静岡=福岡線をそれぞれ1日3往復運航する予定です。
*12月3日
@成田空港で侵入者対処訓練
成田空港で今日、制限エリア内に侵入者があったとの想定で対処訓練が行われました。車で見送りにきたとする男2人がゲートを突破して侵入し、貨物地区の裏門を突破した所で1人が警察官に取り押さえられましたが、もう1人は駐車場の車を奪って逃走を続け、制限エリアのフェンスの門に衝突し、車を捨てて逃走した所を警察犬などに取り押さえられました。訓練には千葉県警や成田空港危機管理室などが参加しました。
@エコノミークラス症候群は女性が圧倒的・成田空港近くの病院
1日に千葉市で開かれた日本航空医療学会で成田空港に近い日本歯科大学千葉北総病院が発表した所では、この7年間に同病院の集中治療室に成田空港から搬送された旅行者の内でエコノミークラス症候群が原因と見られる人が31人あり、その内の29人が女性だったとの事です。女性は航空機内のトイレに行く事を嫌がり水をあまり取らない事とホルモンの関係で血液が固まりやすいためとしています。
@10月の旅客・太平洋路線が2%減、オセアニア路線が9%増
先月の29日に成田空港の10月運用状況について書きましたが、旅客を方面別で見ますとオセアニア路線が前年同月比で9%増となり、アジアと欧州と韓国が同3%増、中国が同1%増でした。一方、太平洋路線が同2%減、台湾が同4%減、香港が同3%減となっています。
@高知胴体着陸のDHC8-400型機が引渡前に前輪部を取替え
今日の読売新聞によりますと、航空・鉄道事故調査委員会の調査で高知空港で胴体着陸事故を起こしたDHC8-400型機は全日空に引渡される前のテスト中に前輪部全体を交換しており、この交換の時にブッシングの中に入れるボルトをつけ忘れた可能性が高いとの事です。このミスについてはボンバルディア社も大筋では認めているとの事です。
【コメント】「テスト中に前輪部を交換した」と言う事は「その段階で前輪部分にトラブルがあった」と言う事を証明しているとも言えるのではないでしょうか。高知の事故はボルトのつけ忘れが直接の原因かもしれませんが、前輪部の設計そのものに何らかのミスがあったと考らえれるのではないでしょうか。
@NW航空機が気象レーダーの故障で引返す
昨日午後10時45分頃、関西空港発ホノルル行きのノースウエスト航空16便が太平洋上を飛行中に気象レーダーが故障し、機能しなくなりました。このため、同機は関西空港に引返し、今日午前2時19分に無事着陸しました。
*12月2日
@鮭の遡上したA放水路写真
鮭の遡上したA放水路の写真です。鮭が発見されたのはこの少し下流の全日空ホテルの近くのようです。
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この水路は成田市街地の
北側を通り、北上して 利根川につながります。 |
真ん中に見えるのは第2空港
監視レーダー、左に貨物機の 垂直尾翼が見えています。 |
流は緩やかで、水深は多分30cm程度し
かないと思います。こんな所を遡上した のでは体が傷だらけになるはずですね。 |
@11月のアクセス数は22961回でした。読んでいただいて感謝いたします。
@日本貨物航空が燃油サーチャージャーを引き上げへ
日本貨物航空は来年1月からの国際貨物に対する燃油サーチャージャーを値上げする事を明らかにしました。全日空の一律値上げとは違い貨物1Kg当たり北・中・南米・欧州・アフリカ・中近東は21円、アジア・オセアニアは18円の値上げになります。
@関空の機内食に調理用手袋が混入・故意か
関西空港に発着する国際線の機内食の約70%を提供している関西空港内の食品会社の機内食に、7月と11月の2回にわたって調理用手袋が混入していました。7月には透明の手袋が折り畳まれてサラダの底に入っており、会社では手袋の色を青にして分かりやすくしました。しかし、11月には他社が製造し冷蔵庫で保管していた冷凍ドリアの容器から手袋が発見されました。同社は故意に行われた疑いもあるとして警察に被害届を提出しました。
@スワンナプーム空港周辺住民の訴えを裁判所が棄却
先月22日の出来事で書いたタイのスワンナプーム空港の周辺住民が飛行時間を制限するように訴えた裁判で行政裁判所は30日、「アジアのハブ空港を目指す政策に大きな影響を与える。」として住民の訴えを棄却する判決を出しました。