午後23時以降の運航便調査結果
(2019年11月16日〜24日)


@1週間の午後11時以降運航便数は37便、1日平均は5.3便でした
 先月27日から始まった「A滑走路運用時間1時間(カーフュー弾力的運用を含めれば1時間半)延長」で、午後11時以降の運航がどのくらいあるか、を調べてみました。
 実は、これを調べるのは、非常に難しいことなのです。旅客便は NAA のサイトで時刻表を見ると、ある程度出ているのですが、貨物便になると時刻表はあるものの、ここに出てこない運航便がかなりあるのです。
 そこで、「Flightradar24」の「プレイバック」機能を使い、1週間分を調べてみました。
 それが、下記の表です。これも、「プレイバック」の速度が12倍速になっていますので、時間には1分ぐらいの誤差がありますし、機影のシグナルが点灯したり消えたりする飛行機もありますので、多少正確さには欠けるかも知れません。
 結果は、2019年11月16日(土)〜22日(金)の1週間で、総便数が37便、1日平均で5.3便となりました。
 この内、旅客便が22便、貨物便が15便でした。
 また、出発便が32便、到着便が5便になります。
 この1週間の最も遅い便は、17日のマレーシア航空71便で、午後11時54分発でした。

 2019年11月16日〜22日の23時以降の発着便

日時
時間
離・着
便名
機種
旅・貨
出発地・行先
16日
(土)
23時00分
TK53便
B777型機
イスタンブール
23時01分
ij102便
B737-800型機
寧波
23時18分
KE319便
A380型機
ドバイ
23時29分
KZ8便
B747-8F型機
アムステルダム
23時31分
NH8403便
B777F型機
上海
17日
(日)
23時08分
JQ26便
B787-8型機
ケアンズ
23時12分
IJ102便
B737-800型機
寧波
23時14分
EK319便
A380型機
ドバイ
23時54分
MH71便
A350-900型機
クアラルンプール
18日
(月)
23時05分
TK53便
B777-300型機
イスタンブール
23時08分
MM318便
A320型機
大阪
23時23分
IJ102便
B737-800型機
寧波
23時27分
EK319便
A380型機
ドバイ
23時29分
NH8403便
B767-300型機
上海
23時32分
KZ134便
B7347-8F型機
アンカレッジ
19日
(火)
23時05分
EK319便
A380型機
ドバイ
23時12分
KZ235便
B7347-8F型機
シンガポール
23時17分
KZ227便
B7347-8F型機
上海
23時43分
NH8403便
B767-300型機
上海
20日
(水)
23時02分
TK53便
B777-300型機
イスタンブール
23時12分
EK319便
A380型機
ドバイ
23時20分
GK11便
A320型機
台北
23時31分
NH8403便
B767-300型機
上海
23時42分
KZ8便
B747-8F型機
アムステルダム
21日
(木)
23時03分
TK53便
B777-300型機
イスタンブール
23時18分
IJ102便
B737-800型機
寧波
23時22分
EK319便
A380型機
ドバイ
23時39分
NH8403便
B777F型機
上海
22日
(金)
23時08分
TK53便
B777-300型機
イスタンブール
23時13分
KZ235便
B7347-8F型機
シンガポール
23時16分
EK319便
A380型機
ドバイ
23時19分
GK11便
A320型機
台北
23時32分
NH8427便
B767-300型機
青島
23時40分
IJ102便
B737-800型機
寧波
23時42分
KZ8便
B747-8F型機
アムステルダム
23時44分
5X118便
B767-300型機
深セン
22時48分
NH8403便
B777F型機
上海

 航空会社の記号 NH(全日空) IJ (Spring Japan) GK(ジェットスター・J )
     KZ(日本貨物航空) MM(ピーチ・アビエーション)
       TK(ターキッシュエアラインズ)EK(エミレーツ航空) 
  5X(ポーラエアカーゴ) JQ(ジェットスター)

 ここに出てくる各便の NAA が発表しているダイヤを調べて見たところ、下記のようになっています。

便名
GK11便
EK319便
TK53便
KZ235便
IJ102便
NH8403便
NH8427便
離発着時間
23時10分
23時00分
23時00分
23時00分
22時55分
22時30分
22時30分

 貨物便の中には NAA のページに載っている時刻表には、どう探しても離発着時刻が分からない便もありますが、総じて、ダイヤに比べて大幅な遅延になっているのです。
  NAA や航空会社側に言わせれば「これは、スポットを離れる時間だ」と言う事になるのかも知れませんが、騒音に晒される住民側から見ると、「時間が延長されたからと言って、『運用時間内ならどんなに遅れても良い』と考えられては困る」と言うことになります。
 できうる限り、23時00分前に離発着をするよう、努力してもらわなければ、たまったものではありません。
 全日空貨物便のように、ダイヤから1時間以上遅れることが常態化している便は運航を取りやめるべきです。


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