1999年4月の出来事
*4月30日
@全日空機がエンジン不調で成田空港に引き返す
昨日の午後9時40分頃、9時6分に成田空港を出発した全日空ホノルル行き1902便・B−767型機から「エンジンの1基に異常な振動が発生しているので、引き返す。」と言う連絡がありました。同機はエンジン1基を停止して引き返し、11時39分に無事着陸しました。問題のエンジンにオイル漏れがあったそうで、これが振動の原因と見られます。
@乗用車の爆発炎上は革労協の仕業
一昨日発生した県警合同庁舎近くの乗用車の爆発炎上事件は革労協の仕業でした。今日、マスコミに犯行声明が届きました。
@「超大型機の開発計画はない。」とボーイング社会長
ボーイング社の会長は「ボーイング社はエアバス社が計画している超大型機「A3XX」に対抗する計画を持っていない。」と語りました。しかし、B−747型機の大型化の可能性は認めました。これは現在のジャンボ機の座席を500席程度にする計画だそうです。日本の国内線には座席の間隔を狭くした500席のジャンボが飛んでいますが、国際線ではジャンボ機でも座席は400席前後です。
*4月29日
@促進署名が10万人を突破・国に工事再開を要望へ
平行滑走路促進署名を進めていた「成田空港早期完成促進協議会」は昨日成田で記者会見を行い、進めていた『平行滑走路の早期完成を求める署名』が10万人を突破したと発表しました。署名は成田市内在住者が約39500人分、空港関連企業から約31600人分、周辺の住民から約29400人分となっています。署名は来月15日まで続けられ、運輸省に提出されることになっています。提出と同時に協議会では運輸省に対し公団が買収した土地から、1993年11月から中断している工事を再開するよう求めていくことにしています。
【コメント】商工会や企業や周辺の自治体の自治会などを通して署名簿を回せば、このくらいの署名は集まるでしょう。しかし、周辺対策や反対派の主張を考慮せずに『工事の再開を求める。』と言うのは問題の解決には役に立たないと思います。暗に強硬手段を運輸省に要求しているのでしょうか。
*4月28日
@成田市の県警合同庁舎付近で乗用車が炎上
昨日の午後7時5分頃、成田市三里塚の県警合同庁舎付近の市道で乗用車がドーン・ドーンと言う音とともに爆発炎上しました。火はすぐに消し止められましたが、中に鉄パイプなどの金属弾発射装置と見られるものがありました。このことから、成田空港に反対する過激派によるゲリラ事件ではないかと見られています。どこかを狙って金属弾を発射するはずが、何らかのトラブルで誤爆したのではないかと思われます。付近からは金属弾などは発見されていないそうです。
@『くうこうだより』特別号が送られてきました
今日、空港公団から『くうこうだより』の特別号が送られてきました。今回は「エコ・エアポート特集号」として、8ページ全部がこの解説に当てられています。
@全日空機がスポイラーの故障で引き返す
今日の午前10時50分頃、関西空港から香港に向かっていた全日空175便・B−767−300型機が香川県上空を飛行していたところ、主翼のスポイラーの不調を示す表示が出たために関西空港に引き返しました。同機は15分後に関西空港に無事着陸しました。乗客は別の便で香港に向かいました。
@上海の大韓航空機墜落事故は爆破の証拠ない
15日に起こった上海での大韓航空機墜落事故を調査している韓国・中国・アメリカの調査団は「大韓航空機がテロにより爆破されたことを示すものは何も見つかっていない。」という暫定報告書を公表しました。
*4月27日
@全日空が全機に車椅子を装備
全日空は国際線に続き国内線でも28日から全機に車椅子を装備することになりました。通路の広い国際線では日本航空も車椅子を装備していますが、通路の狭い国内線で全機に装備するのは初めてです。
@運輸審議会が日本トランスオーシャンの大阪ー那覇線などを答申
運輸審議会は今日、日本トランスオーシャンから出されていた大阪ー那覇線、エアニッポンから出されていた大阪ー松山線・札幌ー利尻線・福岡ー新潟線・福岡ー秋田線・福岡ー釧路線の申請を認める答申を運輸大臣に行いました。実際の運航は6月から7月になる予定です。
*4月26日
@成田市長に小川国彦氏再選
昨日行われた成田市長選挙で現職の小川国彦氏が再選されました。次点の小林氏との差は約2200票で前回よりも票差は開いたのではないかと思います。
@エアドゥが郵便局から運賃振り込みサービス
エアドゥは今日、来月6日から北海道・東京・神奈川・千葉・埼玉の郵便局から運賃の振り込みが出来るサービスを開始すると発表しました。予約番号を振り込み用紙に書き込みます。手数料は290円です。また、羽田ー新千歳線の運賃を7月1日から9月30日まで現行の16000円に据え置くことも発表しました。
*4月25日
@昨日はコンピューターの機嫌が悪く更新できませんでした。
@昨年度の成田空港利用者は55万人減
空港公団が発表したところによりますと、昨年度(1998年度)の国際線の年間利用者は2384万人で1997年度に比べて54万8000人減りました。しかし、昨年12月から今年の3月まではいずれも前年同月比を上回っています。このことから、空港公団では一時の落ち込みから回復していくのでは、と言っています。昨年度の利用者の内、日本人は64万5000人減少し、外国人は2万人弱の減少でしたが、成田空港を乗り換えなどの通過だけに利用した客は11万人ほど増えています。
@スカイマークの2路線が昨日から運航開始
スカイマークの伊丹ー新千歳線と伊丹ー福岡線が昨日から運航を開始しました。伊丹ー新千歳線は1日2便運航し、運賃は21000円で、他社よりも9000円ほど安くなっています。
*4月23日
@今朝、林運輸政務次官が反対派農家を訪問
今朝、林運輸政務次官が東峰地区の9戸の反対派農家を訪問し、平行滑走路用地問題の話し合いに応じてくれるよう説得しました。しかし、反対派農家は話し合いを拒否しました。今回の政務次官の訪問は「2000年度平行滑走路完成への期限がゴールデンウイーク明け」と自ら定めた期限を前にして、事実上の最終確認になると思われます。今日の、拒否を受けて、運輸省はゴールデンウイーク明けに正式な「2000年度平行滑走路完成断念」を表明するものと見られます。
@スカイマーク前社長がローカル線専用会社を設立
スカイマークの前社長の大河原氏がローカル線専門の航空会社『フェアリンク』を正式に設立しました。50人乗りの小型旅客機を使い、仙台空港を拠点に500Km以上離れた空港間を結ぶ予定です。運行開始は来年の7月を目指します。ローカル路線は採算が合わないと撤退する会社が多いのですが、大河原氏は「採算をとれるようにする。」と言っています。
@ゴールデンウイーク、国内・国際とも予約は大幅増
今日、国内航空会社10社はゴールデンウイークの予約状況を発表しました。それによりますと、予約総数は前年に比べて、国内線で9.3%増の280万1850人、国際線で23.1%増の26万9686人となっています。今年のゴールデンウイークの日程が良いこともありますが、一時の落ち込みを脱しつつあるようです。
*4月22日
@千葉日報社が成田空港問題でアンケート調査
今日の千葉日報に成田空港についての同社が実施したアンケート調査の結果が載っていました。このアンケートは先月26日から今月の2日までの8日間に渡って、電話で行われたものです。千葉県内から3000人を無作為に抽出し、2966人から回答を得たそうです。設問に誘導尋問的な所もありますが、千葉県民の意識を反映しているものと言って良いと思います。ただ、このアンケートの結果が、反対派を説得する材料になるかどうかは疑問です。以下はアンケートの結果です。
1,今まで成田空港を利用したことがありますか。(航空機搭乗、.ショッピング・食事も含めて)
ある | 72.O% |
ない | 28.0% |
2,今の成田空港を利用して、不満はありますか。
A.警備の問題 | 6.4% |
B.混雑問題 | 7.4% |
C.表示問題 | 5.3% |
D.特に不満はない | 52.3% |
E.わからない・無回答 | 28.6% |
3,成田空港は現在、年間2500万人が利用し、1日4万人が働いています。しかし、滑走路が1本のため、増便や国内線の乗り入れが思うようにでぎません。そのため、国・空港公団は2000年度までに、もう1本の滑走路をつくり、完全空港を目指しています。
A そのことをご存じですか。
知っている。 | 79.2% |
知らない。 | 20.8% |
B もう1本の滑走路整備については、まだ一部の人から理解が得られておりませんが、これが完成しますと、2万人の雇用が可能です。そこで完全空港化についてお聞ぎします。
雇用拡大、経済効果を考えて、平行滑走路の整備を急ぐべきだ | 62.3% |
整備すべきでない | 5.2% |
その他 | 6.4% |
わからない・無回答 | 26.1% |
4,もう1本の滑走路整備が、一部の人の反対で整備ができない状態です。これらの方々にどのように呼びか1けたらいいと考えますか。
話し合いに応じ、空港建設に協力してほしい | 52.2% |
民主主義のルールにのっとり、話し合いには応じてほしい | 24.9% |
目分の意見を貫くことを支持する | 3.7% |
わからない・無回答 | 19.2% |
5,残る用地には2戸の農家が住んでおり、約3ヘクタールの農地でこのまま農業を続けて行くと言っています。どう考えますか。
移転しても、空港と農業は両立できる。 | 53.8% |
農業も重要な国策。わずかでも居地を保全すべきで、滑走路はつくらなくてもよい。 | 5.9% |
その他 | 21.1% |
わからない・無回答 | 19.2% |
6,一部知事選挙では、何人かの候補者が羽田空港の国際化を公約に掲げていますが、羽田の国際化をどう思いますか。
羽田は国際化すべきでない | 30.5% |
成田の完全空港化を急ぐべき | 39.1% |
成田より先に羽田の国際化を急ぐべき | 19.2% |
わからない・無回答 | 11.2% |
7,最後に、空港と地域とが共存でさるためには、今後、関係機関が地域住民のために何をすべきですか。(複数回答)
防音工事等環境対策の充実 | 53.7% |
空港機能を活かした街づくり | 20.5% |
道路・鉄道等周辺地域のインフラ整備 | 21.3% |
空港関連の継続的な事業実施による雇用の場の創出 | 11.5% |
@中村空港公団総裁が「平行滑走路2000年度完成」の見直しを示唆
空港公団の中村総裁は今日の定例記者会見で「平行滑走路2000年度完成目標を見直さなければならないかもしれない。」と空港公団として初めて2000年度完成目標の達成が難しくなったことを示唆しました。
@那覇空港の新旅客ターミナルが5月26日に供用開始します
@韓国の韓進グループ会長が大韓航空の事故で引責辞任
大韓航空を傘下におさめる、韓国の韓進グループの会長である趙重勲氏がこのところ続いている大韓航空の事故の責任をとって、会長を辞任しました。
*4月21日
@成田空港の新ノイズサプレッサーが完成
成田空港で建設中だった風向きに関係なく使える新ノイズサプレッサーが完成しました。これは、世界初めての格納庫型でジャンボ機や世界一長いB−777もはいります。
@タジク航空機が乗っ取られる
今日、タジキスタンの首都ドウシャンベからモスクワに向かっていたタジク航空機が乗っ取られました。同機はロシア西部のサマラに強制着陸させられ、乗員・乗客136名は無事解放されました。犯人は機内に立てこもり、当局と交渉しています。
@ユナイテッド航空が運賃の値上げを示唆
ユナイテッド航空の関係者は物価の上昇を理由に国内線の航空運賃の再々度の値上げを示唆しました。アメリカではこの2月にエコノミーが4%・ビジネスが2%値上げされ、3月にもエコノミーが3%・ビジネスが1%値上げされています。
@川崎重工が垂直離着陸旅客機の設計・生産に参加
昨日、川崎重工はアメリカのエアロストラクチャーズ社が計画している新型旅客機BA609の設計や生産に参加することを発表しました。BA609型機は離着陸時はプロペラを上に向けて垂直に離着陸し、通常はプロペラを前に向けて飛行します。
*4月20日
@千葉県知事が「話し合いの場が持てるようにやっている。」
千葉県の沼田知事は昨日の記者会見で、「もたもたしている印象があるのも事実だが、見通しを誤らないように一生懸命やっている。県も話し合いの場が持てるように根回しを一生懸命やっている。」と語りました。少し前に、知事は平行滑走路問題について、「用地問題は国と空港公団のやること。」と醒めた言い方をしていましたが、色々な所から批判や不満が出て、考え方を変えたようです。
@スカイマークが7月から運賃値上げへ
格安運賃で新規参入したスカイマークが7月から運賃値上げをするようです。羽田ー福岡線を現行の13700円から16000円、17%程度の値上げになるようです。理由として、機体の整備委託契約を結んでいる全日空が整備委託料の大幅値上げを通告してきたことや3機目の整備に難色を示していることが大きいようです。スカイマークでは値上げの代わりに機内サービスの充実を考えているようです。
@日本航空のMD−11の大揺れ事故は複合的な原因
運輸省の事故調査委員会は一昨年6月に起きた日本航空のMD−11型機の激しい上下動によって重軽傷者を出した事故の報告書をまとめました。それによりますと、事故は(1)自動操縦が解除されたのに警報が鳴らなかった。(2)製造元のマグダネル・ダグラス社と日本航空のマニュアルに不十分なところがあった。(3)機長と副操縦士の連携がうまくいかなかった。(4)シュミレーターでこのような事態が再現することが出来なかったために、訓練が行えなかった。などの原因が複合して起こった、としています。
@日本エアシステムのストで国内線の30便が欠航か
続いている日本エアシステムの乗員組合のストライキで、組合側がストの対象を拡大するために、明日の国内線の内30便が欠航する予定です。会社側によると、羽田空港発着便を中心に14路線3000人に影響が出そう、とのことです。労使はスト解除に向けて交渉を続けるとしています。
*4月19日
@成田市長選に3氏が立候補
昨日告示された成田市長選に現職の小川国彦氏と新人の日暮澄子氏、小林功氏の3人が立候補しました。この3人は空港問題について次のように述べています。小川氏は「平行滑走路問題に不眠不休で努力してきた。これからも話し合いを積み重ねて解決に努力したい。」としています。小川氏は3月からたびたび現地の地権者を訪れていますが、今月1日にも反対派地権者の自宅を訪れました。しかし、地権者は「俺たちを選挙のだしに使うのか。任期中は絶対に話し合いは持たない。」と反発され、6月の任期が終わってから、空港問題ではなく、地域の問題を話し合う会合を持つことになりました。一方、前回選挙で小川氏に惜敗した小林氏は「小川氏は選挙が近くなってから急に反対派を訪問している。私なら、土下座してでも協力を取り付ける。」と言っています。日暮氏は「一坪共有地運動や反対運動を指導した小川氏には問題は解決できないし、その資格もない。」と批判しています。しかし、小林氏も日暮氏も反対派と会ったこともなく、『土下座』して解決するほど単純な問題ではないと思います。市民の中には、「誰がなっても解決には時間がかかる。空港問題よりも身近な問題があるのではないか。」とさめた見方をしている人も多くいます。
@10万人署名が開始される
10日の出来事で書きましたが、15日に『成田空港早期完成促進協議会』が発足しました。この発足会で来月15日までに「平行滑走路早期完成」の10万人署名を集め、運輸大臣に提出することになりました。
*4月18日
@第2ターミナル駅構内にも外貨自販機
昨年の12月に第一ターミナル駅構内に外貨自販機が設置されましたが、このほど、第2ターミナル駅構内にも同じ外貨自販機が設置されました。購入できるのは米ドルの100ドル・300ドル・500ドルのパックになります。
@室蘭沖の海底で墜落小型機を発見
先月4日に遭難墜落したエアフライトジャパンの小型機の機体が室蘭市地球岬沖21.5Kmの海底で発見されました。水深は94mありますが、機体を引き上げて事故原因を調べることになります。
@心臓と呼吸器疾患の人は飛行機に乗る前に注意を
日本航空健康管理室は日本内科学会で最近の相談事例と対応を発表した。それによると、心臓発作の事例は3年間に70例あり、その内、20%に当たる13名が航空機内で死亡している。搭乗前に心臓病の診断を受けながら、薬を所持していないケースが目立ったとのことです。搭乗前に診断書を提出した場合、機内にストレッチャーや酸素の手配が行われ、このような手配があれば、機内での病状悪化や途中降機などはほとんどないそうです。航空機内は気圧が地上の80%で酸素不足になりやすく、湿度が低くなるために痰が出にくくなるそうです。
@欧米の4社が日本のSSTエンジン開発に参加
アメリカのゼネラル・エレクトリックとユナイテッド・テクノロジーズ、それに、イギリスのロールスロイスとフランスのスネクマの4社は石川島播磨重工業など日本の3社が今年度から始める次世代超音速旅客機(SST)用のエンジン開発プロジェクトに参加することになりました。プロジェクトでは2003年までに低公害のSSTエンジンを開発することにしています。この分野では日本が先行しています。
@藤沢薬品が2000年問題で正月の航空機利用中止を決める
藤沢薬品工業では常務以上の役員が来年の正月は航空機を利用しないことに決めました。これは、コンピューターの2000年問題で航空機の運航に支障が出ることもあり得る、との判断に基づくものです。
*4月17日
@エアニッポン機が異臭で緊急着陸
15日正午頃、高知から新千歳に向かっていたエアニッポンのA320型機が8000mを飛行中、客室に電線の焦げるような臭いが漂いました。同機は安全確認のため、大阪空港に緊急着陸し、運航を打ち切りました。
@韓国関係者は爆破説強調
15日の大韓航空機墜落事故で韓国の大韓航空関係者や政府高官は「同機が爆破された。」と強調しています。理由として、それまで、同機が順調に高度を上げていたこと、貨物のコンテナが跡形もなく破壊していることをあげています。真相はフライトレコーダーなどの解析を待たないと分かりません。今回の事故の限らず、補償の問題が絡むので、原因について色々な考え方が出てくるのはいつものことですので。
@ダイムラー・クライスラーが航空宇宙関係の会社を設立
ダイムラー・クライスラー社は今月7日に日本における航空宇宙ビジネスを強化するため『ダイムラー・クライスラー日本』を設立したことを明らかにしました。ダイムラー・クライスラー社はエアバスやユーロファイターやユーロコプターなどの製作に参加しています。日本でも全日空や日本エアシステムと取引があり、川崎重工とヘリコプターを共同開発しています。
@ボーイング社の純利益が8.4倍に
ボーイング社は第1四半期(1月〜3月)の純利益が前期に比べ8.4倍になったと発表しました。これは、民間機の納入が148機と40機も増えたことが貢献しています。民間機部門は前年同期に比べて16倍に達しています。
@機長が新型寝台の寝心地不満で中途着陸
今月7日、アトランタから成田に向かったデルタ航空機が寄るはずでないポートランドに着陸し、110人の乗客はデルタ航空の別の航空機に乗り換えて成田に向かう出来事がありました。これは、機長を初めとする4人の乗務員が「新型の寝台では十分な休養と睡眠がとれず、成田までの飛行を続けられない。」とポートランドに着陸してしまったためです。
*4月16日
@『くうこうだより』春号が送られてきました
今日、『くうこうだより』春号が空港公団広報部から送られてきました。主な記事は「第一ターミナルリニューアルオープン」、「第26回騒音対策委員会開催」、「機内食の舞台裏」などで、特集として「進むエコ・エアポート基本構想」がレポートされていました。
@大韓航空機が上海で離陸直後に墜落
昨日の午後4時過ぎ(日本時間午後5時過ぎ)上海からソウルに向かった大韓航空のMD−11型貨物機が離陸直後に空港から10Km離れた地点に墜落しました。乗員3名は犠牲になったものと見られています。また、墜落したところは民家や工場が建て込んでいるところで、労働者ら4名が犠牲になり、35名程度が負傷した模様です。原因はまだ分かりませんが、「同機が不時着地点を探していた。」という情報や、「墜落するときに爆発音を聞いた。」と言う情報があります。
@「自動操縦が切れるよう回収済み」とエアバス社が回答
運輸省の事故調査委員会は名古屋空港で起こった中華航空機墜落事故に関して同委員会からエアバス社に対して行った安全勧告の回答があったことを発表しました。それによると、エアバス社は「乗員の操縦桿操作で自動操縦が切れるように改修を実施済み。警報装置の改善を検討中。」としています。
*4月15日
@1年半ぶりに平行滑走路用地を買収
空港公団は14日、平行滑走路用地内の0.3haを買収したと発表しました。買収したのは平行滑走路予定地のほぼ中央にある細長い原野で、21人の共有地でしたが、共有者の1人が買収を拒んでいました。この共有者と買収で契約が行われたものです。しかし、平行滑走路用地内にはまだ未買収地が約4.8ha残っており、2000年度完成は困難な状態に変わりはありません。
@東京モノレールの運賃値上げに航空会社が反発
東京モノレールは利用者の減少を理由に運輸省に対して運賃の値上げを申請しましたが、これに対して航空会社は猛反発をしています。何故かというと、この値上げで路線が他の私鉄と競合する空港を利用する一般客の運賃は据え置かれるのに対し、空港で働く人たちの通勤定期が50%も値上げされるためです。これにより、航空会社などの通勤手当が大幅にアップすることになります。
@JASが機内弁当の販売を始める
日本エアシステムは国内線の搭乗口近くの売店でサンドイッチなどの機内で食べる弁当の販売を始めました。1個300円です。これは国内線での軽食サービスをやめたために、機内で食事をしたい人のために始められたものです。
@福岡ー羽田線はスカイマークとの共同運航で
福岡空港を拠点に定期航空に新規参入を目指しているパンアジア航空は運輸省への申請や運行計画の策定などでスカイマークの協力・助言を受けることになりました。2000年末の運航開始を目指します。この際、福岡ー羽田線はスカイマークとの共同運航をすることになります。
*4月14日
@JASがストを決行
日本エアシステムの乗員組合は会社側との交渉が決裂し今日からストライキに入りました。会社側は管理職で対応したため、今日の所は欠航便はなかった模様です。しかし、組合側が、ストの便数を1日24便から26便に拡大すると通告したため、明日からの便で欠航が出ないかどうか調整しています。なお、日本航空はストを中止しました。
@日本航空が伊丹ー新千歳線を6月から全便得割りに
日本航空はスカイマークが参入する伊丹ー新千歳線の全便で6月から特定便割引を行うことにしました。運賃はスカイマークと同じ21000円になる予定です。
@エアドゥが機体整備のため6月10日から14日まで運休
エアドゥは機体整備と耐空証明検査で6月10日から14日まで全便を運休とします。これは、同社の所有機が1機しかないため代わりが都合できないためです。
@三菱重工がエアバス機の生産に参入
三菱重工はエアバス社のA319型機とA320型機の主翼フラップの付け根の「シュラウド」と呼ばれる部品を生産することになりました。また、カナダのボンバルディア社のビジネスジェット「コンチネンタル」の主翼を担当することになりました。三菱重工は今まで、ボーイング社の航空機の製造を行っていましたが、防衛関係の需要の伸びが期待できず、民間の仕事に重点を移す方向で動いています。
@航空機の管制で2000年問題は影響ない・・・アメリカ
アメリカで10日から11日にかけてコンピューターの2000年問題で航空機の管制業務に問題が起こるかどうかのテストが行われましたが、特別な支障は出なかったとのことです。
*4月13日
@エアニッポン機が与圧ダウンで緊急着陸
今日午前9時35分頃、松山から新千歳に向かっていたエアニッポン(ANK)237便エアバスA320型機が大阪府上空を飛行中、突然与圧がダウンして酸素マスクが落下しました。同機は行き先を変更して小松空港に緊急着陸しました。乗客の中には耳が痛くなったひともいましたが、大きな怪我はありませんでした。
@日本エアシステムの乗員組合が明日からストライキ
日本エアシステムの乗員組合は明日から21日までB−777を使う3路線でストライキを実施すると通告しました。会社側は管理職で対応するので欠航便は出ないとのことです。
@日本エアシステムがパイロット訓練生をハーレクインエアに移籍
日本エアシステムはパイロット訓練生をハーレクインエアに移籍する計画です。これは不採算路線を子会社のハーレクインエアに移すのに伴い、訓練生に副操縦士の経験を積ませるためとしています。期間は5年間とのことですが、ハーレクインエアに移籍した場合、賃金が40%も下落するために組合は反対しています。
@日本航空が2000年3月の客室乗務員の採用を中止
日本航空は来年3月の客室乗務員の採用を見送ると発表しました。これは、国内の近距離線をジャルエクスプレスに、中距離線の一部をジャパンエアチャーターに委託するために客室乗務員が余剰になってしまうためです。
@コロンビアで国内線がハイジャック
12日、コロンビアのアビアンカ航空の国内線旅客機がハイジャックされました。同機は隣の県の施設滑走路に強制着陸させられ、乗員・乗客46名は武装集団にボートを使って連行されたとのことです。左翼の武装ゲリラの仕業と考えられています。
*4月12日
@相手機は存在しなかった・・・JTA急降下事故
運輸省航空局の安全監察官は今日、昨年11月に新島上空で起こった日本トランスオーシャン航空機の急降下で5人の乗員・乗客が重軽傷を負った事故について、「回避のために急降下したと言うが、パイロットが何かを見間違えたのが原因で、相手機は存在しなかった。」とする報告書をまとめました。
@ボーイング社が埼玉の中小企業の技術を採用へ
ボーイング社が埼玉県川口市にある中小企業『コミー工芸』の「FFミラー」をB−777型機に採用することになりました。この鏡は表面に細かい溝を入れることにより、通常の鏡の5倍以上の広範囲が見渡せるものです。特殊材質で割れにくく、軽量で耐火性もあると言うことで、航空機の客室を見渡すのに好都合とのことで採用されることになりました。
@コンチネンタル航空復活の秘訣
コンチネンタル航空は5年前は倒産の危機に見舞われました。その当時は自由化の嵐の中で、定時到着率・手荷物の紛失個数・離職率のどれをとっても米航空業界で最低でした。しかし、今は定時到着率は最高で純利益ベースで過去最高を達成しています。これは、ボーイング社からの助っ人ゴードン・ベスーン会長の強力な指導力によるものですが、その秘訣を会長は「従業員を大事にすれば、従業員が自ら頑張り、どんな企業でも良くなる。」と語っています。リストラをすることしか考えない日本の経営者に爪の垢でも煎じて飲ませたいですね。
*4月11日
@第一ターミナルの写真です
到着案内板です
前の案内板より数段見やすくなっています。日本語表示と英語表示が一定の時間で切り替わるのも便利です。
中段にある黄色の「CODE SHARE」は共同運航です。同じ機体に2つの便名がついているので注意が必要です。
5階にある展望デッキ
新中央棟ビルの5階にできた滑走路が見渡せる展望デッキです。広々としていました。
左は5階の飲食店街ですが、値段は割合安く、コンビニもあります。4階の出発ロビーのレストランは高いのですが、
ここは気軽に飲んだり、食べたりできます。新しいこともあり、今までよりも数段きれいですし。
*4月10日
@成田空港の早期完成を目指して『促進協議会』を結成へ
成田市商工会議所が呼びかけて、空港周辺8市町の商工会議所・成田空港対策協議会・成田市観光協会が『成田空港早期完成促進協議会』を結成することになりました。13日の発起人会で活動を始めます。まず、今月下旬までに街頭などで早期完成の署名運動を10万人を目標に行います。さらに、成田市内の医師会やホテル協議会・自治会・ライオンズクラブなどに協議会への参加を呼びかけます。
@空港南部工業団地分譲で西濃運輸と契約
千葉県企業庁は8日、空港南部工業団地(芝山町)内の0.6haについて西濃運輸と土地譲渡契約を結びました。同社はここに成田空港の貨物量の増大に備え、定温・定湿・防塵機能を備えた保管施設の整備を計画しています。
@気象庁が全国29空港に雷探知機を今年度中に設置
気象庁は今年度中に日本全国の29空港に雷探知機を設置することを決めました。北海道から沖縄まで日本全国をカバーするものとなります。航空機への落雷や空港への落雷、そして、雷雲に伴う乱気流の予知に役立てるためです。測定センサーは雷が起こす電磁波を測定し方位や距離を羽田空港の東京航空気象台に集めて瞬時に分析し、雷の発生した場所を特定します。誤差は1Kmとのことです。これにより、雷雲の移動もわかり、予知に役立てることになります。もちろん、成田空港にも測定センサーが設置されます。
@「大手3社の運賃値下げ・整備打ち切り問題になることも」と公取委事務局長
公正取引委員会の事務局長は7日、「大手3社が新規参入の時間帯に合わせた便だけ値下げしたことは、それ自体は独禁法上の問題にはならないが、やり方・目的によっては問題になることも出てくる。また、整備契約については「そのこと自体は当事者間の問題だが、独禁法上問題になる目的を達成するためにやったとなれば話は別になってくる。」と語りました。
@「整備契約を能力があるのに打ち切るなら行政指導も」と事務次官
黒野運輸事務次官は8日の記者会見で、「能力があるのに、新規参入の整備契約を打ち切ると言うのなら、問題で行政指導する事もあり得る。ただ、リストラで他社の整備を引き受ける力がないというなら行政は口を出せない。」と語りました。
@「外資系の航空会社からの呼びかけもある」とスカイマークの社長
スカイマークの井出社長は7日、同社の整備拠点を羽田空港から伊丹空港に移すことを検討していることを明らかにしました。これは、今後機材が増えてきたときに、羽田空港よりも伊丹空港の方が駐機代や燃料の調達コストを考えた場合有利、とのことです。また、全日空が3機目の整備契約ができないとしている点について、「外資系の会社からの呼びかけもあるし、様々な可能性を検討しているが、全日空に整備契約の継続を要請するし、全日空にとっても受託収入は魅力的なはず。」と述べました。
@ハーレクインエアの「客室乗務員40人募集」に男性120人が応募
日本エアシステムの子会社ハーレクインエアの「客室乗務員40人募集」に対して、男女併せて3000人が応募しました。このうち、男性が120人応募したとのことです。男女雇用機会均等法改正を機にした現象と見られています。ただ、男性客室乗務員が誕生するかどうかは分かりません。
@エコノミー席が少し広めに
このところ、日本航空やブリティシュ・エアウエイズやルフトハンザ航空などはエコノミー席の座り心地を良くする座席の改良を進めています。このような座席の改良は今まではファーストクラスやビジネスクラスで行われてきましたが、エコノミークラスの利用者が増えたこともあって、改良が進んでいます。日本航空では座席のクッションを薄くしたり、テーブルの材質を薄くしたりして、前席との間隔を2.5cm広くしました。これにより、脚を前に楽に伸ばせるようになり、座り心地はかなり良くなったはず、としています。また、ルフトハンザ航空では背もたれのリクライニングの角度を3度より後ろに傾くようにしました。ただし、これらの改良は順次行われるため、全エコノミー席が改良されるのはかなり先の話です。
*4月8日
@都合により、明日の更新はできません。よろしく。
@横堀要塞差し押さえ訴訟で逆転判決
今日、東京高裁で行われた『横堀要塞差し押さえ訴訟』で東京高裁は、「差し押さえは有効だが、鉄塔の破壊は行き過ぎ。」とした1審の東京地裁判決を全面的に退け、「差し押さえた鉄塔を現場で保存した場合、壊されたり隠されたりする恐れが強く、要塞本体から分離して搬出したのはやむ終えない処置だった。」とし、原告の反対同盟北原派の1200万円の国家賠償請求を退ける逆転判決を言い渡しました。
@名古屋空港の新国際線ターミナルが竣工
今日、名古屋空港の新国際線ターミナルが竣工し、記念式典が行われました。新ターミナルは現ターミナルの5倍になり、スポットも9カ所から13カ所に増えます。これにより、名古屋空港の年間の処理能力は450万人になります。
@米中が新航空協定締結で合意
アメリカと中国は新たな航空協定の締結で合意に達しました。これによりますと、現在、週27便ずつを3年間で54便にし、2001年には双方とも第4の航空会社の新規参入を認めます。
*4月7日
@運輸省が首都圏第3空港を国内・国際供用へ計画変更
運輸省は5日、羽田空港の補完として計画されていた首都圏第3空港を国際線と供用する空港に計画を変更することを明らかにしました。これは、成田空港の平行滑走路建設の見通しが不透明になったのを受けて取られる措置です。首都圏第3空港は羽田空港の沖合移転が2000年3月に完了しても国内線の需要がすぐに飽和状態になることを見通して計画されました。第7次空港整備計画では首都圏第3空港は海上空港として2002年に事業に着手することになっています。現在、建設予定地の選定が行われていますが、空域やアクセスなどの条件が複雑で未だ決まっていません。
@成田市長が「凍結発言」に遺憾の意を表明
5日の運輸省事務次官の「平行滑走路建設の一時凍結もあり得る。」と言う発言は千葉県と周辺市町村に大きな衝撃を与えています。小川成田市長は昨日、運輸省を訪れて林政務次官にあい「平行滑走路の建設に地元が努力している最中に、国が一方的に『凍結発言』を行うのは大変遺憾である。」旨の申入書を手渡しました。そして、地元で記者会見し、「例え一般論としても凍結を言われては憤懣やるかたない。交渉の期限を延長してほしい。」と語りました。また、自民党県連の臼井会長も黒野事務次官に対して「国は従来通り、問題の解決に全力を挙げて進むと、内外に表明すべきだ。」とする申入書を提出しました。さらに、沼田知事は「関係者の努力で、一歩一歩前進してきたことを考えれば、凍結という事態になるとは考えられない。」とするコメントを発表しました。一方、東峰地区地権者は「当然の結果だ。」としていますが、中には「我々が『一方的にごねたので、こういうことになった。』と取られてしまうのではないか。」と心配する声もあったようです。
@成田市長が東峰地区地権者と地域整備で話し合い
成田市の小川市長は東峰地区地権者と東峰地区の市道の整備・集会所の建設・残土の不法投棄問題の3点で話し合いを持つことを呼びかけました。これに対して住民側はとりあえず6月以降に話し合いを持って内容を聞いてみる、と返事をしたそうです。小川市長は「この話し合いは空港問題とは関係ないが、これがきっかけとして交流を深めていきたい。」と言っているようです。
@「菱田の明日を考える会」が2回目の手紙を発送
芝山町菱田地区の住民で作る「菱田の明日を考える会」が芝山鉄道ルート上に残る一坪共有地地権者に対して、一坪共有地の売却を呼びかける2回目の手紙を発送したそうです。
@米軍機の爆音による被害に補償金が支払われる
1997年11月4日と12日に北海道北日高地区で訓練中の米軍戦闘機の衝撃音に驚いた競走馬が暴走して怪我をしたり、流産をした被害に対して、防衛施設庁は今日までに13戸に対して3700万円の補償金を支払ったことを明らかにしました。内訳は米軍が75%、日本側が25%だそうです。
*4月6日
@日本航空と全日空がスカイマークとエアドゥとの整備契約の更新拒否を検討
全日空は5日、現在行っているスカイマークの航空機2機の整備契約を期限が切れる2000年半ばに更新しない方向で検討していることを明らかにしました。また、日本航空もエアドゥの航空機1機の整備契約を契約の切れる今年12月に更新しない方針を明らかにしました。全日空は理由として、株主からの意見としていますが、「『新規参入いじめ』との批判もあるので、慎重に検討する。」としています。
@スカイマークが単身赴任者を無料航空券で援助
スカイマークは伊丹ー札幌線の開設に合わせて、関西から北海道に単身赴任しているサラリーマンを対象にして、毎月10数名に無料航空券をプレゼントするキャンペーンを始めると発表しました。
*4月5日
@運輸省事務次官が平行滑走路建設計画凍結の可能性を示唆
今日の定例記者会見で黒野運輸事務次官は「最悪の選択肢として、平行滑走路の建設計画の一時凍結の可能性がないとは言い切れない。」と語り、運輸省として初めて、建設計画の見合わせの可能性を示唆しました。運輸省が決めた『平行滑走路2000年度完成』のための用地取得の期限であるゴールデンウイークまで1ヶ月を残すのみとなって、東峰地区の地権者が話し合い拒否を決めたことを踏まえた発言です。
【コメント】今日の事務次官の発言はシンポジュウムから円卓会議、そして、共生路線の失敗を表すものと言えます。私たちの会はシンポジュウムの最中から「このような、周辺住民の一部だけを相手にした話し合いは将来の空港整備に禍根を残す。今からでも遅くないから、本当に周辺住民がこぞって参加できるような話し合いの場を作るべきだ。そして、じっくりと、時間をかけて住民の気持ちを聞き、合意を目指すべきだ。」と運輸省との話し合いの席でも、空港公団との話し合いの席でも主張してきました。さらに、シンポジュウムが終わり円卓会議が始まるまでの間に、「円卓会議は周辺のすべての住民の代表を参加させるべきだ。本会も話があれば参加を検討したい。」と申し入れましたが全く無視されました。今回の事態はこの指摘が間違っていなかったことを示しています。私見ですが、今からでも遅くはありませから『平行滑走路2000年度完成』を白紙に戻して、十分な時間をかけて『今後の成田空港をどうしたらよいのか。』を、すべての地元・周辺住民や空港労働者も参加できる話し合いの場を設けて検討すべきではないでしょうか。それが、この閉塞した状況を打開する唯一の道ではないでしょうか。ただ、まだ、本会としてこの事態をどう受け止めるかという話し合いをしていませんので、あくまでも私の私見です。
*4月4日
@3月のアクセス数は2358回でした。初めて2000回を越えました。ありがとうございます。
@成田空港内駐車場料金が1日から値下げ
空港公団は成田空港内にある2817台分の駐車場の料金を1日から値下げしました。1時間では510円から500円になるだけですが、12時間なら1210円下がり、1日だと2170円、3日間だと6300円と6670円下がりました。しかし、これでも空港周辺の民間の駐車場よりも約40%高くなっています。
@成田市長に反対派農家との話し合い仲介を要請
先月31日、「成田空港騒音対策地域連絡協議会」の会長ら幹部5人が成田市役所を訪れ、平行滑走路の早期完成についての要望書を小川市長に手渡し、市長に反対派地権者との話し合い実現に向けて仲介の労をとるように要請しました。この要請に対して小川市長は「市の立場でできることを、関係者のみなさんと話していきたい。」とだけ述べ、仲介の労をとることについては明言しませんでした。
@一坪共有地を60人から取得
空港公団は先月31日、空港用地内にある23カ所の一坪共有地の地権者1250人のうちの60人から用地を取得したことを発表しました。これで、残りは1190人になります。
@ノースウエスト航空機が着陸でエンジンをこする
2日午前9時20分頃、サンフランシスコからのノースウエスト航空の貨物機が成田空港に着陸した際に、右翼の第4エンジンを滑走路にこすりました。同機はそのまま無事に着陸しましたが、エンジンカバーの底に長さ1m・幅50cmのすり跡がありました。当時、成田空港には平均風速12mの南西の風が吹いており、強い横風になっていました。
@東峰地区地権者が国との話し合いの拒否を決める
東峰地区地権者の9人の内の8人が2日の夜集会を開き、運輸省や空港公団からの手紙に対する態度を協議しました。3日に記者会見した反対同盟北原派の萩原区長は「運輸省の手紙には応じられない。今後もこの方針には変わりはない。これを、最後通告と思ってほしい。もう、国と空港公団の関係者は我々を訪ねないでほしい。」と語りました。これに対して、運輸省の幹部はなお話し合いの努力を続ける、としています。ただ、朝日新聞によると地権者の一人は「滑走路建設を前提とした話し合いは、少なくても、5月のゴールデンウイークが過ぎるまではできない。」と話したそうです。
@エンジンの部品が脱落して到着
3日の午後7時頃、成田空港に着陸したシドニー発の日本航空772便の点検をした整備員が第4エンジンの、空気の流れを整える「整流板」の一部が脱落しているのを発見しました。成田空港の滑走路を点検しましたが、見つからなかったため、飛行中に脱落したものと思われます。(しかし、機体やエンジンにぶつからなくて良かったですね。)
@日本エアシステムの成田ー西安、成田ー広州線が就航
日本エアシステムでは明日、成田ー広州線、6日から成田ー西安線を就航させます。成田ー広州線は月・水の週2便、成田ー西安線は火・木・土の週3便で成田発はいずれも午前9時台、機種はDC−10型機を使います。
@公正取引委員会が大手3社の値下げを調査
公正取引委員会は1日から新規参入路線の大手3社の値下げについて、「私的独占・不当廉売」に抵触する恐れがないかどうか調査に入りました。これは、“新規参入つぶし”のために大手3社が無理な値下げをし、安全の軽視に繋がっていないかと懸念したものです。しかし、裏には新規参入を育てようとする意図があるものと見られます。
@女性乗務員が日本航空を雇用機会均等法違反と調停申請
日本航空の女性客室乗務員25人が雇用機会均等法が施行された1日、「男性と同じ仕事をしながら昇級などの差別を受けている。」と労働省の東京女性少年室に調停を申請しました。会社側の同意がなくても必要な条件を満たせば調停を開始できると言う。申請したのは1969年から1975年までに入社した25人。