第44回騒音対策委員会各部会質問項目


 成田部会

     1、夜間運用時間拡大は騒音下住民の静穏時間の確保と健康不安解消のため、運用方法などの見直しをしていただきたい
     2、民家防音遮音効果の改善を図っていただきたい。
     3、空港北側では近年落下物とみられる事案が続いており、直下住民の不安が高まっている。落下物の根絶と制度上の法体制を洗い直して、
       航空会社への指導を徹底し、補償内容を充実させていただきたい。さらに、抜本的な対策として移転を制度化してもらいたい。
       また、騒特法防止地区でも特別防止地区と同様に、家屋の移転だけでなく、土地の買い入れもお願いしたい。
     4、騒音地域指定による集落分断を解消していただきたい。
     5、地域振興策と将来像を具体的に示して欲しい。

 芝山部会

     1、移転跡地活用の促進に協力を。
     2、騒特法による移転対象とならない地域については、今回改善がされたが、更なる分断も生じている。これらの人たちを救うために、
       法を超えた対策の調査・検討が不可欠である。

 山武・横芝光部会

     1、夜間騒音については健康調査などを元に更なる改善に努めること
     2、運用時間拡大のA滑走路先行実施に伴う、特別加算金は地域の実情を踏まえたものとすること
     3、谷間地域の発展については、地元の実情に即した改善策をとること
     4、四者協議会の合意に伴い、地域格差を踏まえ、均衡ある発展に努めること
     5、落下物防止策として、乗り入れ航空会社への点検・指導をより徹底させて欲しい
     6、発着回数が50万回になるとしているが、特に夜間騒音について地域住民は低騒音機の導入が唯一の救いになる。
       導入が進んでいると言うが、夜間、騒音の大きい航空機があることも確かなので、国際機関とも相談して、より一層の低騒音化を進めて欲しい。

 多古部会

     1、機能強化計画は合意したが、騒音の増加、移転、将来設計などの不安は強い
     2、周辺対策交付金制度の抜本的な見直しで、格差の是正を。
     3、成田空港の周辺の交通量が増えている。渋滞が多発して、利便性が悪くなっている。更なる地域分断が発生しないようにして欲しい。

 富里部会

     1、スピード感をもって地域振興策の基本プランを作成して欲しい。
     2、成田空港と都心とのアクセスは向上したが、富里・八街の地域公共交通は不便なままだ。公共交通の改善に取り組んで欲しい。
     3、交通網の整備で渋滞の解消などのプランを実施して欲しい。

 香取・神崎部会

     1、落下物対策についてだが、前の部会発言でも、発着増加で、落下物も増えている、と対策を求めているので省く。
     2、道路整備を早く進めて欲しい。特に、圏央道の大栄=横芝間の早期完成を。
     3、神崎町では成田空港の北の玄関口と位置づけているので、成田空港との連携について、支援をお願いしたい。
     4、交通網の整備に伴い、企業の進出があると考えられが、これに付随する地元雇用を推進して欲しい。
     5、成田空港を中心として、伝統芸能を中心とした観光の振興を推進して欲しい。

 河内・稲敷部会

     1、騒防法第1種区域の拡大をお願いしたい。出来ないときは飛行高度が550mになる地域を隣接区域に指定していただきたい。
     2、夜間の飛行時間の拡大はスライド方式でも住民に大変な影響を及ぼす。住民の声を十分に聞いて、実態に即した飛行時間設定をお願いしたい。
     3、落下物対策であるが、千葉県側では海の上で脚下げを行うようになってから、発生件数が激減した。茨城県側でもこのような対策をお願いしたい。
     4、騒音測定局の増設をお願いしたい。現在の測定局の中には飛行コースから離れているところもあるので、実態に即した増設をして欲しい。
       また、旋回時にはエンジン出力が上がるので騒音が大きくなる。このような、旋回ヵ所にも測定局を設けて欲しい。
     5、民家防音工事助成については現在、 NAA ・市町・共生財団と地域によって、別れ、煩雑になっている。
       今後、区域が拡大すると、とても市町では対応できなくなる。これを、 NAA で一元的に行うよう要望する。


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