航空機騒音の軽減に関する意見書

 成田国際空港は、暫定B滑走路の延伸により、わが国の国際交通拠点として更なる発展が期待されています。その反面、航空機による騒音、電波障害など周辺地域住民に被害を及ぽしていることも事実です。
 神崎町においても、北向き出発便が旋回後に当町上空を通過し、その騒音は最高79デシベル前後に達しています。飛行コースもズレが多く騒音は全町域に及んでいます。時には低高度の着陸機も当町上空を飛行します。特に冬は終日出発機が通過することがあり、また夏は夜間に飛行することが多く、町民に堪え難い苦痛をもたらし、町政の運営にも支障をきたしています。
 しかし、航空機騒音の評価は平均値を用いるがゆえに環境基準未満とされ、民家防音助成対象区域等から除外されたままでいることは誠に遺憾です。
 現在、騒音計画の逆転解消も含め環境基準の見直しが進められていると聞きますが、一定値以上の高騒音規制は生活環境を保全する上で欠かすことができません。
 当町における高騒音機は、4500フィート前後の低高度で飛行するものと推察されます。現在、佐原市周辺で着陸高度を4000フィートに引き下げる提案がなされていますが、直進上昇・直進降下と県内通過6000フィート以上は、当時の友納知事がセットとして国と交わした約束です。大部分の航空機が6000フィートで飛んでいる実状に鑑みれぱ、低高度飛行の引上げ、6000フィート厳守が求められます。そのための重量規制や飛行方法の指導は、真の共生にとって必要なことと思慮されます。
 以上、当地域の現状を考慮し、本議会は次の事項について積極的に対処されるよう要望します。

1 航空機騒音に係る環境基準の見直しにあたっては、高騒音機の規制基準を併設すること。
2 直進上昇・直進降下以外の県内飛行は6000フィート以上を確保し、異常気象時以外は飛行コースを厳守すること。
3 神崎町における生活環境整備と産業振興に一層の財政支援策等を配慮すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

  平成17年12月14日

千葉県香取郡神崎町議会

内閣総理大臣 様
国土交通大臣 様

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