レイクス高度2段階化に対する千葉県の意見書


成田空港への着陸便の飛行高度変更に関する意見


 成田空港への着陸便の飛行高度変更について、国土交通省からその必要性等について説明を受けたところである。


 成田空港の堅調な需要の伸びにより交通量が増え到着機の遅延等の問題が発生しており、早急にこれを改善したいとのことは理解するが、飛行高度の変更によって一部地域の騒音が現状よりも増加することは明らかである。

 そこで、千葉県及び関係4市町は、飛行高度の変更について、下記の内容を真塾に受け止め誠実に対応することを条件に了承する。

 なお、本件について短期間に決断を求められたことは遺憾であり、今後は特段の配慮をお願いしたい。



1 国土交通省は、昭和46年1月に千葉県知事と約束した飛行高度6,000フィート以上を引き続き基本とする。ただし、空港北側より着陸する航空機の県内4市町の飛行高度6,000フィート以上を4,000フィート以上として運航することについては、混雑等によって航空管制上必要な場合に限るものとする。

2 国土交通省は、航空機騒音の測定、飛行コースの公開、電波障害等マイナスの影響の対策など、県及び関係4市町の要望に対し誠実に対応すること。

3 国土交通省は、航空機騒音の低減について、今後も進展が図られるよう努めるものとする。

4 詳細については、県、関係4市町と国土交通省の間で文書において確認するものとする。

 干葉県知事  堂本暁子
 佐原市長   岩瀬良三
 小見川町長  岩山豊彦
 山田町長   高岡顯尚
 栗源町長   齋藤豊

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