「運用時間拡大反対署名提出」と懇談要旨


@「運用時間拡大の撤回を求める」署名、1,650名を石井国土交通大臣宛に提出

 2017年2月16日、国土交通省に行き、石井啓一・国土交通大臣宛の、機能強化計画の内、成田空港の運用時間を拡大する計画について撤回を求める署名「成田空港の運用時間拡大案の撤回を求めます」を提出してきました。
 昨年の11月末から始めて、合計約1650名分になります。
 署名の趣旨は「この機能強化計画では、成田空港の運用時間について「午前5時から翌朝午前1時までを運用時間とする」としています。「『安心して眠れる時間が4時間しかない』と言うこの提案は空港周辺に生活する私たちの生存する権利を奪う、非人道的なものと言わざるをえません。」とし、「この計画を撤回し、開港時の約束である『午後11時から午前6時まで』を維持するように求める」ものです。
 本会も含めて、「夜間騒音から、くらしを守る会」「山武郡市生活と健康を守る会 横芝光班」「成田空港の運用時間拡大に反対する会」や、多数の個人で今月10日に、署名集約会を開き、その場で「成田空港運用時間拡大に反対する連絡会準備会」を結成しました。
 準備会では「成田空港運用時間拡大に反対する連絡会」を近く正式に結成し、今後も、継続して署名活動を行い、国土交通省に何回でも提出する予定です。
 この「成田空港サーバー」をお読みになり、署名活動に賛同していただける方には、下記メールで事務局まで、連絡をいただければ、ワード形式の署名簿を、メールで送ります。
 集まった署名は下記事務所宛に郵送していただけると幸いです。成田空港の航空機騒音に関係がなくても、「こんな無謀なことが、許されて良いのか」と考える方々のご支援をよろしくお願いいたします。
メールアドレス km_iwata@sannet.ne.jp
事務局住所   千葉県成田市中里194-3 
       「成田空港運用時間拡大に反対する連絡会準備会事務局」

 なお、参加者は「成田空港運用時間拡大に反対する連絡会準備会仮代表 鵜澤治(成田市議)」、「成田空港運用時間拡大に反対する連絡会準備会仮事務局長 岩田公宏」、「横芝光町町議 山崎 義貞」、「日本山妙法寺 矢向 法尼」、「成田市民」など、さらに、「日本共産党衆議院議員 斎藤和子氏」「日本共産党千葉県議会議員 丸山慎一氏」「日本共産党千葉県委員会副委員長 川副邦明氏」に同席していただきました。


懇談の要旨

「時間を限らず、住民の納得が得られるまで説明を続けるが、『合意を得られた』とする判断基準は決まっていない」

 提出後、国土交通省担当者とこの問題について、懇談をいたしました。対応していただいたのは前回レクチャーの時と同じ、航空局 航空ネットワーク部 首都圏航空課 成田国際空港企画室 専門官 「高橋健一」氏でした。

鵜澤「今日は貴重な時間をとっていただき感謝します。私たちは『空港運用時間を拡大し、静かに眠れる時間を、たった4時間にする』今回の提案を許すことは出来ません。反対署名活動は今後も継続し、また、伺いますので、よろしくお願いいします。」

岩田「地域住民には不信感が強い。いくら意見を出しても、『はい、聞きました』で終わり、最後は四者協の合意で決められてしまうのではないか、と考えている。今回の計画は3年半前の「カーフュー弾力的運用」の確認事項「みだりに運用時間を拡大しない」との合意にも反している。あまりにもひどい。

高橋「説明会でも、そのような意見が多数出ている。前回は実施の時期が迫っていたこともあり、強引に決めた気がする。しかし、今回は時期が決められているものではないので、みなさんの了解が得られるまで、説明をしていく」

川副「説明会というけれど、誰でもが出席できる説明会ではないものもある。誰でもが自由に意見を出せる説明会でなければ、説明会の意味がないのではないか」

高橋「そのような説明会になっていると思うが、そのような地区もあったという。誰でも参加できるものに、と伝えている」

川副「前回の多古町であった説明会について、前回の時に『調べる』と言っていたが、多古町からの回答は受け取ったのか」

高橋「回答は受けていない」

斎藤「説明会は国土交通省がやっているのか」

高橋「具体的には地元に計画してもらっている」

丸山「説明会の主催者はどこなのか」

高橋「 NAA と市や町と言うことです」

丸山「参加者を制限する説明会は、もはや、説明会とは言えない。そのところは、国土交通省が責任を持って欲しい」

斎藤「羽田空港の新飛行コースの説明会はどこが主体でやっているのか」

高橋「羽田空港は国が管理する空港なので、国がやっている」

川副「前回の『カーフュー弾力的運用』の時には『四者協議会』で強引に決めた。今回は住民の意見を聞いて『繰り返し説明します』と言うが、提案を修正する気はあるのか」

高橋「千葉県や市町の意見を聞いて、どうするか決めることになると思う」

川副「今までは『四者協議会』が強引に決めてきた。『四者協議会』で決める、と言う法的な根拠を教えて欲しい」

高橋「・・・(明確な回答はなし)」

矢向「根拠がないから『お願いします。お願いします』としか言えないのではないか」

丸山「今回は『期限を決めずに、説明をする』と言うことだが、これは極めて重要なことだ。これが国土交通省全体としての認識か」

高橋「国土交通省としての認識だ」

丸山「これを確認した文書はあるのか」

高橋「あります」

丸山「それでは、その文書をいただきたい。要するに『住民の合意があるまでは、強引な事はやらない』と言うことですね」

山崎「国に対する住民の不信感は強い。『強引な事はやらない』という文書を出して欲しい。それが、話し合いの基本ではないか。第3滑走路については、賛成・反対の意見があるが、やはり反対が多い。しかし、どちらの住民にしても『運用時間拡大は絶対に認められない』とする人が大多数だ」

鵜澤「成田市では、説明会に合計1248人が参加している。10月に行われた久住・荒海地区説明会では参加者60名の内、36人が発言している。その中で『賛成』の『さの字』も出てこなかった。『静かな時間が4時間は絶対に認められない』と言う意見ばかりだった。この地区では午後10時台に85dBという大きな音が出ている。『俺たちを殺す気か』という意見まであった。国土交通省は『3点セットで同意を得る』と言うことが基本なのか。今は騒音区域外の人は『機能強化に賛成』とする人が多いと思うが、区域内の人は約6000世帯、約18000人だが、これらの人の合意の判断はどのようにするつもりか。それを答えて欲しい」

高橋「『どこで』というのは難しい。地域によって色々ある。市町とか懇談会の意見などで判断するしかないのではないか。どこまで行けばよいのか、と言う判断も難しい」

鵜澤「これはひどい。同意の判断基準もなしに、『これでいい』ということになる」

丸山「『了解を得る』ということは住民の大半が『しょうがないか』ということだ。それがないということは『了解されていない』ということだ。その政策は『誤りだ』と言うことになる。住民の死の上に成り立っている『儲け』などは、合意が得られるわけがない。『了解を得る』ということは首長の判断ではない、と言うことではないのか」

高橋「その通りです」

鵜澤「国土交通省は住民が説明会で疲れ果てるのを待っているのではないか」

高橋「そんなことはありません」

矢向「どういう形で『同意』ということになるのかを、四者協議会で話し合って欲しい」

高橋「説明会で意見を聞いて考えて、それで、また説明する、と言うことになる」

矢向「それでは、『了解を得られなければ』また、説明会をやると言う事になる。もっと、具体的に示して欲しい」

山崎「では、高橋さん自身は『どこまで行けばよい』と考えているのか」

高橋「私見だが、100%というのは難しい。70〜80%に行けば、という感じはする」

鵜澤「それは、市民全体ではなく、騒音区域の住民の中での事ですよね」

岩田「騒音区域の住民による、住民投票をやれば、一番はっきりするのではないか。今までは『四者協議会』で決めてきた。このことへの不信感は根強い。3点セット一括の住民投票ではなく、3点を個別にして賛否を執るべきではないか」

鵜澤「B滑走路の1000m延伸で、補償区域に入るにもかかわらず、『運用時間拡大には絶対に反対』という人もいる。移転補償条件を示されずに説明を聞いても『これでは判断できない』と言う人もいる」

高橋「今後説明されると思う」

岩田「『山林まで対象になるのか』とか、『A滑走路の50万回コンターが何故縮小されるのか。B滑走路や第3滑走路のコンターに較べて、ふくらみがなく、スリムになっているのは何故なのか』など疑問は多々ある。民家防音工事の話を聞きに行ったら『古い家屋は耐震工事を行わなければ、民家防音工事は出来ない』といわれた、との話しもある」

斎藤「なんと言っても、運用時間の拡大は許せない。説明会で住民から反対意見が出るのは当たり前だ」

以上


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