2回目のレイクス問題知事要請書

 千葉県知事  堂本暁子殿



             平成18年2月8日 

          着陸機高度引下げを考える地域連絡会
                 代表世話人  田村  徹
関  静夫
寺田 啓佐
小島 一仁
喜多 正博

成田空港から郷土と暮らしを守る会
                 会長 木内昭博

着陸高度引下げに関する要望


 貴職におかれましては、日ごろ環境保全にご尽力いただき感謝申し上げます。成田空港到着機の高度引下げについて、再度下記の通り要望致します。県民の環境保護の観点を貫き、格段のご尽力をお願い申し上げます。なお、参考資料も添付致します。

1 市民町民への説明と意見聴取が必要です
 本件に関し、国の提案も参考資料も市民町民へ広報されていません。関係者の意見集約の手立ても示されていません。この状況において、もし県と市町の執行部だけで「地元の意向」を決めることがあるとすると、民主主義政治にあるまじき行為で、県政史に汚点を残すことになります。
 今必要なこととして、県が市町当局に対し、早急に市民町民への説明と意見聴取が行われるよう指導するとともに、担当部局が関係市町に提示した「国土交通省への意見書案」を明らかにすることを求めます。

2 佐原は 湾岸以上のうるささ になります
 県資料は「再拡張後の羽田と同様の状況となる」と記述しています。高度と騒音は同じ程度でも、騒音回数が大きく違います。
 浦安市上空の着陸機は国の当初案で年間5000機でした。一方、レイクスポイントに集合する到着機は、その10倍50000機を超えます。さらに佐原周辺は北風時の離陸機騒音も重なります。また成田はヘビー機(大型長距離便)の割合が羽田64%に対し98%と高い特徴があります。高度4000フィート騒音が70デシベルを超えるボーイング747型が一日150機前後も到着します。

3 混雑の説明なしに 検討も了承もできません 
 1月の佐原市への国の再説明でも、混雑状況の説明はありません。抽象的な「混雑緩和」だけを理由として終日4000フィート使用の了解を得ようとするのはフェアでなく共生を理念に反しています。1月12日の要望書でも指摘しましたが、国は7年前に「22万回まで対応できる」と説明していた矛盾についても釈明があって当然です。
 貴職は、国に対し「混雑時間帯の数値」「過去の混雑状況の数値と今後の見通し」「7年前の説明との食違い」について説明資料の提出を求めて下さい。

4 貴職も「6000フィート」を遵守して下さい
 前回の要望書でもお願いしました。「県内上空通過6000フィート以上の約束」は、友納知事が国策に協力しつつも県民の静けさを維持したいとする心情から発した決断でした。
 国は「開港当時の騒音より小さくなると推定」していますが、裏付け資料がありません。開港年の10月に佐原市公害交通課が測定したデータで6000フィート騒音は66.1デシベルでした。本件の4000フィート騒音は平均でも69.0デシベル、高騒音のボーイング747型機は千葉県が精査した資料から推算すると71.0デシベルです。高騒音機の数も第2項でも述べました。
 友納知事が国と交わした「6000フィート」の約束は、共生の理念に一致して輝きを増す金字塔です。堂本知事も、この約束遵守を基本にして国と交渉して下さい。

5 騒音を増やさない別案を要求して下さい
 羽田再拡張問題では、堂本知事を先頭に11市が超党派で国と交渉し、国も当初案を変更し決着しました。同様に、騒音を増やさない複線化も可能であると考えられます。1月12日の要望書でも述べた試案を、航空の技術者にも相談中ですが、図化し添付します。
 貴職におかれましても、国に「「6000フィートを遵守した別案を提出するよう」要望して下さい。


添付資料1 成田空港から郷土と暮らしを守る会 検討資料(3)
添付資料2 開港時の佐原市測定データ
添付資料3 6000フィートを遵守した複線化試案図

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