2015年1月前半の出来事


*1月15日

@来年度予算案に成田空港関係で44億円
 昨日、閣議決定された来年度予算案で、成田空港関係ではファーストレーンの整備などに44億円が計上されました。また、成田空港と羽田空港のアクセス改善で東京駅までの直結線整備調査費など2億1600万円が計上されています。

@チャイナエアラインが成田空港ベースの客室乗務員を募集
 チャイナエアラインは成田空港ベースの契約客室乗務員を募集しています。募集人員は48名で、入社が4月下旬となっています。応募締め切りは2月16日です。詳しくは同社ウエブページで。

@スカイマークと全日空の出資交渉は不調に、共同運航は申請へ
 今日の朝日新聞によりますと、スカイマークは検討していた全日空との資本提携を見送り、自主再建を目指す方針を固めました。両者の首脳が昨日、交渉しましたが、条件面で折り合いが付きませんでした。当面の資金はエンジンなどの部品やA380型機用シミュレーターなどの売却でまかない、また、投資ファンドから支援を受ける、とのことです。
 一方、今日の読売新聞によりますと、共同運航については、全日空と日本航空と路線の割り振りについてなどの詰めを急ぎ、来週にも国土交通省に申請し、夏季ダイヤ開始から、3社による実現を目指す、とのことです。

@8501便の胴体部分も見つかる
 現地時間14日、インドネシアの捜査救助庁はエアアジア・インドネシア8501便の胴体と主翼の一部を発見した、と発表しました。発見された場所は、尾部の見つかった場所から約2Km離れた場所でした。

@エアバスが旅客機代金を3.27%値上げ
 エアバスは現地時間13日、今月1日から旅客機を平均3.27%値上げしたことを発表しました。これにより、A320型機は9700ドル、A350-900型機は3億480万ドル、A380型機は4億2800万ドルなどとなります。

@成田空港に関係ありませんが、金星と水星が接近中
 成田空港や航空に全く関係ないのですが、12日夕方、午後5時過ぎに西南西の夕焼け空を見たところ、2個の明るい星が地平線近くに輝いていました。あわてて、コンデジを持ち出し、撮ったのが右の写真です。昔から、星を見るのは好きで、星の写真は良く撮影していましたが、コンデジで撮るのは難しい!
 マニュアルフォーカスモードで、何枚か撮った内の1枚です。絞りはF7.1、露出は3.0秒、感度はISO100でした。
 調べたところ、左上に輝いているのが金星で、右下の明るい星が水星でした。水星は撮影するのが、非常に難しい星です。太陽に一番近いために、常に地平線近くにあります。私も、今までに数枚しか撮影したことがありません。金星のように明るくないので、どれが水星か分からないのです。今回はたまたま、金星の近くにあったので、撮影することが出来ました。
 この接近が後数日は続きますので、地平線まで晴れた日の夕方、5時20分頃に西南西の空を眺めるのも良いと思います。


*1月14日

@用事が早く終わりましたので、更新します。

@ジェットスター・ J も第3ターミナル使用を正式発表
 ジェットスター・ ジャパンは今日、4月8日から、成田空港での使用ターミナルを第2ターミナルから第3ターミナルに移動し、15日以降の予約購入分から、国内線施設利用料を運賃に上乗せして徴収する事を発表しました。

@香港エクスプレス航空が2月6日から成田=香港線を増便
 香港エクスプレス航空は春節に遭わせて、2月6日から3月28日まで、成田=香港線を週5往復(月・火・水・金・日曜日)増便する事を正式に発表しました。この間、週12往復となります。

@エア・カナダが成田空港勤務の旅客・運航正社員を募集
 エアカナダは8日、成田空港勤務の空港業務ー旅客・運航正社員の募集を始めました。入社は3月以降で、応募締め切りは今月30日となっています。応募資格などは同社のページを見て下さい。

@全日空が夏季ダイヤからのスカイマーク共同運航方針固める
 昨日の共同通信によりますと、全日空はスカイマークとの共同運航を3月末の夏季ダイヤから始める方針を固めた、とのことです。これで、3社による共同運航に理解を示している日本航空と、異例の3社による共同運航が夏季ダイヤから始まる可能が高くなりました。

@ MRJ が機体に取り付けたエンジンの始動に成功
 三菱航空機会社は昨日、三菱リージョナルジェット(MRJ)の機体の右主翼に取り付けたエンジンの試運転を初めて実施した、と発表しました。試運転では動力系統や油圧、燃料、空調、電気系統などの各種システムが正常に作動したことを確認しました。また、昨年暮れには、全機静強度試験機の主翼上曲げ試験を実施し、予測通りの試験結果が得られた、とのことです。この試験はあらゆる飛行条件の中で想定される最大の力を負荷するものです。

@全日空のB787型機が逆推進装置不具合で欠航
 昨日午後7時頃、広島発羽田行きの全日空686便・B787型機で、逆推進装置に不具合が発生しました。この整備に時間がかかるため、同便は欠航となりました。

@8501便のボイスレコーダーも発見
 インドネシア国軍は現地時間13日、エアアジア・インドネシア8501便のボイスエコーダーを発見した、と発表しました。これにより、事故原因の究明に欠かせないフライトレコーダーとボイスレコーダーが発見されたことになります。原因究明作業が本格化します。

@エアバスの14年引渡数が過去最高に、「スカイマークの2機はたいした問題ではない」とCEO
 エアバスは現地時間13日、2014年の業績を発表し、引渡数が629機と過去最高を記録し、純受注数が1456機、受注残機数は史上最高の6386機となった事を明らかにしました。日本関係の受注数はANA ホールディングスから30機、SMBC アビエーションキャピタ ルから 115 機の合計145機となりました。
 発表の席で、エアバスのCEOはA380型機について、「スカイマーク向けだった2機は全体の150機超の中ではたいした問題ではない」と述べ、新たな顧客を獲得する方向でいることを明らかにしました。また、今年はA380型機の生産で黒字化する年であり「プログラムとして成長している」と述べました。

@エアバスがA321neo型機の離陸重量増加型機を開発へ
 エアバスは現地時間13日、最大離陸重量97トン、座席数が最大209席、航続距離がA321型機よりも約1500Km伸びたA321neo型機の開発を始めることを発表しました。エア・リース・コーポレーションからの発注覚書を受けて決断したものです。単通路旅客機としては初めての200席以上の旅客数となります。初回引渡を2019年としています。


*1月13日

@都合により、明日の更新が出来ません。

@エチオピア航空が成田=アジスアベバ線に4月20日から就航
 現地時間11日、エチオピア航空はエボラ出血熱流行で延期していた、成田=アジスアベバ線を4月20日(アジスアベバ発)から就航する、と正式に発表しました。週3往復(アジスアベバ発、月・水・金曜日)で、香港経由となります。ただし、成田=香港間のみのは利用できません。香港=アジスアベバ間のみの利用は可能です。機材はB787-8型機です。

@“じゃじゃ馬”のB787-8型機もようやく落ち着く
 今日の日本経済新聞に「発火事故2年 “じゃじゃ馬”787乗りこなすJALの苦心」が載っています。これは、日本航空での初めてとなる「重整備」の様子をリポートしたものですが、日本航空のB787-8型機はリチウムイオンバッテリーの発火事故やGE製エンジン停止の恐れなど、トラブルがつきまといました。しかし、ここに来て、不具合による欠航や引き返しなどのトラブルは、当初の半分程度に減り、初期不良も落ち着きつつある、とのことです。

@ベトナム航空でパイロットなど約100人が辞表、ライバル社の大量募集で
 現地時間13日の「ベトジョーベトナムニュース」によりますと、ベトナム航空のベトナム人パイロットと技術者約100人が転職のために辞表を提出した、とのことです。ライバル航空会社が大量の航空機を導入するに当たり、人材確保に動いているため、とのことです。これについて、ベトナムの航空当局は転職を認めず、ベトナム航空に対して待遇を見直すよう指導した、とのことです。

@「CALC」がA320neo型機74機などを確定発注
 香港に拠点を置く航空機リース会社「CALC」はこのほど、11月にエアバスと覚書を取り交わしたA320neo型機74機など、100機を確定発注しました。

@「シルク・ウェイ・ウエスト・エアラインズ」がB747-8F型機機3機発注で覚書
 ボーイング社は現地時間8日、アゼルバイジャンの貨物航空会社「シルク・ウェイ・ウエスト・エアラインズ」と、B747-8F型機3機を発注する覚書を取り交わしたことを明らかにしました。


*1月12日

@国土の航空機騒音解説への疑問(3)「航空機騒音は飛ばない時間も含めて“平均”で計算される」
 私は学者ではありませんので、大まかな説明になるかも知れませんが、平成25度から航空機騒音の評価方式は「Lden」に変更されました。前の評価方式「WECPNL」でもそうだったのですが、「Lden」は簡単に言うと、1機毎の騒音を、ある基準で切り取り、この騒音エネルギーを積算していきます。この積算エネルギーを1年間合計して、1年間の時間で割って“平均”を算出していくものです。
 この数値で航空機騒音の環境基準への適合性や、どのような防音対策(移転も含め)をするか、その範囲はどこにするか、などが決められてしまうのです。
 この評価方式「Lden」の問題点は、航空機が飛んでいる時も、飛んでいない時も、1年間という時間は変わらないことです。従って、飛んでいるときにものすごい騒音が出ていても、それが短時間であれば、年間の「Lden」は小さい数値になってしまいます。
 今回の羽田空港都心ルートも、南風の時に使われ、1日の内の午後3時〜午後7時までしか使われない事から、この評価値「Lden」は当然小さくなってしまいます。
 成田空港の場合も、風向きによって、離着陸の向きが変わり、各地点ごとの騒音は季節によって大きく変化します。しかし、これを全て、“1年間平均”にしてしまうと、「Lden」は騒音がひどいときと、静かなときの“平均”になってしまいます。
 分かり易い例を挙げますと、1年の内、半年は我慢できないほどひどい騒音にさらされ、もう半年は騒音が全くないとします。このひどい時に、難聴や強いストレスで心身に変調が出ても、「後の半年が靜かなんだから良いだろう」と言う考え方になります。
 私たちは航空機の環境基準を改定する時も、「騒音評価は騒音のひどい季節の評価値を使って欲しい。せめて、夜間騒音については『Lden』だけではなくて、1機1機の騒音について、『これ以上の騒音は出してはいけない』と言う規制値を設けて欲しいと」要望しましたが、無視されました。
 今回の羽田空港都心ルートについても、騒音評価方式は当然、この「Lden」になります。

@スカイマークが早期転職パイロットに訓練費返還を要求
 今日の朝日新聞によりますと、スカイマークは自社で養成したパイロットが訓練を終えて、他社に転職することに対して、訓練にかかった費用を返還するように求める複数の訴訟を起こしている、とのことです。20才代の男性は入社する際に、返還を承諾する覚書に署名したが、「大量退職を防ぐためで深い意味はない」と説明された、とのことです。男性は副操縦士になり、5年で機長になれるはずが、乗務時間が少なく、8年かかることから転職を決意した、とのことです。スカイマークの就業規定では「副操縦士の人事発令から3年以内に自己都合で退職した場合は教育訓練費を請求する」となっています。
【コメント】両者の立場はそれぞれ、分かりますね。しかし、小さな航空会社にとって、自社養成パイロットにすぐにやめられては、経営にも響きますね。

@8501便のフライトレコ−ダーを発見
 インドネシアの捜査救助庁は現地時間12日、「ブラックボックスの内、フライトレコーダーを発見した」と発表しました。このフライトレコーダーの解析により、原因究明が進むものと見られます。同庁は「引き続き、ボイスレコーダーの捜索に力を入れる」としています。

@タイの運輸大臣がLCCに「過激な割引をやめて欲しい」と要望
 タイの運輸大臣はこのほど、格安航空会社(LCC)に対して過激な割引運賃をやめるように求めました。大臣は「強制する権限はない」としていますが、この発言は、長距離バスを運行する会社からの要請を受けたもののようです。


*1月11日

@国土の航空機騒音解説への疑問(2)「航空機騒音は“平均”では語れない」
 参考資料2「航空機による騒音影響について」の53ページには、機種別に「経路付近の騒音影響」が載っていますが、これはあくまでも“平均”です。
 着陸機の高度は着陸誘導装置(ILS)で誘導されていますので、高度は安定しています。そこで、「平成25年度 成田国際空港周辺航空機騒音測定結果〈年報)」で一部を比較してみます。ただ、こちらは、データが小さなグラフしかありませんので、おおよそとなります。
 成田空港A滑走路の北側の「西和泉測定局」のデータ(平成25年度年報資料集1・56ページ)を見ますと、その騒音レベルは離陸機の場合、B777型機で「85〜69dB」、B767型機で「82〜69dB」、A320型機で「80〜68dB」程度となっています。離陸機ですので、高度はかなり幅がありますが、平均で約1000mとなっています。(「西和泉測定局」の高度分布は「平成25年度年報・75ページ」に載っている「赤萩断面」の高度分布とほぼ同じになります)。
 一方、着陸機は B777型機で「86〜75dB」、B767型機で「86〜74dB」、A320型機で「81〜72dB」となっています。着陸機の場合は 着陸誘導装置(ILS)で誘導されていますので、高度はほぼ約300mとなっています。
 これを、「国土参考資料2・53ページ」のグラフでは、着陸時の高度約1000フィート、すなわち約305mの所で B777型機が約80dB、B767型機で78dB、A320型機で77dB となっています。
 この平均そのものは「平成25年度年報資料集1・56ページ」の測定値とほぼ一致していますが、これだけ幅のあるものを、“平均”で説明するのは無理があります。
 学問的にはこの“平均”は合理的に見えますが、騒音下の人々が感じるものとはかなりの違いがあります。都心着陸ルートは「午後3時〜7時に使われる」とされていますが、昼寝の場合、75dB 程度では目が覚めなくても、たった1機の85dBで目が覚めたとすると、非常に辛いことになります。特に、乳幼児や病気で寝ている人などにとっての影響は深刻となりかねません。春や秋の爽やかな日にも窓が開けられなくなります。
 騒音の影響は“平均”では語れないのですね。

@スカイマークの12月搭乗率が過去5年で最低に
 スカイマークは昨日、昨年12月の搭乗実績を発表しました。それによりますと、平均搭乗率は過去5年間で最低の、前年同月比5.6ポイント減の54.5%となりました。
 また、同社は昨日の朝日新聞の記事についても否定するコメントを出しています。

@フィリピン航空当局が燃油サーチャージャーの廃止を通達
 今日のトラベルビジョンによりますと、フィリピン政府は昨年、原油価格の下落を受けて、同国の航空会社と同国に乗り入れている外国航空会社に対して、燃油サーチャージャーを廃止するように通達を出しました。これを受けて、日本航空は1日からフィリピン路線の同国発の便で燃油サーチャージャーを廃止しました。2月以降については追って発表する、とのことです。
【コメント】燃油サーチャージャーを始めた当時の原油価格と比べて、今の価格はどうなのでしょうか。燃油サーチャージャーについては「運賃の二重取りだ」という批判がありますね。確かに煩雑で、運賃を分かりにくくしています。

@8501便の尾部引き上げに成功、ブラックボックスは存在せず
 現地時間昨日、エアアジア・インドネシア8501便の尾部の一部が引き上げられましたが、その中に、ブラックボックスはなかった、とのことです。


*1月10日

@国土の航空機騒音解説への疑問(1)「航空機騒音は広範囲に影響」
 国土交通省が昨年12月22日に発表した「首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会(2014年12月22日)」に参考資料2「航空機による騒音影響について」が載っていましたが、これが、これから行われる都心ルート直下の地域に説明される内容ではないかと思われます。
 この資料の49ページで「環境騒音と航空機騒音の程度について(最大騒音レベル)」の説明がありますが、これによりますと、「飛行機の騒音は60〜80dB」で、「幹線道路、掃除機、騒々しい街頭は70〜80dB」「電車のガード下は100dB」としており、飛行機の騒音が「たいしたものではない」と印象づける内容となっています。
 しかし、この説明は航空機騒音の特殊性を無視したものと言わざるをえません。他の環境騒音はその場所を少しでも離れれば、急速に少なくなります。街頭騒音も道路から少し離れれば、音は小さくなります。しかし、航空機の騒音は飛行コース下である限り、多少離れても騒音は簡単には少なくなりません。また、航空機の騒音は人々が日常的に生活する場所でも容赦なく入り込んできます。勉強していても、テレビを見ていても、寝ていても、乳幼児も病人も、逃れようがないのです。このような特性を無視して、同一に見せようとするのは詭弁ではないでしょうか。

@スカイマークが全日空に出資を求めるとの報道、スカイマークは否定
 昨日の読売新聞によりますと、スカイマークが全日空に出資を求める方向で検討している、とのことです。羽田枠に影響を与えない20%未満の出資を求める方針、とのことです。これに対して、全日空は要請された場合は慎重に検討する構えで、経営陣の刷新を求める可能性がある、とのことです。共同運航の開始を早めたいスカイマークが独立経営を放棄する可能性もあるようです。
 この報道に対してスカイマークは昨日、「全日空に出資要請を検討した事実もなく、決定した事実もない」と否定するコメントを出しました。
 しかし、今日の朝日新聞によりますと全日空は出資の条件として、エアバスとの賠償金交渉を何らかの整理をつけることと、西久保社長の経営責任を明らかにすることなどを条件としているようです。

@「引き続き日本航空を監視する」と太田大臣
 太田国土交通大臣は昨日の記者会見で、日本航空への税収優遇措置が来年度から縮小されること関する対応について「いわゆる8.10ペーパーに基づき状況を監視することにしており、引き続き航空会社間の競争環境について適切に監視していきたい」と述べました。
【コメント】おかしな話しですね。国は日本航空が破産したと同じ状態まで、干渉を続けるのでしょうか。大臣がこれだけ、強固にこだわる背景には官邸筋の意向が強く働いているのでしょうね。公明党の権益を守るためには安倍首相に逆らうことは出来ない、と言う事でしょうね。このことが、憲法改悪、軍備増強、大金持ち優遇にも繋がってくるのでしょうね。

@ジェットスター・ J が搭乗時に身分証明携帯を求める「お願い」
 ジェットスター・ ジャパンは昨日、「ジェットスターご利用の際のお願い」を掲載しました。この中で、12才未満の搭乗は15才以上の同行が必要になる事、また、全ての搭乗者は身分証明書の携帯が必要なこと、を注意しています。この中で「オークションなどで購入し、名義を変更していない航空券で搭乗はできませんので、ご注意ください。」とあるのですが、名義を変更すれば、有効と言うことでしょうか?

@無作為抽出の調査で、無許可運航が61便見つかる・インドネシア
 インドネシア運輸省は現地時間9日、8501便事故を受けた運航便許可についての緊急調査で、5社の61便が無許可で運航されていたことを明らかにしました。しかし、これらの便は無作為の抽出調査で見つかったもので、全体ではどのくらいになるかは分からない、としています。この61便はすでに運航を停止していますが、正規の手続が済み次第運航の再開を許可する、とのことです。また、この件に関して関係機関の局長クラス3人を含む11人を処分する考えを明らかにしました。しかし、調査では「汚職の形跡は見つからなかった」と述べました。
 一方、捜索の状況ですが、依然としてブラックスボックスは発見されていないようです。尾部の残骸付近からはブラックボックスから発信されるはずの音波信号は出ていないようで、ブラックボックスが空中で分離した可能性があるようです。
【コメント】何とも、ひどい話しですね。どうなっているのでしょうか。「汚職の形跡はなかった」とのことですが、航空会社と政治家や官僚との癒着がなくては,出来ない事と思います。日本も大丈夫でしょうか。


*1月9日

@成田空港の年末年始出入国者数は5.9%減、日本人は17.8%減
 東京入国管理局は昨日、年末年始(昨年12月19日~1月4日)の成田空港を利用した出入国者数が前年同期比(以下同じ)5.9%減となった、と発表しました。特に日本人が17.8%減と大幅な落ち込みとなっています。円安と羽田空港国際線拡大の影響としています。

「くうこうだより」(新春号)が出ました。

@全日空が成田=パリ線で1・2月の7日間の運休を発表
 全日空は閑散期の低需要期を理由に、1月14・18・21・28日と2月2・4・9日の7日間、成田=パリ線を運休とします。これらの便については羽田=パリ線への振替が可能、とのことです。

@日本航空も成田空港国内線施設利用料の徴収を発表
 日本航空はこのほど、成田空港国内線の旅客施設利用料について、4月8日搭乗分から運賃と同時に徴収する事を発表しました。12才以上の大人が440円、3才以上12才未満が220円となります。

@国が福岡空港の第2滑走路建設を決める
 政府は羽田と成田に次いで離発着回数が多い、福岡空港に2本目の滑走路を建設する方針を固めました。これに向けて、来年度予算に測量や設計に関する費用を盛り込むことになりました。なお、2本目の滑走路は2500mとなる見込みです。完成は約10年後の平成36年(2024年)度になる見込みです。

@エアアジア・ジャパンが客室乗務員などの募集を始める
 この夏の再就航を計画しているエアアジア・ジャパンが客室乗務員などの募集を始めました。客室乗務員として1年以上の経験があることや、英語力や、拠点とする予定の中部空港から公共交通機関を使って60分以内の場所に住むなどの条件があります。応募の締め切りは2月1日となっています。
 写真は2012年8月に旧エアアジア・ジャパンに搭乗したときのものです。
【コメント】ただ、現在まで国土交通省との調整が進んでおらず、予定通りの「今夏就航開始」は難しいのでは、との観測があり、今回のエアアジア・インドネシア機事故の影響で、更に遅れるのでは、との観測もあります。

@エアアジア・インドネシア事故犠牲者への補償機は約1500万円と発表
 エア・アジアは昨日までにエアアジア・インドネシア8501便の犠牲者1人当たり約125000ドル(約1500万円)の補償金を払うことを明らかにしました。同社はすでに、犠牲者の遺族に見舞金として約24000ドルを支払っています。この補償金を受けとる条件として「訴訟を起こさない」などが科せられるかどうかについては不明です。

@末永氏がエアアジア・インドネシア事故の背景に詳しい解説
 今日の「JB PRESS」に載った末永恵氏の「謎多き墜落事故で揺らぐエアアジアの日本市場”再起”」が、今回のエアアジア・インドネシア8501便事故の背景として、エア・アジアの社内事情やインドネシアの航空事情などについて詳しく解説しており、興味深い解説になっています。


*1月8日

@成田空港の昨年貨物総取扱量は5.3%増に
 東京税関は今日、「成田空港12月分及び26年分の貨物取扱量(速報)」を発表しました。12月総取扱量は前年同月比(以下同じ)0.03%増で2ヶ月ぶりの増加となり、積込量は4.7%増、輸出量は3.5%増となりました。一方、取卸量は3.8%減、輸入量は7.7%減となっています。
 26年分では総取扱量が前年比(以下同じ)5.3%増、この内、積込量は8.9%増、輸出量は6.0%増となり、一方、取卸量は2.4%増、輸入量は2.7%減となりました。

@ガルーダ航空が成田=ジャカルタ線の運休を2月も継続に
 インドネシアのガルーダ航空は現在運休としている成田=ジャカルタ線の885便と884便の運休を2月以降も続けることを明らかにしました。

@全日空が夏季ダイヤで国内線プレミアムクラス料金を値上げへ
 全日空は昨日、3月29日からの夏季ダイヤ国内線運賃を国土交通省に申請した、と発表しました。これによりますと、プレミアム運賃を現行よりも1100〜2600円値上げします。これに伴い、当日、プレミアムクラスに空席がある場合に、同クラスへ移行する際の加算額も8250〜9000円値上げします。

海底で尾部部分の残骸を発見、ブラックボックスの発見に期待
 インドネシア捜索救助庁は現地時間7日、海底で8501便の機体尾部部分を発見した、と発表しました。ダイバーの撮った写真では尾翼に描かれたロゴマークの一部が読み取れます。原因究明の鍵となるブラックボックスは機体の尾部に格納されていることから、ブラックボックスの発見に期待が寄せられています。
 7日現在で40体の遺体を収容しました。

@8501便の運航許可問題でエア・アジアが反論
 エア・アジアは現地時間7日、事故を起こしたエアアジア・インドネシア8501便が許可されていない曜日に運航していた、とされる問題で、「インドネシアとシンガポールから毎日運航の許可を受けていた」と反論する声明を出しました。そして、「インドネシア側に行政のミスがあった」とし、「シンガポールのように(空港や当局など)全員が情報を共有できるシステムを構築すべきだ」と述べました。

@緒方氏が8501便事故とエア・アジアの問題について興味深い解説
 今日の「マイナビニュース」の緒方信一郎氏による「エアアジア機墜落事故はなぜ起きたのか? - アジアにおける航空の安全の現状」によりますと、エアアジア・インドネシア8501便事故の背景に、LCCとしての同社の問題点について興味深い示唆が書かれています。
 また、昨日の出来事で書いた「Airline Ratings」の「世界の最も安全な航空会社・2015」によりますと、トップテンには入りませんでしたが、安全性の最高級「7っ星」にランクされている国内の航空会社は全日空、日本航空、ジェットスターの3社とのことです。

@ニュージーランド航空がB787-9型機を2機追加発注
 ボーイング社が現地時間6日に明らかにしたところによりますと、ニュージーランド航空が B787-9型機2機を追加発注しました。これにより、同航空の B787-9型機合計発注数は12機となり、3機は納入済みです。

@ボーイング社の14年納入機数と受注機数が過去最高に
 ボーイング社は現地時間6日、2014年の民間機納入数が723機、キャンセル分を差し引いたネット予約数が1432機と過去最高を記録した、と発表しました。また、受注残も5789機とこれも過去最高を記録しました。

@カタール航空CEOが「A380neo型機、非常に興味がある」と発言
 カタール航空のCEOは現地時間7日、同社が A380neo型機に「非常に興味を持っている。この航空機は非常に効率的で、経費が低くなる」と述べました。


*1月7日

@首都圏空港機能強化で成田空港自連協が夜間における航空機騒音の評価と対策など要望
 国土交通省が昨年12月22日に発表した「首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会(2014年12月22日)」によりますと、8月22日に開かれた第1回会議に提出された「資料4 成田空港圏自治体連絡協議会提出資料」の中で、「空港圏の騒音地域の実情と課題」として、(1)落下物からの危険を回避するための移転補償、(2)騒音対策にかかる区域指定による集落分断の解消、(3)夜間における航空機騒音の評価と対策、(4)住宅防音工事の施工内容の改善、(5)周辺対策交付金の拡充、(6)運用時間の厳守、があげられていました。

@羽田空港の鳥衝突防止装置が役立たず
 今日の読売新聞によりますと、国が約10億円をかけて、2012年3月に羽田空港に導入された鳥衝突防止装置が機能しておらず、設置前と同様に、目視により鳥の監視を行い、バードストライク防止を行っている、とのことです。原因はレーダーやカメラの性能が十分でなく、鳥を検知できなかったり、飛行機を鳥と間違えたりしている、とのことです。

@世界一安全な航空会社はカンタス航空
 「Airline Ratings」は現地時間6日、「世界の最も安全な航空会社・2015」を発表しました。それによりますと、カンタス航空が最も安全な航空会社に選ばれています。その他のトップ10はアルファベット順で、ニュージーランド航空、キャセイパシフィック航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、エミレーツ航空、エティハド航空、エバー航空、フィンランド航空、ルフトハンザ・ドイツ航空、シンガポール航空となっています。
 また、格安航空会社(LCC)のトップ10は、同じアルファベット順で、エアリンガス、アラスカ航空、アイスランド航空、ジェットスター、ジェットブルー、Kulula.com、モナーク航空、トーマス・クック、TUIフライ、ウエストジェットとなりました。残念ながら、日本の航空会社は入っていません。

@フィリピン当局がセブ航空の欠航と遅れに制裁を検討
 今日の「 NNA ・ ASIA 」によりますと、フィリピンの運輸通信省は同国最大の LCC「セブ・パシフィック航空」が昨年暮れに、マニラのニノイ・アキノ空港で起こした多数の欠航と遅延に対して制裁を加えるかどうかの調査を始めました。同航空は先月24〜26日にかけて同空港で20便が欠航、288便に遅れを発生させました。同航空側は「離着陸に伴う混雑や悪天候などが原因」と説明していますが、同省は同航空の職員の欠勤などによりカウンターの数が少なかったことが原因と見ています。
 写真は成田空港第2ターミナル前から離陸に向かうセブ・パシフィック航空機です。


*1月6日

@「第3ターミナルが柱に、余裕枠の活用が課題」と夏目社長
 成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長は昨日の仕事始めで、「第3ターミナルは今後の大きな柱となる」と述べました。また、年間発着回数30万回が可能な誘導路の整備などが今年度末に完成することについて「これで、枠の余裕は約7万回になる。これをどう生かすか、しっかり考えていきたい」と述べました。

@成田エクスプレスの年末年始、成田空港=東京駅間利用者で上りが下りを上回る
 JR東日本千葉支社は昨日、年末年始期間の利用状況を発表しましたが、成田空港発東京行きの成田エクスプレスの乗客が前年同期比(以下同じ)3%増となりました。逆に、東京発成田空港行きは13%減となり、上りが下りを初めて上回りました。外国人の利用が大きく伸びた、とのことです。下りの減少は羽田空港国際線の増枠が響いているようです。

@年末年始期間の実績は旅客数で全日空、利用率で日本航空
 全日空と日本航空は昨日、年末年始期間(12月19日〜1月4日)の搭乗実績を発表しました。それによりますと、
 全日空は国際線で提供座席が前年同期比(以下同じ)13.2%増、利用率は3.3ポイント増の81.9%となりました。国内線は提供座席が1.5%減、利用率は0.3ポイント減の67.7%となっています。
 日本航空は国際線で提供座席が0.7%増、利用率が2.1ポイント増の84.7%となり、国内線は提供座席が0.6%増、利用率は1.5ポイント減の69.4%となっています。

@LCC4社の年末年始実績はジェットスター・ J が苦戦
 国内 LCC4社は昨日、年末年始期間(12月19日〜1月4日)の搭乗実績を発表しました。
 それによりますと、ジェットスター・ ジャパンは国内線のみですが、提供座席数は前年同期比(以下同じ)51.9%増となりましたが、利用率は21.4ポイント減の66.9%でした。
 バニラ・エアは国内線は提供座席数が208.6%増でしたが、利用率は3.3ポイント減の84.5%、国際線は提供座席が341.2%増、利用率が91.1%となりました。
 春秋航空・日本は初めての年末年始でしたが、利用率が64.6%となりました。
 ピーチ・アビエーションは国内線が提供座席が24%増、利用率は昨年並みの87.5%となり、国際線は提供座席が15%増、利用率は3.1ポイント増の90.6%となりました。

@スカイマークの年末年始利用率は68.1%
 苦境が続くスカイマークの年末年始期間利用率ですが、前年同期比(以下同じ)0.2ポイント増の68.1%でした。A330型機の投入で提供座席数は20.4%増、旅客数は20.7%増となりました。

@全日空B787-8型機が電気系統不具合で約3時間遅れる
 昨日午前10時45分頃、高松発羽田行きの全日空534便・B787-8型機で電気系統の一部に不具合が発生したため、約3時間遅れで出発しました。

@6月のパリエアショーで MRJ の実機展示は行わず
 今日の日刊工業新聞によりますと、三菱航空機会社は6月に行われるパリエアショーに三菱リージョナルジェット(MRJ)の実機展示を行わない方針を固めた、とのことです。初飛行は5月頃行いますが、パリまで回航するには種々の試験を行わねばならず、これによるトラブルや開発作業の遅延を考えてのこと、としています。ショーでの機内公開展示は行う予定です。

@福岡行きのベトナム航空機が香港に緊急着陸
 ベトナム航空は現地時間1月4日午前0時50分にホーチミンから福岡に向かったベトナム航空350便が通気システムのトラブルで、香港空港に緊急着したと、発表しました。乗客・乗員にケガはありませんでした。
【コメント】このところ、ベトナム航空機のトラブルが目に付きます。大丈夫でしょうか。

@ディスパッチャーとの打ち合わせなしに出発か、8501便
 エアアジア・インドネシア8501便のパイロットはディスパッチャー(運航管理者)から乗務前に受けることになっている気象情報を、ディスパッチャーとの打ち合わせをせずに、自分で受け取っていた疑いが出てきました。
 また、エアアジア・インドネシアは同路線に週4日の運航許可(日曜便はこの中に入っていません)をインドネシア航空当局から受けてたにもかかわらず、シンガポールの航空当局には毎日運航の許可を申請し、同国航空当局は5日、これを許可していたことを明らかにしました。これを受けて、インドネシア当局は当日の運航を許可した担当者や管制官などを業務からはずす措置をとりました。
【コメント】同便が出発時間を2時間は早めた事とディスパッチャーとの打ち合わせをせずに出発したことが関係しているのでしょうか。そもそも、インドネシアではディスパッチャーとの打ち合わせはしなくても良いのでしょうか?


*1月5日

@南側駐機場にジェットスター・ J 機の姿見えず
 今日、成田空港に行ったところ、写真(逆光で写りが悪いのですが)のように、南側の駐機場にジェットスター・ ジャパンの機体が1機も駐機していませんでした。いつもですと、カンタス航空機の手前に2〜4機ほど駐機しているのですが。同社のページを見ますと、今日は機体整備で2便が欠航しているので、たまたま、整備機体の代わりに使われているのかも知れませんが、20機の機材の運用が軌道に乗ってきた影響もあるのではないでしょうか。

@日本航空B787-8型機の機体整備が延び約4時間遅れる
 4日午後0時25分発の成田発フランクフルト行きの日本航空407便に使用する予定だった B787-8型機の整備作業が間に合わなかったため、同便は別のB787-8型機に機材を変更して、3時間43分遅れで出発しました。

@スカイマークの12月欠航率が1.3%
 スカイマークの「昨年12月運航実績」では出発便の遅延率が17.5%、欠航率は1.3%でした。

@新たに4体が収容、機体は確認されず
 エアアジア・インドネシア8501便の捜索は現地時間4日も行われましたが、現場海域の天候が不安定なため機体の発見にはいたりませんでした。犠牲者の遺体は4体が収容され、合計34体となりました。

@エアアジア・インドネシア機が離陸時にエンジンが停止
 現地時間3日午後9時頃、インドネシア・スラバヤ発バンドン行きのエアアジア・インドネシア7633便・A320型機が離陸しようとして、エンジン出力を上げたところ、エンジンが突然停止するトラブルがありました。会社側からは原因についての説明はありませんが、修理の後、約1時間40分遅れで出発しました。当時機内は乗客がパニック状態になったとのことで、約9割の乗客は再出発便への搭乗を拒否し、運賃の払い戻しを受けました。
【コメント】8501便の事故が大きな影響を与えているようですね。エア・アジアの今後にも少なからぬ影響があるのではないでしょうか。


*1月4日

@成田空港で入国がピークに、今日だけで48100人
 成田空港では今日、年末年始を海外で過ごした人の入国がピークを迎えました。今日だけで、約48100人が入国する見込みです。

@昨年12月の国内線LCC運航実績、遅延率が上昇
 「LCC国内線のフライト情報」によりますと、国内線を運航するLCC4社の、昨年12月運航状況は下表のようになっています。欠航率は11月と余り変わりませんが、遅延率は春秋航空・日本を除く3社は2倍以上となっています。特にピーチ・アビエーションは約40%となりました。

会社
遅延率
欠航率
全運航便数
ジェットスター
26.2%
1.5%
3024便
バニラ・エア
28.1%
1.4%
306便
ピーチ・アビエーション
39.2%
0.3%
1455便
春秋航空・日本
9.2%
0.9%
248便

@エアアジア・インドネシア8501便は無許可運航だった
 エアアジア・インドネシア8501便は現地時間の日曜日にスラバヤを出発しましたが、インドネシア運輸省によりますと、エアアジア・インドネシアは10月以前はこの路線に1日1往復の許可を受けていましたが、冬ダイヤからは週4日の運航しか許可されておらず、日曜日についての運航許可は受けていなかった、とのことです。これを受けて、同省は同社のスラバヤ=シンガポール線の認可を凍結し、運航を取り消しています。しかし、航空専門家は「当日の飛行には当局の許可があるはず」としています。
 インドネシア国家捜索救助庁の長官は現地時間3日、「捜索中の機体を音波探知器で見つけた」と発表しました。機体とみられる物体は4個で、一番大きい物体は約18mあった、とのことです。
【コメント】日本では考えられませんね。10月末から運航していたようですので、どこかの行政機関が認めていたのでしょうか。これが、事故と直接関係あるとは思いませんが、エアアジア・インドネシアの心の緩みとなった可能性はありますね。

@エンジン内部からスカイランタンの残骸、バンコク・エアウエイズ機
 現地時間3日の「バンコク週報」によりますと、タイのチェンマイ空港で、1日夜、スワンナブーム空港から到着したバンコク・エアウエイズ機が、次の便の出発前点検をしたところ、エンジン内部からお祝いなどに使う「スカイランタン」の残骸が見つかりました。このため、出発便は欠航となりました。同空港では11月のお祭りの時に、「スカイランタン」があげられたため、110便以上が欠航しています。


*1月3日

@施設整備が続く成田空港
 前にも書きましたが、成田空港ではいつでも工事が行われています。大きな空港ですから、当たり前なのかも知れませんが、2週間に一度は通っている私でさえ、戸惑って、道を間違えることがあります。大変なのは、間違って高速道路への進入口に入ってしまうことです。こうなったら、東関東自動車道の富里インターに行って、一旦出て、戻るしかありません。第3ターミナルが完成すると、また道路が複雑になりますね。気をつけましょう。
 写真は昨年12月に撮った工事の様子です。左は10日の第3ターミナルの連絡橋工事、真ん中は24日の第2ターミナル到着ロビーの工事、右は同じ24日の第2ターミナルと第3ターミナルを結ぶ連絡通路工事です。

@30人の遺体を収容、連絡途絶えたときに異常な急上昇か
 ロイターが伝えたところによりますと、レーダーを分析したところ、エアアジア・インドネシア8501便は高度変更の要請を行った後、「信じられない急上昇」を行っていた、とのことです。これにより、機体に限度以上の負荷がかかり、墜落に繋がる何らかのアクシデントが起こった可能性がある、とのことです。
 また、現地時間2日までに30体の遺体が収容されました。しかし、2日は現場海域の波が高く、原因究明に欠かせないブラックボックスの探査などは行われませんでした。


*1月2日

@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」38例目が発生
 昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」38例目が発生しました。台北発成田行きのバニラ・エア104便、A320型機が台北空港の悪天候(強風)による玉突き遅延で午後11時00分に B滑走路に着陸したものです。
【コメント】またまた、バニラ・エア104便です。NAAのページには詳細がまだ載っていません。

@全日空が15日から、4月8日以降の国内線施設利用料を上乗せへ
 全日空は先月26日、成田国際空港株式会社(NAA)が4月8日から徴収を開始する国内線旅客施設利用料を15日以降に購入したものから、航空運賃に上乗せすることを明らかにしました。全日空が使う第1ターミナルの同使用料は12才以上が440円、2才以上12才未満が220円となります。

@新横浜=成田空港線リムジンバス便数が半減へ
 京浜急行では16日の空港リムジンバスのダイヤ改正で、新横浜駅=成田空港線を現在の1日2往復から1日1往復に減便します。また、他社のこの路線も減便になり、合わせて1日8往復が、4往復へと半減することになります。
【コメント】羽田国際線枠の増加で成田空港利用者が減ったことや、東京駅からの成田空港直行バスが安く、便数も約20分に1本と充実してきた影響があるのでしょうか。


*1月1日

@あけまして、おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

@12月のアクセス数は28,769回、2014年のアクセス数は362,121回でした。

@全日空のB787型機が電気系統不具合で約4時間遅れる
 現地時間30日午後9時30分頃、ジャカルタ発羽田行きの全日空856便・B787型機の出発前点検で、電気系統に不具合が発生し、整備のために約4時間10分遅れで出発しました。全日空のページでは「26日」になっていますが、多分「30日」の間違いではないでしょうか。

@7人の遺体を収容、エアアジア・インドネシア8501便
 エアアジア・インドネシア8501便の事故で、乗客・乗員の遺体が少なくても7名(6名との報道もある)収容されました。この内1名は客室乗務員と見られています。
インドネシアの救難当局は搭乗者の特徴などについての聞き取り調査や、搭乗者親族の DNA 鑑定に関する資料の収集を始めました。


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