2020年11月前半の出来事


*11月15日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が13日入国者で7名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、13日入国者で7名だったと発表しました。全員が無症状でした。

@本当に久し振りにカンタス航空機が来ていました
 11日に成田空港に行った所、1年近く見かけなかったカンタス航空機が第2ターミナルに来ていました。
 成田路線を羽田空港に移管する動きがあるなか、「2019新型肺炎」で同航空は全ての国際線の運航を停止しています。最近の報道では来年の7月まで国際線の運航停止は続くようです。
 さらに、同航空は「2019新型肺炎」の影響で経営が悪化し、「規模を縮小して、小さな航空会社として再出発する」との方針を明らかにしています。
 もしかすると、成田空港を始めとした、日本からの完全撤退もあるかも知れませんね。
 成田空港で、次に、同航空の機体が見られるのは何時のことでしょうか。
 下の写真は11日のものですが、 NAA の公式ページではこの便の情報は出てきませんでした。
 写真の2枚目に「Flightradar24」によるデータを載せておきます。
 これによりますと、成田とシドニー間を往復しています。臨時便だったのでしょうか。機種はA330-300型機でした。
 この様な状況下、滑走路も含めた空港施設整備に、1兆5000億円もかける「成田空港機能強化計画」の白紙撤回も含めた見直しをやるべきではないでしょうか。

 

 


*11月14日

@千葉県と成田空港圏自治体連絡協議会が国際線羽田優先で国土交通大臣に要請
 11日、森田千葉県知事と成田空港圏自治体連絡協議会の首長が国を訪れ、赤羽国土交通大臣宛てに要望書を提出しました。
 要望書では国際線再開に当たっては羽田空港を優先することなく、成田空港と羽田空港をバランス良く再開するように配慮すること、厳しい経営が続く航空会社や業界に対して、国が支援することを要望しています。
【コメント】要望書を「成田空港サーバー資料室」に載せました。
 しかし、要望書の中でも、「本邦航空会社」という言葉を使っていますが、「全日空」という固有名詞は使っていません。しかし、この要望の1項目は全日空に対して行うべきもののように思いますね。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が12日入国者で3名、13日入国者で2名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、12日入国者で3名,13日入国者で2名だったと発表しました。
 この内,12日に帰国した静岡県居住の40歳代男性に咳の症状があり、他の4名は無症状でした。


*11月13日

@香港航空が今日から成田=香港線を再開
 香港航空は今日から、成田=香港線を再開します。週1往復で金曜日に運航されます。機材はA330-300型機を使います。
 今のところ、12月25日までの運航が確定しています。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が11日入国者で8名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、11日入国者で8名だったと発表しました。全員無症状でした。

@全日空グループの「9月利用実績」は国際線旅客数が96.2%減、国内線旅客数が69.9%減
 全日空が今日発表した「ANAグループ9月実績」によりますと、
 国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)96.2%減の3万1409人、利用率は56.4ポイント減の19.4%となっています。
 一方、国内線では旅客数が69.9%減の106万4861人、利用率が20.0ポイント減の53.3%となっています。なお、成田空港の国内線は全便欠航となっています。
 運航実績では,国際線欠航率が86.6ポイント悪化の87.9%となり、定時出発遅延率は6.3ポイント改善の10.7%、定時到着遅延率は7.9ポイント改善の7.5%となっています。
 国内線では欠航率が43.3ポイント悪化の49.1%、定時出発遅延率は8.3ポイント改善の2.8%、定時到着遅延率は10.3ポイント改善の3.1%となっています。

@日本航空が冬のボーナスを0.5ヶ月、「激変緩和措置」の一時金10万円を提示
 マスコミ数社によりますと、日本航空は今年の冬のボーナスを0.5ヶ月分にし、「激変緩和措置」として、一律10万円を支給する方針を労働組合に提案した、とのことです。

@アシアナ航空破綻で、大韓航空との統合案が浮上
 今日の韓国「中央日報(日本語版)」によりますと、買収が白紙に戻ったアシアナ航空の再建について、韓国・産業銀行が大韓航空に金融支援を行い、アシアナ株を買収させ、両社を統合させる案を大韓航空側に提示している、とのことです。

@「OAG」アナリストが「年末の座席供給量が54%減、流行再燃でトンネル 続く」
 今日の「WING」によりますと、英国の「OAG」のアナリストは「今年の年末に世界の航空会社が提供する座席数は、週5000万席を下回り、前年同期の54%減になる見込み」との見解を明らかにしました。
 同氏は「2020年も残すところあと6週間となったが、供給量減少という長いトンネルの先にあった光は、各地の再ロックダウンによって完全に消滅してしまったように思われる。現在の状況の影響は、今冬期スケジュールから来年の夏期スケジュールにまで及んでおり、業界が危機的状況にあることは明白だ」として、危機感を募らせた,とのことです。


*11月12日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が10日入国者で3名、11日入国者で3名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、10日入国者で3名、11日入国者で3名だったと発表しました。
 6名とも無症状でした。

@第2ターミナルの「PCR センター」の入口です
 昨日、成田空港第2ターミナルに行き、2日に開設された第2ターミナル「PCR センター」の場所を確認しました。
 やはり、旧「北ウエイティングエリア」でした。
 写真を載せておきます。

  

@日本航空が成田=大連線を18日から増便
 日本航空は今日、18日から成田=大連線を週1往復増便し,週4往復(火・水・木・金曜日)にすると発表しました。

@「おれ陽性だけど」とジェットスター・J 便を遅らせた乗客に懲役10ヶ月の判決
 今日の読売新聞によりますと、千葉地裁は昨日、去る3月26日に成田発松山行きのジェットスター・J 機に搭乗した際、離陸にむけ移動中に「俺、陽性だけど大丈夫」と発言し、出発を1時間15分遅らせたた愛媛県の男に、懲役10カ月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

@オリンピック・パラリンピック検討会で外国人に14日間の隔離を免除する検討
 今日開かれた、東京オリンピック・パラリンピックに向けた、政府と東京都、組織委員会による会議で、外国人の観客については原則として14日間の待機を免除する方向で具体的な感染対策を検討し、来年の春までに決めることになった、とのことです。
【コメント】何を考えているのでしょうね。「2019新型肺炎」の流行が下火になったとしても、火にガソリンを撒くようなものではないでしょうか。
 この流行で何人の人が犠牲になるのでしょうか。
 オリンピック・パラリンピックは中止し、「2019新型肺炎」撲滅に専念すべきではないでしょうか。

@ワクチンを世界の隅々まで届けるには、8000機の貨物機で、最短で1年半かかる
 昨日の「NEWS WEEK(日本語版)」によりますと、ワクチン開発が成功したとしても、その後に難問が待ち構えている、とのことです。
 ワクチンを世界隅々の人々に届けるのに、B747型機貨物機で8000機が必要となる見込み、とのことです。
 現在の航空会社の能力では,全部の輸送を終えるには最短でも1年半かかることになる、とのことです。
 ワクチンの輸送には厳重な温度管理が必要で、マイナス70度で運ぶか、2〜8度で運ねばなりません。これができる貨物機は多くはありません。

@「定期航空協会」が来年度で1000億円の支援を与党・政府に要望
 今日の時事通信によりますと、国内の航空会社で組織する「定期航空協会」の赤坂会長は,昨日開かれた自民党の航空政策特別委員会などの合同会議で、来年度の税制改正で、航空業界に約1000億円の支援を要請しました。
 具体的には空港内で使用される車両にかかる軽油引取税の課税を免除する特例措置の3年間の延長や、繰越欠損金の控除限度を2年間撤廃することなどとなっています。

@静岡空港でフジドリーム機がオイル漏れのため立ち往生
 今日の静岡新聞(YAHOO!ニュース)によりますと、今日午前10時半頃、福岡発静岡行きのフジドリームエアラインズ機で、着陸後にオイル漏れが発生しました。
 同機は誘導路上で動けなくなり牽引車でスポットまで移動しました。
 乗客、乗員36人に怪我はありませんでした。滑走路は閉鎖になりましたが、後続便に遅れなどは発生しませんでした。


*11月11日

@日本航空が25日から成田⇒ハノイ線を増便
 日本航空は昨日、25日からハノイ⇒成田線を週4便から週5便に増便することを明らかにしました。運航日は火・水・木・土・日曜日になります。

@タイ航空が成田⇒バンコク線を12月3日から再開
 タイ航空は12月3日から、成田⇒バンコク線を再開します。週2往復(木・日曜日)となります。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が9日入国者で1名、10日入国者で2名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、9日入国者で1名、10日入国者で2名だったと発表しました。
 3名とも無症状でした。

@先週の「成田空港PCR検査待ち時間」が大幅に縮小
 昨日の「PR TIMES」によりますと、成田空港の2日〜8日までの「PCR検査待ち時間」が、前の週よりも約50分短縮された、とのことです。
【コメント】2日に開設された「PCRセンター」の影響なのでしょうか?

@スカイマークの「10月搭乗実績」は旅客数が48.6%減、搭乗率が21.6ポイント減
 スカイマークが昨日発表した「10月搭乗実績」によりますと、搭乗者数は前年同月比(以下同じ)48.6%減の35万3559人、搭乗率は21.6ポイント減の64.4%となっています。
【コメント】かなり回復していますが、旅客数は前年同月比で約50%なのですね。搭乗率が64.4%ですと採算ラインぎりぎりではないでしょうか。 LCC だったら採算割れでしょうか。


*11月10日

@10月25日の第1ターミナルのようす(その2)
 8日の出来事に続いて、10月25日に行った成田空港の写真を2枚載せます。
 上段は第1ターミナル1階の到着ロビーのようすです。人影もまばらなロビー内を「警備ロボ」が見回っていました。一廻りすると、ロビーの脇にある定位置に帰ってきて、充電するようです。
 ゴミ箱に来ると「腕」を延ばしてゴミ箱の内部をのぞき込みます。多分、「腕」の先端にカメラが付いているのでしょう。
 下段の写真は第3ターミナルのフードコートです。混んでいるようですが、テーブルにも「間隔を取るよう」とのステッカーが貼ってあり、以前の混雑とは違います。お店も全部営業していたようです。

 

 

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が8日入国者で3名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、8日入国者で3名だった、と発表しました。3名とも無症状でした。

@ピーチが成田=台北線を12月下旬まで減便
 ピーチは昨日、現在週3往復で運航している成田=台北線の減便を発表しました。減便は週1〜2往復となります。
 なお、12月下旬には週3往復に戻します。

@FAA 長官が「近日中にB737MAX型機の安全審査が終わる」と述べる
 今日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、米連邦航空局(FAA)のスティーブ・ディクソン長官は現地時間9日、同紙の取材に対して、B737-MAX型機の安全審査が最終段階にあり「数日以内にも完了する」との見通しを明らかにしました。
 関係者によりますと、これを受けて現地時間18日にも運航停止命令が解除される、とのことです。
 しかし、航空会社によるパイロットの訓練などにより、実際の商業運航開始には約1カ月かかる、とのことです。
【コメント】長かったですね。これで、ボーイング社と米国連邦航空局(FAA)の長年に渡る膿が一掃されていると良いのですが。

@エア・カナダがB737MAX型機とA220型機の発注を一部キャンセル
 今日の「トライシー」によりますと、エア・カナダは現地時間9日に開催した第3四半期決算で、発注していたB737-MAX8型機10機とA220型機12機をキャンセルしました。
 また、B737-MAX8型機16機とA220型機18機の受領を延期することを明らかにし、さらに、グループの古くなった機体79機を退役させることも発表しました。


*11月9日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が6日入国者で1名、7日で10名、8日で1名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、6日入国者で1名、7日入国者で10名,8日入国者で1名だった、と発表しました。
 この内、8日入国の熊本県居住の40歳代男性には、発熱、咳、倦怠感、鼻汁の症状がありました。他の人たちは無症状でした。

@杉江弘氏が「MSJ 」の失敗で「三菱重工のおごり」と「国の責任」と「国民の誤った自己過信の危険性」を指摘
 昨日の「Business Journal」に掲載された、航空評論家 杉江弘氏の「総額1兆円投下のスペースジェット、開発失敗で凍結…三菱重工、正気を失った経営が原因」によりますと、三菱スペースジェット(MSJ)の開発失敗の原因として、
 当初、戦闘機を作った経験しかない三菱重工は民間旅客機もこの経験から型式証明を取得できると考えていたことで、外国人エキスパートの導入の遅れた事にある、としています。
 更に、リージョナルジェット機開発の実績のある「エンブラエル」社の情報収集を怠ったことによって、性能的にもエンブラエル機に見劣りし、当初のプラット&ホイットニー(PW)製のギアードファン・エンジン搭載の“売り”も、エンブラエル機の同エンジンの搭載で消えてしまった、としています。
 更に杉江氏は国の責任に言及しています。500億円の資金提供で「国民の税金を投入して三菱側に計画を丸投げして損失を出した責任をどうとるのか。さらに国は後ろ盾になってANAやJALに導入させようとして、大幅な値引きをもって両社の事業計画に導入を組み入れさせたという」と述べています。
 更に、国民やマスコミに対しても「我々国民がしっかりと経緯を総括しないと、再び日の丸ジェット機の夢を無定見に追い求めたり、有事ともなれば己の力を過信して悲惨な結末を招くことになるのではないか」とも言っています。
【コメント】国の責任については,「首都圏機能強化計画」でリスクを一切考慮せずに推し進め、今回の「2019新型肺炎」があって、この対策に税金を大量に投入すべきなのに、この影響を一切考慮せずに税金を投入し、ごり押しをしようとする国土交通省の責任は重大ですね。
 また、国民に対する指摘も、私にはきつい“お叱り”と受け取めます。

@「受領を延期」したはずの全日空A380型機3号機は10月30日に引渡?
 今日の 「sky-budget」 によりますと、全日空のA380型機3号機は10月30日にエアバスから引き渡しを受けたようです。しかし、この機体を日本に回航(フェリー)する時期などについては今のところ未定のようです。
 一方、全日空はこの3号機の「受領を延期する」としていますが、書面上の所有者は全日空に移ったが、当面はエアバスのツールーズで保管されるようだ、とのことです。


*11月8日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が6日入国者で21名、米国から11名、ネパールから7名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者が6日入国者で21名、7日入国者で1名と発表しました。
 この内、居住地非公表の20歳代女性と,同じく居住地非公表の20歳代男性に発熱と倦怠感の症状があり、また、熊本県居住の10歳代女性に発熱と咽頭違和感の症状がありました。
 残りの19名は無症状でした。
 行動歴では米国が11名、ネパールが7名、非公表が2名、アフガニスタンとスウェーデンが各1名でした。
【コメント】それにしても21名とは多いですね。1日の感染確認としては最高ではないでしょうか。今後、運航便が増えればもっと多くなることは確実ですね。

@10月25日の第1ターミナルのようす
 先月25日に行った成田空港のようすを写真で紹介します。
 上段の写真は相変わらず人は少ないですが、それでも、以前行った時よりは人影が見えます。
 下段は出発手続をするカウンターのようすです。多分、深セン航空機の搭乗手続と思います。週1往復しか運航しませんので、どうしても乗らざるを得ない人がいるのでしょうね。

 

 

@英国操縦士協会がパイロット訓練生に「今は他の職業に」と奨める
 今日の 「sky-budget」 によりますと、英国航空操縦士協会は、パイロット候補生に対して訓練スケジュールを遅らせ、現時点では他の職業に就くよう奨める声明を発表しました。
 声明では、現在欧州では約1万人のパイロットが失業していること、「2019新型肺炎」の流行が治まってもパイロットの仕事がない状態が続くことが予想されること、この状況は長く続くことを挙げ、「候補生に訓練を遅らせることを奨めないことは無責任である」としています。


*11月7日

@チェジュ航空が21日から成田=仁川線を再開
 今日の「sky-budget」によりますと、チェジュ航空は21日から成田=仁川線を再開する、と発表しました。週1往復で土曜日の運航となります。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が5日入国者で4名、6日入国者で1名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、5日入国者で4名、6日入国者で1名と発表しました。全員無症状でした。

@日本航空が最大1680億円の公募増資を発表
 昨日の朝日新聞によりますと、日本航空は一般公募と第三者割当による新株発行(最大1億株)で、上限1680億円を調達する事を明らかにしました。
 18日に株価を決定し、11月下旬以降に払い込みを受ける、とのことです。
 調達分のうち800億円はB777型機をA350型機に更新する費用に、50億円は「ZIP AIR Tokyo」にリースするB787型機の改修に、100億円は出資する LCC 2社(ジェットスター・J と「春秋航空・日本」)への投融資にあてる、とのことです。
 同航空の増資は2006年以来で、2012年の再上場以降では初めてになります。

@中国が明日から入国者に新たな検査を実施
 昨日の「FlyTeam」によりますと、 中国は明日から、入国者に対して従来の「PCR検査陰性証明」に加え、「血清IgM抗体検査」を搭乗手続きに必要とする、ことにしました。
 また、「PCR検査陰性証明」も搭乗の「3日前」ではなく、「2日前」のものが必要となります。中国に行く人は注意が必要です。
【コメント】この様に、空港での水際対策を強化する国が多いのですが、日本政府は水際対策の緩和に走っています。
 「経済を活性化するため」とは言え、これで良いのでしょうか。年末年始頃に爆発的な流行が始まったら、経済的な打撃はさらに大きくなると思うのですが。

@シンガポール航空の半年間の赤字が約2600億円に
 シンガポール航空が現地時間6日に発表した4〜9月期決算によりますと、売上高は前年同期比80.4%減となり、損益は日本円で約2600億円の赤字となりました。
 このため、傘下の LCC も含め、従業員の約4300人に及ぶ削減や,A380型機7機、B777型機8機など機材の退役を行います。
【コメント】シンガポールには国内線はありません。
 今までは,その地理的な優位性をテコに,乗り継ぎ利用などで業績を伸ばしてきましたが、今回の「2019新型肺炎」で苦しい経営を強いられているのですね。

@フィンエアがA350-900型機3機の受領を2年後倒しに
 昨日の「トライシー」によりますと、フィンエアーはエアバスに発注しているA350-900型機19機の内、まだ受けとっていない3機の受領を,約2年後ろ倒しする、とのことです。
 写真は成田空港のA滑走路を離陸に向けて走行するフィンエアのA350-900型機です。

 


*11月6日

@韓国のティーウエイ航空が成田=仁川線を再開
 韓国のティーウエイ航空が今日から成田=仁川線を再開しました。
 週1往復の運航となります。

@エア・カナダが成田=トロント線を12月と1月に再運休へ
 昨日の「TORJA」によりますと、エア・カナダは先月3日に運航を再開した成田=トロント線を12月と1月に再び運休すると発表しました。
 写真はエア・カナダのB787型機です。
【コメント】国際線の需要回復は一筋縄ではいきませんね。各社とも需要の見極めに神経を擦りへらしているようです。

 

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が5日入国者で1名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、5日入国者で1名と発表しました。無症状でした。

@上の「昨日午後11時00分以降の離着陸」で9機の内、最後の1機だけが南側離陸
 よく見ていただくと分かるのですが、最後に離陸した全日空の8403便だけが何故か「南側離陸」をしています。同様な事態は9月27日と10月25日にもありました。離陸したのが3回とも全日空機と言うことは偶然とは思えません。
 「機能強化計画」で国や NAA が自画自賛している「スライド方式で7時間の静穏時間を確保する」事になるというのですが、飛ぶはずのない「静穏時間」にいきなり飛ばれては、騒音下の住民はたまったものではありません。
 この様な住民の命と健康を無視する「機能強化計画」は白紙に戻すべきです。

@関西空港でフェデラルエクスプレス機のオイル漏れで滑走路が閉鎖
 今日の「MBS NEWS」によりますと、今日正午頃、関西空港に着陸したフェデラルエクスプレス19便からオイルが漏れているのが見つかりました。
 この清掃のために、A滑走路が閉鎖され、代わりに,需要減で閉鎖されていたB滑走路を午後1時頃に再開し、対応に当たりました。
 このトラブルで11便に最大38分の遅れが発生しました。

@ジェットスター・J の12月1日〜25日までの減便率が21.3%に改善
 ジェットスター・J が昨日発表した12月1日〜25日までの運航計画によりますと、減便率は21.3%となっています。
 10月の58%,11月の36.3%から改善しています。路線を成田空港に集約することにより、成田路線が13路線となり、関西路線が2路線、中部路線が2路線となっています。

@日本航空の年末年始期間の減便率は6%に
 日本航空は昨日、12月1日〜来年1月5日までの運航計画を発表しました。
 これによりますと当初計画比で減便率は13%となっており、年末年始の12月25日〜1月5日の減便率は6%となっています。
 11月の減便率は26%でしたので、大幅に改善することになります。

@「OAG」の今夏季の提供座席ランキングで全日空が9位、日本航空が13位
 世界の航空関連情報を提供する英国の「OAG」が現地時間4日に発表した,この夏における世界航空会社の「提供座席数ランキング・トップ20」によりますと、
 1位はサウスウエスト航空、2位が中国南方航空、3位が中国東方航空、4位がアメリカン航空、5位がデルタ航空となっています。
 全日空は昨年の15位から9位にアップし、日本航空は20位未満から13位にアップしています。
 需要の回復が国内線から始まっている事から,国内線の比率が多い航空会社で、かつ、「2019新型肺炎」の影響が少ない国の航空会社が上位に来ています。

@経営再建中のタイ国際航空が35機を売却へ
 経営再建中のタイ航空は4日、所有している103機の旅客機の内、34機を売却する、と発表しました。
 B747-400型機が10機。A340型機が9機、B777型機が12機などとなっています。


*11月5日

@シンガポール航空が今日から成田=シンガポール線を増便
 シンガポール航空は今日から成田=シンガポール線を、週3往復から5往復に増便しました。
 なお、12月5日から同路線を週6往復に増便する予定です。
 下の写真は、多分、もう見ることはないシンガポール航空のA380型機です。

 

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が3日入国者で5名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、3日入国者で5名と発表しました。
 この内、東京都居住の50歳代男性に、発熱、悪寒、倦怠感の症状がありました。他の4人は無症状でした。

@ピーチが貨物事業を1日から開始
 今日の「日経ビジネス」によりますと、ピーチ・アビエーションは1日から,全日空と共同で、運航便へ貨物を搭載する貨物事業を始めました。
  LCC ではすでに、ジェットスター・J が日本航空と提携して始めています。
 しかし、ピーチ機には乗客の手荷物の他には約800Kgの貨物しか積めません、一方、ジェットスター・J 機には約20トンの貨物が搭載できます。
【コメント】それでも何故、ピーチが貨物事業に参入したのかは有料版のために確認できませんでした。

@日本貨物航空の上半期業績は好調、日本郵船の決算
 日本郵船が今日発表した「4〜9月期決算に」によりますと、子会社の日本貨物航空による航空輸送部門では,「2019新型肺炎」の影響による貨物需要逼迫や単価の上昇などで、売上高は544億円、経常損益は132億円となりました。
 また、航空輸送部門の2021年3月期の通期見通しでは、経常損益を従来見通しの135億円から190億円に引き上げました。

@琉球エアーコミュータ機で操縦室窓にひび、那覇空港に引き返す
 今日の朝日新聞によりますと、今日午前7時半頃、那覇発与那国行きの琉球エアーコミューター721便・DHC-8-400型機で,操縦室の窓ガラスにひび割れの疑いがあったため、那覇空港に引き返しました。
 着陸後の点検で窓に約30cmのひびが見つかりました。この便は欠航となりました。後続便への影響もあるようです。

@三菱重工がモーゼスレイクの拠点を閉鎖へ、試験機4機はどうなるの?
 昨日の日本経済新聞によりますと、三菱重工は米国のモーゼスレイク・フライトテスト・センター閉鎖を決定した、とのことです。
 これにより、三菱スペースジェット(MSJ)関係の海外拠点は全て閉鎖されることになります。
【コメント】ここに保管されている試験飛行機4機がどうなるかは,全く情報がありませんね。
 型式証明を取得するための試験飛行が将来再開されるとしても、設計変更後の機体は日本にありますから(完成していないようですが)、難航していた,とされるこの機体を仕上げれば型式証明には“事たれり”と言うことになるのでしょうか。従って、ここにある4機はスクラップとなるのでしょうか。


*11月4日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が1日入国者で1名、3日入国者で1名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、1日入国者で1名、3日入国者で1名と発表しました。
 2名とも無症状でした。

@「羽田新都心ルートの賛否を求める住民投票実施」署名が規定の約3倍越える
 今日の「しんぶん赤旗」によりますと、品川区で都心部を低空飛行する羽田空港の新飛行ルートへの賛否を問う住民投票の直接請求署名運動を進めてきた「区民投票を成功させる会」は、昨日で署名運動を終了しました。
 会によりますと、集まった署名は,直接請求に必要な有権者約6800人の3倍を超える2万415人となりました。
 同会では9日に区選挙管理委員会に署名簿を提出する予定です。


*11月3日

@今日未明、「カーフュー弾力的運用」2例目が発生
 
今日未明、2020年度2例目となる、カーフュー内弾力的運航が発生しました。成田発上海行きの全日空8431便・B777F型機が、前便でアンカレッジ空港での管制制限のため、成田空港到着が遅れ、午前0時12分に北側から出発したものです。
 下の写真は「Flightradar24」による、全日空8431便離陸の軌跡です。右下の時刻は世界標準時ですので、日本時間は9時間足すことになります。

 

@全日空が今日からバンコク⇒成田線の運航を始める
 今日の「アジアトラベルノート」によりますと、全日空は今日からバンコク⇒成田線の運航を始めました。週3便(火・水・土曜日)です。
 往路の成田⇒バンコク線はタイの入国制限のために、旅客は乗せません。

@スターラックス航空が12月16日から成田=台湾線に就航
 台湾のスターラックス航空は、12月16日から,成田=台北線の運航を開始します。
 週2往復(水・土曜日)で、機材はA321neo型機を使います。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が11月1日入国者で5名、2日入国者で1名、発熱者1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、1日入国者で5名、2日入国者で1名でした。
 1日入国の富山県居住30才代男性に発熱の症状がありました。他の5人は無症状でした。

@コロナウイルスの変種が欧州の大流行に関係か
 昨日の「swissinfo」によりますと、現在、欧州で爆発的に感染が拡大している「2019新型肺炎」は、スペインで発生した,コロナウイルスの変種が関係している可能性が高い、とのことです。
 現在、欧州で「2019新型肺炎」に感染した人々のコロナウイルスをゲノム解析すると,この変種から来たものであることがわかる、としています。
【コメント】水際対策の重要性がますます大きくなりますね。このような変種を入れることで,日本でのパンデミックを誘発しかねません。
 それでなくても、アジアで比較的、死亡者が少ないのは、流行している「2019新型肺炎」のコロナウイルスが欧州とアジアでは違うため、と言う説もあります。


*11月2日

@今日、「PCRセンター」開設
 今日、成田空港に海外に渡航する人が「2019新型肺炎」感染の有無を検査できる「 PCRセンター」が開設されました。
 ここで検査をすると、最短2時間で感染の有無が確認でき、「陰性証明書」も発行されます。
 このセンターは日本医科大学が中心となって運営され、24時間体制で1日700件の検査が可能となります。
【コメント】NAA が22日に発表したプレスリリースや、今日のNHKニュース映像によりますと、第2ターミナルの「 PCRセンター」は、元「北ウエイティングエリア」(上の写真がウエイティングエリアの外観、下の写真はその内部です)の中にできたようですね。
 25日に第1ターミナルに行ったときに,第1ターミナル3階に行ってみたのですが、制限区域でエレベーターを降りたら何処にも行けませんでした。

 

 

@「ZIP AIR 」の成田=ホノルル線は今月中旬に準備は整う
 今日の「WING」によりますと、「ZIPAIR」の成田=ホノルル線の就航準備が11月中旬には整う見込み、とのことです。
 ただ、「仁川線、バンコク線と異なり、ホノルル線は貨物需要が低い」と見ている,とのことです。
【コメント】同航空で使用している「JA822J」と「JA825J」の飛行状況を「Flightradar24」で見ますと、ホノルルへの慣熟飛行は、昨日までは行われていないようですので、11月中旬就航は難しいのではないでしょうか。
 ただ、日本航空のB787型機を使って慣熟飛行訓練を行っているのであれば、話は異なりますが。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が31日入国者で3名、11月1日入国者で1名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、31日入国者で3名、11月1日入国者で1名でした。
 全員が無症状でした。

@日本航空の「ふるさと応援隊」に客室乗務員が反発
 今日の週刊現代によりますと、日本航空がリストラ策の一つとして考えている「ふるさと応援隊」は、客室乗務員を月に数日は乗務して貰い、残りの日は全国の観光地のイベントや特産品PRに関わって貰う、と言うものですが、これについて、客室乗務員からは不満が噴出している、とのことです。
 「慣れない仕事をやらなければならない上、手当は支給されない」から、とのことです。
 それでなくても、「乗務手当が激減して収入が半分近くまで下がっている事から,家賃の支払いもままならないのに」とのことです。
【コメント】これらの仕事を応援を受ける地方、または日本航空が全く無償で行わせることができるのでしょうか。
 幹部は「人員削減は考えていない」と大見得を切っていたのですが。


*11月1日

10月のアクセス数は26,262回でした。

@「コロナウイルスに打ち勝つためには『7時間睡眠』が必要」と根来医師
 今日の「東洋経済」に掲載された、根来秀行医師の「7時間睡眠の人が「ウイルスに強い」決定的証拠」によりますと、人の免疫作用は睡眠中に働き、これがウイルスを倒す効果がある、とのことです。
 そして、この免疫力を充分に発揮させる睡眠時間が『7時間』とのことです。
 根来医師は「7時間というのは、世界中のさまざまな研究によって導き出された値です。私が勤務するブリガム・アンド・ウイメンズ病院で、睡眠時間と寿命の関連性を調べたところ、睡眠時間が7時間の人に比べると、5〜6時間の人と8時間以上の人は死亡率が15%も高いという結果が出ました。」と書いています。
 ただ、「7時間眠れば良い」と言うのではなく、睡眠の質を高めることが必要なようで、根来氏は「体にとって自然なのは体内時計にしたがって、夕方から夜にかけて交感神経が徐々に鎮まり、副交感神経のはたらきが高まる流れです」「睡眠の質を高めるには、夕方以降は副交感神経の働きを邪魔する行動をなるべく避け、副交感神経のはたらきを上げる行動に変えていくのが効果的です」と述べています。
【コメント】私も若いときには「直ぐに熟睡する」という状態でしたが、年を取るにつれて腰痛などで,だんだん熟睡できなくなりました。
 しかし、このところ根来氏の言うように,夕方からの生活を睡眠に向けて準備するようになり、いくらか、睡眠習慣ができてきて、何とか7時間以上眠れるようになってきたように思います。
 国土交通省や成田国際空港株式会社の方々は「首都圏空港機能強化計画」で、成田空港の運用時間を延長しようとしています。
 現在でも、A滑走路や谷間地域では、「静かな時間が6時間」ですし、これを、 C 滑走路完成後には、成田空港の南北を中心に「静かな時間をたった4時間」にしようと、しています。
 このことは,根来氏の指摘から見ると、正に「この計画は成田空港周辺住民の命を犠牲にする」と言わざるを得ません。
 この様な、非人道的な計画は直ちに、一旦撤回し、再検討すべきではないでしょうか。

@日本航空が今日から成田=ニューヨーク線、成田=シカゴ線、成田=ダラス線を再開
 日本航空は今日から,成田=ニューヨーク線、成田=シカゴ線、成田=ダラス線の運航を再開しました。
 運航はそれぞれ週3往復、週4往復、週4往復となります。

@オーロラ航空が成田=ウラジオストック線を再開
 オーロラ航空は今日から成田=ウラジオストック線を週1往復で再開しました。
 写真は第1ターミナルに駐機するオーロラ航空機です。

 

@バンブー航空が成田⇒ホーチミン線の就航を見送る
 今日、ホーチミン⇒成田線に就航を予定していたバンブー航空の就航はなかったようです。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が30日入国者で6名、31日入国者で2名
 厚生労働省は昨日、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、30日入国者で6名、31日入国者で2名だった、と発表しました。
 全員が無症状でした。

@欧州で「2019新型肺炎」感染拡大の大波、各国が規制を強化
 欧州では「2019新型肺炎」の感染拡大が急速に拡大しています。
 ベルギーでは死者が国民の1000人に1人にも達する勢いで,政府は1ヶ月半の夜間・早朝の外出禁止や商店の全面営業禁止の措置を決定しました。
 英国ではイングランドで,1カ月の外出禁止を実施します。
 フランスでも1カ月の外出禁止令が出て、違反者には日本円で約1万6000円の罰金が課せられます。
 スペインではほぼ全土で非常事態宣言が出ました。
 ドイツでは2日後に全土でロックダウン(都市封鎖)が実施されます。
 米国では、1日の新たな感染者が、20万人になっている、との事です。
【コメント】この様な時期に日本では入国規制を緩和する、と言うのですが、大丈夫でしょうか。
 水際対策をきちんとし、国内の感染経路を突き止めて、潰していかないと、第2波のパンデミックになりかねません。

@ベルリンの新空港がやっと開港にこぎ着ける
 現地時間31日、ドイツ・ベルリンの新空港「ブランデンブルグ国際空港」が開港しました。
 防火施設の不備などで、当初の予定よりも9年遅れの開港になります。費用も当初の約3倍となる60億ユーロ(約7300億円)に膨らみました。
 「2019新型肺炎」の影響で、3つあるターミナルの内1つは当面閉鎖されることになりました。
 空港当局によりますと、日本の航空会社にも乗り入れを呼びかけていますが、就航の見通しはない、とのことです。


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