2021年5月前半の出来事


*5月15日

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は13日入国者で1名、14日で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は13日入国者で1名、14日入国者で1名でした。2名とも無症状でした。

@カンタス航空とジェットスターが国際線再開を今年末に延期と早々公表
 今日の 「sky-budget」 によりますと、オーストラリア政府は国際線の受け入れが2022年半ばとなる見通しを表明していますが、カンタス航空とジェットスターは国際線の再開を今年末まで延長する事を明らかにしています。
 カンタス航空は再開後も、しばらくは路線を羽田空港に集約し、成田空港から一時的に撤退することも表明しています。
【コメント】ジェットスターは羽田空港に発着枠はありませんので、再開となれば、成田空港になると思うのですが。

@オーストラリアのインド帰国支援便に陽性などで半分しか乗れず、政府に批判
 今日の 「sky-budget」 によりますと、オーストラリア政府は「2019新型肺炎」の流行が拡大しているインドからは、自国民も含めて入国を認めない、との方針をとっていました。
 しかし、批判が強く、この方針を一部緩和し、現地時間15日にインドのデリーを出発する支援便を運航することになっていました。
 ところが、この便への搭乗には48時間前と8時間前の2回の検査で陰性であることが必要とされていました。検査の結果、搭乗予定150人の内、陽性で40人が搭乗できず、陽性者の濃厚接触者として30人も搭乗できない事態となっています。
 これらの帰国者全員は到着後、ノーザンテリトリーのハワード・スプリングスという施設にて、隔離する予定となっているとのことです。
 現在、インドには帰国を希望するオーストラリア人が約1万人おり、緊急の帰国を希望している人が約1500人います。
 この支援策についても、政府に対する批判が高まっている、との事です。
【コメント】オーストラリア政府の感染防止策は厳しいものとなっています。その結果、国内の感染はほぼ抑えられ、国内線やニュージーランドとの国際線は2019年段階と同じように運航されています。しかし、罰金を560万円科すなど、極端に見えますね。
 この帰国問題についても、帰国希望者が何時になったら帰国できるのか分かりませんね。


*5月14日

@成田着の全日空貨物機が尻もちトラブルか?
 今日の「NHKニュース」によりますと、昨日夜9時頃、フィリピンから成田空港に到着した、全日空B767貨物機の到着後点検で、胴体下部部品にこすったような跡が見つかりました。
 傷が見つかったのは「テールスキッド」と呼ばれる、胴体後部が滑走路と接触した際に衝撃を緩和する部品です。全日空はこのトラブルによる機体への影響がなかったかどうか調査している、との事です。
 このトラブルで滑走路1本が約10分間閉鎖されましたが、滑走路に異常は見つかりませんでした。

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は5日入国者で1名、9日で5名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は5日入国者で1名、9日入国者で5名でした。全員無症状でした。

@AIR DOとソラシドエアが持株会社で経費削減へ
 昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、AIR DOとソラシドエアが、共同持ち株会社方式での経営統合を検討している、との事です。
 2022年秋頃の統合を目指します。共同持ち株会社とするのはそれぞれのブランドを維持し、ドル箱の羽田路線の削減を避ける目的がある、との事です。
 「2019新型肺炎」の影響で経営が悪化している両社の筆頭株主である日本政策投資銀行は、それぞれ数十億円の優先株引き受けによる資本支援を行う方針、との事です。燃料や機材の共同購入などでコストを削減する事になります。
 今のところ、両社とも正式には認めていませんが、今月末には正式に発表する見込み、との事です。
 写真は新千歳空港でのAIR DO
機と、宮崎空港でのソラシドエア機です。

 
 

@米国の CDC がワクチン接種者の行動規制を大幅に緩和へ提言
 今日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、米疾病対策センター(CDC)は現地時間13日、新型コロナウイルスを巡る指針を改定し、ワクチン接種を完了した人は、屋外および屋内の大半の場所で、マスクの着用は不要との認識を公表しました。
 ソーシャルディスタンシング(社会的距離)についても、大半の場所で維持する必要はない、としています。
 ただし、航空機や電車、空港や駅、病院などの屋内では、ワクチン接種を完了していても、引き続きマスクの着用を提言しています。
 CDC の所長は理由として、新規感染者の大幅な減少やワクチン接種対象年齢を12〜15歳に引き下げたことをあげています。
【コメント】日本でも早くこの様な環境になると良いですね。何と言っても政府のワクチン確保政策失敗が大きく影響していますね。


*5月13日

@スリランカ航空の増便が1週間延期、19日から
 今日の 「sky-budget」 によりますと、昨日書いたスリランカ航空の成田=コロンボ線増便ですが、1週間延期して19日(成田発着)から週1便増便する、との事です。

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は2日連続ゼロでした
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者はゼロでした。
【コメント】2日連続ゼロは珍しいですね。インドなどからの入国条件が厳しくなった影響でしょうか。「早くやっていれば」と思ってしまいますね。

@日本航空機に落雷、無線アンテナ損傷し引き返す
 今日の「南日本新聞」によりますと、11日午後4時15分頃、鹿児島発徳之島行きの日本航空3797便・ERJ170型機が、離陸後上昇中に落雷を受けました。
 同機は運航を続けましたが、しばらくして、複数ある無線の一つが使えなくなったため、鹿児島空港に引き返しました。点検したところ、胴体下部にあるアンテナが損傷していました。
 乗客・乗員44人にけがはありませんでした。同便は機体を変更して再出発しました。

@タイ航空の再建が瀬戸際の迷走
 昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、経営破綻したタイ航空の再建が迷走しています。
 現地時間12日に予定されていた、再生計画についての債権者会議が19日に延期されました。7日に一部の債権者から、再建策の債務返済条件について修正案が提示され、規定数を上回る債権者が再検討の時間が必要、と主張したようです。
 19日の債権者会議で再生計画が可決されれば、タイ航空は事業を継続しながら再建を目指すことになりますが、否決なら破産を宣告される、との事です。


*5月12日

@スリランカ航空が今日から増便する予定なのですが・・・
 スリランカ航空は今日から、成田=コロンボ線を週3往復から4往復に増便することを発表しています。
 しかし、今日のNAA公式ホームページの検索では「欠航」となっており、実際に増便されたかどうかは確認できません。
 写真は10年以上前の写真です。機種はA340型機ですが、現在はA330型機で運航しているようです。左上の並んでいる旅客機は離陸待ちです。

 

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者はゼロでした
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者はゼロでした。

@4月の航空機新規登録で成田空港を定置場とするのはB787-9型機が3機
 国土交通省が発表した、4月の航空機登録動向によりますと、成田空港を定置場とする新規登録が3機となっています。
 日本航空のB787-9型機が2機(JA881JとJA882J)、全日空がやはり、B787-9型機(JA925A)1機です。
 抹消登録ではANAホールディングスがB737ー700型機(JA04AN)、B777ー300ER型機2機(JA731AとJA777A)、ピーチ・アビエーションが A320neo型機(JA806P)となっています。

@国土交通省がワクチンを接種した運航乗務員に48時間以内の乗務を禁止
 今日の「日刊航空」によりますと、国土交通省はこのほど、航空機の運航乗務員に対して、「2019新型肺炎」ワクチンを接種後48時間が経過するまで、運航業務に従事しないように求める通達を出しました。
 また、接種による副作用があった場合は指定医や乗員健康管理医によって確認されなければならない、としています。

@経営再建中の「LATAM航空」がボーイング社と5機キャンセルで合意
 今日の 「sky-budget」 によりますと、経営再建中の「LATAM」航空グループは、現地時間先月29日にボーイング社と、B787-9型機4機、B777-200F型機を1機キャンセルすることで合意したことを明らかにしました。
 しかし、これには「チャプター11」を申請している米国裁判所の承認が必要となります。

@ボー社とエアバスの4月実績
 今日の「Aviation Wire」によりますと、ボーイング社とエアバスの4月実績は、ボーイング社が引き渡し17機、受注が5機となりました。
 一方、エアバスは引き渡し45機、受注48機となっています。


*5月11日

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は9日入国者7名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は9日入国者で7名でした。
 この内、1名に咽頭痛、別の1名に咳嗽、別の1名に発熱の症状がありました。

@全日空が「エア・ジャパン」の社員をオリ・パラのPCR検査補助員として強制派遣
 昨日の「Business Journal」によりますと、ANA ホールディングスの子会社である「エアー・ジャパン」の社員が、7日から成田空港での「2019新型肺炎」PCR検査の補助業務をやらされていたことが明らかになった、との事です。
 これは、ANAホールディングスが国から受注した業務を、十分な説明もないまま同社に丸投げした格好になります。
 現場の客室乗務員などからは「通常フライトで同乗したクルーや顧客に感染させる恐れもあり、非常に危険だ」と批判が出ている、との事です。管理職はこの業務に一切関わらず、客室乗務員は全員参加を強制されている、との事です。
 同航空側は「オリンピックのために1日の成田空港入国者が4万人を想定されているので、エアー・ジャパンとしても検疫補助業務に行く必要がある」と説明しているとのことです。
【コメント】この記事を読みますと、戦前の“徒弟制度”を彷彿させられます。これは問題ですね。ANAホールディングスでは「昨年11月から別の子会社でも同じ補助業務をしているが、今まで感染者が出たことはない」との説明があった、との事です。
 この様な業務は全日空本体などには割り当てられていないようです。明らかな差別のように思います。エア・ジャパンには労働組合はないのでしょうか?

@日本貨物航空は日本郵船の“優等生”、332億円の営業黒字
 日本郵船が昨日発表した2021年3月決算によりますと、成田空港を拠点とする日本貨物航空による航空事業は、売上高が前年同期比(以下同じ)で63%増の1224億円、営業利益が332億円の黒字(前年同期は155億円の赤字)となりました。今期の2022年3月期は営業利益を200億円と見込んでいます。
【コメント】かって“お荷物”と言われていた赤字体質が変換されたのでしょうか。コロナ特需の効果でしょうか。かっての“問題児”が“優等生”になったようですね。
 写真は整備地区に駐機する日本貨物航空のB747-8F型機です。手前の前向きに駐機する機体も同型機です。航空科学博物館から撮りました。

 

@全日空の「3月実績」は国際線旅客数が86.2%減、国内線旅客数は24.2%減
 全日空が昨日発表した「ANAグループ3月実績」によりますと、国際線では総旅客数が前年同月比(以下同じ)86.2%減の3万3786人、利用率が21.1ポイント減の13.9%となっています。
 一方、国内線では総旅客数が24.2%減の106万2262人、利用率が18.4ポイント増の53.7%となっています。国内線の成田空港路線は全便運休となっています。

@全日空が今年のボーナスゼロを労組に提案
 昨日の時事通信によりますと、全日空は昨日、労働組合に「今年の夏と冬のボーナスを支給しない」とする提案を行いました。
 合意しますと、1962年以降で初めてとなります。

@スカイマークの「4月実績」で搭乗者数が3.75倍、搭乗率が15.8ポイント増
 スカイマークエアラインが発表した「4月の搭乗実績」によりますと、搭乗者数が前年同月比(以下同じ)3.75倍の34万3142人、搭乗率が15.8ポイント増の42.2%となりました。

@三菱重工の2021年3月決算は約541億円の黒字、三菱航空機会社は1162億円の損失
 三菱重工が昨日発表した2021年3月決算は、売り上げ収益が前期比(以下同じ)8.4%減、事業損益は540億8100万円の黒字(前期は295億3800万円の赤字)、純利益は53.4%減の406億3900万円でした。2022年3月期の見通しでは純利益を2.2倍の900億円としています。
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、この内、三菱航空機会社については、三菱スペースジェットの事業損失は1162億円となっています。
 これについて三菱重工泉澤社長は「三菱航空機の人員規模は4月の段階で200人弱。TC(型式証明)文書の作業をやっている。事業環境と市場性を複合的に見てやっていくことになる」と」述べるに止めました。

@国の借金は今年度予算の約12倍、これでもオリンピック・パラリンピック強行?
 今日の「NHKニュース」によりますと、国の借金がこの1年で100兆円増となりました。
 国債と借入金、それに政府短期証券を合わせた政府の債務、いわゆる“国の借金”は、今年3月末の時点で1216兆4634億円となり過去最大となっています。
 今年の国家予算約106.6兆円の12倍となり、国債の償還金が今年の予算に占める割合は約22%になっています。
【コメント】これからも「2019新型肺炎」感染対策で国の予算を大規模に投入しないとなりません。「オリンピック・パラリンピックの費用を『2019新型肺炎』に使って欲しい、」と言う声が高いのも当然ですね。
 日本の国家財政はすでに、債務超過の破産状態と言って良いのではないでしょうか。
 米国のように金持ちから税金を徴収し(米国ではこれで、富豪から約170兆円を徴収する計画です)財政を建て直さないととんでもないことになるような気がします。
 成田空港の機能強化計画も一時凍結し、再検討すべきです。

@台湾当局が「2019新型肺炎」感染者を出した中華航空のパイロット全員に14日間隔離を命令
 今日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、台湾の衛生複利部は現地時間10日、中華航空の全パイロットを14日間隔離する、と発表しました。
 これに対して、中華航空は段階的に乗員をグループに分け隔離に入り、可能な限り輸送サービスを維持し、全便は運休しないと表明しています。


*5月10日

@「ZIP AIR Tokyo」が今日、客室乗務員の入社式
 今日の「NHKニュース」によりますと、成田空港を拠点とする LCC 「ZIP AIR Tokyo」はコロナ後を見据えて、客室乗務員約100名を採用します。
 今日、成田空港にある本社で24人の入社式を行いました。この24人は、今後約2ヶ月にわたり訓練を受け、客室乗務員として正式に任用されることになります。

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は8日入国者1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は8日入国者で1名でした。無症状でした。

@マレーシア航空のCEOがエアアジアグループとの統合を明確に否定
 8日の 「sky-budget」 によりますとマレーシア航空のCEOは、たびたび報道されている、経営危機に陥っているエアアジアグループとの統合話について「実際そのような話はしたことはなく、そのような発想をするのはメディアです。」と述べ、統合について明確に否定しました。
【コメント】マレーシア航空そのものも、経営難に苦しんでいます。苦しいもの同士が一緒になっても、良いことはないでしょうね。
 写真は、成田空港を離陸するマレーシア航空のA380型機です。このA380型機についても、全機を処分する方針です。

 


*5月9日

@ユナイテッド航空が今日から成田=ロサンゼルス線を増便
 今日の 「sky-budget」 によりますと、ユナイテッド航空は今日から、成田=ロサンゼルス線を週2往復から週3往復(水・金・日曜日)に増便しました。
 今回の増便は旺盛な貨物需要に応えるため、との事です。

@シンガポール航空が来月16日からシンガポール=成田=ロサンゼルス線を再開へ
 今日の 「sky-budget」 によりますと、シンガポール航空は来月16日より、シンガポール=成田経由=ロサンゼルス線を、週5往復(月・水・木・金・日曜日)で再開する計画、との事です。
 機材はB777-300ER型機を使います。

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は5日入国者2名、7日で2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は5日入国者で2名、7日で2名でした。
 5日入国者の1名に発熱、鼻汁の症状があった、との事です。後の3名は無症状でした。

@ピーチのバニラ塗装機がまだ飛んでいるようです、6日に成田空港で見かける
 ピーチ・アビエーションのバニラ時代の塗装をした、「JA08VA」機がまだ、飛んでいるようです。当初は、「3月一杯はバニラ塗装で運航する」とアナウンスがあった、と記憶してたのですが。6日に、成田空港に行った所、写真のように、第1ターミナル南ウイング前の駐機場に停まっていました。
 でも、ゴールデンウイークも終わったことから、そろそろ、ピーチ塗装になるのではないのでしょうか。

 


*5月8日

@進む圏央道の建設工事、「機能強化計画」建設の関連道路も併設
 一昨日、成田空港と共に、成田空港東側の周辺地域を久し振りに車で見てきましたが、その変貌には本当にビックリしました。
 下の写真は多古町の一鍬田地区と芝山町の中谷津地区付近で、上段の写真のようなコンクリート橋脚が所々に出現していることでした。「いよいよ、『機能強化』の工事がはじまったのか」と思ったのです。「建設用の作業道路か」と思ったのですが、帰宅してから多古町の会員に電話で聞いたところ「あれは圏央道の工事だ」とのことでした。しかし、説明会では「圏央道と共に、『機能強化』の作業用道路も建設される」との事だったようです。
 上段の写真は中段のグーグルマップ写真の右(東側)から撮ったものです。帰宅してからグーグルマップで確認したところ、地図の右側にある赤丸の中にこの橋脚ががすでに載っていました。このグーグルマップ写真では、造成工事が広範囲に始まっていることが分かります。
 芝山町の中谷津地区の畑の中にも、下段の写真のように橋脚がいくつも姿を見せていました。しかし、この下段の橋脚はグーグルマップ写真の写真には載っていません。その前後の盛り土工事などは確認できます。

 

 

 

@日本航空が国際線成田路線の運休や減便を発表
 日本航空は昨日発表した国際線の運航計画で、7月に成田=高雄線と成田=釜山線を運休し、成田=ホノルル線と成田=台北線を減便します。
 さらに、7月に予定していた成田=グアム線の増便を延期します。

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は7日入国者で18名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は7日入国者で18名でした。
 1人に発熱、別の1人に咽頭痛の症状があった、との事です。

@4月14日〜25日の成田空港「2019新型肺炎」感染確認者で「コロナ変異ウイルス」は15名
 厚生労働省は昨日、4月14日から25日にかけて、成田空港検疫で陽性が確認された人の内、「コロナ変異ウイルス」に感染した人が33名あった、と発表しました。
 この内、成田空港で発見された人は15名になります。

@日本航空が6月に「春秋航空・日本」を連結子会社に
 昨日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、日本航空は昨日、中国系 LCC 「春秋航空・日本」を6月に連結子会社にすることを発表しました。
 現在5%の株を追加出資により株式の51%を取得します。


*5月7日

@昨日の成田空港は相変わらず閑散としていました
 昨日、約1ヶ月ぶりに成田空港とその周辺を廻ってみました。第3ターミナルは行きませんでした。やはり、人混みは恐ろしいです。私ももうすぐ傘寿ですから。
 残念ながら第1ターミナルも第2ターミナルも閑散としていました。何時になったら、元に戻るのでしょうか。もしかしたら、完全には元に戻らないかも知れませんね。
 下に写真を3枚載せておきます。上段は第2ターミナルの出発ロビー、中段は第1ターミナル南ウイングの到着ロビー出口、下段は第1ターミナルの出発ロビーです。写真は明るめにしてあり、実際はもう少し暗くなっています。

 

 

 

@ NAA が第2ターミナルサテライトの一部施設再開を検討
 昨日の共同通信によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)は閉鎖している第2ターミナルのサテライトの一部を再開させることを検討している、との事です。
 到着客が増加することを見込んでの措置になる、との事です。

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は3日入国者で3名、5日で22名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は3日入国者で3名、5日で22名でした。全員無症状との事です。

@成田エクスプレスのゴールデンウイーク期間中の利用者が前年比で241%も、前々年比で3%
  JR 東日本によりますと、ゴールデンウイーク期間中の「成田エクスプレス」の利用人数は4,000人となりました。
 これは前年比241%・前々年比3%となり、同社のおもな線区の中で最も低い回復率となっています。

@日本航空の前年度決算で2866億円の赤字に
 日本航空が今日発表した「JALグループ2020年度3月期連結決算」によりますと、
 売上収益は前年度比(以下同じ)34.7%減の4812億円、営業費用が67.6%減の8850億円、当期利益が2866億円の損失(赤字)となっています。
 財政状況は総資産が1250億円増の2兆1075億円となりました。有利子負債残高は1377億円増の5151億円となり、自己資本は668億円減の9474億円となっています。この結果自己資本比率は6.2ポイント減の45.0%となりました。
 また、2022年3月期の見通しは「現時点では未定」としています。

@国内10社のゴールデンウイークの旅客数は国際線が2.63倍、国内線が10.37倍も回復には遠く
 国内航空10社が昨日発表したゴールデンウイーク期間中の利用実績によりますと、国際線の旅客数は前年同期比(以下同じ)2.63倍の2万757人、利用率は2.6ポイント減の19.1%となりました。一方、国内線では旅客数が10.37倍の108万5752人、利用率は32.3ポイント増の49.5%となっています。前年同期比では大幅な増加でした。
 しかし、「2019新型肺炎」前の2019年ゴールデンウイークと比べますと、旅客数は国際線97.3%減、国内線は72.8%減と大幅な減少で、過去2番目の少なさになっています。
 各社ごとの実績は昨日の「Aviation Wire」に詳しく載せられています。

@オーストラリアの財務大臣が「国境再開は2022年末になるだろう」
 今日の 「sky-budget」 によりますと、オーストラリアの財務大臣は同国の国境再開について「ワクチンの接種展開だけではなく、変異種などの出現などでワクチンが有効かどうか不確実性が存在する」として、「来年の初めに国境が開かれることはないだろう。おそらく2022年末まで再開は難しい」と述べた、との事です。


*5月6日

@中華航空が10日から成田=台北線を減便
 今日の「Fly Team」によりますと、中華航空は10日から、現在週3往復している成田=台北線を週2往復(金・日曜日)に減便する、と発表しました。

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は5日入国者で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は5日入国者で1名でした。無症状との事です。
【コメント】上記リンクの発表を見ますと、羽田空港のインドからの入国者で、入国の検査段階で半分の人が何らかの症状を持っています。この人達がインドでの「二重変異ウイルス」による感染かどうかは分かりませんが、「二重変異ウイルス」は相当に感染力の強いウイルスのような気がします。

@オーストラリアの委員会が日本航空とカンタス航空の共同事業を認めない方針
 今日のAFP通信日本語版によりますと、オーストラリアの「競争・消費者委員会」は現地時間6日、日本航空とカンタス航空が申請していた両社の共同運航やスケジュール調整などの共同事業契約について、これを認めない方針を表明しました。
 理由として、この共同事業によって運賃についてなどの競争が阻害される恐れがある、としています。
 写真は第2ターミナルで並ぶカンタス航空機と日本航空機です。

 


*5月5日

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者はありませんでした
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者はゼロでした。
 なお、このページでは、昨日の出来事で書いた、療養施設で亡くなった方の記載があります。

@ NAA が山武市で「ゼロカーボンシティ宣言」を説明
 昨日の千葉日報(有料電子版)によりますと、いつのことかはわかりませんが、成田国際空港株式会社(NAA)は山武市で、二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を、千葉県内で初めて説明した、との事です。
【コメント】むろん、二酸化炭素を減らすことは地球にとって非常に大異な事ですが、その方策として、NAAがまずやるべき事は航空機騒音、特に深夜・早朝の騒音を削減することではないでしょうか。飛行回数を減らすことは二酸化炭素の排出を減らすことになりますから。
 「ゼロカーボンシティ宣言」を使って、「機能強化計画による騒音被害拡大」から周辺地域住民の目を反らせる意図があるように思います。

@新成田市場の開業は来年の1月に
 今日の農業新聞によりますと、建設中の新成田市場の開業が来年1月になる、との事です。
 成田空港に隣接する立地を生かして、輸出拠点としての機能を強化します。卸売市場では初めて生鮮品輸出の手続きを一括で担う体制を整備して、取扱高の回復や市場の活性化を目指す、との事です。
 写真は今年2月の新市場工事の様子です。この向こうにB滑走路があります。元は千葉県の「花植木センター」でした。

 

@フィリピン航空が再建に向けて「チャプター11」を今月末までに申請の計画
 現地時間4日の「Flight Global(英文)」によりますと、経営危機に陥っているフィリピン航空は今月末までに、米国の裁判所に「チャプター11条」を申請する計画、との事です。
 同航空の債権者の4分の3が米国の資本であることから、再建策をまとめるには「チャプター11条」の適用を受ける必要がある、との判断です。


*5月4日

@昨夜午後11時以降は1機のみ
 昨日の「昨日午後11時00分以降の離着陸」したのは日本貨物航空の1機のみでした。久し振りの“静かな夜”と言う事になります。
 しかし、午後11時59分までに何機飛んでくるのかわからないのですから、心は休まりませんね。

@先月26日に成田空港から入国した50才代男性が療養中の施設で亡くなる
 昨日の「NHKニュース」によりますと、厚生労働省は昨日、インドから、先月26日に成田空港から入国し、「2019新型肺炎」感染が確認された50代男性が、成田空港の検疫所が指定する療養施設で昨日朝、倒れているのが発見され、病院に搬送されましたが、死亡が確認されたと発表しました。
 インドで発見された二重変異ウイルスに、感染していたかどうかは調査中、との事です。

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は4月30日入国者で1名、2日で5名、3日で2名でした
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は4月30日で1名、5月2日で5名、3日で2名でした。
 この内、3日の1名に咳の症状がありました。残りの人たちは無症状でした。

@ EU 委員会が域外からの渡航制限を緩和する案を公表
 今日の「BBC NEWS JAPAN」によりますと、EU 委員会は現地時間3日、 EU 域外からの不要不急の渡航について、制限を緩和する方針を発表しました。
 今後、この案について加盟各国は4日から協議を始めることになります。
 この案では「少なくても渡航の2週間以上前にワクチンの接種を受けていること」が条件になります。
 一方、域外での新しい変異株発生や衛生状況の悪化などに対応するため、加盟各国が迅速に渡航制限をかけられる「緊急ブレーキ」の条項も含まれることになっています。
【コメント】少しずつですが、ワクチンの接種が進んでいるところでは明るいきざしが見えてきました。
 日本では相変わらずもたもたしています。何回も言っているのですが、オリンピック・パラリンピックを中止か延期して、「2019新型肺炎」感染対策に集中すべきではないでしょうか。

@シンガポール航空が機材のリース解除や売却で1650億円を調達
 昨日の「アジアトラベルノート」によりますと、シンガポール航空は所有していたA350-900型機9機とB787-10型機4機を、セール・アンド・リースバックし、約20億シンガポールドル(約1650億円)を調達した、とのことです。
 同航空は国内線を持たないため、今年に入ってからも国際線旅客数が99%以上マイナスという大幅減の厳しい状況が続いています。

@ルフトハンザ航空がB787-9型機5機、A350-900型機5機の発注を発表
 今日の「Fly Team」によりますと、ルフトハンザ航空は現地時間3日、B787-9型機5機とA350-900型機5機の新規発注を発表しました。また、ボーイング社と発注についての再合意をしました。これまでの発注を見直し、B787-9型機が25機、B777-9型機20機の発注となりました。
 また、エアバス社にはA350-900型機の総発注数が45機、A320neo型機ファミリーの発注は107機となります。


*5月3日

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は1日入国者で9名、2日で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は5月1日で9名、2日で1名でした。全員無症状でした。

@成田空港の「3月運用状況」は国際線旅客数が軒並み「3月としての過去最低」
 成田国際空港株式会社が22日に発表した「2020年度の運用状況」については、23日の出来事で載せましたが、「3月の運用状況」には触れませんでした。
 これについて簡単に触れますと、総発着回数は前年同月比(以下同じ)31%減となっています。
 この内、国際線は17%減で、旅客便は54%減、貨物便は100%増と、3月としての過去最高で、開港以来の最高となっています。一方、国内線発着回数は63%減となっています。
 また、総旅客数は75%減、この内、国際線旅客数は88%減で日本人は92%減、外国人は83%減となっています。一方、国内線旅客数は50%減となっています。
 国際線旅客数の各項目はいずれも3月としての過去最低となっています。


*5月2日

@午後11時2分から47分の45分間に、過去最高の14便が南側に離陸
 上記の「昨日午後11時00分以降の離着陸」にあるように、昨日の深夜に14便が次々に、南側に離陸しました。
 私の記録ではこれまでの最高が11便でしたので、3便多い最高最多記録となります。
 単純計算で“3分に1機”となります。
 一般の常識では、この間隔で大音響を出したら、“警察沙汰”になりますね。千葉県警成田空港暑は成田国際空港株式会社(NAA)を呼び出して、調書をとり、起訴するかどうか検討して下さい。本当に人権無視の暴挙ですね。
 写真は成田空港を南に離陸する航空機の航跡です。撮ったのは昔、昔ですが。

 

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は27日入国者で3名、30日で14名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は4月27日の入国者で3名、30日で14名でした。
 この内、30日の入国者1名に酸素飽和度低下の症状がありました。

@アシアナ航空の5〜6月計画で成田=インチョン線は1日1往復
 
今日の「sky-budget」によりますと、アシアナ航空は5〜6月の運航計画を発表しましたが、成田=インチョン線は1日1往復となります。
 ただし、5月2・5・8・10・14・17・24日は運休となっています。

@誓約書をとっているのに、居場所が特定できない入国者が1日約300人
 昨日の愛媛新聞によりますと、政府が水際対策として入国者に義務づけている14日間の隔離期間の位置確認で、1日約300人が誓約書の場所での確認ができなかったり、数Kmも離れたところにいることがわかった、とのことです。
【コメント】これも“ザル”の証明ですね。感染を押さえられるはずがありません。

@オーストラリアが3日からインドからの入国を禁止、違反者には罰金560万円と禁固刑
 今日の「sky-budget」によりますと、オーストラリア政府は現地時間3日から、自国民を含めたインドからの入国を禁止する、と発表しました。
 違反者には最高66,600ドル(約560万円)の罰金、または5年の禁錮刑、または両方を科するとしています。
 米国は先に、インドからの入国を現地時間4日から禁止すると発表していますが、自国民は対象となっていません。


*5月1日

4月のアクセス数は23,084回でした。

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は29日入国者で3名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は29日の入国者で3名でした。
 この内の1名に発熱、酸素飽和度低下の症状がありました。

@京成電鉄の2021年3月期決算は成田空港関係の旅客減で303億円の赤字
 京成電鉄が昨日発表した2021年3月期の決算によりますと、純損益が302億8900万円の赤字となりました。決算の開示を始めた1977年以降で最大の赤字となりました。
 「2019新型肺炎」による入国制限で「スカイライナー」の乗客が大幅に減少し、成田空港発着関連の収入が81.8%減となりました。
 また、2022年3月期の見通しは未定としています。

@外務省が今日からインドを「レベル3:渡航は止めてください」に指定、裏口がある?
 外務省は昨日、「各国に対する感染症危険情報」で、インド、ネパール、パキスタンなどを今日から、「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」地域に指定しました。要するに、「入国禁止」となります。
 しかし、これには抜け穴があるようです。「特段の事情がない限り」との文言があります。
 例えば、インド、ネパール、パキスタンに「日本上陸前14日以内」に滞在していても、上陸が認められる場合がある」ということのようです。
 要するに、インド、ネパール、パキスタンを出発して、上陸拒否対象地域でない国・地域から「給油や乗り継ぎ目的で経由(経由地で入国する場合は除く)した後に、日本に到着する場合」は、上陸拒否対象地域での滞在歴があるとはみなされない、とのことです。すなわち「インドやネパールやパキスタンからの、経由便で日本に到着した場合」には、上記の「渡航中止勧告地域」からの入国とは見なされない、と言うことになり、特別な入国審査対象者にはならないようです。

@ ANA グループの2021年3月期決算では4046億円の赤字、当初見通しよりも1000億圧縮
 ANAホールディングスが昨日発表した、「2021年3月期決算」によりますと、
 売上高は前期比(以下同じ)63.1%減、営業費用が37.6%減、当期純利益が4046億円の赤字と、見込みよりも約1000億円圧縮したものになりました。
 この内、航空事業では売上高が1兆1337億円減、営業損益が4974億円減となっています。
 航空事業の部門別では、国際貨物部門の収入が56.3%増の1605億円となっています。
 また、 LCC 部門では売上高が73.1%減の220億円、旅客数は71.4%減でした。
 財政状況では総資産が6477億円増の2兆2076億円、自己資本が537億円減の1兆72億円、自己資本比率は10.0ポイント減の31.4%、有利子負債額が8125億円増の1兆6554億円となりました。
 2022年3月期の見通しですが、国際線では年内に出入国規制が緩和され、期末には2019年度の半分に戻るとし、国内線では第2四半期から需要が回復し、夏には2019年度並みの水準に戻る、としており、売上高が6513億円増の1兆3800億円、純利益を4081億円増の35億円の黒字になるとしています。
【コメント】大規模な借入で、当座の資金繰りには問題はないようです。しかし、有利子負債が約2倍に膨らんでいますので、この利子を返しながら黒字を確保する事になり、経営的には当分苦労が続くことになりますね。
 2022年3月期の見通しは、希望的な観測に基づいて計算しているようです。個人的には楽観的にすぎるように思うのですが。

@日本航空の決算発表は何時?
 一方の日本航空の決算発表は何時になるのでしょうか。28日に日本航空のプレスリリースを見たところ、30日付で決算が載せられていたのです。「28日のプレスリリースで、30日付???」と変に思ったのですが、一応、まとめては見ました。
 しかし、案の定、夜にはこのプレスリリースは消されていました。
 日本航空は財務の形式を変更したようですが、アナリストにはより正確になったかも知れませんが、私のような素人では分かりにく、理解できませんでした。


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