2022年1月前半の出来事
*1月15日
@成田空港入国の「病原体保有者」は52名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は154名で、成田空港入国者では52名でした。154名の内、症状が出ている人は48名でした。
@マレーシア証券取引所がエア・アジアを警告銘柄に指定
今日の 「sky-budget」によりますと、マレーシアの証券取引所は現地時間13日、エア・アジアを警告銘柄となる「PN17」に指定したことを明らかにしました。
同航空はこれまで、18ヶ月間の救済期間延長を求めていましたが、これが却下されたものです。
「PN17」は財務状況が思わしくなく今後上場を維持できない可能性がある企業が指定されるものとなります。
【コメント】いよいよ、追い詰められてきたようですね。なんと言っても、事業拡大のための多額債務が重石となっていますね。
写真は第2ターミナルを出発するエア・アジア機ですが、この機体はタイエア・アジア機です。
@エミレーツ航空機同士がドバイ空港であわや激突の重大トラブル
今日の 「sky-budget」によりますと、現地時間9日、ドバイ国際空港で、エミレーツ航空機同士が衝突寸前の重大トラブルを起こしていたことが明らかになりました。
ドバイ発バンガロール行きの568便・B777-300型機が、管制官の許可を受けて滑走路を横断しようとしたところ、この滑走路で、離陸許可を受けていないドバイ発ハイデラバード行きの524便・B777-300型機が、離陸滑走を始めたものです。
管制官は524便に直ちに滑走を中止するように指示し、568便が横断を始めた誘導路の約1700m手前で停止しました。524便は中止の指示が出たときに時速100ノットで滑走していた、との事で、停止指示が少しでも遅れていれば、大惨事になったところでした。
エミレーツ航空は先月20日にも、離陸時に、あわやオーバーランとなり、地上の住宅に衝突しそうになるトラブル(2021年12月30日の出来事参照)を起こしています。
【コメント】新型コロナウイルス感染症による減便で、乗務員の乗務回数が減り、感覚と手順のミスが出ているのでしょうね。
*1月14日
@「ZIP AIR Tokyo」が今日から成田=ロサンゼルス線を増便
「ZIP AIR Tokyo」は今日から、成田=ロサンゼルス線を週3往復から週6往復(月・火・水・木・金・土曜日)に増便しました。
@成田日赤病院が「オミクロン株」の拡大に備えて、医療従事者の隔離期間を短縮検討
昨日の「NHKニュース」によりますと、成田日赤病院では、医療従事者が「オミクロン株」の濃厚接触者になるなどで隔離期間に入り、人手が逼迫し始めています。
このため、国が定めている「濃厚接触者は14日間とする滞留期間」を、病院独自で、健康観察期間を4〜5日間に短縮するなどの基準を作ることになりました。
@成田空港入国の「病原体保有者」は113名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は186名で、成田空港入国者では113名でした。
186名の内、症状が出ている人は53名でした。
@全国空港の「変異株」感染確認者は156名、成田空港ではゼロ
厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国の空港で156名で、成田空港入国者ではゼロでした。
全員が羽田空港入国者でした。
種別では「デルタ株」が5名、「オミクロン株」が151名でした。また、症状の出ている人が39名でした。
@コロナ後生活についての意識調査で「生活を元に戻さない」が約60%、「海外旅行は減らす」が約42%
野村総合研究所が昨年12月27日に公表した「アフターコロナの行動回帰に関する意識調査」によりますと、「今後の生活をコロナ前には完全には戻さない」とする人が約60%となっています。
また、海外旅行については「コロナ前の頻度よりもやや少なくなる」と答えた人が14.2%「コロナ前よりも少なくなる」と答えた人が27.7%となっており、両者を合わせると41.9%となっています。
さらに、海外出張については「コロナ前の頻度よりもやや少なくなる」と答えた人が14.9%、「コロナ前よりも少なくなる」と答えた人が18.7%となっており、両者を合わせると33.6%となっています。
調査は昨年の11月26日と27日にインターネットで行われ、回答者は5156人とのことです。
【コメント】当然ですが、全体としては生活をコロナ前よりも控えめにする、と考えている人が6割いると言うことになりますね。航空業界にとっては厳しい内容ですね。
@デルタ航空従業員の約10%、8000人が最近の4週間でコロナに感染
デルタ航空のCEOは現地時間13日、メディアとのインタビューで、最近の4週間で全従業員の約10%に当たる約8000人が新型コロナウイルス感染症に感染したことを明らかにしました。
同航空では感染した場合の有給休暇を従来の10日間から、5日間に短縮しました。これは、米国で隔離期間の短縮が行われたための措置、との事です。
*1月13日
@今日からタイガーエア台湾が成田=台北線を再開
今日からタイガーエア台湾は成田=台北線を再開しました。
ただし、1月は今日だけの運航で、通常は週1往復(成田発着 土曜日)です。
写真はB滑走路に着陸するタイガーエア台湾機ですが、今日ではありません。
@日本航空が3月3日から成田=香港線を再開、2月1日から成田=ホノルル線を減便
日本航空が昨日発表した1月から3月26日までの国際線運航計画によりますと、3月3日から成田=香港線を再開します。週1往復(成田発木曜日、成田着金曜日)です。
ただ、日本航空は成田空港では現在、羽田=香港線が成田発着に振り替えで週2往復していますので、3月3日からは週3往復となります。
一方、2月1日から週7往復に増便する成田=ホノルル線は、3月1日から26日までは週6往復に減便します。
@19日に「成田ビジネス講座」開催、 LCC の今後について講義
今日の「日刊航空」によりますと、成田ビジネス講座実行委員会は、19日に成田スカイタウンホールで「成田ビジネス講座」を開催します。
今回の講座では成田空港に就航する「ジェットスター・ジャパン」、「ピーチ・アビエーション」、「Spring Japan」、「ZIP AIR Tokyo」の担当者が講義をし、座談会も行われます。
@成田空港入国の「病原体保有者」は86名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国の空港で感染確認者は192名で、成田空港入国者では86名でした。
192名の内、症状が出ている人は23名でした。
@全国空港の「変異株」感染確認者は253名、成田空港では131名
厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国の空港で253名で、成田空港入国者では131名でした。
種別では「デルタ株」が2名、「オミクロン株」が251名でした。また、症状の出ている人が37名でした。
@嘉手納町が来年度から第2種区域の民家防音実施全世帯に冷房代を補助
今日の沖縄タイムスによりますと、沖縄の嘉手納町は来年度から、騒音指数90WECPNL以上の騒防法第2種区域にある、民家防音工事済みの約700世帯に対して、冷房代を補助することになりました。
補助額は5〜11月の各月電気代と、2〜3月の電気代の平均額との差額、または1万円のいずれか低い方を補助する、との事です。
@昨年12月の航空機登録で成田空港を定置場とする新規登録はゼロ
国土交通省が発表した、「2021年12月航空機登録状況」によりますと、成田空港を定置場とする新規登録はありませんでした。
成田空港を定置場とする登録変更では、日本貨物航空が使用しているB747-8F型機の3機(JA17KZ)と(JA13KZ)と(JA18KZ)の所有者がリース会社などから日本貨物航空所有になっています。
@タイの「オリエンタル・タイ航空」が破産
昨日の「タイランドニュース」によりますと、タイ中央裁判所は現地時間11日、「オリエンタル・タイ航空」が破産した、との判決を下しました。
同航空は2004年9月19日深夜にバンコク発羽田行きのチャーター便を運航し、飛行コースを間違えて、都心部を約5分間飛行し、東京タワーに約200mまで接近する重大インシデントを起こしたことがあります。(2004年9月19日の出来事参照)
@2021年の受注数で3年ぶりにボーイング社がエアバスを超える、引渡数はエアバスが圧倒
昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、エアバスとボーイング社が発表した2021年の旅客受注数と引渡数は、新規受注数がボーイング社909機に対してエアバスは771機と、3年ぶりにボーイング社がエアバスを上回りました。
両社とも、小型機の受注が好調で、ボーイング社はB737MAX型機が8割、エアバスはA320neo型機ファミリーが9割近くを占めています。
一方、引渡数はボーイング社が340機、エアバスが611機とエアバスがボーイング社を圧倒しています。
*1月12日
@B滑走路の北伸工事は今年秋から、C滑走路建設工事は2023年度に準備工事着手
今日の「日経XTECH(一部有料)」によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)は昨年12月23日に公表した「機能強化計画概要」で、今年秋頃からB滑走路延伸に伴う東関道迂回工事を開始する、との事です。
また、C滑走路については2023年度に準備工事に着手する、との事です。
この概要はパンフレット「成田空港の更なる機能強化滑走路整備計画の概要について」に書かれている内容のようです。
@2月25日に日本航空のB767型機での周遊とカンファレンス&全日空「FLYING HONU」機内見学募集中
今日の「乗りものニュース」によりますと、「STAGE NARITA実行委員会」「成田市観光協会」などが、2月25日に「JALスペシャル周遊フライト&ANA機内特別カンファレンス」を開催するとのことです。当日は日本航空のB767型機による遊覧フライトと、成田空港に駐機している全日空のA380型機「FLYING HONU」の内覧会が実施されます。
機内では「成田ミライ」への提言などのカンファレンスが行われる、との事です。参加は申し込み順です。応募方法は「C-VALUE」のページで確認してください、
@成田空港入国の「病原体保有者」は86名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は全国の空港で139人、成田空港入国者では86名でした。
139名の内、症状が出ている人は32名でした。
厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、変異株感染者は全国の空港で253名、成田空港入国者では131名でした。
変異種別では「デルタ株」が2名、「オミクロン株」が251名でした。また、症状の出ている人が37名でした。
@成田空港周辺の停留施設は今は余裕
昨日の「NHKニュース」によりますと、年末年始の期間中に成田空港周辺の停留施設として使用されていたホテルなどは、停留者が多く逼迫していました。
このため、到着した人をチャーター便で他空港に送り、停留してもらう措置をとりました。
しかし、現在は停留してもらう施設に余裕が出ている、との事です。
@国際航空貨物需要の伸びに急ブレーキ
今日の「WING DAILY(一部有料)」によりますと、国際航空運送協会(IATA)が現地時間11日に明らかにした、国際航空貨物の統計によりますと、昨年10月から貨物需要の伸びに急ブレーキがかかっている、との事です。
原因はサプライチェーンの混乱と貨物搭載スペースの制約が需要に影響を及ぼしている、との事です。
【コメント】毎日調べている「午後11時00分以降の離着陸」でも、この時間帯に飛ぶのは、ほとんど貨物便ですが、運航便が減少しているように見えますね。
「貨物需要の絶好調」にも陰りが出てきたのでしょうか。
*1月11日
@成田空港入国の「病原体保有者」は74名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は全国の空港で165人で、成田空港入国者では74名でした。
165名の内、症状が出ている人は28名でした。
@香港当局が全日空機の香港乗り入れを22日まで禁止、成田乗継客6人が陽性
昨日の「Traicy」によりますと、香港航空当局は、全日空の成田=香港線乗り入れを現地時間9日から22日まで禁止する、と発表しました。
これは7日の同便の乗客6名が新型コロナウイルス感染症に感染していたため、との事です。
6名は全員外国籍で成田空港での乗継客だった、との事です。
@大阪発熊本行きのジェイエア機がドアトラブルで引き返す
昨日の産経新聞によりますと、昨日正午頃、大阪発熊本行きのジェイエア2385便・エンブラエル170型機が、岡山県上空を飛行中に、機体後部のドアがロックされていない、との警告が出ました。
機内からドアが閉まっていることを確認しましたが、点検のため、同機は大阪空港に引き返しました。乗客・乗員28人にケガはありませんでした。
同便は機材を変更して、約3時間15分遅れで熊本に向かいました。
下図は「Flightradar24」による同便の航跡です。
@チャイナエアが春節前のボーナスで6ヶ月分を全従業員に支給
今日の 「sky-budget」によりますと、チャイナエアラインは春節前のボーナスとして、全従業員に基本給の約6ヶ月分を支給する、との事です。
同航空は貨物事業が好調なことと、国内の新型コロナウイルス感染症の流行が比較的落ち着いており、国内線需要も好調で、黒字を確保している、との事です。
【コメント】どこか別世界の話に聞こえますね。
@リース会社「アゾーラ」がA220-300型機20機を発注
今日の「Aviation Wire」によりますと、エアバスは現地時間10日、米国の航空機リース会社「アゾーラ」から、A220-300型機20機を受注した、と発表しました。
@カンタス航空が今日から2年ぶりにA380型機を路線に投入
今日の 「sky-budget」によりますと、カンタス航空は現地時間11日から、A380型機を約2年ぶりに運航に復帰させました。
初便はシドニー発ロサンゼルス行きで、今後、週4往復の内、3往復をA380型機で、1往復はB787型機での運航となる、との事です。
背景にはB787型機のパイロットが新型コロナウイルス感染症による隔離で、不足していることがある、との事です。
*1月10日
@今日未明に「カーフュー弾力的運用」が発生
今日未明、「カーフュー弾力的運用」が1件発生しました。
全日空8431便が、前便運航時の出発空港であるシカゴの悪天候により、成田空港到着が遅れ、出発が遅れた玉突き遅延のために、午前0時18分にA滑走路北側から離陸したものです。
@やっぱり、第3ターミナルと第2ターミナルを結ぶ連絡通路?
下の画像は4日に撮ったものですが、第2ターミナル3階の出発ロビー北端の出口を出た所から、撮影したものです。
写真左端の第3ターミナル増築部分から、NAA本社ビル正面付近まで伸びている、橋のような建造物ですが、どう見ても連絡通路に見えます。その下に、現在使用されている連絡通路が見えますね。
もし、これが新連絡通路になると、雨が降っても、風が吹いても快適に移動できるようになり、便利になりますね。
なお、小さくて、見づらいですが、NAA本社ビルの右端っこの部分で、第3ターミナルと第2ターミナルを移動している人が多数見られます。
完全回復とはいえませんが、年末年始の旅行客が大きな荷物を持って行き来していました。
ターミナル間連絡バスの第2ターミナル停留所工事(赤土の部分)は少しずつ進んでいるようです。新連絡通路工事と連動して進めていくのではないでしょうか。
@成田空港入国の「病原体保有者」は71名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は全国の空港で171名で、成田空港入国者では71名でした。
171名の内、症状が出ている人は30名でした。
*1月9日
@成田空港入国の「病原体保有者」は70名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は全国の空港で169名で、成田空港入国者では70名でした。
169名の内、症状が出ている人は12名でした。
@鹿児島空港で小型機が滑走路に誤進入し、着陸機がゴーアラウンド
昨日午後3時前、鹿児島空港で新日本航空の軽飛行機が、管制官に「滑走路手前で待て」と指示されたにもかかわらず、滑走路に進入しました。
このため、着陸しようと滑走路に約3Kmに迫っていた、福岡発の日本エアコミューター3653便・ATR42型機が着陸をやり直すトラブルがありました。
同便は午後3時1分、2回目に無事着陸し、乗客・乗員23人にケガはありませんでした。
軽飛行機は訓練のために出発する所だった、との事です。
国土交通省は重大インシデントに認定し、調査官を派遣しました。
下図は「Flightradar24」による同便の軌跡です。
*1月8日
@ベトナム航空が今日から成田=ホーチミン線を再開
ベトナム航空は今日から成田=ホーチミン線を再開します。週1往復(成田発着 土曜日)となります。
昨日までは成田→ホーチミン線を運航していました。
@成田空港入国の「病原体保有者」は76名
厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は全国の空港で140人、成田空港入国者では76名でした。
140名の内、症状が出ている人は24名でした。
@全国空港の「変異株」感染確認者は180名、成田空港では91名
厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国の空港で180名、成田空港入国者では91名でした。
種別では「デルタ株」が6名、「オミクロン株」が174名でした。また、症状の出ている人が27名でした。
@スカイマークの12月実績は搭乗者数が53.0%増、搭乗率が63.6%
スカイマークエアラインが昨日発表した「2021年12月搭乗実績」によりますと、搭乗者数は前年同月比(以下同じ[ ]は2019年12月比)53.0%増[16.8%減]の52万8504人、搭乗率は20.1ポイント増[15.1ポイント減]の63.6%となっています。
【コメント】搭乗者数で新型コロナウイルス感染症前の約85%まで回復していますね。もう少しで完全回復ですが、「オミクロン株」の拡大がどう響くでしょうか。
*1月7日
@今年の騒音対策委員会は3月29日に、3年ぶりの対面開催
昨日、NAAの係から今年の騒音対策委員会について連絡がありました。3月29日に、3年ぶりに対面で行う、との事です。ただし、新型コロナウイルス感染症の感染状況によっては、文書質問、文書回答になる可能性もある、との事です。
@昨日午後11時00分から今日午前0時29分までに21便が離着陸、従来取り決めカーフュー便は6便
今日未明、「カーフュー弾力的運用{従来取り決め)」が発生しました。
成田空港の大雪のために、上段のように、0時28分まで6便が離発着しました。
なお、午後11時00分以降から11時59分までは15便が飛びました。
これと合わせると午前0時29分の門限までに21便が飛行したことになります。
【コメント】飛行コース直下の方々にとっては、何時もの夜にも増して眠れない夜でしたね。お疲れ様でした。
@NAAがB滑走路北伸とC滑走路完成後に、第1・第2ターミナルの大改修を検討、第4ターミナル構想は没?
今日の「日刊航空」によりますと、成田国際空港株式会(NAA)は、現在の第1ターミナルと第2ターミナルを改築して、両ターミナルの敷地全体にまたがる巨大ターミナルとする構想の検討を進めている、との事です。
これが採用されますと、当初、「さらなる機能強化計画」で示されていた横堀地区に“H型”の第4ターミナル(下図を参照)を整備する案はなくなることになります。
第4ターミナル案は鉄道のアクセスに問題があり、空港の敷地内に新たな鉄道を敷設することが不可能、との事です。
この巨大ターミナルは2030年代に入ってから順次建て替えていくことになります。
なお、LCC 用の現第3ターミナルはそのまま残すことになるようです。
【コメント】第1ターミナルと第2ターミナルは老朽化しており、リニューアルが必要ですが、当初示されていた「H型の第4ターミナル」案も捨てがたいと思います。
一つは新規に建設することによって、早く建設することが可能になることで、旅客や航空機の利便性がいち早く向上すると思います。
どうせ、「順次、建て替え」をするにしても、建て替え中には不足する旅客サービス施設や駐機スポットを移す必要があるのですから。
鉄道のアクセス問題もありますが、空港のど真ん中を通らずに、芝山鉄道を複線化するなどで延伸し、空港敷地の南側を通せば、何とかなるのではないでしょうか。
ともあれ、このように部分的な見直しが可能なのですから、B滑走路の北伸やC滑走路の建設についても、需要動向や環境対策面からの見直しや再検討をやるべきと考えます。
写真は当初案の第4ターミナル位置図です。赤枠で囲ってあります。
@今日からエール・フランスの成田=パリ線が増便
今日からエールフランスの成田=パリ線が、週3便から週4便(成田発着 火 ・金 ・土 ・日曜日)に増便されました。
@成田空港入国の「病原体保有者」は74名
厚生労働省が昨日発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は74名でした。全国の空港検疫では174名となっています。
なお、人数が増えて来ていますので、感染確認日ごとの人数は数えないことにします。
@成田空港の「変異株」感染確認者は137名
厚生労働省が5日に発表した「変異株患者の発生について」によりますと、全国の空港検疫での変異体確認者は217名で、成田空港入国者では137名でした。
種別では「デルタ株」が7名、「オミクロン株」が210名でした。
@全日空の昨年11月実績は旅客数が国際線64.0%増、国内線4.5%増
全日空が今日発表した「2021年11月ANAグループ旅客輸送実績 」によりますと、
国際線旅客数は前年同月比(以下同じ[ ]は前々年同月比)64.0%増[91.7%減]の6万7068人、利用率は5.5ポイント増[53.2ポイント減]の24.3%となりました。
一方、国内線旅客数は4.5%増[49.0%減]の178万3909人、利用率は0.2ポイント増[12.0ポイント減]の61.7%となっています。成田空港路線は成田=沖縄線が1便運航したのみで、他はすべて運休となっています。
@「ジェイキャス」が就航を2023年秋に延期
昨日の 「sky-budget」によりますと、2018年に設立された地域航空会社「ジェイキャス」は、運航開始時期を2023年に延期するとのことです。
同社は関西空港を拠点にして富山線、米子線、能登線などを開設する予定です。
@英国が入国時の検査などの規制を撤廃、「オミクロン株拡大で意味がなくなった」
英国は現地時間5日、「オミクロン株」対策として入国者に求めていた、新型コロナウイルスの検査を廃止すると発表しました。
理由は国内で「オミクロン株」が蔓延し、1日当たりの感染者が約20万人で推移しており、対策の意味がなくなった、と判断したためです。
現地時間7日からはワクチンを2回接種した人と、18歳未満については自己隔離も不要となります。
@世界で一番安全なのはニュージーランド航空、 LCC ではベトジェットエア
航空会社の格付けサイト「エアライン・レーティングス」が世界の航空会社385社を対象とした、2022年版の安全度ランキング「トップ20」を発表しました。
これによりますとトップはニュージーランド航空でした。日本の航空会社はランク外でした。
また、同時に発表された「LCC 安全度ランキングトップ10」では、1位がベトジェットエアでした。ジェットスター・ジャパンが属するジェットスター・グループがランクインしています。
@アトラスエアがB777F型機4機を発注
ボーイングは現地時間1月6日、アトラスエアーなどを傘下に持つアトラス・エア・ワールドワイドから777F型貨物機を4機受注した、と発表しました。
*1月6日
@ベトジェットエアが今日から成田=ハノイ線の運航を再開
ベトジェットエアは今日から成田=ハノイ線の運航を再開しました。週1往復で成田発着木曜日となります。
写真は4日に第2ターミナル南側駐機場に駐機していたベトジェットエア機(左端)です。再開に向けての訓練で来ていたか、貨物便として来たのでしょうか。右後方にフライングホヌが駐機していました。
@多古町騒音協議会がNAAに要望書提出
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、多古町騒音対策協議会は昨日、「更なる成田空港機能強化計画」に関する要望書を成田国際空港株式会社(NAA)と、多古町に提出しました。
NAAへの要望書では(1)移転に対する地区協議会設置への協力と集団移転先の確保(2)騒防法第1種区域の住宅防音工事の拡充や制度の柔軟化(3)圏央道の東側に予定している補償道路や滑走路横断道路の計画内容の早期提示を盛り込んでいます。
@成田空港発のベトナム航空機に脅迫電話、福岡空港で安全確認、無事到着
昨日午前10時30分に成田空港を出発したハノイ行きのベトナム航空5311便・B787型機に対して、出発後の11時10分頃、事務所に日本語で「成田空港に戻らなければ、東京湾を通過する際に旅客機を爆破する」との脅迫電話を受けました。このため同機は午後1時頃、福岡空港に緊急着陸し、機内の捜索などを受け、安全を確認し、再度、ハノイに向かい現地時間午後6時12分に無事到着しました。
乗客・乗員62人にケガはありませんでした。
@成田空港入国の「病原体保有者」は1日で21名、4日で51名、5日で1名
厚生労働省が昨日発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は1日で21名,4日で51名、5日で1名と、合計73名でした。この内、22名に症状がありました。
なお、全国の空港検疫では合計147名でした。
@年末年始期間の旅客数は国際線で78.9%増、国内線で91.2%増に
昨日の「Aviation Wire」などによりますと、国内航空10社が昨日発表した 「年末年始期間(12月25日〜1月4日)の旅客実績 」によりますと、国際線では全日空・日本航空・スプリング・ジャパンの3社合計で、旅客数が前年同期比(以下同じ、{ }は前々同期比、ただし、日数は今期が11日間、昨期は10日間です)78.9%増の6万3777人、利用率が10.3ポイント増の32.2%となっています。
しかし、旅客数の前々同期比では90.4%減となっており、回復が遅れています。
一方、国内線では旅客数が91.2%増の314万6713人、利用率が32.2ポイント増の74.6%となりました。
主要航空会社別では、全日空は旅客数が65.5%増{30.1%減}の116万3916人、利用率が30.7ポイント増の71.4%、
日本航空は旅客数が133.6%増{15.3%減}の96万2045人、利用率が30.3%増の73.6%となっています。
なお、LCC ではピーチ・アビエーションは旅客数が144.9%増の24万1163人、利用率が36.3ポイント増の83.9%、ジェットスター・ジャパンは旅客数が53.4%増の16万1505人、利用率が18.5ポイント増の87.5%となっています。
【コメント】国内線では旅客数が前々同期比11.8%減になり、かなり回復してきていますね。
@ANAホールディングスの片野坂社長「全日空社員の給与復元を検討する」
昨日の時事通信によりますと、ANAホールディングスの片野坂社長は昨日、約3割の賃金をカットしている全日空社員の給与を「2022年度以降に復元を検討する」と述べたとのことです。
【コメント】全日空の賃金カットの影響は大きいようですね。優秀な社員が退職するなどして、業務に支障が出かねない状況のようです。昨年12月27日にはキャリア募集を発表しました。
@アレジアント航空がB737MAX型機50機を確定発注
ボーイング社は現地時間5日、米国 LCC アレジアント航空からB737MAX型機確定50機、オプション50機を受注した、と発表しました。
*1月5日
@少し賑わいが戻ってきた成田空港、正月のせいもある?
昨日行った成田空港ですが、年末年始前よりは人影が多くなっているように、感じました。
下の写真にあるように第1ターミナルも第2ターミナルも出発ロビーに人が動いているようすが見られました。
写真にはありませんが、第3ターミナルと第2ターミナルを結ぶ連絡歩道にも、大きな荷物を引いた人影が、ほぼ途切れなく続いているようすが見られました。
第2ターミナルの寿司店やN'sコートには久しぶりに行列が出来ていました。もしかしたら、第3ターミナルのフードコートも人が多く、感染予防のため第2ターミナルの食事処に、来て食べているのかも知れません。
写真は上が第1ターミナルの出発ロビー、下が第2ターミナルの出発ロビーです。
@「航空復活元年となるよう一緒に頑張っていこう」とNAA田村社長
NAAの田村社長は昨日、仕事始めの訓示で「着実に歩みを進める。航空復活元年となるよう一緒に頑張っていこう」と述べ、また、地球温暖化については「施設車両など空港本体に加え、航空機燃料の低炭素化にも積極的に関与していく」としました。
更に「老朽化が進む旅客・貨物ターミナルの更新や空港アクセスの改善を盛り込むマスタープランは完成間近にあり、年度内に内容を公表する」と述べました。
@成田空港入国の「病原体保有者」は31日で14名、2日で1名、3日で34名、4日で5名
厚生労働省が昨日発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は31日で14名,2日で1名、3日で34名、4日で5名と、合計54名でした。この内、10名に症状がありました。
なお、全国の空港検疫では合計117名でした。
@米国で3日だけで感染確認者が108万人
米国のジョンズ・ホプキンス大学がまとめたところでは、米国の現地時間3日の感染者は約108万人と過去最高になりました。
感染力強い「オミクロン株」の拡散が、年末年始の旅行や家族の会食などをとおして急速に進んでいることが原因と見られています。
【コメント】昨日の日本の感染確認者数は全国で1268人でした。米国の人口は日本の約2倍ですが、それにしても、すごい勢いですね。
@「エア・アジア」が社名を「キャピタルA」に変更の予定
昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、アジア最大の LCC 「エア・アジア」は社名を「キャピタルA」に変更する計画とのことです。
新型コロナウイルス感染症により航空事業で大きな損失を出していることから、事業の多角化を進めており、これに即した社名変更となる模様です。
その場合も航空事業は「エア・アジア」で継続します。
マレーシアの企業登録当局の認可は取得済み、との事ですが、社名変更には株主の承認が必要で、近く、臨時株主総会を開くことになります。
*1月4日
@今日からアエロモンゴリア航空が成田=ウランバートル線を開設
モンゴルのアエロモンゴリア航空が今日から成田=ウランバートル線を開設しました。今日は午後1時30分着の予定でしたが、20分早く到着しました。
計画では週2往復の運航予定ですが、1月は今日と25日のみになるようです。
下の写真は今日、成田空港に行ったときに、たまたま撮影した、アエロモンゴリア航空のA319型機です。国際線を運航できる機材は、今のところこの機材しかないようです。
@嘉手納基地周辺の住民3万5000人が、28日に第4次嘉手納基地騒音訴訟を提訴
今日の「NHKニュース」によりますと、嘉手納基地周辺の住民約3万5000人が、今月28日に第4次となる騒音訴訟を起こすことになりました。
国に対して米軍機の夜間・早朝の飛行禁止や、被害に対する損害賠償を求める、との事です。
@成田空港入国の「病原体保有者」は30日で10名、31日で1名、2日で36名、3日で3名
厚生労働省が昨日発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は30日で10名、31日で1名,2日で36名、3日で3名と、合計50名でした。この内、5名に症状がありました。
なお、全国の空港では合計109名でした。
@成田空港の「変異株」感染確認者は新たに86名
厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国の空港で154名で、成田空港入国者では86名でした。
種別では「デルタ株」が3名、「オミクロン株」が151名でした。
@インドネシアの LCC 「シティリンク」がブレーキに問題を抱えた19機をそのまま運航に投入
昨日の 「sky-budget」 によりますと、ガルーダインドネシア航空の傘下にある LCC「シティリンク」が、ブレーキに問題がある19機を、故障を知りながら運航していた事が明らかになりました。
これは、インドネシア航空当局が同航空に対し、整備するように警告したことから明らかになったものです。
警告は「ホイールブレーキの整備に不正があり、ローターの損傷などが見つかった」としています。
言うまでもなく、この状態で運航した場合、着陸時にブレーキが作動しない可能性があり、オーバーランを引き起こす可能性があります。
*1月3日
@今日未明にピーチ機が「カーフュー弾力的運用」で午前0時11分に着陸
今日未明、「カーフュー弾力的運用」が発生しました。
新千歳発成田行きのピーチ・アビエーション588便・A320型機が、新千歳空港の悪天候(大雪)のため、出発が遅れ、午前0時11分に、A滑走路南側から着陸したものです。
【コメント】大雪の影響ですが、成田空港でも、上の「昨日午後11時00分以降の離着陸」にもあるように、午後11時38分にはジェットスター・ジャパン機が新千歳空港から到着しています。成田空港からの移動手段はあったのでしょうか?
新千歳空港では欠航も相次ぎ約700人が空港で一夜を明かした、との事です。「帰ってこれただけ幸せ」と言うことでしょうか。
画像は「Flightradar24」によるピーチ588便の着陸軌跡です。
@成田空港入国の「病原体保有者」は26日で1名、29日で6名、1月1日で29名、2日で7名
厚生労働省が昨日発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は26日で1名、29日で6名,1日で29名、2日で7名で、合計43名でした。
この内、11名に症状がありました。
なお、全国の空港では合計75名でした。
@芝山公園で旅客機などのイルミネーション、2月28日まで
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、空港南部にある芝山町の芝山公園で2月28日まで、「しばやまグリーン」と名付けられたイルミネーションが飾られています。
旅客機や芝山町のゆるキャラ「しばっこくん」などが、約10万個の電球で表現されています。
*1月2日
@「更なる機能強化計画を着実に実施」「2050年にCO2ゼロ目指す」と田村社長新年挨拶
成田国際空港株式会社(NAA)のページに田村社長の「新年のご挨拶」がのっています。
その中で、新型コロナウイルス感染症について「再び新しい変異株が登場するなど、一進一退の状況はしばらく続きます。他方で、国内のワクチン接種率が相当程度高まり、国内外で新薬の開発をはじめ様々な研究も進みつつあります。なかなか見えにくかった出口がだんだん近づいているようにも感じています。」と述べていますが、この見方については同感です。
しかし、相変わらず「将来に向けて、新たな滑走路整備などを行う『更なる機能強化』等の取り組みを着実に進めていく必要があります。」との主張には同意できません。
さらに、「国内空港で初めて、空港運営会社として2050年までのネットゼロ実現など、空港全体のCO2排出量削減に関する中長期目標を掲げています。」とのことですが、深刻な地球環境破壊から地球を守るために、もっと早く、2040年、いや、2030年にも実現する必要がある思います。
このためにも『更なる機能強化』計画の見直しを行うべきではないでしょうか。「50万回への発着枠増」は環境破壊の元凶の一つと考えられます。
@成田空港入国の「病原体保有者」は25日で1名、28日で6名、29日で1名、31日で29名、1月1日で1名
厚生労働省が昨日発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は25日で1名、28日で6名、29日で1名、31日で29名、1日で1名で、合計38名でした。
この内、15名に症状がありました。
@千葉県が「2名に『オミクロン株』市中感染の可能性」と発表
千葉県は昨日、20才台の女性2名が「オミクロン株」に感染していることが確認された、と発表しました。
この2名は現在医療機関に入院していますが、「オミクロン株」の濃厚接触者との接点もなく、海外渡航歴もないことから、千葉県初の市中感染の可能性があると見られる、との事です。
これで、県内の「オミクロン株」の感染確認者は5名となります。
@昨日の北海道大雪で新千歳空港がマヒ、200便以上が欠航し、6日までの便がほぼ満席
昨日の新千歳空港は大雪のため、欠航便が午後8時現在で233便となりました。
成田空港関係でも、成田発新千歳行きのジェットスター・ジャパンの2便とピーチ・アビエーションの1便が成田空港に引き返しました。新千歳空港の除雪作業のために、滑走路が閉鎖されたため、との事です。
この欠航による振り替えのため、航空会社の出発便は5日までの便がほぼ満席で、6日の便も残りわずかとなっているようです。
*1月1日
@2021年の総アクセス回数は232,592回、12月のアクセス数は20,694回でした。
@成田空港入国の「病原体保有者」は24日で1名、27日で9名、30日で37名、31日で2名
厚生労働省が昨日発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は24日で1名、27日で9名,30日で37名、31日で2名で、合計49名でした。
この内、6名に症状がありました。他の人は無症状でした。
@成田空港の「変異株」感染確認者は新たに55名
厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国の空港で100名で、その内、「デルタ株」が8名、「オミクロン株」が92名でした。成田空港入国者では55名で、「デルタ株」が4名、「オミクロン株」が51名でした。
@日本航空の昨年11月国際線旅客数は66.4%増、国内線は4.0%増
見落としていましたが、日本航空が先月24日に「2021年11月JALマンスリーレポート」を発表していました。
これによりますと、国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ [ ]は2019年11月比)66.4%増[90.1%減]の7万1953人、利用率は9.4ポイント増[57.1ポイント減]の25.3%でした。
一方、国内線では旅客数が4.0%増[36.5%減]の201万4493人、利用率が3.4ポイント減[14.8ポイント減]の63.2%となっています。
成田空港路線では成田=中部線のみの運航で旅客数が409人、利用率が22.7ポイント増の35.5%となっていますが、運航便数はごくわずかで参考にはなりません。