2022年7月前半の出来事


*7月15日

@ウズベキスタン航空が8月4日から成田=タシケント線を再開
 今日の 「sky-budget」 によりますと、ウズベキスタン航空は8月4日から、成田=タシケント線を再開します。
 週1往復(成田発着 金曜日)の運航となります。
 下の写真は第2ターミナル前をB滑走路からの離陸に向かうウズベキスタン航空機です。

 

@7月4日から1日1往復となるはずだったジップ・エアの成田=仁川線は週6往復のまま
 今日の「Aviation Wire」によりますと、「ZIPAIR Tokyo」の成田=ソウル線は、当初、7月4日から1日1往復と発表していましたが、実際には週6往復での運航だった、との事です。
【コメント】ボーイング社のB787型機引き渡しが止まっている影響で、「ZIPAIR Tokyo」も機材が増やせず、ギリギリの機材運用が続いているのではないでしょうか。

@大韓航空の成田=仁川線A380型機投入は9月1日から
 今日の「日刊航空」によりますと、大韓航空は昨日、早ければ、9月1日から1日2往復している成田=仁川線の内、1往復(KE703便、KE704便)をA380型機で運航する、と発表しました。

@成田空港入国者からは「BA.5株」が22名、「BA.4株」が5名、「BE.1株」が1名見つかる
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では97名、成田空港入国者では40名でした。
 97名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.4株」が6名(成田5名、羽田1名)、「BA.5株」が53名(成田22名、羽田25名、関空5名、福岡1名)、「BE.1株」が3名(成田1名、羽田1名、関空1名)でした。
 残りの35名が「BA.2株」でした。
 今回の発表分は6月28日から7月5日でした。

@成田空港入国の「病原体保有者」は11名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は20名で、成田空港入国者では11名でした。
 20名の内、症状が出ている人は6名でした。


*7月14日

@オランダ政府がスキポール空港の年間発着回数を44万回に制限する方針
 今日の「IDEAS FOR GOOD」によりますと、オランダ政府は6月、スキポール空港周辺の騒音により、周辺住民の健康や自然環境に及ぼす影響を懸念し、同空港の年間発着回数を最大44万回に制限すると発表しました。
 政府は、2023年11月には制限の適用を開始したい考え、との事です。同空港の最大発着能力は54万回とされており、約20%削減する事になります。
 政府は同空港を運営する「Royal Schiphol Group」の筆頭株主であり、同社株を約69.8%保有しています。
 これに対して空港側は「今回の政府提案は不明な点が多い」と反対を表明しています。また、KLMオランダ航空や国際航空運送協会(IATA)は「KLMとスキポールが築いたハブとしての機能が大きく損なわれる。環境やQOLの問題に関しても、望ましい効果をもたらさないだろう」と強く反対しています。
【コメント】儲けのことを考えると反対になるのでしょうね。
 「地球温暖化」についても、数年前まで産業界は「科学的でない」「不明な点が多い」などと反対していましたね。
 しかし、今は「地球温暖化を防がないと大変なことになる」との認識は定着しています。あのときの反対はなんだったのでしょうか?
 今は口をぬぐって「そんなこと言ったっけ」と涼しい顔をしていますが。
 オランダ政府のような観点からも、「成田空港の更なる機能強化計画、発着回数50万回」も一旦白紙に戻して、再検討するのが正しい道ではないでしょうか。

@成田空港入国の「病原体保有者」は7名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は27名で、成田空港入国者では7名でした。
 27名の内、症状が出ている人は10名でした。

@チェジュ航空が9月6日から成田=釜山線を再開
 今日の 「sky-budget」 によりますと、韓国のチェジュ航空は9月6日から成田=釜山線の運航を再開します。
 週3往復(成田発着 火・木・土曜日)の運航になります。
 写真は1日に撮った第3ターミナルのチェジュ航空チェックインカウンターです。第3ターミナルの増設部分で、まだ、使われたことはないようでした。

 

@「全国旅行支援」は当面延期に
 観光庁は今日、「今日の宿泊まで」としていた「県民割り支援」を、8月31日宿泊まで延長する、と発表しました。また、「全国旅行支援」については「引き続き、今後の感染状況を見極めてまいります」として当面見送ることを明らかにしました。
 なお、斉藤国土交通大臣は今日の記者会見で、「全国旅行支援」に延期を正式に表明し、「今後、新型コロナウイルス感染状況の改善が見られれば、速やかに実施する」と述べました。

@ボーイング社とエアバスの4〜6月期引き渡しと受注
 ボーイング社とエアバスの4〜6月(第2四半期)期引き渡しと受注は、
 ボーイング社が引き渡しが前年同期比(以下同じ)53.2%増の121機、受注が62.5%減の119機となりました。この内、引き渡しと受注はほとんどがB737MAX型機になります。主力機のB787型機は共にゼロとなっています。
 一方、エアバスは引き渡しが11.0%減の155機、受注が50.0%増の189機となっています。


*7月13日

@成田空港入国の「病原体保有者」は4名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は16名で、成田空港入国者では4名でした。
 16名の内、症状が出ている人は7名でした。

@海南航空の成田=北京線は往復運航でした
 今日の 「sky-budget」によりますと、11日の出来事で書いた「海南航空の成田−北京線13日から再開」ですが、 「sky-budget」 の11日付け記事では「北京(首都空港)→成田線」と片道運航としていましたが、「北京(首都空港)成田線」の往復運航、と訂正されていました。
 下の写真は第2ターミナルに駐機する海南航空機です。

 

@コロナ流行再拡大で政府が空港や駅での無料抗体検査を実施へ
 今日の「NHKニュース」によりますと、政府は新型コロナウイルス感染の急拡大により、駅や空港での無料検査の実施や、4回目のワクチン接種の対象範囲の拡大など対策の強化を検討している、との事です。
 しかし、自治体から「まん延防止等重点措置」の適用要請が出ていないことなどから、現時点での行動制限は必要ない、としています。

@ヒースロー空港会社が航空各社に新しい予約を制限するように要請、人手不足で
 昨日のブルームバーグジャパンによりますと、英国のヒースロー空港会社は現地時間12日、9月11日まで、1日当たりの乗客数を10万人に制限する、と発表しました。
 また、各航空会社には新規の航空券販売を制限するように、との要請を行いました。
 原因はコロナ期に行ったリストラを補う雇用を確保できていない、との事です。
 このような動きは同じロンドンにあるガトウィック空港や、オランダのスキポール空港にも拡がっています。
【コメント】予想されたことですが、夏の長期休暇の稼ぎ時を前にして、世界の航空業界の混乱が拡大しています。需要の拡大(コロナ前に完全に戻るかどうかは疑問ですが)が軌道に乗るまでにはまだまだこのような混乱が続くのでしょうね。

@オーストラリア国内線では欠航便が多数で、60%近くが遅延する混乱
 今日のNNA ASIA(日本語版)によりますと、スクールホリデーが始まったオーストラリアでは、国内線の欠航と遅延が多数発生しています。
 原因は航空管制官の病欠など空港関係労働者の不足にあります。
 現地時間4日から10日までの1週間で、カンタス航空の欠航率は6.7%、定時運航率は44%、ヴァージン・オーストラリアの欠航率は14.7%、定時出発率は43%となっているとのことです。
 コロナ規制が敷かれていた時期にカンタス航空は約9400人、ヴァージン・オーストラリアは約3000人を削減していました。

@米国ではパイロット不足でリージョナル路線が次々に廃止へ
 今日の「CNNニュース(日本語版)(YAHOO!ニュース)」によりますと、米国ではパイロットが不足しているため、大きなハブ空港から地方の小さな空港に飛ぶリージョナル路線が次々廃止されています。
 これらの小型機パイロットが、大型機のパイロット不足で悩む大手航空会社に引き抜かれる事も原因、との事です。
 この事が地方の経済活動に大きな影響を及ぼしています。


*7月12日

@多古が集団移転用地として町有地をNAAに譲渡
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、多古町の平山富子町長は同紙のインタビューの中で、成田空港の機能強化計画で、建設用地となる一鍬田地区の移転先として、同町の町有地を成田国際空港株式会社(NAA)に譲渡したことを明らかにしました。
 これを受け、NAAは同町五辻地区の一部を集団移転用地として提示した、との事です。
【コメント】人口減に苦労していますね。町外への移転による流出を少なくしたい、との施策なのでしょうね。
 移転候補地もB滑走路南端と第3滑走路(C滑走路)北端に近い地域ですので、それなりの騒音はあります。特に、南風でも北風でも離陸機の騒音が心配です。
 もちろん、C滑走路飛行コースの直下になる横芝光町に比べれば騒音は小さいのですが。

@ニュージーランド航空が今日から、成田=オークランド線を増便
 今日の 「sky-budget」によりますと、ニュージーランド航空は今日から、成田=オークランド線を週1往復から週2往復としました。
 なお、成田空港発着曜日は変則的になります。
【コメント】多分、運航乗務員の配置の関係ではないでしょうか。

@日本航空が16日から成田=天津線を再開
 今日の「Traicy」によりますと、日本航空は16日から成田=天津線を再開します。週1往復(成田発着 土曜日)で、B767-300ER型機を使います。

@成田空港入国者からは「BA.5株」が28名、「BA.4株」が5名見つかる
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では89名、成田空港入国者では45名でした。
 89名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.4株」が8名(成田5名、羽田2名、関空1名)、「BA.5株」が49名(成田28名、羽田6名、関空7名、中部6名、福岡2名)でした。残りの32名が「BA.2株」でした。
 今回の分は6月24日から30日でした。

@成田空港入国の「病原体保有者」は11名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は19名で、成田空港入国者では11名でした。
 19名の内、症状が出ている人は7名でした。

@「6月の航空機登録」でヤマトと日本航空の貨物会社が3機のA321型機を予約登録
 昨日書いた「6月の航空機登録」ですが、今日の「Fly Team」によりますと、芙蓉総合リースが予約登録した3機のA321型機は、1月21日に発表されたヤマトホールディングスと日本航空が提携して、2024年に始める貨物輸送のために使用する機体のようです。
 中古のA321型機を貨物型に改造しますが、すでに「JA81YA」機は海外で改造が始まっているようです。
 予約登録番号に「Y」が入っていますがこれがヤマトを表しています。実際の運航はジェットスター・ジャパンが行うようです。

@カンタス航空がエアバスに52機の大量発注
 今日の「Aviation Wire」によりますと、エアバスが発表した旅客機の「6月の引き渡しと受注実績」では、引き渡しが前年同月比17機減の60機でした。
 一方、受注は78機となりました。この内、カンタス航空が52機(A350-1000型機が12機、A321XLR型機が20機、A220-300型機が20機)の大量発注となっています。


*7月11日

@全日空が今日から北京→成田線を再開
 全日空の北京(首都空港)→成田線が今日から再開されました。週1便で月曜日の運航となります。

@中国の海南航空が13日から北京→成田線を再開へ
 今日の 「sky-budget」によりますと、中国の海南航空は13日から北京(首都空港)→成田線を再開します。
 週1便で水曜日の運航になります。機材はA330-200型機を使います。

@成田空港入国の「病原体保有者」は10名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は22名で、成田空港入国者では10名でした。
 22名の内、症状が出ている人は11名でした。

「標準飛行コース」は無視して、真夜中でも自由に飛行するのが、国の方針なのか?
 昨日午後11時38分に成田空港に到着したカーゴジェット825便が、北から着陸するために。下図にあるように南側から大きく旋回したのですが、この飛行コースは設定されていません。
 完全な約束違反になります。
【コメント】国土交通省は「高度が6000フィートを超えていれば、どんな飛行コースをとってもかまわない」と考えているようです。
 騒音問題で殺人事件が多発している現状に配慮が足りないと思います。

 

@6月の航空機登録状況で、久しぶりの成田空港定置場とする新規登録
 今日の「JA Search BLOG」によりますと、国土交通省が発表した「 6月の航空機登録状況」で、久しぶりに成田空港を定置場とする新規登録がありました。
 ジェットスター・ジャパンのA321neoLR型機(JA26LR)です。
 抹消登録では日本航空のB777-200型機(JA771J)が1機、ピーチの元バニラエア機だったA320型機(JA05VA)などが
抹消されています。
 下の写真は1日に成田空港で撮ったものですが、福岡から帰ってきた「JA26LR」機です。
 ピーチ・アビエーションも同じ機種を導入していますが、今のところ、拠点の関西空港路線で運用しているため、成田空港で見ることはありません。

 

@全日空が発注しているB777-9型機の2機を貨物専用機に変更、B737MAX8型機を正式発注に
 全日空は今日、すでにボーイング社に発注済みの最新鋭機について、一部を機種変更する、と発表しました。
 20機発注しているB777-9型機を18機にし、2機を貨物専用のB777-8F型機に変更しました。受領は2028年頃を予定しています。
 また、B737MAX-8型機30機(確定20機、オプション10機)を正式発注としました。受領は2025年度からを予定しています。


*7月10日

@成田空港入国の「病原体保有者」は15名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は24名で、成田空港入国者では15名でした。
 24名の内、症状が出ている人は4名でした。

@ベトナム航空が今日から31日まで成田=ホーチミン線を減便
 ベトナム航空は今日から成田=ホーチミン線を、31日まで1日1往復から週4往復(成田発着月・火・木・金曜日)に減便します。
 下の図は「Flightradar24」による同便のスケジュールです。

 

@大韓航空のA380型機成田路線投入は9月から
 今日の 「sky-budget」によりますと、大韓航空は9月から、現在1日1往復している成田=仁川線にA380型機を投入する計画、との事です。
 ただ、新型コロナウイルス感染症の流行再拡大などにより、需要が減少した場合には計画の再変更もある、との事です。

@トルコから仁川に向かっていた大韓航空機がエンジントラブルでアゼルバイジャンに臨時着陸
 今日の韓国紙「wowkorea」によりますと、現地時間9日午後6時25分にトルコのイスタンブールを離陸し、仁川に向かった大韓航空9956便・A330-200型機が、約1時間半後に、右エンジンの異常振動を知らせる警告が出ました。
 このため、同機は目的地を変更し、午後11時15分にアゼルバイジャンのバクーにあるヘイダル・アリエフ国際空港に無事着陸するトラブルがありました。
 同機には乗客・乗員225人が乗っていました。同航空では代替機を派遣し、明日朝に仁川空港に到着する、との事です。
 下の画像は「Flightradar24」による同機の軌跡です。着陸時には空港付近を何回も旋回し、慎重を期した様子が分かります。

 


*7月9日

@日本航空が16日から成田=天津線を開設へ
 今日の時事通信によりますと、日本航空は16日から成田=天津線を開始します。週1往復(成田発着 土曜日)となります。
 天津線は従来、中部空港発着となっていましたが、当面は成田発着となります。

@全日空が11日から成田→北京線を一部再開
 前記事の時事通信によりますと、全日空は11日から成田→北京線の一部を再開します。当面は成田発の便のみになります。

@成田空港入国の「病原体保有者」は14名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は25名で、成田空港入国者では14名でした。
 25名の内、症状が出ている人は4名でした。

@全日空 5月 の国際線旅客数が446.1%増、国内線旅客数が150.3%増に
 全日空が昨日発表した「ANAグループ 5月 輸送実績」によりますと、国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ、【 】は2019年5月比)446.1%増【72.7%減】の22万8780人、利用率が71.8%となりました。
 一方、国内線では旅客数が150.3%増【42.0%減】の199万2961人、利用率が53.5%となっています。成田空港の国内線は運航されていません。
 写真は第1ターミナル南ウイングサテライトに駐機する全日空機です。

 

@スカイマークの 6月 旅客数は105.5%増、搭乗率は68.5%
 スカイマークエアラインが昨日発表した「6月 搭乗実績」によりますと、搭乗者数は前年同月比(以下同じ、【 】は2019年6月比)105.5%増【16.9%減】の51万4413人、搭乗率が19.0ポイント増【14.3ポイント減】の68.5%となっています。

@「ZIPAIR Tokyo」の22年3月期決算で純損益が50億3029万円の赤字に
 「ZIPAIR Tokyo」が発表した「2022年3月期決算」によりますと、事業収益は前期比(以下同じ)237.5%増の68億7570万円となりました。この内、航空運送収入が7億1707万円、貨物スペース賃貸収入が61億355万円と大幅増になりました。
 純損益は赤字が25.0%増の50億3029万円となりました。


*7月8日

@香港貨運航空が明日から運航を開始
 今日の成田国際空港株式会社(NAA)によりますと、、香港貨運航空( RH )は明日から成田=香港線を開設します。
 週1往復(成田発着 土曜日)となり、機材は A330-200F 型機となります。

@全国空港入国者からは46名全員「オミクロン株」、内、「BA.5株」は25名
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国の空港入国者では46名、成田空港入国者では38名でした。
 46名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.4株」が1名(成田1名)、「BA.5株」が25名(羽田4名、成田21名)でした。
 残りの20名が「BA.2株」でした。
 今回の分は6月23日から26日でした。
【コメント】成田空港の「 BA.5 」株拡大は恐ろしい勢いですね。
 いよいよ、第7波の大流行が始まったようです。旅行会社などは「夏休みの国内旅行は80%に回復」などと、旅行気分を盛り上げようとしていますが、流行はどうなるのでしょうか。

@成田空港入国の「病原体保有者」は11名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は16名で、成田空港での感染確認者は11名でした。
 16名の内、症状が出ている人は2名でした。


*7月7日

@成田空港周辺市町議会連絡協議会が知事に決議を提出
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、成田空港周辺市町議会連絡協議会は昨日、熊谷千葉県知事に空港機能強化早期実現や老朽化によるターミナル建て直しなどの要望を盛り込んだ決議書を提出しました。
 決議書ではこの他、騒音環境対策、アクセス強化・道路整備、国家戦略特区の早期指定、国際線ネットワーク維持に向けた支援などを盛り込んでいます。
 同協議会は今後、国や成田国際空港株式会社(NAA)にも同様の決議書を提出する、との事です。

@成田空港入国の「病原体保有者」は10名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は24名で、成田空港入国者では10名でした。
 24名の内、症状が出ている人は7名でした。

@日本航空が8・9月分の国際線変更を発表、アジアと北米の乗継重視
 日本航空は昨日、8月1日から9月30日までの国際線運航計画の変更を明らかにしました。
 成田空港路線では、成田=ロサンゼルス線を週9往復に増便し、成田=シカゴ線は週2往復増便し週6往復とします。
 成田=フランクフルト線は2往復増便し週5往復にします。一方、アジア方面では、成田=バンコク線を週3往復増便し週10往復とします。
 また、成田=デリー線は週1往復、成田=コナ線は週3往復で現状維持となります。

@WHO の事務局長が世界の感染者が2週間前と比べ、30%増となった事を憂慮
 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は現地時間6日の記者会見で、世界の新型コロナウイルス感染症の新規感染者が2週間前に比べ30%増加していることを明らかにしました。
 欧州やアメリカ大陸で「BA.2」に代わり、「BA.4」と「BA.5
」が主流となっているとのことです。
 世界的に検査態勢が縮小している中で、実際の感染者数は30%よりもさらに増加している可能性がある、と指摘しました。
 その中で、感染対策を引き続き徹底するよう呼びかけました。


*7月6日

@四川航空が20日から成田=成都線を再開
 ジェトロによりますと、四川航空は現地時間2日、成田=成都線を8月20日から再開する、と発表しました。
 当面、週1便(土曜日)の運航となります。
【コメント】この記事では往復なのか、成都→成田線のみかは分かりません。

@成田空港入国の「病原体保有者」は6名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は16名で、成田空港入国者では6名でした。
 16名の内、症状が出ている人は8名でした。

@斉藤国土交通大臣が「全国旅行支援」の開始に慎重姿勢
 昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、斉藤国土交通大臣は昨日の閣議後記者会見で、7月中旬にも旅行支援策「県民割」を拡大し、「全国旅行支援」に切り替える事を予定していましたが、これについて「(新型コロナウイルスの)感染状況を総合的に見極めた上でタイミングなどを判断する」と述べ、慎重な姿勢を示しました。
【コメント】予想通りですが、感染拡大が急テンポで進行しています。
 世界的にも旅行需要の拡大により、ドイツやフランスなどでも流行が拡大し、マスク着用規制の再開が検討されています。

@今朝、鹿児島空港の滑走路に落雷、穴が3カ所見つかる
 今朝6時15分頃、鹿児島空港の滑走路で落雷によるものと見られる穴が3カ所見つかりました。
 この補修作業のため、滑走路が7時すぎまで、閉鎖され、出発便の11便に遅れが出ました。


*7月5日

@全国空港入国者からは53名全員「オミクロン株」、内、「BA.5株」は14名
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では53名、成田空港入国者では19名でした。
 53名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.4株」が2名(成田2名)、「BA.5株」が14名(羽田9名、成田3名、関空2名)でした。残りの37名が「BA.2株」でした。
 今回の分は6月17日から23日でした。

@成田空港入国の「病原体保有者」は8名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は17名で、成田空港入国者では8名でした。
 17名の内、症状が出ている人は8名でした。

@フィリピン航空の成田=セブ線は8月に週3往復
 フィリピン航空は昨日、8月の成田=セブ線の運航を週3往復(成田発着 水・土・日曜日)とする、と発表しました。

@昨日、女満別空港到着のピーチ機が落雷に遭う
 詳しいことは分からないのですが、北海道エアポートによりますと、昨日午後、成田空港から女満別空港に向かっていたピーチ・アビエーション593便。A320型機(JA08VA)が落雷に遭いました。
 同機は無事に着陸しましたが、点検のため、折返し便が欠航となりました。
 下の写真は同機が女満別空港に着陸するときの航跡です。

 

@空港評議会が「国内線回復は2023年に、国際線は2024年後半に」との見解
 今日の航空新聞社によりますと、国際空港評議会(ACI)はこの程、「新型コロナウイルス感染症による影響で、2023年の世界の国内線旅客数は2019年並みになり、国際線旅客数が2019年並みに達するのは2024年の後半になると予想される」との見解を明らかにしました。

@スカンジナビア航空が米国破産法11条の適用を申請
 今日の「Traicy」によりますと、スカンジナビア航空は米国の破産裁判所に対して、連邦破産法第11条に基づく再生手続きを申し立てました。
 今後、再生計画を作成し、事業再建の可能性を探ることになります。
 運航は継続するものの、労組のストライキが長期化した場合には流動性と財務状況に大きな影響を与える、としています。


*7月4日

@「ZIPAIR Tokyo」が今日から成田=仁川線を増便
 「ZIPAIR Tokyo」が今日から成田=仁川線を、週6往復から1日1往復に増便しました。

@タイエアアジアXが今日から成田=バンコク線を再開
 今日の 「sky-budget」 によりますと、タイエアアジアXは今日から成田=バンコク線を再開します。
 当面、週2往復(成田発着 月・木曜日)となります。
 なお、以前、バンコクではドンムアン空港を使っていましたが、再開後はスワンナプーム空港に変更となっています。
 写真は第2ターミナル南の駐機場に停まっているタイ・エアアジアX機です。

 

@全日空が11日から、北京→成田線を再開
 今日の航空新聞社によりますと、全日空は11日から北京→成田線を、週1便(成田着 月曜日)で再開する、と発表しました。

@エアタヒチヌイが11月4日から成田=タヒチ線を再開へ
 今日のトラベルボイスによりますと、エアタヒヌイは11月4日から、成田=タヒチ線を2年8ヶ月ぶりに再開する、との事です。
 週1往復(成田発着 金曜日)となります。
 写真は大分古いものですが第2ターミナルに駐機するエアタヒチヌイのA340型機です。今はB787-9型機を使っている、との事です。

 

@成田空港入国の「病原体保有者」は12名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は30名で、成田空港入国者では12名でした。
 30名の内、症状が出ている人は16名でした。

@東京空港交通が16日から多くの成田空港便を再開へ
 昨日の「Traicy」によりますと、東京空港交通は、成田空港を発着する多くの路線を7月16日から復便します。
 16日に復便するのは東京シティエアターミナル(TCAT)、新宿エリア、赤坂エリア、銀座エリア、羽田空港、横浜シティエアターミナル(YCAT)、東京ディズニーリゾートエリア、新浦安エリアの各路線となります。

@エミレーツ航空のA380型機が胴体に約1mの穴を開けたまま、13時間半飛行し無事着陸
 今日の 「sky-budget」によりますと、現地時間1日、ドバイ発、豪ブリスベーン行きのエミレーツ航空430便がブリスベーン空港に到着後、胴体の主翼付け根部分に約1mの穴があいているのが発見されました。
 また、タイヤ1本も破損していました。調べたところ、ランディングギア部品のボルトがなくなっており、このボルトがタイヤか胴体に衝突したものと見られています。
 離陸の際に複数の乗客が衝突音を聞いていたとのことで、離陸の際にボルトが外れたものと見られています。
 同機は約13時間半、穴の開いたまま飛行したことになります。
 当然ですが、点検と修理のため、折返し便は欠航となっています。


*7月3日

@成田空港入国の「病原体保有者」は7名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は18名で、成田空港入国者では7名でした。
 18名の内、症状が出ている人は7名でした。

@「ZIP AIR Tokyo」が今日から成田=ロサンゼルス線を1日1往復に増便
 今日の 「sky-budget」 よりますと、「ZIP AIR Tokyo」は今日から、成田=ロサンゼルス線を増便しました。週6往復から1日1往復となります。
 写真は1日に撮った、垂直尾翼を新しいデザインとした「ZIP AIR Tokyo」(JA822J)機です。

 

@スイス航空が昨日から、成田=チューリッヒ線を増便
 スイス航空は昨日から成田=チューリッヒ線を増便しました。「Flightradar24」によりますと週6往復になったようです。

@オーストリア航空が1日から、成田=ウィーン線を増便
 オーストリア航空は1日から成田=ウィーン線を増便しました。「Flightradar24」によりますと週3往復(成田発着 火・金・日曜日)になります。


*7月2日

@チェジュ航空が今日から成田=仁川線に貨物専用便を開設
 成田国際空港株式会社(NAA)によりますと、韓国 LCC「チェジュ航空」は、今日から成田=仁川線の貨物便の運航を始めました。週3往復(成田発着 火・木・土曜日)となります。
  LCCの貨物専用機を使っての運航は初めてとなります。「ZIP AIR Tokyo」が一時、旅客機の貨物室を使って、貨物専用便を運航していました。

@韓国の新興航空会社「フライカンウォン」が9月に成田=仁川線を開設予定
 昨日の「Fly Team」によりますと、韓国の新興航空会社「フライカンウォン(フライ江原)」は、9月中に成田=襄陽(ヤンヤン)線に新就航を予定している、との事です。週4往復(成田発着 月・水・金・日曜日)での就航となる予定です。

@揺らぐ航空各社の再開や増便予定
 7月に入ってから、夏休みの需要を取り込もうと、航空各社の増備や再開が相次ぎます。
 昨日の出来事にも一部載せましたが、昨日の 「sky-budget」によりますと、7月の国際線を受け入れている国内主要空港ごとの、再開や増便の予定が出ています。
 しかし、この予定表もあくまで「予定」のようで、「Flightradar24」での便名検索を入れますと、便数が違っています。
 各航空会社でも、予約の状況、機材の割り当て、乗務員の手当などに苦労しているようで、運航状況が頻繁に変化するようです。
 そこで、路線の新設や、再開、増・減便については確定と思える段階で載せることにします。

@日本航空の5月実績は国際線旅客数が374.9%増、国内線旅客数が157.2%増に
 日本航空が先月30日に発表した「JALグループ5月マンスリーレポート」によりますと、
 国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ、【 】は2019年5月比)374.9%増【69.1%減】の23万3667人、利用率が66.4%となっています。
 一方、国内線では旅客数が157.2%増【28.8%減】の215万9432人、利用率が55.4%となっています。
 この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が22.4ポイント増の39.2%、成田=札幌線が51.8%、成田=名古屋(中部)線が21.2ポイント増の38.6%となっています。

@ピーチの22年3月期決算で535億6800万円の赤字
 昨日の「Traicy」によりますと、ピーチ・アビエーションが先月29日に発表した2022年3月決算では、営業損失が398億5100万円、この他に法人税等調整額として142億6,700万円を計上したため、最終損益は535億6,800万円の赤字だった、との事です。
 輸送実績は旅客数は426万7,000人、利用率は61.6%となっています。
 写真は昨日、成田空港に到着した「JA181P」機です。

 

@三菱航空機会社の債務超過が3期連続
 昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、三菱重工傘下の三菱航空機会社が昨日発表した、2022年3月前期の決算によりますと、3期連続の債務超過になり、債務超過額は5647億円となりました。
 前期の最終損益は前年同期よりも赤字が825億円圧縮され、87億円の赤字となっています。

@エアバスが中国の4社から292機のA320neo型機を受注
 今日のブルームバーグジャパンによりますと、エアバス社は中国の4航空会社から A320neo型機292機を受注した、と発表しました。
 受注額は約370億ドル(約5兆円)となります。
 内訳は中国東方航空が100機、中国国際航空が64機、傘下の深セン航空が32機、中国南方航空が96機となっています。


*7月1日

@7月のアクセス数は23,947回でした。

@田村社長「すぐにでも世界各国と同じ、開放を」
 今日の「日刊航空」によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)の田村社長は昨日の記者会見で、「旅行会社や航空会社へのヒアリングによると、海外からの問い合わせが増加しているものの、複雑なガイドライン、ビザの発給、団体旅行に限られて自由な旅行ができないことなどから、訪日旅行をあきらめる人が多い。すぐに需要が回復するような状態ではない」と述べた、との事です。
 さらに「他の国は制限を撤廃しており、さらなる入国者上限の緩和、ビザや陰性証明の緩和が進み、より活発でスムーズな往来が再開することを期待している」と話した、との事です。
【コメント】市中では感染者が、じわり、じわりと、増加しています。これについてのコメントはなかったのでしょうか。
 「他の国は制限を撤廃しており」と述べたようですが、これも正確ではありませんね。
 田村社長もIATA事務局長と同じように、「感染して、犠牲者が多くなっても、運命と受け止めよ」という立場なのでしょうか。

@成田空港入国者からは24名全員「オミクロン株」、内、「BA.5株」は12名
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では36名、成田空港入国者では24名でした。
 36名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.4株」が1名(羽田1名)、「BA.5株」が16名(羽田4名、成田12名)でした。
 残りの19名が「BA.2株」でした。
 今回の分は6月15日から19日でした。

@成田空港入国の「病原体保有者」は17名
 厚生労働省が今日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は27名で、成田空港入国者では17名でした。
 27名の内、症状が出ている人は6名でした。

@成田空港4路線が今日から増便
 今日からの増便を箇条書きにします。
全日空の成田=クアラルンプール線が週5往復から1日1往復に増便されました。
「ZIP AIR Tokyo」の成田=ロサンゼルス線が週6往復から1日1往復の増便されました。
ベトナム航空の成田=ホーチミン線が週2往復から、1日1往復に増便されました。
ユナイテッド航空の成田=グアム線が週11往復から週14往復に増便されました。

@バス会社が渋谷と池袋からの成田空港直行格安バスを運行開始へ
 東急バスは渋谷=成田空港を結ぶ直行格安バスを8月1日から運行開始する、と発表しました。
 運行は1日3往復で、運賃は大人1900円ですが、出発5分前までに東京空港交通の「リムジンWeb」で予約・決済することで1,500円となります。
 また、WILLER EXPRESSと京成バス、国際興業、リムジン・パッセンジャーサービスの4社は、池袋と成田空港を結ぶ直行格安バス「成田シャトル・池袋線」の運行を、8月1日から開始する、と発表しました。
 料金は大人片道で1900円ですが、出発24時間前までに販売する「早得プラン」では1500円となります。子どもは950円となります。

@泉沢社長が「スペースジェットの再開は、見通しが立たない」
 昨日の中日新聞によりますと、先月29日に開催された三菱重工の株主総会で、泉沢社長は三菱スペースジェット(MSJ)の再開について、株主の質問に答え、「リージョナルジェット機市場の将来見通しが明確になり、サプライヤーの協力が得られることが大前提になる。精査しているが、見通しは立たない。株主から再開を期待する声が寄せられ、大変ありがたく、引き続きご理解、ご支援をお願いしたい」と述べたとのことです。
【コメント】三菱スペースジェット(MSJ)開発が再開され、型式証明を取得して、商用運航と機体量産が可能になるには、少なくても2030年近くになるでしょう。
 しかし、その頃にはリージョナル機市場では、温暖化ガス排出ゼロの電動飛行機が運航を開始している可能性もあります。
 とすれば、思い切って三菱スペースジェット(MSJ)の開発を断念して、海外完全子会社の「MHIRJ」が水素電動エンジン旅客機を目指す「Zero Avia」と覚書を締結していますから(2022年6月12日の出来事参照)、「CRJ」の水素旅客機化を目指すべきではないでしょうか。
 これも、いくつもの課題を乗り越えなければなりませんが、実際に「CRJ」を開発し、世界に1000機以上を売ってきた「MHIRJ」社員やサプライヤーの経験が役立つように思われます。


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