2023年9月前半の出来事
*9月15日
@エジプト航空の成田=カイロ線再開は28日に延期
昨日の 「sky-budget」によりますと、エジプト航空は、12日から運航を再開する、としていた成田=カイロ線の再開を28日に延期しました。
また、運航数も週2往復としていたものを、週1往復(成田発着 金曜日)とします。
しかし、冬季ダイヤ開始と共に、週2往復(成田発着 金・日曜日)に増便します。
@第1ターミナル北ウイングにもにぎわいが戻りました
12日の出来事でも、12日に行った第1ターミナル「ZIPAIR Tokyo」出発カウンターの混雑ぶりについて写真付きで載せました。
今回行った第1ターミナル北ウイングには驚きました。前に行った時は大げさな言い方をすると「人影もまばら」でしたが、12日は多くのカウンタターで行列が出来ていました。
下の写真はコロナ禍前の3割にも戻っていないと言われている中国人訪日客ですが、中国南方航空のカウンターは大混雑でした。
5階となるデッキからも、人影がどのカウンターでも見られました。
カウンターの案内でも、上の記事で書いたエジプト航空や、再開したビーマンバングラデシュ航空など多くの航空会社名が並んでいました。
この日のビーマンバングラデシュ航空は午前11時に出発するはずでしたが、約10時間の遅れとなっていました。
下の写真にあるように、「 B 」カウンターにはベトナム航空とエジプト航空とピーチ・アビエーションが並んでいました。
ピーチ・アビエーションの国際線は北ウイングを使っているのですね。
*9月14日
@全日空の成田=上海線は3往復増便になります
昨日載せた全日空の成田=上海線ですが、今日の「Traicy」によりますと、週3往復の増便で、合計週10往復となります。
@ P&W 製の「PW1100G-JM」エンジンの検査には、1台につき250〜300日かかる
今日の「Fly Team」によりますと、プラット・アンド・ホイットニー社は11日に、「PW1100G-JM」エンジンの一部について、航空機から取り下ろしての追加検査が必要になることを明らかにしました。
このエンジンを機体から外し、エンジンを検査して、再び機体に取り付けるには、1台当たり約250〜300日かかる、との事です。この間,この機体は飛べなくなります。
全日空のA320neo型機とA321neo型機にはこの「PW1100G-JM」エンジンが搭載されていますが、ジェットスター、ピーチ・アビエーション、スターフライヤーに搭載されているエンジンは「PW1100G-JM」とは異なる、CFMインターナショナル製の「LEAP-1A」型とのことです。
【コメント】とすると、これら3社のA320neo型機やA321neo型機は検査の対象にならない、事になるのでしょうか。
とりあえず、昨日の出来事に載せたジェットスター ・ジャパン機の写真は削除します。
@オーストラリア連邦最高裁が「カンタス航空の地上職員解雇は違法」と認定
今日の「NICHIGO PRESS」によりますと、オーストラリアの連邦最高裁は現地時間13日、カンタス航空が2020年に国内10カ所の空港で,地上職員約1200人を解雇した事を違法とする判決を言いわたしました。
この裁判は運輸労働組合(TWU)が、「職員を解雇して外部委託に切り替えた背景には労使紛争を封じ込める意図があり、連邦公正労働法に違反する行為だ」と訴えていたものです。
【コメント】欠航が決まっている便の座席を販売したり、今回のような不当労働行為を行うなど、儲けを上げるためになりふり構わず血道を上げていた姿勢が顧客から支持されるわけはありません。
早く、昔の安全を優先した基本精神にもどってください。
*9月13日
@芝山町と多古町の「空港と共存共栄を目指す会」が周辺対策交付金の増額を要望
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、芝山町と多古町の住民で作る政治団体「空港と共存共栄を目指す会」は昨日、成田国際空港株式会社(NAA)に対して、周辺市町に配布される周辺対策交付金を、物価高騰に合わせて、増額するよう要望しました。
@全日空が10月2日から成田=上海線を週3往復に
今日の全日空プレスリリースによりますと、10月2日から成田=上海線を週3往復で運航する、との事です。
冬季ダイヤでも継続する、との事です。
【コメント】再開なのか、増便と言うことなのかが、はっきりしません。
@ P&W 製エンジントラブルの影響は深刻、長期の運航停止が発生か
昨日の「ロイター通信(YAHOO!ニュース)によりますと、プラット・アンド・ホイットニー社製エンジン検査の原因は、同エンジンに使用している冶金用粉末が部品の亀裂につながる恐れがある,との事です。
また、11日のブルームバーグジャパン(YAHOO!ニュース)によりますと、この点検のために年平均約350機が運用できないことになり、来年上期には約650機が運用できなくなる、との事です。
さらに,昨日の「Aviation Wire」によりますと、日本では全日空がA320neo型機ファミリーを33機運航に使っています。
その他ではピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパン、スターフライヤーの3社が若干数使っている、とのことです。
@SMBCアビエーションキャピタルがB737-8 MAX型機25機を追加発注
昨日の「Aviation Wire」によりますと、ボーイング社は現地時間12日、SMBCアビエーションキャピタルからB737-8型機25機の追加発注を受けた、と発表しました。
@8月のエアバスとボーイング社の旅客機引き渡しと受注
7日の「Aviation Wire」によりますと、エアバスが発表した 「8月の引き渡し・受注実績 」は、引き渡しがA320型機fミリーが42機、A330型機ファミリーが1機、A350型機ファミリーが2機、A220型機ファミリーが7機でした。
また、受注はA320型機ファミリーが87機、A330型機ファミリーが28機、A350型機ファミリーが2機でした。
一方、今日の「Aviation Wire」によりますと、ボーイング社の 「8月は引き渡し・受注実績 」では引き渡しではB787型機が22機、、B767型機が8機、B777型機が3機、B787型機が5機となっています。
受注はB737MAX型機が38機、B787型機が5機となっています。
*9月12日
@シンガポール航空が10月30日から成田=シンガポール線にA380型機投入を発表
シンガポール航空は今日、10月30日から成田=シンガポール線の機材をA380型機に変更します。運航便数は1日1往復と変わりません。
@「ZIPAIR Tokyo」が冬季ダイヤでも成田=シンガポール線を1日1往復で継続
「ZIPAIR Tokyo」は10月30日からの冬季ダイヤでも、成田=シンガポール線を1日1往復で継続し、今日から航空券の販売を始めました。
下の写真は今日撮った、第1ターミナル北ウイングの混雑する「ZIPAIR Tokyo」のチェックインカウンターです。
@関西空港で航空機内の汚水病原菌検査の試行を始める
今日の読売新聞によりますと、関西空港で10月から航空機のトイレ汚水から、伝染病の細菌を検出する試行が行われることになりました。
毎月、2〜3回ほど汚水を取り出し、遺伝子情報を瞬時に読み解く「次世代シーケンサー」などを使って、1週間程度で、新型コロナのほか、エボラ出血熱や麻疹などのウイルス濃度や、新しい病原体の早期発見に役立てたい、との事です。
@A320neo型機やB737MAX型機などに使われている「ギアード・ターボエンジン」の検査を実施へ
現地時間11日、米国航空防衛大手の「 RTX 」は、傘下のプラット・アンド・ホイットニー社製のギアード ・ターボファン方式エンジンで見つかった、製造過程における欠陥を検査するため、600〜700基を回収する、と発表しました。このエンジンはB737MAX型機やA320neo型機などに使われています。
この検査は2026年までかかる、との事です。検査の結果が出るまで、これらのエンジンは使えなくなります。
すでに、エアバスは同型エンジンを搭載しているA320neo型機の点検に着手した、との事です。
【コメント】とんでもないことになりましたね。対象のA320neo型機は日本の航空会社でも結構使われており、外国の航空会社も対象となる機体で日本路線にも乗り入れています。これらの機体が検査に入れば使えなくなり、ただでさえ機材不足の中、計画通りの運航が出来なくなります。
@ベトナム航空がB737MAX型機を50機発注
今日「NNA ASIA」によりますと、ベトナム航空は現地時間11日、ボーイング社とB737MAX型機ファミリー50機を発注する契約を結びました。
なお、,同航空は現在まで使っていたエアバスのA321型機の後継機としてB737MAX型機を選定したもので、エアバスにとっては痛手になります。
*9月11日
@ジェットスター・ジャパンが成田=旭川線に、12月15日から新規就航へ
ジェットスター・ジャパンは今日、「12月15日から、成田=旭川線に新規就航する」と発表しました。1日1往復となります。
この路線は2014年3月までスカイマークが就航していましたが、LCC としては初めてとなります。
下の写真は旭川空港から見た大雪山系です。
*9月10日
@8日午後11時39分に成田空港に着陸したジェットスター・ジャパン400便の飛行コースはおかしい
昨日は時間がなくて触れませんでしたが、8日の午後11時39分に成田空港に到着した、ジェットスター・ジャパン400便の飛行コースは今までに見たことのない,着陸コースでした。下図の「Flightradar24」による航跡図を見て下さい。
2019年に国土交通省が発表している「標準飛行コース」図を見ても,図の下段にある「南風時の着陸コース」にも見当たりません。
この前後に着陸する航空機は見あたらず混雑もしていませんでした。この飛行コースの北側には西に隣接して羽田空域があり、北西部分は成田空域と羽田空域と百里空域の混在する複雑空域で、難しい空域になっています。
何故、このような飛行コースを同便に指示したのか理解に苦しみます。
国土交通省なり、航空局の説明を求めます。
@日本航空の新登録機は「ZIPAIR Tokyo」用の新造機
今日の「Aviation Wire」によりますと、昨日書いた日本航空の新規登録機・B787-8型機は「ZIPAIR Tokyo」用の新造機、との事です。
「ZIPAIR Tokyo」の新造機としては2機目になります。
@岩見発羽田行きの全日空機が水平尾翼のトラブル警告で関西空港に臨時着陸
今日の毎日新聞(gooニュース)によりますと、昨日午後6時半頃、石見発羽田行きの全日空728便で、飛行中に水平尾翼のトラブルを示す警告が表示されました。
このため、同機は目的地を関西空港に変更し、午後7時43分頃、無事に着陸しました。乗客・乗員134人にケガはありませんでした。
*9月9日
@昨日の「午後11時00分以降の離着陸」が大にぎわい、飛行コースずれも1機
昨日の深夜は,台風13号の通過で、運航便にかなりの遅れを生じたようです。まれに見る14便が飛行しました。
離陸機が南側に離陸したようですので,成田空港A滑走路の南側飛行コース直下に住むみなさんには、何時にもまして"眠れぬ夜"となったようです。
その中で午後11時3分に離陸したポーラエアカーゴのPO711便が九十九里浜のかなり手前から,飛行コースを西側にずらす"飛行コースずれ"を起こしました。
前後の離陸機は約束通りに九十九里浜まで直進していました。
下図は「Flightradar24」によるPO211便の航跡です。
@「8月航空機登録状況」で日本航空が成田空港を定置場とする B787-8型機を新規登録
国土交通省が発表した 「8月航空機登録状況 」によりますと、日本航空が成田空港を定置場とする旅客機として、B787-8型機(JA851J)を新規登録しています。
@羽田空港発のハワイアン航空機が大揺れに遇い、羽田空港に引き返す,6人が軽症
今日の「NHKニュース」により、ますと、昨日午後8時50分頃、羽田発ホノルル行きのハワイアン航空864便・A330型機が、太平洋上を飛行中に激しく揺れました。
このため同機は 「右エンジンでトラブルが発生した 」と緊急事態を宣言し、羽田空港に引き返し,午後10時10分頃、無事に緊急着陸しました。
乗客・乗員は264人で、この内、6人が軽いケガをおいました。
同機はエンジンを点検し、再び、ホノルルに向かいました。
【コメント】エンジントラブルと大揺れの関係は分かりません。再出発したとのことで、エンジンにはダメージはなかったのでしょうね。
@大阪発新潟行きの全日空機で与圧トラブル、引き返す
今日の新潟日報によりますと、昨日午後6時15分頃、大阪発新潟行きの全日空1661便・DHC8-400型機で、飛行中に与圧システムの不具合表示が出ました。
このため、同機は大阪空港に引き返し、同6時48分に無事着陸しました。乗客・乗員78人にケガはありませんでした。
@全日空の7月旅客数は国際線で87.7%増、国内線で24.0%増
全日空が昨日発表した「ANAグループ7月旅客輸送送実績」によりますと、
国際線では旅客数が前年同月比・【】は2019年7月比(以下同じ)87.7%増・【31.8%減】の52万6490人となり、利用率は81.1%となりました。
一方、国内線では旅客数が24.0%増・【12.0%減】の301万1039人,利用率は67.2%となっています。この内、成田空港路線の利用率は成田=札幌線が63.1%、成田=大阪線が77.3%、成田=中部線が84.9%となっています。
@スカイマークの「8月搭乗実績」は旅客数が6.5%増、利用率が80.1%
スカイマークが今日発表した「8月搭乗実績 」によりますと、有償旅客数は前年同月比(以下同じ)6.5%増の70万8778人、利用率は89.9%となっています。
*9月8日
@日本航空の国際線下半期計画で、成田=香港線などを増便
日本航空は昨日、「2023年度下期国際線路線便数計画 追加分」を発表しました。
この内、成田空港路線では成田=香港線が、10月29日から現在の週3往復が週5往復に増便されます。なお、12月27日までは1日1往復に期間増便となります。
また、成田=台北線は10月29日から11月30日まで、現在の1日1往復から1日2往復に増便されます。
さらに、成田=コナ線は12月23日から再開され、来年1月7日まは週3往復に期間増便されます。
@ANAホールディングスの芝田社長「中国の訪日客は順調に回復する」との見通し
昨日のブルームバーグジャパン(YAHOO!ニュース)によりますと、ANAホールディングスの芝田社長は6日、同紙のインタビューに答え、中国からの訪日客について「足元では福島の処理水の問題が中国からの需要に影響を与えている、とは思っていない。中国人訪日客の着実な増加はこれからも続くと思っている」と楽観的な見通しを語った、との事です。
しかし、ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、エリック・チュー氏らは、8月31日付のリポートで福島原発汚染水の海洋投棄を受けて、中国人の訪日観光は「失速する恐れがある。航空各社は冬の計画座席数を追加するのは難しい可能性がある」としています。
1〜6月の中国人訪日客は2019年同期比で87%減と低迷しています。
【コメント】いかにも全日空らしい考え方ですね。また、また「行け行け、どんどん」ですかね。
@昨日の釧路空港での滑走路逸脱トラブルを重大インシデントに認定
昨日、釧路空港で起こった航空大学校帯広分校機の滑走路逸脱トラブルですが、運輸安全委員会はこのトラブルを重大インシデントに指定し,調査官を派遣しました。
事故機は滑走路端脇のフェンスに衝突して止まりました。
操縦していたのは訓練生だった、との事です。
@日本航空がジャニーズ所属タレントを広告で使わず
日本航空は昨日、ジャニーズ事務所所属タレントの、広告への起用を当面見送る方針を明らかにしました。
事実関係がさらに明確になり、今後の対策がはっきりするまで,としています。
*9月7日
@アモイ航空が今日から成田=アモイ線を再開し、成田=福州線を減便
アモイ航空は今日から、成田=アモイ線を週2往復(成田発着 木・日曜日)で再開しました。
また、同航空は今日から、成田=福州線を週2往復減便し、週5往復としました。
@釧路空港で航空大学校の訓練機が着陸後に滑走路を逸脱
「NHKニュース」によりますと、今日午後2時40分頃、釧路空港で訓練中の、帯広市にある航空大学校帯広分校に所属する小型機が、着陸後に滑走路を逸脱しました。
この訓練機には教官1人と訓練生3人が乗っていましたが、全員機外に脱出して無事だった、との事です。
このトラブルで釧路空港の滑走路は閉鎖されています。午後5時頃には再開される見込み、との事です。
写真は2006年当時の釧路空港です。
*9月6日
@チェジュ航空が今日から成田=プサン線を増便
チェジュ航空は今日から、成田=プサン線を、現在の1日1往復から1日2往復に増便しました。
@エアソウルが27日から成田=仁川線を期間増便
今日の亜洲日報によりますと、エアソウルは韓国の秋夕連休期間の需要に応えるため、27日から10月12日まで、成田=仁川線を1日3往復に期間増便します。
@スターラックス航空が10月29日から成田=台北線を増便へ
昨日の「Traicy」によりますと、台湾のスターラックス航空は10月29日から,成田=台北線を1日3往復に増便します。
@国土交通省がスカイマークに就業前のアルコール検査失念で、今年2回目の厳重注意
国土交通省は昨日、スカイマークに対して、厳重注意をしました。
今年6月に整備員がアルコール検査を行わずに,出発前の点検を行ったことに対する厳重注意です。
点検後、アルコール検査をしていないことが発覚して、別の整備士が検査をやり直したため、出発が遅れました。
スカイマークは2月にも同様の案件で厳重注意を受けています。
@セブ・パシフィック航空機が福岡空港の門限に間に合わずマニラに引き返す
4日夜、マニラ発福岡行きのセブ・パシフィック航空922便・A321neo型機が、午後8時前後に福岡空港に着陸しようとしましたが、空域が混雑して着陸出来ませんでした。
同機は一度着陸を試みましたが、着陸出来ず、ゴーアラウンドを行いました。空港周辺を旋回して着陸を待っていましたが、管制官が「後3番目に着陸出来る」と伝えたところ、「燃料が不足する可能性がある」と答え、北九州空港への着陸を要求しました。
同機は午後8時36分頃、北九州空港に着陸しました。北九州空港では入国審査の係員が帰った後で、乗客は入国できず機内待機となりました。
給油が終わったときには福岡空港の門限10時を過ぎてしまったため、午前0時16分頃、北九州空港を離陸し、マニラに引き返しました。
このトラブルで、乗客125人は約11時間の長旅になりました。
【コメント】この手のマスコミ各社の記事見出しには違和感を感じます。
「福岡空港に門限があるから悪い 」というものがほとんどです。
出発するときに余分の燃料搭載がすくなかった,と言う可能性があります。また、1回目の着陸を試みたのに着陸出来ずにゴーアラウンドした理由も明らかではありません。
「空港周辺の住民の健康を守るため」の福岡空港の門限が問題ではなく、同航空の不手際が問題だったのでないでしょうか。福岡空港側は正当な理由を事前に申告すれば、午後10時以降の使用を認めているのですから。
@東京センチェリーのリース子会社がB737MAX型機13機を発注
今日の「Aviation Wire」によりますと、ボーイング社は現地時間5日、東京センチュリーが100%出資する米国の航空機リース会社アビエーション・キャピタル・グループから、B737-8型機7機、B737-10型機6機の発注を受けた、と発表しました。
*9月5日
@来年度予算で要求した新管制塔は高さ120m
昨日の「乗りものニュース」によりますと、国土交通省は来年度の概算要求で成田空港の新管制塔工事関係の予算を盛り込みました。
これによりますと、新管制塔は現管制塔に隣接した南側になり、高さは120mになる予定で,2028年度に完成すれば日本一の管制塔になる、との事です。
下の写真は第1ターミナルから撮ったものですが、左の現管制塔と右のランプタワーの間で、ランプタワー寄りになるようです。
@中国東方航空が成田=上海線を8日から増便
今日の 「sky-budget」 によりますと、中国東方航空は8日から成田=上海線を週2往復(成田発着 月・金曜日)増便し、1日最大4往復の運航となります。
@カンタス航空が欠航が決まっている8000席を販売し、競争当局から提訴される、CEOが引責辞任
現地時間5日のロイター通信日本語(YAHOO!ニュース)によりますと、オーストラリアの競争委員会は現地時間4日、カンタス航空をすでに欠航が決まっていた8000席を,欠航の事実を伏せて販売した事に対して、同航空を提訴しました。
対象となる期間はは2022年5月から7月でした。
カンタス航空は「この時期は航空業界全体が激動と不確実性に満ちた時期だった」と主張し、原因は「職員の不足だった」と弁明しました。
なお、この件を受けて、同航空のCEOジョイス氏は現地時間5日、CEOを辞任しました。
【コメント】こんな弁明が通用すると思っているのでしょうか。苦しいのはどこの航空会社も同じでした。このような手段で利益を上げ、「過去最高の利益」と自画自賛していました。
何十年も「世界で一番安全な航空会社」と賞賛されてきた誇りは、どこに捨ててきたのでしょうか。
@ターキッシュエアラインズがA350-900型機10機を追加発注
今日の「Aviation Wire」によりますと、ターキッシュ・エアラインズは,A350-900型機を10機追加発注する、と発表しました。
*9月4日
@ウズベキスタン航空が成田=タシケント線を冬季ダイヤも、週1往復で運航を継続
昨日の「Traicy」によりますと、ウズベキスタン航空は夏季ダイヤで週1往復(成田発着 金曜日)運航している,成田=タシケント線を,冬季ダイヤでも継続する、と発表しました。運航再開当初は「夏季ダイヤ限定で運航」としていました。
写真は成田空港をB滑走路からの離陸に向かうウズベキスタン航空航空機です。
@中国の航空会社が韓国便を増やすも、韓国の航空会社は様子見
今日の「KOREA WAVE」(YAHOO!ニュース)によりますと、このところ、中国の航空会社による、韓国路線の増便が目立っている、との事です。
しかし、韓国の航空会社は中国路線を増やす動きが今のところ見られない、そうです。
背景には中国の航空会社が、「中国政府の福島原発汚染水海洋投棄に端を発する反日キャンペーン」で、中国人の訪日熱が急速に冷えていることがあります。代わりに韓国への旅行客が増える、と見ている事が原因のようです。
しかし、韓国人の訪中需要は増えていないことから、韓国の航空会社が中国路線増便に慎重なことがあるようです。
【コメント】やはり、この秋の国慶節休暇などの訪日客は団体旅行解禁でもあまり増えず、かっての「爆買い」再来はないようですね。
世界の経済界は、中国経済の状況は相当に悪く、一歩間違えると中国発の「世界大恐慌」が発生する可能性があると、固唾を飲んで見ているようです。
それだけ、中国経済の影響力が大きくなっている、と言う事にもなりますが。
*9月3日
@31日に大分空港でトラブルを起こしたジェットスター・J のJA10JJ機は運航に復帰
先月31日に大分空港でエンジン関係のトラブルを起こし、欠航したジェットスター・ジャパンの JA10JJ機は、その後、下の画像にあるように、2日から、運航に復帰しているようです。
@運航を17年ぶりに再開したビーマンバングラデシュ航空ダッカ→成田線の航跡です
昨日から17年ぶりに成田空港に戻ってきたビーマンバングラデシュ航空ですが、17年前とは違い、直行便となっています。
B787型機で運航しているために、途中給油の必要がなくなりました。
下図は「Flightradar24」による、ダッカ発成田行きの航跡です。
*9月2日
@9日(土)、10日(日)の航空科学博物館で「航空ジャンク市」開催
航空科学博物館恒例の秋の「航空ジャンク市」が9日(土)と10日(日)に開かれます。詳しくはここを見て下さい。
@先月31日夜、福岡空港の滑走路で小動物の死骸見つかり、7便の到着が門限以降に着陸
昨日の共同通信(YAHOO!ニュース)によりますと、先月31日午後9時20分頃、福岡空港の管制官から空港会社に「滑走路上に異物がある」との通報がありました。
このため、空港会社が点検したところ、狐とみられる小動物の死骸を発見しました。
この点検で滑走路が約20分間閉鎖され、7便に影響が出て、門限の午後10時以降に着陸しました。
今回は空港側の事情による遅れで、午後10時以降の着陸が認められました。
@A320型機やB737型機のエンジン修理に認証されていない偽部品が使われている疑惑浮上
昨日のブルームバーグジャパンによりますと、エアバスのA320型機やB737型機に使用されているエンジンの修理に,ロンドンに拠点を置く正体不明の会社が, 「偽部品 」を供給していた疑惑がある、との事です。
問題のエンジンは「AOGテクニクス」が流通させ、多くのA320型機とB737型機に使用されている「CFM56」型エンジンです。
欧州航空安全機関(EASA)の調査では、この 「偽部品 」は「基準適合証の多くが偽造されていた」との事です。
さらにEASAでは、「航空機の安全性確保のため、全ての部品に製造元の認証を義務付ける航空業界では、最も緊急性の高い問題と捉えられている」。
また、「未認証の部品がエンジン使用のストレス下で耐久性があるかどうか知ることは不可能だ。」とのことです。
このエンジンが使われている機体の調査は、始まったばかりで、影響のある機数は今のところ不明です。
しかし、A320neo型機とB737MAX型機に搭載されているエンジンには 「偽部品 」は使われてない,との事です。
【コメント】またやっかいな問題が出てきましたね。「偽部品」が使われているエンジンが特定できたとすると、そのエンジンは部品を交換しなければなりません。機体からエンジンを取り外し、交換して、また、機体に取り付けるには時間がかかり、機体の使用も出来ない可能性があります。
修理用とは言え、A320型機やB737型機は世界中で多数使われています。こうなると航空会社の運航にも大きな打撃になるのではないでしょうか。
*9月1日
@8月のアクセス数は21,201回でした。
@国際線旅客数は19年比30%減、日本人旅客数は57%減と回復遅い、7月運用状況
成田国際空港株式会社(NAA)が昨日発表した「7月空港運用状況」によりますと、
総発着回数は前年同月比・【】は2019年同月比(以下同じ)25%増【22%減】の1万8049回となりました。
この内、国際線発着回数は38%増【25%減】、国内線発着回数は5%減【9%減】となっています。
総旅客数は104%増【25%減】の143万6302人となっています。
この内、国際線旅客数は166%増【30%減】で、日本人旅客数は103%増【57%減】,外国人旅客数は582%増【10%減】,通過旅客数は24%減【27%減】でした。
一方、国内線旅客数は16%増【±0】となっています。
国際航空貨物量は21%減【9%減】の15万8251トンなっています。詳しくは8月17日の出来事を参照して下さい。
@NAAが今日から国際線空港使用料などを値上げ
成田国際空港株式会社(NAA)は今日から、成田国際空港における国際線旅客サービス施設使用料(PSFC)及び旅客保安サービス料(PSSC)を値上げしました。
@ビーマン・バングラデシュ航空が現地時間今日から成田=ダッカ線を再開
ピーマン・バングラデシュ航空は現地時間9月1日から、成田=ダッカ線の運航を始めます。
予定では成田到着が明日の午前9時15分になります。機材はB787-8型機を使います。
成田=ダッカ線の再開は約17年ぶりとなります。
@ジェットスター・ジャパン機が大分空港でエンジントラブル、欠航に
題字のみで詳しいことは分からないのですが、今日の大分合同新聞によりますと、昨日午前11時頃、大分空港から成田空港に向かう予定だった、ジェットスター・ジャパン600便・A320型機(JA10JJ)で、右エンジンにトラブルが見つかり、欠航になりました。
【コメント】この機体は「Flightradar24」によりますと、今日も路線運航に使われていないようです。
写真は成田空港第3ターミナル前の駐機場で客を待つ「JA10JJ」機です。
@「Spring Japan」が中国への渡航に関する注意を更新
「Spring Japan」は今日、中国に渡航する際の「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う対応について」を更新しています。
これによりますと、「引き続き機内や空港内においてマスク着用が推奨されます」となっています。また、事前のPCR検査は8月30日をもって不要となりましたが、「中華人民共和国出入国健康申告書」への事前登録が求められております」とのことです。