2024年3月前半の出来事
*3月15日
@エアアジアXが5月31日から成田=台北=クアラルンプール線を開設
昨日の 「sky-budget」 によりますと、エアアジアXは5月31日から、成田=台北=クアラルンプール線を、1日1往復で開設する予定、とのことです。
機材はA330-300型機を予定しています。
@成田空港にあらたなグランドハンドリング会社が今日から業務開始
今日の「NHKニュース」によりますと、成田空港では新しいグランドハンドリング会社を誘致して、今日から業務を開始しました。
成田空港ではこれまで10社のグランドハンドリング会社が業務をしていましたが、人手が足りなくなって、新たな就航などに対応できない状態となっています。
今回参入するグランドハンドリング会社はコロナ禍で退職したOBなどを中心に人手を確保しています。
この新会社は中国やマレーシアの航空会社を中心に週21便の業務を行いさらに拡大することにしています。
@海外旅行の減少はやはり「円安による物価高騰・航空券、宿泊費・食費高騰などの費用面」
プリンセスクルーズが12日に発表した「『海外旅行』に関する意識調査 2024 年版」によりますと、調査対象500人の内、「海外旅行には行っていないが、国内旅行には行った」という人が52.4%でした。また、「海外旅行に行った人」は5.4%でした。
また、「海外旅行に行かなかった理由」では、「円安による物価高騰・航空券、宿泊費・食費高騰などの費用面」が38.8%となっています。
海外旅行に行った人の中の55.2%の人が「想定よりも費用がかかってしまった」と回答しています。
*3月14日
@タイライオンエアが6月28日から成田=台北=バンコク線を増便へ
今日の 「sky-budget」 によりますと、タイライオンエアは6月28日から、成田=台北=バンコク線を現在の週5往復から、月曜日を除く週6往復に増便する計画、との事です。
*3月13日
@芝山町来年度予算案で居住地点整備費に4億5862万円
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、芝山町は来年度の予算案を公表しました。
これによりますと、今春にも着工し2025年度に入居開始を予定する居住地点整備費に4億5862万円、芝山中学校校舎と屋内運動場のトイレ洋式化と配水管工事の費用に1億8293万円などとなっています。
【コメント】私も、15年ほど前に、芝山町の人口減対策として比較的騒音の低い西側地区に、空港で働く子育て世帯用の家賃の安い町営住宅を建設したら、と提案したことがあります。
@「ZIPAIR Tokyo」が今日から成田=バンクーバー線の運航を開始
「ZIPAIR Tokyo」は今日から、成田=バンクーバー線を新規開設しました。週3往復(成田発着 月・水・土曜日)となります。
なお、7月23日からは火・金曜日便も追加して、週5往復に増便する予定です。
写真は午後4時半頃の出発した22便の「Flightradar24」航跡図です。
@ボーイング社の製造問題で米国航空会社が機材不足に直面、対策に大わらわ
今日のブルームバーグジャパンによりますと、米国の航空会社でボーイング社の製造と納入に対する不安が高まっている、との事です。
ユナイテッド航空のCEOは現地時間12日、ボーイング社に対して発注した272機のB737-10型機の製造を中止し、B737-9型機の製造に集中するするように指示しました事を明らかにしました。同航空はこれによる提供座席の減少をカバーするために、B737-9型機と A321neo 型機の導入を検討している、との事です。
そのボーイング社ですが、昨日の「Aviation Wire」によりますと、現地時間11日、ニューヨークタイムスが、アラスカ航空機のドア部分が吹き飛んだ事故以降に実施されたB737MAX型機製造工程の監査で、89件中33件が不合格となっている、と報じたとの事です。
@シドニーからオークランドに向かっていた「LATAM」航空機が急激な急降下で約50人が重軽傷負う
今日の 「sky-budget」 によりますと、現地時間11日に「LATAM航空。チリ」のシドニー発オークランド行き800便・B787-9型機が洋上で、突然激しく急降下し、天井に頭をぶつけるなどで乗客約50人が重軽傷を負う事故がありました。
この際の機長は乗客に 「システムの故障が原因で、一時操縦不能となったが、回復した 」と説明しました。
ニュージーランド事故調査委員会はこの機のブラックボックスを回収し、今後、チリ当局主導で事故調査が行われる事になります。
*3月12日
@今朝、緊急事態による「カーフュー弾力的運用」が発生しました
上段の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」にもあるように,今朝、緊急事態による「カーフュー弾力的運用」が発生しました。
メキシコシティ発成田行きのアエロメヒコ58便の機内で急病人が発生し、午前5時58分に,A滑走路南側から着陸したものです。
@ベトナム航空が夏季ダイヤで、成田=ホーチミン線を減便へ
今日の「Aviation Wire」によりますと、ベトナム航空が発表した今夏季ダイヤで、成田=ホーチミン線を現在の1日2往復から1日1往復に減便します。
@2月の航空機登録で成田空港を定置場とするヤマト HD の2号機が新規登録されました
国土交通省が発表した「2月航空機登録情報」によりますと、成田空港を定置場とする新機登録ではヤマトHDの2号機となる「JA82YA」A321-231型機が登録されています。
@全日空と日本航空が33年ぶりとなる,大幅な賃上げ回答
昨日の「NHKニュース」によりますと、全日空と日本航空は昨日までに、今年の春闘の賃上げについて労組に回答しました。
これによりますと、全日空は月額1万1000円で、定期昇給と合わせると5.6%の賃上げになります。一方、日本航空は月額1万2000円で、定期昇給と合わせると6%の賃上げになります。
両社とも33年ぶりとなる1991年以来の、高い水準となります。
@米国の来年度予算案で航空管制官を2000人増員盛りこむ
昨日の「ロイター通信(日本語版)〔livedoor news)」によりますと、米国のバイデン政権は2025年会計年度案で、航空管制官を2000人増員する手当を提案しています。
*3月11日
@「成田空港活用協」が県立松尾高校で出張授業
昨日の航空新聞社によりますと「成田空港活用協議会」は6日に県立の松尾高校で「航空/空港関連業種についての出張授業」を行いました。
同協議会はこのような出張授業を行っており、今年は松尾高校で5校目になります。
【コメント】松尾高校は私が初めて教職に就いた高校です。就職して2年過ぎた時に,成田空港(当時は新東京国際空港でしたが)の建設が持ち上がり、新聞記事にある滑走路の延長戦をひいたところ、松尾高校のほぼ真上になりました。
この事が成田空港の騒音問題に関わるきっかけとなりました。当時は校舎が松尾駅のすぐ近くにあり、総武本線は蒸気機関車が走っていました。
新校舎がが高台の上に建設されることになりましたが、この校舎には防音施設はありませんでした。
成田空港が供用開始してみると、案の定凄い騒音です。松尾高校では全校の生徒にアンケートを行い,その影響を調べました。
その後、数年で冷暖房完備の防音工事が行われました。
下の写真が南側からA滑走路に着陸する旅客機から撮った松尾高校です。
@昨日、従業員向けの空港内バス実証実験行われる
昨日の「NHKニュース」によりますと、昨日、成田空港で、5年後に倍増する空港内従業員の居住地と成田空港内を結ぶ、連絡バスの実証実験が行われました。
空港外に住む従業員は空港周辺の交通が渋滞し、NAAが民間に頼んで運航しているバスを使わなければなりませんが、交通渋滞などで30分以上かかる場合もあります。
このためNAAではこの時間を短縮するために,途中から「空港制限区域内」の道路を使用することで、どのくらい改善するかじの実証実験を行ったものです。
NAAの担当者は「利便性を高められることが確認できたので、今後、本格的な運行についても検討を進めていきたい」と話していました。
【コメント】地域の住民がかねてから要望している空港の東西を貫通する道路の建設はどうなっているのでしょうか。
@羽田空港で今朝,「ソラシドエア」機が乗客34人を乗せずに出発するトラブル
今日の「日テレNEWS」 によりますと、今朝、羽田空港で羽田発熊本行きのソラシドエア11便が、乗客34人を乗せないまま、駐機場から出発するトラブルがありました。
同機は途中でトラブルに気付き、駐機場に戻り、34人を乗せて再出発しました。
原因は乗客105人をバス3台で駐機場に向かったところ、3台目のバスが遅れ、この乗客34名を乗せないまま出発した、との事です。
@デルタ航空のCEOが「B737-10型機の受領は1〜2年遅れると予想している」
今日のブルームバーグジャパンによりますと、デルタ航空のCEOは現地時間10日、同紙の取材に対して、100機を確定、オプションで30機を発注しているB737-10型機の受領について「もし、25年に納入されるとすれば、同年後半になると既に予想していた」とし、「私の推測では、さらに1年または2年先になるだろう」と語りました。
【コメント】日本ではスカイマークが導入を予定しており、影響を受ける可能性があります。
*3月10日
@新たに就航する貨物便の運航と、訓練が佳境を迎えています
8日の出来事でも触れましたが、日本航空のJAL CARGO が運航を開始して、順調に運航しているようです。こちらは、現在の機材は1機のようで、2機目の機材がいつ頃になるのかは明らかにされていません。
また、来月に運航を開始するヤマト HD の方も、2機体制で連日の訓練を行っています。
下の写真は「Flightradar24」による2号機の“JA82YA」機の様子です。
また、その下の写真は5日に「さくらの丘」から撮った,訓練に出発する「JA81YA」離陸写真です。小雨が降っていたのでピントが甘いのですが。
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*3月9日
@三沢市が独自の移転意向アンケート調査へ
昨日の「NHKニュース」によりますと、米軍機の騒音に悩まされる三沢市では、市独自に岡三沢5丁目と6丁目の住民約90世帯に、移転を希望するかどうかのアンケートを実施することになった、とのことです。
防衛省は昨年10月から騒音レベルを調べる調査を始めていますが、「移転対象区域の線引きはまだされていないが、前もって意向調査をするということで大きな前進だ」などの住民の意見を考慮した、との事です。
@サンフランシスコ発関西空港行きのユナイテッド航空機から離陸直後にタイヤ1本脱落
昨日の「NHKニュース」によりますと、現地時間7日11時半過ぎ、米国のサンフランシスコこら関西空港に向かって離陸した、ユナイテッド航空35便・B777型機で、離陸直後に左主翼のタイヤ1本が脱落するトラブルがありました。
同機はロサンゼルス空港に無事緊急着陸しました。乗客・乗員249人にケガはありませんでした。
同機は機体を交換して関西空港に向かいました。
落下したタイヤはサンフランシスコ空港の職員用駐車場に落下し、数台の車が損傷しました。
写真は「Flightradar24」によるユナイテッド航空35便の航跡です。
@ユナイテッド航空のB737-8型機が着陸後、誘導路を逸脱し草地に停止
今日の 「sky-budget」によりますと、現地時間8日、米国ヒューストン空港でメンフィス発ヒューストン行きのユナイテッド航空2477便・B737-8型機が着陸後滑、滑走路から誘導路に入るところで誘導路から逸脱し、草地に停止するトラブルを起こしました。
乗客・乗員にケガはありませんでした。原因は今のところ分かっていません。
@インドネシアのバティック航空機で,パイロット2人が約30分居眠り
今日の 「sky-budget」によりますと、インドネシアの航空当局が公表した資料で、現地時間の1月25日に、ケンダリ発ジャカルタ行きのIバティックエア723便で、28分間機長と副操縦士が同時に居眠りするトラブルがありました。
この時間帯に機長は正規の休息時間でしたが、副操縦士が居眠りをしていました。目を覚ました機長が事態に気付き、管制官に通信機器が故障したと、嘘をつきました。
この間、同機は自動操縦で飛行していました。
*3月8日
@エルアル航空が昨日から成田=テルアビブ線を再開
昨日の「NHKニュース」によりますと、昨年11月から運休していた、イスラエルのエルアル航空が、昨日から運航を再開しました。
今月と来月は週3往復で運航されます。成田空港への再開初便はほぼ満席だった、との事です。
【コメント】再開さるるはず、との事で成田空港公式ホームページで探したのですが、出てきませんでした。
写真は成田空港に到着したエルアル航空機です。
@ユナイテッド航空が7月31日から成田=セブ線を開設
今日の「Aviation Wire」によりますと、ユナイテッド航空は7月31日から、成田=セブ線を開設します。
1日1往復となります。機材B737-800型機となります。
@JAL CARGOの夏季ダイヤを発表
日本航空は今日、JAL CARGOの夏季ダイヤを発表しました。これによりますと、成田空港と中部空港を拠点とし、現在運航している上海線を週1便か週2便に増便し、新たに香港線を週1便で新設する、との事です。
なお、成田と中部と台北とソウルをサイクル運航する便は現行と変わりありません。
また、2号機(JA654J)は先月23日に成田空港に到着してすでに路線投入されています。
@全日空の1月実績にも羽田空港追突炎上事故の影響
全日空が今日発表した『ANAグループ1月輸送実績』によりますと、
国際線では旅客数が前年同月比・【】は2019年1月比(以下同じ)31.8%増【26.7%減】の559万7091人、利用率は72.0%となっています。
一方、国内線旅客数は8.0&%減【16.0%減】の252万397人、利用率は5.0%減となっています。
この内、成田空港路線の利用率は成田空港札幌線が74.8%、成田=大阪線が63.8%、成田=中部線が52.1%となっています。
【コメント】国際線、国内線共に旅客数が減少しています。羽田空港の追突炎上事故の影響と思われます。
@スカイマークの「2月輸送実績」は好調
スカイマークが発表した『2月搭乗実績』によりますと、有償搭乗者数が前年同月比(以下同じ)10.1%増の64万3521人、有償搭乗率は5.5ポイント増の85.8%となっています。
*3月7日
@世界の1月航空旅客数は大幅な伸び、 IATA
今日の航空新聞社によりますと、国際航空運送協会(IATA)は現地時間6日、1月の世界航空旅客数を発表しました。
これによりますと、総旅客数は前年同月比(以下同じ)16.6%増となり、利用率は1.7ポイント増の79.9%となっています。
国際線では旅客数が20.8%増、利用率は79.7%となり、一方、国内線旅客数は10.4%増、利用率は4.2ポイント増の80.2%となっています。
@エチオピア航空が B777-9型機を確定8機で発注の覚書
昨日の航空新聞社によりますと、ボーイング社は現地時間4日、エチオピア航空と開発中のB777-9型機を確定8機、オプションで12機を発注する覚書を締結した、と発表しました
*3月6日
@春秋航空が4月24日から成田=石家荘線を開設へ
今日の 「sky-budget」 によりますと、中国の春秋航空は、4月24日から成田=石家荘線を開設します。週2往復(成田発着 水・日曜日)です。
写真は第3ターミナルのフードコートよりにある“春秋航空”のカウンターです。現在は路線がほとんどなく,人影は見られません。
@国土交通省が1月の接触事故を重大インシデントに指定せず
今日の北海道放送によりますと、国土交通省は、去る1月16日に新千歳空港で起こった旅客機同士の接触事故を「重大インシデント」ではなく、「イレギュラー運航」に認定しました。
両機の損傷が軽微なものだったこと、としています。
@世界の1月国際貨物輸送が19.8%増
今日の航空新聞社によりますと、国際航空運送協会(IATA)が現地時間5日に発表した1月のぼ航空貨物需要を表すCTKは、前年同月比18.4%増になり、、この内、、国際線では19.8%増となりました。
このCTKは2021年夏以降の最高となっています。
【コメント】日本では貨物でも回復が遅れていますね。
@スイスのチューリッヒ空港の滑走路延長が住民投票で認められる
今日の「Traicy」によりますと、スイスのチューリッヒ空港にある、2本の滑走路延長をめぐる住民投票が行われました。
この結果、賛成が有権者61.7%となり、延長が認められることになりました。
【コメント】スイスでは問題があると、頻繁に住民投票が行われますね。
*3月5日
@チャイナエアラインが4月19日から成田=高雄線を増便へ
昨日の「Aviation Wire」によりますと、チャイナエアラインは4月19日から、成田=高雄線を現在の1日1往復から週10往復に増便します。
増便分は成田発着 水・金・日曜日となります。
@アメリカン航空が大量発注を発表
今日の「Aviation Wire」によりますと、アメリカン航空は現地時間4日、エアバスにA321neo型機を85機、ボーイング社にB737-10型機を85機、また、エンブラエルにE175型機90機を発注する、と発表しました。
それぞれの機種のオプションを含めると、合計は最大で453機となります。
写真は少し古いのですが、第2ターミナルのアメリカン航空機です。
*3月4日
@「ZIPAIR Tokyo」が今日から、チェックインカウンターでの座席アップグレード販売を開始
「ZIPAIR Tokyo」は今日から、チェックインカウンターでの座席アップグレード販売を開始しました。
フルフラットシートの空きがある場合に、スタンダードシートから変更が出来ます。
対象路線は成田=シンガポール線と成田=仁川線となります。料金は成田=シンガポール線が4万円。成田=仁川線が1万円となります。
@圏央道の難工事「芝山トンネル」が貫通
1日のチバテレビによりますと、先月29日午前11時頃、圏央道の大栄JCTから松尾横芝IC間の開通が遅れる原因となっていた、長さ616mの芝山トンネルが貫通しました。トンネル掘削は軟弱地盤や,基準を超える重金属の汚染などで難航し、開通が約2年遅れています。
これにより、この区間の全面開通が2026年度となる事になります。
この完成により、東京湾アクアライン経由で成田空港に物資を輸送できることになります。
【コメント】また、トンネル工事現場から,高谷川下流部の横芝光町にある,縄文時代後期の低地遺跡では、工事に伴う発掘調査で、丸木舟15隻が一気に見つかっています。約5000年前の祖先が、丸木舟で船団を組み、魚を捕っていたのでしょうか。
このような文化遺産を残すことは出来ないのでしょうか。
全てが“金儲け最優先”で良いのでしょうか。
*3月3日
@千葉県のホームページに令和4年〔2022〕年度年報が載りました
今朝確認した所、千葉県のホームページに「令和4年(2022年)度成田空港周辺航空機騒音測定結果(年報)