2008年2月の出来事


*2月29日

@成田空港会社社長が外資規制の必要性を強調
 成田国際空港株式会社の森中社長は昨日の記者会見で、空港会社などへの外資規制について、「空港は日本の対外的な窓口。国の一定の意思が反映されたものであることが必要だ」と改めて外資規制の必要性を強調しました。また、2009年度に予定している株式上場への影響について、「ベストの環境が整ったタイミングで上場したい」と語り、外資規制を含めた空港会社への国の方針を踏まえて上場する意向を示しました。

@日本人は5%減も、外国人は13%増に・1月運用状況
 成田国際空港株式会社が昨日発表した1月の運用状況によりますと、旅客は前年同月比でプラスマイナスゼロとなりましたが、国際線では日本人が4ヶ月連続減の同5%減となったのに対し、外国人は同13%増となりました。発着回数は同1%減、貨物量は同4%増となり、輸出は6ヶ月連続増の同6%増、輸入は同3%減となりました。給油量は同4%減で発着回数が1%減と言うことから機材の小型化が進んでいることが伺えます。

@ウラジオストック航空が成田=カムチャッカにチャーター便
 ウラジオストック航空はこの夏に成田=カムチャッカ間のチャーター便を12本運航する計画とのことです。

@全日空機が貨物扉警告で新千歳に引き返す
 26日午後6時35分頃、新千歳発仙台行きの全日空728便・A320型機が離陸上昇中に貨物室ドアが閉まっていないとの警告灯が点灯しました。警告灯は約10分後に消灯しましたが、同機は新千歳空港に引き返し、7時30分頃、無事に着陸しました。同便は欠航となり乗客は他の便で仙台に向かいました。原因はセンサーの不具合だったとのことです。

@全日空がB-747-400型機3機を売却
 全日空は昨日、国際線用のB-747-400型機3機をリース会社に売却することを決めました。これによる特別損失約115億円を3月期に計上するとのことです。ただし、この3機をリースで借り受け2010年まで使用します。2010年には国際線のB-747-400型機をすべて退役させるとのことです。


*2月28日

@政府が空港会社の外資規制導入を今国会では見送る
 政府は空港関連会社への外資規制の導入を今国会では見送ることになりました。空港整備法改正案から外資規制の部分を削除して提出するとのことです。今後検討するとしています。

@名古屋空港中華航空機事故判決でエアバス社の責任認めず
 1994年に名古屋空港で起こった中華航空機の墜落炎上事故の遺族2人(他の原告は和解が成立)が中華航空と事故機を製造したエアバス社の責任を追及した裁判の判決が今日、名古屋高裁でありました。判決で裁判長は原告と被告の双方の控訴を棄却し、1審判決を支持しました。争点となっていたエアバス機の自動操縦装置について裁判長は「自動操縦装置の設計に欠陥はなく、副操縦士が機長の指示で操縦輪を押し続けたことが最大の原因」と認定しました。

@FA18戦闘機の方が遥かにうるさい
 航空自衛隊千歳基地で行われていた日米共同訓練は昨日終わりましたが、基地の北端から約2Km離れた千歳市住吉地区での騒音測定によりますと、最高音は米軍のFA18戦闘機による107.1dbでした。FA18戦闘機3機の着陸時の騒音は航空自衛隊のF15戦闘機の騒音に比べて、9.4〜24.6db高くなったそうです。

@新千歳空港で台湾機が誘導路で動けなくなる
 昨日午後7時頃、新千歳発台湾・高雄行きのユニエアー1709便・MD90型機が離陸に向け誘導路を走行中に動けなくなりました。1時間半後に牽引車に引かれて駐機場に戻りましたが、原因は分かっていません。

@関西空港で航空機の位置を動画で提供へ
 関西空港会社は3月13日から同空港に向かっている航空機の位置情報を旅客ターミナルビルで動画提供することになりました。日本地図上に便名を示し、関西空港の近くではアニメーション動画で表示するとのことです。1ヶ月の試験期間を経て修正し正式に提供します。

@今度は英国議会屋根で滑走路増設反対訴える
 27日、ロンドンの英国議会の屋根に6人の活動家が侵入し、ヒースロー空港の拡張工事に反対する垂れ幕などを掲げて抗議行動を行いました。6人は3時間後に警察に拘束されました。6人は議会への入場証を入手し、非常口から屋根に登ったとのことです。

@受領したばかりのB-777型機を超低空飛行させて解雇
 いつのことかはっきりしないのですが、シアトルのボーイング社の飛行場で、工場から出たばかりのキャセイ航空に納入されるB-777型機を滑走路の上空高度8.5m・時速518Kmで超低空飛行させたパイロットが解雇される事件があったとのことです。この飛行機にはキャセイ航空の会長も乗っていたとのことで、外で見ていた人たちは大歓声を上げて盛り上がったそうですが、乗客は驚きのあまり静まり返ったそうです。同社の広報は「こうした低空飛行には会社側からの承認が必要で、これをしていなかったために解任した。」と述べたそうです。
【コメント】確かにやり過ぎでしょうね。着陸時の倍近いスピードですからね。何百億円もする航空機を壊されでもしたら大変ですし、乗客の命を危険に晒したのですから。


*2月27日

@来月25日に発着回数の可能性について説明受けることに・推進会議
 2回目の成田国際空港都市づくり推進会議が25日開かれ、来月の25日に第3回会議を開き、成田国際空港株式会社から成田空港の発着回数の可能性について説明を受けることで合意したとのことです。

@NW機が焦げ臭いにおいで成田に引き返す
 昨日午後7時48分頃、太平洋上を飛行中の成田発マニラ行きのノースウエスト航空19便・B-747型機から「トイレで焦げたようなにおいがするので、引き返して緊急着陸したい。」との連絡が入りました。同機は8時01分に無事成田空港に着陸しました。点検したところ、火災が発生した形跡はありませんでした。

@「2500m化と羽田D滑走路完成で座席数は増えない」航空会社
 昨日開かれた日本旅行業協会(JATA)の経営フォーラムの分科会で2010年の成田空港平行滑走路2500m化後と羽田空港再拡張完成後の航空会社が提供する座席数について、出席した日本航空や全日空などは「機材を小型化し、効率の良い運航を目指すために提供座席数が大幅に増えることはない。」と一致して述べました。

@全日空が国際貨物の燃油サーチャージャーを値上げへ
 全日空は昨日、4月1日からの国際線貨物にかける燃油サーチャージャーを1Kg当たり12〜14円値上げする申請を国土交通省に提出しました。

@滑走路増設に反対し機体によじ登る・ヒースロー空港
 25日、ロンドンのヒースロー空港に到着したブリティシュ・エアウエイズの航空機に4人のグリーンピースの活動家がよじ上り、同空港の3番目の滑走路の建設に反対し、気候変動を招く排出ガスの規制を求める横断幕を取り付けました。4人は航空券を買い、どこからか駐機場に入って同機に駆け寄り、タラップから機体にのぼりました。1時間後に駆けつけたクレーン車で降ろされ拘束されました。


*2月26日

@「コスモ企業」がA380型機の機内食を提供
 5月に成田空港就航予定のシンガポール航空のA380型機用の機内食に「コスモ企業」が選定されました。同社は今までにもシンガポール航空の業務が多く、今回、A380型機用に高さ8mまでカートを持ち上げられる特殊車両を導入します。

@全日空機が滑走路で立ち往生・大阪空港
 今日午前8時半頃、大阪発鹿児島行きの全日空541便・B-767型機が離陸のためにB滑走路に進入したところ、前輪のステアリングが効かなくなり、滑走路上で立ち往生しました。同機が牽引車で駐機場に戻るまで、約30分間B滑走路が閉鎖されました。この影響で出発機8便に最大で58分の遅れが出ました。同便は欠航となりました。原因は調査中です。

@スイスの国民投票で戦闘機の飛行制限が否決
 24日に行われたスイスの国民投票で戦闘機の訓練飛行を制限する提案(20日の出来事を参照)は68.1%の反対で否決されました。ただし、地元では軒並み賛成票が多数になりました。
【コメント】スイスでも同じですね。影響を受けない人たちは公共性や国の安全を優先させるのですね。影響を受けるのは少数ですから、厳しいですね。他人の痛みはなかなか分からないものです。

@アリタリア航空・赤字は縮小も通常運航維持には資本注入不可欠
 アリタリア航空は14日、2007年の業績を発表しましたが、税引前損益が3億6390万ユーロの赤字になりました。前年に比べますと赤字は約40%減少していますが、「今年後半の通常運航を確保するには約7億5000万ユーロの資本注入が不可欠」としています。


*2月25日

@2500mになってもA380型機は平行滑走路を使えず
 成田空港の平行滑走路が2500mになってもA380型機は平行滑走路を使用できないとのことです。ネックは誘導路で、通れないところがあるとのことです。

@中部空港行きのシンガポール機がエンジン1基で緊急着陸
 今日午前7時半頃、シンガポール発中部行きのシンガポール航空672便・B-777型機が和歌山県沖を着陸に向け降下中に右エンジンにトラブルが発生しました。このため、同機は左エンジン1基で飛行を続け、8時頃緊急着陸を行いました。乗員・乗客に怪我はありませんでした。このトラブルで滑走路を点検したため、出発便7便に最大で18分の遅れが出ました。

@ヴァージン航空機がバイオ混合燃料での飛行に成功
 ヴァージンアトランティック航空は24日、B-747型機の1基のエンジンをバイオ燃料を20%混ぜた混合燃料を使って稼働し、ロンドンからアムステルダムへの試験飛行に成功したことを明らかにしました。


*2月24日

@大韓航空が2010年にA380型機を成田空港に就航か
 大韓航空はA380型機を使って運航する仁川=パリ線を一部、成田線へ運航させる機材繰りの関係から、2010年以降に成田への就航も検討しているようです。

@強風の成田空港への影響はほとんどなし
 昨日午後から今日にかけて日本各地で吹き荒れている強風は交通機関に大きな影響を与えていますが、成田空港では風向きが滑走路に対してほぼ平行に吹いているため、離着陸は順調に行われています。これが、この時期に多くなる南西からの強風になりますと強い横風になり、影響が出るのですが。

@20代の海外旅行意欲が減退
 日本人の出国者が昨年は前年に比べてわずかながら減少しましたが、業界で危惧されているのは若者、特に20代の海外旅行意欲の減退が顕著なことだそうです。もちろん少子化の影響もあるでしょうが、1996年に海外旅行者全体の中で20代が占める割合は27.8%でしたが、2006年には17.0%まで下がったとのことです。20代全体として「海外旅行に行きたいと思わない」とする人が約18%、「5年から2年に1度で良い」とする人が約40%となっており合計で約58%となっています。この両者の合計を年収別で見てみると、300万円未満が約62%となり、300万から600万円では約48%、600万円以上が約38%となっています。若者の間で進行している“格差の拡大”が大きく影を引いているようです。「海外旅行への意欲が減退している」と言うよりは、「行きたくても、行けない。だから考えない」と言う要素が強いと言えそうです。このような思考傾向を「近頃の若者は元気がない。」と批評するのは簡単ですが、将来への不安が考え方を後ろ向きにしている面もありますね。


*2月23日

@アシアナ航空機が無許可で離陸・福岡空港
 昨日午後0時12分頃、福岡発仁川行きのアシアナ航空131便・A330型機がヘリコプターの離陸直後に離陸滑走を始めるトラブルがありました。管制官がヘリコプターに離陸許可を出した直後だったことから、この離陸許可を自機へのものと勘違いした可能性が高いとのことです。管制官が気づきましたが、離陸を中止させるのは危険として、滑走路上空を横断する予定だったヘリコプターに回避を指示し、そのまま離陸させ、同機は仁川に向かいました。国土交通省は航空法違反の可能性が高いとしてアシアナ航空に説明を求めることにしています。
【コメント】このところ、日本の空港でのトラブルが多いですね。何か、嫌な予感がします。安全に対する感覚が希薄になっているのでしょうか。“安全を最優先にする”と言う基本を肝に命じてほしいと思います。

@香港エクスプレス航空が日本各地に定期便
 香港エックスプレス航空は22日、香港と日本各地の空港を結ぶ定期便を就航させることを明らかにしました。4月3日から香港=沖縄線に週2便で就航し、下旬には週4便にするとのことです。また、4月・5月に岡山・鹿児島・広島・中部に就航するそうです。香港からの観光客をターゲットにしているとのことで、機材はB-737-800型機を使います。

@ベネズエラ国内線機は山中に墜落・生存者なし
 ベネズエラでの事故機はメリダ北東約11Kmの山中に墜落しているのが発見されました。生存者はいないとのことです。事故を起こしたのはATR-42型機とのことです。


*2月22日

@成田空港の検問を突破した男が50分後に逮捕
 昨日午前10時半頃、新空港自動車道から成田空港に入る検問所を住所不定、職業不詳の39歳の男が乗用車で突破し、空港内に侵入しました。この男は11時20分頃、整備地区の臨空開発第1センタービル1階の喫茶店でカレーを食べているところを逮捕されました。男は動機などについて黙秘しているとのことです。この間、成田空港の3カ所の検問所が閉鎖されました。
【コメント】逮捕までに50分もかかったのはどうしてでしょう。突破されたら、カメラなどで追跡できないのでしょうか。こんな警備体制では心配ですね。

@3月17日からJR八王子駅北口停留所新設・リムジンバス
 「空港リムジンバス」は成田空港=八王子地区線で「JR八王子駅北口」停留所を3月17日から新設し、この路線の増便を行うとのことです。

@ギャラクシーエアラインズ機が滑走路を誤認・新千歳空港
 今日午前7時半頃、羽田発新千歳行きのギャラクシーエアラインズ902便・A300-600F型機が新千歳空港の滑走路と約2Km離れた航空自衛隊千歳基地の滑走路に誤進入するトラブルがありました。滑走路の数Km手前で管制官が気づき、同機に着陸復航を命じました。同機は約10分後に新千歳空港の滑走路に着陸しました。当時は視界が良く、パイロットは着陸誘導装置(ILS)を使わずに目視で着陸しようとしていました。滑走路を誤認したものと見られます。

@日本航空がA350XWB型機の導入を検討
 日本航空が次世代中型機の一部としてエアバス社のA350XWB型機の導入を検討をしていることが分かりました。同社はボーイング社のB-787型機を55機導入する予定で、すでに35機を発注しています。しかし、B-787型機の納入延期があり、中型機の導入が遅れると高止まりが予想される燃料費の負担が重くなるリスクを分散するために検討しているとのことです。まだ発注していない20機をA350XWB型機に振替える可能性もあるとのことです。

@ベナズエラで46人乗りの国内線が消息を絶つ
 南米・ベネズエラ西部で21日、メリダ発カラカス行きの国内線旅客機が離陸直後に消息を絶ったとのことです。乗員・乗客は46人で、中には日系、もしくは日本人と見られる名前が1人あるとのことです。山岳地帯に墜落したとの情報もあります。

@今年の受注は半減の700機を予想・エアバス社
 エアバス社は20日、今年の受注機数が昨年の約半分となる700機程度になるとの見通しを明らかにしました。理由として、昨年の大量受注で受注残が約3600機に達していることを上げています。なお、A380型機の今年の受注は30機程度と見込んでいるそうです。

*2月21日

@「発着回数の可能性説明、3月には受けたい」と成田市長
  成田市の小泉市長は昨日の記者会見で成田空港の発着枠拡大の可能性についての成田国際空港株式会社からの説明を「3月中には受けたい。」と述べました。しかし、難色を示した芝山町の相川町長には話しておらず、「理解は得られると思う。」と述べました。次回推進会議は25日に予定されていますが、この際の議題には入っていないとのことです。

@日本航空の燃油サーチャージャー引き上げ横並びに
 日本航空は昨日、4月1日からの国際線普通運賃に付加する燃油サーチャージャーの引き上げを発表しました。これによりますと、今までの「ケロシン1バレルあたり5ドル上昇した場合に引き上げる」を「1バレルあたり10ドル上昇した場合に引き上げる」に改めるとのことで、今回は普通片道で欧米線が20000円、ハワイ・東南アジア線が14000円、中国線が6500円、韓国線が2500円となるとのことです。これは、全日空と同じ水準となります。
【コメント】昨日の出来事では「ケロシン1バレルあたり5ドル上昇した場合」での想定ですが、全日空が1月1日からの値上げを見送ったことが日本航空にとって不利になったのでしょうか。今回は、また、横並びになりました。

@羽田の大型ハンガーで火災発生・5分で消火
 昨日午後、羽田空港の日本航空大型第2ハンガーで、重整備中のB-777-200型機で火災が発生しました。整備士が貨物室内でクリーニング作業中に有機溶剤に引火して出火しました。火は消火器ですぐに消し止められ、負傷者も出ませんでした。貨物室の天井部分は無傷で、床は消火剤で覆われたとのことです。原因は調査中とのことです。

@米・Go!航空機が居眠り操縦?空港通り過ぎる
 13日、ハワイ州を拠点とする「Go!」社のホノルル発ヒロ行きの航空機が目的地ヒロの上空を巡航高度で通過し、約24Km先で引き返し、無事着陸するトラブルがありました。約20分間にわたり管制官との交信が途絶えたとのことです。アメリカ連邦航空局(FAA)は機長と副操縦士が居眠りをしていた可能性があるとして調査を開始しました。Go!社の労組は「人手不足で過剰勤務が続いている。」として不満を表明していました。

@A380型機の燃料ポンプが故障で飛べず
 シンガポール航空は19日、シンガポールからシドニーに向かう予定だったA380型機の燃料ポンプに不具合が見つかり、ポンプを交換するため、同日の便の機材をB-747-400型機に変更したことを明らかにしました。

@エアバス社が燃料電池搭載機の試験飛行に成功
 エアバス社は20日、燃料電池を搭載した航空機を開発し、このほど、試験飛行に成功したと発表しました。ただ、燃料電池はエンジンとして使われたわけではなく、機内照明や機体制御などに使う電力を供給する目的とのことです。しかし、これにより駐機中の補助動力エンジンの使用がなくなり、二酸化炭素の削減や補助動力装置を使わないことによる騒音軽減や大気汚染の削減に役立つとして、補助動力装置の代わりに燃料電池を積む航空機を開発するとのことです。

@欧州域内の遅延率・ワーストワンはヒースロー空港
 欧州域内の航空会社30社で構成する業界団体は19日、域内の主要26空港の2007年定時離陸率を明らかにしました。それによりますと、ワーストワンはロンドン・ヒースロー空港で遅延率が35%、ベストワンはベルギーのブリュッセル空港で同17%でした。欧州域内では悪天候や便数の増加で遅延率が上昇しているとのことです。


*2月20日

@兵庫県が大阪空港整備費地元負担を一括負担へ
 兵庫県は来年度予算に大阪空港整備費の地元負担分を全額県が負担するための予算2億3000万円を計上しました。来年度については、地元自治体に負担を求めない方針です。

@エアニッポンネットワーク機で貨物室火災の警告灯が点灯
 詳細は不明ですが、昨日、エアニッポンネットワークのDHC8-300型機で貨物室に煙が発生しているとの警告灯が点灯しました。点検したところ、火災の痕跡は見つかりませんでした。

@4月からの燃油サーチャージャーで差
 4月からの普通運賃に加算される燃油サーチャージャーで日本航空と全日空との間で、差が生じることになりそうです。全日空は1月の値上げを見送りましたが、4月からの引き上げを発表し燃料のケロシンの価格が1バレルで10ドル上昇するごとに改定するとしています。一方、日本航空は正式にはまだ発表していませんが、1バレルで5ドル上昇するごとに改定することにしており、価格が1バレルあたり105ドルから110ドルの範囲で見ると、全日空の方が片道3000円から600円安くなるもようです。

@スイスの国民投票で戦闘機の爆音規制が問われる
 24日に行われるスイスの国民投票で戦闘機の爆音に何らかに規制をとるように求める案件がかけられます。基地周辺の住民は「戦闘機が通るたびに、幼稚園の児童が泣きわめく。」「1度来た観光客も再び来ることはない。」「子供たちもこの地を離れていく」と訴えています。これに対して政府は「国の安全にとって欠かせない」「夜間も22時以降は飛ばさないなどの対策をとっている」として国民に反対するよう訴えています。

@ILFCがB-787型機の遅延で補償を要求へ
 米航空機リース大手のインターナショナル・リース・ファイナンス(ILFC)のCEOは19日、74機発注しているB-787型機の遅延について「ボーイング社に大規模な補償を求める。」と語りました。同社はすでにリース契約を結んでおり、1機あたりの契約額は1ヶ月およそ100万ドルになるとしています。

@BAのB-777型機着陸失敗事故機のエンジン本体は正常
 先月17日におこったブリティシュ・エアウエイズのB-777型機着陸失敗事故を調べているイギリスの事故調査委員会は18日、「エンジン本体に問題はなかった」とする中間報告を発表しました。今後はエンジンの高圧燃料ポンプの損傷を再現し、事故機の記録データと照合することにしている、とのことです。


*2月19日

@東京航空交通管制部のシステムがダウンし出発便に遅れ
 昨日午後4時32分頃、東北から関西にかけての航空路管制を行っている東京航空交通管制部のシステムでレーダー情報と飛行計画をリンクさせる回線がダウンし、便名などがレーダー上に表記されないトラブルが発生しました。このために便名などを手動で入力したために出発機の間隔を空ける措置がとられました。システムは6時13分に復旧しました。原因は調査中とのことです。このトラブルで、成田空港でも75便に最大1時間10分の遅れが出ました。

@千葉県が「成田スマートIC」を予算に計上
 千葉県は成田空港周辺の交通渋滞を解消するために、「成田スマートIC」(仮称)を来年度予算に盛り込みました。

@無許可離陸滑走機の交信は訓練生が担当
 新千歳空港での日本航空機の無許可離陸滑走トラブルで、当時、交信を担当していたのは副操縦士の資格を取るための訓練生だったことが分かりました。管制官の指示を復唱しなかったのもこの訓練生でしたが、機長と副操縦士も同じ無線交信を聞いていたとのことです。

@全日空が成田=ムンバイのビジネスジェット便を2機体制へ
 全日空は現在週6便で運航している成田=ムンバイ線のビジネスジェット便を4月11日から毎日運航することを明らかにしました。このために、現在、関西空港=広州線で運航しているビジネスジェット便の機体を改修して成田=ムンバイ線に投入します。ただ、改修のために3月3日〜4月7日までは現在の水曜日に加え月曜日も運休とします。成田=ムンバイ線は需要が上向いており、2機体制にすることにより、トラブル時にも欠航便が出ないようにするとのことです。

@全日空で資格持たない整備士がエンジンを整備
 全日空の整備士が整備資格のないB-767フレーター型機のエンジンを整備していたことが昨日分かりました。同社内の安全総点検で分かったものです。同社は昨年12月25日に国土交通省に報告しました。この整備士はB-767型機の整備資格は持っており、B-767フレーター型機の資格試験にも合格していましたが、発令はされていませんでした。B-767型機と同じエンジンだったので整備しても良い、と考えていたとのことです。同様な無資格整備は昨年にも発覚し厳重注意を受けました。今回、国土交通省は行政指導を行ったとのことです。

@「eチケット控えは有効な航空券」と国土交通省
 国土交通省航空事業課長 は、「ゴーイング」の業務停止によってeチケットを持っているにもかかわらず、航空機に搭乗を拒否されるケースが出た問題で、「eチケット控えが有効な航空券の一部であることは、運送約款上明確で あり、有効な航空券を所持した旅客を搭乗拒否することはできない」として、 近く航空会社に対し、eチケット控えが正式な航空券であるとの位置付けを徹 底するよう、通達を発出する方針を明らかにしまた。

@大韓航空機がA380型機を3機追加発注
 大韓航空は18日、エアバス社のA380型機を追加で3機発注したことを明らかにしました。これで、同社が発注したA380型機は合計8機になります。


*2月18日

@操縦士が指示を復唱せず、防氷剤効果切れを懸念
 新千歳空港での無許可離陸トラブルのその後ですが、航空・鉄道事故調査委員会の調べでは日本航空では2005年1月に新千歳空港でおこった今回と同様のトラブルの後、管制官の指示を復唱することにしていましたが、今回、操縦士は復唱を行っていなかったようです。一方、管制官は通常離陸を許可する場合にのみ使う「テイクオフ」という言葉を入れて指示を出したようです。また、操縦士は大雪の中、機体に雪が積もるのを防ぐ防氷剤を散布してから1時間が経過して、防氷剤の効果(最大で1時間20分が限度)が切れるのを気にしていたとのことです。

@離陸準備中に操縦桿不具合警告で欠航に
 昨日午前9時50分頃、佐賀発羽田行きの全日空454便・A320型機が離陸準備中に操縦桿の不具合を示す警告灯が点灯しました。このため、同便は欠航となりました。その後の点検中に警告灯が消灯したため、同機は乗客を乗せずに羽田空港に向かいました。

@日本エアコミューター機が空調不具合で引き返す
 昨日午後5時55分頃、大阪発大分行きの日本エアコミューター2367便・DHC8-400型機が離陸した直後に、機内の空調設備の不具合を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は大阪空港に引き返し、無事着陸しました。同便と折り返し便が欠航となりました。

@シネルジー・エアロスペースがA350XWB型機10機発注
 エアバス社は14日に中南米の企業連合・シネルジー・エアロスペースとA350-800型機を10機確定、10機オプションとする覚え書きを取り交わしたことを明らかにしました。また、香港のCジェット・リミテッドとA350XWB型機のコーポレート・ジェットを発注する覚書を締結したことを明らかにしました。


*2月17日

@成田と中部で乗客にも緊急地震速報を伝える事に
 成田空港と中部空港は今春から大きな地震が発生した際に震度などを事前に伝える気象庁の緊急地震速報を導入する事になりました。旅客ターミナルなどを中心に館内放送でも流します。外国人向けに英語でも放送するとの事でです。国内の6空港では既に管制官などが利用しているとの事ですが、一般旅客向けに放送するのは始めてとの事です。

@日航機が許可を得ずに離陸を始める・着陸した日航機と接近
 昨日午前10時半頃、新千歳発羽田行きの日本航空502便・B-747-400型機が管制官の許可を得ないまま離陸滑走を始めるトラブルがありました。このとき、滑走路上には直前に着陸した関西空港発新千歳行き日本航空2503便・MD90型機が走行していました。管制官が502便に離陸の中止を指示し事なきを得ましたが、両機の距離は約1800mだったとの事です。502便が「滑走路に入って離陸に向け待機せよ。」という管制官の指示を「離陸許可」と勘違いした可能性があるとの事です。当時、新千歳空港は雪が降り視界は500mほどしかなかったために502便から2503便は見えなかった模様です。除雪ため、もう1本の滑走路は閉鎖され、通常なら離陸と着陸が別々の滑走路で行われていますが、このときは同じ滑走路で離着陸が行われていました。同機はいったん、駐機場に戻りましたが、午後2時に結局欠航となりました。乗客へのトラブルの説明はなかったとの事です。航空・鉄道事故調査委員会は重大インシデントにあたるとして調査官3人を派遣しました。

@乗客の治療で酸素が足りなくなり3便が欠航
 昨日午前、日本航空機で乗客が体調不良を訴えました。このために機内の酸素マスクを使いました。これにより、機内の酸素が規定よりも少なくなったため、この機体が使えず、この機体を使う予定だった鹿児島発神戸行きなど後続の3便が欠航となる珍しいトラブルがありました。

@新型インフルエンザが大流行すると500万〜5億人の死者も
 14日に開かれたJTB主催のセミナーで発表されたところによりますと、研究者たちは口を揃えて「鳥インフルエンザが変異した新型インフルエンザの大流行は必ず起きる。」と言い、「大流行すると、4日から7日程度で世界中に同時多発、伝播し、16億人から30億人が感染、死亡者は最低で500万人、最大5億人にのぼる。」とされており、オーストラリアのように国境閉鎖を検討する国もあるとの事です。


*2月16日

@軽食カートをトイレに入れて飛行・成田行きの日航機
 6日に釜山から成田空港に向かった日本航空958便・B-767型機で軽食用の入ったカートをトイレに入れて離着陸していたことが今日分かりました。前の便で食事用のカート1台を降ろし忘れたためにトイレに入れたとのことです。離陸に向けて誘導路を走行中に収納場所がないことに気がつきましたが、機長には報告せずトイレに入れて離陸したとのことです。トイレに入れられた軽食はそのまま乗客に提供されたとのことです。報告を受けた国土交通省は航空法違反にはあたらないとしていますが、日本航空に厳重注意しました。

@成田空港で放射能物質テロ訓練を実施
 昨日、成田空港第2ターミナルで放射能物質を使ったテロが起きたことを想定した訓練が行われました。訓練には29機関から約150人が参加しました。犯人の逮捕から放射性物質の検出、汚染した人の病院への搬送などが行われました。

@全日空が4月からの燃油サーチャージャー値上げを発表
 全日空は昨日、4月1日〜6月30日までの運賃に追加される燃油サーチャージャーの値上げを発表しました。それによりますと、欧米線で片道7000円上げて20000円に、ハワイ・インド線などが同4100円上がって14000円に、中国線は同1800円上がって6500円となっています。同社は1月の値上げを見送っていました。なお、今後は燃料が1バレルで10ドル上がるごとに燃油サーチャージャーを改定するそうです。

@英国の2大航空会社が運賃の一部を返還へ
 イギリスのブリティシュ・エアウエイズとヴァージンアトランティックは15日、航空運賃に追加する燃油サーチャージャーを「共謀して高くしていた」と訴えていたアメリカの集団訴訟で和解したことを明らかにしました。これにより、燃油サーチャージャーの3分の1を返還することになりました。対象者は約800万人以上と見られ、総額で2億400万ドル以上になるとのことです。


*2月15日

@出発前のNW機で乗客荷物が発火
 昨日午後5時半頃、成田発香港行きのノースウエスト航空1便・B-747-400型機で出発前に乗客が搭乗を始めてしばらくして、乗務員が客席上部の棚から煙が出ているのを見つけました。火はすぐに消し止められましたが、調べたところ中国人男女の持ち込み荷物の中から焦げた懐中電灯の電池が見つかりました。この男女は同便への搭乗を見送りましたが、この影響で同便の出発が約1時間遅れました。

@オイル漏れでB滑走路が50分間閉鎖に
 昨日午後7時36分にB滑走路に着陸した中国・浦東発成田行きのユナイッテド・パーセル・サービス109便・B-767-300型機の着陸後点検で左エンジンからオイルが漏れているのが見つかりました。成田空港会社で点検したところ、誘導路にオイルが落ちており、この清掃のために同滑走路は約50分間閉鎖されました。

@アエロフロートが4月22日から第1ターミナルに
 アエロフロートは4月22日から成田空港の第2ターミナルから第1ターミナルに移転します。チェックインカウンターは北ウイングの「アイランドE」に、ラウンジはスカイマーク加盟の航空会社のラウンジを使うとのことです。

@小松基地周辺住民が「第5次小松基地爆音訴訟」
 小松基地の騒音に悩む被害住民でつくる「訴訟連絡会」は昨日、今年12月にも「第5次小松基地爆音訴訟」を提訴することを明らかにしました。第5次訴訟では過去の損害補償とともに、将来の損害補償を求めます。また、飛行差し止めも求めることにしています。川本弁護士は「国による恒久的な救済策がない限り、住民には裁判で被害を認定してもらうしか解決策がない」と話しています。

@DHC8-300型機が主脚未格納の警告で引き返す
 今日午前8時50分頃、旭川から丘珠に向かって離陸したエアニッポンネットワークのDHC8-300型機で右主脚の車輪が格納されていないことを示す警告灯が点灯しました。このため、同機は旭川空港に引き返し無事着陸しました。同機は昨日、函館から丘珠に向かったところ、視界が悪く旭川空港に臨時着陸していたもので、丘珠に戻るために離陸し、乗客は乗っていませんでした。

@関西3空港の国内線旅客が3年ぶりに減少
 国土交通省がまとめた2007年の関西空港・大阪空港・神戸空港の合計国内線旅客は前年比0.2%減となり、わずかですが、3年ぶりの減少となりました。国内線の一部を大阪空港から関西空港に移したところ、関西空港の国内線旅客の伸びが大阪空港旅客の減少に追いつきませんでした。乗客が「関西空港では遠くて不便」と思い、新幹線に切り替えたことが原因のようです。また、4月からはスカイマークが神戸=羽田線を減便することにしており、関西の3空港の国内線旅客の需要はは芳しくありません。

@日本航空の増資にめど・14社が出資へ
 日本航空が主要取引銀行などに要請していた優先株による増資について、14社が応じることがわかりました。これにより、約1500億円の増資が実現することになります。

@三菱重工がMRJ開発パートナー企業5社を発表
 三菱重工は昨日、MRJのサプラヤーとして新たな5社を明らかにしました。アメリカのパーカー・エアロスペースは油圧システムで、ハミルトン・サンドストランド は電源、空調、APU、燃料タンク防爆、高揚力装置、防火などの各システムで 、日本のナブテスコは既に発表されているロックウェル・コリンズとフライト・ コントロールを共同開発し、また、住友精密工業は降着システムで参画するとのことです。

@ボーイング社がB-737-800型機のボルトの設計変更を申し出
 ボーイング社は先頃、昨年8月に那覇空港でおこった中華航空のB-737-800型機炎上事故で燃料タンクを突き破ったボルト部分の設計変更を航空会社に提案していることがわかりました。

@インドネシアで人から人への感染の疑い・鳥インフルエンザ
 インドネシア保健省は14日、ジャカルタに住む38歳の母親と14歳の娘が鳥インフルエンザに感染したことを明らかにしました。この母子は鶏を飼っている祖母の家に行ったとのことですが、人から人への感染の可能性もあることから世界保健機関(WHO)が調査に乗り出すことになりました。


*2月14日

@睡眠時の航空機騒音で高血圧症が50%多く発生
 このほど明らかにされた、グラスゴー大のラーズ・ヤロップ(Lars Jarup)博士率いる研究チームが欧州委員会からの資金援助を得て、過去5年に渡って約5000人を対象に行った研究調査で、後に心臓発作や脳卒中、腎臓病、痴呆症の引き金ともなる高血圧症を患う確率は、空港周辺に住む人では約50%高いという結果が出ました。ロンドン、アテネ、イタリアのマルペンサ空港、スウェーデンのアーランダ空港の4ヵ所における空港付近の住民140人を対象に行った詳細な調査では、夜間の寝室での航空機から発せられる騒音レベルと、15分おきの血圧を測定した結果、寝室内の騒音レベルが10dB上がるごとに血圧は14%上昇するとのことです。

@日本航空が羽田空港の格納庫2棟を売却
 日本航空は今日、羽田空港の格納庫2棟を三菱商事系の「産業ファンド投資法人」に約422億円で売却することを明らかにしました。売却後は年間約20億円の賃借料で借りるそうです。売却代金を有利子負債の縮小や航空機の購入資金に充てるため、とのことです。

@全日空が4月からの国際線運賃発表・最大で8.8割引も
 全日空は昨日、、4月からの国際線運賃に「スパーエコ割り」を創設することを明らかにしました。これにインターネット割引を併用すると欧州線では最大で88%割引になるとのことです。設定日や座席数は限られていますが、成田=バンコク・シンガポールで往復29000円(インターネット割引を含まず)から、成田・関空・中部=アメリカ西海岸では同48000円(同)から、成田=パリ・ロンドンでは同59000円(同)からなどとなっています。

@ベラルーシで離陸に失敗・10人負傷も死者はなし
 アルメニアの首都・エレバンからベラルーシの首都・ミンクスに向かって離陸しようとしたベラルーシ国営ベラビア航空のCRJ100型機が滑走路上で転倒し炎上しました。同機には乗員・乗客21人が乗っていましたが、このうち10人が負傷したとのことです。死者はいないそうです。


*2月13日

@成田空港で非常用管制塔の使用訓練始まる
 成田空港で昨日から管制塔が使えなくなった場合に備える、非常用管制塔の使用訓練が始まりました。18日までの予定で、管制官ら約150人が参加するとのことです。

@昨年のMDMAの押収量が過去最高に・成田空港
 東京税関成田支署は昨日、2007年の成田空港における合成麻薬・MDMAの押収量が前年比で2.9倍の30万688錠に達し、過去最高になったと発表しました。欧州方面からの密輸が多く、手口は外国郵便が16件、旅客によるものが14件、貨物が2件となっているとのことです。

@中部空港会社が2本目滑走路の建設を決定
 中部空港会社はこのほど、2本目滑走路の建設を決定しました。現滑走路と平行にするそうです。建設費用は埋め立ても含めて1500〜1700億円と見積もり、長さは3500mとするそうです。V字型にせず、平行にしたのは横風による欠航率が0.1%とわずかなことと、V字型にした場合に陸地部分の騒音被害が拡大するため、としています。

@天草エアライン機が計器不具合で4便欠航
 今日午前8時55分頃、福岡発天草行きの天草エアラインのDHC8-100型機で機長席の航法計器に不具合が発生しました。副機長席の同計器は正常なため、そのまま飛行を続け天草空港に定刻に着陸しました。修理のために後続の4便が欠航となりました。

@スカイマークに6000万円の支払いを命じる
 スカイマークエアラインから鹿児島空港の地上支援業務を委託されていた岩崎産業が「一方的に委託料を減額され損害を被った」として損害賠償を求めた裁判の判決が昨日、東京地裁でありました。裁判長は「引き下げの合意は成立していなかった。」としてスカイマークエアラインに6000万円を支払うように命じました。

@三菱重工が技術者を600名採用・MRJ事業化向けか
 三菱重工は大量の技術者の募集を行っています。同社名古屋航空宇宙システム製作所は16日に東京,17日に大阪で大規模な技術者の中途採用に向けたセミナーを開催し,航空機の生産技術,生産管理,航空機設計の技術者を募集するとのことです。その採用ページでは「この度,三菱重工では,国家的プロジェクトであるMRJプロジェクトをはじめとした航空機プロジェクトが,動き出しています。我々はこのプロジェクト成功に向けて,今まで培った三菱重工の全てを投入したいと思います。さらに,世界でも類を見ない,画期的な航空機を開発するためには,斬新な発想と豊かな経験を持った人材が,今後ますます必要となっています。このプロジェクトの中核を担い,未来の航空機業界を創出するエンジニアを大募集致します。」と書かれており、MRJの事業化を強く意識したものになってます。


*2月12日

@「ゴーイング」の業務停止で予約した航空機に乗れず
 東京都港区に本社のある旅行業「ゴーイング」が2月1日に業務を停止し、同社でeチケットを購入した客が空港で航空会社に搭乗を拒否される事態になっているとのことです。「ゴーイング」にチケットを販売した航空券ホールセーラーが債権回収が難しいと見て予約を取り消してしまったことが原因と見られています。搭乗を拒否されたのは7日段階で約240名となっているようで、日本旅行業協会では弁財金還付の案内を開始したとのことです。

@三菱重工がMRJ事業化に向け3団体に加入
 三菱重工は今日、「MRJの事業化に向けて必要」として航空業界3団体、ERA(European Regions Airline Association)、RAA(Regional Airline Association)、IATA(International Air Transport Association:国際航空運送協会)に加入したことを発表しました。

@アリタリア航空の合併交渉が停滞
 アリタリア航空の買収をめぐり前政権が「独占的な交渉権をエールフランスKLMに与えたのは違法」としてイタリア航空業界2位のエア・ワンが起こした訴訟について、イタリアの裁判所は20日に裁定を下すことを明らかにしました。これにより、20日までは交渉ができないことになりましたが、大きな影響はないとのことです。買収をめぐってはエールフランスKLM側がローマを拠点としてミラノの路線を縮小することを提案しており、北部の経済的な地盤沈下を懸念する反対が政府や財界から出ています。しかし、合併交渉が長引けば赤字がさらに膨らみ、破産に至る可能性もあります。


*2月11日

@乱気流に巻き込まれ女性が重傷・中国国際航空機
 昨日午後7時15分頃、北京発関西空港行きの中国国際航空161便・B-737-300型機が鳥取県上空を飛行中に乱気流にあい、乗客の日本人女性が腰や腹などを打ち、腸が傷つく重傷を負いました。女性はトイレから座席に戻る途中でした。同機は7時50分に関西空港に着陸しました。


*2月10日

@法務省が不正パスポートを即時に判断できるシステム整備へ
 法務省はテロ対策として国際刑事警察機構(ICPO)の約1400万件のデータベースを活用して、パスポートが本人のものかどうかを即時に判断できるシステムの構築に乗り出します。2008年度から順次全国の空港と港湾に導入していくことにしています。

@中部空港で国内線22便が欠航・大雪で
 昨日の大雪で、中部空港では滑走路の除雪などで空港が断続的に閉鎖され、国内線の22便が欠航となりました。遅れも多数出ました。


*2月9日

@京成成田駅前に新ホテル・来年5月オープン
 来年5月に京成成田駅から徒歩1分の場所に大型ビジネスホテルがオープンします。アバグループは昨日、458室のビジネスホテルの起工式を行いました。競争が激しい成田空港周辺ですが、リーズナブルな価格と、日本語・英語・中国語・韓国語で予約できるインターネット予約などを武器に参入するとのことです。

@嘉手納基地周辺の防音区域拡大を要請
 新嘉手納基地爆音訴訟原告団と沖縄平和運動センター・中部地区労の代表らは昨日、沖縄防衛局を訪ね、防衛省が2005年度から実施している米軍嘉手納基地周辺のうるささ指数(WECPNL)分布の見直し作業について、(1)民家防音助成区域の拡大(2)客観的・科学的な分析をして住民の意見を反映させた見直し作業にすることなどを要請しました。


*2月8日

@堂本知事が外資規制に賛成を表明
 千葉県の堂本知事は昨日の記者会見で空港会社への外資規制について、「国と県の利益に反することを(外国資本が大株主になった)空港会社で決定されるのは困る。」と述べ、外資規制に賛成する立場を明らかにしました。

@成田空港での入浴剤輸入が急増
 今日の毎日新聞によりますと、成田空港からの入浴剤の輸入が年々増えているとのことです。2005年が94.3トン、2006年が145.2トン、2007年は1月から10月までで156.5トンとなっています。従来は船便で輸入されたのですが、流行の変化が早いために船便では間に合わず、航空便による輸入が増えているとのことです。輸入先はドイツやフランスなどヨーロッパが圧倒的とのことです。

@日本航空が全額支払いを表明・個人情報リスト作成裁判
 日本航空は昨日東京地裁開かれた個人情報リスト作成・保有問題を巡る裁判の第1回口頭弁論で請求を認諾し4800万円の賠償請求額を全額支払うことを明らかにしました。しかし、「会社再建中の労使間の係争は避けねばならず、大所高所から認諾した。組織としてのリスト作成への関与や不当労働行為という原告の主張自体を認めたわけではない」としています。これに対して原告側は「問題の真相を隠蔽するために金を払うということは許されない。会社側に説明を求めていく。」と反発しています。なお、訴えられたJAL労組とリスト作成に関与したとされる日本航空の管理職は争う姿勢を表明し、こちらの訴訟は継続されます。

@全日空も国際線を値上げへ・日本航空と横並び
 全日空は6日、国際航空運送協会(IATA)の改定に基づいた4月からの国際線普通運賃の値上げを明らかにしました。値上げ額は日本航空と横並びになります。

@日本航空の連結業績が3年ぶりの黒字
 日本航空が今日発表した2007年4月から12月の連結業績によりますと、営業利益が前年同期の58億円の赤字から825億円の黒字に転換しました。黒字は3年ぶりになります。純利益も同93億円の赤字から204億円の黒字になりました。国際線の好調とコスト削減が奏効したとのことです。

@ニュージーランド航空機内で女がパイロットにナイフで斬りつける
 8日朝、ニュージーランド南島のブレーナムからクライストチャーチに向かっていたニュージーランド航空のチャーター便内で33歳の女がパイロット2人にナイフで切りかかり、2人とも手足に傷を負いました。しかし、同機は25分後に無事にクライストチャーチ空港に着陸し、女は逮捕されました。

@乗客の暴行で臨時着陸・アメリカン航空機
 6日、アメリカのニューヨークのケネディ空港からパリに向かったアメリカン航空機でフランス人の男が乗務員を殴打しました。このため、同機はボストンのローガン空港に臨時着陸し、男は逮捕されました。男は入国管理法に違反していることが判明し、フランスに強制送還される見通しとのことです。


*2月7日

@スカンジナビア航空が来年の夏にストックフォルム直行便検討
 スカンジナビア航空は来年夏に、現在運航している成田=コペンハーゲン線の内週3便をストックホルム直行便とする検討を始めました。北欧に対する観光の需要が増えているため、としています。

@三菱重工がボンバルディア機部品製造から撤退
 三菱重工は昨日、現在生産しているボンバルディア社のDHC8-400型機・CRJ-700・900型機の部品生産を2009年度中に中止し、ボンバルディア社に移管する事を取締役会で決定しました。これによる特別損失は270億円になるとの事です。MRJやB-787型機向けに経営資源を集中するためと見られています。

@出雲空港滑走路逸脱事故は片側エンジンの推力低下原因
 昨年12月18日に出雲空港で起こった日本エアコミューターのサーブ340B型機が着陸時に滑走路を逸脱した事故で、航空・鉄道事故調査委員会は今日、タイヤのパンクが原因ではなく左エンジンの推力がなくなったために右に反れて逸脱した事を明らかにしました。パンクは逸脱の後に起こったとの事です。今後はなぜ、エンジンの推力が落ちたかを調査するとの事です。

@搭乗者増えるも目標に届かず・神戸空港2年目
 神戸市は昨日、神戸空港の2年目(昨年2月から今年1月)の搭乗者数が297万2726人・平均搭乗率65.8%となった事を明らかにしました。1年目よりも約27万5000人増えましたが、目標の319万人には届きませんでした。

@デルタ航空とノースウエスト航空の合併間近か
 6日付けの米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によりますと、アメリカ航空業界3位のデルタ航空と5位のノースウエスト航空との合併合意が2週間以内にも発表される可能性があるとの事です。実現すれば世界最大の航空会社になります。しかし、同2位のユナイテッド航空と4位のコンチネンタル航空も合併交渉を進めているそうです。

@アメリカ国内線の遅延悪化
 アメリカ運輸省は5日、2007年の国内線遅延率が26%と、調査を始めた1995年以降ワースト2位を記録したと発表しました。昨年は24.5%でした。理由として航空需要が旺盛になっている事を上げています。


*2月6日

@B-777-300ER型機エンジンテスト用ブラストフェンス建設へ
 昨日の「日刊航空」に「成田空港、整備地区にブラストフェンス」と言う記事(題字だけですが)が出ていましたので、成田国際空港株式会社に問い合わせました。その結果、「整備地区(Google マイマップを参照)に、屋内ノイスサップレッサーにも屋外ノイズサップレッサーにも対応できないB-777-300ER型機のエンジンテスト用に暫定ブラストフェンスを建設します。大きさは長さ130m、高さ5mです。運用時間は6時から23時までです。」との答えでした。ブラストフェンスは航空機エンジンからの排気が他の航空機や車両に直接吹き付けないようにするためのもので、音を小さくする効果はありません。騒音の程度について質問しましたが、「エンジンテスト全体の97%はノイズサプレッサーを使っているので、B-777-300ER型機のエンジンテストの影響は大きくはない。」との事でした。エンジンテストで周辺地区の騒音が激しくならなければ良いのですが。

第2ターミナルのシャトル脇にある白いブラストフェンス(2004年11月)

@成田空港会社が「成田空港モニター」を募集中
 成田国際空港株式会社は「成田空港モニター」を29日まで募集しています。モニター期間は4月から来年3月の1年間で、フォーラムに参加したりアンケートの答える事になります。募集定員は日本人1000名と外国人200名です。応募資格は昨年4月以降に成田空港から海外に行った事がある事、メールアドレスを持ちインターネットにアクセス可能な事です。応募はここから。

@JR東日本が成田エクスプレスの車両を新型に交換へ
 JR東日本は昨日、来年秋以降に成田エクスプレスに新型車両を投入する事を明らかにしました。動揺防止装置(アクティブサスペンション)を装備するほか、車いす用のトイレを設置、荷物置き場に防犯カメラや盗難防止用の鍵を取り付け、セキュリティー面の向上も図るとしています。2年間で全ての車両を交換します。

@日本航空が4月からの国際線運賃値上げを発表
 日本航空は昨日、国際航空運送協会(IATA)の運賃改定に基づき、4月から国際線普通運賃を値上げすると発表しました。北米・ハワイ方面が13%、中国・韓国・東南アジア方面が10%、欧州方面はクラス別に6〜17%となっています。

@スカイマークが4月料金の一部を値下げ・エアドゥも対抗
 スカイマークは1日、4月1日?31日までの運賃を国土交通省に申請しました。それによりますと、他社が4月から値上げする中で羽田=福岡線と羽田=新千歳線の普通運賃などを1000〜2200円値下げします。ただし、羽田=神戸線や「前割」の一部は値上げになります。エアドゥはこれに対抗して昨日、羽田=新千歳線の4月中の道民割引運賃を月〜木曜日は14800円に、金〜日曜日と祝日は16000円に値下げすると発表しました。

@エアドゥが2010年度に10機体制に
 エアドゥは現在6機の使用機数を羽田空港再拡張が完成する2010年度に10機にする計画です。機種はB-737型機を検討しています。まず、10月の新千歳=仙台線への就航時に1機増やすとの事です。

@神戸空港の駐車料金24時間無料サービスを継続へ
 神戸市は神戸空港の駐車料金を搭乗者は24時間無料としているサービスを4月以降も継続する方向で検討に入りました。このサービスが神戸空港の利用促進に寄与していると判断したものです。

@三菱重工次期社長「近くMRJで朗報を伝えられるかも」
 4月1日に新社長に就任する三菱重工の大宮副社長は4日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに答えて、「MRJは低燃費で環境にやさしく、世界の航空会社の関心は高い。しばらくしたら(事業化決定の)朗報が伝えられるかもしれない」と述べたとの事です。


*2月5日

@日本航空の運航計画詳細・成田空港関係
 2日の出来事で一部書きましたが、日本航空の2008年度運航計画の中で成田空港関係は旅客便が成田=ニューヨーク線が週1便増、成田=釜山線が週7便増、成田=杭州線が週2便増、成田=モスクワ線が週1便増となり、貨物便では成田=中部=天津=関西線が週2便減、成田=大連が週1便減、成田=天津=大連=成田線が週1便増、成田=天津=大連=関西線が週1便増、成田=青島線が週1便増、関西=青島=成田線が1便減、成田=関西=台北=成田が週1便減、成田=台北線が週1便増となっています。

@2基目のA380型機用搭乗橋を15番スポットに整備検討
 成田国際空港株式会社はA380型機用の2番目の搭乗橋を15番ゲートに整備する方向で検討している、との事です。乗り入れを表明しているエール・フランス用になります。なお、A380型機用の搭乗橋の利用料金は専用料金を検討しているそうです。

@日本航空機でブレーキ不具合の警告灯点灯
 昨日午後6時15分頃、羽田発福岡行きの日本航空355便・B-767型機でアンチスキッドブレーキの不具合を示す警告灯が点灯しました。同機は6時25分頃、福岡空港に無事着陸しました。このブレーキがなくても安全に着陸できますが、消防車が出動・待機しました。

@BAがシティー空港とニューヨーク間にビジネス便を運航へ・騒音軽減で着陸進入角を5.5度
 ブリティシュ・エアウエイズは1日、ロンドンの中心街に近いシティー空港からニューヨークへの直行ビジネス便を1日2往復運航する計画を明らかにしました。この空港は市街地にあり、滑走路が1508mしかありません。このために騒音に配慮せねばならず、着陸進入角度を5.5度(通常は3度)としています。ブリティシュ・エアウエイズでは「急角度進入システム」を搭載したA318型機を使って運航する事にしています。

@ユナイテッド航空が2個目の荷物から有料に
 アメリカのユナイテッド航空は4日、割引運賃で乗る客の2個目の預け荷物から有料にすると発表しました。料金は25ドルとの事です。これにより、年間1億ドルの増収を見込むとの事です。アメリカではサウスウエスト航空が1月下旬から3個目からの有料化を始めています。


*2月4日

@「12月の羽田=虹橋線の影響は6000人」と成田空港会社
 成田国際空港株式会社では羽田=虹橋(上海)線の開設による旅客動向調査を行いましたが、12月単月で羽田=虹橋線の利用者が約1万9000人だったのに対し、成田=浦東線は前年比約20%減となる4万4600人だったことが分かりました。1万1800人の減 少となりますが、同社では乗り継ぎ客などを考慮すると6000人程度が羽田=虹橋線に流れたと見ています。

@ジェイエアのCRJ200型機で防氷装置警告で2便欠航
 昨日午前11時40分頃、大阪発山形行きのジェイエア2233便・CRJ200型機で防氷装置の故障を示す警告灯が点灯しました。同機はそのまま飛行を続け無事山形空港に着陸しました。このトラブルで折り返し便など2便が欠航となりました。

@JAXAが超音速旅客実験機の主契約社に富士重工選定
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)はこのほど、静粛超音速機(SST)の実験機の主契約社に富士重工を選定しました。来年度に概念設計を行い、2009年度夏に行われる文部科学省の中間評価でOKが出れば、2009年度から実験機の開発に乗り出す事になります。この実験機は自立飛行が可能な無人機となります。
【コメント】多分、昨年11月14日のシンポジュウムで展示されていたものの実験機と思います。(2007年11月15日の出来事を参照)


*2月3日

@解説と資料のページに【航空機騒音評価方式と環境基準についての資料】を載せました
 「解説と資料」のページに載せていた、航空機騒音の評価方式と環境基準改正についての資料を新ページにまとめました。

@成田空港の誘導路灯火をLDEランプに換える実験を実施
 今日の東京新聞によりますと、成田国際空港株式会社は誘導路に使われている航空灯火をハロゲンランプからLEDランプにするための実証実験を行っているそうです。LEDランプはハロゲンランプに比べて寿命が25倍、消費電力が4分の1になりますが、ハロゲンランプに比べて明るさが弱いために滑走路の灯火としては使えず、実証実験の結果が良ければ2010年3月の平行滑走路2500m化完成時に合わせ、誘導路の灯火をLEDランプに換える計画との事です。

@2007年の発着回数3%増、旅客は1%増
 成田国際空港株式会社が発表した12月の運用状況に2007年1年間の運用状況(速報値)も出ていますが、それによりますと、発着回数が前年比で3%増、旅客数が同1%増、航空貨物量は同1%減となっています。給油料は前年並でした。

@成田空港は雨のようです
 今日の成田空港は雨で、雪による影響は今のところないようです。

@A380型機を使い新しいガス液化燃料GTLの実験
 1日、エアバス社はA380型機の4基のエンジンの内の1基を新しいガス液化燃料GTLで動かす試験飛行を実施しました。試験飛行は、英ブリストル近郊フィルトンから仏トゥールーズの間で実施されました。新しいガス液化燃料GTLは環境に優しく、燃費も良いとの事です。


*2月2日

@日本航空が成田=釜山線と成田=ニューヨーク線を増便へ
 日本航空は昨日、2008年度の路線計画を明らかにしました。この中で、「成田空港タグローバル・ハブ機能」の強化を打ち出し、成田=釜山線と成田=ニューヨーク線を増便し、1日2往復にする事を明らかにしました。

@酔ってJR第2ターミナル駅のドアを蹴り大破・逮捕
 千葉県警成田空港署は31日夜にJRの第2ターミナル駅改札事務室のドアを大破させた酒々井町の58歳の会社員を現行犯逮捕しました。この男性は酒に酔って帰宅する際に寝込んでしまい、第2ターミナル駅まで乗り過ごしました。酒々井駅に戻ろうとして「電車がなかなか来ない。」と腹を立て、事務室のドアを繰り返し蹴って大破させたものです。

@第2滑走路オープンから半年・貨物便は増加するも旅客は横ばい
 関西空港の第2滑走路がオープンしてから今日で半年になりました。2007年の乗り入れ便数は貨物便や国内線が伸びて、過去最高の1日当たり170.8便(前年同期比9%増)となりました。しかし、旅客数は横ばいで1日当たり45500人、貨物取扱量は同1%増となっています。旅客はオープンした8月以降でも前年同期比で1%増に留まっています。

@日本航空7労組が1万円の賃上げを要求へ
 日本航空の7つの労働組合(約5500人)は今年の春闘で一律1万円の賃上げを統一要求とする事になりました。これに対して会社側はゼロ回答で応じる模様です。

@ボリビアで150人乗りの旅客機が胴体着陸・死者はなし
 1日未明、南米ボリビアのラ・パスからコビーハに向かったLAB航空のB-727型機が悪天候のため、約500Km離れたトリニダに向かいましたが、空港まで約5Kmの沼地に胴体着陸してしましました。同機には乗客・乗員150人以上が乗っていた模様です。情報によりますと、けが人は出ているものの、死者はいなかったとの事です。

@米航空会社大手6社のうち5社が赤字に
 アメリカ航空会社大手6社の10〜12月期決算が出そろいましたが、原油高騰が響いて業界4位のコンチネンタル航空を除く5社が税引き前損益が赤字となりました。


*2月1日

@1月のアクセス数は23861回でした。

@「外資導入規制は必要」と森中社長
 成田国際空港株式会社の森中社長は昨日の記者会見で、国土交通省が今通常国会に提出を予定している、空港会社への外資の出資規制(3分の1未満に)について「日本の表玄関である空港を外資にコントロールされることは国民にとっても問題。一定の規制はやむを得ない。」と述べ、規制が必要との考え方を表明しました。この件では自民党の国土交通部会で「規制緩和の流れに逆行する。」との異論が相次ぎ混乱しています。

@A380型機用搭乗橋完成は4月25日
 A380型機の成田空港への乗り入れが迫るなか、46番スポットに整備中のA380型機用搭乗橋の完成が4月25日に決定しました。成田国際空港株式会社は46番スポットも含めて4カ所の整備を行う予定です。(2008年1月18日の出来事を参照;右写真は今日第1ターミナルで撮影したシンガポール航空のA380型機就航ポスター)

@香港・マカオ機の発着回数は週108回で合意
 国土交通省は昨日、香港とマカオの航空当局者協議で成田空港と羽田空港を除いた航空自由化で合意した事を明らかにしました。成田空港については香港での日本の発着回数・週108回と同じ回数を認める事で合意に達しました。

@スカイマークが全日空運賃で公正取引委員会に意見書
 スカイマークは昨日、公正取引委員会に「全日空がダンピングに当たる割引運賃を設定している」とする意見書を提出しました。全日空が羽田と札幌・福岡・那覇を結ぶ路線でスカイマークの便と競合する便の割引運賃を不当に安く設定し、競合しない便では高く設定している事は採算を無視した不公正な価格で独禁法に違反している、としています。

@日航インターナショナルと日本アジア航空が4月1日に統合
 日本航空は昨日、日本航空インターナショナルと日本航空アジア航空を4月1日付けで統合する事を明らかにしました。本日の臨時株主総会で決議されるとの事です。

@世界の国際線旅客の伸びが鈍る・IATA
 国際航空運送協会(IATA)は31日、2008年の国際線旅客は前年比5%増となり、2007年見込みの7.4%増を下回る見込みと発表しました。燃料費の高騰とサブプライム問題による景気の後退が原因で、すでに、昨年11月の伸びが9.3%だったのに対し、12月は6.7%と減少しているとの事です。


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