2010年1月後半の出来事(25日〜31日)
*1月31日
@ニュースの量が多かったせいでしょうか、「1月後半の出来事」にソースが出てきましたので、2分割しました。
@成長戦略会議では「30万回」を想定
国土交通省成長戦略会議の中間整理素案では、成田空港について「成田空港の発着枠が8万回増える前提で、国内路線の拡充、ビジネスジェットの運航を容易にする運用方針を設定」し、「成田、関空などでのLCC専用ターミナル建設」し、さらに、関西空港の救済については「関空のバランスシート改善では、成田国際空港会社の株式上場益」などを充てる、としているようです。
@中国のビジネスチャーター機が引き返す・中部空港
昨日午後9時30分頃、中部空港を出発した中国のビジネスチャーター航空会社「ディアジェット航空」903便・レイセオン・ホーカー800型機で、燃料装置の不具合を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は中部空港に引き返し、10時55分に無事緊急着陸しました。
*1月30日
@「運用時間延長は非常にありがたい」全日空成田空港店支店長
今日の毎日新聞によりますと、全日空成田空港支店・小林支店長は成田空港の運用時間延長について「ありがたい話だ。1時間拡大してもそこに多数のダイヤを張るわけではない。厳格な制約の中では昼間の運航に制約が出る。少し緩和するだけで運航の柔軟性は飛躍的に高まる。」と述べました。また、B滑走路について「B滑走路が2500m化されたが、4000mのA滑走路に比べ機材や路線に制約がある。ターミナルも二つに分かれ、離陸までの地上移動で無駄な時間と燃料がかかる。滑走路の使用条件に差がなくなれば第1ターミナルの航空機はA滑走路で、第2からはBでと効率的な使い方ができる。」と述べました。さらに、成田空港の将来について「世界の至るところとつながっていること。羽田の国際化といっても成田全体のネットワークは担えない。国内外の航空会社は成田に既に多額の経費を投じており、一斉に羽田へシフトすることはない。」と述べています。
@全日空の10月〜12月連結決算は98億円の赤字に
全日空が昨日発表した2009年10月〜12月の決算によりますと、最終損益は98億円の赤字となりました。国内線の低迷が続き、国際線の単価の低迷も原因としています。2四半期ぶりの赤字となります。
@スカイマークが茨城空港開港記念フライト
スカイマークは茨城空港が開港する3月11日に4便の記念フライトを設定する、と発表しました。神戸から茨城、茨城から神戸往復、茨城から羽田になります。運賃は茨城=神戸が6000円、茨城=羽田が5000円となっています。今日の午前9時からの販売ですが、先ほど、スカイマークの予約ページで見ますと満席になっているようです。
@成田空港2009年輸送実績は旅客4%減、貨物量12%減
昨日発表された成田空港運用状況によりますと、2009年通年の輸送実績は旅客数が前年比4%減、貨物量が同12%減となっています。国際線旅客では日本人が同5%減なのに対して、外国人は同11%減となっています。通過客は同7%増でした。また、国内線旅客は同9%増と伸びています。貨物量は輸出が同22%減、輸入が同9%減となっています。発着回数は同3%減、給油量は同10%減となっています。
@山武市エンジン部品落下事故は静翼の酸化腐食が原因
運輸安全委員会は今日、2008年9月に成田空港を離陸したエアインディアのB747-337型機・第3エンジンが破損して、エンジン部品が成田空港南西にある山武市に落下し、自動車3台にあたるなどした事故の報告書を公表しました。報告書によりますと、エンジン内部の空気の流れを整える静翼の一部が酸化により腐食して破損し、動翼などにあたって部品が飛び散ったものと、しています。エンジンを作ったゼネラレ・エレクトリック社は静翼の酸化腐食について航空会社に注意を呼びかけていましたが、交換時期については言及していませんでした。
@綾瀬市の民家に米軍機の部品が落下・ガラスなど壊す
昨日午後2時15分頃、神奈川県綾瀬市の民家に通過した米軍厚木基地所属のFA18E戦闘攻撃機(スーパーホーネット)から部品が落下し、雨樋と防音工事のためにベランダに立てかけてあった窓ガラスのガラスを破損しました。すぐそばの室内では大工さんが防音工事を行っていました。米軍関係者によりますと、部品は車輪格納装置の一部で直径3cm・長さ約56cmの金属製でした。
@羽田空港国際線の配分を決定
アジア
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中国 |
(2便)
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韓国 |
2便
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香港 |
2便
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タイ |
1便
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マレHシア |
1便
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シンガポール |
2便
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米州
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米国 |
4便
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カナダ |
1便
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欧州
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ドイツ |
2便
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オランダ |
1便
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フランス |
1便
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英国 |
1便
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中国
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(8便)
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韓国
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6便
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香港
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2便
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台湾
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4便
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@茨城空港定期便就航でスカイマークと茨城県が協議
スカイマークと茨城県は茨城空港に定期便を就航させる問題で協議を行っている、とのことです。スカイマークは茨城=神戸線に定期便を就航させる意向とのことです。ただし、就航への条件として(1)空港でのチケット販売はクレジットカード決済などに限定する料金徴収の簡素化、(2)搭乗手続きの自動チェックイン方式の採用、(3)機体整備などを行う整備士を常駐させない、(4)空港ターミナルビル内に支店を開設しない、などを県側に提示しているとのことです。今のところ、就航の有無や、就航する場合の時期や便数については何も決まっていないようです。
@「日本航空提携先は2月中に」と企業再生支援機構幹部
今日の日本経済新聞によりますと、日本航空の会長に就任する稲盛氏は昨日、デルタ航空とアメリカン航空の幹部と個別に会談し提携のメリットなどについて話を聞きました。また、企業再生支援機構の幹部は昨日、提携先の選定について「米社との提携は日航にとって大きな判断。新会長などの意向も聞き、慎重に考えながら2月中に決める」と述べました。
@日本航空が関西空港路線を増減便へ
日本航空は昨日、神戸空港からの撤退を受けて、関西方面路線を強化するため、関西空港からの羽田線・那覇線・新千歳線を1日1便増便することを明らかにしました。関西=羽田線は5月1日から、関西=那覇線は5月6日から、関西=新千歳線は6月1日からになります。なお、関西=福岡線は4月1日から1日1便減便とします。
@「中国人観光ビザの年収制限緩和を」溝畑観光庁長官
観光庁の溝畑長官は27日の記者会見で、現在、中国人観光客のビザ取得に課せられている年収制限・25万元をやめて、クレジットカードの保有などに条件を緩和するよう外務省などに求めていく考えを明らかにしました。今夏までの実現を目指します。なお、2009年に700万人割れをした訪日外国人数を「2010年に1000万人にする」と言う目標について、「非常に厳しいものがあるが、精一杯挑戦する」と述べました。
@デルタ航空が09年決算で12億3700万ドルの赤字に
デルタ航空が発表した2009年度決算によりますと、純損益が12億3700万ドルの赤字になりましたが、前期の89億2200万ドルの赤字からは大きく改善しました。また、燃料ヘッジによる損失14億ドルを差し引きますと、2億9100万ドルの純利益になる、とのことです。また、第4四半期(10月〜12月)単独の純損益は2億2500万ドルの赤字でした。
@ユナイテッド航空の赤字も縮小
ユナイテッド航空の親会社・UALが発表した第4四半期の決算によりますと、純損益が2億4000万ドルの赤字になりましたが、前年同期の13億2000万ドルの赤字に比べて大きく縮小しました。燃料価格が前年同期に比べて半減したことが貢献している、とのことです。
@旅客数が7%増、貨物量が31%増に回復・12月運用状況
成田国際空港株式会社が今日発表した12月の空港運用状況によりますと、旅客数が前年同月比で7%増となり、貨物量が同31%増となりました。旅客数は5ヶ月連続、貨物量は3ヶ月連続の増加になります。国際線旅客は同7%増で通過客が14%増と大きく伸びています。国内線旅客は同25%増でした。貨物量では輸出が52%増、輸入が17%増になっています。発着回数は同1%減、給油量は同6%減でした。
@09年成田空港貿易額が07年の3分の2に・東京税関
東京税関がまとめたところによりますと、2009年の成田空港における貿易額が前年比で輸出額が26%減、輸入額が25.3%減となりました。下げ幅は輸出入とも過去最大となりました。最高だった2007年に比べますと貿易額は3分の2まで落ち込みました。
@「日航とデルタが提携した場合は効率的運用で話し合う」森中社長
成田国際空港株式会社の森中社長は今日の記者会見で、日本航空とデルタ航空が提携した場合、ターミナルが分かれることについて「十分に話し合い、効率的な運用を目指したい。ターミナルを移ることは可能だが、空港を利用する企業全てが納得しなければならない。」と語りました。ターミナルを移ることについては、多額の費用と工事による利便性低下が心配されています。
@「国際線へ乗り継ぐフィーダー便を拡大したい」森田知事
昨日千葉市で、第2回「成田空港緊急戦略プロジェクト会議」が開かれました。会議後、森田知事は地方空港から成田で国際線へ乗り継ぐフィーダー便を発着枠拡大に合わせて充実させる考えを示しました。会議の中で、芝山町の相川町長は「町域の3分の2が騒音地域である」ことに理解を求めつつ、B滑走路の性能向上を訴えました。
@「成田空港増枠1万回を使い切るのは2011年以降」と全日空
全日空は昨日の2010年計画の記者会見で、今年3月の成田空港発着枠拡大に際して割り当てられた「年間1万回分」の枠を全て使うようになるのは「2011年以降」になることを明らかにしました。
@全日空の2010年路線計画で成田・羽田優先し関西空港などは減便
昨日、一部を書きましたが、全日空が明らかにした2010年路線計画を見ますと、日本航空の減便・撤退の枠を確保するために成田空港と羽田空港の路線が新設増便されます。一方、関西空港や中部空港の路線が減便や撤退を余儀なくされています。これについて、昨日の記者会見で全日空は「機材を首都圏路線に集中するためのやむ終えない措置」と説明しています。路線計画の詳しい内容は「トラベルビジョン」のサイトがわかりやすいようです。
なお、成田空港関係では昨日書いた他に、3月28日から成田=瀋陽線が週3便から7便へ、成田=ホーチミン線が週5便から7便に増便されます。また、国内線で成田=新千歳線が7月1日から1日1便から2便へ、成田=中部線を8月1日から1日2便から3便へ増便となります。
@アイベックスも成田=小松線と成田=広島線を増便へ
IBEXエアラインズは昨日、7月1日から成田=小松線を1日1便から2便へ、成田=広島線を1日1便から2便に増便することを明らかにしました。全日空との共同運航になります。
@日本航空がデルタとの提携を来月1日に発表か
今日の「日テレニュース」によりますと、日本航空は新たな提携先としてデルタ航空を選び、2月1日に正式に発表する方針を固めた、とのことです。日米路線で優位に立ち、運航を効率的に行える、との判断から決断したようです。
@アイベックス機が計器誤動作で引き返す・大阪空港
昨日午後2時20分頃、大阪発福島行きのIBEXエアラインズ3117便・CRJ100型機が岐阜県多治見市上空を飛行中に自動操縦装置と水平尾翼の異常を示す警告灯が点灯しました。このため、大阪空港に引き返しました。点検したところ、警報装置の誤動作と分かりました。
@「航空業界向けの指針は特に必要ない」と公取事務局長
公正取引委員会の松山事務局長は昨日の記者会見で、国土交通大臣らが要望している航空業界の公正維持のための指針について、「独占禁止法や、不当廉売や排除型私的独占に関する指針で対処できる」と述べ、新たな指針は不要との見解を示しました。
@「09年は大戦後最悪の落ち込みに」IATA
国際航空運送協会(IATA)は27日、「2009年の航空需要が第2次世界大戦後最悪の落ち込みになった」と発表しました。旅客需要は前年比3.5%減、貨物需要は同10.1%減となり、合計では同6.1%減となりました。これは2001年の4.4%減を大きく上回るものとなっています。
*1月27日
@全日空10年事業計画で成田=ミュンヘン線などを計画
全日空が2010年の事業計画の中で、日本航空が撤退する成田=杭州線の増便や成田=青島線の機材大型化を計画し、欧州路線の強化のために成田=ミュンヘン線に新規就航する予定であることが明らかになりました。
@航空科学博物館に「ハッピーフライト」のコックピット展示
成田空港南部にある航空科学博物館にこのほど、映画「ハッピーフライト」で使われたB747-400型機のコックピットの模型が展示されました。映画で時任三郎さんや田辺誠一さんが使っていたものです。映画制作会社「アルタミラピクチャーズ」と全日空が寄贈したものです。
同館には右の写真のようなB747-400型機のコックピット模型と大きな機体模型があり、コックピットの操縦桿を動かすと機体模型がそれにつれて動く展示もあります。
@日本航空社長に大西賢氏と副社長に田口久雄氏
日本航空は今日、新しい社長に現日本エアコミューター社長で執行役員である大西賢氏を、副社長に執行役員の田口久雄氏を充てることを発表しました。両氏の就任は2月1日になります。大西氏は整備部門の出身で、新生日本航空の安全重視をアピールすることになります。両氏とも54才で若返りを図ります。
@羽田空港の09年輸送実績で国内線は8.2%減・6000万人割る
国土交通省が昨日発表した2009年の羽田空港輸送実績によりますと、国際線は前年比で8.2%増となったものの、国内線は同8.2%減となり2001年以来の6000万人割れとなりました。国内線と国際線の合計で同7.6%減となっています。
@国管理の空港着陸料割引を10年度も継続へ
国土交通省は昨日、国が管理する羽田空港などの着陸料割引を2010年度も継続する方針を固めました。これにより、航空会社の負担を減らすと共に、羽田空港到着の場合、便数の少ない空港からの便ほど割引率を大きくして地方空港への就航を支援します。
@日本エアコミューター機が前輪未格納で引き返す
今日午前10時50分頃、大阪発松山行きの日本エアコミューター2305便・DHC8-400型機が離陸したところ、前輪が格納されていないとの警告灯が点灯しました。このため、同機は大阪空港に引き返し、午後0時12分に無事着陸しました。
@那覇空港離陸直後にエンジン異常で引き返す
昨日午後6時30分頃、那覇発大阪行きの日本航空2088便・B777-300型機が離陸直後に左エンジンに異常を感じたため、約15分後に引き返しました。管制官や整備士が離陸直後に左エンジンから赤いものが見えた、と証言しています。原因は分かっていません。
@静岡=福岡線・搭乗率保証に達しない可能性
今日の読売新聞によりますと、静岡県と日本航空が搭乗率保証を結んでいる静岡=福岡線で、3月31日までの便が全て満席になったとしても、搭乗率が69.6%にしかならず、保証の70%を切ることが確実になった、とのことです。現在の搭乗率のまま推移すると静岡県が約2億円以上を日本航空に支払うことになります。
この問題で川勝静岡県知事は「勝手に撤退するのは信義違反。保証金は払わない。」と発言していましたが、25日の記者会見では、緊急に8000万円を支出してこの路線を利用する学生ツアーに対する半額補助や往復ともこの路線を利用するツアーに5000円を補助するなどの利用促進策をとることを表明し「出来るだけ、日本航空の争いの種をなくしたい。」と表明しました。
【コメント】川勝知事も大阪府の橋下知事と同じで、威勢の良いことをぼんぼん言いますが、この問題は厳とした契約のあることで、争っても勝ち目はありませんね。早く利用促進策をやっていた方が良かったのではないでしょうか。契約したのは前知事の時代、と言うことではありますが。
@関西空港会社が役員報酬を開示
関西空港会社は昨日、役員報酬を開示しました。昨年11月から今年3月までは役員報酬の10?15%を返上していますが、社長が2425万円、会長が2359万円などとなっています。この開示は、橋下府知事が「開示しなければ、金は払わない。」と言ったことに答えたもののようです。
【コメント】私たちの会も成田国際空港株式会社の役員報酬について情報公開を要求したことがありますが、「個人情報なので」と一蹴されました。しかし、透明性の高い経営にするためには開示すべきですね。天下りの問題もありますし。
@近ツリOBの3分の2が年金減額に同意
近畿日本ツーリストは昨日、昨年10月から説明会を行ってきた年金減額について、OBの3分の2が減額に同意したことを明らかにしました。今後、現役の同意を得るために、労働組合との話し合いに入るそうです。
@スカイマークの業績が好調
スカイマークの業績が好調に推移しているとのことです。2009年4月?12月の営業損益で23億円程度の黒字を確保した模様です。前年同期は37億円の赤字でした。好調の要因はツアー客らにも価格志向が強まっていること、燃料費の値下がり、機体統一の整備費の削減などがあるようです。実績を積んできて、利用者の認知度も上がってきているようです。
*1月26日
@企業再生支援機構が3550億円を金融機関から調達
企業再生支援機構は28日に民間金融機関5行から3550億円を借り入れ調達します。今回の借り入れの大部分は日本航空向けとなります。今回分には全額政府保証が付いています。
@テープで指紋認証をすり抜けた韓国人2人を逮捕
神奈川県警は昨日、指に巻く特殊テープで生体認証をすり抜けて、羽田空港から不正入国した疑いで30才代の韓国人女性2人を逮捕しました。2人は一昨年に別々に不正入国したと見られています。
@エチオピア航空機事故の乗客・乗員は全員絶望
25日朝にベイルート空港の沖合に墜落したエチオピア航空機事故は捜索の結果、30人以上の遺体が収容されましたが、海が荒れており捜索は難航しています。レバノンの航空当局は90人の乗客・乗員について「全員絶望」と述べています。
@BAがスト対策でパイロットらに客室乗務訓練始める
ブリティシュ・エアウエイズは25日から、パイロットや整備士などに対して客室乗務についての訓練を始めることを明らかにしました。これは、人員削減計画を巡って客室乗務員組合の「ユナイト」がスト権確立の投票を始めたことに対応するもの、とのことです。「ユナイト」は昨年のクリスマス休暇から12日間のストライキを実施しようとしましたが、裁判所から中止命令を受けて実施しませんでした。しかし、この訓練について専門家は実質的な効果はない、と見ています。
【コメント】3週間の訓練で客室乗務を習得できるとは思えませんね。パイロットなどの仕事に影響が出なければよいのですが。客室乗務員組合のストについてはパイロット組合などの反発があるようですが、このような反目が安全運航に影響を与えることもあり得ます。
*1月25日
@成田空港の09年定期路線のチャーター便が44便
国土交通省がこのほどまとめたところによりますと、2008年12月から開始された成田空港における定期航路線がある路線でのチャーター便の運航が昨年12月末までで、44便ありました。2008年11月までは「定期路線の運航の障害になる」として認められていませんでした。また、同じ2008年12月に認められた、第3国の航空機を使った国際チャーター便は大韓航空による成田=グアム線、アシアナ航空による成田=サイパン線など12便あった、とのことです。
@「年内に成田=パリ線にA380型機投入」とAF日本支社長
エールフランスKLMの日本支社長はこのほど、専門誌とのインタビューで年内にも成田=パリ線にA380型機を投入する予定であることを明らかにしました。座席構成はFクラスが9席、Cクラスが80席、Yクラスが449席の計538席となるとのことです。
@09年の訪日外国人が18.7%減
日本政府観光局が今日発表した2009年訪日外国人数は約679万人となり、前年比で18.7%減となりました。訪日外国人数が減少したのは2003年以来6年ぶりとなります。また、前年比で二桁減少になったのは1986年以来23年ぶりとなりました。
@国土交通省が羽田拡張後の国際チャーター便運航ルール検討
国土交通省は羽田空港拡張後の国際チャーター便の運航ルールを検討しているそうです。それによりますと、特定時間帯(21時30分?23時の出発と6時?8時30分の到着)にはチャーター便の運航を認める方向とのことです。深夜・早朝時間帯では自由な運航を認めますが、昼間の時間帯は枠が一杯になることから認めない方向、とのことです。
@イランで着陸失敗・46人が負傷
24日朝、イランのテヘランの北東約900Kmにあるマシャドの空港でタバン航空のツポレフ154型機が着陸に失敗し炎上しました。この事故で46人が負傷した、とのことです。同機は前日にイラン南西部のアバダンからマシャドに向かいましたが、マシャドが悪天候で引き返し、中部のイスファハンに着陸し、再び、マシャドに向かったものです。マシャドは当時、濃霧に包まれていましたが、機内に救急患者がいたため、強行着陸した、とのことです。
@エチオピア航空機が地中海に墜落
25日午前2時30分ごろ、レバノンのベイルートからエチオピアのアディスアベバに向かって離陸した直後のエチオピア航空409便・B737型機がレバノン空港の沖合い約12Kmの地中海に墜落しました。乗客・乗員は90人(85人との報道もあります)。当時のレバノンの天候は荒れ模様で、激しい雷雨の中で離陸した、とのことです。負傷者などはまだ不明です。「炎に包まれて墜落した」との住民証言もあるそうです。