2010年2月26日 環境省要望書


 環境大臣 小沢鋭仁 様

成田空港周辺住民の健康調査実施の要望書

2010年2月26日

成田空港から郷土とくらしを守る会
会長 木内昭博

 私たち成田空港から郷土とくらしを守る会は空港建設がこの地に決定したときより43年にわたり、周辺住民の生活と権利を守るために活動してきました。

 昨年12月15日に開かれた成田空港圏自治体連絡協議会は成田国際空港株式会社に対して、成田空港の運用時間を延長するよう要望しました。
 現在、成田空港の運用は午前6時から午後11時までとなっています。成田空港の運用時間を「午前6時から午後11時まで」と決めたのは、当時の故友納千葉県知事が大型内陸空港による航空機騒音の県民への影響を心配して、当時の運輸省と交渉し、約束させたものです。
 これでも静かに眠れる時間は7時間に過ぎません。
 安心して眠れる時間をこれ以上削ることは、騒音下住民の心身への影響を考えた場合に、容認できるものではありません。
 以上の理由から、以下の2点について要望いたします。

要望事項

1、 国土交通省に対して、騒音下住民の健康を守るため、成田空港の運用時間を延長しないよう申し入れていただきたい。

2、 成田空港の航空機騒音が周辺住民に与える影響について、大規模で詳細な医学的調査を、国と関係自治体が協力して実施していただきたい。
  特に、夜間の航空機騒音が睡眠にどのような影響を与えるか、また、夜間の航空機騒音と病気の発生率や死亡率についての相関調査をお願いしたい。

以上


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