2013年4月後半の出来事


*4月30日

@成田空港ターミナル全域で無線LAN利用可能に
 成田国際空港株式会社は26日から、無線LANの使える区域を空港内のほぼ全域に拡大しました。これに伴いネットワーク名を「FreeWiFi-NARITA」に変更しました。

@資料室の「Gallery」に「調布飛行場」を追加しました
 資料室の「Gallery」に、21日の「JAXA 一般公開」に行ったとき、ついでに立ち寄った「調布飛行場」の写真を載せました。調布飛行場は小型機と、新中央航空が伊豆諸島への路線を運航しています。
 全日空がDHC8-300型機の退役を理由に、羽田=三宅島線からの撤退を表明していますが、三宅島への航空路を確保したい東京都が、新中央航空に5億円超の支援を行い、新規機材の導入で調布=三宅島線を、来年春にも開設する予定となっています。このほど、新しいターミナルが完成しました。
 JAXAの航空分室は調布飛行場と隣接しており、JAXAの航空機が実験を行うときにはゲートを開けて、道路を横断して調布飛行場から離着陸を行います。

@日本トランスオーシャン航空機に鳥が衝突、4便欠航
 28日午後1時頃、石垣発与那国行きの日本トランスオーシャン航空743便・DHC8-100型機が与那国空港に着陸しようとしたところ、右エンジンに鳥が衝突しました。同機はそのまま無事に着陸しました。点検したところ、右エンジンカバーに痕跡がありましたが、損傷はありませんでした。このトラブルで、整備士が石垣空港から出向いての点検が必要だったため、後続4便が欠航し、折り返し便は約5時間遅れで出発しました。


*4月29日

@「商業運航再開は6月1日に出来れば」伊東全日空会長
 ANA ホールディングスの伊東社長兼全日空会長は昨日の全日空 B787型機試験飛行後の記者会見で、商業運航開始を「6月1日からにしたい」と述べました。また、6月の運航再開で、更なる B777型機などの受領前倒しは必要ない、との見通しも明らかにしました。

@コナー民間部門社長が「コスト削減要求」質問について答えず
 今日の「Aviation Wire」によりますと、全日空は B787型機の初号機受領を「重量超過」を理由に拒否していた、とのことです。また、ボーイング社民間機部門のコナー社長は昨日の記者会見で、記者からの「一連のトラブルの背景にはボーイング社の過度のコストダウン要求があったのではないか」との質問に対して、「我々がもっとも重視しているのは品質。品質の問題ではなかった」として、直接の言及を避けた、とのことです。


*4月28日

@全日空がB787型機の試験飛行実施、無事終了
 全日空は今日午前9時頃、運航開始後初めてとなる B787型機の試験飛行を実施しました。試験飛行は羽田空港から、八丈島付近、和歌山県沖の太平洋上で約2時間にわたり行われ、同11時頃、無事羽田空港に着陸しました。飛行は順調だった、とのことです。「Fly Team」に「Flightradar24」の航跡図が載っています。

@「見切り発車」の運航再開、「絶対安全」はあり得ない
 B787型機の運航再開が認められました。昨日も書いたようにボーイング社副社長は「絶対に安全」と言ったようですが、「絶対に安全」と言う事はあり得ません。このようなことを言うボーイング社の姿勢に疑問を感じます。
 今回の対策で、バッテリーの発煙や出火が防げたとしても、バッテリーのセルの一つが熱暴走状態になった場合(公聴会でもボーイング社幹部は『熱暴走の可能性はゼロではない』と言っています)に、バッテリーそのものがエンジンを再稼働するのに使えるのでしょうか。「バッテリーはエンジンを起動するのに使うのだから、飛行中はエンジンの発電機が働き、電気は供給されるのでバッテリーが故障しても、致命的な問題にはならない」という人がいます。
 そこで、思い出すのは2009年1月15日に米国で起こった、 USエアウエイズ1549便・A320型機がニューヨーク・ハドソン川に不時着し、一人の犠牲者も出さなかった「ハドソン川の軌跡」です。この事故では両方のエンジンに大形の鳥が飛び込み、両エンジンとも停止してエンジンの発電機が機能しなくなりました。この時に、サレンバーガー機長はマニュアルにないある操作を行いました。それは、「飛行中は止めてある補助動力装置を起動して、電気の供給を確保した」ことです。この結果、コンピューターが作動し続けて、ソフトが滑空状態時の最適な機体姿勢を確保し、このことと、サレンバーガー機長の適切な操縦により、ハドソン川に機体を大きく破壊することなく、着水できたのです。
 こんな事は、本当に「滅多にない出来事」ですが、このような時に、バッテリーのトラブルで補助動力装置が再起動できなかったら、どうなっていたのでしょうか。
 どのような機械でも、予測不能のトラブルに見舞われることはあります。「絶対に安全」はあり得ません。ましてや、今回は原因が明らかになる前の「見切り発車」状態なのです。マスコミにも、この「見切り発車」を危惧する声が多く載っていますね。

@政府が関西圏の新特区構想で3空港などの規制を緩和、カジノも
 今日の日本経済新聞(有料版)によりますと、政府は関西圏の新特区として、関西空港・大坂空港・神戸空港と大阪港・神戸港などを一体的に運用して、空港の発着枠を含む規制緩和を行い、国際競争力を高める構想を検討している、とのことです。この構想にはアジアの富裕層を呼び込むために、大阪港にカジノを含む総合リゾートを呼び込む構想もある、とのことです。
【コメント】「規制緩和」で夜間飛行規制などの騒音対策は無視される事になるのでしょうか。大企業の“もうけ”のためには、騒音下住民の健康などは無視する、と言うのが“アベノミクス”の目的なのでしょうね。

@エチオピア航空がB787型機の商業飛行実施
 エチオピア航空は現地時間26日、B787型機の乗客を乗せた商業運航を再開しました。初便はエチオピアのアディスアベバ発ケニアのナイロビ行きとなりました。同航空は B787型機を4機保有しています。
【コメント】ずいぶん早い商業運航開始ですね。パイロットの慣熟訓練などはどうなっているのでしょうか。


*4月27日

@成田空港でもGWの出発がピークに
 今日からゴールデンウイークで海外に出国する人たちの混雑が成田空港でも始まりました。今日だけで、約45000人が出国する予定です。“間際予約”が増えているようで、全体の成田空港利用者は予測よりも多くなりそうです。

@一坪共有地訴訟で、成田空港会社勝訴が確定
 最高裁第一小法廷は25日付けで、成田国際空港株式会社が一坪共有地の所有者に土地の明け渡しを求めた訴訟で、所有者の上告を棄却する決定をしました。これにより、成田国際空港株式会社の勝訴が確定しました。今回の一坪共有地は芝山町香山新田の2か所で、買収に応じるよう命じた1・2審の判決が確定しました。

@国土交通省が日本独自対策を全日空と日本航空に要請
 国土交通省は昨日午後、B787型機について、改良型リチウムイオンバッテリーの耐空性改善通報(TCD)を発効しました。この際に、航空局から全日空と日本航空に対して、日本独自対策への要請文書が手渡されました。これを受けて、両社は(1)確認飛行、(2)バッテリーのサンプリング調査、(3)バッテリーの状況を地上でモニターできる仕組みの構築、(4)運航乗務員の慣熟飛行、(5)取り組み状況のインターネットでの開示を行う事を明らかにしました。全日空は28日にも試験飛行を行う、とのことです。

@ボーイング社副社長が「絶対に安全」と発言
 ボーイング社民間航空機部門のシネット副社長兼チーフ・プロジェクト・エンジニアは今日、都内での記者会見で「根本原因が特定できなかったとしても、航空機そのものは絶対に安全だ」と述べました。
【コメント】原因不明なのに、「絶対に安全だ」と言うのは、どんなものでしょうか。“絶対安全”という言葉を使うべきではありませんね。福島原発事故と同じになります。シネット氏はプロダクトマネージャーですので、B787型機のプロダクトも担当したのでしょうか。今回のトラブルは、ボーイング社がリチウムイオン電池を採用する際に、リチウムイオン電池の専門家に助言を求め、今回の改善策のような対策を取っておれば、防げたと思われます。先日の公聴会でもボーイング社幹部は「その当時、ボーイング社内にはリチウムイオン電池についての知識を持っていたものはいなかった。今後も熱暴走の可能性はゼロではない。」と述べているのですから。このミスに対する反省や謝罪がボーイング社からほとんどないのはどうしてでしょうか。

@米国議会が管制官などへの手当てを認める
 米国の歳出強制削減によって、管制官などの強制休業が実施され、各地の空港で混乱が起こっている問題で、米国議会は現地時間26日に連邦航空局の予算の中から、2億5300万ドルを緊急に管制官などの手当てに回す法案を可決しました。これにより、当面の混乱は収拾されることになりました。


*4月26日

@09年3月のフェデ機事故原因はパイロットの操作ミス・運輸安委報告
 運輸安全委員会は今日、2009年3月に成田空港で起こったフェデラルエクスプレス80便の転覆炎上事故に関する調査報告書を発表しました。報告書によりますと、当時気流が悪く、同機は急な降下速度で着陸し、1回目のバウンド後に、パイロットがマニュアルと異なる機首下げの操作を行ったために、「ポーポイス現象」が発生し、3回バウンドし、2回目のバウンドで左主脚に規定の7倍の垂直圧力がかかり、燃料タンクが破損して漏れた燃料が発火し、炎上したことが原因、としています。また、当時操縦していた副操縦士がバウンド後に、機首上げや着陸復航の操作をしていれば防げた可能性が高い、としています。

@貨物量では大幅減少も、貿易額で輸入は7ヶ月連続増・成田空港
 昨日発表された成田空港の「運用状況」(昨日出来事参照)で、3月の貨物量は輸出量が前年同月比(以下同じ)22%減、輸入量が10%減となっていますが、東京税関のまとめでは、金額で見ますと、輸出額は6.0%減と2ヶ月連続の前年同月比マイナスとなり、輸入額は8.8%増で7ヶ月連続の前年同月比プラスとなっています。写真は11日に第1ターミナル北ウイングから撮影した貨物地区です。

@太田大臣「今夜にB787型機の運航再開を認める」
 太田国土交通大臣は今日の閣議後の記者会見で「今夜にも我が国の航空会社に対して、B787型機の運航再開を認める耐空性改善通報を発行する予定にしている」と述べました。さらに日本独自の対策として、飛行中の機体のバッテリーの電圧を地上から監視する装置を追加し、使用後のバッテリーを外して異常がないかサンプリング調査するよう求め、運航会社のホームページでB787型機運航についての情報開示を求める、とのことです。

@新千歳空港でGWに深夜便の実証実験・北海道庁
 北海道庁はゴールデンウイークの期間中に、新千歳空港=羽田間にエアドゥの深夜・早朝便を運航し、深夜・早朝便の実証実験を行います。ゴールデンウイーク期間中に運休となる貨物便の枠を使い、新千歳空港午後11時着の便を5月3・4・5日の3日間運航することにしています。空港ビルの営業時間を30分延長し、札幌までの臨時バスを運行させます。

@全日空G3月国際線旅客3.6%減、国内線旅客0.2%減に
 全日空が昨日発表した「ANAグループ3月実績」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)3.6%減、利用率は1.7ポイント増の75.4%となりました。国内線旅客数は0.2%減、利用率は4.1ポイント増の64.9%となっています。
 成田空港関係路線の搭乗率は札幌線が2.6ポイント減の45.7%、大阪線が6.4ポイント増の86.8%、福岡線が4.6ポイント増の45.5%、中部線が14.2ポイント増の79.0%、仙台線が12.4ポイント減の65.6%、那覇線が6.7ポイント増の52.7%、新潟線が12.2ポイント増の41.6%、広島線は16.0%となっています。なお、昨年3月の搭乗率は“利用率”となっていましたので多少違うのかも知れません。
 また、2012年度では国際線旅客数が前年度比(以下同じ)6.7%増、利用率が1.5ポイント増の75.2%となり、国内線では旅客数が4.5%増、利用率が1.0ポイント増の61.8%となっています。

@FAAがB787型機運航再開を許可を発表、26日に発効
 アメリカ連邦航空局(FAA)は現地時間25日、「26日付でバッテリー改修を条件にB787型機の運航再開を認める」と発表しました。これに対して、リチウムイオン電池の技術に詳しいマサチューセッツ工科大学のドナルド・サドウェイ教授は「原因が分からない以上、再び異常が起きて火が出る可能性がある」と述べ、原因を特定してから運航を再開すべきではないかと指摘しました。

@ユナイテッド航空の運航停止による損失は1100万ドル
 ユナイテッド航空は現地時間25日、B787型機の運航停止による特別損失として、1100万ドル(約11億円)を決算に計上したことを明らかにしました。なお、B787型機の運航再開は6月10日になる事も明らかにしました。同航空はB787型機を5機所有しています。


*4月25日

@2012年度の総発着回数は13%増の212,078回、過去最高に
 成田国際空港株式会社が今日発表した「空港運用状況」によりますと、3月は総発着回数が前年同月比(以下同じ)7%増となりました。この内、国際線旅客便は2%増、国際線貨物便は12%減となっています。国内線は46%増となりました。総旅客数は10%増、この内、国際線は3%増、国内線は84%増となりました。また、総貨物量は7%減、輸出量が22%減、輸入量が10%減となっています。給油量は5%増でした。
 また、2012年度累計では総発着回数が前年度比(以下同じ)13%増の212078回となりました。この内、国際線は5%増、国内線は69%増となっています。総旅客数は16%増で、この内、国際線は10%増、国内線は93%増となっています。総貨物量は±0%、この内、輸出量は15%減、輸入量は7%減となりました。給油量は10%増となっています。

@シンガポール航空が5月8日からB777型機で運航へ
 シンガポール航空は5月7日まで成田=シンガポール線をA380型機で運航しますが、その後はB777型機に機材を変更します。ただし、8月10日〜8月18日の夏季繁忙期はA380型機で運航します。

@国土交通省が明日午後にも運航再開を認める方針
 アメリカ連邦航空局(FAA)は日本時間の明日午後に、B787型機の運航再開を認める方針を固めました。これに基づき、国土交通省は明日午後に耐空性改善通報(TCD)を発行し、全日空と日本航空のB787型機の運航再開を認める方針を固めました。

@運輸安全委員長「再開についてコメントする立場にない」
 運輸安全委員会の後藤委員長は昨日の記者会見で、B787型機のリチウムイオンバッテリートラブルについて、「根本原因の特定には至っていない。ボーイング社の今回の改善策で示された80項目以外の原因は想定していない」と述べました。さらに、根本原因が明らかになっていないにもかかわらず、日米の当局が運航再開に動いていることや、ボーイング社の対策については「コメントする立場にない」として言及しませんでした。

@訪日外国人が3月としては初めて80万人台に
 日本政府観光局が昨日発表した「3月訪日外客数(速報値)」によりますと、前年同月比(以下同じ)26.3%増となりました。3月としては初めて80万人台を記録しました。一方、「出国日本人数」は4.9%減となっています。また、2012年度の訪日外客数は前年比(以下同じ)36.5%増、出国日本人数は4.3%増となっています。

@FAA幹部「(熱暴走)今後も可能性はゼロにはできない」と証言
 アメリカ連邦航空局(FAA)のスティーブ・ボイド氏は現地時間24日に開かれた公聴会2日目で、「熱暴走」について「発生するという予測はしていたし、今後も可能性はゼロにはできない」と証言し、「致命的にならない仕組みを作っていればいい」として、今回の運航再開のFAAの決定を「妥当」としました。一方、米運輸安全委員会(NTSB)のハースマン委員長は、FAAがボーイング社のリチウムイオンバッテリーを採用する際の審査でボーイング社が「10万飛行時間に1回のトラブル」とし、FAAが承認したにもかかわらず、日本航空のB787型機で交換後、2週間で発火したことについて、「試験はもっと慎重であるべきだった」と指摘しました。

@「(運航停止の補償は)契約上の義務はない」ボー社CEO
 ボーイング社が現地時間24日に発表した第1四半期の決算によりますと、純利益が前年同期比で約18%増となりました。B787型機運航停止の影響はほとんど見られませんでした。コストの削減と利益率の改善が売上高の落ち込みを補いました。利益率の低いB787型機の納入停止が利益率を改善させた、とのことです。ただ、キャッシュ残高は20億ドル減少しました。また、財務責任者はB787型機の黒字の時期について、「今から約2年」との見通しを明らかにしました。これにより、B787型機の巨額の開発費回収のめどが立ったことになります。
 また、CEOはB787型機新造機の納入を5月初めに再開する見通しを明らかにしました。
 さらに、B787型機の運航停止による補償交渉を各航空会社と個別に行う事を明らかにしました。その際、「契約上の義務はないが」と述べたとのことです。
【コメント】「契約上の義務はないが」と述べたそうですが、びっくりしますね。今回は明らかに「製品の欠陥」と思うのですが、契約では「製品の欠陥であっても、補償する義務はない」と言う事なのでしょうか。常識では考えられません。

@エチオピア航空が27日にも運航を再開か
 ロイターが伝えたところによるますと、エチオピア航空は現地時間27日にも、B787型機の運航を再開する、とのことです。これが世界で一番早い運航再開となる見込みです。


*4月24日

@関西空港にアジア最大級のメガソーラ建設へ
 新関西国際空港会社は昨日、「ソーラフロンティア」や日本政策投資銀行と、アジアで最大級となる大規模太陽光発電所を建設することを明らかにしました。出力は一般家庭4100世帯分の12000キロワットを予定しています。建設するフェデラルエクスプレス用貨物施設の屋根に太陽光パネル約72000枚を設置します。稼働は来年を予定しています。

@「ボー社は熱暴走の可能性を軽視した」NTSB委員長
 現地時間23日開かれた米運輸安全委員会(NTSB)による公聴会1日目で、ボーイング社のチーフエンジニア・シネット氏は「バッテリーの安全性を確認するための試験が不十分だった可能性がある。電池が過熱・発煙する確率の算出方法に製造・組み立て段階の不具合は含まれていない。」と述べ、バッテリー開発プロセスに問題があった可能性を認めました。しかし、今回のバッテリーシステム改修については「もっとも適切な対策」とし、「安全性を確保できた」と述べました。また、この日の公聴会後、NSTBのハースマン委員長は「結論を急ぐべきではないが、ボーイング社は当初、熱暴走の可能性を軽視していたのではないか。1月の事故のような最悪のシナリオを、全く想定していなかった。」と述べ、アメリカ連邦航空局(FAA)の19日の運航認可に疑問を呈しました。

@欧州航空安全局もB787型機改修を許可
 欧州航空安全局(EASA)は現地時間23日、B787型機のバッテリー改修を認めました。声明では「関係する耐空性改善命令が更新される。これにより、欧州の航空機は修正が施され次第、運航再開が認められる」としています。

@シンガポール航空機が発煙でタイに緊急着陸
 現地時間22日夜、シンガポール発バングラディッシュ・ダッカ行きのシンガポール航空446便・A330型機が、機内で煙が発生したため、タイ・バンコクのスワンナブーム空港に緊急着陸するトラブルがありました。原因は明らかにされていません。


*4月23日

@「成田空港に第3の滑走路を」と産業競争力会議
 政府が17日に開催した産業競争力会議で、民間議員の意見をとりまとめた提言「立地競争力の強化に向けて」が提出されましたが、この中(リンクの5ページ)で、空港のインフラ整備について「成田空港の3本目滑走路」「羽田空港5本目滑走路」が提言されています。羽田空港の容量拡大のため、「内陸ルート」も提言しています。

@「運航再開はFAAと歩調を合わせて」太田大臣
 太田国土交通大臣は今日の閣議後の記者会見で、B787型機の運航再開について、「アメリカ連邦航空局(FAA)と歩調を合わせる。再開のタイミングは基本的には同じだ」と述べました。

@米国支出強制削減実施、航空・空港への混乱は少ない
 現地時間22日から米国の予算強制削減による、管制官などの勤務時間強制削減が始まりました。1ヶ月当たり2日の勤務を削減する計算になります。22日には各空港で多少の遅れが出ているものの、大きな混乱は出ていないようです。関係者によりますと、「何かのアクシデントがあった場合は大きな混乱が生じることになる」とのことです。

@IAGがA350-1000型機・18機を発注の覚書
 ブリティッシュ・エアウェイズを傘下に持つインターナショナル・エアライン・グループ(IAG)は現地時間22日、エアバスとA350-1000型機を18機確定発注、18機をオプションとする覚書に調印しました。


*4月22日

@成田市久住地区で集落毎の運用時間緩和説明会始まる
 昨日の毎日新聞によりますと、成田市久住地区は20日から、集落毎の説明会を始めました。20日は飯岡集落で開かれ、住民約30人が参加しました。住民からは「市が緩和に同意する前に説明会を開くべきだった」「これでは報告会だ」などの意見が出、「住民抜きの決定は二度としないで欲しい」との要望も出ました。今後、来月12日までに8集落で開かれます。

@B787型機バッテリー改修作業始まる
 B787型機バッテリーの改修作業が始まりました。成田空港でも全日空のB787型機に、ボーイング社員とみられる外国人が、機内から部品を運び出す映像が各テレビ局の映像で確認されました。

@実用段階に近づく搭載型ドップラーライダー、JAXA施設公開
 昨日、調布にある「JAXA 飛行場分室」の一般公開に行ってきました。興味を感じたことを2,3書いてみます。
 一つは「航空機搭載型乱気流検知システム」の研究です。以前から継続して行われている研究ですが、だんだん性能が良くなっているようで、現状では天候や高度にもよりますが、「最大で約20Km 先まで検知可能」とのことでした。このシステムでは、大気中の“チリ(エアロゾル)”を使うため、晴天乱流も感知できるのが特徴です。ただ、重量がかなりになりますので、JAXAの実験には“ガルフストリーム2”を使っているようですが、商用小型機への搭載は、今のところ現実的ではないようです。係の人に話を聞いたところ、「着陸の際の滑走路近くのダウンバーストなどの乱気流は、十分感知できるだろう。従って、パイロットが着陸をするかどうかの判断材料には十分役立つのではないか。」とのことでした。成田空港にも“ドップラーライダー”はありますが、これを見ている地上の人から無線を通じて、パイロットに連絡するため、タイムラグが生じて、パイロットの判断が遅くなります。この装置が旅客機に搭載されれば、瞬時の判断が可能になり、安全性が向上するのではないでしょうか。
 次に興味があったのは、SST(超音速旅客機)によるソニックブーム(衝撃波)低減の研究でした。JAXAではスウェーデンの実験場で、気球からソニックブームを低減させる機体を落下させて、どのくらいソニックブームが小さくなるかを、実験していますが、その成果を実際に体験してみる実験装置を置いていました。小さな部屋の中に前面と側面に、アルミ箔(多分)を貼って、音でその箔が揺れることで、体感できるようにした実験です。動画を YouTube に載せました。約50秒ほどです。縦に撮影したので、画面が小さくなってしまいましたが、最初の場面で「コンコルド」のソニックブームにより箔が大きく揺れ、中の人がびっくりしているのが分かると思います。この超音速旅客機については、ソニックブームの研究も含めて、かなり力を入れているように見えました。なお、5月5日(日)に放映されるNHKの「サイエンスZERO」で、JAXAのソニックブーム低減技術についての番組が放映される予定、とのポスターが貼ってありました。
 あと、SST用ジェットエンジンのノズル廻りに、小型のジェット噴流を吹き出して、騒音を低減する“マイクロジェット噴射ノズル”について知りたいと思ったのですが、分室では発表がなく、少し離れた総合研究所の方にも、「発表があるかどうか分からない」とのことで、今年はあきらめました。

 下記写真は、左が「航空機搭載型乱気流検知システム」の実験に使われたドップラーライダーです。右にある黒い円筒形の装置がレザー光線の発射装置です。右の写真は現在考えられている「小型超音速旅客機」の模型です。とがった機首部分がソニックブームの発生を軽減させます。

 


*4月21日

@全日空が5月に100〜200往復のB787型機試験飛行実施
 昨日のロイター日本語版によりますと、全日空は 乗客を乗せた B787型機の運航再開に向けて、5月に100〜200往復の試験飛行を成田・羽田=新千歳間で行う、とのことです。これは、約180人のパイロット訓練と独自の安全性システムの確認を行うため、とのことです。また、5月下旬には乗客を乗せない深夜の羽田=那覇線貨物便で、最初の営業運航を再開させる見込み、とのことです。

@運航再開までのボーイング社の動き
 昨日のウオール・ストリート・ジャーナル日本語版に、B787型機バッテリートラブルに対する、ボーイング社の取り組み経過が、詳しく解説されています。この中で、「ボーイングの民間航空機部門のトップのレイ・コナー氏は先月、『エンジニアリングや設計、分析、検査に20万時間』を投じて最終的な対策をまとめた」と述べ、また、同氏は「787型機が航空メーカーが『これまでに製造したどの航空機よりはるかに安全』だと述べた。」と書かれています。
【コメント】コナー氏が当初「航空機のバッテリートラブルは日常茶飯事だ」と述べていたことを忘れてはいけないと思います。FAA などの要求により、何度も改良を加えてきた経過が分かりますね。

@ルフトハンザ航空が現地時間22日にスト、成田路線も欠航
 ルフトハンザ航空の労働組合は現地時間22日にストライキを予定していますが、ルフトハンザ航空によりますと、1720便のうち運航されるのは32便にとどまる、とのことです。このため、成田=フランクフルト線と成田=ミュンヘン線は欠航となるようです。


*4月20日

@第2ターミナルにA380型機用搭乗橋を3基増設へ
 昨日の「日刊航空」によりますと、成田国際空港株式会社はスカイマークの A380型機導入などに合わせて、第2ターミナルに A380型機使用可能な搭乗橋の増設を計画している、とのことです。第2ターミナルのA380型機使用可能ゲートは現在66番ゲート、1か所だけです。具体的には、先日発表された中期計画の中でも示されていた、第2ターミナルの南端部分を西側に延伸(右図の右下隅赤色部分)して、2015年度末までに増設する67・68番ゲートを A380型機使用可能とします。しかし、スカイマークのA380型機導入が2014年度に迫っているため、既存の96番ゲートを A380型機使用可能に改修する計画とのことです。

@鳥インフルエンザ「注意喚起カード」を配布
 成田空港検疫所は昨日、成田空港で中国線乗客に対し、H7N9型鳥インフルエンザについて注意を呼びかける「注意喚起カード」を配布しました。カードでは帰国から10日間、マスクを着用することや、体温測定などの健康状態確認をすること、インフルエンザのような症状が出たときは、最寄りの保健所に連絡し、中国に滞在していた事を伝えて相談するように呼びかけています。

@日本でのバッテリーシステム改修開始は25日以降に
 国土交通省の高野航空事業安全室長は今日、アメリカ連邦航空局(FAA)が来週にも、B787型機の運航再開を認める耐空性改善命令(AD)を出すことを受けて、「安全性の確認に万全を期すため、米国時間23・24日に開催予定の米運輸安全委員会の公聴会の結果を確認しつつ、運航再開の最終判断をしたい」と語りました。従って、全日空と日本航空のB787型機バッテリー改修開始は、25日以降となります。

@日本航空のGW国際線予約数が1.9%減
 日本航空が昨日発表した「JALグループ 2013年度ゴールデンウィーク期間 ご予約状況」によりますと、国際線では前年同期比(以下同じ)予約数が1.9%減、予約率は3.5ポイント減の75.9%となっています。国内線は予約数が1.5%増、予約率は3.7ポイント減の57.1%となっています。

@全日空のGW国際線予約数が3.9%減
 全日空が昨日発表した「2013年度 ゴールデンウィーク ご予約状況」によりますと、国際線は予約数が前年同期比(以下同じ)3.9%減、予約率が1.7ポイント減の70.7%となっています。国内線は予約数が0.9%増、予約率が2.4ポイント減の51.5%となっています。

@スカイマークのGW国際線予約数が10.5%増
 スカイマークが昨日発表した「2013年度 ゴールデンウィーク期間 ご予約状況」によりますと、予約数が10.5%増、予約率が3.0ポイント減の51.0%となっています。

@FAAがバッテリー改修計画を承認、納入順に改修作業へ
 アメリカ連邦航空局(FAA)は現地時間19日、ボーイング社が提出したB787型機のリチウムイオン電池改修計画を承認しました。運航再開への第一歩となります。これにより、ボーイング社は B787型機を運航する航空会社に対して、変更についての説明書を発行することになり、米国でのバッテリー改修作業が可能になります。納入順に改修作業に入る、としています。

@ETOPSは運航停止前と同じ180分に
 現地時間19日のロイター通信によりますと、アメリカ連邦航空局(FAA)の担当者は同通信の取材に答え、米国内で改修後の B787型機で、エンジン1基のみで安全な空港まで到達する飛行可能時間(ETOPS) を180分とすることを明らかにしました。これは運航停止前と同じになります。

@ボーイング社がB747-8型機の生産レートを引き下げ
 ボーイング社は現地時間19日、B747-8型機の生産レートを月産2機から1.75機に減らすことを発表しました。


*4月19日

@「将来的には24時間営業の眠らない空港となることが必須」
 今日の財経新聞に載った「成田空港自由化2 進化する空港と、地域の壁」によりますと、筆者は「今後は他空港の悪天候など、やむを得ない事情のある場合に限り、午後11時台と午前5時台の離着陸を条件付きで認める方向。」「『選ばれる』ハブ空港化を目指すのであれば、将来的には24時間営業の眠らない空港となることが必須だ」と書いています。
【コメント】これが経済界の本音なのでしょうね。「騒音下住民の生活は無視する」と言う事なのでしょう。騒音下住民の、憲法25条で保証されている「健康な生活と人権」を守るためには「夜間飛行差し止め」の裁判でも起こさないといけないのでしょうか。

@成田空港のGW出入国者数が3.2%増の見込み
 成田国際空港株式会社が昨日発表した「2013ゴールデンウィーク(4月26日〜5月6日)旅客推計」によりますと、成田空港出入国者は前年同期比3.2%増の見込みです。長期の休みが取りにくいことからアジア・ハワイなどのリゾート地の人気が高い、とのことです。出国ピークは4月27日、入国ピークは5月6日になる見込みです。国内線利用者については触れていません。

@成田行きのユナイテッド航空機が異臭で緊急着陸
 昨日午後2時35分頃、成田空港の南東約24Km を飛行していた、 シンガポール発成田行きのユナイテッド航空6便・B777型機から「客室内で煙が出た」との通報があり、同2時40分頃、無事緊急着陸しました。着陸後の点検では異常はありませんでした。機体前方にあるギャレー付近で焦げたような臭いがした、とのことです。

@深夜バスの千葉県内停留所を大幅増設・成田空港交通
 成田空港交通は明日未明から、都内発成田空港行きの、深夜高速バス路線の、千葉県内乗車停留所を大幅に増やします。詳しくは同社ページの「TOPICS」を見て下さい。

@B787型機運航再開時にバッテリー監視を求める・国土
 今日の日本経済新聞(会員限定)によりますと、国土交通省は B787型機の運航再開を認める際には、日本独自のバッテリー監視策を求める方針、とのことです。バッテリーの状態を地上でいつでも受けることの出来る監視体制を運航航空会社に求める方針、とのことです。
【コメント】原因がはっきりしないままで、運航再開を認める流れが加速しています。ボーイング社や、早くB787型機を運航し、夏季の繁忙期に間に合わせたい航空会社からの圧力の結果なのでしょうが、「安全最優先」はどこに行ってしまったのでしょうか。バッテリーが過熱することを前提にした“対策”は間違っていると思うのです。私も“新しもの好き”で、リチウムイオン電池の可能性については否定しませんが、前にも書いたように、従来からのバッテリーを使用することは、そんなに難しいことなのでしょうか?

@太田大臣「運航再開審査は最終段階」
 太田国土交通大臣は今日の閣議後の記者会見で、B787型機の運航再開の審査について「最終段階に来ていると認識している。安全かつ早期の運航再開に力を注ぐ」と述べましたが、具体的な再開時期についてはコメントしませんでした。

@ボー社が全日空納入機を使い、納入前試験飛行実施
 ボーイング社は現地時間18日、全日空に納入予定のB787型機を使って、試験飛行を行いました。これは、引き渡し前のシステム評価のために行う通常の試験飛行、とのことです。


*4月18日

@第2ターミナル1階南の「BLUE SKY」が拡張
 16日に成田空港の第2ターミナルに行ったところ、1階到着ロビー南にある「BLUE SKY」が改装されており、以前の2倍ほどの広さになっていました。ここは、日本航空の国内線とスカイマーク のチェックインカウンターの手前になります。ここから、2階に行くとジェットスター・ J のチェックインカウンターもあります。スカイマークとジェットスター・ J の参入で国内線乗客が増え、買い物客が増えたための拡張と思います。拡張された部分はジェットスター・ J 参入時のチェックイン機(2012年7月2日出来事参照)が置かれていたところではないかと思います。

@日本航空G3月実績は国際線が2.5%増・国内線が0.1%増に
 日本航空が昨日発表した「JALグループ マンスリー レポート 2013年3月」によりますと、国際線は旅客数が前年同月比(以下同じ)2.5%増、利用率が0.6ポイント減の79.0%となりました。国内線は旅客数が0.1%増、利用率が0.5ポイント増の65.0%となっています。
 成田空港関係路線の利用率は成田=伊丹線が5.2ポイント増の82.3%、成田=札幌線が5.0ポイント増の52.4%、成田=中部線が10.8ポイント増の64.2%、成田=福岡線が1.9ポイント増の39.9%、成田=那覇線が6.6ポイント増の48.2%となっています。
 また、2012年度実績では国際線旅客数が前年度比(以下同じ)9.9%増、ロードファクター(座席利用率)が5.7ポイント増の76.1%となり、国内線は旅客数が3.6%増でロードファクター(座席利用率)が0.4ポイント増の63.1%となっています。

@全日空と日本航空が6月1日運航再開に向けて準備か
 米国などの一部マスコミは、「 B787型機の運航停止解除に繋がるボーイング社の文書が早ければ来週にも、アメリカ連邦航空局(FAA)から承認される見通し」「しかし、確定はしていないので、先送りになる可能性もある」と報じています。
 また、日本のマスコミによりますと、「全日空と日本航空は6月1日からの運航再開に向けて準備を始めている」とのことです。

@EASAがA380型機主翼リブ亀裂に耐空性改善命令
 ヨーロッパ航空安全局(EASA)は現地時間15日、A380型機の主翼リブ亀裂に関する新たな耐空性改善命令(AD)を出しました。これにより、亀裂発生の可能性を検査することなく、製造段階で新しい素材による製造が可能となります。


*4月17日

@成田・羽田直結地下鉄に年金基金などの活用検討
 今日の日本経済新聞(会員限定)によりますと、国土交通省は成田空港と羽田空港を直結する地下鉄の建設整備に、年金基金や生命保険会社の投資マネーを本格活用する検討を始めました。建設費は約4000億円としています。

@ポーラエアカーゴが4月末からシンシナティ=成田線に就航
 ポーラエアカーゴは4月末からシンシナティ=成田線を毎日1便で運航する、と発表しました。機材は B747-400F型機を使います。

@進む第2ターミナルの連絡歩道工事
 昨日成田空港の第2ターミナルに行きましたが、第2ターミナル本館とサテライトを結ぶ、シャトルシステムの一部を取り壊して、連絡歩行者用通路を作る工事が大分進んでいました。下の写真のように、通路の外観が見えるようになっています。

@ジェットスター・ J が17号機まで予約登録
 昨日の「日刊航空」によりますと、国土交通省の「航空機登録状況・3月分」の「予約登録」で、ジェットスター・ J は今年の8月1日までに、A320型機を17機に増やすようです。13号機から17号機までが6月1日〜8月1日までの予約登録になっています。
【コメント】整備体制が追いつくのでしょうか。少し心配です。

@FAA管理官が上院の委員会で再開時期に触れず
 アメリカ連邦航空局(FAA)のウエルタ管理官は、現地時間16日に開かれた上院の公聴会で証言しました。B787型機運航再開の時期について、具体的な証言はしませんでしたが、「非常に近い」と述べました。
 一方、国家運輸安全委員会のハースマン委員長は同公聴会で、「航空機での火災は徹底的な調査が必要だ」と述べ、ボーイング社の関係者などを呼んで今月23日・24日に原因を解明するため独自に公聴会を開く事を明らかにしました。

@アメリカン航空がシステムトラブルで週百便が欠航
 現地時間16日、アメリカン航空は予約システムの不具合で、国内線の約720便が欠航となりました。このトラブルは米国中部時間午後3時30分に復旧しましたが、その後も混乱は続いている、とのことです。


*4月16日

@成田空港で昨年のバードストライクが70%増に
 国土交通省がまとめた昨年1年間のバードストライク件数によりますと、成田空港では55件と前年(32件)に比べて約70%増となりました。羽田空港の175件に比べると少ないですが、羽田空港では前年に比べ62件少なくなっています。

@「2月主要海外旅行額」が2.6%減に
 観光庁が昨日発表した「2月主要旅行業者の旅行取扱状況速報」によりますと、海外旅行は前年同月比(以下同じ)2.6%減、外国人旅行は26.5%増、国内旅行は0.7%増となりました。海外旅行は2ヶ月ぶりの減少、国内旅行は3ヶ月ぶりの増加となっています。

@ジェットスター・ J が支払手数料を100円値上げ
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、ジェットスター・ J は10日から支払手数料を100円値上げした、とのことです。しかし、この値上げについて、利用者への告知はない、とのことです。
【コメント】確かに周知すべきでしょうね。しかし、この記事後半の「最低価格補償」についての「最低価格保証の対象は運賃のみ。運賃だけでは他社より安くても、支払手数料を含めた総額でJJPが高い場合がある」との記載は少しおかしいような気がします。さも、ジェットスター・ J の「最低価格補償」がでたらめ、と言うような書き方になっていますが、「最低価格補償」についての説明には「手数料も含めて」とは書いてありませんので、この指摘は的外れになると思います。何で、この記事の後半で取り上げる必要があったのでしょうか?

@ラフード長官「急がないが、近いうち」
 ラフード米国運輸長官は現地時間15日、B787型機の運航停止問題について、「運輸省は早計に決定は下さない」と述べる一方、記者団に決定までの時間について問われ「近いうちだ」と述べました。

@FAAが1050機のB737型機に点検命令
 アメリカ連邦航空局(FAA)は現地時間15日、B737型機の水平安定板を止めている部品の一部に、摩耗や腐食を防止する塗装が適正に行われていないものがある、として点検と部品交換を命じました。対象となるのは1998年以降に製造された1050機(米国のみ)で、命令は5月20日付けで発効しますが、運航への影響はない見込み、とのことです。


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