2012年7月前半の出来事


*7月15日

@日本航空が今日から成田=ニューヨーク線でWi-Fiサービス
 日本航空は今日から、成田=ニューヨーク線でインターネット接続サービス「JAL SKY WiFi」を開始しました。当面は隔日になりますが、8月上旬からは同路線で全便提供となります。日本航空はかって、ボーイングが提供する「コネクション・バイ・ボーイング」を2004〜2006年に採用していましたが、ボーイング社が撤退したことにより、中止していました。今回は米パナソニックアビオニクス社のシステム「eXConnect」を採用しました。機体の胴体中央上部に衛星通信のアンテナを納めた“こぶ”がついています。右の写真は2006年4月31日に成田空港で撮影した、大韓航空の「コネクション・バイ・ボーイング」のアンテナの“こぶ”です。

@二酸化炭素排出規制で合意に前進・ICAO
 国際民間航空機関(ICAO)は11日、民間航空機の二酸化炭素排出削減を目指した、国際的合意が前進している、と発表しました。この削減で合意が出来ずに、EUは域内を発着する航空機に対し、二酸化炭素排出権取引制度への参加を義務付けました。これに、米国・中国・日本・インドなどが反発して対立しています。合意が出来れば、この問題は解決に向かうものと見られます。


*7月14日

@12日のジェットスター・ジャパンの欠航は機材不具合の遅れ
 12日のジェットスター・ジャパン新千歳発成田行きの欠航は、使用した機材が成田出発前に、燃料タンクポンプの圧力が弱いとの警告が表示され、点検のために出発が1時間遅れたことが原因でした。

@全日空B787型機で油圧系統不具合
 昨日午前6時半頃、羽田発山口宇部行きの全日空691便・B787型機がエンジンを始動させたところ、3系統ある油圧系統のポンプの1系統で、油圧が十分上がらないトラブルが発生しました。このため、他のB787型機で代替し、約1時間半遅れで出発しました。折り返し便も遅れました。

@ピーチ機が油圧不具合で6便が欠航に
 昨日午前7時40分頃、関西発福岡行きのピーチ・アビエーション151便・A320型機が離陸直後に、油圧の異常を示す警告灯が点灯しました。このため、同機は関西空港に引き返し、緊急着陸しました。機体整備のために、この便も含め6便が欠航となりました。

@自民党プロジェクトチームが日本航空早期上場反対の決議
 自民党の国土交通部会航空問題プロジェクトチームは昨日、日本航空の再上場に反対する決議を行いました。同社が法人税減免などを受けながら、最新鋭中型旅客機ボーイング787型機の導入など大型投資を進めていることについて「競争環境をゆがめている」などと批判し、(1)公平な競争環境を確保するためのガイドラインを策定するまでは再上場を見合わせること(2)地方路線を拡充すること、などを求めました。
【コメント】何か、手前勝手な気がしますね。日本航空の破綻の原因は長年の自民党政権が地元への利益誘導などの、ごり押しをし、赤字路線を日本航空に押しつけたのが原因の一つだった、と思います。また、地方路線拡充で、自分たちの票につなげる狙いもあるのでしょう。航空業界は多額の資金が必要で、新鋭機も早めに手当てしないと、導入時期を失してしまいます。再上場はつぎ込んだ国民の税金(国民の血税をつぎ込んだことについては色々な意見があると思いますが)を確実に回収する意味もあると思うのですが。

@スカイマークが「業界の安定に寄与」と日航上場を支持
 スカイマークは13日、日本航空の再上場について、「業界安定のために歓迎する」とする意見書を国土交通省に提出しました。再上場に反対している全日空については「企業間の競争の論理であり業界全体の安定を考慮しているものではない」とし、エアドゥやスカイネット・アジアの経営が悪化した際に「業界の安定」を理由に、グループに取り込んだことをあげて、「新興航空会社の競争をゆがめた」とし、「業界の安定」を「自社の損得で使い分けている」と批判しています。

@新関西空港会社が14年度に両空港発着回数を30万回目指す
 新関西国際空港会社の安藤社長は昨日、大阪空港と関西空港の発着回数を2014年度には、2011年度実績の3割増となる30万回にし、発着回数を増やすために、10月にも関西空港の着陸料を5%引き下げる計画を明らかにしました。

@ファーンボロ航空ショーでの受注はボー社が多く
 英国で行われたファーンボロ航空ショー期間中の民間航空機の受注はボーイング社が223機、1兆6682億円となりました。一方、エアバスは115機、1兆3520億円となっています。

@全日空が「最も優秀な太平洋路線の航空会社」受賞
 全日空は昨日、英国の航空調査会社「スカイトラックス」が実施した調査で「ベスト・トランスパシフィック・エアライン(最も優秀な太平洋路線の航空会社)」に選ばれたと発表しました。同社の受賞は昨年に続いて2年連続、2回目となります。


*7月13日

@成田行きのユナイテッド航空機が大きく揺れ2人が重軽傷
 国土交通省は昨日、5日午後2時20分頃、ソウル発成田行きのユナイテッド航空890便・B777-200型機が、福島県上空を飛行中に大きく揺れ、客室乗務員1人が骨盤骨折の重傷、1人が軽傷を負っていたことを明らかにしました。客室にはシートベルト着用のサインが点灯していて、乗客にケガはありませんでした。国土交通省は「航空機事故」に当たる、として運輸安全委員会調査官3人を派遣しました。5日には大韓航空機も大きく揺れて、骨折の重傷者が出ています。(11日の出来事参照)

@ジェットスター・ジャパン最終便が遅れで欠航に・2回目
 昨日、新千歳発成田行きのジェットスター・ジャパン118便・A320型機が成田空港の門限である午後11時に間に合わなくなり、欠航しました。この便の欠航は3日に続いて2回目になります。各空港での遅れが積み重なったものです。

@全日空の成田=那覇線の貨物便が7月から1日2往復に
 全日空は一時、1日1往復に減便していた成田=那覇線貨物便を、7月から1日2往復に増便しました。成田空港の需要が旺盛なため、としています。

@日本貨物航空のB747-8F型機が28日に成田空港到着
 日本貨物航空は昨日、発注していたB747-8F型機を25日に受領する、と発表しました。同機は28日午前9時20分に成田空港に到着する予定、とのことです。B747-8F型機はB747-400F型機に比べて搭載能力が増え、燃費も改善し、騒音も低減する、とのことです。

@スカイマークが成田=鹿児島線を9月23日まで延長
 スカイマークは昨日、夏期の季節定期便として運航中の「茨城=那覇線」「成田=鹿児島線」「関西=旭川線」を9月14日〜23日まで1日1往復で継続運航することを明らかにしました。

@「今年の海外旅行者数が1900万人に迫る」JTB総合研究所
 JTB総合研究所が12日に発表した「JTB REPORT 2012 日本人海外旅行のすべて」で、今年の日本人海外旅行者数を、昨年末予測の前年比2.4%増の1740万人から、「1800万人に達する可能性が非常の高く、1900万人台に達することもあり得る」と上方修正しました。「格安航空会社(LCC)の就航やハワイ路線の拡大が需要を押し上げる」としています。

@5月外国人旅行が2010年水準に回復・観光庁
 観光庁は昨日、「主要旅行業者の5月旅行取扱状況速報」を発表しましたが、海外旅行額は前年同月比(以下同じ)28.0%増となりました。また、外国人旅行額は188.6%増、国内旅行額は20.6%増となっています。これを、2010年5月と比べますと、海外旅行額が11.7%増、外国人旅行額が0.9%減、国内旅行額が0.2%増となっています。外国人旅行額がほぼ、2010年水準に戻りました。

@スターフライヤーが初めての国際線就航
 スターフライヤーは昨日から初の国際線となる北九州=プサン線を開設しました。1日2往復となります。所要時間は50分で、プサンへの日帰りも可能となります。行きを午前便、帰りを午後便とすると、プサンに約10時間滞在可能、とのことです。

@ユナイテッド航空がB737MAX型機を100機発注
 ユナイテッド航空はボーイング社とB737MAX型機100機とB737-900ER型機50機を発注する覚書を取り交わしました。これにより、B737MAX型機の受注数は1200機に達しました。

@「Avolonリース」がA320neo型機を15機発注
 ダブリンに拠点を置く「Avolonリース」は12日、エアバスとA320neo型機15機を発注する覚書を締結しました。同社はボーイング社にもB737MAX9型機10機などを発注しています。

@ミドル・イースト航空がA320neo型機を10機発注
 レバノンに拠点を置く、ミドル・イースト航空はエアバス社とA320neo型機5機とA321neo型機5機を発注する覚書を締結しました。この契約には8機のオプションが含まれるそうです。


*7月12日

@「NRT_Airport Navi」の提供を開始
 成田国際空港株式会社は昨日からAndroidアプリ「NRT_Airport Navi」の提供を開始しました。iPhone版は近日提供開始となります。フライト情報の検索、空港内のマップや各種施設表示、空港内の店舗情報などを提供します。搭乗便を登録すると、時刻変更などを自動で通知してくれます。また、屋内での位置情報を取得して空港内を案内する機能も試験的に提供します。

@ジェットスター・ジャパンが24機をリースで調達へ
 ジェットスター・ジャパンは今日、航空機リース会社5社との間で、今後3年間でA320型機を24機リースする契約を結んだことを明らかにしました。ジェットスターの発注枠を使うもので、早期の導入が可能となります。これで、今後3年間の機材調達のメドが立ち、一気に路線を拡大する方針です。リンクは英文です。

@米・スカイウェストが「MRJ」100機を発注へ
 11日、三菱航空機とアメリカのスカイウェストは三菱リージョナルジェット(MRJ)100機発注に向けて基本合意に達しました。スカイウエストは傘下に2社の定期航空会社を保有し、約725機でアラスカ航空、デルタ航空、USエアウェイズなどのリージョナル路線を委託運航しています。北米を中心に1日当たり約4200便を運航するリージョナル航空会社で、北米でのリージョナルジェットシェアーは36%になります。今後、数週間で正式契約を結ぶ予定です。納入は2017〜2020年となる予定です。この契約が成立しますと、MRJの受注数は確定が170機、オプションが60機となります。

@全世界の5月旅客は4.5%増も、成長は鈍化傾向
 国際航空運送協会(IATA)が発表した全世界の5月有償旅客キロ(RPK)は前年同月比4.5%増となりました。4月とほぼ同じ水準の増加で、欧州の金融危機の影響で「成長は鈍化傾向」としています。ロードファクターは77.6%でした。

@A380型機の今年の目標30機を事実上撤回
 今日のブルームバーグジャパンによりますと、エアバスの販売責任者はインタビューで、A380型機の今年の販売目標30機について「目標を変えることはしないが、どこまで迫れるか」と述べ、事実上撤回する考えを表明しました。

@「Avolonリース」がB737MAX型機15機を発注
 ダブリンに拠点を置く「Avolonリース」はボーイング社と、B737MAX8型機10機、B737MAX9型機5機を確定発注し、5機のオプションを結ぶ契約に調印しました。

@GEキャ ピタル・アビエーションがB737MAX8型機を75機発注
 ボーイング社はは10日、GEキャ ピタル・アビエーションと、B737MAX8型機75機を発注する事で、基本合意を行いました。


*7月11日

@夏休み期間の旅客が9%増に
 成田国際空港株式会社は昨日、夏休み期間(7月13日〜9月2日)に成田空港を利用する旅客は前年同期比9%増の約374万7千人になる、との予測を発表しました。2年ぶりの増加になります。ただ、海外からの訪日客は2010年に比べると11.5%減になります。

@日本航空が成田=デリー線を10月28日から増便へ
 日本航空は現在週5便で運航している成田=デリー線を10月28日から週7便の1日1往復とします。現在はB787型機とB777型機を使って運航していますが、12月1日からは全便を座席数の多いB777-200型機で運航します。

@「成田シャトル」は6月も苦戦・スカイマーク
 スカイマークが昨日発表した6月の搭乗実績によりますと、利用率が前年同月比15.3ポイント減の61.9%となりました。「成田シャトル」では札幌線が42.0%、旭川線が35.6%、神戸線が23.1%、福岡線が40.4%、沖縄線が36.8%となっており、依然として低迷が続いています。
【コメント】「サービスコンセプト」問題が響いているのでしょうね。スカイマーク機は座席間隔も値段の割には狭くなく、サービスも割り切ったやり方が、すっきりして良いと思うですが、もう少し、丁寧な説明の仕方が必要と思います。「成田シャトル」は2014年の成田空港を拠点とする、国際線進出を考えると、維持も必要で、苦しいところですね。

@大韓航空機が大揺れで、重傷1名・5日
 国土交通省は昨日、大韓航空から「5日午後8時半頃、韓国・金浦発羽田行きの大韓航空2711便・B747-400型機が栃木と群馬の県境付近を飛行中に大きく揺れ、男性乗客が腰椎を骨折する重傷を負った」との報告を昨日受けたことを明らかにしました。機体に損傷はなく、この男性も到着時には搬送されることもありませんでしたが、翌日、医師の診断を受け、腰椎骨折で全治3ヶ月だったことが判明しました。大韓航空は「突然、気流の乱れに遭遇した」と説明しています。当時、気流が乱れやすい雲はなく、シートベルト着用のサインも点灯していませんでした。運輸安全委員会は調査官3人を派遣します。

@泉佐野市が「連絡橋税」の10月実施を断念
 泉佐野市は10月からの開始を予定していた「空港連絡橋利用税」の徴収を延期する方針を固めました。税の徴収を担う西日本高速道路の徴収システム開発が間に合わないためです。2012年度内の開始を目指しますが、これにより、1.5億円と見込まれていた2012年度の税収は5000〜2500万円に縮小する見込みです。

@オリックスの航空機リース会社がB787型機導入で調整
 オリックス・アビエーション・システムズの社長はブルームバーグとのインタビューで、同社がB787型機を購入し、リースする計画について、複数の航空会社と交渉に入ったことを明らかにしました。社長は現在の130機から、5年以内に250機まで増やす考えを示しています。

@全日空の伊東社長が「Airline Strategy Award 2012」で、最高賞
 全日空グループの伊東CEOはイギリスの専門誌フライトグローバル社発行の月刊誌「AIRLINE BUSINESS」の「Airline Strategy Award 2012」で、最高賞を受賞しました。日本の航空会社が受賞するのは初めてとなります。

@アメリカン航空が再建で合併も視野に
 経営破綻したアメリカン航空の親会社「AMR」は10日の債権者との会議で、合併などの経営戦略を検討しました。合併については今後、USエアウェイズ、ジェットブルー、アラスカ・エアー、フロンティア・エアラインズ、ヴァージン・アメリカの5社を候補としてあげた、とのことです。

@キャセイ航空がA350-1000型機10機を発注へ
 キャセイ航空は10日、A350-1000型機10機を発注する意向を明らかにしました。また、すでに発注済みのA350-900型機36機の内の16機をA350-1000型機に変更する、とのことです。これで、A350型機ファミリーの発注数は548機となりました。

@クエートの「ALAFCO」がB737MAX8型機20機を発注へ
 クウェートの航空機リース会社ALAFCOはファンボローエアショーの会場で、B737MAX8型機20機を発注する意向を明らかにしました。


*7月10日

@全日空が成田=ヤンゴン線を10月15日に、成田=デリー線を10月28日に開設へ
 全日空は今日、10月15日から成田=ヤンゴン線を週3便で、10月28日から成田=デリー線を1日1便で開設する、と発表しました。成田=ヤンゴン線の機材はB737-700ER型機を使用します。また、成田=デリー線の機材はB767-300ER型機を使います。

@成田空港国際貨物総取扱量は2ヶ月連続の増加
 東京税関は5日、「成田空港・羽田空港6月分及び24年上半期分の貨物取扱量(速報)」を発表しました。それによりますと、成田空港の6月総取扱量は前年同月比(以下同じ)1.7%増となり、2ヶ月連続の増加となっています。積込量は4.0%減、取卸量は7.0%増でした。

@「Flightradar24」の軌跡が滑走路到着まで表示される
 「Flightradar24」の軌跡が成田空港着陸の瞬間まで見られるようになりました。以前は利根川を越えると動かなくなったり、九十九里平野を過ぎるあたりから動かなくなったりしていました。しかし、着陸をしてからの空港内での動きは全くでたらめで、とんでもない動きをしています。

@日本航空機が操縦席窓のひびで緊急着陸
 昨日午後1時10分頃、福岡発花巻行きの日本航空3523便・ボンバルディアCRJ200型機が新潟市上空を飛行中に、副操縦士席の窓ガラスに蜘蛛の巣状のひびが入りました。このため、同機は新潟空港に無事緊急着陸しました。

@燃料価格の下落で燃油サーチャージャーの引き下げ相次ぐ
 日本航空は昨日、国際貨物にかかる8月分燃油サーチャージャーの引き下げを発表しました。長距離で1Kg当たり(以下同じ)14円値下げして108円に、遠距離アジアは12円値下げして87円に、近距離アジアは10円値下げして68円となります。これで、6月から3ヶ月連続の引き下げになります
【コメント】このところ、航空会社の燃油サーチャージャー引き下げ発表が続いています。原油価格の値下がりが原因ですが、サウジアラビアが約30%の増産をしているのが下落の要因のようです。しかし、増産を止めると、またすぐに高騰するでしょうね。

@韓国軍関係の騒音基準引き下げへ
 韓国国防省は9日、「軍用飛行場などの騒音防止と、騒音対策地域支援に関する法律案」を立法予告しました。この法案は騒音被害補償基準を現在の85WECPNLから80WECPNLに引き下げるものです。この法案が成立すると、個人住宅約12万8千世帯、公共施設約1500か所が新たに防音工事対象になります。

@ファンボロー航空ショーが開幕
 9日、ファンボロー航空ショー開幕しました。今年の目玉は中小型旅客機になる見込みです。昨年のパリエアショーではエアバスのA320型機ファミリーの受注が旺盛でしたが、今年はB737MAX型機やB787型機などボーイング社の受注が活発になると見込まれています。

@B737MAX型機の発注相次ぐ
 ヴァージンオーストラリアは6日、ボーイング社にB737MAX型機23機を発注しました。この内の4機はオプションとなります。
 また、9日には航空機リース会社のエア・リース・コーポレーションがB737MAX8型機を60機、B737MAX9型機を15機確定発注し、25機のオプションを契約しました。これで、ボーイング社はB737MAX型機の発注総数が1000機を越えた、と発表しました。

@イスラエルのアルキア航空がA320neo型機4機発注
 イスラエルのアルキア航空はA320neo型機4機を発注しました。


*7月9日

@成田=関西線と成田=那覇線が就航
 ジェットスター・ジャパンは今日から成田=関西線と成田=那覇線の運航を開始しました。それぞれ、1日1往復となります。那覇線は27日から1日2往復に、関西線は8月24日から1日2往復になります。

@成田路線を13年夏の27万回時に完全自由化・日仏航空協議
 国土交通省は今日、4〜7日に行われた日本・フランス航空当局者協議の結果を発表しています。合意事項は(1)成田空港については2013年夏予定の27万回時において、フランス本土とニューカレドニア・タヒチ線を完全自由化する、(2)首都圏以外はただちに完全自由化する、(3)羽田空港の昼間時間帯の国際線枠が6万回に拡大する時点で、双方が1日2便ずつの増便を可能とする、となっています。

@「在留カード」発行が初日からトラブル
 東京入国管理局によりますと、「外国人登録証」に代わって、今日から発行が始まった「在留カード」の発行が成田空港では正午頃から出来ないトラブルが発生しています。同様のトラブルは東京入管本局などでも発生しているそうです。

@福岡空港で管制ミス、着陸許可直後に滑走路進入を許可
 昨日午後5時30分頃、福岡空港で、徳島発の個人所有小型機に着陸許可を出した直後に、同じ管制官が福岡発宮崎行きの日本エアコミューター機に滑走路に入って待機するように指示するミスがありました。この管制官はすぐにミスに気付き、小型機に着陸をやり直すように指示し、小型機は滑走路の約2Km手前で着陸をやり直しました。国土交通省は重大インシデントとして運輸安全委員会の調査官3人を、今日派遣しました。

@千葉市上空の飛行高度引き上げ時に「CDA」方式を採用
 国土交通省は8月28日から試験的に導入する、千葉市上空の羽田空港着陸機高度引き上げ時に、なだらかに降下する「CDA」方式を採用する、とのことです。これにより、エンジン出力を絞ることができ、騒音の軽減に役立つと期待しています。

@空港内移動時に電気で動く前輪を開発
 昨日の「FlyTeam」によりますと、航空機メーカー「WheelTug」は航空機が空港内を移動するときに、主エンジンを使わずに補助動力装置による電気を使って、前輪を駆動して移動する装置を開発したそうです。これにより、主エンジンを使ったときよりも、燃料消費が少なくなり、二酸化炭素も削減する事が出来る、とのことです。この実験の様子が動画で見られます。
【コメント】多分、空港内や近隣の騒音も軽減できるのではないでしょうか。ついでに、逆回転も出来るようにし、バックもこの車輪で出来ると、牽引車も必要なくなるかも知れませんね。バックカメラとコンピューター制御を工夫すれば、可能かも知れません。


*7月8日

@【解説と資料のページ】を少し整理しました
 下段にある【解説と資料のページ】の古いものを削除しました。その内に、【成田空港サーバー 資料室】に整理して載せたいと思っています。

@福岡空港の駐機場に女が侵入、4月に続き2回目
 昨日午後0時15分頃、福岡空港国際線旅客ターミナルの駐機場に34才の女が侵入しました。女は警備員のいる職員通用口をすり抜け、制限区域内に入るための鍵のかかっている扉を、空港職員の後ろについて通過したものと見られたいます。動機については意味不明のことを話している、とのことです。福岡空港では4月2日にも、女が制限区域に侵入し、駐機中の機内に入り込むトラブル(4月3日の出来事参照)がありました。

@HISの夏休み予約が17%増
 HISが発表した夏休み期間(7月14日〜9月30日)の予約状況は、6月30日現在で前年同期比約17%増となっています。今年の9月は連休が取りにくい日並びから、8月の予約が増えており過去最高になる見込み、とのことです。自社主催のファミリー向けの商品は同50%増超になっている、とのことです。

@09年6月のエールフランス機大西洋墜落事故報告発表
 フランスの事故調査委員会(BEA)は、2009年6月1日に大西洋で墜落したエールフランス447便・A330-200型墜落事故(2009年6月2日出来事参照)についての最終報告書を発表しました。報告書によりますと、暴風圏を飛行中に、速度計(ピトー管)が故障し、乗務員が状況を把握出来ずに、機首下げして速度を速めるべきところを、逆に機首上げしたため失速して墜落した、としています。


*7月7日

@羽田空港初めての貨物定期便が就航
 チャイナエアライン・カーゴは昨日から羽田空港の深夜・早朝時間帯を使った国際貨物便を就航させました。週2往復(水・金曜日)で、羽田=台北・桃園間をA330-300型旅客機を使います。羽田空港での貨物定期便は初めてとなります。チャイナエアラインの夜間駐機する旅客機を使うようです。

@スーパージェット100型機墜落は乗員のミス・インドネシア当局
 インドネシア国家運輸安全委員会は先月22日に、スホーイ・スーパージェット100型機墜落事故に関しての即時勧告を発表しました。それによりますと、計器飛行中の最低安全高度に対する乗務員のミスであり、機体に問題はなかった、と見ているようです。ただ、事故原因が「管制指示のミス」とする説もあり、ロシアとインドネシアの事故責任についての利害関係が複雑に絡んでいるようです。また、乗客名簿に不備があり、正確な乗客・乗員の人数が分からない、と言う問題も浮上しています。

@フランクフルト空港の夜間飛行禁止で長距離便を移転
 ルフトハンザ航空はフランクフルト空港の夜間飛行禁止後、長距離路線のケープタウン線を10月29日から、フランクフルト空港発着からミュンヘン空港発着に切り替えます。夜間飛行禁止後の長距離路線振り替えは初めてになります。


*7月6日

@マレーシア航空が成田路線にA380型機投入を発表
 マレーシア航空は成田=クアラルンプール線に「A380型機を投入する」と正式に発表しました。ただ、時期については明らかにしていません。同航空はA380型機を2012年に4機、2013年に2機受領する予定です。

@中国東方航空機が着陸機の迫る滑走路に誤進入・那覇空港
 昨日午後1時24分頃、那覇発上海行きの中国東方航空2046便・A319型機が管制官の許可なく滑走路に進入するトラブルがありました。このために、就航に向けて試験飛行中だった、成田発のエアアジア・ジャパン・A320型機が着陸をやり直しました。国土交通省は重大インシデントとして運輸安全委員会の調査官3人を派遣しました。エアアジア・ジャパン機は1時22分頃に着陸許可を受け、1〜2分後に着陸する予定でした。国土交通省によりますと、管制官は東方航空機に滑走路手前で待機するように指示しましたが、同機は機体前部を滑走路にはみ出して停止しました。このため、管制官はエアアジア・ジャパン機に着陸復航を指示しました。

@「LCCの安全監察頻繁に、スカイマークには担当チーム」国土
 国土交通省は、先月21日に開催された「航空安全情報分析委員会」で、航空会社への安全監査について報告しました。その中で、格安航空会社(LCC)に対しては監査の回数を増やすこと、また、2〜5月にかけて安全に支障が出る事態を連続して起こしたスカイマークに対しては、担当チームを編成して集中的に監査を実施することを明らかにしました。スカイマークについては5月に実施した立ち入り検査で、「運航乗務員による基本操作の不徹底および基準、規程等を遵守する意識の欠如」、「安全統括官を中心とする安全管理体制の不備」、「社内の意思疎通が不十分」として、同社へ厳重注意をしています。

@国土が日本航空に北海道エアシステムの支援を要請
 国土交通省は自民党の航空問題プロジェクトチームの会合で、日本航空に経営不振に陥っている北海道エアシステムへの支援を要請していることを明らかにしました。北海道エアシステムはかって、日本航空の子会社でした。
【コメント】なんか、“祖先帰り”のにおいを感じますね。このところ、天下りなどで“官僚”の勢いが強くなっているように感じるのは、私だけでしょうか。

@夏休みの旅行動向が過去最高に・JTB調査
 JTBが昨日発表した「2012年夏休み (7月15日~8月31日) の旅行動向」調査によりますと、海外旅行は前年同期比(以下同じ)4.6%増となる見込みで、国内旅行も2.3%増となる見込みです。合計では約7703万人で、調査比較が可能な2000年以降の最高となります。海外旅行は大震災の自粛ムードが収まり、その反動や、航空機の大型化などで旅行しやすい環境となっているため、としています。国内旅行もスカイツリーやダイバーシティなどの新しい名所が増えたことで、東京を中心に好調、とのことです。

@全日空が5月Gの輸送実績を発表
 全日空は今日、5月のグループ輸送実績を発表しました。なお、速報値は6月27日の出来事で取り上げています。

@スワンナブーム空港で滑走路に穴
 5日午後7時頃、タイのスワンブーム空港で航空機が着陸した際のショックで、滑走路に直径60cm、深さ5cmの穴が出来、滑走路が使えなくなりました。この影響で着陸機が他の空港に着陸地を変更しました。滑走路の補修は午後10時頃完了しました。
【コメント】この空港は今も滑走路に1本が補修中で、到着機に多数の遅れが出ています。(6月15日出来事参照)空港を造るときに何らかの欠陥(手抜き)工事があったのではないでしょうか。


*7月5日

@国土とNAAが第2ターミナル南ウイングの混雑解消に着手へ
 今日の「日刊航空」によりますと、国土交通省は第1ターミナル南ウイングの入国審査場の混雑を解消するために、審査ブースを現在の33ブースから41ブースに増やす方針を固めました。また、成田国際空港株式会社は第2ターミナル南ウイング到着ロビーの混雑を解消するために、預け手荷物用ターンテー ブルを 2 基分増設する方針です。完成は2014年半ばを予定しています。

@遅れ欠航対策確認・ジェットスター・ジャパン
 ジェットスター・ジャパン(GK)は昨日、3日に発生した新千歳発成田行き最終便が欠航となったことを受けて対策会議を開きました。対策会議では搭乗手続きや給油作業の迅速化によって、遅れを出さない点を確認しました。

@航空会社満足度調査でシンガポール航空が1位に
 エイビーロードが4月20日〜24日にかけて、インターネットで行った「エイビーロード エアライン満足度調査」結果によりますと、1位はシンガポール航空で昨年の2位から返り咲きました。2位は昨年1位だったエミレーツ航空、3位は全日空、4位はルフトハンザ航空、5位はエア・プサンでした。また、昨年17位だった日本航空が6位に入っています。調査対象者は「18歳以上の2011年の海外渡航経験者」で集計対象は4000人です。

@全日空がどの国際線からでも国内線乗継を10500円
 全日空は先月28日、どの航空会社で来日しても、全日空の国内線に乗り継ぐ場合、一区間を10500円とする「Experience JAPAN Fare」を発表しました。ただし、海外居住が条件になります。日本人でも永住権を所持している人は対象となります。予約が必須で「ANA SKY WEB」で出来ます。

@「近い将来、日本でのシェアを20〜50%に」エアバス
 エアバスの関係者は「ATW」の取材に対して、「日本での大きな市場シェアを目指している。近い将来にシェアを20%〜50%にしたい。」と語りました。「今後20年間で、日本の航空会社はツイン通路の機体を250機、大型機を100機、単通路の機体を250機と約600機を必要とする。」としています。


*7月4日

@ジェットスター・ジャパン札幌線最終便が欠航に
 昨日就航したジェットスター・ジャパン(GK)の札幌発の最終便・成田空港行き118便が欠航となりました。この便は、福岡から出発する際に、搭乗管理システムのトラブルと空港の混雑で1時間10分遅れました。このため、10時20分に成田空港に到着する予定が大幅に伸び、成田空港運用終了時間の午後11時に間に合わないための欠航です。乗客約150人は新千歳空港周辺のホテルに宿泊し、今日の振替便で午前10時半頃、成田空港に到着しました。ジェットスター・ジャパン(GK)では「欠航は当社の責任なので、予約した乗客にかかるホテル代、タクシー代、食事代、8000円分の予約確認券(バウチャー)を負担します。」としています。

@「東京シャトル」初日は閑散
 昨日運行を開始した格安高速バス「東京シャトル」について、京成バス担当者は「初日の出足は芳しくない」と語りました。運行開始の発表が5日前と間際だったことから、周知されていないことが原因と考えられます。また、成田空港発のチィケットについてはネット販売のシステムがまだ整っていないようです。

@11年度の「航空安全情報」は983件
 国土交通省が先月29日に発表した「2011年度の航空機安全情報」は983件となりました。航空機事故は4件、重大インシデントは6件、安全上のトラブルは973件となっています。航空会社別では全日空が296件、日本航空が260件、日本貨物航空が29件、スカイマークが205件、エアドゥが34件、ソラシドエアが66件、スターフライヤーが16件などとなっています。
【コメント】結構多いものですね。「成田空港サーバー」で取り上げているのは、マスコミに取り上げられた、この内のごく一部になります。

@全日空機がエンジン1基停止で松山空港に引き返す
 昨日午後7時55分頃、松山発羽田行きの全日空598便・B767-300型機が離陸後に左エンジンが停止し、松山空港に引き返し、約20分後に無事緊急着陸しました。原因は調査中です。

@日本航空を騙るフィッシングメールに注意
 日本航空は昨日、同社を語ったフィッシングメールに注意を呼びかけています。同社やJALマイレージバンクを語り、「チケットのご購入ありがとうございます。」「クレジットカードでのお支払いが完了しました。」という内容のメールが送信されています。同社では、「このような内容をメールで回答することはない」としています。注意して下さい。

@三菱商事がジェットスター・ジャパンにA320型機5機をリース
 ジェットスター・ジャパン(GK)に出資している三菱商事は昨日、航空リースの子会社がジェットスター・ジャパン(GK)にA320型機5機をリースすると発表しました。

@全日空が10機目のB787型機を受領
 2日、全日空は米国のボーイング社ペインフィールドで同社としては10機目となるB787型機を受領しました。機体番号は「JA812A」となります。明日、午前2時半頃、羽田空港に到着予定とのことです。


*7月3日

@ジェットスター・ジャパンが運航開始、格安高速バスも
 成田空港を拠点とする格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパン(GK)が今日から運航を開始しました。初便は札幌行きも福岡行きも満席だった、とのことです。今後、9日に成田=関西線も運航開始し、各路線とも順次運航便数を増やします。これに合わせて、東京駅と成田空港を結ぶ格安高速バス「東京シャトル」も運行を始めました。

@「LCCを使いたい」が8.5ポイント増の71.2%・フォートラベル調査
 フォートラベルが6月11〜17日にサイト内で、会員に行ったアンケート(有効回答600)によりますと、「LCCを利用したい」と答えた人が71.2%となり、前回の調査よりも8.5ポイント増加しました。また、「利用したいLCCは」に対して、1位がピーチ、2位がジェットスター、3位がジェットスター・ジャパン、4位がジェットスターアジア、5位がエアアジアXとなりました。

@全日空が2000億円の公募増資へ、株価急落
 全日空は7月中にも、2000億円の公募増資を実施することになりました。新鋭機の導入などに当てるため、としています。日本航空が再上場する見込みで、自己資本を増強して競争に勝ち抜く経営基盤を作ります。この報道を受けて、全日空株は今日急落し、一時189円になりました。この株価は1980年以降の最安値となります。

@全日空のB787型機が山口宇部空港で2日連続の不具合で欠航
 全日空のB787型機が山口宇部空港で、2日連続して欠航となりました。いずれも午前8時5分発の羽田行き692便です。1日は機内空調の不具合を示す警告が出て欠航し、昨日は操縦計器の一部にデータが表示できずに欠航となりました。ただ、両日が同じ機体のB787型機かどうかは不明です。

@11年4月の全日空乱高下事故は晴天乱流に遭遇
 運輸安全委員会は先月29日、2011年4月27日に全日空610便・B767-300型機が乱気流にあった事故についての報告書を公表しました。それによりますと、機体後部の振幅が前部よりも大きく、急激であったために、客室乗務員1名が天井に頭をぶつけて重傷を負った、としています。同機は当時、ジェット気流下方の前線帯前縁を飛行しており、ウインドシェアーによる晴天乱流に遭遇したものと見られる、としています。対策として、機内を歩行するときにハンドルなどの体を安定させる器具の設置をあげています。

@10年8月の日航機のエンジン火災事故はチューブの破損が原因
 
運輸安全委員会は先月29日、2010年8月15日に発生した仙台発福岡行き日本航空3538便・MD90-30型機のエンジン火災事故についての報告書を公表しました。それによりますと、原因は離陸上昇中に右エンジンの第4ベアリング・スカベンジチューブが破損して、漏れたオイルがエンジンの高熱で発火したものとしています。破損は金属疲労によるものとしています。このチューブはヒートシールドで覆われているため、点検・整備での発見は難しく、チューブの設計変更と検査方法の改善を検討すべき、としています。

@「来年末までに250機程度を受注したい」三菱航空機会社社長
 
今日のブルームバーグジャパンによりますと、三菱航空機会社の江川社長は同社とのインタビューで、「来年末までに、受注数を200〜250機にしたい」と語りました。三菱リージョナルジェット(MRJ)は試験飛行を2013年10〜12月に延期しており、それまでに受注数を現在の約2倍にしたい意向です。


*7月2日

@ジェットスター・ジャパンの就航準備進む
 今日、成田空港に行ったところ、明日から成田空港路線を就航させる、ジェットスター・ジャパン(GK)の準備が進んでいました。駐機場には当初使われる3機のA320型機が揃って駐機していました。右から1号機(JA01JJ)、2号機(JA02JJ)、3号機(JA03JJ)です。その向こう側にはエアアジア・ジャパン(JW)のA320型機と日本航空のB787型機が駐機していました。第2ターミナル1階到着ロビーには写真のように自動チェックイン機が設置されていました。場所は「到着出口A」の南側横になります。左の男性は自動チェックイン機の調整をしていました。

@昨日からエミレーツ航空がA380型機を成田線に投入
 エミレーツ航空は昨日から、成田=ドバイ線にA380型機を投入しました。毎日運航となります。成田空港到着は午後5時35分となります。成田空港にA380型機で乗り入れるのは5社目となりますが、今までの4社は、全て第1ターミナルでした。エミレーツ航空は第2ターミナルになります。スポットは66番になります。なお、成田=ドバイ線の搭乗率は77%になるそうです。

@8月23日から「南風好天時」の高度を一部引き上げへ、千葉市上空
 国土交通省は千葉県と千葉市に、「南風好天時」の羽田空港着陸機飛行コースの高度を一部、300〜600m引き上げる事を連絡しました。これにより、騒音が軽減する、とのことです。試行期間として8月23日〜11月14日まで行う、とのことです。

@羽田発の日本航空機が燃料表示消えて引き返す
 昨日午後1時半頃、羽田発宮崎行きの日本航空1889便・B737-800型機が離陸直後に燃料計の表示が出来なくなる不具合が発生し、羽田空港に引き返しました。けが人はありませんでした。


*7月1日

@6月のアクセス数は25,926回でした。

@「くうこうだより」増刊号が届きました
 今日、成田国際空港株式会社から「くうこうだより」増刊号が届きました。今号は、1面が3月23日に発表された「飛行コース情報公開の拡充」でした。また、2面では茨城県における「同時離発着方式導入後の騒音実態調査結果」です。調査は3月25日〜4月4日に行われ、WECPNLの計算はこの内の影響が大きかった7日間の結果で計算されています。下にその結果を図で転載して置きますが、「その他の要因」というのは「羽田空港や茨城空港などに関連した航空機の騒音」とのことです。情報公開の拡充はよいことですね。次は航跡図のインターネットネット上での公開をお願いいたします。

@関西3空港の2011年度旅客が3000万人を割る
 今日、関西空港と大阪空港を統合する「新関西空港会社」に業務が引き継がれますが、国土交通省のまとめによりますと、2011年度の関西圏3空港(関西空港・大阪空港・神戸空港)の旅客が約2905万人と3000万人を割り込みました。2空港(関西空港・大阪空港)時代も含めて、3000万人を割り込むのは17年ぶりになります。神戸空港は前年度比(以下同じ)約35万人増となりましたが、関西空港が約46万人減、大阪空港は約128万人減でした。関西空港はピーク時の約6割台に落ち込み、大阪空港は阪神・淡路大震災直後と同じ水準となっています。

@高松空港が昨夜の濃霧で4便が欠航
 高松空港で昨夜、濃霧が発生して、羽田発の全日空539便と日本航空1415便が着陸できずに羽田空港に引き返しました。このため、この2便と、今日の羽田空港行き始発の全日空便と日本航空便が欠航となりました。


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