2016年6月後半の出来事
*6月30日
@成田空港5月の国際旅客便は過去最高に、訪日外国人の伸び率は鈍る
成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「5月空港運用状況」によりますと、総発着回数は前年同月比(以下同じ)5%増となり、この内、国際線は8%増となり、特に国際旅客便は9%増と開港以来の過去最高を記録しました。国内線は4%減となっています。
総旅客数は1%増で、国際線は2%増となり5月としては過去最高となりました。この内、外国人は6%増と40ヶ月連続で前年同月を上回り、5月としては過去最高となっていますが、4月・5月の増加伸び率は昨年度の10〜20%台に比べて鈍化傾向になっています。日本人は2%減で、再び、前年同月比マイナスになりました。
国際線総貨物量は2%増で、輸出量は3%減、輸入量も3%減でした。ただ、仮陸揚貨物量は11%増となり開港以来の過去最高を記録しました。
給油量は±0%でした。
@全日空が10月30日から羽田=ニューヨーク線と羽田=シカゴ線を新設、成田の同路線は往復1便を運休
全日空は昨日、10月30日から羽田=ニューヨーク線と羽田=シカゴ線の開始を発表しました。
これに伴い、成田=ニューヨーク線と成田=シカゴ線の2往復の内、それぞれ1往復を運休とします。
@11月から第2ターミナル→第3ターミナルへの経路短縮
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、今年11月から第2ターミナル→第3ターミナルへの連絡バスルートを変更し、かかる時間を約半分として運行本数も増やす、と発表しました。
@今年の「成田空港力検定」を9月25日に実施
「空の日」・「空の旬間」記念事業成田地区実行委員会は「第5回 成田空港力検定(そらけん)」を、9月25日(日)に開催します。詳しくはホームページを見てください。
@上海行きのアメリカン航空機が薬物摂取で成田空港に緊急着陸
昨日午後2時頃、太平洋上を飛行中のロサンゼルス発上海行きのアメリカン航空183便・B777型機の機内で、18才の米国籍男性が意識朦朧となりました。このため、同機は同2時45分頃、成田空港に緊急着陸しました。この男性は麻薬「ケタミン」とみられる薬物を所持しており、「トイレの中で吸った」と供述しています。成田空港警察はこの男性を病院に搬送し、薬物を鑑定しています。
@スカイマークの決算で営業損益は15億円の黒字も純損益は392億円の赤字
スカイマークが昨日発表した2016年3月決算によりますと、営業損益は15億円の黒字となりました。しかし、特別損益は債務免除益が1394億円に対して、A380型機のリース解約などの損害賠償が1816億円となり、純損益は392億円の赤字となっています。
@全日空が MRJ の遅れでDHC8-400型機を3機発注
全日空は昨日、ボンバルディア社にDHC8-400型機を3機追加発注したことを発表しました。2017年度に3機とも受領することになります。三菱リージョナルジェット(MRJ)の納入遅れで追加が必要となりました。
@三菱航空機会社が7月上旬に MRJ 組み立て工場稼働へ
今日の日本経済新聞によりますと、三菱航空機会社は三菱リージョナルジェット(MRJ)の量産工場を7月上旬に稼働する、とのことです。この工場で初号機を年末年始までに組み上げ、2017年からは月産1機のペースで生産し、段階的に増やして、2020年には月産10機に引き上げる計画です。
写真は建設中の組み立て工場です。
@イスタンブール空港のテロによる死者は42人に
現地時間28日に起こったイスタンブール空港の自爆テロによる死者は42人、負傷者は239人となっています。イスタンブール空港は同29日正午に再開されました。
今日の成田=イスタンブール線は定刻で運航される予定です。
@エジプト航空804便の火災をブラックボックス解析と機体残骸から確認か
エジプト民間航空省は現地時間29日、声明を発表し、エジプト航空804便のブラックスボックスの解析から、飛行中に機内で煙探知機が鳴っていたことが確認され、機体の残骸から「高温による損傷やすすの形跡」が見つかった事を明らかにしました。
*6月29日
@「スカイマーク支援とA380型機の因果関係はない」ANA 株主総会
昨日開かれたANA ホールディングスの株主総会は参加者が昨年よりも約1000人少なくなりました。12人の株主が質問に立ち、質問が多かったのはA380型機導入についてでした。質問では「ホノルル線の強化はA380型機でなくてもB777型機で出来るのではないか」「業績に影響が出るのではないか」「A380型機導入がスカイマーク支援の支持を得る条件だったのではないか」など、導入による投資負担への不安表明がありました。これについて、会社側は「A380型機で、決定しているわけではないが、ファーストクラスなども設け、多様な需要に応えることが出来る」「A380型機導入とスカイマーク再生案支持との因果関係は一切なかった」と答えました。
また、スカイマーク支援については共同運航が実現していないことに、質問がありました。これについて会社側は「現在も話し合いを続けている。スカイマークの再生が進んでおり、共同運航のメリットが薄れていることは確かだが、国内線の先行きは不透明で、共同運航がスカイマークの下支えになる」と答えました。
【コメント】再生計画決定の経緯を見れば、A380型機導入がエアバスのスカイマーク再生計画支持と「因果関係はない」とは、多くの人は思っていないと思います。
@ピーチが今日から電子マニュアルを導入
ピーチ・アビエーションは今日から、操縦士向けのマニュアルをデジタル化させたアプリとiPadを使用した「エレクトロニック・フライト・バック」の使用を開始しました。同社では導入に向けて、準備を進めてきましたが、このたび、航空局の承認を得たものです。
@イスタンブール空港で自爆テロ、36人死亡、今夜の成田線も欠航に
現地時間28日午後9時30分頃、トルコのイスタンブール空港で爆発がおき、36人が死亡、約150人が重軽傷を負いました。トルコ当局によりますと、犯人は3人で、始めに自動小銃による乱射があり、その後、自爆テロによる爆発が3回起こった、とのことです。同空港は全面的に閉鎖され、FAAは米国から同空港への飛行を禁止しています。
なお、今夜着発の成田=イスタンブール線のターキッシュ・エアラインズ便は欠航となっています。
@中国の小型ジェット「ARJ21型機」が初の商業運航
現地時間28日、中国で開発されたリージョナルジェット機「ARJ21型機」が初めての商業運航を行いました。初便は成都航空が運航する成都=上海便でした。同機には70席型と90席型があり、三菱リージョナルジェット(MRJ)と同じになります。受注は今の所、中国国内の航空会社から数百機と言われていますが、欧米や日本で運航するための型式証明を取得していませんので、これらの国への売り込みは不可能のようです。
@エアカナダがCS300型機を45機確定発注
エアカナダは28日、ボンバルディア社に対して45機のCS300型機を確定発注し、30機をオプションとする発注を行いました。これは2月の同意書を確定させたものです。CS300型機は135席で、リージョナルジェット機とB737型機やA320型機との隙間を狙う機種になります。
@エジプト航空804便のフライトレコーダーがデータを取り出せる状態に
フランスの飛行機事故調査官は28日、エジプト航空804便のフライトレコーダーの修理が終わり、データが取り出せる状態になった事を明らかにしました。
*6月28日
@ NAA が7月1日付けで「空港計画部」を新設
成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、7月1日付けで、経営企画部門に「空港計画部」を新設する、と発表しました。経営企画部門経営計画部にあった「空港計画室」を格上げし、機能強化検討の迅速化を図ります。
@日本航空グループの5月実績は国際・国内共に旅客数と利用率減に
日本航空が昨日発表した「5月 JALグループ マンスリーレポート」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)5.3%減の67万8093人、利用率は1.3ポイント減の76.4%となりました。
一方、国内線は旅客数が4.4%減の252万4239人となり、利用率は1.0ポイント減の63.6%となっています。
成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が2.0ポイント減の69.2%、成田=札幌線が22.2ポイント増の59.0%、成田=中部線が1.1ポイント増の62.5%、成田=福岡線が10.9ポイント減の40.1%となっています。
【コメント】国際線、国内線共に旅客数と利用率が減少しています。何が原因でしょうか。国際線は訪日外国人が前年同月よりも減っているのではないでしょうか。厳しいですね。
@日本航空の副操縦士が酒を飲み機長と警察官を殴る、今日の1便が欠航
昨日午後10時15分頃、金沢市内のホテル前で、日本航空の42才の副操縦士が、一緒にいた49才の機長を殴り、通報で駆けつけた警察官を平手打ちにし、公務執行妨害で現行犯逮捕されました。2人は今日午前7時35分発の小松発羽田行182便・B737-800型機に乗務する予定でしたが、夜に酒を飲み、宿泊先のホテルに帰る途中でした。結局、同便は代わりの運航乗務員の手配が出来ずに欠航となりました。日本航空の社内規定では出発12時間前からの飲酒は禁止されており、明らかな規定違反です。この副操縦士は過去にも、飲酒で大暴れして社内処分を受けていた、とのことです。
@大丈夫か!ジェイエアの整備体制、3便で不具合
昨日夜から今日にかけて、大阪空港を出発したジェイエア機でトラブルが相次ぎました。以下、個条書きにします。
(1)昨日午後6時15分頃、大阪発大分行きの日本航空2367便・CRJ200型機で離陸後外気温を計測するセンサーの不具合を示す警告が出ました。このため、同機は引き返し同7時頃、無事着陸しました。運航したジェイエアが原因を調べています。
(2)今日午前7時35分頃、大阪発松山行きの日本航空2301便・CRJ200型機で、右エンジンの発電機の不具合が見つかりました。このため。同機は引き返し、結局この便は欠航となりました。
(3)今日午前7時50分頃、大阪発福岡行きの日本航空2051便・E170型機が離陸したところ、機長席と副操縦士席の速度計に約20Km/hの誤差が生じたため、同機は引き返しました。乗客は代替機で約2時間遅れて出発しました。
@アシアナ航空のA380型機でエンジン出火、「別の機体を使う」と告知も同じ機体で運航
今日の韓国・中央日報によりますと、現地時間24日午前11時30分頃、米ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港で離陸を待っていたアシアナ航空222便・A380型機でエンジンから出火がありました。アシアナ航空側はすぐにエンジンの修理を依頼しました。同機は午後1時30分に出発予定となっていましたが、午後1時頃、「午後4時半頃の出発になる」と連絡がありました。しかし、午後4時頃には「今日の出発はキャンセルとなり、明日午後4時30分の出発になる」との発表がありますした。この間、乗客にはエンジン出火の説明はありませんでしたが、乗客から「機体の欠陥があるのに問題はないのか」との問い合わせに対して、アシアナ側は「韓国から到着した別の飛行機を使う」と説明しました。所が、翌日の出発前に、乗客が昨日と同じ機体であることに気付き、乗客が抗議して混乱し、空港の警察が出動する騒ぎとなりました。この間、トラブルの詳しい内容は知らされず、乗客がエンジン出火と知ったのは韓国に戻ってからだった、とのことです。
写真は成田空港に飛来したアシアナ航空のA380型機です。
【コメント】アシアナ航空には全日空の安全担当が招へいされて、安全部門を見ているはずですが、力を発揮する環境にはないのでしょうか。
@ボー社がB737MAX型機の納入前倒しを発表
ボーイング社は現地時間27日、開発中のB737MAX型機について、初納入を従来の2017年第3四半期から、同上期に前倒しすることを明らかにしました。
*6月27日
@今日、 NAA の株主総会、配当金72億7800万円
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、第12回定期株主総会を開き、全ての議案を原案通り承認しました。配当金は72億7800万円となりました。
@バニラの5月実績は国際線で旅客数が24.1%増も搭乗率は5.8ポイント減
バニラ・エアが今日発表した「5月 輸送・運航実績」によりますと、国内線旅客数が前年同月比(以下同じ)2.2%減、搭乗率は3.4ポイント増の83.9%、国際線旅客数は24.1%増、搭乗率は5.8ポイント減の78.6%となりました。
欠航率は国内線・国際線共に0.0%、出発遅延率は国内線が7.3%、国際線が8.3%となっています。
@2015年度の国内線 LCC 旅客数が10.1%
国土交通省が17日に発表した「航空輸送サービスに係る情報公開(平成27年度第4回)」によりますと、2015年度の国内線旅客数で LCC の旅客数は前年度比(以下同じ)23%増となり、占める割合は10.1%と初めて10%を超えました。国内線総旅客数は0.9%増となっていますが、 LCC 4社を除く既存7社の旅客数は1.1%減となっています。 LCC が参入以降、前年度までは既存7社も旅客数を伸ばしてきましたが、昨年度は既存7社が前年度比でマイナスとなりました。スカイマークの破綻の影響もあると見られています。
@シンガポール機がチャンギ空港で主翼炎上、けが人はナシ
現地時間27日午前6時50分頃、シンガポールのチャンギ空港で、エンジンから出火する事故がありました。出火したのはシンガポール発イタリア・ミラノ行きシンガポール航空368便・B777-300ER型機で、離陸して約2時間後に右エンジンのオイル系統トラブルがありました。このため、同機はチャンギ空港に引き返し、緊急着陸した直後にエンジンから出火しました。乗客・乗員241人にケガはありませんでした。
【コメント】解せないのは、映像を見ますと乗客がタラップ車で機外に避難しているのです。機内から乗客が撮影した映像では、エンジンと翼が激しく燃えているのですが、消火してから避難したのでしょうか。何故、緊急脱出シューターを使わなかったのでしょうか。爆発したら、大惨事になっていたと思うのですが。
*6月26日
@昨年度の全国空港内での航空機事故と重大インシデントはゼロ
国土交通省は24日「空港の安全にかかわる情報 (平成27年度)」を発表しましたが、全国の空港内での「航空機事故・重大インシデントの発生件数」はゼロでした。
制限区域内での作業員の死傷は15件、旅客の死傷は5件、航空機の損傷は15件でした。
航空機の正常な運航に支障を与える事態は「無許可進入」が19件、「誤進入」が6件でした。
成田空港でも結構起こっています。
【コメント】「空港内での航空機事故」というのが何を指すのかイマイチ分かりません。着陸失敗など通常の「航空機事故」とどう違うのでしょうか。
@航空科学博物館で「空飛ぶデザイン -BOEING100年の歴史-」展開催中
成田空港A滑走路南端近くにある、航空科学博物館では現在、2階で下の写真のように、「空飛ぶデザイン ーBOEING100年の歴史ー」が開かれています。会期は7月24日までとなっています。
@相次ぐ外国航空会社の地方空港撤退
この所、地方空港の路線で目立つことは、外国航空会社の路線の新設や撤退が早い、と言う事ではないでしょうか。「就航します」と言っていても、突然の延期や取りやめがありますし、増便する路線もあれば、減便する路線もあるのは当然ですが、就航しても数ヶ月で撤退してしまう事も珍しくありません。空港のある自治体の関係者は、この事態に心配もし、困惑もしているようです。
今日の北海道新聞に載った「函館空港 国際便相次ぐ運休 中国2路線、台湾線も減便」でも、この困惑の様子がうかがわれます。茨城空港でも、撤退が続き橋本知事は先月26日の記者会見で「機材繰りの都合としか聞いていないので何とも言い様がない。(再開見込みの)具体的な話は全く伺っていない」と困惑しています。日本の航空会社でもある事ですが、外国の航空会社は「儲かるか、儲からないか」についてシビアで、判断も早いようです。搭乗率が70%未満になった時には搭乗率の稼げる路線に、機材をまわすようです。
搭乗率を上げるには、インバウンド(外国人の訪日)だけでなく、日本人のアウトバウンド(海外旅行)を増やして安定した搭乗率を確保する必要がありますが、貧富の差を拡大させるアベノミクスのもとでは、海外旅行はなかなか増えないのではないでしょうか。円高が海外旅行増加の後押しをしてくれると良いのですが。
@ MRJ 試験機のデザインは
昨日の産経新聞によりますと、三菱リージョナルジェット(MRJ)の試験機のデザインは1号機が赤黒金のライン、2号機が赤を強調したライン、3号機が黒のラインを強調し、4号機は1号機と同じ、5号機は初号機納入先の全日空デザインとなる、とのことです。
*6月25日
@「東京シャトル」が7月1日にダイヤ改正、1900円の往復運賃を設定
京成バスなどが運行する「東京シャトル」は7月1日にダイヤ改正などを行います。大江戸温泉物語発成田空港行きを3便から7便に、成田空港発大江戸温泉物語行きを2便から3便に増便します。また、成田空港発の往復券を1900円(大人のみ)で発売開始します。さらに、「IC割引キャンペーン」を来年3月31日まで延長します。なお、成田空港内の運行ルートを変更するようですが、詳細は分かりません。乗り場は同じになるようです。
@チャイナエアのスト影響残る、組合の主張受け入れ
昨日行われたチャイナエアラインのストの影響で、今日の成田=台北線で2便が欠航します。
現地時間24日に行われたチャイナエアのストライキですが、昨日就任した新理事長は、組合側との交渉で焦点となっていた労働強化問題について、組合側の主張を受け入れたようです。これを受けて組合側も、夜に、スト終結宣言を出しました。
@全日空機が異臭で中部空港に緊急着陸
昨日午後9時5分頃、長崎発中部行きの全日空374便・B737-500型機が、三重県伊勢市上空を飛行中に客室内で異臭が発生しました。同機はそのまま飛行を続け、同9時15分頃、中部空港に無事緊急着陸しました。異臭はビニールが焦げたような臭いだった、とのことで、運航したANAウイングが原因を調べています。
@バニラが国内線保険で国際線保険説明を掲示
バニラ・エアは昨日、スマートフォンサイトで国内線の旅行保険「バニラ・エア国内旅行傷害保険」を購入する際、誤って「海外旅行総合保険」の重要事項等説明書が画面上に表示され、保険が購入できる状態だった、と発表しました。表示された期間は2月2日午後4時10分頃から昨日午後7時10分頃までだった、とのことです。
【コメント】このところ、バスが国際線を国内線到着口に着けて、入国審査なしで入国させるなど、バニラ・エアのミスが続きますね。
@英国の EU 離脱決定で IAG が25%下落、IATA 事務局長「20年までに3〜5%旅客減る」
現地時間24日に確定した英国のEU離脱について、航空業界でも様々な影響があるとの見方が表明されています。英国の株式市場ではブリティッシュ・エアウェイズの親会社である「IAG」が約25%下落しました。また、国際航空運送協会(IATA)事務局長は「英国の航空旅客が2020年までに、景気の後退などで3〜5%減少する」との見通しを明らかにしています。離脱手続は2年以内に行われる事になっています。
*6月24日
@7月6日から第2に「吉野家」開店、初めての24時間営業飲食店
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、7月6日から第2ターミナル本館2階に、牛丼の「吉野屋」がオープンする、と発表しました。また、同ターミナル出国後エリアにも7月20日から同じ「吉野屋」がオープンします。どちらも、成田空港としては初めての24時間営業の飲食店となります。
@ NAA が東亜建設の不正工事調査報告発表
成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、東亜建設工業などの企業共同体に発注した、航空燃料を積んだタンカーが接岸する千葉港埠頭1号バースの護岸耐震補強工事に関する調査結果を公表しました。これによりますと、地盤を固める薬液の注入量は計画の半分以下で、NAAの監査員が立合を行った際には、モニター画面や記録では計画通りに行っているように改ざんされたデータを見せていました。画面ではボタン一つで実際の量と、改ざんされたデータが切り替わるようにした偽装工作が、工事開始当初から行われていた、とのことです。NAAは今後、対策工事の立案と費用負担を求める方針で、「来年3月の工期が守れない場合は延滞金を請求する」としています。
@チャイナエアのストで成田=台北線3往復が欠航に
台湾のチャイナエアの客室乗務員組合は、「今月から変更されれた勤務制度が労働強化につながる」として、現地時間24日午前0時から午後10時までのストライキに入りました。この影響で台北を出発する67便が運休となります。日本路線も対象となっています。成田空港路線については今のところ台北線の3往復が欠航します。台湾の航空業界ではこのような大規模なストライキは初めてとのことです。
@フランス管制官のストでヨーロッパ路線に乱れか
フランスの航空交通管制官(ATC)は現地時間23日に、35時間のストライキに入りました。この影響でしょうか、成田空港でも今日のヨーロッパからの到着便に遅れが出ているようです。
@エジプト航空804便のフライトレコーダーとボイスレコーダをフランスで修復
地中海に墜落したエジプト航空804便のフライトレコーダーとボイスレコーダーは損傷が激しいため、フランス航空事故調査局(BEA)に送られることになりました。BEA で修復を行った後に、エジプトに送り返され、データの分析を行う、とのことです。
@A320neo型機ファミリー15機を「AWAS」から受注
エアバスは現地時間23日、ダブリンを拠点とする航空機リース会社「AWAS」からA320neo型機12機、A321neo型機3機の正式発注を受けた、と発表しました。
*6月23日
@ジェットスター・J がマニラ3路線を7月1日から季節運休
ジェットスター・J は昨日、成田・中部・関西とマニラを結ぶ3路線を、当初の予定通り、7月1日から一時運休する、と発表しました。フィリピンがモンスーン雨期に入り、需要が減少するため、としています。航空券の販売も行っていないため、旅客への影響はない、とのことです。再開日は近く発表する、としていますが、9月頃から、としています。運休の期間中は機材を繁忙期を迎える国内線に振り向け、国内線の運航便数を約50%増とする、とのことです。
@バニラの機内食サンドイッチで消費期限を誤記
バニラ・エアは昨日、機内で販売したサンドイッチで消費期限を過ぎたシールを貼ったものがあった、と発表しました。シールには「2016年6月20日」とあったが、実際には「2016年6月21日」で期限内だった、とのことです。原因はシール印字器械の誤操作だった、としています。
@植木社長「安全は守る。信用して」、株主総会で
昨日開かれた日本航空の株主総会で株主からの「パイロットが他社に転出していることや、乗客へのサービスが低下している。整理解雇者の再雇用を」との質問に対して、植木社長は「再雇用については最高裁判決で会社の主張が認められた。株主の株券を紙くずにし、債権者に債権放棄をお願いしてきた。社内の整理解雇者だけを戻すことは出来なかった」と答えました。また、別の株主からは「安全面ではエンジントラブルなどが多数発生している。エンジンテストで羽田空港で全日空の施設を借りていることに問題はないのか」との指摘があり、これについて社長は「成田空港にあるノイズリダクションハンガーは近隣への騒音影響に配慮して、大型機の使用はやめている。今後、大型機のエンジン施設建設について検討していく。安全をないがしろにすることはない。信用していただきたい」と述べました。
【コメント】整理解雇者問題についての社長の言うことは良く分かりません。会社破綻の責任は整理解雇者だけが背負うものではないと思います。また、戻ったとしても、現在まだ他社に比べて低い給与水準で働くわけです。特に「優遇しろ」と言っているわけではないと思います。泣く泣く退職した人と、最後まで「是非、日本航空で働きたい」として、整理解雇された人を同じと見ることは出来ないと思います。やはり、一種の「見せしめ」なのでしょうね。これが、今後の日本航空にとって、決してプラスにはならないと思うのです。この前も、書きましたが、異端者を排除する社風になるとすれば、破綻前の労務政策を受け継ぐことになるのではないでしょうか。
また、安全問題について言えば、17日に国土交通省が発表した2015年の安全報告で、航空機事故の2件の内、1件が日本航空、6件の重大インシデントの内、4件が日本航空グループによって引き起こされていることを思えば、安全に力を入れている、とはとても思えません。社員の増員や待遇改善も含めて、安全体制の抜本的な再構築を考えるべきではないでしょうか。
私は、成田空港のノイズリダクションハンガーを「周辺への騒音に配慮して使っていない」という話しは、今まで、どこからも聞いたことがありません。確かに「ノイズリダクションハンガーの稼働率が低い」という話は聞いたことがありますが、低周波騒音でも出るのでしょうか。
写真は成田空港のノイズリダクションハンガーです。
@エール・フランスのストは中止に
現地時間24〜27日に予定されていた、エールフランスのパイトッと組合によるストライキは中止されました。
*6月22日
@成田空港の2015年鳥衝突回数は全国で2番目、1万回当たりでは最少
国土交通省がまとめた2015年の鳥衝突(バードストライク)回数によりますと、全国の空港で発生した鳥衝突件数は1769件と前年よりも198件(10.1%)減少したとのことです。
この中で、成田空港では同15件増の63件で、全国の空港で2番目の多さになっています。しかし、発着回数1万回当たりでは2.38件と、全国の主要38空港の中で一番少なくなっています。なお、羽田空港では7件減の188件でしたが、ダントツの回数でした。1万回当たりでは4.91件となっています。
@中部空港の5月テナント売り上げが3年半ぶりのマイナスに
中部空港会社が昨日明らかにした、5月の空港内店舗売り上げで、売上高が3年6ヶ月ぶりに前年同月比(以下同じ)マイナスになりました。外国人旅客数は19%増となっていますが、売上高は8%減となっています。同社では「外国人客の購入単価が低下している」と分析しています。
【コメント】前から何回も指摘していますが、「爆買」は過去のものになりつつあるようです。
@空港の一次監視レーダーの機能強化を目指す動き
17日の「WING DAILY」によりますと、空港監視レーダーには一次監視レーダー(PSR)と、二次監視レーダー(SSR)があるそうですが、航空需要が多くなった現在は二次監視レーダー(SSR)が主に用いられている、とのことです。一次監視レーダー(PSR)は空港から発信した電波が航空機の機体で跳ね返ってくる電波を受けて、その位置を特定するものです。これに対して二次監視レーダー(SSR)は空港から発した電波を航空機に積まれた「ATCトランスポンダ」がキャッチして、別の信号で空港に送り返すことになります。一次監視レーダー(PSR)は電波が機体に吸収されるなどの原因で約7割の検出率にとどまるため、現在は主に二次監視レーダー(SSR)が使われています。しかし、この二次監視レーダー(SSR)の弱点はその検出が「ATCトランスポンダ」に依存しているため、これが故障したり、故意に切られたりすると位置がつかめなくなることにあります。そこで、一次監視レーダー(PSR)の検出率向上をめざして、今後も併用をする研究が行われている、とのことです。
写真は成田空港A滑走路北端にある監視レーダーアンテナです。上の長方形のアンテナが二次監視レーダー(SSR)、下の湾曲したアンテナが一次監視レーダー(PSR)のアンテナになり、これが、ともに回転して航空機の映像をレーダー画面に映し出すことになります。
@機内で約175万円を盗んだ中国人の男が捕まる
昨日の「 newsclip.be 」によりますと、現地時間20日にドバイ発バンコク行きのエミレーツ航空384便の機内で、タイ人女性のバッグから現金11万クローネ(約175万円)がなくなりましした。機長から連絡を受けたタイ警察が到着後、機内を捜索したところ、後ろに座っていた中国人の男の座席の下から現金が発見されました。男は容疑を否認していますが、警察官に「5万パーツを払うから見逃してくれ」と持ちかけていた、とのことです。
【コメント】盗まれた乗客が飛行機から降りるまで気付かなければ、逃げられるかも知れませんが、どうしてこんなことをするのでしょうか。
*6月21日
@チャイナエアが7月16日から9月1日まで成田=台北線を1往復運休
チャイナエアラインは7月6日から9月1日まで成田=台北線の1往復を運休とします。これにより、同路線は1日3往復となります。
@運輸安全委が大韓航空機エンジン発火で安全情報
運輸安全委員会は昨日、5月27日に羽田空港で起こった大韓航空機のエンジン破損重大インシデントについて、発火したエンジンのタービン・ディスクが破損していたことを明らかにし「安全情報」を出しました。調査を行っていたエンジンメーカのプラット・アンド・ホイットニー社は、同型エンジンを使っている世界の航空会社に対して、エンジンを取り外した際に、「タービン・ディスクのマニュアルに基づいた点検を推奨する」との通報を出しました。
【コメント】エンジンブレードの破損は結構あるのですが、タービン・ディスク本体の破損は聞いたことがないように思います。このタービン・ディスクの破片がエンジンカバーを突き破ったようです。燃料タンクを突き破らなかったのは幸いでした。
@全日空のDHC8-400型機がエンジントラブルで緊急着陸
昨日午後3時頃、青森発新千歳行きの全日空1899便・DHC8-400型機が右エンジンのトラブルのために、このエンジンを止めて、新千歳空港に無事緊急着陸しました。エンジンの異常を示す警告が出たことと、客室乗務員からも異臭がする、との連絡があったため、とのことです。同機は着陸後、自力で駐機場まで移動しました。全日空は「お詫び」のコメントを出していますが、原因については触れていません。
@宮崎空港の滑走路に5個の穴、落雷か?
今日午前6時45分頃。宮崎空港の滑走路始業前点検で、複数の穴が見つかりました。穴は大きさが10〜15cmで、5か所にありました。この補修のため、同8時過ぎまで滑走路が閉鎖され、6便が欠航しました。宮崎地方気象台によりますと、同空港周辺では同3時頃から6時頃まで、活発な雷雲がかかり、稲光や雷鳴が観測されていた、とのことで、落雷で穴が出来た可能性がある、とのことです。
@エアブリッジ・カーゴがB747-8F型機10機発注で交渉
ロシアの航空貨物最大手エア・ブリッジカーゴとその親会社ボルガドニエブル・グループはボーイング社とB747-8F型機を10機発注する方向で交渉を行っている、とのことです。実現しますと、約40億ドル(約4200億円)の取引となり、B747型機の製造継続に苦慮しているボーイング社にとって朗報となります。
写真は夕日の中で、成田空港A滑走路に着陸する、エアブリッジ・カーゴのB747-400F型機です。
*6月20日
@成田空港5月貿易額は輸出額が8.6%減、輸入額が7.5%減に
東京税関が今日発表した「平成28年5月分 成田空港貿易概況(速報)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)8.6%減と2ヶ月連続のマイナスとなりました。また、輸入額も7.5%減と3ヶ月連続のマイナスとなっています。
@23日に「悪天候時緊急対応訓練」実施
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、23日に、悪天候時を想定した緊急対応訓練を行うと発表しました。この訓練は天候悪化などで、夜間の一定時間帯に到着機が集中するなどして、入国審査の混雑や都心へのアクセス確保に対して、関係機関の連携や対応を強化するものです。
@米国籍男性が手荷物検査で待たされ、カバン振り回し逮捕
昨日午後1時30分頃、成田空港の手荷物検査場で米国籍の32才の男がカバンを振り回し、制止しようとした空港職員にケガを負わせた、として現行犯逮捕されました。男性はフランスに出国する所でしたが、「何度も行われる手続にイライラした」と供述しています。
@国土、「羽田新ルートの住民説明は終わった」???
今日の「日刊航空」によりますと、国土交通省は17日までに、羽田空港都心新飛行コースについての住民説明会を終了したことを明らかにしました。この上で、例年8月末となる概算要求までに、関係自治体などで構成する「首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会」を開催して、新ルートの導入と具体的な方策を確認する考えとのことです。
【コメント】やはり、住民に対する丁寧な説明会は開かないようですね。とても、民主的な政府・行政とは思えません。「フューズという説明会に来ない奴が悪い」と言う事なのでしょうか。もっとも、実際に押しかけたら、どこの会場もパンクしてたでしょうが。成田空港の「30万回」や「B滑走路延伸」の機能拡張でも、説明会で十分な質疑も行われないまま、「説明会を開きました」と言う「アリバイ作り」が行われました。これが、自民党の目指す、「大企業最優先」のやり方なのでしょうね。
@欧州委員会が「EU航空安全リスト」を更新
欧州委員会は現地時間16日、EU への旅客機乗り入れ禁止リスト「EU航空安全リスト」(英文)を更新しました。今回の更新で乗り入れ禁止が解除されたのはザンビアの航空会社、マダガスカル航空、インドネシアのシティリンク、ライオン・エア、バティク・エアと、そして、機種の限定つきながら、制裁が解除されたイラン航空となっています。
@イランがボーイング社と100機購入で合意、米国政府の承認待ち
イランのメディアが現地時間19日に報じたところによりますと、イラン民間航空機構の総裁はボーイング社と100機の旅客機を購入する事で合意したことを明らかにしました。現在、米国側の承認を待っている、とのことです。イランは1月にエアバスと118機を購入する契約を結んでいますが、エアバス機の部品にも米国製のものがあることから、米国側の出方が注目されています。
*6月19日
@今年1〜3月の LCC 欠航率は減少、遅延率は相変わらず
国土交通省は17日、「航空輸送サービスに係る情報公開(平成27年度第4回・1〜3月)」を発表しました。これは、国内線だけの情報公開です。この内、「特定本邦航空運送事業者(11社)」の旅客数と旅客収入の「ベスト5」及び、出発遅延率と欠航率の「ワースト5」を見てみますと、表のようになっています。
ベスト5
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旅客数
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旅客収入
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順位
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航空会社
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人数
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順位
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航空会社
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金額(万円)
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1位
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全日空
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1012万3176人
|
1位
|
全日空
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1541億8100万円
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2位
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日本航空
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655万7071人
|
2位
|
日本航空
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1012億7600万円
|
3位
|
スカイマーク
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156万1652人
|
3位
|
スカイマーク
|
172億32200万円
|
4位
|
ジェットスター ・J
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118万0108人
|
4位
|
ジェットスター ・J
|
94億2000万円
|
5位
|
ピーチ
|
73万9361人
|
5位
|
日本トランス
|
77億8900万円
|
ワースト 5
|
|||||
欠航率
|
遅延率
|
||||
順位
|
航空会社
|
率
|
順位
|
航空会社
|
率
|
1位
|
スターフライヤー
|
3.21%
|
1位
|
ジェットスター ・J
|
27.15%
|
2位
|
エアドゥ
|
3.05%
|
2位
|
ピーチ
|
20.40%
|
3位
|
日本航空
|
1.84%
|
3位
|
バニラ
|
17.38%
|
3位
|
Spring Japan
|
1.84%
|
4位
|
スカイマーク
|
16.98%
|
5位
|
全日空
|
1.81%
|
5位
|
エアドゥ
|
15.89%
|
これを見ますと、欠航率で「ワースト5位」に入っている LCC は「Spring Japan」だけです。「 LCC は良く欠航する」と言うのは「伝説」になりつつあるのでしょうか。さすがに、遅延率は1〜3位までを LCC が占めています。機材を目一杯使い、次の便との間隔が短い LCC では、一度遅延が発生すると、玉突きで遅延が拡大するためのようです。旅客数と旅客収入は国内線の運航便数にほぼ比例しています。
@平成27年度の航空機事故は2件、重大インシデントは2件増の6件に
国土交通省は17日、「第19回航空安全情報分析委員会の審議結果」を公表しました。この中で「27年度航空輸送の安全にかかわる情報」によりますと、航空機事故は前年度と変わらず2件でしたが、重大インシデントは2件増の6件となり、「安全にかかわる報告」件数は56件多い968件となっています。ただ、この報告書は営業用旅客機が対象のようで、昨年7月26日に調布飛行場を離陸直後に墜落した事故のような、個人所有の小型機の事故などは含まれていないようです。
*6月18日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」15例目が発生
昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」15例目が発生しました。成田発関西行きの全日空6569便・B767-300型機が、厦門空港の悪天候のため、前便の成田空港到着が遅れた、玉突き遅延により、午後11時7分にB滑走路から出発したものです。
@成田空港内変電所で作業員が感電死
今日午前1時頃、成田空港A滑走路西側にある変電所から「点検をしていた作業員の一人が感電した」との通報が消防にありました。作業員は病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。この変電所は滑走路灯などに電気を送るための変電所です。警察では作業員の身元や作業の詳しい状況や原因などを調べています。
@羽田都心ルート騒音の実態を経験するには成田空港の同距離の場所が最適
今日の東洋経済ONLINEに載った「都心を飛ぶ!羽田離着陸 ・新計画案を大検証ー気になるルートと騒音はどうなる?」で、「東京の大井町駅付近と大阪の新大阪駅付近が滑走路からの距離がほぼ同じ」と解説しています。筆者は「羽田空港とは条件が違う点も多いのだが、着陸ルートの真下でも市民生活が営まれているのは事実である。」と書いており、羽田空港と大阪空港との使用機材の違いを指摘していますが、大きな違いは大阪空港では国際線の乗り入れは制限されていることです。これにより、国際線の大型機も着陸する羽田空港新飛行ルートとは騒音が違ってくることです。さらに、落下物で見ると、高高度を長時間飛んでくる国際線大型航空機の方が航空機につく氷が多いと考えられます。筆者も書いていますが、騒音の実態を経験するには成田空港の滑走路端から同距離のところで聞いてみるのが、一番確かですね。
【コメント】上記のメールで連絡いただければ、都合のつく限り、案内したいと思います。
@フライトレコーダーも発見・回収
エジプトの航空事故調査委員会は現地時間17日、エジプト航空804便のフライトレコーダーを発見・回収した、と発表しました。これにより、原因解明が大きく前進するものと見られます。同委員会はレコーダの解析には数週間かかる、としています。
@米国アマゾンが危険物を通常発送し、35万ドルの制裁金
15日の「Gizmodo」によりますと、米国アマゾンは危険物に指定された薬品を通常発送した、として米国連邦航空局(FAA)から35万ドル(約3700万円)の罰金を言い渡されました。同社は過去2年間、ルールを無視した発送を24件も行いFAAから指導を受けています。
*6月17日
@ NAA が「南地域相談センター」などを7月1日に移転
成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、現在、芝山鉄道・芝山千代田駅近くにある「空港情報センタ−」と、第6ゲート入口付近にある「南地域相談センター」を、7月1日から「成田空港 空と大地の歴史館」内に移転すると、発表しました。
@京成が夏休み期間中に「アクセス特急」を深夜・早朝に1往復増へ
京成電鉄は昨日、7月16日〜8月31日の夏休み期間中に、上野=成田空港間に「アクセス特急」を1往復増便します。上野発が午前5時18分発で成田空港(第1ターミナル)着が6時14分の便と、成田空港(第1ターミナル)午後11時8分発の便で、京成高砂にて「普通・上野行き」の最終列車に接続し、青砥にて「普通・西馬込行き」最終列車に乗り換えることが出来ます。
@ジェットスター ・J と「WILLER TRAVEL」が高速バス8路線で販売開始
ジェットスター ・J と「WILLER TRAVEL」は昨日から、ジェットスター ・Jのウエブサイトで、成田空港・関西空港・新千歳空港発着の「WILLER TRAVEL」の高速バス8路線の乗車券が購入できるようにしました。
@国土が22日から「緊急ダイバードシステム」の運用を開始
国土交通省は今日、22日から「緊急ダイバート運航総合支援システム」の運用を開始 する、と発表しました。このシステムは成田空港と羽田空港が同時に使用できなくなった場合に、飛行中の航空機を残燃料に応じて、国が代わりの着陸空港を一元的に管理・指定するシステムです。
@エジプト航空804便のボイスレコーダーを発見・回収
エジプトの航空事故調査委員会は現地時間16日、墜落したエジプト航空804便のボイスレコーダーを発見した、と発表しました。ボイスレコーダーは破損していましたが、音声を記録したメモリー部分は無事だった、とのことです。一方、ブラックボックスのもう一つのフライトレコーダーはまだ、発見されていない、とのことです。
【コメント】これにより、事故かテロかなどの墜落原因解明がかなり進むと思います。完全な解明にはフライトレコーダーの発見が欠かせませんが。
@ボンバルディアの CS100 型機が EASA の型式証明を取得
ボンバルディア社は現地時間16日、CS100型機が欧州航空安全局(EASA)の型式証明を取得した、と発表しました。これにより、ローチンカスタマーであるスイスインターナショナルエアラインズによる7月路線投入が可能となりました。昨年12月には米国連邦航空局(FAA)の型式証明を取得しています。同機は三菱リージョナルジェット(MRJ)のライバル機になります。
*6月16日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」14例目が発生
昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」14例目が発生しました。上海発成田行きの中国国際航空157便・B737型機が、上海空港の悪天候のための玉突き遅延により、午後11時55分にB滑走路に着陸したものです。
@5月訪日外客数が15.3%増、出国日本人数は5ヶ月ぶりにマイナスに
観光局が昨日発表した「5月訪日外客数(速報値)」によりますと、訪日外客数は前年同月比(以下同じ)15.3%増の189万3600人となり、5月としての過去最高を記録しました。しかし、伸び率は1月52.0%、2月36.4%、3月31.7%、4月18.0%となっており、訪日外国人の勢いが衰えていることを示しています。
一方、出国日本人数は1.0%減の125万人となり、5ヶ月ぶりに前年同月比マイナスとなりました。
【コメント】訪日外客の伸びの鈍化は、円高や地震などの影響が徐々に出ているものと思われます。
@エジプト航空804便の機体の一部を海底で発見
エジプト民間航空省は現地時間15日、地中海に墜落したエジプト航空804便の機体残骸の一部を発見した、と発表しました。捜索に当たっていたフランス海軍の戦艦が数カ所で確認した、とのことですが、場所は明らかにされていません。また、フライトレコーダーとボイスレコーダーはまだ、見つかっていません。