2016年6月前半の出来事
*6月15日
@副知事が第3滑走路建設について自民党議連に説明
今日の千葉日報によりますと、千葉県の諸橋副知事は昨日、自民党成田国際空港推進議員連盟の二階会長ら同議連幹部に、成田空港の第3滑走路建設などについて話し合う「四者協議会」の進捗状況について報告しました。これに対し、同議連は参議院戦後に会合を開き対応を協議することにしました。同議連は昨年7月の第3滑走路建設を求める決議で千葉県の積極的行動を求めていました。
@成田空港でミリ波レーダー使い滑走路の異物を監視するシステムの実験
昨日の「WING DAILY」によりますと、電子航法研究所と日立製作所、情報通信研究機構、そして鉄道総合技術研究所の研究チームは昨年12月から、光ファイバー接続型ミリ波レーダーシステムによる滑走路異物検出システムの実証実験を行い、夜間実験において直行1インチ、高さ1インチの金属円柱を450mの距離で、検知することに成功しました。この実験は来年5月まで継続され、今後、異物の画像を取得するシステムと併用できるようにする予定です。滑走路上の異物は2000年に起こったコンコルドの墜落事故(2000年7月の26日の出来事参照)や、航空機のパンクによるトラブルなどを防ぐことも可能になり、異物による、滑走路の安全点検時間も短縮できます。
@羽田空港でハワイアン航空機が離陸を緊急停止
今日午前0時過ぎ、羽田発ホノルル行きのハワイアン航空458便・A330型機がC滑走路で離陸滑走を急遽取りやめ、緊急停止しました。当初は「右エンジンから煙が発生したことを示す警告が出たため」とのことでしたが、その後の点検で、エンジンに異常はなく、警告灯の表示も出なかった模様です。結局、パイロットが機体進行方向の“右ぶれ”に気付き、離陸を急遽取りやめたもののようです。
【コメント】乗客の話しなどでは、同機は離陸寸前だったようです。しかし、進路がぶれたための離陸中止とは珍しいですね。何が原因だったのでしょうか。
@JTB 子会社から個人情報790万人分が流出か
JTB は昨日、子会社の「i.JTB 」のサーバーに外部からの侵入があり、顧客の個人情報約793万人分が流失した可能性がある、と発表しました。内容は旅行商品をインターネット予約した人の氏名、住所、電話番号、パスポート番号などが含まれる、とのことです。現段階では外部に流出したことは確認されていない、とのことですが、閲覧している可能性はある、としています。社員が標的型メールの添付書類を開いたことにより、ウイルスに感染したようです。
【コメント】しかし、感染が確認されたのが3月なのに、何で公表が昨日になったのでしょうか。対応がお粗末すぎます。その間に悪用されたら大変な被害になったのではないでしょうか。
@ピーチが3年連続の黒字で累積損失を解消
ピーチ・アビエーションは昨日、16年3月決算で営業収入が前期比(以下同じ)29.1%増、純利益が約600倍の27億4400万円となったと発表しました。これにより、2011年2月の創業以来の累積損失を解消しました。今後については、今年度内に新たな国際線を2路線新設し、仙台空港の拠点化を進めます。また、2020年までには運航機材を30機程度に増やす予定としています。
*6月14日
@エア・ジャパンが成田勤務の経験者客室乗務員を募集
エア・ジャパンは成田空港勤務の客室乗務員を募集します。1年以上の客室乗務員経験が必要です。応募人員は48名で、訓練が終了した段階で正社員となります。その他詳しいことは同社サイトで。
@日本航空機が乱気流に遭遇、客室乗務員1人が軽傷
昨日午前11時45分頃、広島発新千歳行きの日本航空3403便・B737型機が秋田県上空を飛行中に、乱気流に遭遇しました。この揺れで、客室乗務員1人が腰を打撲する軽傷を負いました。ベルト着用のサインが出ていたため、乗客にケガはありませんでした。同機はそのまま新千歳空港に着陸し、点検のため、2便が欠航となりました。
@北海道エアシステム機がエアコン故障で引き返し
12日午前11時35分頃、丘珠発函館行きの北海道エアシステム235便・サーブ340B型機で、飛行中に客室の空調にトラブルが発生しました。このため、同機は丘珠空港に引き返しました。結局、この便は欠航となりました。北海道エアシステムではもう1機にも電気系統の不具合が発生して、12日と昨日の14便が欠航となりました。
@日本航空が羽田の夕方混雑時に予備機を待機させ遅れに対処
今日の日本経済新聞によりますと、日本航空は羽田空港の午後5時前後の混雑時間帯に、「ファイアウオール」と呼ぶ予備機を1機待機させることにしました。これは、通常の予備機とは違い、到着機が遅れる場合に待機させた「ファイアウオール」機が遅れる機材の代わりに乗客を乗せて、定時に出発させるものです。遅れた到着機はそのまま「ファイアウオール」として待機します。この時間帯が過ぎた場合には「ファイアウオール」機はそのまま夜間に使用されることになります。機体の稼働率を上げることが出来ます。
@海外旅行の回復は本物か、JTB総研が緊急調査
JTB総研は10日「2016年の海外旅行についての緊急調査」結果を発表しました。今年の1月から海外旅行者数が前年同月比でプラスに転じていることを受けた調査になるようです。調査対象は1月以降に海外旅行をした3399人となっています。これによりますと、3〜4月は60才以上の女性の割合が高く、5月は15才から29才の若者の割合が高くなりました。理由は「仕事が休めた」が最も多くなりました。また、旅行先はアジアが半数を占め、欧州は減少しています。旅行形態は「フリープラン・自由行動のパッケージツアー」が38.9%と最も多くなっていますが、比率自体は前年よりも低下し、個人旅行(FIT)の割合が多くなりました。申し込みはウエブサイトでの申し込みが69.1%と最も多くなっています。意外だったのは熟年層でウエブ申し込みが多く、若年層が旅行会社の店舗で申し込む傾向が強い、とのことです。
@ナポレオンが幽閉されたセントヘレナ島の新空港がウインドシェアで本格的開港延期
現地時間13日のATWニュースによりますと、ナポレオンが隔離・幽閉され、死亡した事で知られる英国領セントヘレナ島に新しく出来た空港が、ウインドシェアが激しく、5月に開港する予定が未だ持って完全開港出来ないでいる、とのことです。同島知事はウインドシェアの調査には時間がかかるとして、完全開港には時間がかかることを示唆しました。
*6月13日
@「計画段階環境配慮書」をインターネットで公開
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、ホームページに「成田国際空港の更なる機能強化 計画段階環境配慮書」を公表しました。PDF で全文53.6MBになります。
@ジンエアー機が関西空港に緊急着陸
今日午前9時30分頃、韓国・仁川発関西行きの LCC ・ジンエアー211便・B737型機が油圧系統のトラブルで関西空港に緊急着陸しました。同機は自走して駐機スポットに移動し、乗客を降ろしました。関西空港では安全確認のため、滑走路1本を約10分間閉鎖しました。
@上海空港で手製爆発物が破裂、5人が重軽傷
現地時間12日午後3時30分頃、中国・上海の浦東空港第2ターミナル出発ロビーで爆発があり、5人が重軽傷を負いました。爆発したのは手製の爆発物、とのことで、ビールビンのようなものに入っていた、との情報もあります。犯人はその場で、刃物で首を刺し自殺を図りましたが、重傷とのことです。タイ航空やフィリピン航空のカウンター付近とのことで、全日空のカウンターも一時搭乗手続を中止しましたが、運航には支障は出ていない、とのことです。
*6月12日
@今日のエール・フランス・成田=パリ線は欠航に
エール・フランスのストライキの影響ですが、今日のパリ発成田行き276便と、折返しの成田発パリ行き275便が欠航となっています。
@ドイツ軍の銃弾880発がエール・フランス機内から消える
今日の時事通信によりますと、ドイツメディアは現地時間11日、ドイツ軍が西アフリカ・マリの首都バマコに、エールフランス機で向かった際に、機内に預けた銃弾880発を入れた箱1個が紛失した、と報じました。ドイツ警察は同機がパリ経由でバマコに向かいましたが、パリに着いた段階では機内にあった、とし、窃盗の疑いがある、と判断している、とのことです。
【コメント】国際民間航空機関(ICAO)は民間機で武器・弾薬を運ぶことは禁止しているはずですが、どうして運んだのでしょうか。銃弾がテロなどで使用されないと良いのですが。
@日航・大西会長「(採用は)JALフィロソフィに共感できる人」
6日の「Aviation Wire」に載った日本航空・大西会長のインタビューで大西会長は社員の採用について「同じ気持ちになれないとだめ。昔ならば、一番優秀な人を取ると言っていたはず。それが今は、JALフィロソフィに共感できる人を取るようになった。これは強い。」「フィロソフィを作って一番良かったのは、そこかもしれない。」「前は確実に『優秀な人』と言っていたが、それがダメなのを僕らはわかっている。優秀な人が反対方向に走り出したら、手が付けられない。」と述べています。
【コメント】何か、意味深な言葉ですね。ある意味「おとなしく、経営陣の考える方向に沿って、考え、行動する人を採用したい」と言う事なのでしょうか。その規範になるのが「JALフィロソフィ」と言うことなのでしょうね。何か紅衛兵の「毛沢東語録」を連想してしまいます。「優秀な人」と言うのは元日本航空労働組合委員長・故小倉寛太郎氏のような人を指すのでしょうか。国際機関の度重なる勧告にかかわらず、元パイロットや客室乗務員の復職を頑なに認めないのも、根底にこの考え方があるような気がします。結局は会社の儲けが最優先。全日空の2倍の利益が上がっても、社員の待遇は二の次にして「働け」と言う事なのでしょうか。
*6月11日
@オオタカも大事だが、騒音下住民をもっと大切に
昨日、成田国際空港株式会社(NAA)が発表した「成田空港の更なる機能強化計画段階環境配慮書」ですが、公式に同社ホームページに載るのは13日からのようです。しかし、報道機関には事前に配布されているようで、今日からその内容が出てきています。
時事通信は記事の中で NAA は、「周辺地域住民の合意を得た上で、20年ごろには建設に着手したい考えだ。」としています。
また、NHKニュースでは「動植物への影響については、いずれの案でも、オオタカの繁殖地や貴重な植物の群落などが失われるおそれがある」としています。
【コメント】オオタカを守るのはもちろん大切ですが、騒音下になる人々の命と生活を守ることが、一番大切ではないでしょうか。公表されたら、抜本的な騒音対策や周辺地域への対策がどのようになっているのかを見たいと思います。
@関西線の割引は4月1日に遡って実施
昨日書いた成田=関西線の着陸料割引ですが、実施は今年の4月1日にさかのぼって実施される、とのことです。
@エール・フランスのストライキで明日の成田=パリ線が欠航の見込み
現地時間11日〜14日まで予定されているエール・フランスのパイロット組合ストライキの影響ですが、明日の成田=パリ線は欠航となるようです。しかし、同じグループのKLMオランダ航空便には影響はありません。
@スカイマークの5月は旅客数が12.5%増、搭乗率が81.1%
スカイマークが発表した「5月搭乗実績」によりますと、搭乗者数は前年同月比(以下同じ)12.5%増の53万5324人となり、搭乗率は10.2ポイント増の81.1%となりました。順調な回復を続けているようです。
また、運航実績では定時出発遅延率が6.4%、欠航率が0.9%となっています。
@大阪発熊本行きの全日空機が車輪格納扉不具合で欠航
今日午前8時頃、大阪発熊本行きの全日空521便・DHC8-400型機が離陸したところ、車輪格納室の扉が閉まった際に消えるはずのランプが点滅しました。このため、同機は大阪空港に引き返しました。結局、同便は欠航となりました。
先月30日にも同様のトラブル(2016年5月30日出来事参照)がありました。ただし、同一機体かどうかは分かりません。
@NASAの大気汚染調査機が佐賀市上空に飛来
今日の佐賀新聞によりますと、昨日午前10時頃、大気中の温室効果ガスの濃度を測定するNASAの調査機が佐賀市上空を飛行しました。機種は DC-8 型機で、韓国から飛来した、とのことです。地上でも同時に測定が行われた、とのことです。同様の調査が日本で実施されたのは3年ぶり、とのことです。
【コメント】写真が載っていますが、 DC-8 型機とは、懐かしい機種ですね。 DC-8 型機でも短胴型の機種で、エンジンは新しいものに換装されているようです。成田空港でも開港まもなくは頻繁に飛来していました。この時は、黒い煙を吐き騒音も大きかったですね。
右の写真は1980年代に、成田空港A滑走路を南側に離陸するDC-8-63型機です。
@大韓航空が羽田エンジン火災時の避難誘導で不備を認める
今日の共同通信によりますと、先月27日に羽田空港でエンジン発火事故を起こした大韓航空は同紙の取材に対して、乗客が緊急避難・脱出する際の、客室乗務員の誘導が不十分だったことを認めました。現在、社内マニュアルの見直しや客室乗務員同士の緊急時の誘導方法確認などを検討している、とのことです。
*6月10日
@ NAA が13日から「成田空港の更なる機能強化計画段階環境配慮書」を公表
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、「成田空港の更なる機能強化 計画段階環境配慮書の縦覧・公表等のお知らせ」を発表しました。「成田空港の更なる機能強化計画段階環境配慮書」とは「事業の早期段階における環境配慮を図るため、事業の位置・規模等の計画の立案段階において、複数案により環境の保全について適正な配慮をするべき事項の検討を行い、その結果をまとめたもの」とのことです。計画書の縦覧期間は今月13日から7月15日までで、これに対する「意見書」は同期間に受け付けます。縦覧場所は周辺各市町、NAA相談センター、などとなっています。インターネットでも閲覧できますが、13日からのようです。
@8日の「カーフュー弾力的運用」は5件でした
NAA の「カーフュー弾力的運用」詳細によりますと、8日の「カーフュー弾力的運用」は昨日書いた3件の他に、成田発アンカレジ行きの日本貨物航空8便・B747-8F型機が午後11時12分にA滑走路から離陸したものと、上海発成田行きの全日空960便・B767- 300型機が午後11時27分にB滑走路に着陸した2件があったようです。理由は両方とも、「上海空港における悪天候(雷雨)による管制上の制限」となっています。
【コメント】上記の2件は「カーフュー弾力的運用」お知らせメールには記載されていませんでした。この経過については説明があってしかるべきと思います。
@ NAA が27日に株主総会、配当金は72億7800万円
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、第12回定時株主総会の開催を27日に行うと、発表しました。配当は1株につき3639円、総額で72億7800万円としています。
@ NAA が関西線の着陸料を約33%割引へ
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、 LCC が多く発着する関西空港との移動を促進するために、成田=関西線に対して、成田空港の着陸料を約33%割引する軽減措置を発表しました。ただ、プレスリリースでは何時から割引するか書いていません。今日からなのでしょうか。
@国土交通省が羽田空港都心ルート予算を予算要求へ
今日の毎日新聞によりますと、国土交通省は羽田空港都心ルートに関係する予算を来年度予算案に盛り込む方針を固めました。航空機騒音防止法による民家に対する防音工事助成は飛行時間が限定されるために、国の基準「 Lden 」では、対象となる家屋は少なくなりますが、同法の枠組みと別に学校や病院、一般住宅などに工事費を助成する方針、とのことです。
【コメント】やはり、地域ごとの住民説明会は行わない方針のようですね。住民から文句の出ないうちに強行しようというのでしょうか。
地元の人たちに十分な説明もせずに、建設を強行した成田空港建設当時の教訓を忘れたのでしょうか。この結果が黒野氏の言う「日本の航空史上の最大の痛恨事」(2016年6月1日出来事参照)に繋がったのですね。
写真は成田空港建設当時、機動隊(上側)と向かい合う農民の人たち(下側)です。私たちは当時は、あくまでも非暴力で成田空港建設に反対しましたので、ヘルメットやゲバ棒は使いませんでした。かぶっているのは稲わらで作られた傘でした。
現在、私たちは機能強化などに一概に反対しているわけではありません。周辺住民の生活や環境保全に対する対策を十分に行うことと、周辺地域の適切な発展を求め、周辺の人々や成田空港を利用する人たちや、空港内で働く人たちの安全を守るために「成田空港の平和的な利用」を求めているのです。
@北海道エアシステムの定期整備による欠航がゼロに
国土交通省は6月7日に開催した「持続可能な地域航空のあり方に関する研究会」で北海道エアシステムが日本航空系列の日本エアコミューターと提携し、共通事業機導入を行った結果、予備機を持っていないために2014年の定期整備による欠航が1.74%(152便)あったものが、ゼロとなった事を明らかにしました。提携により、定期点検の時に共通事業機として登録した日本エアコミューターのサーブ340型機を借りたために欠航がなくなったものです。
*6月9日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」9〜11例目が発生
昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」9〜11例目が発生しました。
○ 9例目 上海発成田行きの中国国際航空157便・B737-800型機が、上海空港の悪天候(雷雨)による管制制限のため、午後11時14分にB滑走路に着陸しました
○10例目 成田発アンカレッジ行きのユナイッテド・パーセル・サービス(UPS)109便・B767型機が、前便で上海悪天候(雷雨)に伴う管制制限による遅延のため成田空港到着が遅れた、玉突き遅延のために、午後11時41分にA滑走路から出発しました
○11例目 成田発上海行きの中国国際航空920便・A321型機が、前便で上海悪天候(雷雨)に伴う管制制限による遅延のため、成田空港到着が遅れた玉突き遅延のために、午後11時46分にB滑走路から出発しました。
詳しい情報は、成田国際空港株式会社(NAA)のページにはまだ載っていません。
@アジア・アトランティックが8・9月に成田=デンパサール間にチャーター便
昨日の「Traicy」によりますと、アジア・アトランティック・エアラインズは8月1日〜9月20日まで、成田空港=デンパサール間にチャーター便を運航する計画です。B767-300ER型機を使い32往復を運航する計画です。このチャーター便は H.I.S のツアーで使います。
@14〜16日に成田空港で職員用の顔認証と爆発物検知の実証実験
NEC と日本信号は14日〜16日に成田空港職員検査場で「ウォークスルー顔認証システム」と「ゲート内蔵型爆発物探知システム」の実証実験を実施します。このシステムは歩きながらでもあらかじめ登録してある顔画像と、ゲートで撮影した画像が一致するかどうかを判断し、職員がゲートに身分証をかざした時に、高速気流で爆発物の微粒子を採取し、3秒で爆発物の有無を判断をするものです。
@東京都が調布飛行場周辺3ヵ所で住民説明会、都心飛行コースでも住民説明会をやるべき!
東京都は昨年7月に調布飛行場周辺で起こった小型機の事故について、今後の安全対策などを示す住民説明会を行う事になりました。16日に調布中学校、17日に紅葉丘文化センター、20日に大沢コミュニティーセンターの3ヵ所で行います。
【コメント】国土交通省は羽田空港都心飛行コースについての、住民説明会をどうして開かれないのでしょうか。
「○○フューズ」と言う、バーゲンセールでの新製品宣伝のような「説明会」では、意味がないと思います。
人口密集地ですから、騒音や落下物の被害を受ける可能性のある住民に直接説明し、真摯に意見を聞くべきではないでしょうか。「住民説明会」を住民が納得するまで何百回も開く必要があると思います。
関係自治体が住民の立場に立って、これを要求していく姿勢が「鍵」になるのではないでしょうか。「経済効果」のみに目を奪われ、住民の靜かで安全に生活する権利をないがしろにしてはならないと思います。
写真は大井町駅付近で行われた、フューズの様子です。
*6月8日
@「(成田空港を)一気に自由化すると安全担保置き去りの競争に」ジェットスター ・J 会長
昨日開催した「CAPA LCCs in North Asia Summit」で挨拶した成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長は成田空港の LCC 割合を2018年度に30%を目指すこと、現在、成田空港の国内線旅客数は2015年度で約700万人となり、全国第6位となっている事を明らかにしました。
さらに、日本の LCC 4社のトップが登壇し、ピーチ・アビエーションの井上CEOは「空港と自治体・地元企業・航空会社がうまく機能した。これを“関西モデル”と呼んでおり、来年は仙台でも実現したい」と述べ、バニラ・エアの石井会長は「LCCナンバーワンの品質と成田でナンバーワンを目指す」として、A320型機以外の機種を導入して、リゾート地への中距離路線を目指す考えを表明しました。また、ジェットスター ・J の片岡会長は「5月で累計搭乗者数が1400万人を超え、国内最大となる20機のエアバスA320型機を運航し、便数も1日100便以上で最大だ。成田ではLCCは難しいのではと言われたが、我々のビジネスモデルは間違っていなかった」と自信を示しました。また、Spring JapanのWang会長は「中国からの訪日客はまだまだ増やせる。日本に対する顧客満足度が高い」とし、香港や中国からの訪日客を多くする考えを強調しました。
さらに、今日のマイナビニュースによりますと、パネルディスカッションでは、コストと乗客の期待とのバランスをどのように求めるかの問いに対してピーチの森氏は「LCCには限界がありますので、お客さまの期待がどこにあるのかをつかむのが大事になります」と述べ、ジェットスター ・J の片岡氏は「安全運航はベースとなるところですので、度外視することはないです」と述べました。Spring JapanのWang氏は「CAの笑顔など、コストのかからないことを極めていくのがLCCのやり方ではないでしょうか」とのべ、バニラの山室氏も「安全を担保した上で質を高められれば、事業を拡大させることができると考えています」と述べました。
さらに、今はインバウンドが大きな比率を占めていますが、今後のアウトバウンドの増加の必要性が各社から指摘されました。Spring JapanのWang氏は「アウトバウンドも拡大していかなければインバウンドは続かないと思っています。」と述べ、ピーチの森氏は「日本の人にも、若いうちから海外にもっと行ってほしいですね。」と述べ、バニラの山室氏は「多くの日本の人も、もっと海外に行ってほしい。」と述べています。
また、自由化についてはSpring JapanのWang氏は「成田に就航したいがために子会社を設立しました。もしもっと自由化が進んでいたら、日本支社はいらなかったのではと思っています」と述べ、ジェットスター ・J の片岡氏は「さらなる自由化は結構ですが、日本人的な考え方かもしれませんが、段階的な規制緩和が必要になるでしょう。一気に撤廃すると安全性を担保できないまま、他社との競争関係にさらされる危険性があります」と述べました。
【コメント】ジェットスター ・J の片岡会長の発言には「安全最優先」の姿勢がにじみ出ていますね。さすが、“世界で一番安全”と言われているカンタス航空のDNAが入っています。同社便は欠航も少なくありませんが、火山噴火の時も、他の航空会社が近くの空港に運航しているのに、同社は慎重を期してでしょうか、欠航している事が多いようです。安全はキャリーオーバースタンダード(修理持ち越し基準)のように、数字に表れないのですが、大事ですね。写真は午前6時前に、第3ターミナルサテライトに駐機するジェットスター・ ジャパン機です。
@ジェットスター ・J 機に鳥が衝突、引き返す
昨日午前8時20分頃、関西発那覇行きのジェットスター ・J 351便・A320型機が離陸滑走中に鳥と衝突しました。同機はそのまま離陸しましたが、引き返し、約40分後に無事着陸しました。機体に損傷はなく、点検でも異常がなかったため、同10時10分頃に再出発しました。
@全日空と日本航空が8・9月発券分も燃油サーチャージャーゼロ
今日の日本経済新聞によりますと、全日空と日本航空は8〜9月発券分の国際線旅客運賃にかける燃油サーチャージャーをゼロとする見通しとなった、とのことです。
@カタール航空がA320neo型機の一部キャンセルを表明
カタール航空のCEOは現地時間7日、A320neo型機のエンジン問題が解決していないことから、同社が発注しているA320neo型機の一部をキャンセルすることを明らかにしました。代わりにB737型機を発注し、それを、早い時期にB737MAX型機に変更する意向を表明しました。
*6月7日
@今日から「CAPA LCCs in North Asia Summit」開催
アジア・オセアニアの格安航空会社(LCC)約20社のCEOなどが集まる「CAPA LCCs in North Asia Summit」が 今日・明日に成田空港の周辺ホテルで開催されます。成田国際空港株式会社(NAA)がホスト役になります。
@「長距離直行便は体力的にきつい。日本のハブ機能はなくならない」大西会長
昨日の「Aviation Wire」に掲載された、日本航空大西会長のインタビュー記事によりますと、大西氏は最近運航を始めた超長距離便について、機材か改良されて、超長距離便は可能となるだろうが、「人間の身体能力がそこまで追いつかない。マシンはどんどん優秀になるだろうけど、そんなもんイヤだぜ、という人もいるだろう。飛行機を途中で降りて空中散歩ができるなら別だけど、閉じ込められているのは、ものすごく苦痛。技術の進歩に人間の肉体が追いつかないだろう。」と述べ、直行便は増えても、極東に位置している日本はハブとして有利としています。「しかし、それには『日本も楽しみたい』と思わせるものを作り上げて行かなければ」と述べています。
@三菱航空機会社が MRJ 70型機の製造に着手
今日の讀賣新聞によりますと、三菱航空機会社は三菱リージョナルジェット(MRJ)70席タイプの製造を始めました。2017年にも完成させ、2019年に納入をする方針です。これは、最大市場である米国の「パイロット労働協約範囲条項(スコープクローズ)」(5月13日出来事参照)に抵触しない MRJ 70型機の受注を増やす目的があるものと見られます。
@「 MRJ 試験機の米国移動は7月末から」三菱航空機会社
昨日のレスポンスによりますと、三菱航空機会社は三菱リージョナルジェット(MRJ)試験機を、7月末以降に米国のワシントン州にあるモーゼスレイク空港に向けて順次出発させる、と発表しました。
@仁川空港で UPS 機が離陸に失敗、けが人はない
現地時間6日午後10時45分頃、韓国・仁川空港で仁川発アンカレッジ行きのユナイッテド・パーセル・サービス(UPS)の貨物機・MD11型機が離陸に失敗し、滑走路端を数100mオーバーランし、緑地帯で停止する事故がありました。離陸滑走中に、前輪のタイヤがパンクした、との情報があります。乗員は停止直後に緊急脱出し、ケガはありませんでした。
@マレーシア航空のA380型機が乱気流に遭遇、けが人多数
現地時間5日、ロンドン発クアラルンプール行きのマレーシア航空1便・A380型機がベンガル湾上空で乱気流に遭遇しました。この乱気流で34人の乗客が負傷し、乗務員もケガを負いました。動揺はシートベルト着用サインを点灯した約2分後に起こりましたが、機内食用カートなどが飛び、客室内に損傷を引きおこしました。機内の写真が「IRORIO」に載っています。
@マレーシア航空のA380型機退役は2018年6月から
マレーシア航空のCEOはこのほど、所有している6機のA380型機を2018年6月から手放すことを明らかにしました。代わりにA350-900型機を導入します。
*6月6日
@成田空港の5月貨物取扱量は2ヶ月連続のプラスに
東京税関が今日発表した「成田空港5月貨物取扱量」によりますと、総取扱量は2ヶ月連続のプラストとなり、前年同月比(以下同じ)2.3%増となりました。この内、積込量は2ヶ月連続プラスの4.1%増で、輸出量は2.8%減、取卸量は8ヶ月ぶりのプラとなる0.8%増で、輸入量は2.6%減となっています。
【コメント】成田空港の停滞し続けた貨物需要に回復の兆しが出てきたのでしょうか。
@3月の国内線旅客数伸び率で成田=札幌線がトップに、成田=那覇線は4位
先月31日に国土交通省から発表された、「3月の航空輸送統計」によりますと、国内線の旅客数伸び率1位は成田=新千歳線で前年同月比(以下同じ)28.4%増となりました。また、成田=那覇線は4位の11.6%増となっています。
また、国際線では中国方面の旅客数が3.3%減と前年同月を下回り、この所続いた爆発的な伸びに一服感が出ています。
*6月5日
@モンゴル航空が今日から成田=ウランバートル線を増便
MIATモンゴル航空が今日から、成田=ウランバートル線を、現行の週3便から週4便に増便しました。日曜日の便を追加します。
@ P2 北棟屋上の舗装は何とかなりませんか?
第2ターミナル北棟の P2 駐車場はよく利用するのですが、北棟の屋上部分のアスファルト舗装が大分痛んでいます。所によっては、粉々に砕けた部分もあります。工事契約などを見ると、補修工事の計画はないようです。 P2 駐車場北棟には付属棟も完成しているのですから、早急の補修工事をお願いします。
@米国内ではオスプレイの騒音に悲鳴、法案も提出
今日の「沖縄タイムス」によりますと、米国防予算の大枠を定める2017米会計年度国防権限法案の下院案に、米軍用機による飛行訓練時の飛行経路や高度などを調査し、違反が認められた場合は飛行経路の変更を含めた是正措置の検討を義務付ける条項が盛り込まれた、とのことです。この法案はヴァージニア州選出の民主党議員から提出されたもので、オスプレイの騒音や振動に悩む住民からの苦情が増加していることによるもの、とのことです。
先月30日の「しんぶん赤旗」によりますと、現地時間19日付けの米国「ワシントン・ポスト」が伝えたところによりますと、ヴァージニア州では基地周辺の住民からオスプレイの騒音に対する怒りの声が上がっている、とのことです。住み始めて14年になる住民はオスプレイが飛び始めた数ヶ月前から悩まされ、「以前の大型ヘリの音とは全く違う」「5月10日のことだよ。午後10時16分にわが家の真上を低空で旋回し、9分後にまた飛んだ。家が揺れるほどうるさい」と話しています。
写真は沖縄普天間基地に駐機するオスプレイです。
【コメント】米国内ではこのような配慮を求める声があるようですが、日本政府はオスプレイの危険性や騒音については、全く問題にしていませんね。大阪市長のように、市街地にある八尾空港をオスプレイの訓練場にしよう、と公言している輩もいます。
*6月4日
@共生会館と空と大地の歴史館は棟続きでした
2日に航空科学博物館に行きましたが、5階の展望室から見たところ、「共生会館」の建設(5月4日の出来事参照)が大分進んでいました。上から見ると「空と大地の歴史館」と棟続きになっているようすが良く分かりました。左のとがった屋根が「空と大地の歴史館」です。
@「来年4月以降も、いたずらに路線拡大は目指さない」と大西会長
日本航空の大西会長は IATA の総会が行われたダブリンで「ATW 」の取材に答え、来年3月末のいわゆる「8・10ペーパー」の縛りが解けた後でも、路線拡大を目指すのではなく、「質」の向上に力を集中する考えを明らかにしました。
また、昨日の「Aviation Wire」によりますと、B767型機の後継機について、B787-8型機を考えているが、ボーイング社の生産レートが上がって月産10機に達した段階で、価格がなじんでくる時に、考えることを明らかにしました。現在はB787-8型機を国際線のみに使っていますが、この理由について「燃費が良い分機体価格が高い。だから徹底的に国際線で使っている」と現状を説明。航続距離が長く、燃費の良さが発揮できる国際線に集中投入している事情を説明しています。
【コメント】ボーイング社はB787型機の受注が予想したほどに伸びていないことにいらだちを露わにしています。これから、生産ルートを引き上げていきますが、受注を増やすためには価格を下げる場面も出てくるのでしょう。日本航空はこの時期を狙っているのではないでしょうか。
@フランスの管制官ストは中止、エアールフランスのパイロットストは来週
フランスの管制官が現地時間3〜5日に予定していたストライキは中止となりました。
一方、エールフランスのパイロット組合は4日から行うとしていたストライキを来週(11〜14日)に延期しました。パイロット組合は常勤パイロットの数が2011年の3995人から3388人まで減らされた、と主張しています。
*6月3日
@昨日、第1ターミナル南ウイングのトイレゴミ箱から煙り
昨日の「Aviation Wire」によりますと、昨日午後4時54分頃、成田空港第1ターミナル南ウイングにある男子トイレのゴミ箱から煙が発生しました。火は警備員がすぐに消し止めました。この小火による運航への影響はありませんでした。
【コメント】この小火の報道をしたのは「Aviation Wire」だけでした。テロ関係かも知れず、小さな出来事ではないと思うのですが、他の報道各社はどうしたのでしょうか?
@マリンドエアが8月に成田=コタキナバル間にチャーター便を計画
今日の「Traicy」によりますと、マレーシアの「マリンドエア」は8月9日に、成田発コタキナバル行きのチャーター便を運航する計画とのことです。復路は8月13日成田着になります。実現すると、同航空の乗り入れは初めてとなります。
@日航の大西会長「中国とアジアで提携できる旅行会社探す」
今日の日本経済新聞によりますと、日本航空の大西会長は同紙の取材に答え、「中国や東南アジアで提携する旅行会社を探している」と明らかにしました。アジアには日本航空が加盟するワンワールドに加盟する大手航空会社が少なく、各地の有力旅行会社と提携して、高額負担能力のある顧客の獲得を図る考え、とのことです。また、経営については、原油価格の変動よりも為替レートの変動の方が影響が大きいとみており「海外での販売を引き上げる必要がある」と述べました。
@ LCC が若者には定着か、エクスペディア調査
エクスペディアはこのほど、 LCC に関する意識調査を実施しました。調査対象は20〜60代までの男女600人です。
これによりますと、「 LCC を利用したことがあるか」との問いに対しては全体で46%が「はい」と答えています。20代では「はい」が58%になっています。一方、60代では「はい」が32%、でした。特に若者の間では LCC が定着しつつあるようです。
LCC を利用する理由を聞いたところ、1位は「価格が安いため」、2位が「コストパフォーマンスが良いため」、3位が「片道のみの予約でも安いため」となっており、価格が決定的な理由となっているようです。
また、「何時間のフライトなら LCC に乗りますか」との問いに対しては「3時間」までの合計が50%となっていて、「5時間」までの合計は80%にもなりました。
また、 LCC を利用した旅行先のランキングでは、国内線の1位が札幌、2位が沖縄、3位が福岡となっており、国際線では1位が台北、2位が香港、3位がソウルとなっています。
@ MRJ 1号機が「のと里山空港」に着陸
昨日午後1時40分頃、 MRJ 試験1号機が「のと里山空港」に着陸しました。 MRJ が名古屋空港以外に着陸したのは、先日の中部空港に続いて、2ヵ所目になります。同機は点検と給油の後、名古屋空港に向かい離陸しました。
@ IATA が今年の航空会社利益を上方修正
IATAは現地時間2日、年次総会で2016年の世界航空会社の予想利益を、昨年12月時の予測よりも8.5%多い394億ドル(約4兆3000億円)となるとの予測を明らかにしました。輸送実績の伸びが鈍化し、テロの影響がありますが、上方修正の原因は原油価格が12月時予測の平均45ドルよりも下回っていることにある、としています。ただ、直近は50ドル台になっているようです。
@エアバスがA350型機短胴型機の開発を中止
エアバスCEOは現地時間5月31日、A350型機の短胴型である「A350-800型機」の開発中止を明らかにしました。この短胴型機は人気がなく2011年12月末には受注が118機ありましたが、その後取り消しが相次ぎ、現在はアエロフロートの8機とアシアナ航空の8機のみになっていました。両社にはA350-900型機やA330neo 型機に変更してもらった、とのことです。
*6月2日
@ユナイテッド航空が成田=シンガポール線を今日から運休
ユナイテッド航空は今日から、成田=シンガポール線を運休しました。ただ、今日の到着便は運航されています。
@第1ターミナル南ウイングの出発カウンターが今日から航空会社別に
成田国際空港株式会社(NAA)は、第1ターミナル南ウイング3階のチェックインカウンターを、今日から航空会社別に変更しました。今までは、搭乗クラスごとにスターアライアンス加盟各社が合同で、チェックインを行っていました。
@フランスの管制官ストで成田=パリ線の運航に影響の可能性
現地時間3日〜5日にフランス管制官のストライキが行われる予定です。日本航空は成田=パリ線に影響が出る可能性がある、として注意を呼びかけています。
@ティーウエイ航空が連絡なしの未搭乗に罰金1万円
韓国の LCC 「ティーウエイ航空」は1日から予約の取り消しをせずに、搭乗しなかった乗客に対して、日本路線では1万円を予約の変更や取り消し手数料に加算して請求する、と告知しています。
@墜落したエジプト航空機のブラックスボックスからの信号検知か
エジプト民間航空省は現地時間1日、墜落したエジプト航空機のブラックスボックスからとみられる信号を、捜索中のフランス海軍の艦艇が探知した、と発表しました。フランスの航空事故調査局の報道官は「確証は得られないが、記録装置から発信されたものと、ほぼ間違いないとみている」とコメントしており、回収する潜水艇を載せた船舶が現場に向かったことを明らかにしました。
*6月1日
@4・5月のアクセス数は50,224回でした
4月と5月のアクセス数は合計で、50,224回でした。4月30日現在のアクセス数を記録し損なったので、2ヶ月分とします。
@アエロメヒコの成田=メキシコシティー線が増便
今日からアエロメヒコが成田=メキシコシティー線を週4便から週5便に増便します。
@タイ・エア・アジア X が成田=バンコク線を減便
今日からタイ・エア・アジア X が成田=バンコク線を週14便から11便に減便します。
@ ANA Cargo が7月22日からの増便を取りやめ
ANA Cargo は先月24日、1月20日に発表していた成田=バンコク線・バンコク=ジャカルタ線・ジャカルタ=成田線を7月22日から、現行の週3便から週5便に増便する計画を取りやめる、と発表しました。理由は「マーケット状況を考慮し」としています。
写真はB滑走路に南側から着陸するANA Cargo 機です。
@ NAA が夏休みサマースクールの参加者を今日から募集
成田国際空港株式会社(NAA)は今日から、恒例の夏休み特別企画「成田エアポート ワンデイ・サマースクール」2016年の募集を始めました。今回は募集人員を120名に拡大しています。参加資格は小学校4・5・6年生となります。応募締め切りは6月20日午後5時となっています。
@「24年間も成田空港で滑走路1本は日本の航空にとって痛恨の極み」と黒野氏
今日の「日刊航空」によりますと、昨日開かれた航空政策研究会のシンポジュウム「日本の航空・ 空港 過去・現在・未来」で講演した、運輸政策研究機構会長の黒野匡彦氏は首都圏空港の歴史について、「当初は現在の成田空港の2倍ある空港が考えられていた。政治的な面で半分に抑えられてしまった。この間、羽田空港では2000年に新B滑走路が整備され、立派な空港になった。一方、成田空港は開港そのものが遅れ、1978年に開港したが、2本目の滑走路が出来たのが2002年になってしまった。この24年の間に、アジアでは大規模空港の整備が進み、決定的な差ががつけられてしまった。これは、日本の航空史上の最大の痛恨事」と述べた、とのことです。
さらに、今後の50年の展望について、「私は個人的には、成田を世界標準のオープンスカイにして門戸を完全に開放する。第5の自由は無論、その先の自由も開放して良い。要は日本のエアラインだけでなく世界のエアラインが稼げる空港にする事が現実的でないかと思う」と述べた、とのことです。
【コメント】「全ては、金儲けのため」と言う事なのでしょうね。これを信じて疑わないと言うことがすごいですね。これが「日本のためになる」と思い込んでいるのでしょうが、本当に「国民のため」になるのでしょうか。結局、「企業と一部の大金持ちのため」になってしまうのではないでしょうか。「住民の騒音被害や安全などは考慮に値しない」と言うことなのでしょうが。
@27日の全日空機気圧低下を重大インシデントに
先月27日、羽田発高知行きの全日空561便・B737-800型機が離陸後、高度約5000mを上昇中に、客室内の与圧装置にトラブルが発生しました。このため、同機は羽田空港に引き返しました。このトラブルで乗客の30代女性が左耳の鼓膜が破れる軽傷を負いました。運輸安全委員会は昨日、このトラブルを重大インシデントに認定し、調査官3人を派遣しました。全日空は昨日、お詫びのコメントを掲載しました。
@ MRJ の2機は夏頃に米国のモーゼス空港に、もう2機は年末までに
現地時間5月31日の「ATWオンライン」によりますと、三菱航空機会社は昨日初飛行した試験2号機と試験1号機を、この夏までに米国のモーゼス空港に送り、試験飛行に入ります。また、試験3号機と試験4号機は年末までにモーゼス空港に送る予定とのことです。
@A320neo型機搭載のLEAP-1Aエンジンが型式証明を取得
現地時間5月31日、エアバスはA320neo型機用のCFMインターナショナルのLEAP-1AエンジンがFAAとEASAから証明を受けとった、と発表しました。これにより、すでに運航を開始している米プラット・アンド・ホイットニー(PW)製PW1100G-JMエンジンと2種類になります。