2016年5月後半の出来事
*5月31日
@成田発のルフトハンザ航空機がエンジン不具合で引き返す
昨日午前9時40分発の成田発フランクフルト行きのルフトハンザ航空711便・A340-300型機が、離陸後まもなく、栃木県上空を飛行中に第4エンジンの排気温が上昇するトラブルに見舞われました。同機は成田空港に引き返し、同11時47分に無事着陸しました。結局この便は欠航となっています。
写真はルフトハンザ航空のA340型機ですが、トラブル機とは関係ありません。
@ MRJ の2号機が初飛行に成功
今日、三菱リージョナルジェット(MRJ)の試験2号機が初飛行に成功しました。午前10時過ぎに名古屋空港を離陸し、1号機とは違い、直ちに車輪を格納して、太平洋に向かい、約2時間飛行し、基本的な飛行性能を確認して、無事着陸しました。2号機は機体に赤のみのラインが入ったデザイナで、1号機とは異なるデザイナとなっています。2号機では主に機体の空気抵抗を測る事になっています。
@募集型国内旅行の取扱額はプラスも人数はマイナス、2015年度
観光庁は今日、2015年度主要旅行業者取扱状況を発表しました。これによりますと、取扱額では海外旅行は前年度比(以下同じ)8.4%減、外国人旅行が44.0%増、国内旅行が8.3%増で、総計3.2%増となっています。募集型企画旅行取扱人数では海外旅行が11.1%減、外国人旅行が44.6%増、国内旅行が1.7%減で、総計2.3%減となりました。同外国人旅行では人数の伸びに比べて取扱額の伸びが追いついていません。同国内旅行では取扱額の伸びがプラスですが、人数はマイナスになっています。
@香港空港が第3滑走路建設費の一部を旅客の運賃に上乗せへ
今日の「マカオ新聞」によりますと、香港空港を管理運営する香港機場管理局は現地時間30日、約2兆円かかるとされている、香港空港の第3滑走路建設プロジェクトの資金調達の一部として、香港空港を出発する旅客に空港建設費チャージを導入する、とのことです。8月1日発券分から導入し、金額は飛行距離や座席クラスによって違いますが、日本線のエコノミークラスの場合は約1300円になる、とのことです。
*5月30日
@大塚取締役「成田空港は周辺対策に費用がかかる」
今日の「WING DAILY」によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)の大塚取締役は27日の記者会見で、新関西国際空港会社の2016年3月期決算で営業利益が592億円と、成田空港の営業利益を上回ったことについて、「関空がインバウンド需要を集め、業績を伸ばしたことは大変素晴らしいこと」と述べ、この理由として、海上空港である関西空港に比べて、(成田空港は)騒音を含めた地域関係の対応で費用がかかること、関西空港では関西地区の需要が増えると直に関西空港に反映するの対し、成田空港では首都圏の需要が増えても羽田空港の影響を強く受けることなどを上げました。
@26日未明、第2ターミナルの手荷物搬送システムにトラブル
26日午前2時45分頃、成田空港第2ターミナルの手荷物搬送システムで障害が発生しました。ベルトコンベアーをコンピューターで制御するための装置を交換したところ、同6時38分に復旧しました。運航には支障がありませんでした。原因は調査中、とのことです。
@大阪発の全日空機で車輪関係にトラブル、引き返す
今日午前7時40分頃、大阪発松山行きの全日空1631便・DHC8-400型機が離陸直後に、車輪を格納した際に消えるはずのランプが点滅するトラブルがありました。このため、同機は大阪空港に引き返し、車輪が出ていることを確認して、同9時5分頃、無事緊急着陸しました。
@バニラの4月輸送実績は利用率で国際線が2.0ポイント減、国内線は8.6ポイント増
バニラ・エアが今日発表した4月の輸送実績によりますと、国内線利用率は前年同月比(以下同じ)8.6ポイント増の82.6%、国際線利用率は2.0ポイント減の83.2%となりました。
また、運航実績は欠航率が国内線で0.8%、国際線で0.0%、定時出発遅延率は国内線で15.4%、国際線で20.3%となりました。
@大韓航空、この2年で整備費用が10%以上減、整備時間も8.3%減
今日の韓国・東亜日報日本語版によりますと、大韓航空ではこの2年間にエンジンの欠陥で5回も離陸中止や不時着を起こしているそうです。また、「整備関係の予算が2012年の9427億ウォンから2014年は8334億ウォンへと1100億ウォン近く減少した上、運航件数当たりの整備時間も、同期間で8.3%も減少した」とのことです。
@米国のアレジアント航空パイロットの半数以上「家族に自社機の使用勧めない」
今日の「Traicy」によりますと、米国のKTNVは「米国の格安航空会社(LCC)のアレジアント航空のパイロットの半数以上が、家族に自社機の利用を勧めないと回答した」との調査結果を報じました。同社は古くて安い機体を購入して、需要に応じて運航するLCCで、「ウルトラ LCC 」と呼ばれています。パイロットの労働条件も劣悪と言われ、大量離職も明らかになっています。
*5月29日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」8例目が発生
昨日深夜、2016年度「カーフュー弾力的運用」8例目が発生しました。成田発アンカレッジ行きの日本貨物航空160便・B747-8型機が、前便で上海空港の悪天候に伴い成田空港到着が遅れた、玉突き遅延により、午後11時8分にA滑走路から離陸したものです。
@発火エンジンの後方タービンブレードが多数破損
大韓航空機のエンジン発火重大インシデント調査ですが、運輸安全委員会は昨日までに、発火したエンジン内部をカメラで調べました。その結果、エンジン後部のタービンにつけられているブレードが数十枚破損していることが分かりました。エンジン前部のブレードには鳥が飛び込むなどの形跡はなく、破損はありませんでした。エンジン後部のブレード1枚が破損し、この欠片が他のブレードを破損したものと見られます。今後、何故、最初に破損したブレードが破損したのかを調べる、とのことです。
@全日空とベトナム航空が包括的業務提携に正式署名
昨日、全日空とベトナム航空は全日空がベトナム航空の株式約8.8%を取得し、包括的な業務提携をすることで、正式合意書に調印しました。1月の基本合意に基づくものです。全日空はスターアライアンス、ベトナム航空はワンワールドと違う航空連合を持つ航空会社同士の提携になります。ベトナム航空は日本航空と共同運航を実施していますが、今冬季ダイヤからは解消し、全日空と共同運航やマイレージの提携を行います。
これについて日本航空は「(ベトナム航空からは)特に、なにも聞いていない」とコメントしています。
@ガルフ航空機が乱気流に遭遇
現地時間27日、マニラ発バーレーン行きのガルフ航空155便・A330型機が乱気流に遭遇しました。けが人が発生し、同機は現地時間午前11時30分にインドのムンバイ空港に臨時着陸し、1人が病院に搬送されました。同機は点検し、約4時間後にバーレーンに向かいました。
@米国航空会社が欠航や遅延時に次善のルート案を提示するソフト採用
25日のウオール・ストリート・ジャーナル日本語版によりますと、米国の航空各社は天候などで遅れや欠航便が出た場合に、替わりの便を選択できるようにするシステム導入に動いている、とのことです。デルタ航空では「バイパー」と呼ばれるシステムを1月から導入しました。このシステムでは、予約した乗客が予約便への搭乗を逃しそうになった場合に、替わりのルートや便を複数案提示し、予約客に選択させ、予約を取り直させるシステムです。このシステム導入により、悪天候などによる同社の平均遅延時間が2012年の15時間から、2〜9時間に減った、とのことです。他社もそれぞれ、同様のシステムの導入を急いでいる、とのことです。
【コメント】このシステムは、乗客にとっても目的地により早く着ける事、航空会社にとっても予約客を逃さないことで、有効ですね。日本の航空会社でも早く導入して欲しいですね。
*5月28日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」5〜7例目が発生
昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」今年度5〜7例目が発生しました。
・5例目は、上海発成田行きの全日空960便・B767型機が、上海空港での管制制限による玉突き遅延のために、午後11時33分にA滑走路に着陸したものです。
・6例目は上海発成田行きのユナイッテド・パーセル・サービス109便・B767型機が、上海空港の悪天候に伴う玉突き遅延のために、午後11時50分に、A滑走路に着陸したものです。
・7例目は、成田発アムステルダム行きの日本貨物航空8便・B747-8型機が、羽田空港の滑走路閉鎖に伴う管制制限による玉突き遅延のため、午後11時58分にA滑走路から離陸したものです。
【コメント】この内、7例目の日本貨物航空機の理由が納得できません。この便は上海から成田に着いて、アムステルダムに向かう便で、羽田空港とは直接関係ないと思うのです。
@羽田空港の大韓航空機エンジン火災の情報です
昨日の羽田空港における大韓航空機のトラブルですが、運輸安全委員会は「重大インシデント」に認定し、調査官4人を派遣しました。
運輸安全委員会の調査によりますと、同機は滑走開始から約600m地点でエンジンが破損し、内部の部品がエンジンカバーを突き破りました。この約600m地点に部品が集中的に散乱していました。破損した部品が燃料パイプを突き破り、漏れた燃料に引火したものと見られています。調査官は今日も、整備関係者や乗員から聞き取り調査を行っています。
同機は管制官から「エンジンから煙が出ている」と指摘され、離陸を中止しました。ブレーキを踏むと同時に、逆噴射装置を作動させたときに火が出たようです。
乗客によりますと、この時、機内では「ボンという爆発音が響いた」とのことで、「その後、左右に揺れた」とのことです。乗客が撮影した動画では、停止後、機内で「現在、再度の離陸許可を待っております」とのアナウンスがあり、これに対して「だめだよ、煙が出ているよ」との声が聞こえていました。
複数の乗客証言によりますと、「避難誘導に際して乗員からの指示はなかったので、各自が自ら判断していた」とのことで、「脱出シューターの上にも下にも(乗務員の)サポートはなかった」とのことです。
混乱は昨日夜まで続きました。昨日の欠航便は407便に及び、影響を受けた乗客は約7万6000人に達しました。機材繰りの関係で今日も9便が欠航する予定です。
【コメント】軽々しくは言えませんが、部品が燃料タンクを突き破っていたら、大惨事になっていたのではないでしょうか。
@エア・アジアの決算発表でエアアジア・ジャパンの運航開始は第3四半期
エア・アジアの決算発表で、エアアジア・ジャパンの就航が少なくても第3四半期になる、と発表されています。
@あごひげ伸ばした機長への処分でアシアナ航空が勝訴
アシアナ航空があごひげを伸ばした機長に対し、ひげを剃るように求め、拒否した機長に乗務停止の処分を行ったことに対して、韓国の中央労働委員会が「人事裁量権を越えている」との裁定を下しました。アシアナ航空はこの裁定を不服として、取り消しを求める訴訟を起こしました。ソウル行政裁判所は、現地時間26日、会社側勝訴の判決を言い渡しました。
*5月27日
@バニラの誤誘導による未入国審査者は5月4日に全員の審査終了
バニラはこのほど、成田空港で4月17日に台北からの旅客を誤って、国内線に誘導し、30人が入国手続を行わなかった問題(4月18日出来事参照)で、5月4日までに全員が入国手続を完了していた事を明らかにしました。
@NAAがオリンピックまでに成田空港の全トイレをリニューアルへ
成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、2020年3月までに成田空港内にあるトイレ148か所を全面リニューアルする、と発表しました。便器を洋式の温水洗浄便座の洋式にし、音声や光で緊急時に知らせる装置も設置します。費用は約50億円を見込みます。
【コメント】不祥事続きの東京オリンピックは返上すべきではないでしょうか。もともと、国の税金目当てで、金儲けのために財界が狂騒していたものです。この厳しい財源の中で、東北地震や福島原発事故の復興もままならない中、今回の熊本地震でも復興に向け力を入れなければならないのですから。
@羽田空港で大韓航空機がエンジンから出火、全員緊急脱出
今日午後0時過ぎ、羽田発ソウル・金浦行きの大韓航空2708便・B777-300型機が、C滑走路を離陸滑走していたところ、左翼エンジンから出火しました。同機は離陸を中止し、乗客・乗員約320人が緊急脱出しました。この際、約30人が気分が悪くなったと訴え、少なくても5人が軽傷を負ったとのことです。この事故で、羽田空港では一時4本の滑走路が運用を中止しましたが、C滑走路以外は午後2時半頃、運用を再開しました。
この事故による欠航は午後3時現在で292便に及び、約5万人に影響が出ています。
この影響で、午後2時45分現在、目的地を羽田空港から成田空港に変更した便が15便となっています。
運輸安全委員会は調査官を羽田空港に派遣しました。
@日本航空 G の4月実績は旅客数が微増も、利用率は増加
日本航空が今日発表した「JAL グループ4月マンスリーレポート」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)0.4%増の68万3466人、利用率は2.6ポイント増の77.5%となっています。
一方、国内線は旅客数が0.8%増の239万6536人、利用率は1.1ポイント増の62.4%となりました。
この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が1.5ポイント増の71.7%、成田=札幌線が11.0ポイント減の39.7%、成田=中部線が6.8ポイント増の66.3%、成田=福岡線が4.3ポイント増の44.8%となっています。
*5月26日
@「成田空港対策協議会」新会長が第3滑走路建設と「カーフュー弾力的運用」緩和を強調
昨日、成田市で成田市内の経済団体でつくる 「成田空港対策協議会 」の総会が開かれました。会長には豊田氏に替わり、副会長の加瀬間氏が選ばれました。加瀬間氏は挨拶で「成田空港の機能強化を進めることは究極の地方創生につながる道」と述べ、第3滑走路建設や「カーフュー弾力的運用」の更なる緩和を訴えました。また、騒音対策についても「画期的な住民対策が求められている」と述べました。
【コメント】相変わらず、具体的な周辺対策については言及しませんでした。リップサービスで騒音下住民が納得すると考えているのでしょうか。
@成田空港の4月実績で総発着回数が5%増、外国人旅客数は過去最高も、伸びは鈍る
成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「4月空港運用状況」によりますと、総発着回数は前年同月比(以下同じ)5%増となりました。この内、国際旅客便は7%増、国内旅客便は2%減となっています。
総旅客数は3%増で4月単月としての過去最高となり、13ヶ月連続で前年同月比プラスとなっています。この内、国際線旅客数は3%増で、日本人旅客数は2%増、外国人旅客数は7%増となり過去最高を更新し初めて130万人を突破しました。しかし、伸び率は1月が23%増、2月が13%増、3月が8%増と鈍化してきています。国内線旅客数は4%増で、過去最高を更新し、57ヶ月連続で前年同月比プラスとなりました。
総貨物量は1%増で、この内、輸出量が1%減、輸入量が8%減となりました。給油量は3%増でした。
【コメント】国内線の発着回数が減少しているにもかかわらず、旅客数が増えているのは利用率が向上しているのでしょうか。
@成田空港入管が偽造パスポート見逃す
18日、国際線で成田空港に到着した外国人の持っていた偽造の疑いがあるフランス人名義のパスポートが、入国審査で見逃されるトラブルがありました。この男は税関の検査で偽造の疑いが発覚し、警察に逮捕されました。18日は今日開幕するサミットに向けて警戒を強めており、審査も強化されている最中でした。東京税関成田空港支局では「個別の案件には答えられない」としているそうです。
@バニラが9月14日から成田=那覇線を増便
バニラ・エアは昨日、9月14日から那覇=台北線に就航することを発表しました。また、これに合わせて、現在1日1便の成田=那覇線を1日2便に増便する事も明らかにしました。
@東亜建設工業が千葉港の航空燃料埠頭建設でも不正
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、東亜建設工業(東京)などの企業共同体(JV)に発注した、航空燃料を積んだタンカーが接岸する千葉港埠頭1号バースの護岸耐震補強で施工不良があったと発表しました。昨日、東亜建設工業からNAAに連絡があったとのことで、NAAでは詳しい状況を調べている、とのことです。ただ、この1号バースは現在、使用されておらず航空燃料の輸送には問題はない、とのことです。
@全日空 G の4月実績は国際・国内線ともに堅調
全日空が今日発表した「ANAグループ4月実績」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)11.4%増の70万7946人となり、利用率は0.9ポイント増の72.5%となりました。
また、国内線旅客数は1.1%増の277万5782人となり、利用率は1.0ポイント増の59.4%となっています。
この内、成田空港路線の利用率は成田=札幌線が19.3ポイント減の46.4%、成田=大阪線が2.3ポイント減の87.1%、成田=福岡線が9.4ポイント減の47.6%、成田=那覇線が3.1ポイント増の57.3%、成田=中部線が11.0ポイント減の68.3%、成田=仙台線が7.4ポイント減の44.4%、成田=新潟線が7.5ポイント減の49.9%となっています。
【コメント】国際線・国内線ともに旅客数・利用率ともに上昇しており、順調ですね。成田空港路線が軒並み利用率が低下しているのはどうしてでしょうか。
*5月25日
@来月7・8日にNAA主催でアジアのLCCの会議開催
来月7・8日に成田国際空港株式会社(NAA)がスポンサーになり、成田空港周辺ホテル「ヒルトン成田」で、アジア地区の格安航空会社(LCC)国際会議「CAPA LCCs in North Asia Summit」が開かれます。この会議は2004年から開催されており、日本では福岡に次いで2回目となります。会議には約20社のLCC経営者が参加する見込みです。
@ジェットスター・J 、今日は通常運航
ジェットスター・J の昨日のシステム障害ですが、昨日は結局、国内線29便、国際線2便に遅れが出ました。幸い、「カーフュー弾力的運用」を申請した便はありませんでした。今日は、ダイヤ通りの運航に戻っています。
ただ、同社のホームページへのアクセスが多いためか、つながりにくくなっています。サイバー攻撃があったのでしょうか。
@インドネシア航空当局がインドネシア・エアアジアとライオンエアに地上業務違反で制裁
インドネシア運輸省はインドネシア・エアアジアとライオンエアに対して、地上業務の許可を一時的に停止する命令を出しました。これは、両社が国際線の乗客を、間違って国内線に誘導し、一部の乗客が入国審査を受けずに入国してしまった事に対する措置です。5日以内に別の地上業務会社を見つける必要があります。
【コメント】日本でも同じ事(4月18日出来事参照)がありましたね。この時は、こんな措置はとられませんでした。LCCといえども、コスト削減優先で過剰な人員削減を行うと、このようなミスが出るのではないでしょうか。
@スクートが初の黒字決算に
シンガポール航空が発表した2016年3月期決算によりますと、子会社LCCの「スクート」が創業以来初めての黒字となりました。黒字額は2800万シンガポールドル(約22.3億円)となりました。全機をB787-8型機にした事による燃料消費率の向上と、燃料費の下落が寄与している、とのことです。座席利用率は84.5%となっています。
*5月24日
@ジェットスター・J でシステム障害、遅延便多数
今日午前11時頃、ジェットスター・J のシステムに障害が発生し、成田空港やその他、乗り入れている空港で搭乗手続が出来なくなりました。このため、搭乗手続を手作業に切り替えたため、多くの便に遅れが出ています。システムは約2時間後の午後1時前に復旧しました。原因は調査中です。
ジェットスター・J は 「お知らせ 」で「ただいまジェットスターのホームページへのアクセスが集中しているため 」としていますが、これが、トラブルの原因なのか、トラブルの問い合わせによるものかは分かりません。
@全日空機の垂直尾翼に外板の剥がれ、欠航に
昨日午前6時40分発の佐賀発羽田行き全日空452便の出発前点検で、垂直尾翼の外壁の一部が剥がれ落ちそうになっているのを整備士が発見しました。このトラブルで同便は欠航となり、同機は約2時間後に、乗客を乗せずに、修理のため羽田空港に向かいました。
@ MRJ の試験2号機が初の地上走行試験
昨日、三菱リージョナルジェット(MRJ)の試験2号機が名古屋空港で初の地上走行試験を行いました。三菱航空機会社では、地上走行試験の結果を見て、早ければ今週中にも初飛行を実施したい、としています。
@エンブラエルのE190-E2型機が初飛行に成功
エンブラエルは現地時間23日、開発中のE-190-E2型機が初飛行した、と発表しました。飛行は約3時間20分に及び、高度41000フィート、速度マッハ0.82で飛行した、とのことです。試験2号機は約1ヶ月後、試験3号機は約2ヶ月半後に飛行する予定、とのことです。
【コメント】この機種は三菱リージョナルジェット(MRJ)の最大のライバルになると目されていますが、これまでの、経験がものを言って、試験飛行も前倒しとなり、試験飛行機も矢継ぎ早に投入するようです。 MRJ は焦らずに、安全を第一に進めるしかありませんね。
@エジプトがブラックボックス捜索に潜水艦を投入
エジプト軍は海底に沈んでいると思われる、エジプト航空804便のボイスレコーダーとフライトレコーダーを回収するために潜水艦を投入しました。この付近の水深は約2500〜3000mと見られています。この装置の位置を示す「ピンガー 」の電池は約30日間で切れます。それまでに、位置を特定しないと回収が難しくなります。
@インディゴー機が道路と滑走路と間違えるミス、会社は否定
今日のAFP 通信によりますと、現地時間2月27日、インドでLCC 「インディゴー 」の旅客機が滑走路と平行に走る道路を、滑走路と間違えて着陸しようとしたトラブルがありました。一時は、高度約270mまで接近し、その後、気がついて着陸をやり直して無事着陸しました。このトラブルについて同航空は23日に声明を発表し、「高度が低いとの警報が鳴ったので、機長が即座に予防措置を講じて機体を旋回させ、滑走路に無事に着陸した。安全を損なうようなことは一切なかった」と主張しています。
@ロシアが「米国偵察機が民間航空路を飛行した」と抗議
ロシア国防省は現地時間23日、同22日に日本海を飛行中のKLMオランダ航空機とスイスインタナショナル機(多分、日本発か日本着)の2機が国籍不明機の接近により、高度変更を余儀なくされた、と米国に抗議しました。接近した空域はロシアの管制空域でロシア側が国籍不明機に応答するよう呼びかけましたが、一切応答しませんでした。同高度をそのまま飛行したため、民間機に高度変更を指示した、とのことです。その後の調査で、この航空機が米軍のRC135偵察機であったことが判明した、とのことで、米国に抗議したものです。
*5月23日
@成田空港4月貿易額は輸出額が4.6%減、輸入額が16.2%減に
東京税関が今日発表した「成田空港4月貿易概況(速報)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)4.6%減となり、再び減少に転じました。一方、輸入額は16.2%減と2ヶ月連続の減少になっています。
@明日から「成田空港エコキッズ・クラブ」の申し込み始まる
成田国際空港株式会社(NAA)は「成田空港エコキッズ・クラブ」の第12期生の募集を明日から始めます。締め切りは6月20日になります。対象は小学校5・6年生です。
@岡山空港の運用時間が10月末から午後10時までに
昨日の山陽新聞によりますと、岡山県は10月末から岡山空港の運用時間を延長し、午後10時までとする方針を固めました。騒音問題についての周辺住民との協議で了承が得られたため、とのことです。これで、運用時間は午前7時から午後10時までとなります。
@墜落したA320型機は最も安全な旅客機、「機体の故障では落ちない」と専門家
20日の「Newsweek日本語版」によりますと、エジプト航空機墜落に関して、30年以上航空コンサルタント会社を経営しているニール・ハンスフォード氏は「(A320型機は)短距離、中距離の航空市場の中核機だ。運航履歴を見ても安全性が高く、過去に発生した大きな事故は、いずれもパイロットの操縦ミスが原因で、機械的なトラブルではない。他に理由がなければ墜落する機体ではない。それだけに機体に関する問題があったとは考えられない。爆発物の方が遥かに可能性が高い」と話している、とのことです。
【コメント】ただし、この記事は緊急通報システム(ACARS)が煙探知警報を送信したことが明らかになる前の段階の記事ですね。
@ベットジェットエアがB737MAX型機を100機発注
ベトナムの LCC 「ベトジェットエア」はボーイング社にB737MAX200型機を100機発注しました。調印式には訪越中のオバマ大統領も出席しました。カタログ価格で11.3億ドル(約1.24兆円)となります。受領は2019年〜2023年となっています。なお、B737MAX200型機はB737MAX8型機の座席を200席(通常は180席)にした派生型になります。
【コメント】この機体は最初にヨーロッパ最大の LCC ライアンエアが発注したもで、ベトジェットエアが2社目になります。
*5月22日
@オーロラ航空の成田=ユジノサハリンクス線の増便は延期か?
今日増便を予定していたオーロラ航空の成田=ユジノサハリンクス線(10日の出来事参照)は運航しない模様です。成田空港公式ホームページのフライト情報には出ていません。
@オスプレイも含めて「VTOL 」の安全性は
サミットも目前に迫りましたが、昨日は木更津駐屯地の陸上自衛隊第1ヘリコプター団の大型ヘリコプターやオスプレイが中部空港から志摩市の臨時ヘリポートへの飛行ルート確認のために飛行を行ったようです。
先日の「成田空港の軍事利用と平和を考える集い」の質疑応答で、オスプレイについて「安全性に問題があるような話しがあったが、一杯飛んでいるし、問題はないのではないか。災害時には荷物もたくさん積めるし」との質問が出ました。これについてはパネラーの元機長は「パイロットの立場から見ると、安全上問題がある、と言わざるを得ない」と答えていました。
私が、2014年9月18日に行われたJAXAのシンポジュウムに行った時に、「4発ティルトウイングビジネス VTOL 機」の研究を行っている研究者にVTOL機(垂直離着陸機)の安全性について聞いたところ、「垂直上昇時や水平飛行時には、安定しているのですが、垂直上昇から水平飛行に移行する時に不安定さがまします。私たちも、これをどう克服するか、苦労しています。」とのことでした。写真はその時に展示されていた模型です。
@フランス当局も「煙検知通報」を確認
昨日書いたエジプト航空804便の墜落事故ですが、フランスの航空事故調査局(BEA)は現地時間21日、機内で煙が発生した、との ACARS の通報があったことを確認しました。
*5月21日
@トランスアジア航空が成田=台北線の減便を追加
トランスアジア航空は成田=台北線の減便を拡大します。従来は「9月1日から10月29日を減便する」(4月25日出来事参照)としていましたが、これに加えて、7月1日から31日までの一部便と、8月1日から30日を減便するとしています。
右の写真は成田空港に着陸したトランスアジア航空機です。
@羽田を除く日本とスペインの航空自由化協定調印、日本航空は共同事業を申請
昨日、日本とスペインの航空自由化協定が調印されました。ただし、国際線枠が満杯の羽田空港は除外されます。
これを受けて、日本航空は現在欧州路線で、ブリティッシュ・エアウェイズとフィンエアの2社との共同事業に、イベリア航空を追加する申請を国土交通省に提出しました。
@エジプト航空804便の機体や遺体を発見、墜落し66人が犠牲に
エジプトの民間航空省は「エジプト海軍が、エジプト北部のアレクサンドリアから約290Km北方の海上で、機体の残骸や乗客の持ち物、遺体、座席の一部などを回収することができた」との声明を発表しました。エジプト大統領府は20日、「深い悲しみと遺憾」を表明しましたが、原因やブラックボックスについては触れていません。
今日のCNN ニュースによりますと、事故機と地上をつなぐ緊急通報システム(ACARS)が、機影がレーダーから消える数分前に、1〜2分間にわたり副操縦士席後方周辺で煙が発生した信号を送信していた、と報じています。
【コメント】CNN の報道が事実としますと、爆発の可能性は低くなります。テロとしても、発火装置という可能性もあります。ただ、この場合に、メーデー信号を発する時間はあったはずです。火災で直ちに、全ての通信が出来なくなる可能性は低いと思うのです。
@カンタス航空のA380型機で、携帯のバッテリーが発火
現地時間20日の「FlightGlobal」によりますと、現地時間16日、シドニー発ダラス行きのカンタス航空機・A380型機がダラスの西南西約3000Kmの太平洋上を飛行中に、客室で煙が発生しました。原因は携帯電話のバッテリーの発火でした。オーストラリア輸送安全局(ATSB)は重大インシデントとして調査を開始しました。
*5月20日
@周辺議会連絡協が第3滑走路などの機能強化求める決議
昨日、成田市で成田空港周辺市町村議会連絡協議会が開かれ、羽田空港の国際線枠拡大などで「成田空港の国際ハブ空港としての機能低下が懸念される」として、第3滑走路の建設などの機能強化を求める決議を採択しました。
【コメント】「機能強化、機能強化」と連呼しますが、根本的には羽田空港の発展を優先し「一極集中」を強める、国の政策そのものに原因があるのではないでしょうか。これを何とかしないと、問題は解決しません。東京に直下型の大地震が起こったら、羽田空港だけでなく、日本の首都機能は麻痺状態になります。ここまで、考えないと大変なことになると思います。
@2015年度「カーフュー弾力的運用」使用でトップの航空会社は全日空
今日の「日刊航空」によりますと、2015年度の「カーフュー弾力的運用」の航空会社別運用状況「ワースト5」は、1位が全日空の18件、2位がジェットスター ・J の16件、3位が日本航空の6件、4位がバニラ・エアと中国国際航空の4件となっています。この内、全日空は貨物便が12件となっており、これは、厦門空港の出発制限が頻繁にあり、玉突きによる遅延、とのことです。ジェットスター ・J とバニラ・エアは LCC として、機材を目一杯使っていることにより、どこかで、遅延が発生すると、玉突きで遅延が発生することによるもの、とのことです。
@中国人の爆買い減少が鮮明に
今日の日本経済新聞によりますと、インバウンドの消費が失速していることが鮮明になってきた、とのことです。日本百貨店協会が今日発表した訪日外国人向けの売上高が、前年同月比(以下同じ)9%減と3年3ヶ月ぶりに減少に転じました。訪日外国人は18%増、その内の中国人は27%増となっています。百貨店で買い物をした外国人も8%増となっています。問題は大量に買う外国人が減少している事です。理由は円高と中国当局の関税引き上げと取り締まりの強化により、並行輸入での利益が確保できず、購買が手控えられていることにある、とのことです。
@エジプト航空機の行方不明事件で情報が錯綜
エジプト航空機の行方不明事件ですが、まだ、情報が錯綜しています。行方不明の約2時間後に緊急信号を受信した、との発表がありましたが、後に、否定されました。一時、ギリシャの島の近くで機体の一部が発見された、と伝えられましたが、ギリシャ当局は「この物体は航空機のものではない」と否定しました。また、フランスの大統領は「墜落が確認された」と述べていますが、根拠は不明です。エジプトの民間航空大臣は「テロの可能性の方が技術的トラブルよりも高い」と述べました。当時の現場近くの天候は良好だった、とのことです。
【コメント】一部で報道されているように、メーデーの信号を発信する時間もなかったようですから、テロによる爆破の可能性が高いと思われます。隕石などに衝突される確率は非常に小さいですから。しかし、米国などの人工衛星が墜落の証拠を捉えているのではないでしょうか。ただし、偵察衛星の性能は悟られたくないので、公にしないのでしょうが。
@シルクウエイ航空のアントノフ12型機が離陸に失敗し、7人が死亡
現地時間18日、アゼルバイジャンの貨物専用航空会社「シルクウエイ航空」のアントノフ12型機が、ダウヤー空港で離陸に失敗し墜落しました。乗員9人の内、7人が死亡しました。同航空は小松空港に乗り入れています。
@中国の端麗航空がB787-9型機を6機発注
現地時間19日の「ATWニュース」(英語)によりますと、中国の瑞麗航空はB787-9型機を6機発注しました。
*5月19日
@モンゴル航空が6月5日から成田=ウランバートル線を週1便増便
モンゴル航空は16日、6月5日から、現在週3便の成田=ウランバートル線を、週4便に増便することを明らかにしました。日曜日の便を追加します。
@14年度の主要10空港国内線遅延率は悪化、成田の到着は改善
今日の「日刊航空」によりますと、国土交通省がこのほどまとめた「2014年度国内線発着回数上位10空港( LCC は除く)の遅延発生率」によりますと、出発遅延率は前年度よりも1.15ポイント増の9.27%となりました。到着遅延率は同0.92ポイント増の12.99%となっています。
この内、成田空港は出発遅延率が8位の12.12%、到着遅延率が5位の10.58%となっています。成田空港の到着遅延率は前年度よりも改善しています。
@スペインとのオープンスカイ協定を明日締結
国土交通省は明日、スペインとの航空自由化協定(オープンスカイ)を調印します。これにより、現行は最大週5便となっている両国の運航便制限が、無制限となります。なお、イベリア航空は現地時間10月18日から成田=マドリード線を開設(2016年1月16日出来事参照)します。
@ジェットスターG 4社とジンエアがインターライン契約締結
今日の「Traicy」によりますと、韓国のジンエアとジェットスターグループ4社は、両社の路線を一括して販売するインターライン契約を締結しました。今後準備を進め、2016年第3四半期から開始する見込みで、機内預け荷物の積み替えも行うとのことです。ジンエアは7月1日から成田=仁川線に就航します。
【コメント】この所、 LCC の提携や連合が出てきています。 LCC といえども、ただ単に「安い」と言う事だけでは競争に勝てなくなっているのでしょうね。これから、 LCC の淘汰が進んでくるのではないでしょうか。
@パリ発のエジプト航空機が地中海で消息を絶つ
現地時間19日午前2時45分(日本時間午前9時45分)頃、エジプト・カイロ近くの地中海でパリ発カイロ行きのエジプト航空804便・A320型機がレーダーから消え、消息を絶ちました。同機には乗客・乗員66人(69人との報道もあります)が乗っており、エジプト当局は墜落したとみて、捜索活動を開始しています。レーダーから消える10分前には機長と管制官との交信があり、異常はなかった、とのことです。緊急信号も発信されていません。
@ BA 機内トイレで非番の客室乗務員が自殺はかり緊急着陸
現地時間9日午後3時50分頃、ロサンゼルス発ロンドン行きのブリティッシュ・エアウェイズ282便・A380型機のトイレで男性が自殺を図ったため、アイスランドのレイキャビックに緊急着陸する出来事がありました。当初は「乗客」と発表しましたが、程なく、非番の同航空男性客室乗務員と判明しました。この男性はレイキャビックの病院に搬送され、命に別状はなかった、とのことです。
*5月18日
@「成田空港の軍事利用と平和を考える集い」で集まった義援金を送りました
今日、「成田空港の軍事利用と平和を考える集い」で集まった熊本地震に対する義援金を、郵便局から熊本県庁に送りました。右に、振り込みの送付状を写真で掲載し、報告といたします。
@ゴールデンウイークの成田空港での店舗売上げが12%減に
今日の「日刊航空」によりますと、全国的に外国人の買い物が鈍化している、とのことです。特に、高額な商品の売上げが落ちています。成田国際空港株式会社(NAA)によりますと、成田空港内のゴールデンウイークの売上げは、外国人旅客数が前年同期比(以下同じ)9.2%増にもかかわらず、全店舗の売上げは12%減となっており、特に、免税店の売上げは21%減と大きく落ち込んでいます。 NAA の夏目社長は先日の記者会見で「中国の爆買いは一巡、そろそろ下火になってきた。消費傾向 が変わりつつある」と述べました。
@羽田新飛行ルート問題で品川区民の請願署名4351人分を国会に提出
今日の「しんぶん赤旗」によりますと、予定されている羽田空港新飛行ルートの直下住民で作る「羽田増便による低空飛行ルートに反対する品川区民の会」は16日、計画の撤回を求める国会請願署名4351人分を提出しました。代表の秋田氏は共産党議員との懇談の中で「国交省は説明会を開いても、ただ説明するだけで、私たちの疑問に全く答えられない。かつて国が航空機騒音で迷惑をかけないと区や住民と結んだ約束を全くほごにするものだ」と訴えた、とのことです。
@4月訪日外客数は18.0%増も、伸び率は鈍化、日本人出国者数は7%増に
観光局が今日発表した「4月の訪日外客数(推計値)」によりますと、訪日外客数は前年同月比(以下同じ)18.0%増の208万1800人となりました。ただし、伸び率は3月の31.7%増から大幅に低下しています。一方、出国日本人数は7.0%増と大きく伸びています。
@Spring Japanが発熱弁当機内持ち込みで注意喚起
Spring Japanは今日、「加熱式の弁当の機内持ち込みは禁止されている」旨の注意をホームページで告知しました。他社でも、同様に禁止されているようです。注意してください。
@ボーイング社がB787型機の受注鈍化に苦慮
今日のロイターによりますと、ボーイング社はB787型機の受注が鈍化しており、今年の受注目標120機に対して現在のところ、12機にとどまっている、とのことです。これにより、多額の費用を計上する可能性もあるようです。
【コメント】受注が伸び悩む理由としては原油安で航空会社が旧型機の運用年数を延長していることや、米国の輸出入銀行がうまく機能していないことから、ボーイング社機の輸出に対する、航空会社への融資が滞っていることがあるようです。
*5月17日
@スクートが7月21日から成田=バンコク=シンガポール線を開設へ
シンガポールを拠点とする LCC ・スクートは7月21日より、成田=バンコク=シンガポール線を開設します。これにより、同社の成田空港とシンガポール間は、既存の成田=台北=シンガポール線と合わせて、1日2往復になります。機材はB787-8型機を使います。
@ティーウェイ航空が9月1日から成田=大邱線を開設申請へ
昨日のトラベルビジョンによりますと、韓国のティーウェイ航空は9月1日から成田=大邱線を開設する計画、とのことです。1日1往復で、機材はB737-800型機を使う予定です。
@デルタ航空が冬ダイヤで成田=ロサンゼルス線から撤退
デルタ航空は10月29日をもって、成田=ロサンゼルス線から撤退します。羽田空港の昼間枠を使って、羽田=ロサンゼルス線を開設するためです。なお、現在、運航している深夜・早朝時間帯を使った羽田=ロサンゼルス線もなくなります。
@品川区で羽田新飛行ルート案についての学習会、国の姿勢に不満の意見
今日の東京新聞によりますと、昨日、品川区で羽田空港新飛行ルート案についての学習会が開かれ、約100人が参加しました。講師の航空評論家秀島一生氏は問題の背景には「規制緩和の流れがある」と指摘し、落下物の危険性も指摘して「『真上を飛ばさないよう努力しろ』ということを、政府に対し区民発、都民発でやらなければ」と述べました。参加者からは国の計画を進める姿勢に厳しい意見が相次ぎました。
@羽田空港に侵入の犬、最後の1匹がやっと捕獲
11日に羽田空港に入り込んだ4匹の犬(12日の出来事参照)の内、最後の1匹が今日捕まりました。餌を入れた檻を3個仕掛けていましたが、その内の1個に入っていました。犬は首輪をしておらず、雑種、とのことです。入り込んだ場所は特定されていません。
*5月16日
@「成田空港の軍事利用と平和を考える集い」に約80人が参加、軍事利用の実態に驚く声
昨日開かれた「成田空港の軍事利用と平和を考える集い」は周辺市町のみなさんなど、約80人が参加しました。東京や松戸などから来てくれた方もいました。
参加者の感想では、「成田空港の近くにいても、軍事利用の事は知らなかった」との声や、イラク復興支援の際の成田空港使用の実態について話してくれた、元パイロットや元整備士の話に驚きの声がありました。
イラクへの輸送については、当初、日本航空機が予定されたものの、労働組合の反対で、管理職のみでの運航になったことや、急遽、ロシアの航空会社に変更されたことや、大量のテントをイラクに空輸するために、テントを積んだ自衛隊のトラックが成田空港に来て、貨物エリアに入りきれずに、道路にはみ出し、周辺道路が大渋滞したことなどもあったそうです。
また、地上業務者の話しとして、米兵のものと思われるリックサックなどを積荷として運んだ時には、小銃の先端部分がリックサックからはみ出していたこともあったそうです。ちなみに、航空法では、武器弾薬は危険物として民間航空機では運べないことになっています。
また、「『取極書』の重要性や、結ばれた経緯について良く分かった。『取極書』は成田空港を軍事利用させないためにも、安保法制が成立し、日本が戦争に加担する可能性が大きくなった今、再確認しないといけない」などの指摘もありました。
なお、会場で「熊本地震救援・救済募金」を募り、参加者から2万6266円の浄財が寄せられました。ありがとうございました。責任を持って、熊本県に送ります。
写真は開会の挨拶をする本会会長の木内昭博です。
@横芝光町で「騒音対策協」が設立
昨日、横芝光町で「横芝光町航空機騒音等対策協議会」の設立総会が開かれました。同町では今まで、このような組織はありませんでしたが、建設を予定されている第3滑走路は同町に大きな影響をもたらす、として昨日設立されました。会長には成田空港地域共生・共栄会議の佐久間和夫委員が就任しました。来賓として挨拶した佐藤町長は「新滑走路計画で一番影響を受けるのは横芝光町。これからも騒音対策と振興策を町民とともに考えていきたい」と述べました。
@「羽田北米線就航で北米旅客数が10%減の見込み」と夏目社長
成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長は13日の決算説明会で、10月からの羽田空港の北米線新規就航について、「成田空港の北米線旅客数が約10%、15万人分が減少すると見込んでいる。しかし、これは一時的な影響で、早晩、乗り超えられると考えている」と述べました。
@中国国際航空が成田=西寧線を6月就航で当局に申請
昨日の「Traicy」によりますと、4月27日の出来事でも書いた、中国国際航空の成田=成都線を西寧まで延長する件ですが、同航空は6月からの実施を目指し中国民用航空局に申請した、とのことです。
@ LCC 航空連合「バリューアライアンス」が設立
昨日書いた LCC の航空連合ですが、8社が参加し「バリューアライアンス」の名称で16日に設立されました。参加社はバニラ・エアを始めセブ・パシフィック航空、チェジュ航空、ノックエア、ノック スクート、スクート、タイガーエア・シンガポール、タイガーエア・オースト リアとなっています。加盟各社のサイトから出発地と目的地を入力すると、8社の乗り継ぎ便も含めて乗り継ぎルート、利用便、最適 な運賃を表示し、決済も1回で済む、とのことです。また、昨日書いた件の遅れた場合、優先的に空席のある近い便に座席を確保することになっている、との事です。