2018年10月後半の出来事
*10月31日
@何やら寂しい冬季ダイヤ入りの成田空港
昨日、成田空港に行きましたが、火曜日のためか、第1ターミナルも第2ターミナルも閑散としているように感じられました。何時もは、すいている店を探すのに苦労する昼食ですが、混み合う昼食時にもかかわらず、第1ターミナルの飲食店街は、待ちの人もほとんどありませんでした。
もちろん、今は混み合う繁忙期ではありませんが、発着便数も前年冬季ダイヤに比べても、ほとんど増えていない影響もあるかも知れません。
13日から運行を開始した「さんむウイングライナー」(下の写真)も見てきましたが、残念ながら乗客は1人もいませんでした。同じ、停留所を使う「酒々井アウトレット」行きバスには10人程の乗客が乗り込んでいました。「さんむウイングライナー」も宣伝を強めて、認知度を上げないといけませんね。
なお、「さんむウイングライナー」の第2ターミナル停留所は「28番C 」となります。ここは、ターミナルを出てすぐの乗り場ではなく、横断歩道を渡った場所にあります。なお、「さんむウイングライナー」は第1ターミナルと第3ターミナルには停まりません。
@カンボジアの観光省関係者が「来年初めにスモールプラネット航空が東京乗り入れ」と語る
昨日のカンボジア紙「ANZ ROYAL(日本語版)」によりますと、同国観光省の関係者は、「スモールプラネット航空は、シェムリアップと東京間の直行便を計画しており、来年初めに飛行を開始する」と述べた、とのことです。
【コメント】開設するとすれば成田空港路線でしょうね。
@ロシア航空当局がヤクーツク航空国際線の運航停止を命令
現地時間30日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、ロシア連邦航空局は「ヤクーツク航空(ヤクティエア)」の国際線を、11月5日から当面停止する、と発表しました。これは、10日に起こった、同航空のSSJ100型機で第2エンジンの逆噴射装置が故障したオーバーラン事故に関する同局の検査で、他にも、B737-800型機に関する耐空性改善命令に関する違反など、多数の違反が見つかったためによる、とのことです。同航空ではこの所、不具合で多くの遅れを出していました。
同航空は成田=ユジノサハリンクス線を運航していますが、この路線も運休となります。
@ライオンエア事故機は前便で速度計や高度計の異常が出ていた
昨日の「BBC日本語版」によりますと、BBCが入手した前日の運航記録によると、墜落したライオンエア機は前便のバリ発ジャカルタ行きで、機長席の対気速度計の数値が信頼できなかったほか、機長と副操縦士の高度計の数値が異なっているなどの不具合が出ていた、とのことです。このため機長は、操縦を副操縦士にゆだねる羽目になっていた、とのことです。しかし、同航空のCEOは「もし機体が壊れていたら、デンパサール(バリ島)からの離陸が認められていなかったはずだ。乗務員からの報告を受けて、直ちに問題を解決した」と述べていたそうです。
【コメント】おかしいですね。空港関係者や管制官が個別の機体のトラブルを把握できるわけはなく、それによって、離陸許可を判断する事はないはずです。
*10月30日
@ LCC の機内持ち込み手荷物の制限が5社とも7Kgに
今日のYAHOO!ニュースによりますと、日本の格安航空会社(LCC)は28日から、各社がまちまちとなっていた機内持ち込み手荷物の制限を、結果的に7Kgにしました。27日までは5〜10Kgとなっていましたが、統一して「一律にする」と言う相談はなかったようです。
@バニラの9月は旅客数が減り、国内線搭乗率は11.0ポイント減に
バニラ・エアが発表した「9月輸送・運航実績」によりますと、国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)11.5%減、搭乗率が3.2ポイント増の90.7%となり、国内線では旅客数が3.4%減、搭乗率が11.0ポイント減の78.0%となりました。
運航実績では国際線は欠航率が5.8ポイント悪化の6.3%、定時出発遅延率が5.1ポイント改善の10.8%となり、国内線は欠航率が2.3ポイント悪化の7.3%、定時出発遅延率が4.4ポイント悪化の20.2%となっています。
@ライオンエア機はトラブル修理せずに運航か
インドネシアのLCC 「ライオンエア」の事故のその後判明した情報をまとめてみます。
・29日のAFP通信によりますと、ライオンエアのCEOは現地時間29日、「事故機は技術的な問題を抱えており、バリ島のデンパサールで修理を受け、ジャカルタの整備士は連絡を受けて、離陸前に別の修理を受けた。修理のため一時的に地上にとどめ置く措置が必要だった」と語った、とのことです。
・パイロットは離陸後数分で引き返すと連絡し、離陸後2分した頃に「フライトコントロールの問題があり、高度を上げたい」と連絡、高度を518mから1524mへの上昇許可を求めましたが、約10分後に「空港に戻る」と連絡しました。この時の高度は約750mで、その後、すぐに消息を絶ちました。
・生存者はいない模様で多くの犠牲者は水深30〜40mの海底にある機体の中にある模様、とのことです。
・機長は飛行時か約6000時間、副操縦士は同5000時間のベテランだった、とのことです。
・FNNニュースによりますと、日本時間正午の段階で10人の遺体の一部が回収された、とのことです。
・天候・視界は良好だった、とのことです。
【コメント】まだ、原因については何とも言えませんが、CEOの発言が正しいとすれば、利益を優先した無理な運航を行ったようですね。グループ会社の「タイ・ライオンエア」が11月に成田空港に乗り入れを開始する、との情報があります。グループとは言え別会社ですから、関係ないとは思いますが、経営のポリシーはどうなのでしょうか。
*10月29日
@成田空港地域共生・共栄会議が防音工事についての提言を NAA に
今日の共同通信によりますと、成田空港地域共生・共栄会議は26日、機能強化計画に関する防音工事の実施に向けた提言を成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長宛に提出しました。提言では、住宅ごとに異なる気密性や換気計画に沿った柔軟な施工対応、施工後の住宅で快適に暮らせるマニュアル作り、内窓設置工事の申請に対する迅速な対応や周知の徹底を求めています。なお、1日から始まった寝室二重窓化する防音工事申し込みは25日現在で45件にとどまっている、とのことです。
【コメント】この会議は「共生・共栄」とはいうものの、実質は国とNAAの方針を推進するためのもののようですね。
@羽田空港でビジネス機同士が着陸と離陸で同じ滑走路に、重大インシデントに認定
27日午後0時半過ぎに、羽田空港B滑走路に「岡山航空」のビジネス機が着陸しようとしたところ、同じ滑走路に中国行きのビジネス機が離陸のために、誤進入するトラブルがありました。気付いた管制官が「岡山航空」機に着陸復航を指示し、事なきを得ました。この時、岡山航空機は滑走路から約2.4Kmに迫っていました。国土交通省はこのトラブルを重大インシデントに認定し。調査官を派遣しました。
@エアアジア・ジャパンの7〜9月搭乗率が89%に上昇
今日の「Traicy」によりますと、エアアジア・ジャパンはこの程、2018年第3四半期(7〜9月)の利用実績を公表しました。それによりますと、搭乗率は89%と大きく上昇しました。搭乗者数は前年同期比(以下同じ)41%増となっています。
【コメント】エア・アジアグループ全体としての搭乗率は5ポイント減の82%となる中で、エアアジア・ジャパンの好調さが目を引きますね。しかし、破竹の勢いだったエア・アジアも勢いが衰えているようですね。燃料の高騰や他LCCの攻勢による単価の下落などが響いているようです。
@インドネシアでライオンエア機が海に墜落、189人が犠牲か?
現地時間29日午前6時半頃、インドネシアのジャカルタ近郊で、 LCC ・ライオンエア機が墜落しました。乗客・乗員は189人で生存者がいるかどうかは今の所分かっていません。墜落したのはジャカルタ発パンカル・ピナン市のデパティ・アミール行きのライオンエア610便・B737MAX8型機です。同機はジャカルタのスカルノ・ハッタ空港を同6時20分に離陸し、約10分後に消息を絶ちました。レーダーから消える前に、パイロットから「技術的な問題が起こったので、スカルノ・ハッタ空港か近くの空港に戻りたい」との連絡があった、とのことです。同機は陸地近くの海に墜落し、その様子が目撃されています。インドネシア国家捜索救助庁は現場の海で、機体の一部や乗客の持ち物が確認さたことを明らかにしています。
同機はボーイング社の最新型機で、この機種での大きな事故は初めてとなります。同機は8月13日に同航空に引き渡されていました。
写真は「Flightradar24」による同機の航跡です。
*10月28日
@今日から冬季ダイヤ
今日から冬季ダイヤに入りました。成田空港路線関係では(私のつかんでいるところでは)チェジュ航空が成田=大邱線に新規就航しました。キャセイ航空が成田=香港線を増便し、フィンエアが成田=ヘルシンキ線を期間増便します。一方、バニラの成田=セブ線が運休となりました。運休については NAA もマスコミもあまり取り上げないので、良く分からないのですが。
@第3ターミナルで警備員を膝蹴りした男が現行犯逮捕
成田空港署によりますと、昨日午後2時半頃、成田空港第3ターミナルの保安検査場で、警備員を膝蹴りし、全治1週間のケガを負わせた、東京在住の31才の男が現行犯逮捕されました。男は保安検査場で航空券を持たずに通過しようとして呼び止められたものです。男は「良く覚えていない」と容疑を否認ていしている、とのことです。
@厦門航空機が標高が高いラサ空港で着陸態勢でフラップが出ないトラブル
今日の「Record China」によりますと、現地時間25日重慶発チベット自治区・ラサ行きの厦門航空8411便・B737-700型機が、ラサ空港に着陸しようとしたところ、主翼のフラップ(高揚力装置)が出ないトラブルが発生しました。このまま着陸すると着陸速度が速くなり、オーバーランする可能性が高くなりました。ラサ空港は標高約4200mで空気も薄く、フラップなしでは着陸やり直しも出来ません。そこで、空港関係者が相談し、燃料を投棄して機体をぎりぎりまで軽くした後に着陸することになりました。しかし、同機は着陸に向け降下体制に入っており、上昇もままならない状況でした。パイロットなどは男性乗客に機体後方に移動するように要請し、男性十数人が後方に移動して、重心を後ろにずらし、何とか上昇。燃料投棄後に、無事着陸する出来事があった、とのことです。
*10月27日
@「20年夏からと思っていた」と周辺首長が戸惑い
今日の讀賣新聞によりますと、来年10月末の来冬季ダイヤ開始から、「A滑走路の運用時間を1時間延長する」とする国とNAAの方針について、周辺のある首長は「20年夏ダイヤから延長すると思っていた。騒音被害が増大する時期が早まるので、議会や住民とも相談したい」と話していた、とのことです。
@タイ・ライオンエアが11月30日から成田=バンコク線就航との現地報道
今日の「タイランドハイパーリンクス」によりますと、タイ・ライオン・エアは11月30日から、成田=バンコク線を開設する、と現地一部メディアが報じている、とのことです。
@アジア・アトランティック・エアラインズが今月末で業務停止に
昨日のトラベルボイスによりますと、「HIS」は同社の関連会社「アジア・アトランティック・エアラインズ」が10月末で事業を停止する、と発表しました。26日に開かれた同社の取締役会で「債権回収が不可能」と特別損失18億円を計上し業務停止とする旨決議されています。同社は成田空港にもチャーター便として乗り入れていました。
【コメント】写真は成田空港に駐機するアジア・アトランティック・エアラインズ機ですが、数年前まではほとんど毎日見かけたのですが、この所は、さっぱり見えませんでした。
@日航の赤坂社長が「来年半ばにはB787-8型機やA350-900型機を国内線に投入」
現地時間26日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、日本航空の赤坂社長は、19日に韓国の済州で開催されたアジア太平洋航空協会会合で、ATW紙の取材に対して、来年半ばに受領するA350-900型機と、現在は国際線のみで使用しているB787-8型機を国内線に投入する予定、と語ったとのことです。
@中東航空がA330neo型機とA320neo型機を発注か
現地時間25日の「flightglobal(英文)」によりますと、レバノンの「中東航空」は通年の財務表で、エアバスにA300neo型機4機と、A321neo型機11機を発注する覚書を取り交わしたようだ、とのことです。
*10月26日
@「同意書」は何のために使われるのか?
成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長は昨日の記者会見で、機能強化計画で拡張される空港用地約730ヘクタールの取得について、これまでに 、約77%となる560ヘクタールの地権者から同意書923通を取得したことを明らかにしました。 また、交渉中の地権者からは「家族間でしっかりと話し合いたい」「将来が不安だ」という声が聞かれた、と述べました。NAAとしては同意書の取得と並行して、環境保全策をまとめるなど国が定める必要な手続きを行ったうえで、実際に用地の買収を始めるということです。
【コメント】同意書は売却を最終的に決定するものではないようです。しかし、今後の本格的な買収交渉に「同意書を提出したではないか。これだけの人が同意しているのに何だ」と地権者への圧力をかけるための小道具に使われるのでしょうね。このため、私たちのところにも、地権者から「買収金額も、土地や家屋は買収の対象になるのかも明らかにしてくれない」「移転先の斡旋などもやってくれるのかどうかも教えてくれない」「田畑が買収の対象になるのかも分からない。通い農業になるだろうか」などの不安の声が寄せられています。
@「1時間の延長は来年の冬季ダイヤから始める事が望ましい」と夏目社長
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日書いた「A滑走路運用時間の1時間延長」について 、成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長は昨日の記者会見で、「空港管制、アクセス、サービスなどの変化や、19年開港予定の中国・北京第2空港との競合などを考えると、来年の冬季ダイヤ開始から実施することが望ましい。」と述べました。
また、この問題について千葉県の森田知事は「 NAA にそうした希望があることは県担当部署が聞いた。地域住民の生活環境に密接に関わる。まずは住民の意見を十分に、しっかりと聞いてほしい。それを踏まえた関係市町の意見の一致が前提だと思う」と述べた、とのことです。
【コメント】社長に言っていることは 、全て、 NAA と国策と航空会社の都合だけですね。寝室の二重窓対策をしても、住民の就寝中の血圧の上昇や、睡眠の質の低下は避けられません。これが長い間には心疾患の発症につながる可能性があるのです。
@タイの偽ツアーで成田空港に着いたとたん添乗員が雲隠れ
昨日の「newsclip」によりますと、現地時間24日、タイ警察は日本行きのパッケージツアーと称してタイ人55人から 、154万パーツ(約522万円)をだまし取ったとしてタイ人の女を逮捕しました。このツアーは、19日に、55人を到着した成田空港に置き去りにして 、ガイドが姿をくらましました。このツアーはその後の行動が全部でたらめで 、結局 、このツアーを手配した実業家が 、全員の宿泊費などを負担し、23日にタイに帰国しました。
【コメント】前にも報道されましたが、バンコクの空港でツアーに申し込んだ人が待てど暮らせど主催者が現れなかった、事があるようです。タイではこのような偽ツアーが横行しているようです。
*10月25日
@国土と NAA が来年10月に「A滑走路運用時間延長」実施を計画
今日のNHKニュースによりますと、国土交通省と成田国際空港株式会社(NAA)は、A滑走路の運用時間を1時間延長して 、午前6時から翌朝午前0時までとする 、「運用時間延長」を来年10月から実施する方向で調整を進める方針を固めました。
これにより 、A滑走路の騒音地域の夜の静かな時間が6時間しかないことになります。この方針は3月の四者協議会で合意されたものですが、関係自治体と最終的な調整を進める、としています。運用時間の延長は「カーフュー弾力的運用」の特例はありますが、開港以来初めてとなります。
【コメント】「健康な生活を維持するためには最低6時間の睡眠が必要」と言うのは研究者の調査・研究でも一致した見解です。「静かな時間が6時間」あったとしても 、睡眠に入るには、心と体を落ち着かせる一定の時間が必要です。今回実施しようとする運用時間延長は「健康を維持するに最低限必要な6時間の睡眠」を住民から奪うことになります。こんな、企業の儲けのみを優先させる、非人間的な計画は到底許すことは出来ません。
@総発着回数が久しぶりの3%増、国内線は5%減に
成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「9月空港運用状況」によりますと、総発着回数は前年同月比(以下同じ)3%増となり、9月として開港以来の最高値を更新する21699回となりました。この内、国際線発着回数は5%増と、9月として開港以来の最高値を更新し、この内の「貨物便」は4%減となっています。
一方、国内線は5%減となっています。
総旅客数は9%増となり、9月として開港以来の最高値を更新する370万1649人となっています。この内、国際線旅客数は13%増と9月として開港以来の最高値を更新し、この内の外国人旅客数は20%増と、こちらも9月として開港以来の最高値を更新しました。日本人は12%増となりました。一方、国内線旅客数は8%減となっています。
総国際航空貨物量は2%減で、積込量は2%増、取卸量は5%減となっています。
給油量は±ゼロでした。
@冬季ダイヤで総発着回数は前年冬季ダイヤとほぼ同じ
成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した28日から始まる「冬季ダイヤ」では 、総発着回数は前年同期比(以下同じ)±ゼロ(5回増)の週(以下同じ)4741回となり、冬季ダイヤとしての過去最高となりました。
この内 、国際線発着回数は±ゼロ(15回増)の3755回となり冬季ダイヤとしての過去最高となりました。
なお、国内線発着回数は2.8%減となっています。
また 、就航都市数は3都市増え136都市と冬季ダイヤとしての過去最高となりました。
乗り入れ航空会社は3社増えて99社と、冬季ダイヤとしての過去最高となりました。
@マンダリン航空が成田=台中線を冬季ダイヤから定期便化
台湾のマンダリン航空は、現在定期チャーター便として運航している成田=台中線を、28日の冬季ダイヤから定期便化することになりました。1日1便で、機材はE190型機を使います。使用ターミナルは親会社「チャイナエアライン」と同じ第2ターミナルになります。写真は成田空港に到着したマンダリン航空機です。
@オーストリア航空の成田=ウィーン線は来夏季ダイヤでは1日1往復に増便
オーストリア航空は現地時間24日、現在、夏期間限定で、週5便運航している成田=ウィーン線を、来年夏季ダイヤの、3月31日から4月29日までは週6便に増便し、その後は週7便の毎日運航に増便することを明らかにしました。機材はB767-300型機かB777-200型機を使います。なお、28日からの今冬季ダイヤ中は運休となります。
@来年3月から第3ターミナル前のバスターミナルに路線バスの停留所
成田国際空港株式会社(NAA)は今日、来年3月に第3ターミナル前のバスターミナルに路線バスの停留所を新設する、と発表しました。これにより 、現在は第2ターミナルから第1ターミナルを回った後に、第3ターミナルに行く順序が変更され、第3ターミナルに行く時間が約10分間短縮されることになります。
*10月24日
@日本航空の9月実績は国内線が台風や地震の影響で減少
日本航空が今日発表した「JALグループ9月マンスリーレポート」によりますと、国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)6.1%増の74万8990人、利用率は0.2ポイント減の82.5%となり、国内線旅客数は5.0%減の283万7620人、利用率は2.5ポイント減の75.1%となっています。
この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が1.5ポイント減の80.0%、成田=新千歳線が1.6ポイント増の48.8%、成田=名古屋線が8.9ポイント増の85.5%、成田=福岡線が5.8ポイント増の52.4%となっています。
また、運航実績では国際線の欠航率が5.0ポイント減の5.0%、出発遅延率が5.6ポイント減の14.1%となり、国内線では欠航率が3.7ポイント減の5.6%、出発遅延率が2.1ポイント減の10.4%となっています。
更に、今年度上半期(4〜9月)の実績は国際線旅客数が9.4%増の460万5384人、利用率は1.3ポイント増の82.4%となり、国内線では旅客数が6.4%増の1.4%増の1740万8061人、利用率は0.1ポイント増の72.1%となっています。
@関西空港の9月実績は台風被害がくっきりと、旅客数が7年ぶりのマイナスに
関西エアポートが昨日発表した、「関西空港上期利用状況」によりますと、総旅客数が前年同期比(以下同じ)2%減と、7年ぶりに前年同期比マイナスとなりました。「台風21号による空港閉鎖やLCC統合による路線の撤退などが原因」としています。国際線の旅客数は1%増でしたが、国内線旅客数は11%減となっています。
また、9月の利用状況は、総発着回数が前年同月比(以下同じ)43%減で、この内、国際線発着回数は46%減、国内線発着回数は37%減となりました。総旅客数は48%減で、この内、国際線旅客数は48%減、国内線旅客数は45%減となっています。
@米国の疾病対策センターが風疹流行の日本への渡航に自粛勧告
米国の疾病対策センター(CDC)は現地時間22日、妊娠中の女性で風疹の予防接種を受けていない人は、感染が拡大している日本への渡航を当面自粛するように勧告を出しました。
日本での風疹の感染者は14日現在で1289人に上っています。
*10月23日
@1月14日からインドネシアエアアジアXが成田=デンパサール線運休
今日の「Traicy」によりますと、インドネシア・エアアジアXは現在1日1便で運航している、成田=デンパサール線を来年1月14日に運休とします。これで、9月30日で運休した成田=ジャカルタ線と2路線共に撤退することになり、成田空港路線はなくなります。
@体内に薬物飲み込んだだチリ人男性が病院で死亡
千葉県警は昨日、20日午後に米国機で成田空港に到着した45才のチリ人男性が病院で死亡したことを明らかにしました。この男性は薬物を100個以上飲み込んで入国しようとした密輸容疑で逮捕され、体内の薬物を自然排出させるため、病院に入院させました。排泄物からは「まゆ状」の薬物が見つかりましたが、全部を排出する前に、昨日午前容体が急変して死亡した、とのことです。死亡の原因は解剖して調べる、とのことです。
@統合に向けピーチの井上社長が11月2日からバニラの社長を兼務
全日空は今日、ピーチ・アビエーションとバニラ・エアの統合に向けたバニラ・エアの役員体制を発表しました。社長には現ピーチ・アビエーションの井上慎一氏、副社長には森健明氏が11月2日の臨時株主総会で決定される事になります。現バニラ・エア社長の五島 勝也氏は退任となる予定です。
【コメント】2社の経営統合は、完全にピーチのバニラ飲み込みですね。井上体制は盤石になりますね。
@三菱重工が三菱航空機会社の債務解消に2200億円
今日のNHKニュースによりますと、三菱重工は子会社の三菱航空機会社の債務超過を解消するために、2200億円の改善策を実施する方針を固めた、とのことです。この内1700億円は三菱航空機会社が株式を発行し、受けとった現金を債務の弁済に充てます。残りの500億円は三菱重工が持つ債務を放棄することになる、とのことです。この報道について両社は「決定していることは何もない。」とのコメントを出しています。
@三菱航空機会社がボンバルディア社提訴を「根拠がない」と反論
三菱航空機会社は昨日、ボンバルディア社の提訴について、「この提訴には根拠がない」とのコメントを発表しました。コメントでは「三菱航空機がボンバルディア社から企業秘密を入手するため同社から社員を雇用したとする提訴がありました。」「本件訴訟は根拠がなく、当社の競争力の高い製品への挑戦であり、ボンバルディア社によるグローバルな競合への阻害行為であります。」としています。
【コメント】ボンバルディア社はCシリーズをエアバスの1機種に組み「A220型機」シリーズとしていますが、提訴にはエアバスの関与があるのでしょうか。
*10月22日
@「機能強化後は空港従業員が7万人」は誇大予測だ!
成田空港機能強化計画の中で、国や NAA は「機能強化完了後には、空港関係従業員が7万人になり、雇用が増え、地域に貢献する」と言っています。「これが周辺の皆様に貢献する」としていますが、これは本当でしょうか。
「成田空港〜その役割と現状〜」の213頁にある、3年毎の従業員数の調査結果を見ますと、2008年11月の調査では従業員数が4万8404人、同2011年11月調査では3万8689人と大きく減り、同2014年11月調査結果では4万651人となっています。2008年〜2014年の6年間に7753人も減っています。これは、業務の合理化やコストカットの影響とみるべきではないでしょうか。
この間、空港従業員が減少する要因は見当たりません。逆に2009年10月にはB滑走路が2500mに延長されるなどの増加要因があったにもかかわらず大きく減少しています。
「機能強化計画が完了すれば7万人になる」と言うのは「希望的予測」による「住民に対するリップサービス」でしかありません。むしろ、高齢化による人手不足は深刻さを増し、機能強化による業務量の増加は、ロボット活用などの合理化やコストカットに頼ることになるのではないでしょうか。従って、従業員の大幅増加にはつながらないとみるべきでしょう。
ましてや、旅客の増加や貨物量の増加が「機能計画の予測通り」に進行しないとすれば「従業員の増加」は更に少なくなり、上記の業務合理化などが重なった場合には、空港従業員がむしろ現在よりも減る可能性があるのではないでしょうか。
これらのことを考えると、大規模な「空港機能強化」は地域の多くの住民にとってメリットはなく、耐えがたい騒音被害を増大させるもので認めることは出来ないと思います。
@イベリア航空の成田=マドリード線が昨日から増便
イベリア航空は昨日から成田=マドリード線を、週3便から週5便(火・木・金・土・日曜日)に増便しました。28日からの冬季ダイヤも週5便の運航となります。
@川崎重工がB787型機エンジントラブル補償分担金で100億円計上
川崎重工は19日、B787型機に搭載されているトレント1000型エンジンのブレード不具合による運航停止などの補償費用分担金が100億円になる、と発表しました。この分担金や他の減損要因などで、2019年3月決算当期純利益予測を470億円から310億円に下方修正しました。
@ボンバルディア社が MRJ 情報不正使用で三菱航空機会社を提訴
今日の時事通信によりますと、カナダのボンバルディア社は現地時間21日までに、三菱航空機会社とエアロテック社が旅客機の認証に関して、同社の情報を不正利用した、とする訴えを、米国ワシントン州シアトル連邦地裁に起こしました。訴えでは「三菱航空機会社がボンバルディア社の元社員を雇用するなどした」して、損害賠償と情報の使用差し止めを求めています。
*10月20日
@都合により、明日の更新が出来ません。
@「空港運用時間拡大」に反対する谷間地区住民のチラシ
3月の四者協議会での「合意」で成田空港機能強化計画が「承認」されたかのように言われていますが、こと、「空港運用時間の延長」については周辺住民の怒りは収まっていません。成田空港南部のA滑走路とB滑走路・C滑走路(第3滑走路)に挟まれる谷間地区の住民で作る「空港機能強化案から生活を守る会」は、8月終わり頃に別記のようなチラシを新聞に折り込みました。
(拡大版はここ)
ここにも書かれていますが、第3滑走路が出来て、本格的な運用が始まれば、谷間地域は両側からの騒音で、「静かな時間」はたったの「4時間半」になってしまいます。これでは、確かに「生活破壊」になります。
それでなくても、A滑走路はオリンピック・パラリンピックまでに運用時間が1時間延長され、「静かな時間」は「6時間」減らされるのです。これに反対する住民も「これを、どのようにやめさせるか」で、話し合いを進る動きもあります。
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」39例目が発生
昨日深夜、2018年度「カーフュー弾力的運用」39例目が発生しました。
・39例目 成田発那覇行きの全日空8561便・B767型機が、前便で、アモイ空港での軍事演習により、アモイ空港出発が遅れた、玉突き遅延のため、午後11時11分にB滑走路北側から離陸したものです。
@ NAA リティリング社長「現在は売上げ好調だが、羽田拡張される2020年は試練の年に」
昨日の「WING DAILY」によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)の「NAAリティリング」の神崎社長は同紙の取材に答えて、今年度の売上げが4〜8月の売上高が前年同期比1.2倍となっている事を明らかにしました。ただ、「2020年は試練の年になるのだろう」と述べ、理由として羽田空港の便数が3.9万回増えることを上げ、一時的に国際線旅客が減少する事を上げています。しかし、長期的に見れば、今後も売上高は伸びていく、としています。また、当初は売上げが伸びない、との見方もあった、第3ターミナルについては「第1ターミナルや第2ターミナルと同じように購買意欲は高く、遜色ない」と述べています。
@米国の国家交通安全委員会がボイスレコーダーの録音時間25時間を提案
19日の「flightglobal(英文)」によりますと、米国の国家交通安全委員会(NTSB)は、「現在は2時間しか記録出来ないボイスレコダーが、事故調査を妨げている」として、ボイスレコダーの記録時間を「25時間記録できるようにすべき」と主張している、とのことです。
*10月19日
@昨日、成田空港で「航空機事故消火救難総合訓練」実施
昨日、成田空港で第37回目となる「航空機事故消火救難総合訓練」が、整備地区のノイズサプレッサー前で行われました。訓練には約1200人、車両約300台、ヘリコプター3機が参加し、全日空のA320型機を使って、着陸時にエンジンが爆発炎上して着陸に失敗し、滑走路上で漏れた燃料に引火して機体に延焼、機内に多数の負傷者が取り残されている、との想定で行われました。ケガの程度は事前に知らされなかったため、参加者は負傷の程度を確認しながらの訓練となりました。最終的には死亡が10人、負傷者が128人となりました。
@全日空と日本航空が12月・1月の燃油サーチャージャーを据置に
全日空と日本航空は12月と来年1月の国際線普通旅客運賃にかける燃油サーチャージャーを、現在と同額に据え置くことを発表しています。
@ MRJ の販売目標は米国で400機、アジアで250機
今日の中日新聞によりますと、三菱航空機会社の福原営業部長は昨日、同紙のインタビューに対し、 MRJの販売目標について、「今後の20年間に北米で400機、アジアで日本も含めて250機とする」ことを明らかにしました。開発が山を越えつつあることから、この所、商談が増えていることも明らかにし、「燃費の良さなどから競合他社より運転資金を低く抑えられ、長期的には初期費用が回収できる。販売目標は十分に達成できる」と強調しました。
@ドイツのミュンヘン空港の第3滑走路建設が暗礁に、バイエルン州議会選挙で与党が敗北
現地時間17日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、ドイツのバイエルン州議会選挙で保守党のCSU政権が敗北を喫したことにより、ミユンヘン空港の第3滑走路建設計画が大幅に遅延する可能性が大きくなった、とのことです。連携をせざるを得ない「reie Waehler」はミユンヘン空港の拡張に強く反対しています。ミユンヘン空港に拠点を移したルフトハンザ航空は投票の数日前に「空港拡張計画反対」勢力に反対する声明を出していました。
@スクートのB787-9型機がエンジントラブルでパースに緊急着陸
現地時間18日の「flightglobal(英文)」によりますと、11日にシンガポールからの飛行中に LCC 「スクート」のB787-9型機がエンジントラブルを起こし、オーストラリアのパースに無事緊急着陸した、とのことです。オーストラリア輸送安全局(ATSB)は「トレント1000型エンジンに関する既知の問題には関係していない」とコメントしている、とのことです。同機はトラブルを起こしたコンポーネントを交換して、13日から運航に復帰しているとのことです。
*10月18日
@アメリカン航空が成田=シカゴ線を冬季ダイヤで減便へ
アメリカン航空は28日の冬季ダイヤから、成田=シカゴ線を週7便から同4便に減便します。
@タイ・エアアジアXが15日から成田=バンコク線を1日1往復減便
昨日の「Traicy」によりますと、タイ・エアアジアXは去る15日から12月31日まで、現在1日3往復運航している成田=バンコク線の1往復を運休とし、1日2往復に減便する、とのことです。
@チェジュ航空が冬季ダイヤで成田=グアム間に定期チャーター便を運航へ
韓国LCCのチェジュ航空は28日から始まる冬季ダイヤで、定期チャーター便として成田=グアム線を1日1便で運航する事を明らかにしました。
@成田空港9月貿易概況は関西空港被災で大幅な伸び
東京税関が今日発表した「成田空港9月貿易概況(速報)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)11.6%増の1兆1221億900万円となり、先月の0.6%増から大幅な伸びとなりました。輸入額は20.8%増の1兆2246億9200万円とこちらも大幅な伸び率となっています。
一方、関西空港は輸出額が58.0%減、輸入額が70.8%減となっており、関西空港の台風被害により、国際貨物が成田空港にまわっていることが数字でも裏付けられました。
@東京空港交通が第1ターミナル工事で一部停留所を11月12日から閉鎖
東京空港交通は10日、成田空港第1ターミナル南ウイングで上屋の改修工事が行われるために、11月12日から10〜13番乗り場が使用できなくなるため、バスの運行でこの停留所を通過させることを明らかにしました。この停留所を使用するバスは同ターミナル北ウイングにある停留所を使用することになります。
@9月の訪日外客数が5年8ヶ月ぶりに前年同月比でマイナスに
観光局が16日発表した「9月訪日外客数推計値」によりますと、9月の訪日外客数は前年同月比(以下同じ)5.3%減の215万9600人と、5年8ヶ月ぶりの前年同月比マイナスを記録しました。相次ぐ台風の襲来や北海道胆振東部地震の影響が大きかったとみられます。
一方、出国日本人数は0.5%増の163万人と、かろうじてプラスとなりました。
@都心上空の低空飛行でエール・フランスが謝罪
8日のエール・フランス機都心低空飛行トラブルで、エール・フランス日本支社は16日、国土交通省を訪れ、謝罪しました。同社は「航路をそれて都心上空を飛行する結果になったことは大変遺憾。心よりおわび申し上げる。原因については社内で調査中」と述べた、とのことです。
@琉球エアーコミュータ機が昇降舵不具合で2便欠航に
産経新聞によりますと、昨日午後8時5分頃、那覇発与那国行きの琉球エアーコミュータ721便・DHC8-400型機が与那国空港の北東約160Kmを飛行中に、昇降舵の不具合を示す警告が出ました。このため、同機は目的地を新石垣空港に変更し、同8時30分頃、無事着陸しました。この便は点検のために運航を打ち切り、この影響で2便が欠航となりました。
@大阪空港の臨時国際線施設が使われずに撤去
昨日の日本経済新聞によりますと、関西エアポートは昨日、大阪空港に設置した国際線用のCIQ(税関、出入国管理、検疫)や保安検査用の設備を撤去しました。日本航空の臨時国際チャーター便が運航されないことになったため、としています。この施設は日本航空カウンター近くだけでなく、全日空カウンター近くにも設置されていました。
*10月16日
@都合により、明日の更新ができません。
@ジェットスター ・J が来年3月30日に成田=下地島線を開設
三菱地所などは昨日、沖縄県宮古島市の下地島空港に建設中の旅客ターミナルを来年3月30日に開業、同時にジェットスター ・Jが成田=下地島線を開設する、と発表しました。同路線は1日1往復となり、スケジュールなどは今後発表する、とのことです。下地島への定期便就航は24年ぶりとなります。
@九州防衛局が新田原基地周辺で騒音実体験調査を実施
防衛省九州防衛局は昨日、航空自衛隊新田原基地周辺で昨年行った騒音体感調査の結果を周辺自治体に説明しました。この調査は、周辺自治体の協議会が「騒音の現状を体感し、実情を理解してほしい」と求めていたことに応じたものです。防衛局側が職員を昨年3回、周辺計44ヵ所に派遣して実施したものです。この結果、「(戦闘機の)騒音が発生すると、煩わしさや不快感が高まる」といった感想があり、「住民の日常生活に対して、影響や負担を十分に理解した」とのことです。
@クウェート航空がA330-800neo型機8機を発注
現地時間15日、クウェート航空はエアバスにA330-800型機8機を購入する覚書を締結しました。