2018年11月前半の出来事
*11月15日
@日本航空のアルコール検査で基準超は15ヶ月で19件
今日の毎日新聞によりますと、日本航空が国内線パイロットのアルコール検査に、新型測定器を導入した昨年8月以降で、19件の基準値オーバーが発見された、とのことです。この内、交代パイロットの手配の遅れなどで、12便が遅延したそうです。この場合、乗客には「乗務員の体調不良」と説明し、アルコール反応が基準以上だったことは公表していない、とのことです。同航空の関係者は「新型でこれだけ反応が出ているのに、旧型の頃には反応が出たと聞いたことがない。酒の影響があるのに、互いに見ぬふりをするケースもあったのではないか」と話しているそうです。
【コメント】ロンドンの場合も、バスの運転手が気付いた程の、酒臭さに同僚が気付かなかった、と言うのも不自然です。お互い、なあなあでかばい合う風潮があったのでしょうね。
@昨日、スカイマークでもアルコール検査で基準超、23分遅れる
スカイマークは昨日、昨日午前8時40分出発する予定だった羽田発札幌行きの705便・B737型機に乗務する予定だった米国人機長が、乗務前のアルコール検査で自社基準以上のアルコールが検出されたため、この機長を乗務からはずし、交代させた、と発表しました。このため、この便の出発が23分遅れました。
【コメント】この間、アルコール検査で基準超が明らかになった日本航空、全日空、スカイマーク以外の各社でも発生している、と考えた方が良いでしょうね。自動車免許では発覚すれば、即、免許停止ですが、パイロットはどうなのでしょうか。会社としても、パイロット不足の折から、見て見ぬ振りを決め込んでいるとすれば、“儲け優先、安全軽視”と言わざるをえません。航空会社の“社会貢献活動”は安全が一番と思うのですが。
@20日の「ガイアの夜明け」で MRJ が取り上げられます
20日午後10時から、テレビ東京の「ガイアの夜明け」で、【 シリーズ 追跡!日の丸プロジェクト? 国産ジェット 復活への闘い 】が放映されます。
*11月14日
@イスラエルのエルアル航空が成田へのチャーター便を検討
昨日の産経新聞によりますと、日本とイスラエルの両国政府は、日本とイスラエル両国間の航空路開設に向け協議をしている、とのことです。来年にもイスラエルから成田空港へのチャーター便運航を行う予定、とのことで、運航会社はイスラエルのエルアル航空が有力となっています。イスラエル側はチャーター便の実績を積み重ねて、定期便に結びつけたい、としており、日本の航空会社によるイスラエル就航にも期待を寄せている、とのことです。
@上海空港で日本航空機が滑走路に誤進入か、離陸滑走中のデルタ機が急停止
現地時間13日昼頃、上海浦東国際空港で成田発上海行きの日本航空873便・B787-9型機(JA869J)が着陸してターミナルへの移動中に、滑走路に誤進入するトラブルがありました。この誤進入により、この滑走路から離陸しようとしていた上海発デトロイト行きデルタ航空機が急ブレーキをかけて停止しました。この際に、デルタ機のタイヤがパンクし、消防車がタイヤに放水した、とのことです。このトラブルが直接の原因かどうか分かりませんが、デルタ機は「機器が故障した」として欠航となりました。中国航空当局が日本航空のパイロットから事情を聞いている、とのことです。
写真は成田空港での「JA869J」です。
@関西空港に到着したシンガポール航空のA380型機が誘導路を間違え立ち往生
昨日の毎日新聞によりますと、昨日午前9時頃、関西空港のB滑走路に着陸したシンガポール航空のA380型機が、ターミナルに向かう途中で、指示された誘導路を行きすぎました。牽引車で押し戻され、指示された誘導路に入るトラブルがありました。この間、約30分間立ち往生しましたが、他の便への影響はありませんでした。
@B737MAX型機の「MCAS」について、パイロットは知らされず
現地時間13日のウオール・ストリート・ジャーナル(英語版)が伝えたところによりますと、墜落したライオンエア機と同じB737MAX型機の「自動失速防止システム(MCAS)」は緊急事態が発生した場合に、急激に機首を下げ急降下する可能性がある、としています。このような場合には、古いB737型機とは違う手順が必要になる、とのことです。米国連邦航空局(FAA)は「マニュアルや訓練資料にもこのことは述べられていなかった」と指摘した、とのことです。
また、13日付の「flightglobal(英文)」によりますと、B737MAX型機を運航、もしくは、発注しているアメリカン航空とサウスウエスト航空のパイロット組合は「パイロットにこのMCASについての情報は伝えられていなかった」と述べている、とのことです。
【コメント】この事がライオンエア機の墜落事故と関連を持っている可能性がありそうですね。そして、この事はボーイング社のマニュアル作成上のミスで、型式証明を出した米国連邦航空局(FAA)が見落とた可能性もありますね。自動操縦などは進歩ではありますが、複雑になりすぎて、このような“見落とし”も出てくるのではないでしょうか。
*11月13日
@「2020年4000万人達成には500万人分の座席が足りない」とエアバス幹部
エアバスが1日に都内で開いた報道関係者向けの説明会で、同社のアジア北米担当マーケティング・バイス・プレジデント、ヨースト・ヴァン・デル・ハイデン氏は、政府が目指している「2020年にインバウンド4000万人達成」は困難だ、との見通しを明らかにしました。理由として、現在の首都圏の空港発着能力はほぼ飽和状態にあること、羽田空港は午後9時台の発着枠に若干の余裕あるに過ぎないこと、また、成田空港では発着枠の82%を使用しており、航空会社からの希望の多い時間帯は埋まっていることなどを上げています。従って、2020年4000万人を達成するには航空機の輸送量が500万人分不足している、としています。そこで、「この不足を解消するための手段として座席数の多いA380型機を積極的に導入すべき」とのことです。
また、ボンバルディア社を買収してA220型機としたことについて「同機種は100〜150席で日本に適している。しかし、三菱リージョナルジェット(MRJ)とは座席数や航続距離が異なり、直接競合する機体ではない」と述べました。
【コメント】羽田空港も深夜・早朝時間帯の発着枠は空いているのではないかと思うのですが、深夜・早朝時間帯は航空会社にしても、旅客を集めるのに苦労するため、ダイヤを設定しづらいのでしょうね。成田空港の運用時間延長も飛行コース直下住民の生活を犠牲にしてまで行う必要はないと思います。
@ C 整備を終えてカザフスタンに帰還するアスタナ航空機が機体不具合で墜落寸前に
12日付の「ATWオンライン(英文)」によりますと、現地時間11日、ポルトガルのリスボン航空技術センターで「C整備」を終えたエア・アスタナのE190型機が、カザフスタンのアルマイトへのフェリー(乗客を乗せずに移動すること)に出発したところ、運航に不具合が発生するトラブルがありました。同機には3人のパイロットと3人の技術者が乗っていましたが、一時は海上への不時着で航空機を捨てることを考えました。しかし、近くにあるポルトガルのベジャ空港に着陸を試み、3回目の着陸でなんとか着陸しました。トラブルはロール軸の安定性が大きく損なわれた、とのことです。同機は再びリスボン航空技術センターで点検整備を受けることになるようです。
*11月12日
@「2018年度の総発着回数は25.6万回を見込む」と夏目社長
成田国際空港株式会社(NAA)の夏目社長は9日の決算発表記者会見で、2018年度の発着回数を、前年度比1.2%増の25万6000回、この内、国際線発着回数は2.0%増、国内線発着回数は1.6%減、また、総旅客数は6.7%増の4368万人、この内、国際線旅客数は8.3%増、国内線旅客数は0.8%減となる見込みと語りました。
@羽田空港着の日本航空機で主脚部品が脱落、空港内では見つからず
昨日午後8時半過ぎに、午後4時頃到着した那覇発羽田行きの日本航空908便・B777-300型機の主脚部品がなくなっている、ことが分かりました。このため、到着した滑走路を約10分間閉鎖して、探しましたが、見つかりませんでした。日本航空では飛行中に脱落した可能性があるとして、原因を調査しています。閉鎖により、複数の便が着陸やり直しを行いました。
@ジェイエア機が燃料バランス不均衡警告で大阪空港に引き返す
昨日午後4時45分頃、大阪発鹿児島行きのジェイエア2411便・ERJ190型機が離陸約15分後に、左右の燃料バランスに異常があるとの警告が出ました。このため、同機は大阪空港に引き返し無事着陸しました。点検したところ、燃料漏れなどはなく、計器の誤作動とみられ、午後6時15分頃、鹿児島に向けて出発しました。
【コメント】この所、日本航空グループのトラブルが多いような気がします。大丈夫でしょうか。
@スカイマークの10月搭乗率が2.5ポイント減、運航実績は改善
スカイマークが発表した「10月搭乗実績」によりますと、旅客数は前年同月比(以下同じ)4.4%増の64万4696人、搭乗率は2.5ポイント減の84.2%となりました。
また、「10月運航実績」は欠航率が1.1ポイント改善の1.6%、定時出発遅延率が3.1ポイント改善の6.3%となっています。
@インドネシア当局がライオンエア機事故の遺体捜索を打ち切る
10日のNHKニュースによりますと、インドネシアで墜落したライオンエア機の捜索について、同国救難局は乗客らの遺体捜索を、現地時間10日で打ち切ったことを明らかにしました。しかし、発見されていないボイスレコーダーの捜索は今後も続ける、とのことです。
【コメント】ずいぶん早い打ち切りですね。墜落場所もほぼ特定され、海底の深さもそれほど深くないのですから、遺体の収容はそれほど難しくはないと思うのですが。
*11月11日
@「A滑走路運用時間1時間延長」についてのご意見をお寄せ下さい。
国土交通省と NAA は「成田空港機能強化計画」の内、「A滑走路運用時間を1時間延長し、静穏な時間を6時間に短縮する運用を、来年の冬季ダイヤ(2019年10月末)から、実施したい」と表明しました。この事について、実際に騒音被害が激しくなる方々のご意見をお聞かせ下さい。上記のメールかファクスでお願いいたします。
@9日深夜、「カーフュー弾力的運用」41例目が発生
9日深夜、2018年度「カーフュー弾力的運用」41例目が発生しました。
・41例目 新千歳発成田行きのバニラ・エア924便・A320型機が、新千歳空港と成田空港の悪天候による、遅延で午後11時43分に、A滑走路北側から着陸したものです。
@10月の航空機登録で、成田空港関係は新規登録3機
航空局がまとめた「10月航空機登録動向」によりますと、成田空港関係では全日空がB787-9型機(JA899A)とA320neo型機(JA217A)、ジェットスター ・JがA320型機(JA23JJ)の、3機が新規登録されています。なお、JA23JJ機は2014年製造の機体ですが、リースで貸し出していた機体で、9月に登録されたJA24JJ機よりも遅いになりました。写真は第3ターミナル前の駐機場に駐機する「JA23JJ」です。
@社民党の福島氏のブログに的はずれな批判、都心飛行コース問題で
9日の「NEW'S VISION」によりますと、社民党の福島みずほ氏が自身のブログで羽田空港陸上飛行ルート新設計画について「今まで、羽田空港を発着する飛行機は、騒音防止のためもあり、海から入って、海に出て行き、東京の住宅地の上を飛ばなかった。しかし、増便を理由に東京の住宅地の上を飛ぼうとしている。騒音はもちろんのこと、落下物、墜落の危険性もゼロではない。東京の住民にとって大きな問題です」とつづったところ、これについて有権者から「『他に増便する為のルートは?代替えも提案せずにただ批判ばかりする能無しだから支持されないんだよ』『今まで、千葉、四街道、木更津など千葉県の上を通ってました。千葉県民の方のご意見も聞かれたらいかがでしょうか?』『反対することが目的のように思えます。建設的な意見じゃないですよ』という声が集まっていた。単なる批判に有権者もうんざりとしているようだった。」と書いています。
【コメント】人を批判するときには正確に問題を調べてから書くべきではないでしょうか。「他に増便するルートは」と言いますが、問題は新たな騒音公害や落下物の危険があるのに、「増便が本当に必要かどうか」の問題ですね。「千葉、四街道、木更津など千葉県の上を通ってました。千葉県民の方のご意見も聞かれたらいかがでしょうか?」と言いますが、このルートが実現しても千葉県上空の飛行回数が劇的に減るわけではありません。あくまでも「“増便するため”の都心ルート」ですから、当面は少し減ったとしても、すぐに、元に戻ると思います。「NEW'S VISION」編集部も偏った、意見ばかり載せるのも、いかがなものでしょうか。
@エールフランス機の都心低空飛行はパイロットのミスと回答
昨日の東京新聞によりますと、エールフランスは8日、先月8日深夜に羽田を離陸したパリ行き同航空機が都心上空を低空飛行したトラブルについて、国土交通省に報告書を提出しました。報告書では、「経路選択機能スイッチを入れるのをパイロットが怠ったことが原因」としています。同機にはあらかじめ複数の飛行ルートが登録されていますが、通常は離陸前にスイッチで一つのルートを選びます。ところが、機長と副操縦士が離陸時の点検でこのスイッチを入れたかどうか、交互に確認する決まりになっていますが、これを怠り、コンピューターが都心上空ルートを選択し飛行したもの、とのことです。報告書では「時間の制約でミスがあった」としています。今後の対策として、マニュアルにあった、「都心上空を飛行しないこと」との表記が分かりにくかった事から、マニュアルを改訂する、としています。国土交通省はエールフランスへの処分は行わない方針、とのことです。
@日本航空が CAPA の「2018年アジア・太平洋ベストエアライン」に選出
日本航空は9日、「Centre for Aviation(CAPA)」から「Asia Pacific Airline of the Year 2018」を受賞した、と発表しました。受賞は2011年に続き2回目となります。受賞理由は「アライアンスを超えた提携の拡大、中長距離LCCの設立に加え、過去7年間、毎年1000億円以上の営業利益を生み出すなど、大きな成長を遂げている」こと、とのことです。
@「試験飛行中に大きな問題はなかった、排水試験も終わった」と三菱航空機会社
現地時間7日の「ATWオンライン(英文)」の「三菱航空機の目線MRJ70の改良」は、三菱航空機会社はMRJ 70型機の改良に取り組んでおり、このMRJ 70型機は労使協約による重量制限のために「北米市場の主要バージョンになるように見えます」としています。同紙の質問に対し、三菱航空機会社は「会社の飛行試験はほぼ完了している。我々は2000時間以上のテスト飛行中に、予測からはずれた大きな変化を経験しておらず、発見された小さなものは可能な限り最適化されている」と述べた、とのことです。また、日本の航空局は同局による型式証明のための試験飛行で「企業テストのデータを使用することに同意しました。」と述べました。さらに、「排水が評価されました。有色の液体を使用して、漏れた燃料または作動油が航空機から流出し、その中に蓄積せず、危険を生み出すことがないことをエンジニアが確認しました。」と答えた、とのことです。
@フライジャマイカ航空機が油圧トラブルで滑走路をオーバーラン
現地時間9日、中南米のガイアナ・ジョージタウン発カナダ・トロント行きのフライジャマイカ航空機・B757-200型機が離陸直後に、油圧系統のトラブルが発生し、空港引き返してに緊急着陸しました。同機は車輪のブレーキが効かない状態でオーバーランし、滑走路帯先端の急斜面寸前でかろうじて止まりました。乗客・乗員は120人超とのことですが、この内、乗客6人と乗員の8人が負傷し病院に搬送された、とのことです。
@ライオンエア機が空港の照明灯に主翼をぶつける
昨日付の「SPUTNIK日本」によりますと、現地時間7日午後6時30分頃、インドネシア・ファトマワティ・スカルノ発タンゲラン行きのライオンエア機・B737-900ER型機が離陸に向け移動中に、左主翼先端部を照明灯にぶっつけ、破損させました。同航空によりますと地上職員の誘導ミス、とのことです。乗客・乗員に負傷者はいませんでした。
@リース会社「 ALC 」CEO「旅客機納入遅延で恩恵を受ける、2020年まで続く」
現地時間9日の「ATW(英文)」によりますと、エア・リース。コーポレーション(ALC)が発表した第3四半期決算では、純利益が前期比48.6%増と大幅な伸びになっています。この要因について同社CEOは「世界的な航空旅客の増加と、航空機のエンジントラブルによる納入遅延の恩恵を受けている。この、納入遅れは2020年まで続く予定だ」と述べた、とのことです。
*11月9日
@都合により、明日の更新が出来ません。
@森田知事が環境意見書を NAA に送る「強化計画が環境に与える影響は重大」と指摘
千葉県の森田知事は7日、今回の「成田空港の更なる機能強化に係る環境影響評価準備書に対する千葉県知事意見」を成田国際空港株式会社(NAA)に提出しました。知事の意見書では「強化計画が環境に与える影響は重大」としています。
この内、航空機騒音については
「(3)航空機騒音について 空港周辺地域では現状でも環境基準を達成していない地点があり、また、滑走路の延長 ・新設及び航空機の発着回数の増加に伴い、環境基準を超える騒音の影響を受ける範囲が拡大する。ついては、航空機騒音の環境基準の達成に向けて、低騒音型航空機の導入促進等、騒音の低減対策を常に最大限行うこと。
(4)航空機騒音について、予測に用いた機材クラス別の発着回数等は、不確実性が大きいと考えられることから、供用時の騒音の事後調査を実施すること。
(5)航空機騒音について、本事業により騒音の影響を受ける範囲が拡大することから、環境監視調査地点を増やすなど、航空機の発着回数増加等に伴う騒音の影響を適切に把握し、結果を公表すること。
(6)C滑走路供用までの当面の問、A滑走路については、運用時間を延長する計画としていることから、夜間飛行制限の緩和による航空機騒音の影響について検討し、必要に応じて環境保全措置を実施すること。」としています。
@ NAA 中間期決算で経常利益が30.6%増に
成田国際空港株式会社(NAA)が、今日明らかにした「2019年3月期中間決算」によりますと、営業収益は前年同期比(以下同じ)10.6%増、営業利益が24.5%増、経常利益が30.6%増、純利益は14.5%減の205億円となっています。なお、純利益の減少は前期に厚生年金基金代行返上益を計上した反動、とのことです。2019年3月通期の見通しは、営業収益が前年同期比(以下同じ)7.4%増、営業利益が10.5%増、経常利益が13.8%増、純利益が11.2%減となる見込み、としています。
@カンボジアのスモールプラネットが2月から成田に定期チャーター便運航か
7日の「日刊トラベルビジョン」によりますと、カンボジアの新興航空会社、「スモール・プラネット・エアラインズ・カンボジア」が来年年4月から、成田=シェムリアップ線を週2便で開設する計画、とのことです。その前に、2月9日〜3月30日まで、水曜日、土曜日の週2便で定期チャーター便として運航する計画、とのことです。
【コメント】しかし、これから国土交通省に認可を申請する、とのことですので、紆余曲折があるかも知れませんね。
@日航の植木会長が「短距離 LCC 参入はない」と明言
昨日の「Aviation Wire」によりますと日本航空の植木会長は、現地時間8日にシンガポールで開幕した「CAPA シンガポールサミット」で講演し「競争が激しい近距離国際線LCCに参入するつもりはない」と明言し、ジェットスターとの協業を継続する方針を明らかにしました。また、「(2020年のオリンピック時に)大儲けをしようとは考えていない。勝負は2021年以降。リピーターに乗ってもらえるかどうかが勝負だ。」と述べた、とのことです。
@那覇空港で全日空機がバードストライクに遭遇
沖縄タイムズによりますと、7日午後5時17分頃、那覇発大阪行きの全日空770便・B787-8型機が離陸時に、機体に鳥が当たるバードストライクがありました。同機は離陸を取りやめました、滑走路が約22分閉鎖されました。同機は点検しましたが、飛行に支障はなく、遅れて大阪に向かいました。
@ANAウイングスが酒飲みすぎた機長を諭旨免職に
今日の毎日新聞によりますと、ANAウイングスは、先月25日夜に酒を飲み過ぎて翌日乗務できず、乗務予定だった5便が遅れたトラブルを引きおこした40代の機長を諭旨退職の懲戒処分にしたことが明らかになりました。
@エア・アジアCEOが「 MRJ 導入を熟慮中」と語る
8日の「 MRJ大好き〜最新情報」によりますと、日本取引所グループが海外投資家へのマーケット情報として配信している「JPX MARKETS TODAY(英語)」は7日、インターネット番組で「エア・アジアのトニーCEOが三菱リージョナルジェット(MRJ)の購入を検討しており、「 MRJは遅延しているが買うことが出来る」と語った、とのことです。
@FAA がB737MAX型機に関する「耐空性改善命令(AD)」を発出
米国連邦航空局(FAA)は現地時間7日、ライオンエアの墜落事故に関して、B737MAX型機を運航する際に、機首の角度を測定するAOAセンサーのソフトウエアに問題があり、その警告をパイロットが誤解することにより、急降下する可能性がある、との「耐空性改善命令(AD)」を出しました。システムの検査や交換を求めるような警告ではない、とのことです。一方、メーカーであるボーイング社は6日、AOAセンサーから誤った値が入力された場合に対処するためパイロットの飛行手順を改訂する「OMB(オペレーション・マニュアル・ブリテン)」を6日に発行しました。
*11月7日
@都合により、明日の更新が出来ません。
@千葉県の「成田空港環境基準達成状況」が載っていました
「3日の出来事」で書いた、千葉県がまとめた「平成29年度の航空機騒音の測定結果及び環境基準達成状況」ですが、私の探し方が悪く、2日に千葉県のホームページに掲載されていました。すみません。
@反対派が一坪共有地を法人化へ
昨日の毎日新聞によりますと、成田空港の敷地内に、いわゆる「一坪共有地」を持ち合っている市民グループ「大地共有委員会」が、一般社団法人「三里塚大地共有運動の会」を設立する準備を進めている、とのことです。設立を目指すメンバーは「空港反対の意思を次世代につなぐための法人化。 NAA は買収を急ぐだろうが、今も空港反対の人は無償で名義を変更してくれるはず」としています。
@10日午後5時〜12日午前6時に第1 T 北ウェイティングエリアを閉鎖
NAAは10日午後5時〜12日午前6時の間、第1ターミナルの北ウエイティングエリアを電気工事のために閉鎖する、とのことです。この間、待ち時間を空港内で過ごす人は、第2ターミナルや第3ターミナルのウェイティングエリアを使用して欲しい、とのことです。
@国内航空各社8社が呼気検査を未実施、3社は検査器すらもなし
昨日のNHKニュースによりますと、NHKが取材した調査では、国内で定期便を運航している25社の内、運航乗務員に対する感知器でのアルコール検査を、まったく行っていないか、毎回は行っていない航空会社が8社あったとのことです。このうち、ジェットスター ・J 、アイベックスエアラインズ、日本貨物航空の3社は感知器自体を導入しておらずパイロットどうしや運航管理者などが口頭で飲酒していないか確認しているということです。
【コメント】今回発覚した日本航空のように、検知器で検査しても、ごまかしては何もなりませんが。
写真は成田空港第3ターミナル駐機場に駐機するジェットスター・ J 機です。
@全日空機が岡山空港でバードストライクに遭遇
今日の山陽新聞によりますと、今日午後0時35分頃、岡山発羽田行きの全日空656便・A321型機が、離陸滑走中にエンジントラブルがあり、離陸を中止しました。鳥がエンジンに飛び込むバードストライクに遭遇した、とのことです。滑走路の安全点検のため、滑走路が一時閉鎖されました。結局、この便は欠航となっています。
@9月世界航空旅客数の伸び率が8ヶ月ぶりの低水準、IATA
今日の「ATWオンライン(英文)」によりますと、国際航空運送協会(IATA)の発表した9月の世界航空旅客数の伸びは、前年同月比で5.4%と8ヶ月ぶりの低水準になりました。これについてIATAのCEOは「貿易政策と保護主義政策の不確実性の高まりが、影響力を及ぼしている可能性がある。景気低迷による航空需要の減少を見込んでいる可能性が高い」と述べた、とのことです。
*11月6日
@成田空港の10月貨物量はマイナスも、輸出入量は大幅に増える
東京税関が今日発表した「成田空港10月貨物取扱量(速報)」によりますと、総取扱量は前年同月比(以下同じ)0.7%減と5ヶ月連続のマイナスの19万3691トンとなりました。積込量は0.4%増と2ヶ月連続のプラス、この内、輸出量は18.5%増となりました。一方、取卸量は1.8%減と5ヶ月連続のマイナス、この内、輸入量は12.0%増となっています。
【コメント】10月も、関西空港の台風21号による貨物施設被災の影響が残っているようですね。貨物量はマイナスでも、輸出入の量が増えています。この所、仮陸揚量が8ヶ月連続のマイナスになっています。世界経済が減速している影響でしょうね。
@ジェットスター ・アジア機が関西空港で立ち往生
昨日の産経新聞によりますと、昨日午前11時15分頃、マニラ発関西行きのジェットスター・アジア763便・A320型機が、着陸直後に前輪のステアリングが故障し、滑走路上に立ち往生しました。牽引車で移動するまで約15分間、滑走路が閉鎖されました。この便は離陸直後に前輪の不具合を示す警告が出ましたが、そのまま運航しました。到着後の点検で、ステアリングの制御系統を清掃したところ、機能は回復しました。
【コメント】引き返さなかったのは、十分な整備を受けられる関西空港を選んだのでしょうね。
@ライオンエア機は前の2便運航時も速度計がおかしかった、フライトレコーダーの解析
ライオンエア機墜落事故のその後ですが、インドネシア運輸安全員会は、現地時間5日、3日に発見されたフライトレコーダーの初期解析によると、エンジンは海面に激突するまで、正常に作動していた事を明らかにしました。また、同機の速度計に問題があり、この速度計トラブルは墜落便の前に運航された2便でも不調だったことを明らかにしました。なお、ボイスレコダーはまだ、発見されていません。
@ベトジェットがA320neo型機50機を確定発注に移行
ベトナムのベトジェット航空は現地時間2日、エアバスに7月に覚書を交換していたA321neo型機50機を確定発注としました。
*11月5日
@「永遠に成長するという幻想は捨てるべき」とルフトCEO
今日の日本経済新聞によりますと、5日の英国フィナンシャル・タイムズ紙は、ルフトハンザ航空のCEOであり、ドイツ航空協会の会長でもあるカールステン・シュポア氏が「航空管制や空港、新たな機体の納入に伴う問題は『この業界の成長が限界に達している』ことを示す。今、必要なのはインフラに加え、航空機メーカーや航空各社の能力に応じた健全な成長だ。航空業界は『永遠に成長し続けるという幻想』を捨て去る必要がある」と語った、とのことです。
【コメント】国土交通省やNAAは、シュポア氏の指摘を重く受けとめ、住民の生活を破壊する「首都圏機能強化計画」を撤回するべきではないでしょうか。
写真は成田空港に到着したルフトハンザ航空のA380型機です。しかし、ルフトハンザ航空は成田空港路線を羽田空港に移し、現在は共同運航のみで、自社便は運航していませんので、現在、成田空港でルフトハンザ航空機を見ることはありません。
@昨日、函館発成田行きのバニラ機がブレーキトラブルで欠航
昨日の共同通信「47ニュース」によりますと、昨日午後6時頃、函館発成田行きのバニラ・エア954便・A320型機の出発前点検で、ブレーキの冷却装置にトラブルが見つかりました。このため、同便は欠航となりました。乗客は158人でした。
@鳥インフルエンザ「H7N9」型は飛沫感染するので注意が必要
昨日のNHKニュースによりますと、中国で5年間に1500人以上が感染し、約600人が死亡した、とされている鳥インフルエンザ「H7N9」型に対する警戒が強まっている、とのことです。従来の鳥インフルエンザはウイルスが肺で増殖するので、外部に出る可能性は低いものでした。このため、人から人に感染することは少ない、とされてきました。ところが、この「H7N9」型はウイルスが喉などで繁殖するため、咳などで空気中に拡散します。このため、人から人に飛沫感染をする可能性が高くなっています。従って、流行が始まると拡散が早く、新型ですから誰にも免疫がありませんので、いわゆる「パンデミック」を引きおこすことになります。
【コメント】航空旅客の感染を機内で、確認したり消毒する防疫体制が必要になるかも知れません。空港は外国からの伝染病の窓口(もちろん出口にも)になります。旅行者も、空港で働く人も、感染が確認されたら、できる限りの防護手段を考える必要がありますね。
*11月4日
@日本人の平均睡眠時間は7.4時間、成田空港では静かな時間が6時間に
昨日の東京新聞によりますと、経済協力開発機構(OECD)が今年実施した調査によりますと、日本人の平均睡眠時間が7.4時間に対して、米国は8.8時間など、日本人の睡眠時間は世界の中でも目立って少ない、とのことです。
【コメント】国土交通省は来年10月末から始まる冬季ダイヤから、成田空港A滑走路の運用時間を現在の7時間から6時間に延長する、と言っています。この「首都圏空港機能強化計画」がいかに、非人間的な計画であるか分かると思います。
@米軍が広大な横田空域を一部開放へ、羽田空港新飛行ルートのため
今日の讀賣新聞によりますと、米軍と日本政府は今月にも日米地位協定の運用を協議する日米合同委員会を開き、現在、米軍が管制している広大な横田空域のほんの一部を、羽田空港新陸上飛行ルートのために、日本側が管制を行うことで合意する見通し、とのことです。
【コメント】オリンピックやパラリンピックで訪日客や関係者の需要が増えたとしても、せいぜい1ヶ月間の事です。このために、東京都民の騒音被害を拡大する、都心上空通過の新飛行ルートを新設する理由とはなりませんね。
@全日空の第2四半期決算は増収減益に、自然災害や燃料高響く
全日空が2日に発表した「2019年3月第2四半期決算」によりますと、売上高は前年同期比(以下同じ)5.4%増の1兆380億円となりましたが、営業損益は5.6%減の1052億円、経常利益も8.7%減の1029億円、純利益も37.7%減の737億円と増収減益となっています。
この原因については、サービス向上や人件費や原油高による燃料費の高騰、さらに、台風や地震による自然災害の影響があった、としています。また、純利益の大幅減少については前年第2四半期にピーチ・アビエーションを連結子会社にしたことによる特別利益があったことによる、としています。
この間、国際線旅客数は12.0%増、利用率は1.6ポイント増の77.4%、国内線旅客数は0.8%減、利用率は1.7ポイント増の69.8%となっています。
また、通期の見通しでは、従来見通し(以下同じ)に比べて、売上高は3.4%増の2兆400億円、純利益は39.0%減の1020億円としています。
*11月3日
@千葉県が「2017年度成田空港周辺騒音測定結果」を発表、環境基準達成率は61%
今日の日本経済新聞によりますと、千葉県は昨日、2017年度成田空港周辺騒音測定結果を発表しました。それによりますと、国の航空機騒音に関する環境基準をクリアーしたのは、83測定局中51局にとどまりました。達成率は昨年度よりも3ポイント改善し、61%となったそうです。
【コメント】千葉県のページにはまだ、発表されていないようです。発表されましたら、私なりに分析してみたいと思います。成田空港周辺共生財団が9月頃に発表する「年報」の測定結果に基づく、千葉県としての「まとめ」となりますが、大きく違うのは県のまとめが、国が定める「航空機騒音の環境基準」に合致しているかどうかを分析している点です。
@全日空の「9月輸送実績」は災害の影響で国内線が大きく落ち込む
全日空が昨日発表した「9月ANAグループ月実績」によりますと、
国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)3.3%増の81万9268人、利用率は1.9ポイント増の78.5%となっています。
一方、国内線旅客数は7.5%減の323万8279人、利用率は0.2ポイント減の71.3%となりました。この内、成田空港路線の利用率は成田=札幌線が11.1ポイント減の50.6%、成田=大阪線が6.6ポイント増の87.9%、成田=福岡線が1.0ポイント増の65.0%、成田=那覇線が13.8ポイント増の65.3%、成田=仙台線が18.1ポイント増の81.9%、成田=新潟線が2.4ポイント増の67.4%、成田=中部線が15.1ポイント増の82.4%となりました。
運航実績は国際線では欠航率は6.4ポイント悪化の6.5%、定時出発遅延率が2.5ポイント悪化の16.5%、定時到着遅延率が1.7ポイント悪化の17.3%となり、国内線では欠航率が6.0ポイント悪化の8.4%、定時出発遅延率が3.2ポイント改善の8.5%、定時到着遅延率は3.0ポイント改善の11.8%となりました。
*11月2日
@昨日深夜、「カーフュー弾力的運用」40例目が発生
昨日深夜、2018年度「カーフュー弾力的運用」40例目が発生しました。
・40例目 成田発青島行きの全日空8427便・B767-300型機が、前便でのアモイ空港の管制制限のために成田空港到着が遅れた玉突き遅延により、午後11時11分にB滑走路北側に離陸したものです。
@タイ・ライオンエアが12月7日から成田=バンコク線を開設
国土交通省は今日、 LCC 「タイ・ライオンエア」から出されていた外国人国際航空運送事業の経営許可申請を許可しました。これにより、12月7日から成田=タイ・バンコク(ドンムアン)線を1日1往復で開設する、とのことです。機材はA330-300型機を使います。ただ、今の所、成田空港での使用ターミナルは未定、とのことです。
@中国政府が「代理購入規制」に本腰、“爆買い”は終演か
昨日の「マネー現代」の「中国政府ついに『代理購入規制』で中国人の爆買い間もなく終了の予感」によりますと、中国では今月1日から「電子商取引法」が施行された、とのことです。これにより、中国人による「代理購入業者」と海外での購入を依頼された協力者などに対する規制が厳しくなっているようです。上海の空港では国慶節大型連休の前の9月28日から、帰国者に対する税関検査が急に厳しくなり、規定以上の荷物に対して関税がかけられたり、隠した場合には密輸入として摘発されたり、されているようです。これは、大型連休を利用して大量の“おみやげ(代理購入品)”を持ち込まないように注意を即す意味があったのではないか、とのことです。このような「代理購入業」も、この「電子商取引法」の取締対象となる、とのことで、海外での「中国人による爆買い」も下火になる、としています。
【コメント】去る、9月21日に行われた「成田空港開港40周年&国内20都市就航記念シンポジュウム」で春秋航空 ・日本の王会長は、「中国からの訪日客は今後も増える」と強調していました。写真はその時のプレゼンテーションの一コマですが、これを見ると、中国の人口の多さから見ても、現在までの中国人訪日客数の比率から見ても、中国人訪日客数が増えるのは確かなことですね。しかし、こと“爆買い”については「今までのようには行かない」との覚悟が必要ですね。
@国土交通省がパイロットの飲酒について航空各社に報告求める
国土交通省は昨日、相次ぐパイロットの飲酒事件を受けて、航空各社に、飲酒に対する航空法等の遵守について徹底を図ると共に、再発防止策を30日までに文書で報告するように求めました。また、各国の事例も調べて、飲酒に関する新しい基準を設ける対策を採るとのことです。
@日本航空副操縦士から英国基準の約10倍のアルコールが検出される
日本航空の副操縦士の酒酔い逮捕事件の詳報ですが、拘束後の英国警察によるアルコール検査では、英国基準の約10倍のアルコールが検出されていました。保釈後の会社の聞き取り調査では、「乗務開始12時間以降の飲酒はなかった」と答えたものの、夕食時にワインを1.5リットル、ビールを1.8リットル飲んでいたとのことです。さらに、警察の調べでは、ホテルの部屋を出る前にウォッカも飲んだ、とのことです。会社による乗務前のアルコール検査で、検出されなかったことについては、検出されないような計測の際に不正を行っていた、とのことです。副操縦士は再び拘留され、下旬に判決が言いわたされます。
@日本航空が当面の再発防止策
日本航空は昨日、ロンドン・ヒースロー空港における副操縦士逮捕を受けて、当面、パイロットの乗務開始24時間前以降の飲酒を禁止すること、国際線では滞在地での飲酒を禁止すること、海外の呼気検査で新しいアルコール検知器を導入するなどの防止策を明らかにしました。
*11月1日
@10月のアクセス数は19,722回でした。
@防衛省関係者が「羽田新ルートはオリンピックには間に合わないのでは」
今日の「AERAdot 」の「東京五輪でも増便はムリ 米軍の横田空域は今後も存続する?」によりますと、羽田空港の新陸上飛行ルート問題で、防衛省関係者は「政府としては観光客を呼び込むため、20年の東京五輪で飛行機を増便したいが、横田ラプコンのさらなる返還交渉を米国とまともにできていない。米軍を忖度して、話し合いのテーブルにつくことすらしていないので、間に合わないのではないか」と話している。とのことです。
@全日空機長が前夜の飲酒で体調崩し乗務できず、5便に遅れ
全日空は昨日、子会社のANAウイングスの40代パイロットが、規定に違反し、前夜、乗務10時間前まで飲酒し、体調を崩したために乗務からはずす措置をとった、と発表しました。本人からの申し出があった、とのことです。このトラブルにより、この機長が運航するはずの5便に遅れが出ました。
@日本航空の副操縦士が乗務前の呼気検査で警察に拘束され乗務できず
今日のNHKニュースによりますと、現地時間先月29日、ロンドン発羽田行きの日本航空44便・B777-300ER型機に乗務する予定だった副操縦士が、乗務前の警察による呼気検査で、基準を超えたアルコールが検出されたため、警察に拘束され、乗務できなくなりました。日本航空の呼気検査では基準を超えたアルコールは検出されなかった、とのことです。空港に向かうバスの運転手がアルコールの臭いに気付き、警察に通報しました。この便は社内規定ではパイロット3人で運航することになっていましたが、この副操縦士を除いた2人で、約1時間遅れて運航されました。国土交通省は日本航空に対して経緯の報告を求めています。
なお、日本航空は今日、ホームページ上に「お詫び」を掲載していますが、そこでは、「2名乗務での運航は社内規定に基づき」としています。
【コメント】ならば、何で何時もは3人も乗務しているのでしょうか? 安全上必要だからと思うのですが。この所、全日空の支店長が機内で暴れたり、今回の上記2件の飲酒で乗務できない事など、飲酒に絡む航空会社社員のトラブルが目立ちますね。どこか、気持ちが緩んでいるのでしょうか。
@京成電鉄の第3四半期決算は売上高と純利益が過去最高に
京成電鉄が昨日発表した2019年3月期第2四半期決算によりますと、グループ全体の売上高は前年同期比(以下同じ)3.3%増、純利益は3.9%増と、それぞれ過去最高になりました。不動産業が伸びたほか、訪日外国人の増加で特急や高速バスの需要が伸びたことが要因です。しかし、原油高が影響して、営業利益は1.2%減となりました。通期見通しでは売上高が従来見通しに比べて0.4%減、営業利益が1.0%減、純利益は据え置いています。
@日本郵船の第3四半期決算は日本貨物航空のトラブル響き赤字に
日本郵船が昨日発表した2019年3月期第2四半期決算によりますと、子会社の日本貨物航空による航空輸送事業では、売上高が前年同期比38.2%減となり、経常損益は79億円の赤字となりました。今後、運航機種をB747-8F型機に統一し、3機のB747-400F型機や予備エンジンを処分する事による特別損失を7〜9月期に計上する、しています。
@日本航空の第3四半期決算は売上高伸びるも、経費かさんで減収に
日本航空が昨日発表した2019年3月期第2四半期決算によりますと、グループ全体(以下同じ)の営業収入は前年同期比(以下同じ)8.4%増の7501億円となりましたが、経費が増加したため、営業利益は2.3%減の減益となりました。経常利益も3.5%減、純利益は5.9%減の733億円となっています。国際線の旅客数は9.4%増、利用率は1.3ポイント増の82.4%となり、国内線旅客数は1.4%増、利用率は0.1%増の72.1%となっています。通期の見通しは台風と地震によるマイナスは約50億円と見込んでおり、売上高を従来見通しから330億円に上方修正し、営業利益、経常利益、純利益は据え置きとしています。
@三菱重工が三菱航空機会社への1700億円増資を正式に発表
三菱重工は昨日、子会社の三菱航空機への増資を正式に発表しました。1700億円の増資を全て三菱重工が引き受け、三菱航空機会社の持株比率を86.7%とし、500億円の債権を放棄します。これにより、三菱航空機会社は850億円を資本金に計上し、850億円を資本準備金に計上する、とのことです。これにより、三菱航空機会社の払込資本金は2700億円となります。
@ブラックボックスの1個を回収
今日のAFP通信によりますと、インドネシア運輸省航空総局は、墜落したライオンエア機のブラックボックス1個を回収した、と発表しました。ボイスレコーダーかフライトレコーダーかは明らかにしていません。