2021年4月後半の出来事


*4月30日

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は26日入国者で1名、28日で11名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は26日の入国者で1名、28日で11名でした。全員無症状でした。

@宮古空港で全日空機が前輪トラブルで動けなくなる
 今日の沖縄タイムスによりますと、昨日午後3時半頃、羽田発宮古行きの全日空87便が、到着後に前輪のステアリングがロックされるトラブルが発生し、動けなくなりました。
 このため、同機が牽引車で移動するまで、滑走路が約45分間閉鎖され、同便はスポットに1時間20分遅れで到着しました。
 また、4便に最大で約50分の遅れが出ました。
 写真は宮古空港ターミナルの正面の写真です。

 

@三菱航空機会社が資本金を99%減資し、5億円に
 今日の朝日新聞によりますと、三菱航空機会社は資本金1350億円を5億円に減資した、とのことです。
 この減資とともに、資本準備金1350億円をゼロにし、今年度時点で4646億円ある債務超過を穴埋めする、とのことです。

@中華航空がパイロットの「2019新型肺炎」感染で北米3路線の貨物便を一部運休へ
 今日の台湾「中央通訊社」によりますと、中華航空は現地時間29日、同日から5月15日までの、桃園空港と米国のロサンゼルス、サンフランシスコとカナダのバンクーバーを結ぶ貨物定期便の一部を運休する、と発表しました。
 運休数は12往復24便になります。理由は「政府の新型コロナウイルス政策に従うものだ」と説明しています。同航空では貨物機のパイロットの間に「2019新型肺炎」の感染が拡大している、との事です。

@ルフトハンザ航空の第一四半期の赤字は10億4000万ユーロ、従業員の約20%を削減
 今日の「sky-budget」によりますと、ルフトハンザグループは2021年第一四半期の決算を発表しましたが、改善は進んでいるものの最終損益は10億4900万ユーロ(約1380億円)の赤字となっています。
 決算で、従業員が前年同期比で19%減の11万1262人となっていることを明らかにしました。

@ボーイング社 CEO がB737MAX型機の納入中断を明らかに
 ボーイング社の CEO は現地時間28日、コックピットで確認された2カ所の電気系統の改修のために、B737MAX型機の納入を中断していることを明らかにしました。改修には1機あたり数日かかる見通しです。現在、納入を待っているB737MAX型機は約400機にのぼる、との事です。


*4月29日

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は24日入国者で3名、27日で3名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は24日の入国者で3名、27日で3名でした。
 この内、27日にインドから入国した1名に発熱、咳嗽、倦怠感の症状がありました。

@成田空港から3日〜15日に入国した感染確認者の内、「コロナ変異ウイルス」感染者は34名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」「コロナ変異ウイルス」感染確認者は3日〜15日で34名でした。
 この内、15日の入国者1名に咳嗽、食欲不振の症状がありました。他の人は無症状でした。

@日本航空2020年度通期の輸送実績で国際線旅客数は96.0%減、国内線旅客数は66.5%減
 日本航空が昨日発表した「JAL グループ3月マンスリーレポート」によりますと、
 [3月]の国際線旅客数は前年同月比(以下同じ)81.8%減の4万662人となり、利用率は21.7ポイント減の14.8%となっています。
 一方、国内線では旅客数が21.0%減の117万4457人、利用率が24.5ポイント増の63.7%となっています。この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が66.3ポイント減の13.9%、成田=名古屋線が22.2ポイント減の14.3%となっています。
 さらに、[2020年度通期」実績では国際線旅客数が96.0%減の35万7519人、利用率が58.7ポイント減の18.4%となっています。
 一方、国内線は旅客数が66.5%減の1221万2131人、利用率が22.6ポイント減の47.7%となっています。この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が66.3ポイント減の14.6%、成田=札幌線が44.6ポイント減の19.5%、成田=名古屋線は65.1ポイント減の8.8%となっています。
 写真は第2ターミナルのサテライト北端に駐機する日本航空機です。

 

@シルクウェイ・ウエスト航空が777F型機を5機発注
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、ボーイング社は現地時間28日、アゼルバイジャンのシルクウェイ・ウエスト・エアラインズから、B777F型機5機の発注を受けた、と発表しました。


*4月28日

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は23日入国者で1名、25日で8名、26日で1名
 
厚生労働省が一昨日と昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は23日の入国者で1名、25日で8名、26日で1名でした。全員が無症状でした。

@水泳飛込のワールドカップ開催で成田空港と羽田空港に入国者続々
 昨日の「トライシー」によりますと、5月1日から日本で行われる東京五輪の最終予選会となる、水泳飛込のワールドカップに向けて、出場選手や役員などの入国が成田空港と羽田空港で始まりました。
 この入国では選手らに隔離が免除され、到着に際し、日本国内での感染対策を遵守する宣誓書の記入のほか、主催者からの事前登録内容との確認、
が求められます。
【コメント】それにしても、この緊急事態宣言のもとに、隔離なしで入国を認めるとは、異状です。
 昨日も、審査が終わるのに、3時間かかった、とのことです。
 なぜ、オリンピック・パラリンピックの開催にこだわるのでしょうか。

@政府は「1日の感染者30万人」のインドからの渡航を通常通り
 昨日の「日テレNEWS」によりますと、インドで確認された「二重変異コロナウイルス」はアメリカ・カリフォルニア州などで確認されている「L452R」と、ワクチンへの影響などが不明な「E484Q」の変異が2ヵ所あるとのことです。
 国立感染症研究所は、この変異株について、感染性やワクチンの効果、重症化しやすいかなどが判明していないため、「注目すべき変異株」に位置づけ実態把握を進めていくとしています。
 なお、今日のNHKニュースでは「“感染力↑“ “抗体働き↓“」か、と報じています。
【コメント】インドではこのところ、1日の感染者が30万人を超えています。しかし、日本は未だにインドを「感染国」に指定していません。「インドに行くのも自己責任」「入国も通常通り」ということなのでしょうか。

@ピーチと ZIP の予約システムが、やっとのことで復旧
 今日の日刊航空によりますと、ピーチ・アビエーションの予約システムの不具合が、昨日正午に復旧しました。実に6日半ぶりとなります。
 一方、同じトラブルが起こっていた「ZIP AIR Tokto」は今日、「午前10過ぎに復旧した」と発表しました。

@スカイマークが2022年度の自社養成操縦士と客室乗務員の採用見送りを発表
 スカイマークは今日、2022年度の自社養成操縦士と客室乗務員の採用を見送る、と発表しました。
 その他の大学卒・大学院卒を対象とした職種(事務系・技術系・IT スタッフ)については若干名を採用する、とのことです。


*4月26日

@都合により、明日の更新が出来ません。

@日本航空が「春秋航空・日本」に数十億円を出資し子会社化を計画
 日本航空は成田空港を拠点とする LCC 「春秋航空・日本」を連結子会社とする方針を固めました。
 6月中にも数十億円を新たに出資し株式の過半数を取得する、とのことです。
 現在、「春秋航空・日本」は国内3路線と中国への6路線を運航していますが、2019新型肺炎が収束した後の中国人観光客の増加に備えるため、とのことです。
 春秋航空・日本」の親会社である「春秋航空」と中国の大手旅行会社の「上海春秋国際旅行社」が持つ、厚い顧客基盤が魅力、とのことです。
 写真はB滑走路に到着した「春秋航空・日本」機と日本航空機の尾翼です。
【コメント】日本航空はこの所、「ZIP AIR Tokyo」「ジェットスター・J 」「春秋航空・日本」への、LCCに対する支援に力を入れていますね。
 「2019新型肺炎」の影響が小さくなり需要が回復する時に、まずは、 LCCの需要から回復する、との読みがあるのでしょう。
 特に、「春秋航空・日本」へのてこ入れは、全日空に較べて手薄い中国路線の強化を目指していると思います。

 

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は24日入国者で3名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は24日の入国者で3名でした。3名共に無症状でした。

@「国内でのインド二重変異ウイルス確認は21人、20人は空港検疫」と加藤官房長官
 加藤官房長官は今日の記者会見で、インドで発見された二重変異ウイルスがこれまでに21件確認されたことを明らかにしました。この内、20件が空港検疫で、国内での検査で1件とのことです。
 記者団から、「ワクチンがこのインド二重変異ウイルスに効くのか」を聞かれた加藤氏は「具体的な見解が示されているとは承知していない」と述べるに留めました。
【コメント】インドの二重変異ウイルスの影響はすさまじいものがあるようです。この所のインドでの大流行がこのウイルスによるものとの説もあります。
 世界各国がインドへの航空路の閉鎖や入国禁止の措置をとっています。この二重変異ウイルスの威力が強いようです。日本での対策はどうするのでしょうか。

@キャセイ航空が発注しているB777X型機の一部キャンセルを検討
 今日の「sky-budget」によりますと、香港のメディアはキャセイ航空が発注している21機の777X型機の内、10〜15機をキャンセルする計画、と伝えている、とのことです。
 コスト削減のためで、代わりに中型機を検討している、とのことです。


*4月25日

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は23日入国者で2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は23日の入国者で2名でした。2名共に無症状でした。

@2019年6月の羽田空港滑走路横断重大インシデントは管制官のミス
 運輸安全委員会は22日、2019年6月15日に羽田空港で起こった、全日空機とスカイマーク機の重大インシデント(2019年6月17日出来事参照)報告書を発表しました。
 トラブルは管制官の許可を受けてA滑走路に進入中のスカイマーク・B737-800型機の着陸直前に、全日空・B787-9型機が、管制官の許可を受けてA滑走路を横断したものです。
 原因は管制訓練生がスカイマーク機に着陸許可を出したにもかかわらず、訓練監督管制官が同訓練生に全日空機に滑走路横断を許可するように促し、訓練生がスカイマーク機に着陸許可を出したことを失念して、横断を許可したことによると推定される、としています。

@経営再建中のアエロメヒコ航空が発注したB737MAX型機の半分をキャンセルへ
 昨日の 「sky-budget」 によりますと、経営再建中のアエロメヒコ航空は、発注しているB737MAX型機の半数30機をキャンセルすることで、ボーイング社とリース会社と合意したことを明らかにしました。
 ただし、この事案は同航空が米国で申請している破産法「チャプター11」で、裁判所の承認が必要になります。
 写真は成田空港でのアエロメヒコ航空B787型機です。

 


*4月24日

@21日「ZIP AIR Tokyo」のバンコク行き755便が台湾の手前から成田に引き返す
 21日の「昨日午後11時00分以降の離着陸」を調べていたところ、「ZIP AIR Tokyo」の755便が門限ぎりぎりの23時53分に着陸してきました。この時間帯に同航空機が離着陸することはめったにありません。
 そこで、「Flightradar24」で経路を検索したところ、下図のような航跡が出てきました。何と、台湾の手前まで行き、引き返してきたものです。
 この便は便名が3桁で通常の同航空の旅客便に付ける2桁ではありませんので、貨物便だったようです。
 機体のトラブルか、到着空港の閉鎖などの問題があった事が理由によるものではないかと考えられます。

 

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は22日入国者で3名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は22日の入国者で3名でした。1名に発熱がありました。

@成田空港の「2019新型肺炎」変異ウイルス感染確認者は13名
 厚生労働省が21日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」変異ウイルス感染確認者は3月31日に1名、4月1日に1名、2日に2名、3日に8名、5日に1名となっています。全員無症状でした。

@羽田空港都心飛行ルート実施1年でパイロットからの「ヒアリハット」の報告が異例の15件
 昨日の東京新聞によりますと、昨年3月末から国土交通省が実施した「羽田空港都心新ルート」が、国土交通省の「安全宣言」にもかかわらず、パイロットからの「ヒアリハット」の報告が、1年間で15件寄せられていることが分かりました。
 窓口となった財団法人「航空輸送技術研究センター」によりますと、「強風では安全性に懸念がある」などと、同一飛行ルートで年10件以上が寄せられるのは初めてとの事です。
 この内の5件は南西の風が「新飛行ルート」では横風になり、「不安定になり、あまり経験したことのない揺れ」「着陸をやり直しても、ほぼ同じ条件で進入せざるを得ない」などの声が寄せられた、との事です。
 また、この飛行ルートで採用された4.5度の急角度進入についても「機体のコントロールに苦心した」「騒音対策より安全な進入が大切なのは明らか」との意見もあった、との事です。
 元日本航空パイロットで航空評論家の杉江弘さんは「あえて自主報告をするのは一部のパイロット。実際には、大勢が本音では同じことを思っている」と指摘している、との事です。

@ゴールデンウイークの航空予約数が昨年に較べると大幅増加も、一昨年比では大幅減
 「まん延防止措置」や「緊急事態宣言」の発出などで、ゴールデンウイークの航空予約でキャンセルが続出し、再び減少しています。
 昨年に較べれば、“増加”になりますが、一昨年のゴールデンウイークに較べると予約数は国際線で97.2%減、国内線は70.3%減となっています。
 詳しくは「Aviation Wire」のページを見て下さい。

@「ピーチ」と「ZIP AIR Tokyo」の予約システムで不具合、3日経っても復旧せず
 21日から「ピーチ・アビエーション」と「ZIP AIR Tokyo」に発生している予約システムの不具合ですが、このシステムを世界のLCC 20社に提供している米国の「ラディックス」社は、原因がハッカーによる「マルウエア」感染、と発表しています。
 このトラブルにより、昨日正午時点では不具合が解消していません。不具合は予約やその関連の変更などに限られています。


*4月23日

@記事が多いので、今日は成田空港関係を中心にします。

@成田空港の2020年度運用状況は、発着回数と旅客数で過去最低に
 成田国際空港株式会社は昨日、「2020年度空港運用状況」を発表しました。
 これによりますと、総発着回数は前年度比(以下同じ)59%減の10万6280回と、開港以来の最低となりました。この内、国際線発着回数は58%減で、旅客便は80%減、貨物便は180%増となっています。
 総旅客数は、92%減の324万9446人と開港以来の最低となり、この内、国際線旅客数は96%減で日本人旅客数は98%減、外国人旅客数は97%減とそれぞれ開港以来の最低でした。
 国内線旅客数は、73%減となっています。
 国際線貨物量は2%増で、積込量はプラスマイナスゼロで輸出量は13%増となり、取卸量は4%増で輸入量は9%増となっています。
 給油量は55%減でした。
 今日の日刊航空によりますと、記者会見したNAA の田村社長は今後の見通しについて「変異株のことなどもあるので、軽々に言えないが、何回か感染拡大の波が来るなど、年内いっぱいは厳しい状況が続くと見ている。ただ、年が明けてから、本格的に需要も回復していくのではないか。今年 1 年が航空業界にとって厳しい 1 年となる」と述べた、とのことです。
【コメント】予想された、とは言え「2019新型肺炎」の影響はひどいものですね。世界でもそうですが、日本にとっても人々の生活や経済にとっても、将来にわたって大きな影響があると、考えられます。
 この中で「成田空港機能強化計画」をどうするか考えるべきと思います。今は、何よりも「2019新型肺炎」を押さえ込んで、出来るだけ多くの人々の命を守る事が必要と思うのですが。

@2020年度の周辺対策交付金は前年度の1.6倍、約71億円に
 今日の日刊航空によりますと、成田国際空港株式会社は昨日、2020年度の周辺対策交付金が前年度比(以下同じ)で、約1.6倍の71億1000万円となることを明らかにしました。
 この増額は「成田空港機能強化計画」に伴うもの、とのことで、激しい騒音区域が大幅に拡大する横芝光町は2.7倍、多古町は2.3倍になる、とのことです。
 この増額は騒音地域の人口などにより、多少の変動はあるものの、将来にわたって維持される、とのことです。

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は18日入国者で2名、21日で8名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は18日の入国者で2名、21日で8名でした。全員無症状でした。
【コメント】インドから入国する人の感染者確認が多いですね。気になります。

@「ドバイエアロスペース」がB737MAX8型機を15機発注
 ボーイング社は現地時間20日、航空機リース会社「ドバイ・エアロスペース・エンタープライズ」から、B737-MAX8型機15機を受注した、と発表しました。

@デルタ航空がA321neo型機25機を発注
 今日の「トライシー」によりますと、デルタ航空はエアバスに対して、A321neo型機25機を追加発注した、と発表しました。
 同航空は同型機をすでに100機発注しており、合計発注数は125機になります。


*4月21日

@都合により、明日の更新が出来ません。

@成田空港発の日本航空機が電気系統トラブルで羽田空港に緊急着陸
 今日の WING によりますと、昨日午後6時55分頃、成田発マニラ行きの日本航空745便・B787-8型機が、中部空港の南南東約250Km附近を飛行中に、電気系統のトラブルを示す警告が出ました。
 このため、同機は目的地を羽田空港に変更し、午後10時8分に無事緊急着陸しました。乗客、乗員58人に怪我はありませんでした。
 同便は機材を交換してマニラに向かいました。
 写真は成田空港を移動中のトラブルを起こした「JA832J」機です。

 

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は16日入国者で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は16日の入国者で1名でした。無症状でした。

@成田空港に到着した米国人が「2019新型肺炎」の検査が出国72時間を越えていて、強制送還
 厚生労働省が現地出国前の検査証明の確認を強化したところ、19日に成田空港に到着した20歳代の米国人女性の書類で、検体の採取が出発前72時間を越えていたことから、その日のうちに米国に強制送還された、とのことです。
 関西空港でも同じ19日にオランダから到着した30歳代男性が強制送還されました。これらは国内初のケースとのことです。
【コメント】検査を強化した、とのことですが、言い換えると今までは、かなりの見落としがあった、と言うことかも知れませんね。

@ NAA が昨日、搭乗橋の自動運転試験を公開
 成田国際空港株式会社は昨日、搭乗橋を自動で航空機に接続する実験を公開しました。
 現段階では搭乗橋が自動で航空機に近づき、最終段階でオペレーターがレバーを倒すと航空機のドアに接続します。
 公開は第2ターミナルの67番スポットで行われ、この後1年かけて遠隔での操作を可能にし、さらに、1年後には搭乗橋2台を使った実験を行います。
 そして、5年後には完全自動化を実現したい、としています。これにより、現在はオペレーターが3〜5分かかる作業が約1分に短縮できる、とのことです。

@スカイマークの佐山会長が昨日付で退任
 スカイマークは今日、経営破綻後の再建を主導してきた佐山会長が一身上の都合で、昨日付で退任し、後任に山本礼二郎氏を取締役会長とする人事を発表しました。
 代表権は洞社長とインテグラル出身の西岡専務の2人が持つとのことです。
 また、佐山氏はスカイマークの株式の50.1%を持つインテグラルの代表も退任した、とのことです。
【コメント】何があったのでしょうか。今後、これらの事情については、色々出て来ると思います。
 スカイマークの独立性にこだわった佐山氏の退任で、全日空寄りの姿勢が強まるのでしょうか。

@米国務省が世界の80%の国との渡航禁止を打ち出す
 昨日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、米国務省は現地時間19日、渡航情報を改定し、最も危険とされるレベル4の「渡航してはいけない」を世界の80%の国に拡大すると発表しました。「渡航者に前例のないリスクがある」としています。


*4月20日

@ JR バスが多古本線に「空の駅風和里しばやま」と「ひこうきの丘」バス停を新設
 「JRバス関東」は4月29日から、多古本線(八日市場〜多古バスターミナル〜成田)に「空の駅風和里しばやま」と「ひこうきの丘」バス停を新設する、と発表しました。
 平日は成田空港第2ターミナル〜第1ターミナルからの1本、と航空科学博物館からの1本の合計2本、土日祝日は成田空港第2ターミナル〜第1ターミナルからの2本と、航空科学博物館からの2本と合計4本になります。時刻表はこちらになります。
 また、「航空科学博物館」を含めた南側の施設を周遊する特別チッケトもあるようです。
 下の写真は航空科学博物館展望室から見た、「航空科学博物館」バス停になります。

 

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は15日入国者で5名、18日で7名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は15日の入国者で5名、同18日で7名でした。全員無症状でした。

@ホテルで隔離療養中の20才代男性が、無断外出し電車で千葉市の知人宅へ
 千葉県は昨日、新型コロナウイルス患者の宿泊療養施設「ザエディスターホテル成田」で療養していた20才代男性が、無断で外出していたと発表しました。
 男性は15日午後0時40分頃、ホテルの駐車場からホールを通り、徒歩で外出し、成田駅から電車で千葉市にある知人宅に行き、宿泊しました。
 外出発覚は16日午前9時半頃、看護師がホテルに電話して、同室の療養者から「昨日の昼ごろ、荷物をまとめて出て行った」と報告を受け、外出したことを確認しました。
 その後、警察など協力し行方を捜していましたが、本人、から同室者に電話があり、保護されました。
 本人の話では「元気なので自宅に帰りたかった。咳止めの薬が買いたかった」とのことでした。
【コメント】多分、成田空港から入国し、陽性だったので隔離療養を行っていたのでしょうね。

@パリ発の全日空機で、操縦中に機長が意識を失い、ロシア領内に緊急着陸
 昨日午前9時15分頃(日本時間か現地時間か分かりません)、パリ発羽田行きの全日空216便・B787-8型機が、モスクワの北東約1800Kmを飛行中に、機長が一時意識不明となるトラブルがありました。
 このため、同機は目的地をロシアのノボシビリスク空港に変更し、11 時 52 分無事緊急着陸しました。
 同機は貨物便として運航されていましたが、運航乗務員3人と乗務担当でない客室乗務員5人が乗っていましたが、怪我などはなかった模様、とのことです。
 国土交通省はこのトラブルを重大インシデントとして認定しましたが、ロシア上空を飛行中のトラブルですので、調査は原則、ロシア当局で行うことになります。
【コメント】多分、羽田空港発は旅客便として運航し、帰り便を乗客を乗せない貨物便として運航したのでしょうね。
 しかし、何はともあれ、無事で良かったですね。

@ユナイテッド航空がコロナを理由に外国籍の客室乗務員を「整理解雇」、83人が提訴
 昨日の朝日新聞によりますと、ユナイテッド航空の元乗務員83人が「解雇は無効」として、2月に会社側を提訴しました。
 会社側は「歴史的ともいえる航空需要の激減に、厳しい判断をせざるを得ない」としており、昨年9月に成田空港にある客室乗務員の拠点を閉鎖しました。
 このときには「希望者は米国の拠点で働ける」としましたが、米国の永住権を持たないと移り住めません。
 原告83人のうち、日本人は27人、他は英国、シンガポール、スウェーデン、台湾などの出身です。
 裁判では、米ユナイテッド航空社員としての地位があることの確認や、それに伴う賃金支払いを求めています。
 会社側はこの裁判について「ノーコメント」としています。
【コメント】米国では簡単に首を切ることができるのかも知れませんが、日本では諸条件をクリアーする必要がありますね。

@ピーチの5月運航率が54.1%、6月が60.3%
 ピーチ・アビエーションが昨日発表した5〜6月運航計画によりますと、5月は1960便を減便し、運航率は54.1%、6月は1650便を運航し、運航率は60.3%となっています。


*4月19日

@成田空港の3月貨物量は前年同月比6ヶ月連続プラスの24.3%増
 東京税関が今日発表した「成田空港3月貨物取扱量」によりますと、総取扱量は前年同月比(以下同じ)24.3%増の23万3871トンと6ヶ月連続のプラスとなりました。
 積込量は40.2%増と6ヶ月連続のプラスとなり、取卸量は12.3%増と、こちらも6ヶ月連続のプラスとなりました。

@成田空港3月貿易額は輸出額が21.4%増、輸入額が15.2%増
 東京税関が今日発表した「成田空港3月貿易概況(速報)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)21.4%増の1兆633億4000万円と、2ヶ月ぶりに前年同月比プラスとなりました。
 一方、輸入額は15.2%増の1兆3356億8200万円と5ヶ月連続の前年同月比プラスなっています。

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は14日入国者で2名、18日で1名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は14日の入国者で2名、同18日で1名でした。全員無症状でした。

@香港でインドから陰性証明書を持って到着した乗客の47名が検査で陽性確認
 今日の 「sky-budget」によりますと、現地時間4日にインドのニューデリーからビスタラ航空6395便で到着した、陰性証明書を取得し、証明書を提出した乗客47人が「2019新型肺炎」検査で、陽性だった、とのことです。
 香港では到着した全ての乗客に、72時間以内の陰性証明書の提出を義務づけています。また、入国に際しては21日間の検査期間を設けており、到着から隔離11日以内の検査で25名が陽性と確認され、12日目に乗客全員の検査を行ったところ、新たに22名の感染が分かった、とのことです。
 【コメント】これでは、何のための水際対策か分かりませんね。
 日本ではまもなくオリンピック・パラリンピックが始まる予定ですが、今の緩い水際対策では、新たな大流行を引き起こすことになるのではないでしょうか。
 オリンピック・パラリンピックを目指して努力しているアスリートの皆さんには申し訳ないですが、やはり、中止すべきと思います。

@米国では旅客機の中央席を空ける感染対策をする航空会社は30日でなくなる
 今日の「ビジネス インサイダー ジャパン」によりますと、米国では5月1日にデルタ航空が旅客内の中央席を空席にする「2019新型肺炎」感染対策を止める、とのことです。これで、米国の全ての航空会社がこの措置を取りやめ、全座席を使うことになります。
 航空会社の言い分は「アメリカ疾病対策予防センター(CDC)のデータは古い」と言うものでしたが、CDC は最近発表した報告書でも、「感染防止に効果がある」としています。
 しかし、航空会社側は「マスク着用ポリシーとHEPAフィルターの使用で効果は十分だ」と主張していますが、本音は「国内線の需要が回復している事で、夏期の繁忙期に満席にして、利益を上げたい」と言うことのようです。

@B737MAX型機に新たな電気系統不具合見つかる
 米国マスコミが伝えたところでは、B737-MAX型機で操縦室の電気系統で2カ所の改修を必要とする不具合が見つかった、とのことです。
 この不具合は9日に発覚し、ボーイング社が飛行停止を勧告した電気系統の不具合(4月10日の出来事参照)とは別のもの、とのことです。
 また、墜落事故の原因となった失速防止システムとは関係ない、とのことです。


*4月18日

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は13日入国者で1名、16日で2名、17日で2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は13日の入国者で1名、同16日で2名、同17日で2名でした。
 全員無症状でした。

@ターキッシュエアラインズがB737MAX型機10機をキャンセルへ
 今日の 「sky-budget」 によりますと、ターキッシュエアラインズはボーイング社に発注している、B737MAX型機75機の内、10機をキャンセルし、40機をオプションに変更する、との事です。
 同航空はすでに、12機のB737MAX型機を受領していますが、まだ、運航に復帰してはいません。
 写真は2008年頃撮影した、第1ターミナルに駐機する、ターキッシュエアラインズのサッカー選手をデカールした特別塗装機です。

 

@デルタ航空、赤字は拡大したものの、3月のキャッシュフローは縮小
 今日の「トライシー」によりますと、昨日書いたデルタ航空の1〜3月期決算ですが、赤字額は拡大しているのですが、同航空のCEOは「現金流出が1日平均1100万ドルに縮小し、3月の1日平均の収益が同400万ドルになったため、キャッシュフローが黒字化した」とのことです。
 これは、「米国におけるワクチンの接種が拡がり、流行が収まりつつある事を示している。これによって、旅行への意欲が高まっている証拠」と述べています。


*4月17日

@今日から昨日午後11時00分以降の離着陸」を復活しました。

@今日から「ASLベルギー航空」が成田=リエージュ線貨物便を就航
 今日の 「sky-budget」によりますと、ベルギーの「ASLベルギー航空」は、今日から成田=リエージュ線に貨物便を就航させます。
 当面、週1往復で、成田発は今日、24日、5月1日の運航は確定しています。
 同航空は日本貨物航空と提携しており、日本貨物航空はB747-400F型機2機を同航空にリースしています。今回は日本貨物航空からのリース機かどうかは分かりませんが、B747-400F型機で就航します。
【コメント】同航空は今までにも臨時便として、成田空港に飛来しているようです。

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は15日入国者で4名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、15日の入国者で4名でした。全員無症状でした。

@デルタ航空の1〜3月期決算で約1300億円の赤字
 デルタ航空が現地時間15日に発表した1〜3月期決算によりますと、最終損益が11億7700万ドル(約1300億円)の赤字でした。
 前年同期(以下同じ)よりも、6億4300万ドルの増加になっています。売上高は52%減になりました。
【コメント】経営規模が違いますが、やはり大きいですね。


*4月16日

@今日未明、今年度初めての「カーフュー弾力的運用」が発生、午前0時21分に南側離陸
 今日未明、今年度初めて(と思われる)の「カーフュー内弾力的運用」が発生しました。
 北京発シカゴ行きの、ユナイテッド航空2818便・B777-300ER型機が、今日午前0時21分に、A滑走路南側から離陸したものです。
 理由は前便での北京空港における悪天候のため、成田空港到着が遅れたための玉突き遅延、とのことです。

@ NAA が成田空港3番目の大きさになる「第8貨物ビル」の建設を始める計画
 今日の日刊航空によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)は、現在A滑走路の北端東側にある、通称「三角地」に「第8貨物ビル」を建設する方針を固めた、との事です。
 来年3月にも着工し、2024年3月の完成を目指す、とのことです。今のところ、この貨物ビルには全日空グループが入り、同グループの点在する貨物施設を集約し、拠点として活用する事になるようです。
 延べ床面積は約5万平方メートルと大規模なものになるようで、現存の施設を入れても、完成すれば3番目の大きさとなります。
 下図は2019年版「成田空港〜その役割と現状〜」からとったもので、赤枠付近に建設されることになるようです。下右半分の灰色部分がA滑走路になります。

 

@成田空港の「2019新型肺炎」感染確認者は14日入国者で2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は14日の入国者で2名でした。

@岩国爆音訴訟でも飛行禁止は認めず、最高裁
 岩国基地周辺の住民約650人が騒音被害への賠償と夜間の飛行差し止めを求めた岩国爆音訴訟で、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は13日付で、飛行差し止めについて住民側の上告を棄却する決定を出しました。この決定は4人の裁判官の全会一致とのことです。
 損害賠償については、国に約7億3540万円の支払いを求めた広島高裁の判決が確定しました。
【コメント】このような最高裁の裁判官は、衆議院選挙と同時に行われる「最高裁判所裁判官国民審査」で批判しないとなりませんね。今の制度は、不信任の裁判官には×をつけ、何も書かないと信任と見なす方式ですが(これは憲法に違反するのではないでしょうか)、信任する裁判官には○を付け、信任しない裁判官には×を付けるように改めるべきです。
 選挙公報と同時に、裁判官の経歴や判決について公表すべきですね。

@フランス議会が温暖化ガス排出規制のために、電車で2時間半以内の航空路線を禁止に
 今日の「IDEAS FOR GOOD」によりますと、現地時間10日、フランス議会下院は、電車で2時間半以内で行ける短距離航空路線を禁止する法案を可決しました。
 すでに、「パリ=ボルドー線」「パリ=リヨン線」など5路線が一時停止され、法案が上院で可決されたときに正式に廃止される、とのことです。
 この法案は温暖化ガス排出量の削減を目指す「気候変動法案」の一部になります。


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