2020年8月後半の出来事


*8月31日

@B滑走路の北伸用地地盤調査を7月に再開、反対派の抗議で2018年8月から中断
 昨日の産経新聞によりますと、機能強化の一つであるB滑走路北伸工事の地盤調査が、調査開始直後の2018年8月に、空港反対派の抗議で中断し、今年7月から再開されていたことが分かった、との事です。
 成田国際空港株式会社(NAA)は地盤に問題がなければ、早期に一連の建設工事に取りかかる予定で、今の所、機能強化計画に大きな影響はない、との事です。

@昨日のエルアル航空・成田=テルアビブ線就航はありませんでした
 昨日、成田=テルアビブ線に就航を予定していたエルアル航空は、昨日からの就航を見送ったようです。 NAAの時刻表では欠航となっています。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が29日に2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、29日の入国者で2名でした。
 1人目は群馬県居住の60才代女性で、ベトナムでの行動歴がありました。
 2人目は石川県居住の20才代男性で、タイでの行動歴がありました。
 2人とも無症状との事です。

@B787型機の胴体後部に欠陥見つかる、全日空でも1機に
 昨日のCNNニュース(日本語版)によりますと、ボーイング社は現地時間30日、B787型機の胴体後部結合部分に欠陥が見つかり、世界で8機が運航を停止して点検を受けている、と発表しました。
 8機はユナイテッド航空、エアカナダ、シンガポール航空の機体、との事です。
 今日の「Aviation Wire」によりますと、全日空のB787-10型機1機がこのトラブルに該当している、との事です。この全日空機が上記発表の8機に入っているのか、別口なのかは分かりません。
 なお、日本航空によりますと、同社のB787型機に該当機はない、との事です。
 この問題については米国連邦航空局(FAA)も把握している、との事ですが、耐空性改善命令などを出すかどうかについては明らかにしていないとの事でした。

@日本航空の7月国際線旅客数は97.5%減、国内線は64.7%減
 日本航空が今日発表した「JALグループ マンスリーレポート」によりますと、
 国際線では旅客数が前年同月比(以下同じ)97.5%減の2万1951人、利用率は57.9ポイント減の24.1%となりました。
 一方、国内線では旅客数が64.7%減の113万9051人、利用率が25.1ポイント減の46.6%でした。この内、成田空港路線では唯一、成田=札幌線のみが運航され、旅客数は97.8%減の115人、利用率は46.2ポイント減の12.2%となっています。
 運航状況は国際線欠航率が0.4ポイント悪化の0.5%、定時出発遅延率が4.0ポイント改善の10.4%となっており、国内線欠航率は0.1ポイント悪化の0.6%、定時出発遅延率は7.0ポイント改善の3.8%となっています。


*8月30日

@「2019新型肺炎」の影響を受けて、「成田空港機能強化計画」と「運用時間延長」は再検討を
 27日の成田国際空港株式会社(NAA)田村社長の記者会見ですが、相変わらず、機能強化計画推進を表明しています。
 しかし、マスコミの複数の報道によりますと、社長発言のニュアンスは少し変化しているようです。
 従来は「第3滑走路やB滑走路北伸などは2027年度末までに完成させる」と言っていたように記憶しているのですが、今回は「着実に進めていく。スケジュールに遅れはない。中長期的に先を見据えて着実に」と言っているようです。この“中長期的”がどの程度の時期を指すのかはっきりしていません。
 田村社長らが、国土交通省時代にこの機能強化計画は作られたのですが、学識経験者らの「需要予測」や「需要動向」には「はっきりしないイベントリスクは考慮しない」とされて、計画を作りました。これらの需要予測が、下記の図になります。なお、赤の点線は「S&P」の予測(6月25日の出来事参照)に基づき私が追加したものです。

 

 本会は以前から「どんなイベントリスクが起こるかは分からないにしても、統計的に見れば、長期計画の中で、何回かのイベントリスクは起こり、需要の停滞があるはず。これを考慮に入れない計画は“絵に描いた餅”になり、これは“計画”ではなく“希望的願望”にすぎない」と指摘(2018年6月13日「成田空港の更なる機能強化 環境影響評価準備書に対する私の意見書」など)してきました。
 今回の「2019新型肺炎」の流行というイベントリスクが、図らずもこの事を如実に示したことになります。現状では、年間発着回数が30万回に達するのは10年後の2030年になるかも知れません。
 この事を考えたときに、この機能強化計画が“綿密”に検討されたものではなく、“希望的願望”にすぎなかったことを、田村社長らは認めて、謝罪すべきではないでしょうか。
 世界の航空会社や空港運営者は今後の動向を慎重に見極めようと、必死に努力し、対応に苦慮しています。国土交通省と NAA も、もう一度計画を精査し、建て直すべき、と考えます。
 その上で、成田空港の「発着回数50万回」が本当に必要なのか、騒音下住民の犠牲の上に現在行われている「空港運用時間の延長」をも検討し、開港時の約束に戻す事などをも含め、業界関係者や周辺地域・住民に対し、改めて是非を問うべき、と考えます。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が28日に4名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、28日に4名となりました。
 1人目は東京都居住の30才代女性で、ドミニカでの行動歴がります。この人は咽頭痛があります。
 2人目は愛知県居住の50才代女性で、米国での行動歴があります。
 3人目は東京都居住の30才代女性で、アラブ首長国連邦での子言う同歴があります。
 4人目は居住地と行動歴が非公表の30才代の男性です。
 2〜4人目の人は無症状です。

@スクートが9月に成田=台北=シンガポール線を週1往復運航
 今日の「アジアトラベルノート」によりますと、長距離LCC 「スクート」が9月10日から成田=台北=シンガポール線を週1往復で再開する、との事です。
 当面、成田空港発着が水曜日となります。10月以降については追って発表する、との事です。


*8月29日

@今日で、この「成田空港サーバー」を立ち上げてから、満23年になりました。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が27日に2名
 厚生労働省が昨日発表した、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者は、27日に2名となりました。
 1人目は居住地と行動歴が非公表の70才代男性です。
 2人目は居住地と行動歴が非公表の30才代女性です。
 2人共に無症状、との事です。

@ピーチが国内線の追加減便発表、9月の減便率が38%に
 ピーチは昨日、9月4日から30日までの追加減便を発表しました。この間に、20路線943便が減便となります。
 これにより、成田空港路線は成田=札幌線が1日8〜9往復から3〜6往復に、成田=釧路線が1日1往復から週7往復〜4往復に、成田=福岡線が1日4〜6往復から2.5〜4往復に、成田=長崎線が1日2往復から週7往復〜4往復に、成田=宮崎線が1日1往復から週7〜4往復に、成田=奄美線が1日1往復から週7往復〜4往復に、成田=沖縄線が1日3往復から1〜3往復に、成田=石垣線が1日2往復から1〜2往復となります。
 なお、9月の減便率は38%となります。詳しくはリンク先を見て下さい。
 写真はA滑走路で離陸滑走を始めるピーチ・アビエーション機です。

 

@航空ジャンク市を5日と6日に、航空科学博物館
 航空科学博物館は恒例の航空ジャンク市を9月5日(土)と9月6日(日)に開催します。
 いずれも午前10時からですが、「2019新型肺炎」の感染対策のために、色々な制限が行われます。詳しくはここを見て下さい。


*8月28日

@「機能強化計画は中長期的には必要、ターミナルなどの施設も検討進める」と田村社長
 成田国際空港株式会社(NAA)の田村社長は昨日の記者会見で、新滑走路の建設などによる処理能力の拡大機能強化計画については「10年先、さらにその先をも見据えた中・長期的な計画だ。国の政策の一翼を担っている事業でもあり、着実に進めていく。現段階では、必要な測量や調査などを行っている。スケジュールに遅れはない。新型コロナの影響による厳しい経営環境下でも、中長期的に先を見据えて、しっかり対応していく必要があり、着実に進めていきたい」と述べました。
 また、「あわせて旅客ターミナル等の新設・再整備も課題となることになる。どういう旅客施設を持つ必要があるのか、また、老朽化した貨物施設について国際競争力を持った形、でどう再編していくのか、検討を始めている」ことを明らかにし、そのうえで「ターミナル施設等については、今の状況、需要の回復動向に加え、長い目でこの業界がどうなっていくかを、航空会社と密接にコミュニケーションを取りながら計画を立てていきたい」と述べました。
 さらに、航空会社などに対する着陸料や停留料、施設使用料などの支払い猶予措置が 9 月で当初期限を迎えることについては「継続するかどうか検討している」と述べました。
 一方、成田空港内のテナントについて、現在行っている賃料などの減免措を今年度末まで、継続する方針を明らかにしました。また、現状は賃料を売上高に応じて支払いますが、売上高が最低保障額を下回ったときは固定家賃を支払わなければなりませんが、これを撤廃し、売上がゼロの場合は家賃を免除することを検討している、との事です。
 成田空港内テナントでは「2019新型肺炎」の影響で8店が撤退しています。
【コメント】相変わらず、無責任な態度ですが、この件については近日中に意見を載せたいと思います。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が26日に3名
 厚生労働省が昨日発表したところでは、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者ですが、26日に3名でした。
 1人目は居住地と行動歴が未公表の10才代未満の男性でした。
 2人目は居住地と行動歴が未公表の50才代の男性でした。
 3人目は千葉県居住の20才代女性で、香港での行動歴がありました。
 3人とも無症状との事です。

@新ランプコントロールタワーが9月10日から供用開始に
 成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、建設していたランプコントールタワーを9月10日から供用を開始する、と発表しました。
 これに伴い名称を「ランプセントラルタワー」とする、との事です。新タワーは高さ60mの5階建てで、地震に強い設計となっているそうです。
 写真は現ランプコントールタワーの内部ですが、相当古く、おそらく30年以上前に見学したときのものです。今は、こんな古くさいアナログ的な計器は使っていないと思います。

 

@欧州航空安全機関が9月1日からB737MAX型機の運航再開審査を開始
 今日の「Fly Team」によりますと、欧州航空安全機関(EASA)は現地時間27日、B737MAX型機の運航再開を認めるかどうかの判断を下すために、9月にもシミュレーター試験と飛行試験を実施する意向を固めた、との事です。
 シミュレーター試験はロンドンのガトウィック空港で9月1日から、試験飛行は9月7日からカナダのバンクーバーで行われる予定、との事です。


*8月27日

@総発着回数64%減、総旅客数93%減、成田空港7月運用状況
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「7月空港運用状況」によりますと、総発着回数は前年同月比(以下同じ)64%減の8284回となりました。
 この内、国際線発着回数は66%減となり、旅客便は85%減、貨物便は155%増となっています。
 一方、国内線発着回数は58%減となっています。
 総旅客数は93%減の29万1667人となりました。国際線旅客数は97%減で、この内、日本人は98%減、外国人も98%減でした。
 一方、国内線旅客数は72%減の19万3048人となっています。
 国際航空貨物量は12%減の15万3681トンで、この内、積込量は20%減、輸出量は13%減で、取卸量は4%減、輸入量はプラスマイナスゼロとなっています。
 給油量は64%減となりました。
【コメント】やはり、壊滅的と言っても良い状況ですね。その中で、貨物便の発着回数が155%増となっているのが目を引きます。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が25日に1名、26日に3名
 厚生労働省が昨日発表したところでは、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者ですが、25日入国者で1名、26日に3名でした。
 25日は神奈川県居住の40才代男性で、行動歴は非公表です。
 26日の1人目は滋賀県居住の20才代男性で、メキシコでの行動歴があります。
 2人目は東京都居住の40才代男性で、シンガポールでの行動歴があります。
 3人目は大阪府居住の20才代女性で、ベトナムでの行動歴があります。
 4人とも無症状との事です。

@4日開催の航空協会ウエブ講演会での「成田空港検疫について」動画が載りました
 去る8月4日に開かれた、日本航空協会の第287回 『航空と宇宙』 定例講演会 「COVID-19が航空に与える影響と今後を考える」の中で、 NAAの経営企画部門 上席執行役員宮本 秀晴氏が行ったウエブ報告「成田空港での新型コロナウイルス対策」のプレゼン動画がYou Tubeに掲載されています。
 約25分の動画ですが、成田空港の8月4日段階での現状が良く分かります。
【コメント】この所、成田空港検疫所の態勢も、唾液による検査の導入などで、大分、効率的になってきたようです。厚生労働省の発表でも、当日分の結果が掲載されるようになってきました。

@中国南方航空が9月2日から成田=広州線にA380型機を投入
 昨日の「Traicy」によりますと、12日から週1往復で運航を再開した中国南方航空の成田=広州線ですが、同航空はこの路線に、9月2日からA380型機を投入するとのことです。
 同航空のA380型機が日本に飛来するのは初めて、との事で、当然、成田空港に姿を見せるのも初めてになります。

@国内航空各社の国際貨物輸送が好調、運賃単価も前年の2倍近くに
 今日の「日刊航空」によりますと、国内の国際貨物輸送が活況を呈している、との事です。
 これは、国際線旅客便の貨物スペースを利用した国際貨物輸送が、「2019新型肺炎」の影響で、旅客便での輸送が激減しているため、との事です。
 この不足を補うために国内の航空各社は貨物便だけでなく、旅客機に乗客を乗せずに貨物スペースを使ったり、客室に貨物を積んだりして対応している、との事です。
 この様な状況でも貨物輸送量が絶対的に足りないため、輸送単価も高騰し、一時は例年に較べ、倍以上となっていました。
 国内貨物専用航空会社の日本貨物航空は4〜6月の第1四半期の決算が、前年同期(以下同じ)の44億円の赤字から、今第1四半期は93億円の黒字に転換しています。
 全日空でも、第1四半期の平均運賃は2.1倍となり、輸送量が53.7%減少したにもかかわらず、国際貨物収入は2.7%減にとどまっています。
 貨物専用機を持たない日本航空も、「ZIPAIR Tokyo」も含むグループ全体で輸送量が40.5%減となりましたが、売上は17%増となっています。
 一方、国内線貨物輸送も「2019新型肺炎」による「巣ごもり消費」などの影響で、宅配輸送などの運賃単価が約5割増で推移している、との事です。

@世界の航空会社が赤字に喘ぐ中、韓国の大手2社が黒字を確保
 世界の航空会社が大きな赤字に苦慮している中、韓国の大韓航空とアシアナ航空が四半期決算で黒字を確保しています。
 この要因の一つは早めに貨物輸送に機材を投入したことがあります。しかしこれだけでは黒字にはなりません。
 2社共に、「2019新型肺炎」以前から、反日運動や日本製品不買などで日本路線需要が激減し、経営が悪化していて、大幅な人員削減や機材の縮小などに取り組んでいました。
 これが、ここに来て固定費の圧縮に繋がり、黒字を確保したようです。
【コメント】一部では2社の黒字確保を賞賛する向きもありますが、従業員の犠牲の上に成り立った“黒字”と言えますね。

@世界航空会社の4〜6月決算赤字ランキングで全日空が10位、日本航空が13位
 今日の「DIAMOND online」の「世界航空大手4〜6月期赤字計上ランキング」によりますと、日本の航空会社では、全日空が1088億円の赤字で第10位、日本航空が937億円の赤字で同13位となっています。
 なお、1位はデルタ航空の6147億円、2位がエールフランスKLMで3093億円、3位がアメリカン航空グループで2223億円、4位がアメリカン航空で2116億円、5位がルフトハンザ航空で1768億円となっています。
 写真は成田空港整備エリアで羽を休める全日空機と日本航空機です。

 


*8月26日

@第1貨物代理店ビル事務室の事務員が「2019新型肺炎」に感染
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、 NAAは昨日、成田空港の第1貨物代理店ビル事務室に勤務する男性職員が「2019新型肺炎」に感染した、と発表しました。
 19日から症状が出て、24日に検査したところ陽性と分かりました。同施設の事務室を消毒し、濃厚接触者を確認している、との事です。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が24日に1名
 厚生労働省が昨日発表したところでは、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者ですが、24日入国者で1名でした。
 千葉県居住の20才代男性で、インドでの行動歴がありました。
 無症状との事です。

@香港で「2019新型肺炎」に罹った人が、4ヶ月後に再び感染確認
 昨日のYAHOO!ニュースによりますと、AFP通信は現地時間24日、香港の研究者らの研究で、4ヶ月前に「2019新型肺炎」に感染した香港の33才の男性が、今月に欧州から香港空港に帰国した際に、PCR検査を受けたところ、「2019新型肺炎」に感染していることが確認された、との事です。
 このため、研究者が、前回のコロナウイルスと今回のコロナウイルスのゲノム検査をしたところ、異なるコロナウイルスだったことが分かった、との事です。
 この事から、この研究者らは「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者は、回復後に再び感染しないと想定するべきではない」と述べた、との事です。
【コメント】また、また、やっかいな問題が持ち上がりましたね。
 もっとも、インフルエンザウイルスも突然変異などで変化し、免疫が効かなくなり、毎年、別種のインフルエンザ流行が起こっていますから、予想されたことではありますが。
 「ワクチンが開発されれば大丈夫」と単純に安心することは出来ないようです。アジアのコロナウイルスと欧州のコロナウイルスは別種のようですね。

@三菱航空機会社の第17期決算で269億3000万円の純損失
 今日の「日刊航空」によりますと、三菱航空機会社の第13期決算は売上高が68億4700万円、営業損失が640億3000万円、経常損失が807億5900万円、純損失が269億3000万円となっています。

@アメリカン航空が政府の支援なければ10月に1万9000人を一時帰休とする見通し
 アメリカン航空は現地時間25日、9月末が期限となる政府の雇用保護措置が延長されなかった場合、従業員の1万9000人を一時帰休とする、と発表しました。
 これと、従来から募集している早期退職を合わせると、約4万人の削減となります。これは、現在の従業員の約30%の削減となります。


*8月25日

@B滑走路脇の工作物撤去で、千葉地裁が NAA の主張認める
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、千葉地裁は昨日、成田国際空港株式会社(NAA)がB滑走路脇に「三里塚芝山連合空港反対同盟」が設置した工作物の撤去と土地の明け渡しを求めていた訴訟で、 NAAの請求を認める判決を言いわたしました。しかし、仮執行宣言は付けませんでした。
  NAAの田村社長は「航空機の効率的な運用を図るため、誘導路の直線化などに向けた検討を進めていきたいと考えている」とコメントを出しました。
 これに対し、同同盟は「(工作物は)専業農家の市東孝雄さんの畑に承諾を得て設置したもので、 NAA には明け渡しを求める権利も資格も全く存在しない。不当判決を許さない」とする声明を発表し、即日控訴しました。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が23日に3名
 厚生労働省が昨日発表したところでは、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者ですが、23日入国者で3名でした。
 1人目は神奈川県居住の60才代男性で、ドイツでの行動歴があります。
 2人目は千葉県居住の20才代男性で、フィリピンでの行動歴があります。
 3人目は居住地と行動歴が非公表の30才代男性です。
 3人全員が無症状との事です。

@「Spring Japan」が9月〜10月24日の国内線運航計画を発表、週末と祝日のみ運航へ
 「Spring Japan」は今日、9月から冬季ダイヤ開始前日の10月24日までの国内線スケジュールを発表しました。
 これによりますと成田=新千歳線、成田=佐賀線、成田=広島線は、原則として週末の金・土・日曜日と祝日に運航することになります。
 すなわち、祝日でない月〜木曜日は欠航となります。

@22日に日本航空の整理解雇者の復帰求めるフォーラム開催
 今日の毎日新聞によりますと、22日に2010年の経営破綻に際し、日本航空を整理解雇された人たちを励まし、支援するフォーラムが横浜市で開かれました。
 弁護団の今村幸次郎弁護士は、日本航空がこれまでに客室乗務員5500人、パイロット386人を採用していることを上げ「国際的な労働基準では整理解雇された労働者から優先的に雇用する事になっている」と述べ、また、問題の解決を促す国際労働機関(ILO)の勧告も紹介しました。

@格付投資情報センターが日本航空を「ネガティブ」に格下げ
 昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、格付投資情報センター(R&I)は昨日、日本航空の格付「シングルAマイナス」について、方向性を「安定的」から「ネガティブ」に変更しました。
【コメント】全日空はどうなっているのでしょうか。

@デルタ航空が10月にパイロット1941人を無給休職に
 デルタ航空は現地時間24日、10月に約1万2000人のパイロットの内、1941人が余剰となる、として無給休暇とする方針を従業員にメールで通知しました。
 対象となるのは2017年7月以降に入社したパイロットになる、との事です。


*8月24日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が22日に6名
 厚生労働省が昨日発表したところでは、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者ですが、22日入国者で6名でした。
 1人目は愛知県居住の20才代男性で、ベトナムでの行動歴があります。
 2人目は神奈川県居住の30才代女性で、インドでの行動歴があります。
 3人目は千葉県居住の30才代男性で、インドでの行動歴があります。
 4人目は山形県居住の40才代男性で、行動歴は非公表です。
 5人目は千葉県居住の20才代男性で、インドでの行動歴があります。
 6人目は千葉県居住の60才代男性で、フィリピンでの行動歴があります。
 6人全員が無症状との事です。

@木更津住民が「訓練を離れた海側にしてほしい。地上滑走の音がすごい」
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、昨日、陸上自衛隊木更津駐屯地のオスプレイ配備に関する防衛省と地元の区長会と漁協との部会が開かれました。
 9月から開始される試験飛行について、住民側からは「訓練を離れた海側にしてほしい。地上滑走の音がすごい」とか「(住宅地の)騒音地域の線引き見直しを」などとの指摘があり、防衛省側は「可能な限り配慮した運用に努める」と答えた、との事です。
 また、木更津市当局は木更津駐屯地周辺地域等振興事業費として交付金4200万円を補正予算案に計上し、27日開会の9月定例議会に提案することを伝えた、との事です。
 写真は陸上自衛隊木更津駐屯地の全景です。この時は、まだ、オスプレイは来ていませんでした。
【コメント】何か、成田空港の場合と同じですね。住民の騒音被害と安全が交付金に替えられるのでしょうか。

 

@観光庁の新長官「2030年に訪日6000万人、外国人旅行消費15兆円の目標は維持」
 今日の「WING DAILY」によりますと、政府観光庁長官に就任した蒲生篤実氏は21日の就任記者会見で「2019新型肺炎の影響でハードルは高い」としながらも、「2030年に訪日外客数6000万人、外国人旅行消費15兆円の目標は維持する」との考えを示しました。
【コメント】「Go Toトラベル」の失敗にもめげずよく言いますね。「お金をつぎ込めば、何とかなる」と言う考え方は捨てるべきだと思うのですが。
 まずは、「2019新型肺炎」対策に税金をつぎ込み、ワクチン開発を含めた対策を徹底的に行うべきと思うのですが。また、お金を生活の困窮に喘いでいる人にまわすべきではないでしょうか。

@「航空機内での感染はある。特に、前後の席で」とドイツの研究者
 今日の「Traicy」によりますと、ドイツの研究者らは、3月9日にイスラエルのテルアビブからドイツのフランクフルトまで、運航された航空機の乗客についての調査結果を報告しています。
 これによりますと、この機体はB737-900型機で乗客は102名でした。この中に、1週間前に感染者と接触した人を含む24人のグループがいました。このグループ24名に到着後PCR検査を実施したところ、7人が無症状も含めて感染していました。
 24名以外の78人の内71人にもPCR検査を実施したところ、「フライト後、何らかの症状があった」乗客が8名おり、内1名が「機内で感染した可能性が高い」との事です。
 また、フライト後、無症状だった63名の乗客の内、1名は抗体検査で陽性となり、この人も「機内で感染した可能性が高い」との事です。
 この2名は「感染していた旅行者の前後2列以内に座っていた」とのことです。

@カンタス航空CEO「国際戦の再開は来年7月以降」
 カンタス航空のCEOは現地時間20日、国際線の運航再開時期について「2021年7月まで再開する可能性は低い」との見通しを示しました。
 ただし、オーストラリアとニュージーランド間については「7月よりも前に運航を開始する可能性もある」としています。


*8月23日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が21日に1名
 厚生労働省が昨日発表したところでは、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者ですが、21日入国者で1名でした。
 この人は東京都居住の40才代男性で、ネパールでの行動歴があり、無症状とのことです。

@JRバス関東とユーグレナがバイオ燃料で「成田セレクトバスツアー」を運行
 株式会社ユーグレナとJRバス関東株式会社は昨日から、ユーグレナが作るミドリムシと食用廃油を原料とするバイオディーゼル燃料を使い、成田空港を出発する定期観光バス「ウェルカム成田セレクトバスツアー・芝山コース」の運行を始めました。
 当面、9月27日までの土・日曜日に運航する、との事です。

@21日午後10時半過ぎに関東地方で「火球」目撃、房総半島に落下の可能性
 21日午後10時半過ぎに、関東地方南部で「火球」と呼ばれる大きな流星が各地で確認されました。
 写真は「NNNニュース」からのキャプチャーで、成田空港のカメラが捉えた「火球」です。
 去る、7月2日の未明の「火球」によるかけらは、習志野市と船橋市で発見され、「習志野隕石」と命名されました。
【コメント】今回の「火球」も房総半島に落下した可能性もあるとのことです。千葉県は隕石探しがブームになるかも知れません。前回は成田空港の運用時間帯外での落下でしたが、今回は運用時間内の落下でした。
 可能性は限りなく小さいものの航空機と衝突したら大事故になりますね。かっては太平洋を航行中の船の甲板で発見されたものもありました。

 

@今なお旅客機8600機が地上待機、3月からの発注キャンセルが約7兆円分
 今日の日経新聞「チャートは語る」によりますと、「2019新型肺炎」の影響で世界の旅客機の内、約3分の1に当たる8600機が地上待機になっている、との事です。
 これにより、旅客機の需要が減退し、航空機リース産業や金融商品もリスクにさらされています。国内のリース会社幹部は「(リース料の引き下げを)要請してこない航空会社なんて世界中を見回して皆無だ」と述べています。
 また、旅客機メーカーの旅客機発注キャンセルは3月以降500機を越え、正式価格では総額は660億ドル(約6兆9000億円)になる、との事です。


*8月22日

@昨日、成田空港圏自治体連絡協議会が要望書提出、機能強化の推進を要請
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、成田空港圏自治体連絡協議会は昨日、19日の出来事でも書いた、国土交通大臣と厚生労働大臣に対する要望書を提出しました。
 要望書では(1)国際線再開に向けた検疫体制の強化と地域住民の不安の払拭、(2)航空機発着が大幅に減少したことによる成田国際空港会社や関連企業への支援など地域活性化の促進、(3)空港の機能強化を当初の予定通り推進すること、の3項目を要望しています。
【コメント】要望では(1)の検疫強化は当然としても、(3)の「機能強化計画の推進」を要望していますが、これは詰まるところ、「周辺市町に落ちるお金(自治体や周辺企業への)を減らさないでくれ」とい言うことなのでしょうね。
 運用時間延長などで、日夜苦しんでいる飛行コース直下の住民への対策などには全く触れていません。国への“ご機嫌取り”なのでしょうね。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者は成田空港関係はゼロ
 
厚生労働省が昨日発表したところでは、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者ですが、成田空港関係はなかったようです。羽田空港で2名の感染者があった、との事です。

@エチオピア航空の増便は今日はありませんでした
 エチオピア航空は今日から成田=仁川=アディスアベバ線を増便し、週3往復とする、と発表していましたが、今日の便は“欠航”となっています。

@全日空がA380型機1号機を使って、遊覧飛行実施
 全日空は今日午後、A380型機1号機の「JA381A」を使った、有料の遊覧飛行を行いました。
 写真は午後3時10分頃の「Flightradar24」による、軌跡です。
【コメント】飛行機のメンテナンスのためにも、時々、飛ばしてやった方が良いようですね。

 

@客室乗務員の窮状、年収が100万円以上も目減り
 今日の「DIAMOND online」によりますと、ある大手航空会社の客室乗務員では、「2019新型肺炎」流行による需要減から収入が年収100万円以上減る、との事です。
 客室乗務員の給与は基本給が少なく、乗務手当てなどの歩合給が大部分を占めている、との事で、飛行機が飛ばなければこれらの手当てが激減することになります。
 一方、同じ歩合給が多いパイロットは乗務手当が減る分、新たな手当ても創設され、給与は余り減らない、との事です。
 一般職は基本給の割合が高いので、客室乗務員程の給与減はない、との事です。
 その上、客室乗務員は仕事がなくてもアルバイトは禁止されている、との事です。


*8月21日

@成田空港のお盆期間利用者は97.9%減の約2万1800人
 東京入国管理局成田空港支局は今日、お盆期間(8月7日〜16日)の成田空港出入国者数を発表しました。
 総数は前年同期比(以下同じ)97.9%減の約2万1800人となり、この内、出国者は97.5%減で、日本人は98.0%減の6050人、外国人は97.0%減の7260人となっています。
 一方、入国者は98.4%減の8490人で、
日本人は98.8%減の3680人、外国人は97.8%減の4810人でした。
【コメント】「2019新型肺炎」の破壊力はすごいですね。何時になったら回復に向かうのでしょうか。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が19日に4名
 厚生労働省が昨日発表したところでは、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者ですが、19日入国者で4名でした。
 1人目は鹿児島県居住の30才代男性で、インドネシアでの行動歴があります。
 2人目は千葉県居住の60才代男性で、フィリピンでの行動歴があります。
 3人目は神奈川県居住の40才代男性で、フィリピンでの行動歴があります。
 4人目は千葉県居住の30才代男性で、フィリピンでの行動歴があります。
 4人とも無症状との事です。

@「スペースジェットをできる限り、支援したい」と梶山経産大臣
 昨日の「TBSnews」によりますと、梶山経済産業大臣は昨日行った愛知県の大村知事とのテレビ会議で、開発中の「スペースジェット」について、「しっかりと初号機納入をさせる方針のもとに、できる限りの支援をして参りたいと思っております」と述べました。


*8月20日

@日本航空が成田=シンガポール線と成田=シドニー線の9月増便を発表
 日本航空は今日、9月の国際線の増便を発表しました。
 成田=シンガポール線を週2往復から週3往復(成田発火・金・土曜日)に増便します。
 また、成田発シドニー行き771便を毎週月曜日に運航する、と発表しました。ただし、「2019新型肺炎」の影響で、乗客は最大30名とし、シドニー発成田行きの772便は引き続き運休とする、との事です。
【コメント】帰りは乗客を乗せずに、ということになりますね。運航乗務員の訓練の意味もあるのでしょうか。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が18日に1名、19日に1名
 厚生労働省が昨日発表したところでは、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者ですが、18日入国者で1名、19日入国者で1名でした。
 18日は居住地非公表の10才代未満男性で、米国での行動歴があります。
 19日は居住地と行動歴が非公表の40才代男性です。
 2名とも無症状との事です。

@IBEXエアラインズが冬季ダイヤで成田路線を全て運休へ、事実上の撤退か
 IBEXエアラインズが昨日発表した10月25日からの冬季スケジュールによりますと、成田=仙台線、成田=広島線、成田=小松線は全て運休となります。
 これにより、IBEXエアラインズの成田空港路線は全てなくなり、事実上の成田空港からの撤退となります。
 写真はルフトハンザ航空のA380型機に先立ち、離陸を始めるIBEXエアラインズ機ですが、この日は、春特有の南西の強風で、A滑走路にとっての横風になり、この後、離陸を取りやめています。ルフトハンザ航空のA380型機は悠々と出発しました。

 

@昨日未明、ユナイッテド・パーセル・サービス機が関西空港に引き返す
 昨日の毎日新聞によりますと、昨日午前2時55分頃、関西発アンカレッジ行きのユナイッテド・パーセル・サービス93便が、高度計の不具合で関西空港に引き返し、無事着陸しました。この機体は16日と17日にも同じトラブルで引き返していました。
【コメント】同じ機体ではないようです。

@今年初めてのB737MAX型機発注
 ボーイング社は現地時間19日、ポーランドの「エンターエア」からB737MAX8型機を確定2機、オプション2機の発注を受けた、と発表しました。
 「エンターエア」はポーランドを中心にチャーター便を運航している航空会社で、現在、B737MAX型機2機を保有しています。
 また、同航空と運航停止について和解し、補償金を段階的に支払うことも明らかにしました。
 B737MAX型機の新規受注は今年に入って初めてになります。かなり大幅な値引きがあったのでは、との事です。

@B737MAX型機の今年のキャンセルが現時点で約400機、機種変更も含めると864機
 今日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、ボーイング社は先週、今年に入ってからのB737MAX型機のキャンセルが約400機あり、他の機種への変更を含めると864機に上っていることを明らかにしました。


*8月19日

@周辺9市町が成田空港の検疫体制強化で近く要望書提出
 今日のNHKニュースによりますと、成田空港周辺の自治体で作る「成田空港圏自治体連絡協議会」は近く、成田空港の検疫強化を求める要望書を国土交通省や厚生労働省に提出する、との事です。

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が16日に4名、17日に1名
 厚生労働省が昨日(日付は17日ですが)発表したところでは、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者ですが、16日入国者で4名でした。これは、昨日書いたものと同じになります。
 そして、昨日の発表では17日に成田空港から入国した人の感染確認者は1名となります。千葉県居住の30才代の男性で、フィリピンでの行動歴があります。無症状とのことです。

@ピーチが今日から減便を再開
 国内の全路線の計画全便を運航していたピーチ・アビエーションは今日から、国内線の減便を再開しました。
 成田空港路線では、成田=札幌線を1日8〜9往復から6往復に、成田=関西線を1日3往復から2往復に、成田=福岡線を1日4〜6往復から3〜4往復に、成田=鹿児島線を1日2往復から1往復となります。

@スカイマークが10月25日からの冬季ダイヤも成田=サイパン線と成田=中部線を運休
 スカイマークは今日、10月25日開始の冬季スケジュールを発表しましたが、この中で、成田=サイパン線と成田=中部線を運休する、と発表しています。
 写真は18日に行った、第1ターミナルのスカイマーク国内線カウンターです。まだ半年以上この状態が続くのですね。

 

@成田空港の7月貨物総取扱量は11.5%減
 東京税関が今日発表した「7月成田空港貨物取扱量」によりますと、総取扱量は前年同月比(以下同じ)11.5%減の15万3681トンとなりました。
 積込量は5ヶ月連続マイナスの19.8%減、取卸量は4ヶ月連続マイナスの4.2%減となっています。

@成田空港7月貿易概況は輸出入ともに減少
 東京税関が今日発表した「7月成田空港貿易概況(速報)」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)6.2%減の8427億7000万円と5ヶ月連続のマイナスとなり、一方、輸入額は5.5%減の1兆145億3400万円と3ヶ月連続のマイナスとなっています。

@お盆期間の成田エクスプレス乗客は98%減に
 JR東日本は昨日、お盆期間中の利用者を発表しましたが、「成田エクスプレス」は前年同期比で98%減となりました。
 航空各社の減便や運休の影響によるもの、との事です。

@「海外旅行に行きたいけど、流行が収まらないと」、「行きたいところ」では日本がアジアの人で1位
 今日の「WING DAILY」によりますと、政策投資銀行と日本交通公社が共同で、6月2日〜12日にインターネット上でアメリカ、フランス、中国、韓国など12の国と地域に住む6266人余りから回答を得た、旅行についてのアンケートによりますと、
 「2019新型肺炎」の流行が終わった後で海外旅行に行きたいかどうかを尋ねた所、「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と応えた人が合わせて82%あった、との事です。
 しかし、海外旅行を再開するタイミングは、「抗ウイルス薬の開発など、新型コロナの脅威が消滅してから」「渡航希望先の安全宣言後」「自国の出国制限措置の解除後」という回答が多く、訪日外国人旅行者数が従来通りに戻るには相応の時間を要すると、との結果が出ています。
 旅行したい国を尋ねた所、アジアの人では(複数回答可で)1位の日本が46%、2位の韓国が22%、3位の台湾が17%となっていました。
 欧米豪の人では、日本は米国に次いで2位となっています。
 日本のどんなところに魅力を感じるか尋ねた所、「行きたい観光地や観光施設があるから」が47%、「食事がおいしいから」が43%、「以前も旅行したことがあり、気に入ったから」が37%、「清潔だから」が36%となっています。


*8月18日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が4名
 今日の福井新聞によりますと、昨日、成田空港に到着した4人が「2019新型肺炎」感染検査で陽性となりました。
 この内、東京都居住の20才代女性が倦怠感を訴えています。オランダでの行動歴があります。
 この他、成田空港に到着したのは、10歳未満〜50代の3人で、居住地は千葉県、神奈川県、東京都で、それぞれ、インド、米国、中国での行動歴があった、との事です。
【コメント】昨日は厚生労働省からの発表はありませんでした。新聞記事になっているので、マスコミにはリリースがあったと思うのですが。
 従って、この4人が昨日の入国なのか、16日の入国なのか、定かには分かりません。

@エチオピア航空の成田=仁川=アディスアベバ線が20日から増便
 昨日の「Traicy」によりますと、エチオピア航空は20日から、成田=仁川=アディスアベバ線を週1往復増便して、週3往復にします。
 成田空港発着で土曜日が増便となります。

@お盆の旅客数は国際線で97.0%減、国内線で64.9%減と厳しく
 国内航空10社が昨日発表したお盆期間(7〜16日)の利用状況によりますと、
 国際線では旅客数が前年同期比(以下同じ)97.0%減の2万1136人、利用率は62.8ポイント減の26.8%となりました。
 一方、国内線では旅客数が64.9%減の124万761人、利用率が50.5ポイント減の36.2%となっています。
 各社別は「Aviation Wire」に表でまとめられています。


*8月17日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が15日入国者で3名
 厚生労働省が昨日発表したところでは、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者ですが、15日入国者で3名でした。
 1人目は東京都居住の10才代未満女性で、韓国での行動駅があります、
 2人目は千葉県居住の30才代男性で、フィリピンでの行動歴があります、
 3人目は居住地と行動歴が非公表の20才代女性です。
 3人とも無症状との事です。

@「撤退はありえない」とエアアジア・ジャパン・COO
 今日の日本経済新聞(電子版)によりますと、エアアジア・ジャパンの会田純・最高執行責任者(COO)は同紙のインタビューに答え、「本社のトニーCEOは『日本市場は有望で、撤退はあり得ない』と断言している。また、資金繰りについても支援を約束して貰っている。撤退はありえない」と語りました。
 また、今後の課題として知名度の向上を上げています。
【コメント】本体のエア・アジアも債務超過に陥り、新株の発行などで財務強化の改善などに取り組んでいるようですね。どこの航空会社も同じですが、前途多難ですね。


*8月16日

@成田空港「2019新型肺炎」の感染確認者が14日入国者で3名
 厚生労働省が昨日発表したところでは、成田空港から入国した人の「2019新型肺炎」感染確認者ですが、14日入国者で3名でした。
 1人目は千葉県居住の30才代男性で、米国での行動駅があります、
 2人目は東京都居住の20才代男性で、マレーシアでの行動歴があります、
 3人目は千葉県居住の60才代男性で、インドでの行動歴があります。
 3人とも無症状との事です。

@地上に駐機していた旅客機を運航に戻すときに、ピトー管の不具合に注意
 現地時間15日の「Flight Global(英文)」によりますと、欧州航空安全機関(EASA)は、現在地上に設置されている航空機を運航に戻そうとするときに、航空機の速度を測るピトー管の汚れに関するトラブルが相次いでいる、と警告している、との事です。これはピトー靜止ポートの汚れからピトー管が正常に動かないことによる、との事です。
【コメント】ピトー管は航空機の速度を測る重要な機器です。多くは機首部分に複数設置されています。
 写真は機体整備中のB747-F型機のピトー管です。正しく作動するかどうかの試験を行っています。下にもう一本のピトー管が見えています。

 


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