2021年10月後半の出来事
*10月31日
@カーゴルックス機が成田空港に緊急着陸
昨日午前7時37分に成田空港に着陸したミラノ発成田行きのカーゴルックス貨物便8535便 ・B747-400F型機から「着陸前に着陸装置に不具合が発生した」と管制官に連絡があり、緊急着陸を要請しました。
同機は着陸復航し、2回目の着陸で無事着陸しました。
着陸後、点検のため、A滑走路が約1時間閉鎖されましたが、B滑走路を使ったため、他の便への影響はありませんでした。
写真は「Flightradar24」による同便の航跡です。
@フィンランド航空の成田=ヘルシンキ線が先週から毎日運航に増便
フィンランド航空は今日から始まる冬期スケジュールでは成田=ヘルシンキ線を、週4往復から週7往復の毎日運航に増便しました。
【コメント】「Flightradar24」によりますと、先週から毎日運航に増便しているようです。
新型コロナウイルス感染症の影響を最小限にしようとする各航空会社の努力が、急なダイヤの変更を多発させているようです。
@成田空港入国者「病原体保有者」は29日で2名
厚生労働省が昨日発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は29日で2名でした。
1名に咳嗽の症状がありました。
@スカイライナーが昨日から全便運行を再開
京成電鉄のスカイライナーは昨日から、約1年半ぶりにダイヤ通りの全便運行を再開しました。
成田空港の冬ダイヤに伴い、旅客の増加が見込まれる、としています。
@「ワクチン接種が終わっても、会食・外出・旅行は控えたい」と言う人が27.9%
JTB総合研究所が28日に発表した「新型コロナウイルス感染拡大による暮らしや心の変化と旅行に関する意識調査(2021年10月実施)」によりますと、「ワクチン接種が完了しても、しばらく会食・外出・旅行は控えたい」とする人が27.9%と、7月調査比(以下同じ)で微増となっています。
また、「今後1年間に国内旅行を予定・検討している人」は1.3ポイント増の35.8%とこれも、ほとんど増えていません。
さらに、「年内の旅行予定」は全体で56%となっており、旅行先は近場が多く、遠方は伸び悩んでいます。
@この冬のボーナスの使い道で、「旅行」は6.7%とこの5年間で最低
ロイヤリティ マーケティングが28日に発表した「冬のボーナスの使い道」調査(9月29日と30日実施)によりますと、使い道の1位は例年と変わらず「貯金 ・預金」で37.8%でした。
また「旅行」の順位は前回と変わらず2位ですが、6.7%でこの5年間で最も低くなっています。「日帰り旅行」はこの5年間で最高の2.2%でした。
【コメント】旅行業界や航空会社を始めとする交通業界は、国民の旅行意欲を盛り上げようと必死ですが、雇用の維持や給与の減額や物価上昇に不安を感じる、ほとんどの国民は「旅行どころではない」と考えているのでしょうね。
大企業や大金持ち優先の政治が変わらない限り、観光需要の回復には相当の時間がかかると思います。今回の衆議院選挙の結果はどうなるのでしょうか。
*10月30日
@成田空港入国者「病原体保有者」はゼロ
厚生労働省が昨日発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は成田空港についてはゼロでした。
@アンカレッジを拠点とする新 LCC 「ノーザンパシフィック航空」が成田乗り入れを計画
今日の 「sky-budget」 によりますと、アンカレッジを拠点として、来年8月頃の運航開始を計画している新 LCC「ノーザンパシフィック航空」のCEOは海外紙とのインタビューで、「成田空港への乗り入れを計画している」と語った、との事です。
アラスカの観光とともに、アンカレッジを乗り継いで日本やアジアから北米への需要を想定している、との事です。
@全日空の決算で2021年通期の損益を35億円の黒字から1000億円の赤字に
ANAホールディングスが昨日発表した第2四半期連結決算によりますと、売上高は前年同期比(以下同じ)1392億円の増収となりましたが、純損益は988億円の赤字となりました。
財政状況では総資産が1278億円減の3兆800億円となり、有利子負債は186億円減の1兆6368億円となっており、改善されていません。この結果、自己資本比率は5.4ポイント減の26.0%となりました。
また、2022年3月期の決算見通しは純損益を、当初見込みの35億円の黒字から、1000億円の赤字と下方修正しました。
これを受けて、片野坂社長は2022年度末までに5000人、2025年度末までに全従業員の約2割に当たる9000人を削減する方針を明らかにしました。削減は退職などの自然減と採用抑制で行う、との事です。
写真は第1ターミナルスポットに駐機する全日空機です。
【コメント】未曾有のイベントリスクであることは確かです。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行するかなり前から何回も指摘していたことですが、「それいけ、どんどん」と好調の波に乗った拡張方針の危うさが顕著に出ていますね。
機材の削減は一段落したようですが、これからは人的な合理化に進むようです。これが、運航や整備の安全性に影響を与えなければ良いのですが。
@京成電鉄の第2四半期決算は77億600万円の赤字に
京成電鉄が昨日発表した第2四半期決算によりますと、営業収益は前年同期比(以下同じ)4.7%増の1041億5600万円となりましたが、営業利益は37億2700万円の赤字となりました。
これにより純損益は前年同期比42.6%減少したとは言え、77億8600万円の赤字となっています。これにより、自己資本比率は0.4ポイント減となっています。
やはり、新型コロナウイルス感染症による鉄道収益,特に,成田空港路線の落ち込みが響き、また、オリエンタルランドの業績低迷が響いている、との事です。
また、前回は未発表だった2022年3月の通期見通しについては53億円の赤字としています。
*10月29日
@田村社長が日本の入国制限緩和を訴える
今日の「日刊航空」によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)の田村社長は昨日の記者会見で、国際線旅客の回復が遅れている状況について「他の国では、ワクチン証明などと組み合わせて、自主隔離期間の短縮や免除を行っている。・・・日本が隔離措置を緩めないため、向こうも緩めてくれない。国際的な経済活動の再開に向けて動いているなか、日本がこのままであると、遅れてしまうのではないかと懸念している」と述べ、入国隔離政策の緩和を主張しました。
【コメント】一部の先走った国を例に挙げているようですが、緩和した米国でもコロナ株の感染拡大で,再び入国条件を厳しくするようです。入国後の自主隔離をなくした英国などでは再び流行が拡大し,1日数万人単位の感染者が出ています。
2019年暮れに新型コロナウイルス感染症の流行が確認されたときに、このリスクを軽視して、水際対策をおろそかにして外国人を呼び込み、国内の大流行を引き起こし、現在の国内経済混乱とこれに伴う国民生活の困窮を引き起こした教訓を思い出すべきでしょう。
@成田空港入国者「病原体保有者」は28日で4名
厚生労働省が昨日発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は28日で4名でした。全員無症状でした。
@成田空港内企業従業員希望者の2回目接種終わる
今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、NAAは昨日、成田空港内企業従業員で新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を希望した約1万6000人の2回目接種が終了した、と発表しました。
成田空港内関係企業の従業員は全部で約700社4万3000人とのことです。
写真は14日に行った第1ターミナル5階のワクチン接種場です。右の奥で待機し、左端の入り口から入って接種します。
@「ZIP AIR Tokyo」の3号機が今朝成田空港に到着
「ZIP AIR Tokyo」の3号機となるB787型機(JA824J)が、日本航空の塗装から「ZIP AIR Tokyo」の塗装に衣替えをして、今朝、羽田空港から成田空港に到着しました。
今後、成田空港で座席の模様替えなど行う、との事です。
@日本航空の9月輸送実績は国際線利用率が23.3%、国内線利用率が40.9%
日本航空が昨日発表した「JALグループ9月マンスリーレポート」によりますと、
国際線では、旅客数が前年同月比(以下同じ)125.8%増の6万5325人、利用率は4.0ポイント増の23.3%となっています。
一方、国内線では旅客数が24.1%減の94万2484人、利用率が18.8ポイント減の40.9%となりました。成田空港路線では成田=伊丹線が旅客数281人、成田=中部線が286人のみとなっています。
なお、貨物量は国際線で70.2%増の4万3618トン、国内線で2.2%減の1万7350トンとなりました。
@「温室効果ガスゼロへの対応を誤ると3〜5年で破綻する航空会社が出る」豪シンクタンク
27日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、豪航空シンクタンクのセンター・フォー・アビエーションと豪環境戦略助言会社エンベスト・グローバルは27日公表のリポートで、「一部の航空会社は向こう3〜5年で温室効果ガスの削減ペースを加速できなければ、破綻リスクにさらされる」と警告した、との事です。
リポートによりますと、「温室効果ガスを実質ゼロにする」と言う投資家や政府からの圧力が経営へのプレッシャーになる事は確実で「航空会社が誤った対応を取れば、破綻状況に陥る可能性もある」としています。
報告書によりますと、国際的な航空会社52社で、温室効果ガスの排出量が少ないのは機材が比較的新しいLCC で、最も多いのはトルコのターキッシュエアラインズ、日本航空、英ブリティッシュ・エアウェイズとなっている、との事です。
【コメント】大丈夫か日本航空!
*10月28日
@成田空港の9月は発着回数が2019年9月比で50%減、国際線旅客数が同95%減
成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「成田空港9月運用状況」によりますと、
総発着回数は前年同月比 ・([ ]内は2019年9月比、以下同じ)30%増[50%減]の1万1076回となりました。
この内、国際線発着回数は27%増[52%減]で、旅客便が72%増[72%減]、貨物便が10%増[94%増]となっています。
一方、国内線発着回数は40%増[44%減]となりました。
総旅客数は50%増[87%減]の47万143人で、この内、国際線旅客数は59%増[95%減]で、日本人が48%増[97%減]、外国人が33%増[96%減]となっています。
一方、国内線旅客数は45%増[54%減]となりました。
また、国際総貨物量は34%増[25%増]の21万8605トンとなり、この内、積込量は40%増、取卸量は30%増となっています。
給油量は30%増でした。
【コメント】昨年の9月と比べると徐々に回復はしていますが、新型コロナウイルス感染症の前と比べますと、まだまだの感があります。
特に国際線旅客数はオリンピック・パラリンピックの効果もなくなり、新型コロナウイルス感染症前に比べて、95%減と壊滅的な状況が続いています。
航空会社もNAAの運営もこの国際線旅客が増えないと、まだまだ苦境が続くようですね。
@成田空港入国者「病原体保有者」は27日で1名
厚生労働省が昨日発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は27日で1名でした。無症状でした。
@タイが来月1日から訪タイ客の隔離措置を撤廃,初便は成田空港から
今日の「テレ朝news」によりますと、タイは来月1日から一定の条件を満たした外国人に対して、待機なしの入国を認めることを発表しました。到着する第1便は成田空港からの便になる、との事です。
【コメント】タイ国内でも、今回の措置は時期尚早との懸念がある、との事です。経済回復への期待は分かりますが、流行がぶり返さないとよいのですが。
@函館発のエアドゥ機が自動操縦システムのトラブルで引き返す
今日の北海道新聞によりますと、昨日午後1時15分頃、函館発中部空港行きのエアドゥ128便・B737-700型機が離陸したところ、自動操縦システムが作動しないトラブルが発生しました。
このため、同機は函館空港に引き返し、無事着陸しました。この便は欠航となり、乗客99人に影響が出ました。
下の画像は「Flightradar24」による航跡です。
@イベリア航空機が着陸時に「ハゲタカ」と衝突、死骸をつけたまま無事着陸
今日の 「sky-budget」によりますと、現地時間27日、スペインでボゴタ発マドリード行きのイベリア航空6586便 ・A350-900型機がマドリード空港に着陸する際に、大型の鳥「ハゲタカ」と衝突しました。
同機はそのまま着陸を行い、無事に着陸しました。通常、鳥と衝突すると鳥は跳ね飛ばされてしまいますが、今回は鳥が機首部分のレーダードームに突っ込んだ状態(リンク先に画像あり)でした。
【コメント】航空会社にとってはえらい迷惑ですね。レーダーが損傷したりすると修理に大金がかかり、機材も使えません。
*10月27日
@ジェットスターが2月に成田=ケアンズ線、3月に成田=ゴールドコースト線再開を計画
今日の 「sky-budget」 によりますと、オーストラリアの LCC「ジェットスター」は来年2月1日から成田=ケアンズ線を週4往復(成田発着 火 ・木 ・金 ・日曜日)で、また、来年3月2日から成田=ゴールドコースト線を週3往復(成田発着 月 ・水 ・土曜日)で再開する計画、との事です。
機材はB787-8型機か、B787-9型機を使います。
写真は豪・ジェットスターのB787型機ですが、ジェットスター・ジャパン機との見分けは機種しかありません。エンジン後部の刻みが目印になります。豪・ジェットスターにはA320型機はありません。少なくても、日本路線には使われていませんから。
@NAAが11月から新執行役員人事を発表、また、国土からの天下り
成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、11月1日付けで国土交通省東北地方整備局長の、上級執行役員への新任を発表しました。
【コメント】またも、国土交通省からの天下りです。「天下りの禁止」はどうなったのでしょうか。
社長も2代続いた民間人の起用から、国土交通省からの天下りに戻ってしまいました。
@成田空港入国者「病原体保有者」は25日で2名,26日で1名
厚生労働省が昨日発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は25日で2名,26日1名でした。3名とも無症状でした。
@ JR 東日本が来春に成田エクスプレスの特急グリーン車料金を値上げ
JR東日本は昨日、来年春から東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線のグリーン車・グランクラス料金、JR東日本管内の在来線特急列車のグリーン車料金、「サフィール踊り子」のプレミアムグリーン・グリーン個室料金を値上げする、と発表しました。
これにより、成田エクスプレスのグリーン車料金は現在の2100円から2800円となるそうです。
@ロンドン・ヒースロー空港の旅客数完全回復は2026年以降に,空港運営会社
昨日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、英国ロンドンのヒースロー空港運営会社は、同空港の第3四半期の旅客数は新型コロナウイルス感染症前の28%に回復している、としていますが、航空旅客数が新型コロナウイルス感染症前の水準に、回復するのは2026年以降になる、との見通しを発表しました。
スペインの空港管理会社も完全回復は2026年以降になる、との見通しを明らかにし、フランスの空港管理会社も新型コロナウイルス感染症前の90%に戻るのは2024年以降になる、としています。
【コメント】「流行が収まれば、旅行需要が急回復する」というのは,希望的観測だったようです。新型コロナウイルス感染症の影響は色々な所に及んでおり、簡単に元に戻す、と言うわけにはいかないのでしょうね。
成田空港も同じです。「さらなる機能強化」を急ぐ必要は全くありません。新型コロナウイルス感染症の前に戻るのに約6年かかるのですから。
機能強化計画が掲げている「発着回数50万回」になるのも,6年の遅れとなる事になりますね。
これを良い機会として,「機能強化計画」を見直すべきです。
*10月26日
@成田空港入国者「病原体保有者」は24日で2名
厚生労働省が発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は24日で2名でした。2名とも無症状でした。
@昨年4月以降の旅行業者の廃業が累計で1003社に
今日の「WING DAILY」によりますと、昨年4月以降に官報に公示された旅行会社の廃業が今年10月で累計1000社を突破した、との事です。
この内、第1種旅行業は4社となっています。
@三菱重工の子会社「MHIRJ」が水素エンジン旅客機を目指す「ZeroAvia(ゼロアヴィア)」と提携
三菱重工の子会社「MHIRJ」は現地時間25日、温暖化ガスを全く出さない水素燃料電池エンジンを利用した航空機の開発に関して「ZeroAvia(ゼロアヴィア)」と提携することを発表〈英語〉しました。
「ZeroAvia」は現在、6人乗りの小型機に水素エンジンを換装して飛行試験を35回以上行っています。計画では数ヶ月以内に19人乗りのドルニエ228型機のエンジンを換装し、初飛行を行うことになっています。
その上で2028年頃までに50〜80席のリージョナル旅客機への水素燃料電池エンジン換装を目指す、としています。
【コメント】これが実現すると、エンジンは水素と酸素を化合してエネルギーを作りますから、水を排出するだけで,温暖化ガスは全く排出しないことになります。プロペラ機になるのでしょうね。開発には克服しなければならない課題が多そうです。
これで、 CRJ 機の生産再開はないことになるのでしょうか?
*10月25日
@ユナイテッド航空が12月17日から成田=ヒューストン線と成田=ホノルル線を再開
ユナイテッド航空は、12月17日以降のダイヤを発表しました。
これによりますと、成田=ヒューストン線(成田発着 火 ・金 ・日曜日)と、成田=ホノルル線(同 火 ・木 ・土曜日)を、それぞれ週3往復で再開します。
@エール・フランスが成田=パリ線を1月3日から増便
今日の「Traicy」によりますと、エール・フランスは来年1月3日から、成田=パリ線を、現在の週3往復から週4往復(成田発着 火 ・金 ・土 ・日曜日)に増便します。
@スイス・エアが11月3日から成田=チューリッヒ線を増便
今日の「Traicy」によりますと、スイス ・インターナショナル ・エアラインは11月3日から,成田=チューリッヒ線を、現在の週2往復から週3往復(水 ・土 ・日曜日)に増便します。
なお、以前の情報では「11月6日から」となっていました。
@オーストリア航空が今日から成田=ウィーン線を運休
昨日の 「sky-budget」 によりますと、オーストリア航空の成田=ウィーン線は、今日から、冬の運休に入りました。
運航再開は来春になる、との事です。
@KLMオランダ航空が11月15日から成田=アムステルダム線を減便
今日の「Traicy」によりますと、KLMオランダ航空は11月15日から、現在週5往復で運航している成田=アムステルダム線を、週4往復(成田発着 月 ・水 ・金 ・日曜日)に減便します。
@成田空港入国者「病原体保有者」は23日で4名
厚生労働省が昨日発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は23日で4名でした。
1名に咳嗽の症状がありました。他の3名は無症状でした。
@海航集団の再建計画が債権者の承認えられる
23日の日本経済新聞(電子版)によりますと、巨大債務、1兆1000億元(約19兆円)で経営が破綻した、中国の「海航集団」は現地時間23日、再生計画が債権者などからの承認を得られた、と発表しました。
詳細は明らかにされていませんが今回の計画は裁判所の承認を得て最終決定されます。
【コメント】これだけの巨大債務をどうするのでしょうか。債権者も「破産して戻ってくる債務がゼロになるよりは」と言うことなのでしょうか。
@オーストラリアのブリスベン空港が竜巻に襲われる,B787-9型機1機が損傷
今日の 「sky-budget」によりますと、現地時間22日、オーストラリアのブリスベン空港を竜巻がおそいました。
この際に、駐機していたカンタス航空のB787-9型機1機も浮き上がり、何らかの損傷を被った、との事です。この竜巻以降、同機は運航に復帰していません。
なお、空港自体も、建物の屋根が吹き飛んだり、格納庫にも被害が出た、との事です。
*10月24日
@成田空港入国者「病原体保有者」は20日で1名,22日で2名、23日で1名
厚生労働省が発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」は20日で1名、22日で2名、23日で1名でした。全員が無症状でした。
@第2ターミナル制限区域の新ショッピングモールの工事進む
何回か取り上げて(6月25日の出来事参照)いますが、第2ターミナル本館からサテライトをつなぐ通路脇に建設中の,制限区域内新ショッピングモールの工事が進んでいます。
詳しい情報は分からないのですが、NAAが収入を増やすための目的で作っているのでしょう。
しかし、できあがっても、この新型コロナウイルス感染症の影響が収まらなければショップも“店開き”と言うわけにはいかないですね。それでも工事は着々と進んでいるようです。
下の写真は10月5日に撮ったものです。左側の上部が黒い建物です。最上階の右端には第2ターミナル南側駐機場を展望できるラウンジも設けられるようです。
*10月23日
@全日空機が約束違反の大幅な飛行コースずれ、成田市北部や神崎町や香取市に騒音ばらまく
上段の「昨日午後11時00分以降の離着陸」にある、午後11時32分に離陸した全日空8535便が、「利根川までは直進する」との開港時の約束に違反する飛行を行いました。
下の「Flightradar24」による画像にあるように,離陸後、途中から東側に旋回し,成田市北部や神崎町や香取市上空を,比較的低い高度で通過して,騒音をばらまきました。
前後の離陸機は通常通りに飛んでいますので、天候などの問題はなかった、と思われます。
@成田空港入国者「病原体保有者」昨日発表はゼロ
厚生労働省が発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」はゼロでした。
@5日〜12日の「成田空港変異株感染確認者」は12名、全員デルタ株
昨日、厚生労働省が発表した「新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者」によりますと、成田空港入国者では5日〜12日で12名でした。全員デルタ株です。
この内、5日の1名に咳嗽、7日と11日に各1名の発熱の症状がありました。
@フランクフルトの第2空港であるハーン空港が破産
今日の 「sky-budget」によりますと、ドイツ ・フランクフルト ・ハーン空港が裁判所に破産申請を行いました。
同空港はフランクフルトから約100Kmに位置し、フランクフルトの第2空港の立場にありました。
主に貨物便やLCC が就航していましたが、最大の顧客である LCCのライアンエアが一部路線をフランクフルト国際空港に移したことをきっかけに、利用者が減少していました。これに、新型コロナウイルス感染症の影響で旅客が減少したことが追い打ちをかけたもの見られています。
また、同空港の株主は2月に破綻した中国の「HNAグループ(海航集団)」が82.5%を所有していたことも影響している、との事です。
同空港は今のところ通常通り運営されており、今後も営業しながら再建を目指すものと見られています。
【コメント】成田空港と同じような立場にあった空港ですね。成田空港も国際線の需要回復は羽田空港路線が優先されると思いますが,大丈夫でしょうか。
*10月22日
@「ZIP AIR Tokyo」が12月1日から成田=シンガポール線を増便
「ZIP AIR Tokyo」は今日、現在週1往復(日曜日)運航している成田=シンガポール線を、12月1日から週3往復(水 ・金 ・日曜日)に増便する、と発表しました。
また、冬期ダイヤの予約を今日から開始しました。
@KLMオランダ航空が19日から成田=アムステルダム線を減便
昨日の 「sky-budget」によりますと、KLMオランダ航空は去る19日から、成田=アムステルダム線を週4往復から同3往復に減便しました。減便されたのは成田空港発着土曜日の便になります。
写真は昨年12月に成田空港A滑走路に着陸したKLMオランダ航空のB787型機です。
@成田空港入国者「病原体保有者」は20日で5名
厚生労働省が発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、20日入国者で5名でした。5名とも無症状でした。
@アメリカン航空の第3四半期は純利益が1億6900万ドルの黒字、しかし調整後は赤字に
アメリカン航空が発表した7〜9月の第3四半期決算によりますと、純損益が1億6900万ドルの黒字となりました。ただし、米政府からの支援など、特殊要因を除いた純損益は、6億4100万ドルの赤字でした。
旅客収入は前年同期比約3倍になりました。しかし、2019年同期比では約3割減となっています。
@シンガポール航空がシンガポール=シドニー線に12月1日からA380型機を投入
今日の「Traicy」によりますと、シンガポール航空はシンガポール=シドニー線への、A380型機投入を12月1日から開始する、と発表しました。
オーストラリアのニューサウスウェールズ州が、「11月1日から国境を開放する」と発表したことを受けたもの、との事です。
写真は成田空港A滑走路で離陸滑走するシンガポール航空のA380型機です。
@カンタス航空がA380型機10機の路線投入を前倒し
カンタス航空はオーストラリア政府が国境制限を緩和したとことを受けて、保有する10機(所有していた12機の内2機はすでに廃棄)のA380型機を運航ラインに戻す事を明らかにしました。
来年の4月には2機を戻し、同11月中旬には3機が戻り、2024年には5機が運航ラインに復帰する、との事です。
従来の表明よりも約3ヶ月前倒しすることになります。
*10月21日
@成田空港9月貿易額は輸出額が21.2%増、輸入額が44.7%増に
東京税関が昨日発表した「9月成田空港貿易概況〈速報〉」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)21.2%増の1兆1073億1600万円と7ヶ月連続プラス、輸入額は44.7%増の1兆4564億3000万円と11ヶ月連続プラスとなっています。
@成田空港の9月貨物総取扱量は12ヶ月連続プラスの34.4%増に
東京税関成田支署が昨日発表した「成田空港9月貨物取扱量」によりますと、総取扱量は前年同月比(以下同じ)34.4%増の21万8605トンとなりました。前年同月比プラスは12ヶ月連続となります。
この内、積込量は39.6%増、取卸量は30.2%増となっています。
また、生鮮貨物の取扱量は5.9%減となっています。
【コメント】英国ではこのところ、「2019新型肺炎」の感染者が1日あたり約4万人となっており、商店の開店規制は実施されてないものの、スーパーの食料品棚が軒並み空っぽになっているそうです。
これの理由は新型コロナウイルス感染症の感染拡大だけでなく、 EU 離脱や運転手不足などで物流が混乱しているようです。
日本でも輸入食料が少なくなっており、食料品の値上がりがこれから、さらに激しくなるのではないでしょうか。
@成田空港入国者「病原体保有者」は19日で3名
厚生労働省が発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、19日入国者で3名でした。3名とも無症状でした。
@9月の訪日外国人は2019年9月比99.2%減
観光局が昨日発表した「9月訪日外客数〈推計値〉」によりますと、訪日外客は2019年9月比(以下同じ)99.2%減の1万7700人でした。
一方、出国日本人数は同97.0%減の5万2400人となっています。
【コメント】オリンピック・パラリンピックの恩恵がなくなって、すっかり元に戻ったことになりますね。
*10月20日
@成田空港入国者「病原体保有者」は18日で3名
厚生労働省が発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、18日入国者で3名でした。3名とも無症状でした。
@成田空港第2ターミナル入国者検査待ち待機場を昨日から移転
昨日の産経新聞によりますと、昨日、成田空港第2ターミナルに設置されていた、入国者の新型コロナウイルス感染有無を検査する人たちの大規模待機場が、同ターミナルのサテライトエリアに移転されました。
オリンピック・パラリンピックが終わったことにより、検査する人が減ったため、との事です。今後、需要が回復し検査する人が増えた場合は再開も検討する、との事です。
@「中国路線の需要回復は中国側の帰国時隔離規制がどうなるかによる」と「Spring Japan」米澤社長
今日の日本経済新聞(電子版)の「荒天の航空、活路どこに JAL傘下LCC2社トップに聞く 中国の隔離規制焦点 春秋航空日本米沢章社長」によりますと、
「国内旅行需要は新型コロナウイルス流行前の水準に戻っている」とし、中国路線については中国中間層の最初の海外旅行先に日本を選ぶ傾向が強く、今後は「中国側が帰国時の隔離規制をどうするかが最大の焦点だ」と述べています。
また、機材については現在の6機体制から1年に1機ずつ増やし「7機体制になれば黒字転換できると考えている」と述べました。
写真は駐機する「Spring Japan」機とユナイテッド航空機です。
@三菱航空機会社はスペースジェットの型式証明審査取り下げを FAA に伝えた
「My Love MRJ and SPASEJET」さんのブログでは、現地時間19日の「ch-aviation.com news〈英語)」によりますと、三菱航空機会社は今のところスペースジェットの開発を再開する予定はなく、米国連邦航空局(FAA)に対して、特定の規則の免除の以前の要求を閉じるように依頼した、との事です。
また、ボンバルディア社からの CRJ 部門の買収については、「当初は既存の航空機のサポートに重点を置くことを目的としていましたが、最近では、新しいユニットを製造するためのラインの再起動の可能性に関連付けられています」と書かれています。
【コメント】特に新しい情報はないようですが、CRJ機の生産再開についての噂はくすぶっているようですね。
@ユナイテッド航空の第3四半期の黒字化は実現せず,しかし、損失は大幅減に
今日の「ロイター通信(日本語版)」によりますと、現地時間19日に発表されたユナイテッド航空の第3四半期決算は、調整後の損失が1株当たり1.02ドルとなりました。これは前年同期の同8.16ドルから大幅に減少したものの、黒字化はなりませんでした。
ただ、政府のパンデミック支援で純利益は1株当たり1.44ドルとなっています。
同航空CEOは国内線は好調な年末ホリデーシーズンが予想され、ドル箱の大西洋路線も来月再開し、2022年夏には過去最高の利用者数を予測しています。
【コメント】回復の確かな足取りを実感しているのでしょうね。
*10月19日
@タイ航空が12月1日から成田=バンコク線を1日1往復に増便
今日の「Traicy」によりますと、タイ航空は12月1日から成田=バンコク線を1日1往復に増便する、と発表しました。
ただし、日本からタイに入国するには、大使館で入国許可証(COE)を取得する必要があります。
@成田空港入国者「病原体保有者」は14日で1名,17日で2名
厚生労働省が発表した「成田空港入国者の新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、14日入国者で1名で,17日入国者で2名でした。
3名とも無症状でした。
@ほとんど閉店のままの第1ターミナルの店舗
14日に行った第1ターミナルですが、ショッピング街は店舗のほとんどが閉めたままでした。営業している店舗は1割に満たないようです。
あたりまえですが、乗客が戻ってこないと店舗を開くのは難しいでしょうね。
@まだバニラ塗装で飛んでいるピーチ機
14日に第1ターミナルの展望デッキで,見ていたところ、懐かしいバニラ・エア機が離陸していきました。
もう、本来のピーチ塗装に塗り替えられている、と思い込んでいましたのでびっくりしました。考えてみれば、塗り替えるだけでも大金がかかりますから、当然と言えばその通りですが。機首の方にピンクでピーチと書かれています。
*10月18日
@「高騒音機の離着陸は,従来とりきめのページに出ています」読者より指摘
昨日書いた「高騒音機の23時以降の運用」ですが、読者からご指摘があり、「緊急事態による従来取り決め」のページに出ている、との事でした。ありがとうございました。
これによりますと、10月2日の分は「成田空港の悪天候(雷雨)によるもの」との事でした。
【コメント】「従来取り決め」によるものであれ、深夜に高騒音をばらまかれる住民にとっては「人権無視の迷惑行為」でしかありません。
「約束」したようにこのような場合も、運航を許可すべきではありませんね。
@エルアル航空が来年夏期ダイヤから成田=テルアビブ線を計画
今日の 「sky-budget」 によりますと、イスラエルのエルアル航空は来年3月末に始まる夏期ダイヤから成田=テルアビブ線を開始する計画、と現地紙が報道した、との事です。
本来は今年の冬期ダイヤから就航する、としていましたが、経営の悪化から見送った、との事です。
3月28日から週3往復(成田発着 火 ・木 ・日曜日)の予定で、予約も始まっている、との事です。
写真は昔、ハノイの空港で撮ったエルアル航空機です。機体デザインは今とは違っていると思います。
@ピーチが冬期ダイヤで成田=鹿児島線を運休に
今日の「Traicy」によりますと、ピーチ・アビエーションは、昨年の夏期ダイヤから1日2往復で運航を開始した成田=鹿児島線を、10月31日からの冬期ダイヤでは運休とすることを明らかにしました。
【コメント】破竹の勢いで路線を拡大してきたピーチの減便は珍しいですね。しかも、路線そのものを飛ばなくする、というのは!
@成田空港「病原体保有者」は16日で1名,17日で1名、1名に咳嗽の症状
厚生労働省が発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、16日入国者で1名で,17日入国者で1名でした。
この内,16日入国者に咳嗽の症状がありました。
@ロス発成田行きの日本航空機が離陸直後にエンジントラブルで引き返す
昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、日本時間16日午前6時30分過ぎ、ロサンゼルス発羽田行きの日本航空15便 ・B777-300ER型機がロサンゼルス空港を離陸した直後に、右エンジンに不具合が発生し、引き返しました。
燃料投棄をして約45分後に無事緊急着陸し、乗客48人と乗員にケガはありませんでした。
トラブルが起こった際に音と振動が発生し、警報が出ました。ロサンゼルス空港当局からは炎と煙が上がった、との連絡がありました。
着陸後の点検ではエンジンに火災の痕跡はありませんでしたが、排気口から金属片が見つかりました。しかし、これは今問題になっているファンブレードの損傷ではなかった、との事です。
@政府が成田空港と羽田空港のコンセッションの本格的な検討を始める
今日の「日経クロステック」に載った福島隆則氏の「いよいよ羽田・成田が検討対象に、コンセッション導入から10年」によりますと、
9月6日に開催された政府の成長戦略会議の下に設けられた「PPP/PFI等に関するワーキンググループ」の会合で、羽田空港と成田空港へのコンセッション方式導入が議論された、との事です。
コンセッションとは関西空港、大阪空港、神戸空港のように、一定期間を限り、いくつかの空港をまとめて民間に運営を委託することのようです。
【コメント】まだ、検討を始めたばかりですが、成田空港は事実上国営空港であり、建設過程での特殊な事情や、周辺住民などとの各種約束もありますから、簡単には進められないと思います。いずれにしてもまだ先の話となりますね。
コンセッションで民間企業に利益をもたらし、国の支出を減らそうというものですから、周辺住民にとって良いことではないでしょうね。
@長期休暇や少ない運航乗務でパイロットのミスが続発、致命的な事故の心配
今日のブルームバーグジャパンによりますと、米国では新型コロナウイルス感染症から復帰した際に、2機目のエンジン起動を忘れて離陸しようとし,中止したり、長期休暇から復帰して久しぶりの操縦をしたパイロットが、着陸時に車輪を降ろすのを忘れ、滑走路の240m手前で着陸をやり直したりする、致命的な事故につながるケースが相次いでいる、との事です。
専門家は「1年半余り操縦をしていないパイロットも多い。ワクチン接種率が高まり、航空機の利用が再開される中、パイロットの技能低下や以前に比べて操縦に自信を持てなくなっていること、あるいは一瞬の失念が悲劇的な事故につながるとの懸念が強まっている」「航空業界は今何としても、ひどい事故を起こすことを避けなければならない」と述べている、との事です。
*10月17日
@国とNAAは「確認書」で約束した「高騒音機」を深夜・早朝時間帯に飛ばすのか
NAAの公式ホームページと,この「成田空港サーバー」で扱う,「カーフュー弾力的運用」の回数が異なる問題ですが、
このところ2回も午後11時00分から同59分の「運用時間延長」時間帯で,高騒音機の飛行があったと、NAAからメールが来ています。
所が、成田国際空港株式会社(NAA)からのメールでは9月24日については該当する航空機が明らかにされ、10月2日については「2便」との記述があったものの、該当機は明らかにされていません。
NAAの「『カーフュー弾力的運用』の発生状況」のページには、2回とも記述がありません。
平成30年〈2018年〉3月13日に国・千葉県・成田国際空港株式会社(NAA)・周辺市町の首長の4者とで合意された「成田国際空港の更なる機能強化に関する確認書」には3ページに
「イ その他の環境対策
延長される深夜早朝時間帯における運航機材は、空港会社の示した低騒音機に限定する。」と明記されています。
国やNAAにこの「確認書」の約束を守る気があるならば、このような高騒音機の飛行を、延長した時間帯に許可するべきではなく、このような旅客機の運航はあり得ないはずです。
それを飛ばしている、と言うことは国やNAAの「確認書」違反であり、「約束破り」ということになります。
このような運航が行われた場合は、その経緯をA滑走路直下住民や谷間地区の住民に,直ちに説明をすべきではないでしょうか。
そうでなければ「確認書」は「空手形」と言うことになり、「詐欺行為」になります。
この抗議の意味も含めて、「成田空港サーバー」では高騒音機の飛行も「カーフュー弾力的運用」違反事例として扱っています。
これが,回数が異なる理由になります。
@成田空港「病原体保有者」は15日で3名
厚生労働省が発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者」によりますと、15日入国者で3名でした。3名とも無症状でした。
@「スペースジェットは国として継続すべき」と大阪府立大客員教授の中村氏
「 My LOVE MRJ and SPACEJET 」のブログによりますと、中日新聞が14日〜16日にかけて「霧中の翼スペースジェット凍結1年」の記事を掲載している、との事です。
この中で、凍結前の製造機の内、MRJ70型機として製造されていた8号機と9号機と地上試験に使われた5号機と疲労強度試験機に使われた6号機は以前に廃棄され、設計変更した機体で型式証明(TC)試験に使われる予定だった7号機 ・10号機 ・11号機は製造停止中のようです。
設計変更以前の試験飛行に使われていた1〜4号機はモーゼスレイク・フライトテスト・センターに保管されたままです。
大阪府立大客員教授の中村洋明氏は「国はSJ の成功を前提に、第二,第三の完成機プロジェクトを考えていた。・・・これを前提に2030年の国内航空機産業生産額を3兆円にする目標を掲げていた。・・・SJ プロジェクトは型式証明(TC)取得の8〜9合目で止まった。・・・ここからは国の出番だと思う。国が資金面を援助し、川崎重工やSUBARUなども参加してオールジャパン態勢で事態を打開すべきだ」と述べている、との事です。
【コメント】寄り合い世帯は難しい側面もありますが、先日、NHKで再放送されたYS-11型機開発の特集を見ましたが、このときも、相当な苦労をしているのですね。
なお、この時に飛行試験を行ったYS-11型機は、成田空港南端にある航空科学博物館に野外展示されていますね。
写真はこの試験1号機の内部です。自由に見学できます。前方がコックピットです。
+10月16日
@今日未明、「カーフュー弾力的運用」今年度6例目が発生
今日未明、「カーフュー弾力的運用」6例目が発生しました。
ユナイッテド・パーセル・サービス(UPS)109便 ・B767-300型機が、上海空港の悪天候のために、成田空港への到着が遅れた玉突き遅延のために、0時10分にA滑走路南側から出発したものです。
【コメント】この「UPS 109便」は23時16分に成田空港に到着して、約55分後に出発しています。
成田国際空港株式会社(NAA)の公式ホームページでは「4例目」と出ると思いますが、これは高騒音機の飛行を入れていないためです。これについては,近く、考え方を載せたいと思います。
@機内の忘れ物を取りに行こうとした男性が制限区域への扉から制限区域に侵入
11日夕方、成田空港第3ターミナルで、機内に財布を忘れたと思い込んだ男性乗客が、取りに行こうとして、非常時しか使わない扉から制限区域に侵入するトラブルがありました。
この扉は鍵の部分にカバーがついていましたが、男性はこのカバーを外して開けた、との事です。
制限区域に出たところで警備員が阻止し、警察が事情を聞きましたが、悪意があったわけではないとして、厳重注意にとどめました。
財布は妻が持って降りた、との事です。
@成田空港「病原体保有者」は14日で6名
厚生労働省が発表した「成田空港新型コロナウイルス感染症感染者」によりますと、14日入国者で6名でした。
この内の1人に発熱の症状がありました。他の5名は無症状でした。
下の写真は14日に行った第1ターミナル2階にある「PCR センター」です。入国者の検査は別のところで行われているようです。
@成田空港入国者の変異株保有者は先月26日〜今月4日で26名
厚生労働省が昨日発表した、成田空港での「新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者」は9月26日〜10月4日で26名でした。
全員がデルタ株でした。
@米国連邦大陪審がB737MAX型機の失速防止システム管理でボー社の元テストパイロットを起訴
米連邦大陪審は現地時間14日、ボーイングの元チーフテストパイロットが、2度にわたる墜落事故を起こした737MAX型機の認証手続き過程で、航空規制当局に不完全な情報を渡したとして起訴しました。
同被告は同社と米連邦航空局(FAA)の間の連絡責任者でしたが、新機能の失速防止システム(MCAS)について「大幅な変更を認識していたが、その詳細を FAA に、故意に不正確通知する事を選択した」としています。
@「アリタリア」のブランドを「 ITA 」が落札、しかし、このブランドは使用せず
昨日、「アリタリア航空のブランドが公開入札されたものの、入札が不調に終わった」と書きましたが、
昨日の 「sky-budget」によりますと、間際になって、イタリア・トラスポルト・アエロ(ITA)が9000万ユーロで落札した、との事です。
これについて「ITA」の会長は「他の航空会社などにアリタリアのブランドを利用させないために落札した」と述べ、「 ITA がアリタリアのブランドを使用することはない」と述べた、との事です。