2022年8月後半の出来事


*8月31日

@徐々に賑わいを取り戻した昨日の成田空港
 昨日、航空科学博物館に行った後に第2ターミナルを回ってみました。
 以前と違い、3階の出発エリアも大分客足が戻っていました。何時も火曜日に行くことが多く、時間帯もほぼ同じなのですが。いくつかのチェックインカウンターには行列が出来ていました。
 航空各社の運航再開が進んでいるため、と思われます。
 以下3枚の写真を載せておきます。

 
 多分、ティーウェイ航空のチェックインではないかと思われます。

 
 こちらは、中国東方航空の西安行きチェックインカウンターです。
 中国の航空当局は到着便に新型コロナウイルス感染症の陽性者が一定の割合いると、何週間かの運航停止処分を科すことにしていますので、搭乗者への聞き取りは厳重で、白い完全防護服を着た検査員が細かくチェックしていました。
 なお、この罰則は外国の航空会社に対しても適用されます。

 
 国内線の需要もかなり回復しているようで、この写真は第2ターミナルから第3ターミナルに向かう人の列です。
 まっすぐ行くと新しく出来た屋根付きの連絡通路になります。
 ターミナル間の連絡バス停留所は左側になります。

@成田空港入国の「病原体保有者」は11名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は17名で、成田空港入国者では11名でした。
 17名の内、症状が出ている人は5名でした。

@岸田首相が9月7日から入国者の上限を5万人に引き上げる事を明らかに
 岸田首相は今日の記者会見で、9月7日から、1日の全国入国上限を、2万人から5万人に引き上げ、3回目ワクチンの接種を済ましていることを条件に入国時の陰性証明書提出も免除し、添乗員なしのツアー客の入国も可能とする方針を表明しました。

@中華航空がボーイング社からB787-9型機16機導入を表明
 昨日の「ロイター通信(日本語版、YAHOO!ニュース)」によりますと、台湾の中華航空は現地時間30日、ボーイング社からB787-9型機を16機を購入すると発表しました。
 現在運用しているA330型機が老朽化しているため、これと入れ替える、との事です。


*8月30日

@フィンランド航空が10月30日から羽田=ヘルシンキ線を開設、成田=ヘルシンキ線は当面運休
 昨日の「Traicy」によりますとフィンランド航空は10月30日から羽田=ヘルシンキ線を新規開設することになりました。1日1往復になります。
 これに伴い、現在運航している成田=ヘルシンキ線を当面、冬季ダイヤ中は運休とする、との事です。
【コメント】「羽田空港が便利」として各航空会社とも、羽田空港優先にするのは仕方ないことですね。成田空港の需要回復は後回しになります。

@成田空港の変異株感染者は15名、全国58名、「BA.5株」は48名、「BA.2.75株」が4名、「BE.1株」が2名
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では58名、成田空港入国者では15名でした。
 58名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.5株」が48名、「BA.2.75株」が4名ありました。「BE.1株」が2名などでした。
 今回の発表分は8月14日から18日でした。

@成田空港入国の「病原体保有者」は10名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は18名で、成田空港入国者では10名でした。
 18名の内、症状が出ている人は6名でした。

@今日でYS-11型機の初飛行から60年、航空科学博物館の企画展を見てきました
 今日で、YS-11型機のプロトタイプが 1962年8月30日に初飛行してから60周年を迎えました。
 この初飛行した試験1号機(製造番号1001、登録記号 JA8611)は、成田空港A滑走路南端近くにある航空科学博物館に野外展示されています。
 今日、航空科学博物館に行き,見学してきました。展示としては小規模で、同館体験館の2階廊下で解説の展示が行われていました。
 ところが,野外の実機は以前のように、内部に入って、バランスを変えて試験飛行するための「水タンク」などを見学できなくなっていました。
 写真のように、階段は取り付けられていましたが、鍵がかけられていました。
 保守点検や保存のために期間を限って見せているのかもしれません。ここにも新型コロナウイルス感染症の影響による、人減らしが現れているように感じました。
 この催しはYS-11型機を展示している、同館も含めた6館で同時に開催されています。内容はそれぞれのところで独自に行っているようです。
 以下に写真を載せておきます。

 
 ポスターも控えめで、あまり目立ちませんでした。

 
 廊下に並んでいた展示です。

 
 このように野外展示の実機には階段に鍵がかかっていて、内部には入れません。
 この機体こそが初飛行した機体です。

 
 以前撮影した内部の写真です。右側に並んでいるのが水タンクと思われます。

 
 展示にはこんな説明がありました。

@「UPS」がB767-300F型機8機を追加発注
 今日の「Traicy」によりますと、ユナイッテド・パーセル・サービス(UPS)は、ボーイング社にB767-300F型機を8機追加発注しました。
 これで、同航空の同型機保有機数は108機になます。


*8月29日

@香港エクスプレスが今日から成田=香港線を増便
 香港エクスプレスは今日から、成田=香港線を週3往復に増便しました。(8月15日の出来事参照)

@ハワイアン航空が9月から成田=ホノルル線を減便
 今日の「Traicy」によりますと、ハワイアン航空は9月から、成田=ホノルル線を週1往復減便し、週6往復(成田発着 月・水・木・金・土・日曜)とします。

@成田空港入国の「病原体保有者」は12名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は29名で、成田空港入国者では12名でした。
 29名の内、症状が出ている人は10名でした。

@全日空も10月1日からの燃油サーチャージ引き上げを発表
 今日の航空新聞社によりますと、全日空は10月1日から11月30日までの燃油サーチャージを発表しました。
 値上げ額はほぼ日本航空と同じになり、北米(ハワイ除く)・欧州・中東・オセアニアは、片道5万8000円にまで跳ね上がりました。ちなみに、8月1日〜9月30日購入分では、4万9000円でした。
【コメント】何時発表したのでしょうか。プレスリリースでは見かけませんでした。


*8月28日

@成田発ホーチミン行きの日本航空機で操縦室の窓にひび、羽田空港に臨時着陸
 昨日午後6時50分頃に出発した、成田発ホーチミン行きの日本航空759便・B787型機が、静岡県上空を飛行中に操縦室の窓ガラスにひびが入りました。
 このため同機は、引き返し、羽田空港に臨時着陸しました。けが人はありませんでした。
 下図は「Flightradar24」による同機の航跡です。
【コメント】羽田空港に着陸した理由は何だったのでしょうか。 成田空港で修理が出来ないとは思えないのですが、修理をして再出発するには時間がかかり、成田空港の運用時間を過ぎる恐れがあったのでしょうか。それとも、運航乗務員の確保の問題があったのでしょうか。?

 

@成田空港入国の「病原体保有者」は7名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は13名で、成田空港入国者では7名でした。
 13名の内、症状が出ている人は3名でした。

@米国で新型コロナウイルス感染症の後遺症で苦しんでいる人が約1600万人
 昨日の「NHKニュース」によりますと、米国シンクタンク「ブルッキングス研究所」は24日、米国国内で新型コロナウイルス感染症に感染した後、後遺症に苦しむ人が約1600万人に及び、この内,最大で約400万人が仕事の出来ない状態に陥っている、との分析を発表しました。
【コメント】良く「新型コロナウイルス感染症は、恐れる必要はない。インフルエンザと同じ程度の病気だ」という人がいます。
 この事を理由に「マスクも不必要。水際対策も必要ない」と言いますが、薬も治療法も確立しておらず、まだまだ「インフルエンザ並み」とは言えませんね。


*8月27日

@相変わらず、すさまじい午後11時以降の騒音
 昨日午後11時以降のA滑走路離陸機は午後11時00分からの7分間に5機でした。約1分24秒に1機の割合です。
 また、30分間に9機が離陸し、こちらは約3分20秒に1機の割合になります。
 読者の中には「金をもらっているのだから、良いではないか」という人もいます。
 騒音下の人たちは、自ら「お金をくれ」と言っている人は多分いないと思います。ただ、「夜だけは寝られる環境を」と言っているだけです。
 生きていくうえで、「お金」には代えることの出来ないものは、たくさんあるはずです。
 学校での教育でも、このような事を学ばなければならない、と思うのですが、今の教育の中では「経済(金儲け)」のことが最大の関心事と教えているような気がしてなりません。「国の経済成長のためには、多少の犠牲は仕方ない」という考え方が蔓延することが心配です。
 このような生き方を教えることが世の中を住みやすくするのでしょうか。

@成田空港に1日約2万5000人分の「自動PCR検査ロボット」導入
 昨日の共同通信によりますと、成田空港で昨日から、新型コロナウイルスの「自動PCR検査ロボットシステム」の運用が始まりました。
 国内の空港では関西空港に続く2番目の導入になります。
 このシステム1台で、今までの約3.5倍になる、1日約2500件の検査が可能となります。

@成田空港入国の「病原体保有者」は14名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は35名で、成田空港入国者では14名でした。
 35名の内、症状が出ている人は8名でした。

@「ASLベルギー航空」が10月1日から成田=リエージュ線(貨物便)を開設へ
 昨日の 「sky-budget」によりますと、国土交通省は、貨物便を運航する「ASLベルギー航空」に外国人国際航空運送事業について、8月26日付で許可したことを発表しました。
 同航空は10月1日から成田=リエージュ線を週2往復(成田発着 水・土曜日)で就航する予定です。機材はB747F型機を使います。
 同航空は定期便としての成田空港乗り入れは初めてとなります。
【コメント】「午後11時00分以降の離着陸」に飛んだ飛行機の中にも6「3V」のコードがありますので、来ていることは確かですね。

@スターラックス航空が9月3日と10月2日に成田=台北線を増便
 今日の 「sky-budget」によりますと、スターラックス航空は成田=台北線を、9月3日から現在の週2往復から週3往復(成田発着 水・金・土曜日)に増便し、さらに、10月2日には週4往復(成田発着 水・金・土・日曜日)に増便する、との事です。
 写真は第2ターミナルに駐機するスターラックス航空機です。

 


*8月26日

@来年度予算の概算要求で成田空港関係は156億円
 今日の「日刊航空」によりますと、国土交通省は来年度予算案の概算要求で、成田空港関係では昨年度比11.4%減となる156億円を計上しました。
 この内、120億円は機能強化関係の政府無利子貸付金として、成田国際空港株式会社(NAA)に貸し付けます。
 その他では庁舎耐震対策や、第2空港監視レーダーを移設する工事などが盛り込まれています。
 このレーダー移設は機能強化に伴い新設される高さ約120mの新管制塔でレーダーの死角が生じることによるものです。工事は2024年度中に完了する予定、との事です。

@成田空港の変異株感染者は50名、全国135名、「BA.5株」は90名、「BA.2.75株」が16名、「BF.5株」が10名
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では135名、成田空港入国者では50名でした。
 135名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.5株」が90名、「BA.2.75株」が16名ありました。その他「BF.5株」が10名、「BE.1株」が8名、「BA.4株」が4名などでした。
 今回の発表分は8月10日から16日でした。

@成田空港入国の「病原体保有者」は14名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は38名で、成田空港入国者では14名でした。
 38名の内、症状が出ている人は8名でした。

@22年12月4日の日本航空機エンジン破壊はブレード製造時の金属癒着が原因
 運輸安全委員会は昨日、2020年12月4日に起こった那覇発羽田行きの日本航空904便(2020年12月4日の出来事参照)・B777-200型機機のエンジントラブルについての報告書を公表しました。
 報告書によりますと、左エンジン内部のブレード2枚が破損し、破片の一部がエンジンカウルを突き破り、胴体を傷つけたものとしています。
 ブレードの破損原因は製造時に、中空となっているブレード内部に、溶けて出来て癒着した金属の粒状塊を起点として,金属疲労が発生して破断したものと、としています。
 このブレード内部の検査はエンジンメーカーのプラット・アンド・ホイットニー社だけが実施出来る非破壊検査でのみ発見できるものです。
 このための対策として、この検査の検査期間を短縮し、追加の定期検査を実施すること、また、カウリング類の強化を勧告しました。


*8月25日

@7月総発着回数は130%増、総国際線旅客数は352%増に
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「成田空港7月運用状況」によりますと、
 総発着回数は前年同月比(以下同じ,【】は2019年7月比)130%増【37%減】の1万4472回となりました。
 この内、国際線発着回数は18%増【46%減】,国内線発着回数は64%増【7%減】、国際貨物便は5%減【77%増】となりました。
 総旅客数は184%増【63%減】の143万6302人となりました。
 国際線旅客数は352%増【74%減】で、この内、日本人旅客数は532%増【79%減】、外国人旅客数は189%増【87%減】,通過旅客数は414%憎【4%減】となっています。
 一方、国内線旅客数は86%増【14%減】となっています。
 国際航空貨物量は9%減【16%増】となりました(詳しくは8月17日の出来事参照)。
 給油量は21%増となっています。

@今日からB滑走路が通常運用に
 成田国際空港株式会社(NAA)は、今日から整備中だったB滑走路の誘導路改修工事が終わった、として、B滑走路の使用制限を解除し、通常の運用を開始しました。
 写真は今日午前8時頃に成田空港B滑走路に到着したベトジェットエア932便の航跡図です。
 誘導路工事中北風時には着陸後南に行けないため、使用できませんでした。

 

@成田空港入国の「病原体保有者」は16名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は32名で、成田空港入国者では16名でした。
 32名の内、症状が出ている人は10名でした。

@ジップ・エアが冬季スケジュールで成田=仁川線を1日1往復へ増便
 「ZIPAIR Tokyo」は今日、冬季スケジュールで、成田=仁川線を週6往復から1日1往復に増便する、と発表しました。

@日本の新規感染者が5週連続で世界最多に
 今日の「NHKニュース」によりますと、世界保健機関(WHO)が現地時間24日に発表した新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は、日本が5週連続で世界最多となりました。
 死者数は米国に次いで第2位となっています。
【コメント】新型コロナウイルス感染症による世界各国の累計死者数は、24日現在で、米国が約105万人、ドイツが約14.7万人、フランスが約15万人などとなっているのに対し、日本では3万7059人となっています。
 日本の死者数はこれらの国にくらべて、格段に少なくなっています。国民の徹底した感染意識や厳しい水際対策や医療従事者の努力などの結果と言えるのではないでしょうか。
 この数字を岸田首相はどう考えているのでしょうか。「感染する人が悪い。死んでも本人の責任だ」とでも言うのでしょうか。
 この内閣は、新型コロナウイルス感染症への対策は「自治体任せと、自己責任」で、大企業の言うとおりの「制限緩和」をするだけ。また、旧統一教会との関わりについては「知らなかった」との一点張りで、自民党内の調査もおこなわず、臨時国会も開きません。
 何が何でも原発を再稼働する、と言っています。
 一方、このままで行けば、年間25%にも達する勢いの物価の値上がりについては、具体的な行動は起こそうとはしません。
 まさに「亡国の内閣」になろうとしているようです。

@政府が来月7日から水際対策を緩和の方針
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、政府は9月7日から日本入国に際して、出国時72時間以内の検査による陰性証明を求める現在の制限措置を、ワクチン3回目接種などを条件に緩和し,また、1日当たりの入国者数を現在の2万人から5万に拡大する,方針を示しました。
 これについて、成田空港利用者は一般的に「海外に行きやすくなる」と歓迎する人が多かった、との事です。
 しかし、一部の人は「国内での感染がさらに爆発するのではないか」との心配をしていた、との事です。

@「水際対策の緩和に一定の評価はするが、変異株流入につながるリスクがある」千葉大病院の猪狩感染対策部長
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、千葉大病院の猪狩英俊・感染制御部長は昨日、同紙の取材に答え、岸田首相がコロナ感染者の全数把握を自治体の判断で,高齢者のみに限定できるようにする、との判断を示したことにつて「(感染傾向把握を簡素化しても)数自体が分かれば、対策は講じられる。発熱外来が逼迫する状況ではやむを得ない。現在の日本の感染状況では、対策自体の意味合いがなくなったとの判断では」との見解を表明しました。
 また、水際対策緩和については、政府の方針に一定の理解を示した上で「感染爆発や新たな変異株流入につながるリスクもある」と指摘しました。
【コメント】対応の遅れで、打つ手がなくなった、成り行きに任せる、と言うことなのでしょうね。


*8月24日

@ピーチの冬季ダイヤで成田=宮崎線が運休、成田=那覇線と成田=長崎線が減便
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、ピーチ・アビエーションが昨日発表した10月30日からの冬季ダイヤ運航計画によりますと、成田空港関係では成田=宮崎線を運休とし、成田=長崎線は1日2往復から1日1往復に、成田=那覇線は1日3〜4往復を1日3往復に減便し、上記路線以外にも運航日限定の減便もします。

@成田空港入国の「病原体保有者」は15名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は35名で、成田空港入国者では15名でした。
 35名の内、症状が出ている人は7名でした。

@キャセイ航空が冬季の成田=香港線の運航計画発表、月ごとに細かく設定
 今日の「Traicy」によりますと、キャセイ航空が発表した9月から来年3月末までの成田=香港線は、9月が週4往復、10月と11月は1日1往復、12月以降は週6往復になります。

@スカイマークが10月30日に運賃を約6%値上げ
 今日の「Aviation Wire」によりますと、スカイマークは今日、冬季ダイヤ開始の10月30日搭乗分から、ほぼ全路線の運賃の値上げを実施すると発表しました。
 値上げ額は普通運賃で約6%となります。理由は新型コロナウイルス感染症の影響や燃料高騰や為替をあげています。


*8月23日

@成田空港の変異株感染者は20名、全国では58名、「BA.5株」は52名と圧倒的
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では58名、成田空港入国者では30名でした。
 58名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.5株」が52名、「BA.2.75株」が1名ありました。その他「BF.3株」が1名、「BE.1株」が3名、「BA.4.7株」が1名でした。

@成田空港入国の「病原体保有者」は12名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は30名で、成田空港入国者では12名でした。
 43名の内、症状が出ている人は9名でした。

@お盆期間の 成田空港LCC は総じて好調
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、今年のお盆期間の成田空港 LCC 旅客数は好調となりました。
 「ZIPAIR Tokyo」の成田=ホノルル線は昨年同期比(以下同じ)約32倍となり、成田=ロサンゼルス線も搭乗率が約60%超となりました。
 また、ジェットスター・ジャパンは19%増となり、搭乗率は約85%となっています。
 「Spring Japan」の国内線旅客機も約4.9倍となっています。
【コメント】この記事ではピーチ・アビエーションについては触れていませんが、ピーチの国内線旅客数は24.4%増ですが、搭乗率は1.3ポイント減の71.0でした。詳しくは17日付けの「Aviation Wire」を見て下さい。

@中国国際航空が今日から成田=北京線を再開
 中国国際航空は今日から,成田=北京線を再開しました。当面、週1婦復(成田発着 火曜日)となります。

@エアソウルが9月27日から成田=仁川線を再開へ
 エアソウルは今日、9月27日から成田=仁川線を週2往復(成田発着 火・金曜日)で再開する、と発表しました。

@全日空が冬季ダイヤで成田=大阪線と成田=中部線を再開
 全日空は今日、10月30日から始まる冬期ダイヤで成田=大阪線と成田=中部線を再開します。
 成田=大阪線は1日1〜2往復、成田=中部線は1日1往復となります。

@日本航空が冬季ダイヤで成田=大阪線を減便し、成田=福岡線を運休
 日本航空が今日発表した10月30日からの国内線運航計画によりますと、成田=大阪線は1日2往復〜1往復に減便し、成田=福岡線は運休します。


*8月22日

@「成田空港周辺の鉄道を複線にすべき」有識者会議提言
 今日の「NHKニュース」によりますと、「成田空港のさらなる機能強化計画」に伴う、鉄道アクセス問題を検討してきた有識者会議は先月、検討結果をまとめ提言として発表しました。
 これによりますと、機能強化計画によって、「鉄道アクセスの改善が大きな課題となることは必至だ」とし、都心と成田空港を結ぶ鉄道の,成田空港周辺での単線区間を複線化すべき、としています。
 この提言についてNAAは「鉄道会社や国とも協議しながら検討を進めたい」としています。
【コメント】至極、当然の事ですね。しかし、需要が、「何時までに,どの程度になるのか」を慎重に判断しないと,国費を無駄にする事になりかねません。
 現在のコロナのようなイベントリスクを全く考慮に入れなかった国の長期上予測と現状の乖離をどう考えるのでしょうか。
 国費を使って、大企業に儲けさせるための「数字あわせの提言」であってはならないと思います。
 下の画像は印旛沼の水田地帯から成田空港に向かうスカイライナーです。

 

@NAAが成田空港早朝国内便需要喚起のキャンペーンをはじめる
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、成田空港国内線早朝便(午前6時から7時59分)を利用する旅客に対して「朝ナリタ2022」キャンペーンを実施する、と発表しました。
 ナリタニスト公式アプリをダウンロードすると、空港内店舗で使える200円クーポンをもらえたり、5,000円分の航空券・ポイントやバス運賃が最大無料になるクーポン等がその場で当たる「朝くじ」を楽しめる、との事です。
 また、成田空港を拠点とする LCC 3社も得するキャンペーンを行う、との事です。

@成田空港入国の「病原体保有者」は20名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は43名で、成田空港入国者では20名でした。
 43名の内、症状が出ている人は16名でした。


*8月21日

@成田空港機能強化計画の元になる、国土交通省が示した「成田空港の長期需要予測」を一部追加して再掲載しました。

@成田空港入国の「病原体保有者」は8名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は15名で、成田空港入国者では8名でした。
 15名の内、症状が出ている人は7名でした。

@北海道エアシステム機が室内灯点灯せずに欠航
 昨日の北海道新聞によりますと、昨日午後5時45分頃、出発準備中の釧路発丘珠行きの北海道エアシステム2868便・ATR46型機で、機内の照明がつかないトラブルが発生し、この便は欠航となりました。

@スカイマークの洞社長が「次期機材はB737-10型機も含めて検討」
 8日の北海道新聞( sky-budget)によりますと、スカイマークの洞社長は同紙とのインタビューに答え、機材の更新について、2025年に更新を開始する方針に変わりはない、と述べました。
 更新機材については、エアバスのA321neo型機が2028年までの製造分が売り切っていることから、2025年に間に合わず、リースで導入するか、カタール航空の契約失効分を除くと、難しいとの認識を示しました。
 このため、ワイドボディ機かB737-10型機を導入する事も含めて検討している、事を明らかにしました。


*8月20日

@成田空港入国の「病原体保有者」は8名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は25名で、成田空港入国者では8名でした。
 25名の内、症状が出ている人は8名でした。

@中華航空が今日から成田=台北線を増便
 
中華航空は今日から成田=台北線を増便しました。
【コメント】ただ、以前は「増便して週6往復」と発表していたようですが、「Flightradar24」を見ますと、1日1往復のようです。

@大韓航空が9月からの、成田=仁川線A380型機投入を延期か
 昨日の 「sky-budget」によりますと、大韓航空は9月から成田=仁川線にA380型機を投入する計画でしたが、これを延期する見込み、との事です。
 すでに、予約サイトでは機材をA330-300型機やB787-9型機に変更している、との事です。
 新型コロナウイルス感染症流行第7波などで、同路線の需要が低迷していることが原因とみられます。
 写真はA滑走路に着陸した大韓航空のA380型機です。

 

@エチオピア航空機が到着空港を通り過ぎるトラブル、パイロットが2人とも居眠りか?
 今日の「CNNニュース(YAHOO!ニュース)」によりますと、現地時間15日、エチオピアの首都アディスアベバで、スーダンのハルツームからのエチオピア航空ET343便・B737-800型機が、空港を高度11200mで通り過ぎるトラブルがありました。
 パイロットは管制官の度重なる呼びかけに応じず、パイロットが2人共に居眠りをしていたものと見られています。
 目的地を通過すると警報が鳴ることなっており、これで目覚めたもののようです。
 同機は約25分遅れで,無事着陸しました。
【コメント】前にも似たようなトラブルがありましたね。確か、インドだったと思いますが。


*8月19日

@NAAが「ホールディングベイ誘導路」の完成を今年9月から先延ばしに、時期は未定
 今日の「日刊航空」によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)はA滑走路北端で整備中の、離陸待ち航空機順番を入れ替え、A滑走路の1時間当たりの処理能力を増やす「ホールディングベイ誘導路」の完成を今年9月から先延ばしすることになりました。
 コロナ禍で発着回数が減っており、当面,間に合うと判断したものです。いつまで先延ばしするかについては明らかにしていません。
【コメント】記事でNAAは「長期的な展望では世界的な航空需要の拡大が確実視され、日本の経済発展や国際競争力の観点からも第3 滑走路の建設など更なる機能強化は着実に進めていく」とのことです。
 確かに発着回数は将来的に見れば、少しずつ伸びるとは思います。しかし、“何時”現在の上限である年間30万回を越えるのかは分かりません。
 当初のずさんな「さらなる機能強化計画」を根本から見直して計画を練り直すべきではないでしょうか。

@成田空港の変異株感染者は78名、全国189名「BA.5株」は140名、「BA.2.75株」が8名、「BF.5株」が14名
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では189名、成田空港入国者では78名でした。
 189名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.5株」が140名、ワクチンが効きにくく、感染力が「BA.5株」と同じくらい強いと言われる「BA.2.75株」が8名ありました。その他「BF.5株」が14名、「BE.1.1株」が8名でした。
 数が多すぎて空港別までは手が回りません。今回の発表分は8月1日から9日でした。

@成田空港入国の「病原体保有者」は7名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は26名で、成田空港入国者では7名でした。
 26名の内、症状が出ている人は5名でした。

@ウズベキスタン航空の成田=タシケント線が今日から再開
 今日からウズベキスタン航空の成田=タシケント線が再開されました。週1往復(成田発着 金曜日)となります。
 下図は今日成田空港に到着したウズベキスタン航空機の「Flightradar24」による航跡です。

 

@日本航空が9月11日から北京→成田線を再開
 日本航空は今日、9月11日から北京→成田線を再開する、と発表しました。当面、週1便(成田発着 日曜日)となります。

@日本航空が10月・11月の燃油サーチャージを引き上げ
 日本航空が昨日発表した10月と11月の燃油サーチャージは、円安と原油価格の高騰を反映し、大幅な値上げとなりました。過去最高額になります。
 日本からハワイを除く北米や欧州、中東、オセアニアは4万7000円から5万7200円に、インドネシアやインド、スリランカ、ハワイは3万500円から3万7400円に引き上げとなりました。
【コメント】この引き上げが国際線需要に水を差すことになりそうです。他社も同様な引き上げを発表するものと見られています。

@7月訪日外客がコロナ前にくらべて95.2%減に
 観光局が17日に発表した「7月訪日外客数(推計値)」によりますと、訪日外客数は前年同月比(以下同じ)83.0%増、2019年7月比95.2%減の14万4500人となりました。
 一方、出国日本人数は443.5%増、2019年7月比83.3%減の27万7900人となっています。


*8月18日

@反対同盟北原派がC滑走路建設計画などの差し止めを求め提訴
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、反対同盟北原派関係者11人は3日、建設予定の第3滑走路やB滑走路延伸などの建設差し止めを求める訴訟を,千葉地裁に提訴しました。

@山東航空が今日から成田=済南線の運行を開始
 山東航空は今日から、成田=済南線の運航を始めました。週1往復(成田発着 木曜日)となります。

@全日空が今日から北京→成田線を増便
 全日空は今日から、北京→成田線を週2便(成田発着 月・木曜日)に増便しました。

@成田空港入国の「病原体保有者」は14名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は27名で、成田空港入国者では14名でした。
 27名の内、症状が出ている人は7名でした。

@お盆期間の国内線旅客数がコロナ前の水準に近づくも国際線はまだまだ
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、国内航空11社が昨日発表したお盆期間(6日から16日)の利用実績は、
 国際線は旅客数が前年同期比(以下同じ,【 】は2019年同期比)371%増【62.0%減】の27万6457人、利用率が42.3ポイント増【16.8ポイント減】の73.5%となりました。
 一方、国内線では旅客数が73.9%増【7.9%減】の330万7430人、利用率が19.1ポイント増【13.5ポイント減】の73.0%となっています。
 旅客数は各社共に前年同期比プラスになっています。利用率ではピーチ・アビエーションの国内線と「Spring Japan」の国際線がマイナスとなっています。
【コメント】お盆期間の日数が年によって違うのですが、国内線旅客数はコロナ前の2019年お盆期間の92.1%までに戻ってきています。国際線旅客数は同38.0%と戻りが鈍いですね。
 今後、行動制限がなかったことで、地方と都市部の感染者がどうなるか心配です。

@業務用渡航の完全回復は2026年になる、との予測
 昨日の「TRAVEL WIRE」によりますと、グローバル・ビジネストラベルアソシエーションは8月15日、世界の業務用渡航がコロナ前の水準に戻るのは「2026年」になるとの新たな予測を発表しました。昨年11月には「2024年」と予測していました。
 コロナの流行やロシアのウクライナ侵攻や台湾情勢や原料高などの影響により、回復が遅れる、としています。


*8月17日

@成田空港入国の「病原体保有者」は14名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は31名で、成田空港入国者では14名でした。
 31名の内、症状が出ている人は9名でした。

@成田空港の7月貨物取扱量は9.3%減、減速が鮮明に
 東京税関成田航空貨物出張所が今日発表した「成田空港7月貨物取扱量」によりますと、総取扱量は前年同月比(以下同じ)5ヶ月連続マイナスで9.3%減の20万1426トンとなりました。
 積込量は5ヶ月連続マイナスで9.1%減、取卸量は4ヶ月連続マイナスで9.5%減となっています。
 また、生鮮貨物の輸入は6ヶ月連続マイナスで19.3%減となりました。

@輸出額は25.1%増、輸入額は17.9%増
 東京税関が今日発表した「成田空港7月貿易概況」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)17ヶ月連続プラスの25.1%増で1兆4211億3900万円でした。
 一方、輸入額は20ヶ月連続プラスの17.9%増で1兆5476億5400万円となっています。
【コメント】このところ、毎月、輸出額が輸入額を下回る貿易赤字が続いています。成田空港の貿易シェアーが大きいので、これが、国の財政に重石となっているのではないでしょうか。
 本来なら、円安で貿易黒字になるはずですが。

@エバー航空が成田=台北線を、23日から増便か?
 今日の「Traicy」によりますと、台湾のエバー航空は23日から、成田=台北(桃園)線を週4往復(成田発着 火・水・金・日曜日)に増便する、との事です。
【コメント】増便とのことですが、「Flightradar24」の下図のスケジュールを見ますと、逆に減便ともいえるようですね。よく分かりません。

 

@アメリカン航空が超音速旅客機「オーバーチュア」20機を発注
 今日のブルームバーグジャパンなどによりますと、アメリカン航空は超音速旅客機「オーバーチュア」を開発している「ブーム・スーパーソニック」と「オーバーチュア」20機を発注する契約を締結しました。この契約にはオプション40機も含まれます。
【コメント】日本航空もすでに「オーバーチュア」を発注していますね。


*8月16日

@ベトナム航空が今日から、成田=ハノイ線を増便
 ベトナム航空は今日から、成田=ハノイ線を現在の週3往復から週4往復(成田発着 月・火・木・土曜日)に増便しました。

@中国の山東航空が18日から成田=済南線を開設
 今日の「NAAニュースリリース」によりますと、中国の山東航空は18日から、山東省の省都である済南市と成田空港を結ぶ、成田=済南線を開設します。
 同航空の成田空港乗り入れは初めてとなります。
 週1往復(成田発着 木曜日)で機材はB737-800型機を使います。成田空港の使用ターミナルは第1ターミナル南ウイングとなります。

@全国空港の変異株感染者は190名、成田空港は87名、「BA.5株」は135名、「BA.2.75株」が13名
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では190名、成田空港入国者では87名でした。
 190名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.5株」が135名、また、ワクチンが効き難く、感染力が「BA.5株」と同じくらい強いと言われる「BA.2.75株」が13名ありました。まもなく「BA.5株」に代わり、この 「BA.2.75株」が流行の主役になる可能性もある、とされています。数が多すぎて空港別までは手が回りません。
 この2種類以外にも聞き慣れない変種株が数種類確認されています。
 今回の発表分は7月19日から8月2日でした。

@成田空港入国の「病原体保有者」は16名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は36名で、成田空港入国者では16名でした。
 36名の内、症状が出ている人は12名でした。

@マレーシア航空がエアバスとA330-900型機10機発注の覚書、別にリースで10機導入
 昨日の「Traicy」によりますと、マレーシア航空はエアバスとA330-900型機を10機発注する覚書を締結しました。
 また、これとは別に,リース会社「アボロン」から同型機を10機リースする契約も締結しました。
 これにより、同型機を20機運用することになります。今回の目的は現在運用中のA330型機21機を置き換えることになります。


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