2022年6月後半の出来事


6月30日

@国際線旅客数が413%増、国内線旅客数は145%増、5月運用実績
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「5月空港運用状況」によりますと、
 総発着回数は前年同月比(以下同じ、【 】2019年5月比)31%増【41%減】の1万3164回となりました。
 この内、国際線発着回数は9%増【50%減】の8862回、旅客便は49%増【67%減】、貨物便は19%減【78%増】となっています。
 一方、。国内線旅客便発着回数は122%増【6%減】の4269回となっています。
 総旅客数は237%増【69%減】の111万2410人で、この内、国際線旅客数は413%増【80%減】で、日本人は399%増【88%減】、外国人は328%増【90%減】、通過客が484%増【10%減】となっています。
 一方、国内線旅客数は145%増【18%減】となっています。
 国際貨物量は5%減【20%増】となりました。(詳しくは6月16日の出来事参照
 給油量は14%増となっています。
【コメント】大分回復してきましたが、国際線はまだまだですね。国内線はコロナ前の2019年に近づいています。

@成田空港入国の「病原体保有者」は9名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は17名で、成田空港入国者では9名でした。
 17名の内、症状が出ている人は5名でした。

@全日空が7月11日から北京→成田線を2年3ヶ月ぶりに再開
 全日空は今日、北京→成田線を7月11日から2年3ヶ月ぶりに再開する、と発表しました。 週1便(成田発着月曜日)になります。
【コメント】中国路線もそろり、そろりと動き始めましたね。路線が再開されても中国の庶民の生活もダメージを受けているので、コロナ前のようにはいかないと思いますが。


*6月29日

@成田空港入国の「病原体保有者」は7名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は17名で、成田空港入国者では7名でした。
 17名の内、症状が出ている人は5名でした。

@大韓航空が9月から成田空港路線にA380型機を再投入と発表
 昨日の「朝鮮日報(YAHOO!ニュース)」によりますと、大韓航空は現地時間28日、国際線の増便を前倒し、9月までに座席提供数をコロナ前の50%まで拡大する、と発表しました。
 この中で、9月から成田空港路線にもA380型機を再投入する、との事です。
 写真は2011年6月17日に、初めて成田空港に投入された大韓航空のA380型機です。消防車の歓迎放水の中、スポットに入りました。

 

@外務省が不要不急の渡航に注意喚起、海外での感染でトラブル多発
 27日の「Traicy」によりますと、外務省は海外の日本大使館や総領事館が、出張や旅行で渡航した人が新型コロナウイルス感染症に感染する例が増えている、と注意を喚起しています。
 フィンランドでは渡航した10名以上の日本人が、帰国時のPCR検査で陽性が判明し、大使館に相談が寄せられた、との事です。
 診察費や検査費、延泊の宿泊費などは自己負担になる、として、不要不急の渡航はやめるよう求めています。
 また、インドネシア・バリ島のデンパサール総領事館には、複数の相談が寄せられ「ホテルによっては、隔離のための宿泊を認めない場合や、隔離先や移動の手配などの対応が得られない場合がある」としており、ホテルを選ぶ際には、ランクや設備などのハード面だけではなく、陽性時の隔離の可否や対応などをあらかじめ確認するよう呼びかけている、との事です。


*6月28日

@成田空港入国者から「オミクロン株」24名、内、「BA.4株」1名、「BA.5株」は4名
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では49名、成田空港入国者では24名でした。
 49名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.4株」が4名(羽田3名、成田1名)、「BA.5株」が8名(羽田3名、成田4名、関空1名)でした。残りの37名が「BA.2株」でした。
 今回発表分は6月7日から16日でした。

@成田空港入国の「病原体保有者」は8名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は13名で、成田空港入国者では8名でした。
 13名の内、症状が出ている人は4名でした。

@全日空が成田=シカゴ線を8月1日から増便
 全日空は今日、成田=シカゴ線を8月1日から週5往復に増便する、と発表しました。

@2021年度国内線(幹線)の旅客数ランキングで成田=新千歳線と成田=福岡線が大幅ランクアップ
 国土交通省が今日発表した「2021年度航空輸送統計年報の概要」によりますと、
 国内線幹線路線の旅客数で、成田=新千歳線が昨年の12位から6位に、成田=福岡線が同15位から8位と共に大幅にランクを上げています。
【コメント】 LCC の認知度が上がっていることと、消費者物価が上昇している中、何と言っても運賃が安い事が大きいと思います。
 両路線共に LCC 各社が便数を多く飛ばしており、利便性も良くなっていることも背景にあると考えられます。

@スカイマークの決算で3年連続の赤字、赤字幅は縮小
 スカイマークエアラインが昨日発表した、2022年3月決算によりますと、事業収益は国内線需要の回復などで前期比130億8300万円増の471億4700万円となりました。
 しかし、最終損益は赤字幅を96億円圧縮したものの、67億円の赤字となり、黒字化はなりませんでした。赤字は3年連続となります。

@ルフトハンザ航空がA380型機の復帰を正式に発表
 今日の「Aviation Wire」によりますと、ルフトハンザ航空は現地時間27日、A380型機を再就航させる、と正式に発表しました。
 2023年夏から運航を再開させる見通し、との事です。背景には20機を発注しているB777X型機の運航開始遅延がある、との事です。
 下の写真は成田空港に到着したルフトハンザ航空のA380型機です。

 

@ルフトハンザ航空がスカイトラックス社の「5スター」を失う
 今日の「Traicy」によりますと、航空格付け会社の「スカイトラックス」が発表した、世界航空会社の格付けによりますと、ルフトハンザ航空が「5スター」から「4スター」に降格となりました。
 ルフトハンザ航空は2017年5月にアジア以外で初めて「5スター」を獲得していました。「5スター」にランクされているのは10社で、日本の航空会社では全日空と日本航空が「5スター」となっています。


*6月27日

@成田空港入国の「病原体保有者」は18名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は24名で、成田空港入国者では18名でした。
 24名の内、症状が出ている人は4名でした。

@ユナイテッド航空が9月1日から成田=サイパン線を開設
 今日の「Traicy」 によりますと、ユナイテッド航空は今日、成田=サイパン線を9月1日(成田発着は9月2日)から、週3往復(成田発着 火・木・土曜日)で開設する、と発表しました。機材は B737-800 型機を使います。
 同路線は過去にデルタ航空やスカイマークが運航していました。

@国土が23日のジェットスター・ジャパン客室乗務員骨折を航空事故に認定
 今日の「日刊航空」によりますと、国土交通省は24日、23日に発生したジェットスター・ジャパン機の客室乗務員亀裂骨折トラブルを、航空事故に認定しました。


*6月26日

@成田空港入国の「病原体保有者」は13名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は17名で、成田空港入国者では13名でした。
 17名の内、症状が出ている人は4名でした。

@熊本発大阪行きの全日空ウイングス機が大きく揺れ、客室乗務員が骨折の重傷
 昨日午後1時半頃、熊本発大阪行きのANAウイングス1626便・DHC8-400型機(JA854A)が、徳島県上空を飛行中に機体が突然大きく揺れ、後部のギャレーで作業中だった客室乗務員が転倒しました。
 到着後に受診したところ、腰の骨を折る重傷と判明しました。シートベルト着用サインは点灯していなかったとのことです。
 他の乗客・乗員73人にケガはありませんでした。
 国土交通省は航空機事故として調査官を派遣する予定です。
 下図は「Flightradar24」による同便の航跡図です。

 

@新型コロナウイルス感染症の影響で関西空港の従業員が5000人以上減る
 昨日の読売新聞によりますと、関西エアポートが明らかにしたところでは、関西空港内で働く従業員が新型コロナウイルス感染症流行前に比べて、約3割減の5000人以上減少している、との事です。
 特に、若手の非正規社員が減少しており、企業側が契約を更新せず、人員削減に踏み切ったとみられます。
 関西エアポートの担当者は「訪日客が急回復すると人手不足に陥る恐れがある。人員の確保に向け、周辺自治体とも連携して対策を検討したい」と話しています。
【コメント】人数を確保できたとしても、訓練し、実際の戦力になるには時間がかかりますね。

@ジップエアの運賃は日本航空の燃油サーチャージよりも安い
 昨日の「Fly Team」によりますと、値上げされた日本航空の燃油サーチャージと「ZIP AIR Tokyo」の運賃を比べてみますと、ソウル線を除く、バンコク線、シンガポール線、ハワイ線、ロサンゼルス線で、日本航空の燃油サーチャージの方が「ZIP AIR Tokyo」の運賃よりも高額になっている、との事です。
【コメント】昨日書いたように全日空の燃油サーチャージも日本航空の燃油サーチャージとほぼ同額ですので、同じ事が言えることになります。
 さすがLCC ですが、「これで採算がとれるのか」と心配になりますね。

@日本航空が国内で初めて旅客機を解体
 24日の「Fly Team」によりますと、日本航空は使用済みで退役させたB777-300型機(JA8945)の解体を、5月中に、羽田空港旧整備場の羽田整備ビル大型第2(K2)ハンガーで行った模様、との事です。
 取り外した部品などで、使えるものは整備・耐空性検査を経て、中古の航空機部品市場に出品し、機体の一部は加工して一般にも販売されている、との事です。
 国内での旅客機解体は、海外での解体に比べ、海外へのフェリーフライトが無く、燃料削減、排出ガスゼロ、SDGsを意識したメリットがあるようです。


*6月25日

@エアプサンが今日から成田=仁川線を増便
 韓国・ LCC 「エアプサン」は今日から、成田=仁川線を週2往復に増便しました。

@「成田空港地域共生・共栄会議」がYouTubeに地域紹介動画公開
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、「成田空港地域共生・共栄会議」はこの程YouTubeに地域紹介動画を公開した、との事です。
【コメント】このような成田空港を盛り上げる活動も大事だとは思うのですが、成田空港を発着する飛行機の騒音により、日夜苦しんでいる人たちがいる事や、その対策について行動を起こすことがこの会議の仕事の一つではないでしょうか。
 この両輪を持ってこそ、本当の「共存・共栄」が実現すると思います。

成田空港入国の「病原体保有者」は10名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は19名で、成田空港入国者では10名でした。
 19名の内、症状が出ている人は2名でした。

@日本航空が8〜9月分の燃油サーチャージの大幅値上げを発表
 日本航空は昨日、8〜9月分の国際線燃油サーチャージを発表しましたが、北米やヨーロッパ方面は片道(以下同じ)4万7000円、ハワイなどは3万500円と過去最大級の値上げとなりました。
 全日空も、すでに北米・ヨーロッパ方面が4万9000円、ハワイが3万1100円となる値上げを発表しています。
【コメント】日本から海外に行くには、円安とダブルパンチになりますね。

@ルフトハンザ航空が夏季繁忙期に3100便の欠航を発表
 昨日のブルームバーグジャパンによりますと、ルフトハンザ航空は本格的な夏季休暇シーズンを前に、乗務員が不足しているため、先に発表していた900便に加え、新たに2200便の欠航を発表しました。
 欠航便は主に、国内線と欧州圏内の路線になる、との事です。
【コメント】新型コロナウイルス感染症の流行で削減した乗務員や地上職員の不足は世界的に深刻化しており、早期の解決は難しいようです。
 世界の航空会社で同様の混乱が発生する可能性があります。

@エミレーツ航空のA380型機稼働率が約58%に
 今日の 「sky-budget」によりますと、A380型機を119機保有するエミレーツ航空ですが、現在稼働しているA380型機は65〜70機とのことです。
 需要の急回復でA380型機の稼働数を増やしたいところですが、乗務員の訓練には時間が必要で、この状況を早期に改善することは難しい、との事です。
 一旦発表された成田路線へのA380型機再投入も白紙撤回されています。
 写真は成田空港に到着したエミレーツ航空のA380型機です。

 


*6月24日

@成田空港入国者から「BA.4株」感染者2名初めて確認、「BA.5株」は10名
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では29名、成田空港入国者では24名でした。
 29名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.4株」が2名(羽田1名、成田1名)、「BA.5株」が10名(羽田2名、成田8名)でした。
 残りの17名が「BA.2株」でした。今回の分は6月6日〜12日でした。
 なお、空港検疫で「BA.4株」が見つかったのは初めてになります。

成田空港入国の「病原体保有者」は5名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は12名で、成田空港入国者では5名でした。
 12名の内、症状が出ている人は3名でした。

@ジェットスター・ジャパン機で高知空港着陸時に客室乗務員が骨折
 今日の「SankeiBiz」によりますと、国土交通省は今日、昨日の午後2時10分頃高知空港に到着したジェットスター・ジャパンの成田発高知行き423便・A320型機(JA05JJ)が着陸した際、客室乗務員の一人が腰の骨を亀裂骨折する大けがを負った、と発表しました。
 着陸時、この客室乗務員は専用シートに着席し、着陸も衝撃を伴うような着陸ではなかった模様、との事です。
 この客室乗務員は降機後、体調不良を訴えたため受診したところ、骨折が判明した、との事で、調査官3人を派遣して状況を調べることになりました。

 

@ NAA が今年度の役員を発表、女性は1名
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した新役員名簿によりますと、取締役は田村社長以下10名で留任、この内、女性は1名でした。この人だけ「旧職」「新職」ともに空欄となっています。
 また、執行役員は12名で、この内1名が「新任」となっています。
【コメント】上級国家公務員の「天下りは禁止」だった、と記憶しているのですが、いつから、「解禁」となったのでしょうか。
 「天下り」については抜け道があるようですが。住民の生活や騒音被害を顧みず、国の政策をごり押しするためには「天下り」も必要と言うことなのでしょうか。
 国の基本姿勢は建設時の50年前と何ら変わっていないような気がします。


*6月23日

成田空港入国の「病原体保有者」は9名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は15名で、成田空港入国者では9名でした。
 15名の内、症状が出ている人は2名でした。

@韓国の LCC 「ジンエアー」が7月23日から成田=仁川線を増便
 今日の 「sky-budget」 によりますと、韓国のLCC「ジンエアー」は、現在週4往復で運航している成田=仁川線を7月23日から増便し、1日1往復にします。

@マリアナ政府観光局理事が「スカイマークが成田=サイパン線に戻ってくる」?
 今日の 「sky-budget」によりますと、マリアナ政府観光局の理事は、「スカイマークエアラインが成田=サイパン線を再開する、との約束が出来ている」と語りました。
 しかし、スカイマークは当面、「国内線に注力方針である」と表明していることから、時期については未定とのことです。
 ただ、この路線についてはユナイテッド航空が就航を考えているとの事で、ユナイテッド航空との競合になった場合、スカイマークエアラインが乗り出すことは微妙となるようです。
【コメント】スカイマークエアラインが約束した、と言うことは疑問ですね。
 写真は撤退する前に成田空港誘導路を移動するスカイマークエアライン機です。

 

@「サル痘」感染者がアジアで見つかる
 このところ、「サル痘」の流行が各地で確認されていますが、アジアでもシンガポールで現地時間20日に入国した英国人男性の感染が確認されました。この男性は客室乗務員としてシンガポールに来た、との事です。
 また、韓国でも現地時間21日にドイツから帰国した韓国人の感染が確認された、との事です。


*6月22日

@「ZIP AIR Tokyo」が7月4日から成田=仁川線を増便
 「ZIP AIR Tokyo」は今日、7月4日から成田=仁川線を、現在の週6往復から1日1往復に増便する、と発表しました。

成田空港入国の「病原体保有者」は2名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は9名で、成田空港入国者では2名でした。
 9名の内、症状が出ている人は2名でした。

@「2022年度には必ず黒字化し、復配できるようにする」と赤坂社長
 昨日開かれた日本航空の株主総会で挨拶した赤坂社長は、2期連続の赤字と無配当を陳謝し、「2022年度はなんとしても黒字を達成し、復配を目指す」と決意を述べました。
 今年度の需要については、第1四半期はほぼ想定通りに推移しており、通年で国内線はほぼコロナ前の状態に回復し、国際線は同約65%まで回復すると見ている、との事です。
 株主からの質問では、破綻時に整理解雇された社員の復職について複数の質問があり、会社側は「整理解雇者を含めた約100名を再雇用しており、整理解雇の正当性は裁判所の判決でも認められている」と答えていました。

@ IATA 事務局長「日本の水際対策は科学的ではない」?
 今日の「Aviation Wire」によりますと、国際航空運送協会(IATA)のウォルシュ事務総長は現地時間21日、「Aviation Wire」の取材に答え、日本の水際対策について「これらの決定のいくつかは、大衆受けが良かったのだろうが、科学に基づいたものではない。経済的ダメージと潜在的受益者のバランスを考えないといけないと思う。(日本の水際対策は)ほとんど効果がない割に(2022年6月7日の出来事参照)膨大なコストがかかる」と問題点を指摘した、との事です。
【コメント】何が「科学的」なのでしょうか。7日の出来事で書いた感染者と死者の数字に誤りはありません。
 事務局長の考えは、経済成長と企業のもうけのみを重視したもので「どんなに死亡者が出てもかまわない」という、但し書きをつけるべきでしょう。
 今回のように瞬く間に全世界に広まったことに、国際航空運送協会(IATA)の責任がないというのでしょうか。
 新型コロナウイルス感染症対策を軽視し、コロナウイルスを蔓延させた事に関して、国際航空運送協会(IATA)が「このように防ぐべき」という“科学的”な提言を行った、との記憶は私にはありませんね。
 やったことは「機内では感染しない」「マスクは必要ない」「犠牲者が出ても、国境を閉鎖すべきではない」というキャンペーンだったように記憶しています。


*6月21日

@茨城県でも訴訟準備の説明会始まる
 昨日の茨城新聞によりますと、「成田空港の騒音から生活を守る周辺住民の会」は19日、稲敷市の柴崎の新宿公民館で、夜間早朝の飛行差し止めと損害賠償を求める訴訟をNAAに対して起こすための説明会を開きました。
 説明会には住民ら約20人が参加しました。同会では今後、騒音測定や健康被害や防音工事の状況調査などを行い、原告が集まり次第訴えを起こす、との事です。
 写真は2018年3月のもので、右の利根川を越えると茨城県になります。この真下が河内町や稲敷市になるようです。上部に見えるのが霞ヶ浦です。

 

成田空港入国の「病原体保有者」は9名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は18名で、成田空港入国者では9名でした。
 18名の内、症状が出ている人は8名でした。

@成田空港入国者から「BA.5株」感染者1名、羽田空港入国者からは10名
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では26名、成田空港入国者では7名でした。
 26名全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.5株」が11名(羽田10名、成田1)でした。残りの15名が「BA.2株」でした。
 今回の分は6月7日から9日まででした。

@エール・フランスが成田=パリ線を減便
 今日の「Traicy」によりますと、エール・フランスは昨日から成田=パリ線の運航計画を変更しました。
 成田発着で(以下同じ)6月20日から29日までは1日1往復、6月30日から9月1日は週5往復、9月2日から10月30日までは週4往復となります。

@アシアナ航空が成田=仁川線を増便
 昨日の 「sky-budget」によりますと、アシアナ航空は7月15日から成田=仁川線を現在の1日1往復から週10往復に増便します。
 さらに、8月1日から1日2往復に増便します。

@タイ航空が成田=バンコク線を増便
 昨日の「トラベルウオッチ」によりますと、タイ航空がこの程発表した7月1日から10月29日のスケジュールによりますと、成田=バンコク線を1日2往復に増便する、との事です。

@航空科学博物館が7月1日から企画展「JAL リニア計画 〜HSST〜」を開催
 成田空港のA滑走路南端・東側にある航空科学博物館は、7月1日から8月28日まで、企画展「JAL リニア計画 〜HSST〜」を開催します。

@全日空が株主総会で「成田空港の貨物事業を拡張する」事を明らかに
 今日の「日刊航空」によりますと、昨日開かれたANAホールディングスの株主総会で芝田社長は2023年3月も配当を見送る方針を明らかにし、陳謝しました。
 しかし、航空需要の今後の見通しについて、「新型コロナも徐々に収束する中、航空機での移動が増加している。コロナの長く、暗いトンネルの先にようやく明るい光が見えてきた」と述べました。
 また、貨物事業について外山取締役は「コロナ禍は貨物事業にとっては商機となった。この好況の要因となった旅客便の運休や海上輸送の混乱は、いずれ終息する。従って、コロナ禍後の競争環境を鑑みて事業構造改革に取り組んでいる。貨物専用機の運航を成田空港に集約した。今後もこれらの成果を磨き、成田空港で2024 年に稼働予定の新貨物施設を活用して更なる効率化や品質の向上を図っていく」と述べました。
【コメント】『新貨物施設』はA滑走路北天に整備される第8貨物ビルのことと思われます。

@ジェットスター・ジャパンが6月30日から運賃と諸費用を値上げ
 昨日の「Traicy」によりますと、ジェットスター・ジャパンは昨日、30日から運賃と諸手数料を値上げする、と発表しました。
 運賃は最大1000円、平均で5.2%の値上げになります。新型コロナウイルス感染症による需要減や燃料の高騰などが原因とのことです。

@英国のヒースロー空港がシステムトラブルと人員不足で手荷物滞留し、欠航多数
 英国ロンドンのヒースロー空港で荷物のシステムにトラブルが発生し、大混乱に陥っています。
 手荷物は手作業で持ち主に渡されていますが、人員不足で処理が追いついていません。
 このため、空港会社では航空各社に対して、現地時間20日に到着する便の10%を欠航とするように要請している、との事です。
 原因はシステムトラブルだけでなく、新型コロナウイルス感染症流行時に大量の作業員を解雇したため
、作業員が大幅に不足していることも影響している、との事です。
【コメント】このような航空会社や空港会社の人員確保は追いつかず他の国でも混乱が続いているようです。新型コロナウイルス感染症の影響は大きいですね。

@ベルギー・ブリュッセルの空港で全出発便がキャンセルに、国民が賃金あげろのデモ
 ベルギーでは現地時間20日、物価高で生活が苦しくなったことに抗議し、賃金を大幅に引き上げるように要求するデモ行進が行われました。
 ブリュッセル中心部も7万人がデモを行い、空港の作業員がストに参加するなどで、出発便が全てキャンセルされ、到着便の多くが欠航となっている、とのことです。


*6月20日

成田空港入国の「病原体保有者」は6名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は17名で、成田空港入国者では6名でした。
 17名の内、症状が出ている人は7名でした。

@シンガポール航空が7月25日から成田=シンガポール線を増便
 今日の「Fly Team」によりますと、シンガポール航空は7月25日から成田=シンガポール線を、週4往復から1日1往復に増便します。

@「第3次新横田基地公害訴訟」が今日提訴
 米軍横田基地周辺の住民約1300人は今日、横田基地の騒音被害に対する賠償や早朝・深夜の飛行禁止などを求めた「第3次新横田基地公害訴訟」を、起こしました。特に騒音が激しいオスプレイなどの飛行禁止も求めています。


*6月19日

成田空港入国の「病原体保有者」は10名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は15名で、成田空港入国者では10名でした。
 15名の内、症状が出ている人は2名でした。

@タイ・エアアジアXが成田=バンコク線をそっと減便か
 今日の「アジアトラベルノート」によりますと、タイ・エアアジアXの成田=バンコク線は、現在週4往復で運航することになっていますが、予約画面では週2往復のみになっている、との事です。
 正式な発表はありませんが減便しているようです。
【コメント】予約が予定したよりも大幅に少なくなっているのでしょうね。

@「ZIP AIR Tokyo」が昨日から尾翼新デザイン機を運航開始
 「ZIP AIR Tokyo」は尾翼マークを新しいものに変更した「JA822J」機の運航を昨日から始めました。
 下図は「Flightradar24」による、折返し便のロサンゼルス発成田行き「GK23便」の航跡図です。
 右下の写真も尾翼が新デザインになっていますね。

 


*6月18日

@スカイトラック社の「2022年空港評価」で成田空港が1ランクアップの4位に
 今日の「Fly Team」によりますと、英国の航空サービス調査企業のスカイトラックスが発表した「2022年国際空港評価」によりますと、成田空港が1ランクアップの4位となりました。
 ちなみに、羽田空港が第2位、関西空港が10位となりました。
 下の写真は少し古いですが(第3ターミナルはまだありません)北に離陸し旋回して成田空港上空に戻った航空機から撮った成田空港の全景です。

 

成田空港入国の「病原体保有者」は7名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は13名で、成田空港入国者では7名でした。
 13名の内、症状が出ている人は4名でした。

@日本航空の赤坂社長が「7月には営業損益が黒字になる見込み」、2年5ヶ月ぶり
 日本航空の赤坂社長は昨日、共同通信とのインタビューで、7月の営業損益が2年5ヶ月ぶりに黒字になる、との見通しを明らかにしました。
 「(足元で)国内線はコロナ前の約7割、国際線は約4割まで回復した。国際線は計画を若干上回るペースで推移している」と説明した、とのことです。

@中国経済の低迷で「給与を自主的に50%カットするか、自主退職を」
 今日の「DIAMOND online」に載った「『給料を自主的に半分カットせよ』中国の賃下げラッシュ驚きの実態」によりますと、中国も新型コロナウイルス感染症の影響で経済が低迷し、厳しいリストラが行われているようです。
【コメント】新型コロナウイルス感染症の前にバブル化した、訪日中国人による「爆買い」の再来に期待する業界の思惑通りに、中国人の訪日回復があるのでしょうか。


*6月17日

@全日空が国際線の変更で成田空港路線を増便
 全日空が今日発表した国際線の7月1日〜10月29日の、国際線運航計画変更によりますと、
 ・成田=バンクーバー線を7月3日から週5往復、・成田=ヒューストン線を7月16日から週3往復、・成田=バンコク線を7月8日〜8月31日まで1日1往復、・成田=ホーチミン線を7月15日〜9月1日まで週4往復にそれぞれ増便します。

成田空港入国の「病原体保有者」は16名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は22名で、成田空港入国者では16名でした。
 22名の内、症状が出ている人は7名でした。

@成田空港入国者28名から「BA.5株」感染者9名
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、6月3日〜7日の変異株感染者は全国空港で41名、成田空港入国者では28名でした。
 41名全員がオミクロン株で、この内訳は「BA.5株」が9名(全員成田)でした。残りの32名が「BA.2株」でした。


*6月16日

@ ZIP 機のデザイン変更は18日から順次、ウクライナ侵攻のロシアがシンボルマークに「Z」を使う
 昨日載せた「ZIP AIR Tokyo」の尾翼マークの変更ですが、今日の「日刊航空」によりますと、西田社長は昨日のサンノゼ線就航記者会見で、現在、ウクライナに侵攻しているロシアが「Z」をシンボルマークにしていることから「お客さまに心配、不安な思いを持たせないようにという思いもある」と述べました。
 実際にSNSや海外の空港では「ロシアと関係があるのか」と聞かれることもあった、そうです。
 なお、18日からデカールで順次変更し、7月上旬には4機全てで変更する、との事です。
 さらに、ボーイング社に発注しているB787-9型機2機は今年中に受領する予定ですが、現在、品質問題で受け渡しが中断しており、西田社長は「多少ずれることあるかもしれないが、サンノゼ線は現在の4機でまかなえる」と述べました。

成田空港入国の「病原体保有者」は5名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は12名で、成田空港入国者では5名でした。
 12名の内、症状が出ている人は5名でした。

@成田空港5月貿易概況は輸出額が18.8%増、輸入額が22.7%増
 東京税関が今日発表した「成田空港5月貿易概況」によりますと、輸出額は前年同月比(以下同じ)18.8%増の1兆2074億6500万円となりました。
 一方、輸入額は22.7%増の1兆6234億300万円となっています。

@成田空港5月貨物取扱量は3ヶ月連続のマイナスに
 東京税関成田航空貨物出張所によりますと、「成田空港の5月国際貨物取扱量」は、総取扱量が前年同月比(以下同じ)5.1%減の19万4829トンで、3ヶ月連続のマイナスとなりました。
 この内、積込量は6.2%減と3ヶ月連続のマイナスとなり、取卸量は4.1%減と2ヶ月連続のマイナスとなっています。
 我々の生活に関係する生鮮貨物の輸入量は10.2%減、ドライ貨物の輸入量は0.3%増となっています。

@5月訪日外客数は2019年同月比で94.7%減に
 観光局が昨日発表した「5月訪日外客数・出国日本人数(推計値)」によりますと、訪日外客数は2019年5月比(以下同じ)94.7%減の14万7000人となりました。
 一方、出国日本人数は90.7%減の13万4000人となっています。
【コメント】まだまだ、「本格的回復傾向」とは言えませんね。7月中頃から目に見えて回復するのではないでしょうか。
 写真は6月6日の第2ターミナル1階到着ロビーです。以前より旅客の数は増えています。

  


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