2023年11月後半の出来事


*11月30日

@外国人旅客数が単月として,初めてコロナ禍前を上回る
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「10月空港運用状況」によりますと、
 総発着回数は前年同月比・【】は2019年10月比(以下同じ)23%増【12%減】の1万8521回となりました。
 この内、国際線発着回数は35%増【16%減】となり、旅客便は66%増【21%減】貨物便は75%減【23%増】となっています。
 一方、国内線発着回数は4%減【2%増】となっています。
 総旅客数は82%増【15%減】の301万7035人で、国際線旅客機は124%増【22%減】となり、内訳は日本人が84%増【54%減】、外国人が260%増【3%増】と単月としてコロナ禍前を越えました。通過客数は31%減【21%減】となっています。
 一方、国内線旅客数は12%増【16%増】となっています。
 国際線総貨物量は16%減【7%減】となりました。詳しくは、10月17日の出来事を参照してください。

@成田国際空港株式会社(NAA)の今年度上期決算で4期ぶりに36億円の黒字
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した2024年3月期上半期連結決算によりますと、営業利益が前年同期比(以下同じ)87.7%増の997億円、営業費用が38.0%増の854億円、純利益が222億円改善の36億円と4期ぶりの黒字となりました。
 また、2024年3月通期の見通しは、世界経済の先行きが不透明であること、エネルギー価格の動向や物価の上昇など不確実な要素があることから、据え置くとしています。

@ニュージーランド航空が今日から成田=オークランド線を増便
 今日の 「sky-budget」 によりますと、ニュージーランド航空は今日から、成田=オークランド線を現在の1日1往復から週10往復に増便しました。増便分は成田発着 水・金・日曜日となります

@成田空港の人手不足で,路線新設や増便要望の3分の2しか応じきれず
 今日の「NHKニュース」によりますと、成田空港では地上職員(グランドハンドリング)の不足から、航空会社が今年度中に新規就航や増便を希望している便数は週152便に達しています。
 しかし、この希望を満たすのは約3分の2にすぎず、残りの3分の1を受け入れる見通しが立っていない、との事です。
 なお、明日からの残業拒否を表明していたスイスポートジャパンは会社側が示した業務の一部をほかの会社に委託するなどの対策を示したため、労働組合側も12月の時間外業務拒否は見送ることにした、との事です。

@ジェットスター・ジャパン労組が明日から休日の出勤要請に応じない方針
 昨日の朝日新聞(livedoor news)によりますと、ジェットスター・ジャパン労組が明日から突入するストライキは、休日の出勤要請に応じない形で行われる、との事です。
 このスト要員には組合員約1000人中の約100人が参加することになります。

@日本航空の10月輸送実績は国際線が53.9%増、国内線が9.9%増,国内線ではコロナ禍前を越える
 日本航空が今日発表した「JALグループ10月マンスリーレポート」によりますと、
 国際線旅客数は前年同月比・【】は2019年10月比(以下同じ)53.9%増【22.8%減】の55万8667人利用率は80.6%となっています。
 一方、国内線では旅客数が9.9%増【3.1%増】の316万2372人、利用率は79.8%となっています。この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が0.3ポイント増の79.6%、成田=中部線が7.6ポイント減の51.3%でした。


*11月29日

@夜間運用時間短縮訴訟の第1回口頭弁論開かれる,国は棄却を要求も、裁判長は「具体的な弁論なくば中間判決」
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、成田市、芝山町、横芝光町、多古町、茨城県稲敷市の住民ら15人が、「成田空港で午後9時から翌朝午前7時迄の航空機の発着禁止」を求める訴訟の第1回口頭弁論が、昨日、千葉地裁で行われました。
 原告は国内の内陸にある空港に比べて、飛行制限時間が成田では6時間と短く、「さらなる機能強化計画」が実施された場合には、さらに短い4時間に短縮される、として「原告らの生命や健康の重大な侵害となり得る」と主張しました。
 原告団長の加藤茂さんは「(騒音による)朝や夜間の生活妨害は甚大で、これ以上は限界。地域住民の命が犠牲になっていいのか、と問いたい」と訴えました。
 これに対して、国側は 「原告適格が認められない」などとし請求の却下を求めました。
 これにたいして、岡山裁判長は「実態に伴う答弁を出せないなら、中間判決を検討せざるを得ない」と、国側に具体的な答弁を求めました。

@ジェットスター・ジャパン労組が12月1日からのストライキを通告
 今日のブルームバーグジャパンによりますと、ジェットスター・ジャパン労組は今日、未払い賃金などの交渉で進展が見られない、として、「12月1日から国内の全職場を対象としたストライキを実施する予定」と会社側に通告しました。
 指名ストライキの可能性もある、との事です。
 写真は第2ターミナル前の駐機場に羽根を休めるジェットスター・ジャパン機です。

 

@「トキエア」が記者会見で,来年1月31日からの新潟=丘珠線就航を発表
 「トキエア」は今日午前、記者会見を開き、来年1月31日から新潟=丘珠線を開設する、と発表しました。
 1日2往復で週4日の運航となります。予約は今月中にホームページとコールセンターで受け付ける、との事です。
 運賃は変動制で6900円から2万5000円となっています。


*11月28日

@スイスポート・ジャパン労組委員長「フライトを減らす必要がある」
 今日の朝日新聞(有料版)によりますと、成田空港などの国内6空港で空港内のカウンター業務や荷物の運搬を委託されているスイスポート・ジャパン労組が、12月から時間外労働などに関する労使協定(36協定)を破棄すると経営側に通告しました。(11月16日の出来事参照)
 新城委員長は同紙とのインタビューに答え、「新入社員の教育が追いついていない」と指摘し、「現場では業務に必要な経験や資格を持つ従業員に仕事が集中し、疲れ果てた経験者が辞めている」と実情を明かしました。
 さらに、「いまの便数を受け入れる力はない」として、「フライトを減らす必要がある」と述べています。
【コメント】人員を増やしても、即戦力になるわけではありませんね。資格獲得やスキルの積み重ねが必要ですね。これには時間がかかります。結局、便数を減らし、労働量を減らすしか、対策はないのでしょうね。

@「トキエア」の就航開始を1月31日で調整か,まもなく正式発表へ
 今日の新潟テレビUXによりますと、複数の関係者は「トキエア」の新潟=丘珠線就航は来年1月31日となる方向で調整が進んでいる、との事です。
 予約開始は同1月中旬となる見込みです。
 2、3日中には正式発表になる見込みとのことです。
 なお、長谷川社長は昨日、国土交通省を訪れています。


*11月27日

@バティックエアー・マレーシアが3月に成田=パラオ間に直行チャーター便を運航へ
 今日の「Traicy」によりますと、マレーシアのバティックエアー・マレーシアは、成田=パラオ間の直行チャーター便を、来年3月15日、19日、23日、27日に成田発で運航する計画との事です。
 直行便ですので、所要時間は約4時間半となります。今の所、成田=パラオ間に直航便はありません。

@成田空港の LCC チェックインカウンターは第1T、第2Tともに、多くがフルサービスキャリアカウンター
 昨日、第2ターミナルに行きました。
 この所、驚くのは、第1ターミナルでも第2ターミナルでも、 LCC のチェックインカウンターがフルサービスキャリアのチェックインカウンターと同じ場所に設けられていることです。
 現在、成田空港に乗り入れている LCC は約20社ありますが、第3ターミナルにあるチェックインカウンターは5・6社で、すでに満杯状態ですので、やむをえない事ですね。
 将来的には LCC とフルサービスキャリアの垣根は曖昧になっていくと思います。
  下に韓国 LCC のイースタージェット航空のカウンターと,昨日見た、到着したばかりの同航空機の写真を載せておきます。機種はB737-8 MAX型機でした。

 

 


*11月26日

@今日からカンタス航空の成田=メルボルン線と成田=ブリスベン線が再開
 カンタス航空は今日から、成田=メルボルン線と成田=ブリスベン線を再開します。
 両路線とも、羽田=シドニー線増便に伴う、羽田空港枠の制限から成田空港への移管となります。
 両路線共に1日1往復の運航となります。
【コメント】カンタス航空が成田空港に帰ってきました。
 ただし、以前にあった専用ラウンジはありませんので、他社のラウンジと供用になります。
 写真は確か2022年にたまたま来たカンタス航空のA330型機です。

 

@タイ・ライオン・エア機がバードストライクでエンジン1基止まり、空港に引き返す
 今日の「タイランド・ハイパーリンクス」によりますと、現地時間24日午前11時10分にバンコクのドンムアン空港を離陸したタイ・ライオン・エア機が、離陸時に高度約6000フィートを上昇中、鳥の群れと遭遇し、右エンジンから火を噴き出して同エンジンが停止しました。
 同機は空港に引き返し、同12時5分に無事着陸しました。乗客数人が気を失った、との事です。
【コメント】エンジン1基で引き返したのでしょうが、もう一つのエンジンが無事で良かったですね。両エンジンが停止したら、「ハドソン川の奇跡」の二の舞でした。


*11月25日

@10月29日に撮ったA滑走路北端に建設中の貨物地区工事の様子
 下の写真は10月29日に成田空港に行ったときに京成電鉄の車窓から撮った、A滑走路東側北端の貨物地区工事の様子です。
 1000分の1秒で撮ったのですが,逆光でピントが飛んでしまいました。
 手前の低いところで工事中なのが、新しく出来る貨物専用のゲートと思われます。これで、空港内道路の混雑が軽減することを見込んでいます。

 

@「トキエア」が11月中に就航日と予約開始日を発表か
 昨日の 「sky-budget」 によりますと、「トキエア」は11月中にも、就航日と予約開始日を発表する方向で調整していることが分かった、との事です。

@ヴァージン・オーストラリア航空がB737-8 型機6機を追加発注
 今日の「Traicy」によりますと、ヴァージン・オーストラリア航空は、B737-8型機6機を追加発注しました。
 これにより、同航空のB737MAX型ファミリーの合計発注数は39機となります。


*11月24日

@ヤマトHDの飛行訓練機が午後11時過ぎ成田空港に到着
 上段の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」を調べていたところ、「 IJ 9536便」という見慣れない便名が,午後11時02分にA滑走路に到着しました。
 「IJ」というのは「Spring Japan」の便名につけられる記号です。下図が関西空港から到着したこの便の航跡図です。

 

 考えてみれば、ヤマトHDとしては機体を無駄なく活用したいわけですから、夜間の離着陸訓練はあたりまえですね。

@アニメデッキは閉鎖されましたが、成田空港のあちこちに名残があります
 第2ターミナルの2階にあったアニメデッキは下の写真のように閉鎖され,今は白壁になっています。

  

 しかし、成田空港内にはまだまだ名残が残っています。上の写真の左側壁にも残っていますし、第2ターミナルと第3ターミナルを結ぶ歩行者用通路にも残っています。
 第1ターミナル北ウイングの一般区域と制限区域を分けるガラス(?)壁にも,下の写真のようなアニメが残っています。
 これらも,やがては撤去されることになるのでしょうか。

 

@ベトナムのバンブー航空が国内の観光地路線を次々に閉鎖
 今日の「VIET JO」によりますと、成田空港に先月まで乗り入れていたベトナムのバンブー航空は、先月で全ての国際線の運航を停止しました。
 最近は主要な観光地行きの国内線の運航を次々に停止している、との事です。
【コメント】かなり、状況が厳しいようですね。


*11月23日

@タイ航空が来年3月31日から成田=バンコク線を1日3往復に増便へ
 今日の「sky-budget」によりますと、タイ航空は来年3月31日の夏季ダイヤ開始から、成田=バンコク線を増便し、1日3往復とする計画です。
【コメント】あたりまえと言えば、その通りですが、航空会社では来年の夏季ダイヤの検討を進めているのですね。
 需要の動向と機材配置をどのように予測するかが、損益に大きく響きますからね。

@ヤマトHDの訓練飛行が軌道に乗ってきたようです、今日は3路線で行われました
 ヤマトHDの初号機を使った訓練飛行は順調に進んでいるようです。今日は成田→北九州→大阪→成田と行われました。
 下図が「Flightradar24」による飛行記録です。ようやく機体写真もヤマトHDデザインになっています。

 

@日本航空が羽田枠(スロット)で米国運輸省に意見書
 昨日の 「sky-budget」 によりますと、日本航空はデルタ航空が返還した羽田空港と米国を結ぶ枠(スロット)の配分について、米国運輸省に「この枠をユナイテッド航空に配分することは、成田=ヒューストン線を羽田=ヒューストン線に移管するだけであり、利用者の利益にはつながらない。一方、アメリカン航空に配分すれば、アメリカン航空が米国東海岸線に進出することになり、競争が激化して利用者の利益になる。このことから、アメリカン航空に配分することを支持する」としています。
【コメント】日本航空とアメリカン航空は同じ航空連合(スカイチーム)に所属していますので、援護射撃、と言うところでしょうか。
 もちろん、アメリカン航空が枠を獲得した方が、共同運航などで日本航空にも利益をもたらすのでしょうが。


*11月22日

@スリランカ航空が来年1月18日から成田=コロンボ線を増便へ
 昨日の 「sky-budget」 によりますと、スリランカ航空は来年1月18日から、成田=コロンボ線を週4往復から週5往復に増便する、との事です
 運航日は成田発着で、火・木・金・土・日曜日となります。

@ヤマトホールディングスが今日から訓練飛行を始める
 「Flightradar24」によりますと、ヤマトホールディングス(これから「ヤマトHD」と表記します)の初号機「JA81YA」は今日から訓練飛行を始めました。
 今日は午前8時すぎに 成田空港から関西空港に行き、午後2時過ぎに関西空港から成田空港に折り返す予定です。
 11月と12月の訓練飛行の予定は今日の「Fly Team」に載っています。
 下図は「Flightradar24」による成田空港から関西空港への航跡です。機体写真がまだ新しくなっていないようですね。

 

@SMBCアビエーションキャピタルがA320neo型ファミリー60機発注
 今日の航空新聞社によりますと、エアバスは現地時間21日、航空機リース会社のSMBCアビエーションキャピタルから、A320neo型ファミリー60機の発注を受けた、と発表しました。
 これにより、SMBCのA320neo型ファミリー型機の総発注数は約340機に達します。
 また、A320neo型ファミリーの総受注数は1万機に迫っています。


*11月21日

@ジェットスター・ジャパンの社長が「成田=旭川線の予約は好調」と講演
 昨日の北海道新聞によりますと、ジェットスター・ジャパンの片岡社長は昨日、新規就航する旭川市で講演し、成田=旭川線の予約状況について、2月までの予約が他の路線よりも高く「非常によえいスタートが切れた」と述べました。
 特に、30才代の予約が約5割を占めている、との事です。
 一方、海外からの予約は成田=新千歳線よりも少なく、今後の課題としています。
 写真は旭川空港到着機から見た展望台と大雪山系です。

 

@ヤマトホールディングスが来年夏頃に,羽田空港の深夜発着便も設定へ
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、ヤマトホールディングスは昨日、来年4月11日から運航する路線は、当初、成田=札幌線を1日2往復、成田=北九州線を1日3便、成田→沖縄線を1日1便、那覇→北九州線を1日1便を運航することになっています。
 これに加えて、夏頃から深夜早朝に羽田=札幌線を1日1往復と羽田=北九州線を1日1往復運航する、と発表しました。

@「トキエア」の初号機が整備のため、台南に渡る
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、「トキエア」は昨日、所有する初号機を整備のため、台湾の台南空港へ向かわせた、と発表しました。
【コメント】ついこの間、国土交通省から「耐空証明」を取得したばかりなのですが、何の整備でしょうか。


*11月20日

@芝山町と多古町の議会がNAAに要望書提出
 18日の千葉日報(有料電子版)によりますと、芝山町と多古町の両町議会は、NAAを訪れ「成田空港のさらなる機能強化」に関する決議書を、それぞれ提出しました。
 決議書では(1)機能補償道路の計画内容等に関する地区説明会の実施(2)住宅防音工事の早期完成(3)環境対策範囲の拡大、の3点を求めています。
 対応したNAAの平山共生部・用地部長は「内容を真摯に受け止め、ご理解いただけるよう最大限努力していく」と述べた、との事です。

@韓国のイースター航空が今日から成田=仁川線を増便
 韓国のイースター航空は、今日から成田=仁川線を、1日1往復から1日2往復に増便しました。
 写真は前のものですが、小さくてすみません。同航空は一時経営危機で運航を停止していたもので、最近の写真がありません。

 

@今日、ヤマトと日本航空が運航する貨物専用初号機が成田空港で公開、訓練飛行は中止
 今日の「Traicy」によりますと、成田空港でヤマトホールディングスと日本航空は今日、共同で運航する貨物専用機の初号機を報道陣に公開しました。
 機体は旧カタール航空で使用されていたA321-200P2F型機を改造したもので、今日から訓練飛行を開始することになっていました。
 しかし、整備の都合で今日の訓練飛行は中止となりました。新たな日程は未定とのことです。


*11月19日

@今日は、上段の「昨夜午後11時00分以降の離着陸」以外に,取り上げるべき出来事はありませんでした。


*11月18日

@タイガーエア台湾が1月2日から成田=高雄線を増便
 昨日の「sky-budget」によりますと、タイガーエア台湾は来年1月2日から、成田=高雄線を現在の週5往復から週9往復に増便する計画、との事です。
 写真は第2ターミナルに到着したタイガーエア台湾機です。

 

@共産党などとの交渉で国土交通省が「(都心ルートについて)従来ルートにすべて戻す事は考えていない」
 今日の「JCP TOKYO(共産党東京都委員会)」によりますと、去る10日、羽田空港新ルートについて、日本共産党の山添拓参院議員、白石たみお都議などと関係者が国土交通省に対応を質しました。
 この中で、国土交通省は「従来ルートにすべて戻すことは考えていない」と回答し、1年以上開かれていない「新ルート検討会」についても、「次回開催時期は決まっていない」と答えました。

@中部空港会社社長が「人手不足で、乗り入れたい航空会社が数十社就航出来ない」
 今日の「NHKニュース」によりますと中部空港会社の犬塚社長は昨日の記者会見で、「グランドハンドリングの不足で、国際線の中部空港乗り入れを希望する航空会社と、実際に乗り入れている航空会社数には、数十社程度の乖離がある」ことを明らかにしました。
 乗り入れをや再開を希望してもグランドハンドリングの不足で断念せざるを得ないケースが出ている、との事です。


*11月17日

@昨年度の環境基準達成局が2局減る,千葉県発表
 千葉県は今日、2022年度の成田空港周辺の航空機騒音環境基準達成率を発表しました。
 これによりますと、想定地点90局の内、達成したのは76局と前年度の78局よりも2局減っています。

@全日空機がブリュッセル空港に重さ約25Kgのタイヤ片を落とす
 今日の「NHKニュース」によりますと、昨日午後6時過ぎに成田空港に到着した、ブリュッセル発成田行きの全日空232便・B787-9型機の到着後点検で、主翼タイヤの一部ゴム片が剥がれていることが分かりました。
 剥がれたタイヤ片は厚さ2cm、長さ4.30m、重さが約25Kgあったとのことです。
 成田空港内では見つからず、その後、ブリュッセルの空港で発見されました。
 全日空は「安全上問題はなかった」としています。
【コメント】ブリュッセル出発時には気づかなかったのでしょうか。他の航空機に影響が及ばないで幸いでした。

@成田空港の10月貨物取扱量は20ヶ月連続のマイナスに
 東京税関成田航空貨物出張所が昨日発表した「10月貨物取扱量」によりますと、
 総取扱量は15.6%減の16万1659トンと20ヶ月連続のマイナスとなりました。
 この内、積込量は18.8%減と20ヶ月連続のマイナスとなっています。一方、取卸量は12.7%減と19ヶ月連続のマイナスとなりました。
 生鮮貨物量の輸入量は生鮮が10.2%減、ドライ貨物が20.8%減となっています。特に、生鮮は水産物と肉類の輸入が減り、21ヶ月連続のマイナスとなっています。

@成田空港の10月貿易概況は輸出額が8.2%減、輸入額が9.2%減
 東京税関が昨日発表した「10月成田空港貿易概況(速報)」によりますと、輸出額が前年同月比(以下同じ)8.2%減の1兆2710億9700万円、輸入額が9.2%減の1兆8968億5300万円となりました。

@「Spring Japan」が1月5日以降の国内線運航計画発表
 「Spring Japan」は今日、未発表だった国内線の来年1月5日から冬季ダイヤ終了の3月30日までの運航計画を発表しました。
 これによりますと、成田=新千歳線は1日2〜5往復、成田=広島線は1日2往復となります。

@10月の訪日外客数が2019年10月を上回る
 15日に観光局が発表した「10月訪日外客数・出国日本人数(推計値)」によりますと、訪日外客数は、前年同期比・【】は2019年10月比(以下同じ)304.7%増【0.8%増】の251万6500人となり単月として初めてコロナ禍前を突破しました。
 一方、出国日本人数は68.3%増【43.6%減】の93万7700人と,相変わらず低迷しています。

@エミレーツ航空がA350-900型機15機を追加発注
 エアバスは現地時間16日、エミレーツ航空からA350-900型機15機の追加発注を受けた、と発表しました。
 これにより、同航空からの合計発注数は65機となりました。


*11月16日

@14日午後11時前、エミレーツ航空機と日本貨物航空機が飛行コースずれ
 14日の「午後11時00分以降の離着陸」を調べていたところ、午後10時51分に北側離陸したエミレーツ航空319便が,利根川の手前で東に方向を変える飛行コースずれを起こしました。
 所が,続いて離陸した日本貨物航空227便も、エミレーツ航空機を追うように東側に飛行コースずれを起こしました。
 詳しくは下図を見て下さい。
 後続の便は全て、約束された利根川まで直進上昇していました。
 これは何だったのでしょうか。2機ともほぼ同じ飛行コースをとったことを見ると管制官の指示だったのかも知れません。当時、自衛隊と米軍の大規模演習が行われていた関係もあるのでしょうか。

  

@アシアナ航空が昨日から成田=仁川線を1日4往復に増便
 アシアナ航空は昨日から、成田=仁川線を1日4往復に増便しました。

@カナダのウエストジェットが来年4月3日から成田=カルガリー線を季節再開
 今日の「Traicy」 によりますと、カナダのウエストジェットは来年の4月3日から、成田=カルガリー線を季節運航として再開します。
 4月3日から28日までは週3往復(成田発着 月・木・土曜日)、4月29日から9月29日までは1日1往復となります。
 下の写真は成田空港2到着したウェストジェット機です。

 

@エア・カナダが来年3月31日からの夏季ダイヤで、成田=モントリオール線と成田=トロント線を増便
 今日の「Fly Team」によりますと、エア・カナダは来年3月31日からの夏季ダイヤで、成田=モントリオール線と成田=トロント線をそれぞれ1日1往復に増便する計画です。

@空港の地上業務を行うスイス・ポート・ジャパン労組が12月1日からの時間外労働を拒否へ
 今日の「NHKニュース」によりますと、空港での地上業務を行う大手4社の一つであるスイス・ポート・ジャパンの労働組合は昨日、「12月から一切の時間外労働を行わない」と通告しました。
 組合側によりますと、約1400人の地上職員の内、社員の中には過労死ラインの残業100時間を数ヶ月に渡って行っており、苦渋の選択に至った」としています。
 需要の回復につれて、社員は増えているものの、管理職を除いた社員のおよそ6割が1年未満の新人のため、一部の中堅社員に業務が集中している、との事です。
【コメント】そういえば、ジェットスター・ジャパンのストライキはどうなっているのでしょうか。

@STATエアラインズがB737-8 型機7機をボーイング社に発注
 今日の航空新聞社によりますと、ボーイング社は現地時間14日、カザフスタンのSCATエアラインズとの間で、7機の737-8型機を受注した、と発表しました。
 この受注はウエブサイト上では“匿名顧客”とされていたものです。


2023年11月前半の出来事へ