2023年12月後半の出来事


*12月31日

@1年間、お世話になりました。良いお年をお迎え下さい。

@中国南方航空が2月1日から成田=大連線を増便へ
 今日の「Traicy」によりますと、中国南方航空は来年2月1日から、成田=大連線を現在の週5往復から1日1往復に増便します。
 写真は第1ターミナル北ウイングに駐機する中国南方航空機です。縦の白線は地震対策(たぶん)で貼られたフイルムの継ぎ目です。

 

@ジェットスター・ジャパンがストと機体整備で、今日も24便が欠航〔追加」
 今日の「Traicy」によりますと、ジェットスター・ジャパンはストの影響で、今日も22便が欠航すると発表しました。
 成田〜福岡線のGK501/500便、成田〜那覇線のGK301/300/303/304便、関西〜成田線のGK200/209/208/212便、中部〜那覇線のGK381/380便、成田〜千歳線のGK105/104/119便、成田〜旭川線のGK800/801便、成田〜高松線のGK412/413便、関西〜千歳線のGK156便、成田〜松山線のGK400/409便。影響便数は22便となりました。
 また、今日の「Aviation Wire」によりますと、これに加えて1機の機体整備が必要となり、成田=高松線の1往復が欠航となます。従って、合計24便が欠航となります。
 さらに、「Traicy」によりますと、日本航空は羽田=那覇線に臨時便1往復を運航します。

@ジェットスター・ジャパンと「JCA」との団体交渉で、前進も合意に至らず
 昨日の「Traicy」によりますと、29日に行われたジェットスター・ジャパンと労組「ジェットスタークルーアソシエーション(JCA)」との団体交渉では、所定労働時間外の未払賃金の支払いについては、中央労働委員会の調停を会社が申し入れていることから一旦棚上げし、JCAは時効(?)の撤廃を求め、会社は認めました。減額された非課税通勤費は、2025年末まで2年間かけて支払うとしたものの、分割方法や延滞金については協議することで合意しました。
 しかし、組合事務所の貸与については合意出来ませんでした。
 「JCA」はこれにより、ストを1月7日まで続けるとの事です。
 なお、本ページでは今後、労組「ジェットスタークルーアソシエーション(JCA)」については「JCA」と表記します。

@ANA ホールディングスが「MRJ.の代替機種を2025年度以降に選定へ
 昨日の「ニュースイッチ」によりますと、ANAホールディングスは、発注していた三菱スペースジェット(MSJ)の開発が中止されましたが、代わる機体の選定作業を来年度から本格化し、2025年度以降に決定する、との事です。
【コメント】同じような大きさの機体とすれば、エンブラエルの E-190-E2型機か、エアバスのA220型機しかありませんね。


*12月30日

@24日の日本航空17便で到着後、後部ドアの脱出シューターが客室乗務員のミスで展開
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、24日午後4時15分頃、バンクーバーから成田空港に到着した日本航17便・B767型機の左後部の脱出用シューターが飛び出すトラブルがありました。
 原因は客室乗務員の誤操作、との事です。日本航空は取材に対して「到着後の事象で原因も誤操作のため、報道発表するケースではなかった。国土交通省には報告している」と説明しました。
 このトラブルで、折返し便のバンクーバー行きは機材を交換して約2時間遅れで出発しました。

@ジェットスター・ジャパンのストで8便が欠航に、「Spring Japan」と日本航空が臨時便
 今日の「Aviation Wire」によりますと、ジェットスター・ジャパンの労組「ジェットスター・クルー・アソシエーション」のストによる影響で、今日は8便が欠航になります。
 これに対し、日本航空グループである「Spring Japan」と日本航空が臨時便を2便ずつ運航しました。「Spring J
apan」は成田=札幌の1往復2便、日本航空は羽田=鹿児島線の1往復2便となります。

@ジェットスター・ジャパンのスト争点は「残業代」
 今日の 「sky-budget」 に、ジェットスター・ジャパンのストライキの争点となっている「残業代」の定義についての解説が載っています。
【コメント】読んでみますと、双方の言い分は理解できます。組合員の待機時間で、遅延などで急に変更になれば、勤務時間が延びたことになりますね。この分に賃金が払われるのは当然のような気がします。
 「残業代」という言葉が適当でないのでしょうか。親会社(現在もそうかどうか分かりませんが)カンタス航空も同様なのでしょうか。カンタス航空も昔と違い、現在は労働組合を敵視し、「利益優先で、何でもあり」という会社に成り下がっているようです。
 映画「レインマン」でダスティン ホフマンが連呼していた「世界一安全な航空会社」はどこに行ったのでしょうか。


*12月29日

@ジェットスター・ジャパンは今日、ストで15便、整備で2便が欠航
 今日の「Traicy」によりますとジェットスター・ジャパンはストの影響で、今日の成田=新千歳線、成田=旭川線、成田=松山線、関西=那覇線など15便が欠航となり、整備上の理由で2便の計17便が欠航する、と発表しました。
 なお、出資する日本航空は羽田=旭川線に臨時便を運航しています。

@昨夜、成田空港でエチオピア航空機が誘導路を間違え、ジェットスター航空機と正対し立ち往生
 昨日午後9時10分頃、成田空港のA滑走路に通じる誘導路上で、成田発仁川行きのエチオピア航空673便・B787-8型機が逆走し、成田発ブリスベン行きのジェットスター10便・B787-8型機と正対して、双方が停止するトラブルがありました。
 エチオピア航空機は牽引車で向きを変え誘導路から離脱しました。
 このトラブルでジェットスター機は27分後に走行を再開しました。両機の接触はなく、乗客・乗員は無事でした。
 下の画像は「Flightradar24」によるエチオピア航空機の航跡です。

 

 

@ FAA がB737MAX型機の方向舵の点検を要請
 今日の「ロイター通信(日本語版)」(YAHOO!ニュース)によりますと、米国連邦航空局(FAA)は現地時間28日、B737MAX型機の方向舵制御システムのボルトの緩みを点検するように、航空各社に要請している、と発表しました。
 整備中にボルトの紛失があったり、製造中の機体でも緩みが見つかった、との事です。


*12月28日

@国土交通省が成田空港周辺での農地転用可能地域の拡大を認める
 昨日の「NHKニュース」によりますと、成田空港周辺の9市町と千葉県が国に要望していた、農地を転用できる区域を新たに指定する「重点促進区域」の拡大計画について、国が同意したことが分かりました。
 具体的には多古町のおよそ71ヘクタールと、成田市のおよそ46ヘクタールのあわせて2か所です。
 いずれもすでに東京の不動産業者が国際航空物流施設の整備計画を発表しています。
 千葉県は「今回を契機に成田空港の機能強化を生かした国際産業拠点の形成に取り組んでいきたい」としています。

@成田空港第1ターミナル地下1階にあった「空港クリニック」が昨日で閉院、1月19日から新施設が開院
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、成田空港第1ターミナルの地下1階」にあった「空港クリニック」が昨日で診療所を閉鎖しました。
 代わりに、来年1月19日から別法人が運営する「成田国際空港クリニック」が開院される、との事です。場所は旧クリニック周辺になる、との事です。
 また、第2ターミナルにある多言語よる健康相談サービス「健康医療サポートステーション」を拡充する、との事です。
【コメント】「空港クリニック」では私も、人間ドックなどで何回かお世話になりました。その都度、空港内を見て回りました。

@ジェットスター・ジャパンの会社側と労組側の団交は物別れ
 昨日の時事通信によりますと、ジェットスター・ジャパン労組と会社との団交が、昨日、スト突入後初めて行われました。
 労組側によりますと、団交は不調に終わり、労組側はストを続行し、規模を拡大して行う意向を示しました。
 一方、会社側は国の中央労働委員会に調停を申し入れる方針を示すにとどまり、争点についての具体的な内容には言及しなかった、とのことです。

@ジェットスター・ジャパンは今日、中央労働委員会に調停を申し立て、初めてストを認め案内ページ開設
 ジェットスター・ジャパンは今日、今回の労働組合「ジェットスタークルーアソシエーション」のストライキについて、ストライキが行われていることを正式に認め、ホームページに案内ページを設置しました。
 この中で、今日は「通常通り運航予定」としています。


*12月27日

@今日未明に「カーフュー弾力的運用」が発生
 上段の「午後11時00分以降の離着陸」にある通り、今日未明、「カーフュー弾力的運用」が発生しました。
 新千歳発成田行きのジェットスター・ジャパン120便が、新千歳空港の大雪のため、出発が遅れ、午前0時03分に、北側からA滑走路に着陸したものです。

@「ZIPAIR Tokyo」が来年3月13日から成田=バンクーバー線を開設へ
 「ZIPAIR Tokyo」は今日、来年3月13日から成田=バンクーバー線を開設する、と発表しました。
 週3往復(成田発着 月・水・土曜日)となります。

@NAAが「統合報告書 2023」を発行
 成田国際空港株式会社(NAA)は今日、「統合報告書2023」を発行しました。

@成田行きのベトナム航空機長席窓にヒビ、そのまま着陸
 昨日午後0時半頃、ホーチミン発成田行きのベトナム航空302便・B787型機が、高度約12000mを飛行中に、コックピットの機長席窓ガラス1枚にヒビが入りました。
 同便はそのまま飛行を続け、午後1時半過ぎに成田空港に無事着陸しました。乗客・乗員94人にケガはありませんでした。
 この影響で、折返し便が欠航となりました。

@第7次小松基地騒音訴訟が昨日提訴
 昨日の「NHKニュース」によりますと、小松基地周辺の住民、1510人を原告とする第7次の訴訟が昨日提訴されました。
 住民らは戦闘機の夜間・早朝の飛行差し止めと過去と将来の騒音による賠償を求めています。
 また、第6次裁判の判決で「差し止めは権限が国にあり、民事訴訟にはそぐわない」とされたことから、同時に行政訴訟も提訴しました。

@斉藤国土交通大臣がジェットスター・ジャパン組合のストで「乗客に影響が出ないように」と指示
 昨日の時事通信によりますと、斉藤国土交通大臣は昨日の閣議後の記者会見で、ジェットスター・ジャパンのストについて「代替乗務員の確保などにより運航に影響が生じる事態を防止し、欠航が生じたときの振り替え便の確保など、旅客への対応に万全を期すことを指示した」と述べた、との事です。
 なお、成田空港の公式ホームページのスケジュール表によりますと、今日は欠航便はないようです。
 また、今日の「Traicy」によりますと、29日のスト指名者は36名となります。
 また、今日の午後3時からは団体交渉が行われる、との事です。

@今日の千葉日報(有料電子版)に日本航空の貨物部門復活についての特集
 今日の千葉日報(有料電子版)に「『この日を忘れるな』日航から貨物専用機が消えた日、流した悔し涙悲願の復活へ、13年の思い」が載っています。
 千葉日報(有料電子版)とYAHOO!ニュースによる共同企画で、無料で全文が読めます。
 写真はかっての日本航空貨物機です。

 


*12月26日

@「このままだと50万回の発着など夢」と嘆くNAA幹部
 私は有料会員ではないので、記事の冒頭部分しか読めないのですが、
 今日の日本経済新聞(電子版)によりますと、成田空港は機能強化に向けて、C滑走路の2029年度末の完成に向けて工事を進めることになっています。
 しかし、これにより発着回数が30万回から50万回を目指すのですが、成田国際空港株式会社(NAA)の幹部は人手不足がネックとなり「このままだと50万回の発着など夢」と嘆いている、との事です。

@愛知県安芸市で、空から重さ約600グラムの金属円盤が落下し軽乗用車の屋根に亀裂、運転の女性が軽症
 今日の「NHKニュース」によりますと、昨日午後2時半頃、愛知県安芸市の国道を走行中の軽乗用車に、飛行機から落下したとみられる直径10cm程の円盤状の金属が落下しました。
 この金属にはボルトが4本あり、重さが約600グラムありました。軽乗用車の屋根には長さ約1m、幅約30cmのへこみが出来、15cmほどの亀裂が入った、との事です。
 この衝撃で、車内のルームミラーが落下し、運転していた女性が腕に軽いケガをしました。
 周りには高い建物などはなく、民間機か軍用機から落下したものとみられる、との事です。

@ジェットスター・J 労組ストで成田=高松線の1往復2便と成田=鹿児島線の1往復2便が1時間以上の遅れ
 ジェットスター・ジャパンの指名ストで、今日は成田=高松線の1往復2便が欠航となりました。
 また、成田=鹿児島線の1往復2便は1時間以上遅れで運航されることになり、組合側はこれらを「ストの影響」としています。
 一方、会社側はこれらの欠航と遅延は「体調不良によるもの」としています。
 「Traicy」によりますと、労組のジェットスター・クルー・アソシエーション側は今日のスト参加者は14名、明日は24名に拡大する、との事です。

@国土交通省が国管理の空港の保安検査料を来年3月から250円に値上げの方針
 今日の山陽新聞によりますと、国土交通省は昨日、来年3月から国が管理する空港の保安検査料を1人、現行の105円から250円に値上げする方針を明らかにしました。
 値上げ分は保安検査員の人件費や、保安検査の機器購入費に充てられる、との事です。
【コメント】成田空港などの国管理でない空港でも、同様の値上げがあるでしょうね。


*12月25日

@ジェットスター・ジャパンが指名ストで、今日も2便が欠航
 今日の日本経済新聞(電子版)によりますと、ジェットスター・ジャパンの指名ストによる欠航は、昨日に引き続き、今日も成田=福岡線の1往復2便が欠航となりました。
 下の写真は第3ターミナル サテライトに並ぶジェットスター・ジャパン機です。

 

@日本航空の11月輸送実績は国際線で前年同月比41.1%増、国内線で5.6%増
 日本航空が今日発表した「JALグループ11月マンスリーレポート」によりますと、
 国際線では旅客数が前年同月比・【】は2019年11月比(以下同じ)41.1%増【24.3%減】の55万2050人、利用率は79.8%となっています。
 一方、国内線旅客数は5.6%増【2.1%減】の310万3473人、利用率は80.7%となりました。
 この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線が10.6ポイント増の84.1%、成田=中部線は16.4ポイント増の66.3%となっています。


*12月24日

@ジェットスター・ジャパンのストライキで成田=福岡線の1往復2便が欠航
 昨日の「Traicy」によりますと、ジェットスター・ジャパンの労働組合「ジェットスター・クルー・アソシエーション(JCA)」の発表では、同組合が12月22日から行っている指名ストの影響で、今日の成田=福岡線の1往復2便が欠航となる、とのことで、実際に欠航となりました。
 このストによる欠航は初めてとなります。なお、会社側は欠航の理由として「体調不良」を上げています。

@組合が SNS で会社側への抗議文と、21日の団体交渉の全録音を公開
 今日の 「sky-budget」によりますと、ジェットスター・ジャパンの労働組合である「ジェットスタークルーアソシエーション」が、会社側に出した抗議文の全文と、21日に行われた団体交渉の録音を公開しました。


*12月23日

@来年度予算案で成田空港機能強化に156億円盛り込まれる
 昨日の日本経済新聞(電子版)によりますと、昨日閣議決定された2024年度予算案で成田空港機能強化に、今年と同額の156億円が計上されました。

@グレーターベイ航空が今日から,成田=香港線を増便
 今日の 「sky-budget」によりますと、香港のグレーターベイ航空は、今日から成田=香港線を1日1往復から、週10往復に増便しました。
 さらに、来年1月2日からは1日2往復に増便する、との事です。
 写真は第2ターミナルを離陸に向け移動する同航空機です。

 

@成田空港では今日、年末年始休暇で混雑、今日が入国のピークで約46100人が入国
 成田空港では今日から、年末年始休暇の混雑が始まっています。例年ですと入国のピークは年明けの1月3日頃になるのですが、今年は円安で,クリスマスと新年の休暇を日本で過ごそうとする外国人の入国が今日に集中した、との事です。
【コメント】日本人の出国が回復していないことも影響しているようです。
 円安もそろそろ曲がり角に来ているようですので、外国人の訪日も少なくなってくると思います。
 それにしても、21日に行った成田空港第1ターミナルのクリスマス飾りは至って地味でした。「どこにクリスマスツリーがあるの」という感じです。
 例年ですと、第1ターミナルと第2ターミナルでは中央付近に大きな飾りがあるのですが。
 けちけち大作戦なのでしょうか。「更なる機能強化」に予算と人手をとられているためでしょうか。ターミナルから駐機場を展望出来る大ガラスも、ほこりと蜘蛛の巣だらけです。成田空港の印象が悪くなりますね。
 写真は昨年の第2ターミナルのクリスマスツリーです。

 

@国内航空各社の年末年始期間の予約状況です
 昨日の「トラベルウオッチ」によりますと、国内航空各社がまとめた年末年始(12月28日〜1月3日)の予約状況は、
 国内線では、全日空では予約率が前年同月比(以下同じ)3.0ポイント増の74.0%、日本航空グループでは0.2ポイント増の73.8%、スカイマークでは1.4ポイント増の82.4%、ジェットスター・ジャパンでは8.9ポイント増の78.8%、ソラシドエアでは65.8%、エアドゥでは0.7ポイント増の89.5%、フジドリームエアラインズでは7.8ポイント減の74.6%、スターフライヤーでは4.9ポイント減の71.2%、「Spring Japan」では30.9ポイント増の86.5%となっています。
 一方、国際線では全日空が0.5ポイント減の76.4%、日本航空グループでは0.4ポイント増の77.7%、「ZIPAIR Tokyo」では3.2ポイント増の86.5%、ジェットスター・ジャパンでは1.0ポイント増の74.1%、「Spring Japan」では24.3ポイント増の63.7%となっています。
【コメント】予約率はあまり意味がないのかもしれません。問題は来年早々に発表される「実際の搭乗率」ですね。


*12月22日

@ジェットスター・ジャパンが今日から指名ストライキ
 今日の日本経済新聞などによりますと、ジェットスター・ジャパン労組は、今日から指名ストライキに入りました。ストは1月7日までの予定です。
 昨日までの労使交渉で、未払い賃金の算定方法をめぐって合意出来ませんでした。
 ストの指名者は60人となっています。なお、今日は非組合員などが乗務し、欠航便は出ない見込み、との事です。
【コメント】ジェットスター・ジャパンは日本航空が50%の株式を持っています。オーストラリアのカンタス航空グループの株主比率は33%となっています。
 日本航空が労使交渉の合意を促すことはできないのでしょうか。系列会社とは言え今の状況を見ると、破綻前の「沈まぬ太陽」に描かれているような、日本航空労組との対立を思い浮かべてしまいます。
 私の知人にも,当時の日本航空労組組合員がいました。

@国土交通省が日本航空の整備会社に「業務改善勧告」を発出
 今日の「NHKニュース」によりますと、国土交通省は今日午後、日本航空のグループ会社「JALエンジニアリング」に対して業務改善勧告を行いました。
 同社では日本航空国内線の整備を行っていますが、今年9月にはB737型機の運航便の一部整備作業で、航空法で定められた整備責任者の確認が行われないまま、4便の運航が行われました。
 その後、この整備に関係する記録を社内システムから削除し、記録ペーパーも個人用ロッカーに入れていました。
 また、今年9月までにB767型機の車輪に取り付けられたブレーキ交換後の点検で、マニュアルで規定されていた工具を使用していない事が発覚しました。
 この点検ではアメリカの航空機で関連するトラブルが発生しており、国土交通省は航空事故を発生させる恐れがある重大な違反行為と判断される、としています。
【コメント】今月9日の出来事で書いた「福岡発羽田行き日本航空330便}の運航や、今月18日の「鹿児島発羽田行き日本航空644便」の運航状況などを見ると、無理に飛ばしているように感じてしまいます。
 整備が出来る羽田空港に戻して,欠航便を出さないことを優先にしているのではないのでしょうか。
 御巣鷹の尾根の墜落事故を忘れたのでしょうか。

@成田にも乗り入れていたバンブーエアが乗客・乗務員の3分の1を削減
 今日の「 VIETJO」によりますと、経営難に陥っているベトナムのバンブー航空は経営改善のため、乗務員の3分の2,運航路線の8割を削減しています。
 これに対して、ベトジェットエアはバンブー航空のパイロット20人と客室乗務員50人の受け入れで合意した、との事です。

@チリの「LATAM」航空がB787型機ファミリー5機を追加発注
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、チリの「LATAM」航空は現地時間20日、B787型機ファミリー5機を追加発注した、と発表しました。


*12月21日

@成田空港11月運用状況は日本人旅客数がコロナ禍前の半分に回復
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「11月空港運用状況」によりますと、
 総発着回数は前年同月比・【】は2019年11月比(以下同じ)22%増【14%減】の1万8465回となりました。
 国際線発着回数は32%増【17%減】で、旅客便は59%増【22%減】となりました。
 一方、国内線発着回数は3%減【2%減】となっています。
 総旅客数は64%増【18%減】の294万2783人で、国際線旅客数は86%増【23%減】となっており、この内、日本人が120%増【49%減】、通過客が34%減【33%減】でした。
 一方、国内線旅客数は15%増【7%増】となりました。
 国際線航空貨物量は11%減【16%減】となっています。詳しくは、昨日の出来事を参照して下さい。
【コメント】着実に回復していますが、日本人の旅客数の回復はコロナ禍前に比べて約半分と低迷しています。
 今日行った成田空港では、それでも、以前と比べると日本語の会話があちこちから聞こえてきました。
 写真は今日、ひこうきの丘から撮ったヤマトHDの1号機「JA81AY]です。

 

@中国国際航空が今日から、成田=上海線を増便
 中国国際航空は今日から、成田=上海線を1日3往復から、1日4往復に増便しました。

@年末年始の成田空港出入国者は国際線が74.8%増、国内線は±ゼロ
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「年末年始(12月22日〜1月4日)の旅客推計」によりますと、
 出入国合計で国際線が前年同期比・【】は2019年同期比74.8%増【17.7%減】の114万1900人、国内線では±ゼロ【3.0%増】となっています。


*12月20日

@成田空港の11月貨物取扱量は21ヶ月連続のマイナス
 東京税関成田航空貨物出張所が今日発表した「成田空港11月航空貨物取扱量」によりますと、
 総取扱量は前年同月比(以下同じ)10.7%減の15万7501トンと21ヵ月連続のマイナスとなりました。
 この内、積込量が15.0%減と21ヵ月連続のマイナス、取卸量が6.9%減と20ヵ月連続のマイナスとなっています。
 国民の食料品である、生鮮貨物とドライ貨物の輸入量は生鮮貨物が3.8%減、ドライ貨物が13.8%減となっています。

@成田空港の11月貿易額は輸出額が2.2%減、輸入額が7.9%減
 東京税関が今日発表した「成田空港11月貿易概況(速報)」によりますと、
 輸出額は前年同月比(以下同じ)2.2%減の1兆3069億9400万円、輸入額は7.9%減の1兆7108億9200万円となっています。

@11月の訪日外客は61.2%増、今年の累計で2000万人突破、出国日本人は19年11月比で37.5%減
 観光局が今日発表した「11月訪日外客数(推計値)」によりますと、
 訪日外客数は前年同月比・【】は2019年11月比(以下同じ)61.2%増【±0.0%】の244万800人、出国日本人数は70.9%増【37.5%減】の102万7100人となりました。
 これにより、訪日外客数は11月までの累計で2000万人を突破しました。
【コメント】しかし、相変わらず日本人の海外旅行熱は回復しませんね。

@キャセイ航空がA350F型機6機を発注
 昨日の「LNEWS」によりますと、キャセイ航空は現地時間20日、エアバスにA350F型機6機を発注しました。
 この契約には同型機20機のオプションも含まれます。受領は2027年からとなります。

@英国 LCC 「イージージェット」がA320neo型機157機発注
 今日の「Aviation Wire」によりますと。英国の LCC「イージージェット」は現地時間19日、エアバスにA320neo型機ファミリー157機の確定発注と100機のオプションを契約した、と発表しました。
 また、すでに発注しているA320neo型機35機をA321neo型機に変更したことも明らかにしました。

@ルフトハンザ航空がエアバスとボーイング社に大量発注
 今日の「Aviation Wire」によりますと、ルフトハンザ航空グループは現地時間19日、エアバスにA220-300型機を40機確定、20機をオプションとする契約を結びました。
 この機体は2024年夏に就航を予定するグループ新会社の「シティ・エアラインズ」が使用します。
 さらに、今日の「Aviation Wire」によりますと、ルフトハンザ航空グループは現地時間19日、ボーイング社とB737-8型機40機を確定発注、オプション60機を発注しました。
 この機体を運航する航空会社は未定で、今後、決定する、としています。


*12月19日

@イベリア航空が来年10月27日に、成田=マドリード線を再開へ
 昨日の「Traicy」によりますと、イベリア航空は来年10月27日から、成田=マドリード線を再開します。
 週3往復(成田発着 月・金・日曜日)となります。
 同航空の成田=マドリード線は2020年3月21日から運休しいます。
 写真は2016年10月に、第2ターミナルから離陸に向かうイベリア航空機です。

 

@ピーチの国内線年間搭乗者が700万人を突破し、過去最高に
 今日の「Aviation Wire」によりますと、ピーチ・アビエーションは今日、今年の国内線搭乗者数が過去最高の700万人を突破したことで、記念セールを行うと発表しました。
 搭乗期間は来年1月7日から6月30日までで、片道2790円からとなります。販売期間は21日午後8時から25日午後23時59分となります。


*12月18日

@ジェットスター・ジャパンが今日から,成田=上海線を再開
 ジェットスター・ジャパンは今日から、成田=上海線を再開しました。
 週4往復(成田発着 月・水・金・日曜日)となります。

@鹿児島発羽田行きの日本航空機の到着後点検でバードストライクの痕跡見つかる
 昨日の南日本新聞(YAHOO!ニュース)によりますと、16日午後1時頃、鹿児島発羽田行きの日本航空644便・B767-300型機の到着後点検で、エンジンに鳥が巻き込まれた痕跡が見つかりました。
 エンジンの安全点検と修理のため、後続の羽田=鹿児島線の2便が欠航となりました。
【コメント】下図が「Flightradar24」による644便の航跡ですが、羽田空港到着前の航跡が不自然です。
 何らかのトラブルが発生していたのではないでしょうか。
 この所、日本航空機でのこのような無理(?)な飛行が続いているように感じます。大丈夫でしょうか。

 

@アズール航空が A330neo 型機4機を追加発注
 今日の航空新聞社によりますと、エアバスは現地時間15日、ブラジルの LCC 「アズール航空」から A330neo型機4機の追加発注を受けた、と発表しました。
 先に結んだ契約のオプション分を確定発注に切り替えたものです。


*12月17日

@エアバスとボーイング社の11月実績
 「Aviation Wire」によりますと、航空期メーカー「エアバス」と「ボーイング社」の11月の受注と引き渡しでは、
 エアバスの受注は前年同月比(以下同じ)84機増の113機、引き渡しは4機減の64機、となりました。
 一方、ボーイング社は受注が93機増の114機、引き渡しは8機増の56機となっています。


*12月16日

@ウェストジェットが成田=カルガリー線を,来年4月3日から再開
 今日の 「sky-budget」によりますと、ウエストジェットは季節運航としていた成田=カルガリー線を、来年4月3日に再開する予定、との事です。
 また、当初、夏季ダイヤのみの運航としていましたが、11月末までの延長を検討している、との事です。
 写真は成田空港に到着したウェストジェット機です、

 

@全日空がSKYTRAX社 世界最高評価『5スター』を11年連続で獲得
 全日空は14日、「SKYTRAX社 世界最高評価『5スター』を11年連続で獲得!」と発表していました。
 この『5スター』を獲得しているのは全世界の航空会社で10社に過ぎませんが、10年以上連続で受賞しているのは全日空だけ、との事です。
【コメント】実は昨日、このニュースに気がついていたのですが、「全日空はSKYTRAX社の賞を6月に獲得しているはず」と記憶していたので、調べたところ、6月に受賞したのは「全世界航空会社 ランキング20」のことでした。
 なお、日本の航空会社で『5スター』を受賞しているのは全日空と日本航空の2社だけだった、と思います。日本航空は、確か6年連続だったと覚えています。

@ターキッシュエアラインズがエアバスに合計220機を発注
 今日の「Aviation Wire」によりますと、現地時間15日、エアバスはターキッシュエアラインズからA321neo型機150機、A350型機ファミリー70機の追加発注を受けた、と発表しました。
 A350型機の内訳はA350-900型機が50機、A350-1000型機が15機、A350F型機5機となっています。


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