2023年2月後半の出来事


*2月28日

@昨日の成田空港入国の「病原体保有者」は10名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は12名で、成田空港入国者は10名でした。
 症状があった人は1名でした。

@「JAL カーゴ」が成田公設卸売市場からのワンストップ輸出業務を開始
 昨日の「NHKニュース」によりますと、「JALカーゴ」は昨日から,成田空港に隣接する成田公設卸売市場で、生鮮食品の海外輸出事業を始めました。
 この市場では税関や検疫などの輸出手続きをワンストップで行えます。
 これで、今までよりも鮮度を落とさずに輸出することが出来ます。昨日は鴨川で捕れた鮮魚類と成田のイチゴをバンコクに空輸しました。
 下の写真のように、市場の裏側にはトラックが横付けできるようになっており、税関や検疫がすんでいることから、トラックに積み込んで空港の貨物地区にすぐに行けるようになっています。

 

@明日から第3ターミナルの「カーブサイド」が供用開始へ
 成田国際空港株式会社(NAA)は昨日、明日から供用が開始される、第3ターミナルの「カーブサイド」開始に伴う、第2ターミナルと第3ターミナルの連絡バス乗り場変更について発表しました。
【コメント】第3ターミナルの地図が小さいですね。読むのに苦労します。地図をクリックすると拡大されると良いのですが。

@明日から中国からの入国制限が緩和
 松野官房長官は26日の記者会見で,中国からの入国者に対する制限措置を、明日の午前0時から緩和する、と発表しました。
 全員に対する新型コロナウイルス感染症検査を,サンプル検査に切り替え、72時間以内の陰性証明書を提示すれば、入国を認める,との事です。
 また、4空港に限っていた入国を、検疫措置のできる他の空港でも認めることになります。
【コメント】「72時間以内の陰性証明書」ですが、海外ではお金さえ出せば、偽物が手に入るそうで外国人から「こんな事をやっても無駄」と揶揄されることもあるそうです。


*2月27日

@成田空港周辺住民が運用時間変更と健康への損害賠償を求める提訴を3月にも
 今日の「NHKニュース」などによりますと、昨日,成田市で、「夜間・早朝の飛行差し止め」と「損害賠償」を求めて、3月中に国と成田国際空港株式会社(NAA)を相手取り、千葉地裁に提訴する原告団の結成式が開かれました。
 千葉県成田市、横芝光町、芝山町、茨城県稲敷市などの住民を中心に約80人が参加しました。今の所原告住民は約130人とのことですが、今後も,参加者を募ります。
 原告団長の加藤茂氏は挨拶で「航空機の騒音から生活を守るには要望や陳情だけでは難しく、司法に判断を委ねるという結論になりました。子どもたちの生活環境を守るのが最終目標です」と述べました。
 具体的には、国と成田空港会社に対して、「午後9時から翌朝7時までの間は離着陸をさせない」ことや「エンジン作動の禁止」や「騒音による健康被害などに対する損害賠償」を求める、ということです。
 原告団への連絡は「TEL:09074058192  Mail:jyumin_k@yahoo.co.jp」となっています。
 下図は訴訟開始のチラシの一部です。

 

@昨日の成田空港入国の「病原体保有者」は4名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は6名で、成田空港入国者は4名でした。
 症状があった人は1名でした。

@ガルーダ航空は3月の成田=デンパサール線で一部の便をメナド経由に
 今日の 「sky-budget」 によりますと、ガルーダ・インドネシア航空は、成田=デンパサール線の一部をメナド経由とする、と発表しました。


*2月26日

@成田発ダラス行きのアメリカン航空機が,落雷で主翼の塗装が焦げて剥がれる
 昨日の 「sky-budget」によりますと、20日に運航された成田発ダラス行きの、アメリカン航空60便・B787-9型機が運航中に落雷を受け、主翼上面の塗装が焼け焦げ、剥離していたことが分かりました。
 状況についての詳しい情報はありませんが、現在,同機は米国連邦航空局(FAA)の調査を受けるために格納庫に駐機中、との事です。
 写真は第2ターミナルに駐機するアメリカン航空のB787-8型機機です。

 

@昨日の成田空港入国の「病原体保有者」は6名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は8名で、成田空港入国者は6名でした。
 症状があった人は4名でした。

@全日空機が油圧システムトラブルで新千歳空港に引き返し欠航に
 昨日の「HBC北海道放送」によりますと、昨日午後1時頃,新千歳発中標津行きの全日空4883便・DHC8-400型機が,釧路市付近を飛行中に油圧系統のトラブルを示す警告灯が点灯しました。
 このため、同機は新千歳空港に引き返しました。この便は整備のため、そのまま欠航となりました。

@日本航空の4月からの役員体制で女性執行役員が約2割に、代表権を持つ3名中1名が女性
 日本航空は22日、4月1日からの役員体制発表しました。
 この中では、32名の執行役員の内、7名が女性で、その割合は約2割となります。
 また、代表権を持つ3名の中に鳥取三津子氏が入っています。
【コメント】今の社会の中で、男性、女性の区別は意味のないことかも知れませんが、女性の割合が多くなることは良いことですね。


*2月25日

@成田空港の変異株感染者は6名、全空港では9名
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では9名、成田空港入国者で6名でした。
 全員がオミクロン株で、この内訳は、「BA.5株類」が3名、「XBB.1株類」が2名、「BQ.1株類」が2名、「BF.7株類」が1名などでした。
 症状があった人は4名でした。
 今回の発表分は10日から14日でした。

@昨日の成田空港入国の「病原体保有者」は3名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は7名で、成田空港入国者は3名でした。
 症状があった人は2名でした。

@今でも空港検疫は"ザル"なのに、「第5類」移行で"完全スルー"に
 今日の「夕刊フジ ZAKZAK」によりますと。新型コロナウイルス感染症が5月8日から「第2類」相当から「第5類」相当に変更されようとしていますが、検疫関係者からは「空港検疫が現在でも“ザル状態”だ”」との懸念の声があがっている、との事です。
 政府は昨年末から流行が爆発的なっていた中国からの入国者に対し、空港での検疫でワクチン接種証明書の有無にかかわらず、出国前検査証明書の確認と到着時のPCR検査や抗原定量検査を義務付けています。
 しかし、他の国からの入国者に対しては、ワクチン接種証明書提示を求めていますが、証明書の真偽は現場の検疫官には判定できません。
 また、現在流行が心配されている「XBB.1.5株」についても、有症状者の発見は自己申告と、発熱者のサーモグラフィーによる体温チェックに頼っているのが検疫現場の実情です。
 「それも事前に解熱剤を服用されていたら分からない」とのことです。
【コメント】要するに厚生労働省は新型コロナウイルス感染症の入国者を無制限に受け入れる,と言う立場に立っている,と言う事になります。
 そして、国内の感染者に対しては“自己責任”で対処しろ、と言う立場になっていますね。

@日本航空が4・5月分の燃油サーチャージ引き下げを発表
 日本航空は昨日、4・5月分の燃油サーチャージを引き下げる、と発表しました。
 韓国と極東ロシアでは現行の片道(以下同じ)5900円を4100円に、北米・欧州。中東・オセアニアでは47000円を36800円に、などとしています。
【コメント】久しぶりの引き下げですね。海外旅行が少しは行きやすくなるのでしょうか。円安は相変わらずですが。

@B787型機がまたまた納入一時停止に
 今日の「Aviation Wire」によりますと、米国連邦航空局(FAA)は現地時間23日、B787型機の引渡を一事停止していることを明らかにしました。
 理由は、胴体部分の分析作業を追加で実施する必要があり、FAAが了承するまで納入は再開されない,との事です。
 前方圧力隔壁のサプライヤーによる分析にミスがあったため、との事です。
【コメント】日本の航空会社では全日空と「ZIPAIR Tokyo」が納入を待っているようですが、長引くと「ZIPAIR Tokyo」の路線拡大計画に支障が出ることにもなりますね。

@カンタス航空がA220型機9機を追加発注
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、カンタス航空はエアバスにA220-300型機9機を確定発注しました。
 これにより、同航空のA220-300型機の合計確定発注数は29機となりました。


*2月24日

@田村社長が空港内テナントに対する支援策を3月末で廃止を表明
 今日の「日刊航空」によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)の田村社長は22日の記者会見で、空港内のテナントは、2月段階で379店舗中275店舗が再開し率にして81%となっていることを明らかにしました。
 新型コロナウイルス感染症で約80店舗が撤退したことも明らかにしました。
 その上で、テナントに対して行ってきた新型コロナウイルス感染症に対する支援策を、今年度末で終了させる方針を明らかにしました。
 また、航空需要の減退を受けて、2020年3月分より導入した空港施設使用料や空港内使用料等の減免や支払猶予などの特別措置を、2023 年 4月請求分で終了する事も明らかにしました。

@スクートが成田=台北=シンガポール線を3月26日から増便
 今日の「Traicy」によりますと、スクートは成田=台北=シンガポール線を3月26日から,現在の週10往復から1日2往復に増便します。

@セブ・パシフィック航空が5月1日から成田=セブ線を再開
 今日の 「sky-budget」 によりますと、セブ・パシフィック航空は5月1日から、成田=セブ線の運航を再開する予定です。
 1日1往復でA320型機を使います。

@アシアナ航空が期間限定で成田=仁川線にA380型機を投入
 昨日の 「sky-budget」 によりますと、アシアナ航空は5月31日〜7月9日に,成田=仁川線の一部便にA380型機を投入する計画です。
 写真は南側からA滑走路に着陸するアシアナ航空のA380型機です。

 

@昨日の成田空港入国の「病原体保有者」は5名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は6名で、成田空港入国者は5名でした。
 症状があった人はゼロでした。

@千葉県警が強制代執行妨害で京大「熊野寮」を家宅捜索
 今日の朝日新聞によりますと、千葉県警は昨日、16日に行われたB滑走路脇誘導路に隣接する耕作地の強制代執行に関して,支援者の3人を逮捕していましたが、この事件に関わったとして京都大学の学生寮「熊野寮」の家宅捜索を行いました。

@屋久島空港で日本エアコミューター機がエンジントラブルにより離陸中止
 今日の南日本新聞(YAHOO!ニュース)によりますと、昨日午後2時45分頃、屋久島発伊丹行きの日本エアコニューター2450便・ATR-600型機が、離陸体制に入ったところ、左エンジンのトラブル警告が表示されました。
 このため、同機は離陸を取りやめ、その場で乗客を降ろしました。
 同機は約1時間その場で停止し、滑走路が閉鎖されたため、計5便が欠航となりました。

@スカイマークは今日、整備士のアルコール事案に関する報告書を提出
 スカイマークは今日、「航空輸送の安全の確保に関する業務改善勧告及び安全統括管理者の職務に関する警告に対するご報告」を公表しました。


*2月23日

@「強制執行終わって安堵した」田村社長
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、成田国際空港株式会社(NAA)の田村社長は、昨日の定例記者会見で、B滑走路脇のやぐらなどの強制代執行について「理想はああいう形でなく解決できれば一番良いが、正当に認められた裁判所の手続きに従って執行が終わったことに安堵している」と語ったとの事です。
 また、撤去理由について「空港の形状はできる限りシンプルであるべき。(パイロットに)一定の負担を与え続けているので、できる限り速やかに解消したい」と説明しました。
【コメント】「午後11時00分までの離着陸」で飛行コース下の住民に,約45年にわたって,睡眠妨害となる航空機騒音を与え続けていることに,心は痛まないのでしょうか。

@「Spring Japan」が夏季ダイヤ開始から成田=ハルピン線と成田=天津線を増便し、再開
 「Spring Japan」は昨日、夏季ダイヤから成田=ハルピン線と成田=天津線の運航を再開し、航空券の販売を開始する、と発表しました。
 成田=ハルピン線は最大週3往復(成田発着 月・水・日曜日)、成田=天津線は週1往復(成田発着 月曜日)となります。

@ジェットスターが夏期ダイヤから成田=ケアンズ線と成田=ゴールドコースト線を増便
 今日の 「sky-budget」によりますと、オーストラリアのLCC「ジェットスター」は、夏季ダイヤから成田=ケアンズ線を週5往復から1日1往復に,成田=ゴールドコースト線を週5往復から週6往復に増便します。

@航空科学博物館で4日と5日に「航空ジャンク市」、6月8日から30日まで入館料が半額に【日付訂正】
 航空科学博物館は+6月18日から30日に、入館料を半額にします。本館のエレベーター改修工事があり、この間は本館の2〜5階へは階段を使うことになります。
 なお、3月4日と5日の土日には、恒例の「航空ジャンク市」が行われます。
 写真は野花が咲き乱れる航空科学博物館の裏側です。

 

@昨日の成田空港入国の「病原体保有者」は1名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は4名で、成田空港入国者は1名でした。
 症状があった人はゼロでした。

@【私見】訪日外国人の爆増は続くのか?
 成田国際空港株式会社(NAA)が昨日発表した「1月空港運用状況」で、外国人入国者が前年同月比20倍の大幅増になり、3年ぶりに100万人を超えました。
 しかし、このことを「本格的なV字回復」と言えるかどうかについては疑問符がつきます。
 というのは、訪日外国人の約40%が韓国からの訪日客だったからです。韓国ではこのところ、外国旅行意欲が急増していました。しかし、ウオン安で航空料金が高騰し、海外旅行ターゲットが、韓国よりも通貨安が進んでおり、しかも、他の国よりも近くて、行きやすい日本に向けられていました。
 しかも、韓国の航空会社もこぞって、日本路線を大鵜増便し、日本への海外旅行をあおりたてました。
 もちろん、韓国の人たちが日本の安全な旅行に魅力を感じていることは確かです。
 この日本旅行ブームはまだ続いているようですが、これも,今後一段落すると思います。
 従って、1月のような訪日外国人の爆発的な伸びも落ち着いてくると思います。
 これを「本格的なV字回復だ」と浮かれますと、足下をすくわれることになるのではないでしょうか。


*2月22日

@「1月運用状況」の外国人旅客数は1861%増も、日本人旅客数は494%増にとどまる
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「1月空港運用状況」によりますと、
 総発着回数は前年同月比(以下同じ、【】は2019年1月比)28%増、【26%減】の1万6024回となりました。
 この内、国際線発着回数は29%増【33%減】で、国内線発着回数は26%増【3%減】となっています。
 総旅客数は258%増【38%減】の221万3323人となり、
 この内、国際線旅客数は607%増【44%減】となっています。この内、日本人旅客数は494%増【72%減】、外国人旅客数は1861%増【30%減】となり、通過客は147%増【15%減】となっています。
 一方、国内線旅客数は41%増【10%減】となりました。
 国際航空貨物量は33%減【9%減】の14万77トンとなっています。詳しくは17日の出来事のリンクを参照して下さい。
 給油量は4%増となっています。
【コメント】日本人の海外旅行熱は一向に盛り上がりませんね。外国の航空会社も日本人の出国者数が少ないことから、採算を取りずらく、大幅な増便に慎重になっているようです。

@ジェットスター・ジャパンが3月の夏期ダイヤから成田=台北線を増便
 今日の 「sky-budget」 によりますと、ジェットスター・ジャパンは3月28日から,成田=台北線を現在の週4往復から1日1往復に増便します。

@マカオ航空が3月上旬から成田=マカオ線を週2往復の増備予定
 今日の 「sky-budget」によりますと、マカオ航空は日本政府の運航便数制限緩和を見越して、3月上旬から現在週1往復で運航している成田=マカオ線を週2往復に増便します。
 さらに,夏季ダイヤからは週4往復に増便する計画との事です。
 下の写真はB滑走路に着陸し,移動するマカオ航空機です。

 

@昨日の成田空港入国の「病原体保有者」は5名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は7名で、成田空港入国者は5名でした。
 症状があった人は3名でした。

@19日に発生した日本航空機の羽田空港引き返しは同航空側の申請ミス
 今日の「Business Journal」は19日に発生した羽田発福岡行きの引き返しトラブルについて、開設記事を載せています。
 原因は結果的に福岡空港の運用時間午後10時に間に合わなかった,と言う日本航空側のミスにあったようです。福岡空港に事前に承認を得れば,着陸を認められたようです。
 しかし、この記事の中で、橋本安男桜美林大学客員教授は福岡空港側の措置を「やや杓子定規のように感じる。」「大局的見地が欠如しているのではないかという印象を受ける」としています。
【コメント】成田空港にも厳しい門限がありますが、被害を被る人数の問題ではありませんが、市街区域にある福岡空港が厳しい門限を実施しているのは当然ではないでしょうか。
 午後10時から静かになり、寝ようとしている人にとっては,この騒音で、目がさえてしまう場合もあるのですから。


*2月21日

@今日未明、「カーフュー弾力的運用」が発生
 上段の「午後11時00分以降の離着陸」にあるとおり、今日未明、「カーフュー弾力的運用」が発生しました。
 新千歳発成田行きのピーチ・アビエーション590便が,新千歳空港の降雪のために出発が遅れ、午前0時1分にA滑走路南側から着陸したものです。

@「ZIPAIR Tokyo」が4月から,成田=ホノルル線で二酸化炭素ゼロの運航を開始
 昨日の「NHKニュース」によりますと、成田空港を拠点とする LCC 「ZIPAIR Tokyo」は、4月から、週3往復している成田=ホノルル線で、SAF(持続可能な航空燃料)を使った燃料と、排出量取引の制度を使って、二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする取り組みを始めると発表しました。
 同航空によりますと、特定の路線の二酸化炭素をゼロにする取り組みは世界で初めて、との事です。
 これにより、この路線の燃料費は上昇しますが、運賃は値上げしない、との事です。

@「ZIPAIR Tokyo」が夏までに,成田=サンフランシスコ線と成田=マニラ線を開設へ
 今日の「Aviation Wire」によりますと、「ZIPAIR Tokyo」の西田社長は今日、成田=サンフランシスコ線を来年度第1四半期中に、成田=マニラ線を同第2四半期中の夏までに開設すると、発表しました。

@エア・タヒチヌイが10月30日に成田=パペーテ線を再開
 昨日の「トラベルウオッチ」によりますと、エア・タヒチヌイは成田=パペーテ線を10月30日に、週2往復で再開する事を明らかにしました。
 同路線の再開は2回延期されていました。

@成田空港の変異株感染者は3名、全空港では5名、「XBB.1.5類株」が1名など
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では5名、成田空港入国者で3名でした。
 全員がオミクロン株で、この内訳は、「感染力が強い」と言われる「XBB.1.5株」が1名、「BF.7類株」が2名、「BA.5株類」が1名などでした。
 症状があった人は2名でした。
 今回の発表分は2月8日から2月9日でした。

@昨日の成田空港入国の「病原体保有者」は5名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は8名で、成田空港入国者は5名でした。
 症状があった人は2名でした。

@ユナイテッド航空のB737-9MAX型機がハワイでジェットコースター並みのダイビング、あわや墜落の危機
 「CNNニュース(韓国中央日報)」が現地時間15日に伝えたところによりますと、昨年12月18日、ハワイ・マウイ島を離陸した直後のユナイテッド航空1172便・B737-9型機が、直後に急上昇し、その後、高度670mから、434mも急降下した、との事です。
 その時の海面からの最小高度は236mで、かろうじて上昇に転じ墜落を免れた,との事です。乗客は「ジェットコースターのようだった」と話しています。
 記事では、再上昇があと5〜6秒遅れていたら海面に激突していた、と伝えています。
【コメント】問題なのは「Flightradar24」で調べたところ、この機体がインドネシアとエチオピアで墜落事故を起こしたB737MAX型機ファミリーだったことです。
 墜落した2機と同じような現象が起こっていたことをうかがわせます。
 記事によりますと、2人の操縦士は共に1万5000時間以上の操縦経験を持つベテランでした。しかし、このトラブルの後、追加的な訓練を受けた、とのことです。
 米国連邦航空局(FAA)が調査しているとのことで、報告書が出ると思いますが、早く出してもらいたいところですね。
 日本でもスカイマークと全日空がB737MAX型機の導入を表明しています。
 成田空港でもB737MAX型機をよく見かけるようになりました。


*2月20日

「第47回騒音対策委員会本会質問書」を提出
 成田空港サーバー資料室に「第47回騒音対策委員会質問事項」を乗せました。
 第1項目は「成田空港の軍事的利用は絶対に行わない」と約束した『取極書』の約束を遵守すること」です。
 何しろ50年も前に結んだ「取極書」ですので、その当時の経緯も含めて、関係者の再確認を求めています。
 第2項目は「『更なる機能強化計画』の内、B滑走路の北伸と第3滑走路の新設はコロナなどによる需要低迷を見るとき、計画の見直しを行うべきである」こと。
 第3項目は「1月7日の爆破予告事故の対応に見られる。国土交通省とNAAの対応を再検討し、緊急時の対応を早急に確立すべき」と質しています。
 第4項目は「同一集落の分断について」の再検討を求めています。
 第5項目は「A滑走路の午後11時以降の利用は、騒音下住民の健康被害を考え、開港時の「午前6時から午後11時」に戻してください、との要望です。
 詳しくは上記リンクを読んでみて下さい。
 下の写真は建設中のA滑走路南端付近に建てられていた平和塔で、これがある限り、A滑走路が完成しても航空法で航空機の離発着はできませんでした。

 

@NAAと東京ガスが2050年に成田空港の完全脱炭素化を目指す会社を設立
 成田国際空港株式会社(NAA)と東京ガス株式会社は今日、成田国際空港にエネルギー供給を行う「株式会社 Green Energy Frontier」(以下、「Green Energy Frontier」)を設立し、2023年4月1日より事業を開始する、と発表しました。
 この会社は成田空港に供給する電力を2050年までに、1000億円を投資して、脱炭素化に挑戦する、との事です。

@昨日の成田空港入国の「病原体保有者」は1名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は3名で、成田空港入国者は1名でした。
 症状があった人は1名でした。

@日本航空機が福岡空港の門限に間に合わず、羽田空港に引き返す
 今日の朝日新聞によりますと、昨夜、羽田発福岡行きの日本航空331便の出発が約1時間半遅れ、福岡空港の運用時間である午後10時に間に合わず、着陸出来ずに羽田空港に引き返すトラブルがありました。
 同機は引き返す途中で関西空港に臨時着陸し、燃料補給と機体整備を行い、今日午前2時50分頃、羽田空港に着陸しました。
 日本航空は乗客にホテルなどを手配し、希望者には今日、午前10時20分発の臨時便を運航しました。


*2月19日

@昨日の成田空港入国の「病原体保有者」は3名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は5名で、成田空港入国者は3名でした。
 症状があった人は1名でした。

@これからの訪日外国人は地方を目指す、成田空港の需要回復には足かせか
 このところ、外国の航空会社の日本地方空港への新規路線就航が相次いでいます。
 昨日のグローバルニュースアジア(エキサイトニュース)によりますと、タイの新興LCC 「サマーエアウェイズ」が日本への就航を計画しているとの事です。
 正式には明らかにしていませんが、新潟空港への乗り入れで交渉しているようです。
 このように、何回も訪日している外国人たちは、東京や京都や大阪のような定番観光地ではなく、日本の地方観光地に魅力を感じているようです。
 これは,当然の事ですね。となると、成田空港や羽田空港や関西空港を経由しないで、直接、地方へ直行することが便利なのは言うまでもありません。その方が,航空料金も安くなります。
 そして、外国のLCCがこのような地方都市に就航する事で、競合他社との差別化を図り、運航費用を削減できるのも魅力です。
 となると、成田空港などは就航する航空会社の新規就航や増便が抑えられることになり、需要の回復は遅れることになりますね。
 「年間発着回数50万回」は遙か先の話になります。本当に「さらなる機能強化計画」は必要なのでしょうか。

@全日空が2023〜2025年度中期経営戦略」を発表
 全日空が15日に発表した「2023〜2025年度中期経営戦略」によりますと、
 主力の航空事業の生産量は2025年度に、「コロナ禍前の2019年度比で、国際・国内線共に5%拡大する」としています。
 機材は主力のB787型機を現在の79機から100機超にする、としています。
 また、2025年度には売上高を2兆3200億円、営業利益を2000億円、純利益を1220億円とする目標です。
 さらに、財務の強化を図り、有利子負債を現在の1兆6246億円から1兆1000億円に減らし、自己資本比率を37%水準にする、としています。
 LCC も含めた全機材数を290機〜295機に増やすことを目指します。機材の中・小型機の比率を約80%とする、としています。
 新 LCCの「エアージャパン」は予定通り2023年後期に立ち上げる予定、としています。
 写真は第1ターミナル南ウイングに駐機する全日空のB787型機です。左側もB787型機です。

 


*2月18日

@昨日の成田空港入国の「病原体保有者」は1名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は7名で、成田空港入国者は1名でした。
 症状があった人は1名でした。

@NAAが「航空機騒音健康影響調査」についての文書を16日に掲載、日付は12月5日?
 成田国際空港株式会社(NAA)は16日、ホームページの「NEWS」で「航空機騒音健康影響調査の今後の進め方について」を発表していました。
 しかし、この文書は昨年12月5日付けのもので、何故、16日の発表になったのかは不明です。

@エルアル航空のCEOが「成田=テルアビブ線を全日空と共同運航することで調整中」と語る
 16日の日本経済新聞(電子版)によりますと、エルアル航空のCEOは15日、同紙とのインタビューで,3月2日から新規就航する成田=テルアビブ線を全日空と共同運航することで調整中である、と述べた、との事です。
 就航間近であることから,近く正式発表されるものと見られます。


*2月17日

@強制執行終わる,鉄板の塀に囲まれ外部からは入れなくなりました
 B滑走路誘導路を「への字」に曲げる原因となっていた反対派農民が耕作する土地ややぐらなどを撤去する、強制執行は昨日の夜に完了しました。
 収用された土地には鉄板の塀が設置され、外部からの立ち入りができなくなりました。
 強制執行の際に反対する支援者の3人が公務執行妨害などで逮捕されました。

@昨日の成田空港入国の「病原体保有者」は7名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は8名で、成田空港入国者は7名でした。
 症状があった人は2名でした。

@成田空港の変異株感染者は6名、全空港では12名、「XBB.1.5類株」が4名など
 厚生労働省が昨日発表した「変異株の患者の発生について」によりますと、全国空港では12名、成田空港入国者で6名でした。
 全員がオミクロン株で、この内訳は、「感染力が強い」と言われる「XBB.1.5株類」が米国と欧州から入国の4名、「BF.7類株」が2名、「BA.5株類」が2名などでした。
 症状があった人は8名でした。
 今回の発表分は2月4日から2月7日でした。
【コメント】いよいよ、「XBB.1.5株類」が勢いを増してきたようですね。症状が出ている人も多くなりましたね。

@ユナイテッド航空が夏季ダイヤで成田=デンバー線と成田=グアム線を増便
 昨日の「Fly Team」によりますと、ユナイテッド航空が発表した夏季ダイヤの成田路線では、
 3月4日から成田=デンバー線を週3往復から1日1往復に増便します。
 また、成田=グアム線を週18往復から25往復に増便します。

@成田空港の1月総貨物取扱量は11ヶ月連続で同月比マイナスに
 東京税関成田航空貨物出張所が昨日発表した「成田空港1月貨物取扱量」によりますと、
 総取扱量は前年同月比(以下同じ)33.0%減の140万77トンとなり11ヵ月連続マイナスになりました。
 積込量は33.1%減と10ヵ月連続マイナス、取卸量は33.0%減と11ヵ月連続マイナスになっています。
 国民の生活に響く「生鮮・ドライ」貨物の取卸量(輸入旅客機)は生鮮が32.1%減、ドライが33.9%減となりました。

@成田空港の1月貿易額は輸出額が減り、輸入額が激増
 東京税関が昨日発表した「1月分成田空港貿易概況(速報)」によりますと、
 輸出額は前年同月比(以下同じ)6.8%減の1兆12億300万円、輸入額は5.9%増の1兆6324億5300万円となっています。
【コメント】貿易赤字が続いています。そして,貿易赤字額が拡大しています。
 素人の意見ですが、日本の経済は大丈夫でしょうか。外貨準備額が減り続けると、円安が拡大する事になります。これは,円が信用をなくすことにつながりますね。

@17日、ドイツのフランクフルト空港とミュンヘン空港の全便が欠航に
 ルフトハンザ航空のシステムトラブルによる一時運航停止があったばかりですが、現地時間17日、ドイツの空港地上職員の大規模ストライキが行われます。
 フランクフルトとミュンヘンの空港発着の全便が欠航となる見込みです。


*2月16日

@昨夜午後8時過ぎから強制執行行われる
 昨日の「NHKニュース」などによりますと、昨日午後8時過ぎからB滑走路誘導路を「への字」にしている、農地ややぐらや看板などを撤去する強制執行が始まりました。
 機動隊が約100人の支援者などを排除する中、裁判所の執行官が強制執行を宣言し、撤去作業が開始され、今日夕方にはほぼ作業が終わった、との事です。
 反対派拠点などの強制執行が行われるのは2017年以来となります。
 しかし、B滑走路誘導路に関係する土地をめぐってはもう一つの訴訟が争われており、「への字」部分を直線化するには時間がかかる,との事です。
 下の写真は「Flightradar24」による、警察のヘリポートを飛び立ち、強制執行の現場上空を旋回して警戒するヘリコプターの軌跡です。

 

@今日未明に「カーフュー弾力的運用」の1便が発生、新千歳空港の降雪で
 上段の「午後11時00分以降の離着陸」にあるように、今日未明、「カーフュー弾力的運用」が発生しました。
 新千歳発成田行きのジェットスター・ジャパン120便が、新千歳空港の降雪による悪天候のために出発が遅れ、午前0時4分に南側から成田空港のA滑走路に着陸したものです。

@全日空が今日から,成田=北京線を増便
 全日空は今日から成田=北京線を増便したようです。
【コメント】増便の便数や、片道だけなのか往復なのかは分からないところがあります。

@昨日の成田空港入国の「病原体保有者」は1名
 厚生労働省が昨日発表した「新型コロナウイルス感染症感染者と患者」によりますと、全国空港での感染確認者は2名で、成田空港入国者は1名でした。
 症状があった人は1名でした。

@1月の訪日外国人は44.3%減、出国日本人数は69.5%減
 観光局は昨日、「1月訪日外客数(推計値)」を発表しました。
 これによりますと訪日外客数は2019年同月比(以下同じ)44.3%減の149万7300人となりました。この内、東アジアからの訪日客数が100万人を越えました。
 一方、出国日本人数は69.5%減の44万3100人となっています。

@ルフトハンザ航空のシステムダウンで一時全便の運航が停止に
 昨日のブルームバーグジャパンによりますと、現地時間15日朝、ルフトハンザ航空のシステムに障害が発生し、一時、全便の運航がストップしました。
 原因は同航空が使っているブロードバンドケーブルを作業員が傷つけたため、との事です。
 これについて英バッキンガム大学の名誉教授で航空安全の専門家、アンソニー・グリーズ氏は「このような事態はあり得ない」と述べ、「国際的な大手航空会社は常にバックアップシステムを持っておくべきで、それがなかったとは驚きだ」と述べました。


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