2023年7月後半の出来事


*7月31日

@日本航空Gの6月実績は国際線旅客数が2019年6月比で70%に回復、国内線は同4.3%増
 日本航空が今日発表した「6月JALグループマンスリーレポート」によりますと、
 国際線では旅客数が前年同月比・【】は2019年6月比(以下同じ)81.8%増【29.9%減】の54万9932人、利用率は80.9%となっています。
 一方、国内線では旅客数が42.3%増【4.3%増】の298万5121人となり、利用率は79.2%となっています。
 この内、成田空港路線の利用率は成田=伊丹線では14.7ポイント増の68.1%、成田=中部線では2.7ポイント増の49.6%となっています。
【コメント】順調に回復しているようですね。国際線でも2019年6月比で約70%まで回復し、国内線では同4.3%増となっています。
 写真はコロナで飛べずに南駐機場に並ぶ日本航空機と全日空のA380型機です。もうこんな光景は見たくありませんね。しかし、このようなイベントリスクに備える心構えは、常に持つべきですが。

 


*7月30日

@【私見】 国際線完全回復の鍵は「日本人と中国人の海外旅行」復活に
 日本への訪日客は回復傾向ですが、今後の国際線完全回復には2つのポイントがあるようです。
 一つは,「日本人の海外旅行客が増えること」、もう一つは「中国からの訪日客が増えること」と考えます
 日本人の海外旅行熱の冷え込みは,賃金は少し上がるものの,それを上回る物価の上昇が止まらず、実質賃金は目減りしていることにあるのではないでしょうか。
 この原因は,無制限に「国債」を発行し続け,お金をばらまいたた事による円安の進行にあるようです。これにより、ほとんど全ての輸入品が値上がりしました。
 また、これによる「円安」で「日本の信用度の低下」すなわち,日本の国力に対する「内外の不安」が全ての経済活動に影響しています。
 このような、日本の現状から、一部の富裕層を除く大多数の国民が生活の防衛を優先させ、海外旅行を手控えていることにあります。この根は深く,現在の状況は簡単には変わりません。
 それと,もう一つは,28日の「Wedge ONLINE」に載った、「インバウンドが回復基調でも中国人観光客が増えない理由」によりますと、中国の経済状況も深刻で、こちらも、一部の富裕層を除いて、特に、若い人が職を失ったり、学校を卒業しても就職先がなかったり、と不安定な経済状況が続いています。
 こちらも、「海外旅行どころではない」状況があります。
 このような状況を見て、中国国内の航空会社は国際線よりも,国内線に力を入れています。ですので、国内線は予約も取りにくく,航空運賃も高止まりしています。
 しかも、国内旅行をした人たちは「海外に行かなくても,国内でも良いところはたくさんあるではないか」と気づき始めています。
 この結果、円安が一段落する可能性もありますが、これらのことが相まって、日本の国際線の回復はまだまだ、といえるのではないでしょうか。

@ブリティッシュ・エアウェイズの長距離便で、機内食なし
 昨日の「GetNavi(YAHOO!ニュース)」によりますと,ブリティッシュ・エアウェイズのバハマ南東にあるタークス・カイコス諸島発ロンドン行きの、およそ12時間の長距離便で,機内食が提供されないトラブルがありました。
 理由は機内食の冷凍措置にトラブルが発生し、衛生上から乗客に提供できなかったため、との事です。
 緊急事態で、中継地となるバハマの首都・ナッソーに立ち寄った際、地元の「ケンタッキーフライドチキン」から調達したという乗客分のフライドチキンが積み込まれ、機内の乗客に配られたというのです。
 しかし、急なことで、乗客一人に1ピースのみだった、との事です。乗客にはロンドンに到着したときに軽食用の食事券が配られた、との事です。

@ 「AIG 」がB787-10型機6機とA350-900型機1機を確定発注に切り替え
 昨日の 「sky-budget」によりますと、インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は,ブリティッシュ・エアウェイズ向けのB787-10型機6機と、イベリア航空向けのA350-900型機1機のオプション権を確定発注に切り替えました。
 さらに、ブリティッシュ・エアウェイズ向けのB787-10型機6機のオプション権を追加設定した、との事です。
 写真は成田空港開港当初期に乗り入れていたブリティッシュ・エアウェイズのVC-10型機です。尾部にエンジン4基を搭載し、騒音は大きかったです。

 


*7月29日

@スリランカ航空の成田=コロンボ線が今日から増便
 スリランカ航空は今日から、成田=コロンボ線を、現在の週3往復から週4往復(成田発着 火・木・土・日曜日)に増便しました。
 写真は古いものですが成田空港に到着した同航空のA340型機です。

 


*7月28日

@成田空港の上半期旅客数がコロナ禍後で初めての1000万人越え
 成田国際空港株式会社(NAA)が昨日発表した「2023年上半期 成田空港運用状況」によりますと、
 総発着回数は前年同期比・【】は2019年同期比(以下同じ)32%増【24%減】の9万8500回となっています。
 国際線発着回数は40%増【28%減】、国内線発着回数は13%増【8%減】でした。
 総旅客数は179%増【32%減】の1463万7011人となっています。この内、国際線旅客数は339%増【32%減】の1113万9939人で、コロナ禍後初めて1000万人を越えました。
 この内、日本人旅客数は300%増【66%減】,外国人旅客数は953%増【22%減】、通過旅客数は23%増【16%減】となっています。
 一方、国内線旅客数は29%増【6%減】でした。
 写真は混雑が始まった5月25日の第2ターミナル出発ロビーです。

@全日空が今日から成田=シンガポール線を期間増便
 全日空は今日から、成田=シンガポール線を9月31日まで、現在の1日1往復から1日2往復に期間増便します。

@厦門航空が8月5日から成田=福州線を増便
 昨日の「sky-budget」 によりますと、厦門航空は8月5日から、成田=福州線を、現在の週6往復から1日1往復に増便します。


*7月27日

@「6月運用状況」で国際線旅客数は2020年2月以来初めて200万人超となりました
 成田国際空港株式会社(NAA)が今日発表した「6月空港運用状況」によりますと、
 総発着回数は前年同月比・【】は2019年6月比(以下同じ)27%増【23%減】の1万6805回となりました。
 国際園発着回数は36%増【26%減】,国内線発着回数は6%増【11%減】となっています。
 総旅客数は121%増【28%減】の260万2495人と,なりました。
 国際線旅客数は192%増【33%減】の201万6748人となり、2020年2月以来初めて200万人超となりました。
 この内、日本人旅客数は134%増【62%減】,外国人旅客数は693%増【23%減】、通過旅客数は19%減【29%減】となっています。
 国内線旅客数は20%増【6%減】となっています。
 国際航空貨物量は23%減【11%減】の15万3359トンでした。詳しくは7月20日の出来事を参照して下さい。
【コメント】「着実に回復している」と言えますが、回復のテンポは緩やかですね。
 今後の訪日外国人の増加は中国人を当てにしているようですが、海外の観光地では中国人観光客の姿が激減しているようです。

@ピーチが8月1日から8日にかけて24便を欠航に
 昨日の「Traicy」によりますと、ピーチ・アビエーションは8月1日から8日にかけて、関西=新千歳線など24便を欠航とする、と発表しました。機体整備に伴う機材繰りが原因とのことです。
【コメント】成田路線の欠航はないようです。


*7月26日

@ジェットスター・ジャパンがA321LR型3号機の投入を明日からに前倒し
 ジェットスター・ジャパンは昨日、当初、8月1日からの路線投入を予定していたA321LR型3号機の投入を前倒しして,明日から路線に投入する、と発表しました。
 初便は成田発沖縄行きとなります。当初、明日の成田発沖縄行きへの予約をした人は、座席番号などが変わるために、窓際席ぎわ席などを予約した人は、窓際に乗るためには再予約が必要になるようです。

@「トキエア」の就航が8月10日からさらに延期へ
 今日の「UX新潟テレビ21(YAHOO!ニュース)」によりますと、「トキエア」の就航が再度延期される、との事です。
 国土交通省による路線開設の審査が終わらないためで、新しい運航開始日は近く正式に発表される、との事です。

@ A320neo 型機エンジン部品の一部に問題があり、点検が必要
 今日の 「sky-budget」 によりますと、米国のエンジンメーカー「 RTX 」は, A320neo型機向けの,2015年から2021年に製造された「PW1100G-JM」型機エンジンの内部に使われている金蔵部品に問題がある可能性から、約1200基の点検を行う必要がある、と発表しました。
 ただ、この問題が直ちに飛行機の安全運航上の問題があるわけではない、としています。したがって、今後の引渡予定に変化はないとしています。
【コメント】しかし、この点検にはエンジンの分解が必要で、1基毎にかなりの時間が必要になるようです。該当する機体を保有している航空会社にとっては。エンジンの交換などで運航上の問題が生じることになりそうですね。


*7月25日

@日本航空が成田市のふるさと納税返礼品にホンダジェットでの遊覧飛行、1000万円で
 今日の「Aviation Wire」によりますと、日本航空は今日、成田市へのふるさと納税1000万円の返礼品として、小型ビジネスジェット(ホンダジェット)を使った、。成田空港を発着とする約60分の遊覧飛行を出品する、と発表しました。
 1人限定で募り、最大4名まで搭乗できる、との事です。
【コメント】日本航空のプレスリリースにはまだ、出ていませんでした。
 写真はデモ飛行で成田空港に飛来したホンダジェットです。

 

@全日空がB787型機エンジン部品の廃材を使ったオブジェ販売を中止
 全日空は今日、販売を開始していたB787型機エンジンに使われていたロールスロイス製エンジン「Trent1000」のタービンブレードの廃材を加工したオブジェの販売を中止しました。
 廃材品の関係企業から許可が得られていないことが判明したため、との事です。


*7月24日

@BAE の高高度滞空型無人航空機「PHASA-35」が成層圏24時間飛行に成功
 昨日の「「乗りものニュース」によりますと、英国の「BAEシステム」は、高高度滞空型無人航空機システム「PHASA-35」の成層圏飛行試験に成功したことを明らかにしました。
 試験飛行は6月に米国のニューメキシコ州で実施され、最高高度6万6000フィート(約2万Km)の成層圏に達し、24時間後に無事着陸した、との事です。
 「PHASA-35」は昼間に太陽電池でプロペラを回し、夜間は昼間に蓄えた電力で飛行する、との事です。
 最終的には約1年間成層圏を飛び続け、各種の観測や監視を行うことが出来る、との事です。

@フィリピン航空が定時性確保などで、退役予定のA320型機やA321型機を復帰へ
 今日の 「sky-budget」によりますと、フィリピン航空は、需要の回復で退役を予定していたA320型機とA321型機を順次復帰させる方針とのことです。
 これらの機体は国内線に投入され、主に定時性確保のために使用される、との事です。
【コメント】フィリピン航空は燃費の良い国際線長距離機材の不足に悩んでいましたが、国内線でも機材が不足しているのでしょうか。


*7月23日

@B787-10型機の型式証明(TC)取得はいつ
 昨日の「Aviation Wire」によりますと、ボーイング社が開発中のB737MAX型機の最長機体となるB737-10型機の型式証明(TC)はまだ取得できていないようです。
 型式証明(TC)が何時取得できるのかが注目されている,との事です。
【コメント】この機種の型式証明(TC)についてはボーイング社と米国連邦航空局(FAA)との間で、見解の相違があったようですが、どうなったのでしょうか。
 日本でもスカイマークがこの機種を発注していますが、型式証明(TC)の取得が遅れた場合は、スカイマークの路線運航にも影響しかねませんね。大分,先の話になりますが。


*7月22日

@決定的に不足する北米の航空管制官、IATA事務局長が痛烈に批判
 20日の航空新聞社(有料版)によりますと、国際航空運送協会(IATA)のウィリー・ウォルシュ事務局長は米国とカナダの航空当局の航空管制対策を厳しく批判しました。
 事務局長は米国運輸省(DOT)が最近まとめた報告書を引き合いに出し、「米連邦航空局(FAA)は、米国内で最も重要な航空管制施設において、業務の継続性を維持することが困難なほど、管制官の人員削減を許していることを明らかにしている」と述ました。
 さらに、「実際、これらの重要施設の77%は、FAA自身が定めた定員の85%以下の人員しか配置されていない」と述べました。
 特に、「ニューヨーク・ターミナル・レーダー進入管制とマイアミ・タワーで、それぞれ、54%と66%と極端な人員割れの状態となっている」としています。この結果、「航空会社に対し、今年初めには、この区域の航空便数の約10%削減を要請した」と指摘し、「管制官不足の解決にはあまりにも時間がかかりすぎるが、その第一歩として、管制官の労働力を迅速に再建する計画を策定し、強力なリーダーシップで実行できるできるような『AAの常任長官』を任命することなのではないか」と批判しています。
 なお、現在の FAA 長官は長い間『暫定長官』となっています。
【コメント】このような,管制官不足は航空機の安全運航にとっては、どう考えて見ても,異常ですね。どこかで、大事故が起こらないとよいのですが。
 写真は成田空港の管制塔です。

 

@A321XLR型機の航続距離が安全対策で400Km減る可能性
 今日の 「sky-budget」によりますと、エアバスが開発中のA321XLR型機が安全対策の追加で、機体の重量が増え、売りの超航続距離が400Km減る可能性がある、との事です。
 このため、エアバスは一部の顧客に対して、A330neo型機を代替機として提案する可能性がある、との事です。


*7月21日

@全日空が今日から成田=ホノルル線を増便
 全日空は今日から、成田=ホノルル線を、1日1往復から1日2往復に増便しました。
 今日は2便共にA380型機を使いますが、「Flightradar24」によりますと、当初は両便共にB777型機との交互運用になるようです。
 下図は「Flightradar24」による、フライトスケジュールです。

 

 

@タイ・ライオン・エアが9月16日から成田=台北=バンコク線を開設
 今日の「Traicy」によりますと、タイ・ライオン・エアは9月16日から成田=台北=バンコク線を開設するとのことです。
 週5往復(成田発着 月・水・金・土・日曜日)となり、機材はB737-800型機を使います。
 写真は成田空港を移動するタイ・ライオン・エア機です。

 

@自民党千葉県議団が機能強化後のアクセスに「都心直結線」検討を国土に要望
 今日の千葉日報(有料電子版)によりますと、自民党県議団の成田国際空港推進議員連盟は昨日、滑走路新設などによる年間発着枠拡大を見据え、都心と直結する鉄道の整備に関する要望書を豊田副大臣に提出しました。
 要望書では、今の鉄道だけでは、年間発着数拡大後の鉄道アクセスが対応できないとし、「都心直結線」の調査・検討について、関係者が協議する場を直ちに設置することなどを求めています。


*7月20日

@成田空港の貨物取扱量は16ヶ月連続マイナスの23.5%減に
 東京税関成田航空貨物出張所が今日発表した「成田空港貨物取扱量」によりますと、
 総取扱量が前年同月比(以下同じ)16ヶ月連続マイナスの23.5%減で15万3359トンとなりました。
 この内、積込量は16ヶ月連続マイナスで27.4%減、取卸量は15ヶ月連続マイナスで19.9%減となっています。
 取卸量の内、生鮮貨物は19.3%減で,この内、肉類は48.7%減、水産物類は35.9%減となりました。ドライ貨物は26.2%減となっています。
【コメント】私たち庶民の食料品値上がり原因の一つとなっているのでしょうか。円安で輸入価格が上昇しているので、消費が細っていることとあいまているのでしょうね。防衛費激増を目指す政府の方針がますます生活を苦しくしています。

@成田空港6月の貿易収支は輸出額が12.8%減、輸入額が9.8%減
 東京税関が今日発表した「成田空港6月貿易概況(速報)」によりますと、
 輸出額は前年同月比(以下同じ)4ヶ月連続マイナスの12.8%減で1兆2864億300万円となりました。
 一方、輸入額は4ヶ月連続マイナスの9.8%減で1兆4022億1900万円となっています。

@韓国の新興 LCC 「エアロ K 」が8月1日から成田=清洲線を開設
 昨日の 「sky-budget」 によりますと、韓国の新興 LCC 「エアロ K」は8月1日にから、成田=清洲線を開設する、と発表しました。
 1日1往復で、機材はA320型機を使います。

@ユナイテッド航空が冬季ダイヤで成田=ロサンゼルス線を再開へ
 今日の航空新聞社によりますと、ユナイテッド航空は現地時間19日、冬季ダイヤ開始の10月28日から成田=ロサンゼルス線を再開する、と発表しました。
 1日1往復となります。

@6月の訪日外客数が3年5ヶ月ぶりに200万人を突破
 観光局が昨日発表した「6月の訪日外客数(推計値)」によりますと、訪日外客数は2019年同月比、【】は前年比(以下同じ)1528.6%増【8.0%減】の207万3300人となり,3年5ヶ月ぶりの200万人越えとなりました。
 一方、出国日本人数は210.0%増【53.8%減】の70万3300人となっています。
 なお,今年上半期の訪日外客数は4年ぶりに1000万人を突破しました。
【コメント】訪日外客数が増えるのはよいのですが、 その、傍若無人のマナーが観光地や宿泊施設で悩みの種になっているようです。
 昨今はアジア系の人よりも、欧米系の人の方がひどい、との事です。
 その内に、「外国人はおことわり」となるホテルなども出てくるのはないか、との事です。


*7月19日

@日本航空が成田=大連線を今日から運休
 日本航空は今日から、成田=大連線を、当面、10月28日までの期間は運休にします。羽田=大連線開設に伴う、成田から羽田への移管となります。

@経営再建中のイースター航空が、9月20日から成田=仁川線を再開
 今日の 「sky-budget」 によりますと、韓国 LCC のイースター航空は,事実上の経営破綻に陥り、企業再生手続きを経て,現在は国内線のみを運航しています。
 この後、国際線の運航も再開し、9月20日から成田=仁川線を1日1往復で再開する、との事です。
 写真は第2ターミナル前を離陸に向け移動中のイースター航空機です。

 

@エジプト航空が9月12日に、成田=カイロ線を再開へ
 今日の「Traicy」によりますと、2013年7月に成田空港から撤退したエジプト航空は、9月12日に、成田=カイロ線を週2往復(成田発着 水・金曜日)で再開する、とのことです。

@ジェットスター・ジャパンが受領したA321LR型機3号機を8月1日から路線投入
 ジェットスター・ジャパンは昨日、受領したA321LR型機の3号機について、8月1日から路線に投入する事を発表しました。
 成田=那覇線に追加投入し、A321LR型機で1日3往復を運航します。
 その後、夏季期間中に成田=新千歳線と成田=福岡線も1日3往復をA321neoLR型機で運航する、との事です。

@24日からのアシアナ航空パイロット組合ストは回避される見通し
 今日の亜洲日報(日本語版)によりますと、アシアナ航空のパイロット組合は、会社側と基本給の2.5%アップで暫定合意しました。
 これにより,24日からの無期限ストライキの実施は暫定保留する、との事です。
 組合側は来週初めにこの暫定合意に対する組合員の投票を実施する、との事です。
【コメント】投票で暫定合意が否決されれば、ストは実施される事になるのでしょうか?


*7月18日

@日本航空が成田=コナ線を15日から再開
 見落としていましたが、今日の「Fly Team」によりますと、日本航空は15日から成田=コナ線(直行便)を再開しています。
 B767-300ER型機を使い、週3往復(成田発着 火・木・土曜日)となり、8月末までの季節運航となります。

@ユナイテッド航空機がオヘア空港付近の住宅地に脱出用スライドを落とす
 今日のCNNニュース日本語版(YAHOO!ニュース)によりますと、現地時間17日、シカゴ・オヘア空港近くの住宅裏庭に、上空を通過したユナイテッド航空のB767型機から緊急脱出用のスライドが落下しました。
 幸いけが人はありませんでしたが、住宅の屋根の一部などが損傷しました。
 一方、ユナイテッド航空は同機の着陸後点検で、緊急脱出用スライドがなくなっているのを整備士が確認した、との事です。


*7月17日

@京成電車の車窓から見える「A滑走路北端の貨物エリア工事」、グーグルマップでは?
 京成電鉄本線で成田空港に行くときに、成田空港敷地のトンネルに入る手前の車窓から、工事中の'「A滑走路北端東側貨物エリア工事」で使われている,工事用クレーンが林立している様子見られます。

 

 先日、グーグルマップでどのくらい進んでいるのか見てみました。写真データは2023年のものですが、月日までは分かりません。
 しかし、まだ、基礎工事の段階のようです。

 

 写真の右上の隅を斜めに走っているのが京成本線で、上の写真はこの車窓から撮ったものになります。写真の右下が、既存の貨物エリアとなります。
 
更なる機能強化計画」によって、貨物エリアはどのようになるのでしょうか。
 この北側貨物エリアと、現在の第2ターミナル東側に造られる予定の新貨物エリアの2カ所に集約されるのでしょうか。

@鹿児島と高松を結ぶ日本航空ATR42-600型機の出発前点検で油圧系統のトラブル見つかり2便が欠航
 15日の南日本新聞(YAHOO!ニュース)によりますと、15日午後,鹿児島発松山行きの日本航空3687便・ATR42-600型機の出発前点検で、油圧系統の不具合が見つかり、この便と折返し便が欠航となりました。
【コメント】このところ、日本航空機のトラブルが目に付きますね。大丈夫かな?

@アシアナ航空のパイロット組合が24日からの無期限ストを通告
 今日の 「sky-budget」 によりますと、アシアナ航空のパイロット組合は24日から無期限のストライキを行う、と会社側に通告しました。
 これにより、日本路線にも影響が出るものと見られています。
【コメント】このところ、世界の航空管制や空港や航空会社で、人手不足の影響が出始めています。
 イタリアの空港では空港内で働く労働者のストで、25万人の旅行者が立ち往生しているようです。
 13日の出来事で載せた欧州の管制官のスト、また、豪州でもベテラン管制官が足りず、航空機の遅れが大量に出ているなど,人手が足りないことによる混乱が出始めています。
 この夏休みの繁忙期が混乱で台無しにならないとよいのですが。何と言っても、航空機事故につながらないと良いと思います。

@ブリティッシュ・エアウェイズCEOがA380型機の機内改装を明言
 今日の 「sky-budget」 によりますと、ブリティッシュ・エアウェイズのCEOは、所有する12機のA380型機の機内改装を進める事を明らかにしました。この改装に数億ポンドを投資する、との事です。
 このことから同航空はA380型機の運用期限を延長するものと見られています。

@トルコのペガサス航空がA321neo型機36機を追加発注
 昨日の「Traicy」によりますと、トルコの LCCである「ペガサス航空」はエアバスにA321neo型機36機を追加発注しました。
 これにより同航空のA320neo型機ファミリーの総発注数は150機となります。


*7月16日

@日本航空が成田=グアム線を昨日から再開
 日本航空は昨日から成田=グアム線を再開しました。週4往復(成田発着 火・木・土・日曜日)で、10月28日までの運航となります。

@中国南方航空が昨日から、成田=上海線を増便
 中国南方航空が、昨日から成田=上海線を,1日1往復に増便しました。

@中国東方航空が昨日から、成田=瀋陽線を増便
 中国東方航空は昨日から、成田=瀋陽線を、1日1往復に増便しました。

@スカイマークがB737MAX型機12機を予約登録
 「JA Search BLOG」さんによりますと、国土交通省が発表した「6月航空機登録動向」によりますと、成田空港を定置場する新規登録はありませんでした。
 スカイマークが、導入するB737-8型機9機、B737-10型機3機の予約登録を行っています。
 登録記号は明記されていますが、登録予定日は2024年6月31日から始まって,2027年9月30日までとなっています。


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