2023年9月後半の出来事
*9月30日
@NAAの田村社長「9月も成田空港の回復基調変わらず」
今日の航空新聞社(有料)によりますと、NAAの田村社長は28日の記者会見で、9月1日から23日までの旅客数速報を明らかにしました。
これによりますと、国際線全体の旅客数は前年同期比・【】は2019年同期比(以下同じ)157%増【32%減】、国内線発着回数は2%増【3%減】となり、発着回数は79%増【29%減】となっていることを明らかにし、回復基調は変化ないとしています。
また、日本人の海外旅行について、「旅行マインドとしてはコロナ禍から脱却しつつあるが、いざ海外へ行こうというまでには至っていないのではないか。
さらに、円安の影響が大きいこと、便数自体の回復がコロナ禍前の7割程度となっているため、1便当たりの搭乗率が高くなるので、航空チケットの価格も高くなることから、国内旅行に目を向けたのではないか」と説明しました。
@ターキッシュエアラインズでA321neo型機12機を運航停止に
今日の 「sky-budget」によりますと、ターキッシュエアラインズはA320neo型機シリーズのエンジン点検でこれから年末にかけて所有するA321neo型機12機を運航停止にする,と発表しました。
なお、同航空はA320neo型機を58機所有していますが、こちらのエンジンは、問題とされる製作期間外のため、全機が対象とならない見込み、との事です。
@中国東方航空が国産の「 C919型機」を100機追加発注
今日の「Fly Team」によりますと、中国東方航空は現地時間28日、中国商用飛機(COMAC)製の「C919型機」100機を発注しました。
これで、同航空の「C919型機」の合計発注数は105機となります。
@キャセイ航空グループがA320neo型機ファミリーを32機追加発注
昨日の 「Traicy 」によりますと、エアバスは現地時間29日、キャセイ航空グループからA320neo型機ファミリー32機の追加発注を受けた、と発表しました。
これにより、同グループのA320neo型機ファミリーの合計発注数は64機となりました。
*9月29日
@東京航空交通管制部のシステムに不具合、成田空港などで一時離発着できず
国土交通省によりますと、今日午前11時40分頃、中部から東北にかけての航空管制を行う,所沢市にある東京航空交通管制部のシステムに不具合が発生しました。
このため、成田空港や羽田空港など複数の空港で、離着陸が出来ない状態になりました。この影響で、着陸機は空港上空などで旋回待期し、出発機は空港で待期しました。
システムは約30分後の午後0時22分に復旧しました。
国土交通省が原因について調査中ですが、航空機の位置情報や高度などを表示する管制のメインシステムが停止したとみられる,との事です。
@日本航空の8月輸送実績は国際線が67.8%増、国内線が11.3%増
日本航空が今日発表した「JALグループ8月マンスリーレポート 」によりますと、
国際線では旅客数が前年同月比・【】は2019年8月比(以下同じ)67.8%増【26.4%減】の59万3194人,利用率が82.3%となっています。
一方、国内線では旅客数が11.3%増【4.2%減】の318万0797人となり、利用率は81.3%となっています。この内、成田空港路線の利用率は伊丹線が3.9ポイント増の79.6%、成田=中部線が6.6ポイント増の68.9%となっています。
*9月28日